JPH0566444U - スクリューダクト構造 - Google Patents

スクリューダクト構造

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JPH0566444U
JPH0566444U JP1373092U JP1373092U JPH0566444U JP H0566444 U JPH0566444 U JP H0566444U JP 1373092 U JP1373092 U JP 1373092U JP 1373092 U JP1373092 U JP 1373092U JP H0566444 U JPH0566444 U JP H0566444U
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JP
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screw
duct
shell
spiral
screw duct
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JP1373092U
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直樹 上杉
敬定 斉藤
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日立プラント建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線漏洩を発生させることなく空調設備用
スクリューダクトを据え付ける。 【構成】 建屋換気設備に使用され、放射線発生室の換
気をなすダクトであって螺旋通路を形成したスクリュー
ダクトを放射線発生室との壁貫通部に据え付ける。スク
リューダクトの外周面に形成された螺旋溝に適合する螺
旋突条を設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に取り
付け、このシェルに前記スクリューダクトをねじ込み装
着することによって据え付ける。ねじ込み装着によりダ
クトとシェルの隙間が無くなり、放射線がこのダクト据
え付け部分を通じて外部に漏洩することが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は建屋換気設備のダクトとして特に放射線発生室を換気するために用 いられるスクリューダクト構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建屋の換気設備では、建屋内の室内換気のためにダクトが仕切壁に貫通 状態で取り付けられている。この場合、換気すべき室内が放射線が発生する部屋 であるときには、室内放射線がこのダクトを通じて外部に漏洩しないように、ス クリューダクトを用いている。このスクリューダクトは通気路が螺旋通路となる ように構成しており、放射線がダクトの内壁で反射して外部に漏洩することを防 止する。
【0003】 ところで、このようなスクリューダクトを据え付ける場合、従来の据え付け工 法は、図3に示すように、建屋壁1に対し、予め工場においてダクト挿通用の円 筒シェル2内ににスクリューダクト3を挿通した一体組立てしておき、これを建 屋壁1に貫通装着して取り付けるようにしている。これにより、外周面に螺旋溝 が形成されるスクリューダクトでも、円筒シェルに単純挿入されたアッセンブリ を組込むことにより容易に建屋壁1に据え付けることができるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のスクリューダクトの据え付け構造では、図3に示すように、 スクリューダクト3とシェル2の間にギャップGがあり、この部分から若干の放 射線漏洩のおそれがあった。このような構成にあっては、鉛等により放射線遮蔽 処理を行わなければならず、手間が掛る欠点がある。
【0005】 この考案の目的は、上記従来技術の問題点に着目し、放射線漏洩を発生させる ことのないスクリューダクト構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係るスクリューダクト構造は、建屋換気 設備に使用されるダクトであって放射線発生室との壁貫通部に据え付けられ螺旋 通路を形成したスクリューダクトにおいて、前記スクリューダクトの外周面に形 成された螺旋溝に適合する螺旋突条を設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に 取り付け、このシェルに前記スクリューダクトをねじ込み装着した構成としたも のである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、スクリューダクトのシェルはメス型のスクリューとして構 成され、スクリューダクトはシェルに対してねじ込み移動させることにより取付 けられる。これにより、シェルとスクリューの間隙は螺合面で塞がれ、放射線発 生室からの放射線がこのスクリューダクトの取付け部分から漏洩することが有効 に防止されるのである。
【0008】
【実施例】
以下に本考案に係るスクリューダクト構造の具体的実施例を図面を参照して照 査に説明する。
【0009】 図1は本考案の実施例を示す据え付け部分の断面図である。この図に示される ように、スクリューダクト10は中心軸体12の外周に螺旋通路14を形成した もので、建屋壁16によって仕切られる二つの部屋18A、18Bとをこのスク リューダクト10によって通気可能にしている。このようなスクリューダクト1 0には隣接する螺旋通路14の間に中心軸体12が臨まれる螺旋溝20が形成さ れる。
【0010】 上記構造のスクリューダクト10を前記建屋壁16に据え付けるために、ダク ト10を挿通可能ならしめたシェル22がダクト据え付け部に予め取付けるよう にしているが、このシェル22は図示のようにダクト10の螺旋溝20に適合す る螺旋突条24を内壁面に形成しており、これによってメス型スクリューを構成 している。このようなスクリューシェル22は建屋壁16の施工時に組込み、あ るいは施工後の壁16に後工程で取付け一体化するようにしている。そして、こ のようなスクリューシェル22に対してスクリューダクト10をねじ込み装着す ることによって建屋換気用のダクトとして使用するのである。
【0011】 このように据え付けられたスクリューダクト10では、スクリューシェル22 の形状が単なる円筒ではなくスクリューダクト10の外面の形状に組合わさるよ うな螺旋形状に溝加工されているため、据え付け状態では螺旋突条24がスクリ ューダクト10の螺旋通路14の側壁面に当接し、ダクト10とスクリューシェ ル22の間を直進するような放射線が遮蔽されるのである。
【0012】 図2にはこの考案の他の実施例を示すもので、前記実施例と異なるのは、スク リューダクト10にシェルを使用せず、スクリューダクト10の螺旋溝20部分 を鉄板等によって蓋26をし、溶接等によってダクト10に固定する(溶接部2 8)。これをダクト取付け穴部に挿入し、隙間を充填材で固めることによりスク リューダクト10の外面部分に発生するようなギャップそのものをなくしてしま うものである。
【0013】 このような実施例では、放射線が通過する隙間が完全になくなるので、高い放 射線遮蔽効果が得られる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るスクリューダクト構造によれば、建屋換気 設備に使用されるダクトであって放射線発生室との壁貫通部に据え付けられ螺旋 通路を形成したスクリューダクトにおいて、前記スクリューダクトの外周面に形 成された螺旋溝に適合する螺旋突条を設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に 取り付け、このシェルに前記スクリューダクトをねじ込み装着したので、第1に 単品で放射線漏洩のないスクリューダクトとすることができ、第2にはスクリュ ーダクト構成改善による現場据付工数の低減が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るスクリューダクト構造の断面図で
ある。
【図2】他の実施例に係るスクリューダクト構造の断面
図である。
【図3】従来のスクリューダクト構造の断面図である。
【符号の説明】
10 スクリューダクト 12 中心軸体 14 螺旋通路 16 建屋壁 18A、18B 部屋 20 螺旋溝 22 スクリューシェル 24 螺旋突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋換気設備に使用されるダクトであっ
    て放射線発生室との壁貫通部に据え付けられ螺旋通路を
    形成したスクリューダクトにおいて、前記スクリューダ
    クトの外周面に形成された螺旋溝に適合する螺旋突条を
    設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に取り付け、こ
    のシェルに前記スクリューダクトをねじ込み装着したこ
    とを特徴とするスクリューダクト構造。
JP1373092U 1992-02-12 1992-02-12 スクリューダクト構造 Expired - Lifetime JP2527702Y2 (ja)

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JPH0566444U true JPH0566444U (ja) 1993-09-03
JP2527702Y2 JP2527702Y2 (ja) 1997-03-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08303000A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Sanko Kogyosho:Kk 建築用スリーブ
JP2006010217A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Tigers Polymer Corp 断熱ダクト

Cited By (3)

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JP4488501B2 (ja) * 2004-06-25 2010-06-23 タイガースポリマー株式会社 断熱ダクト及びその内面層交換方法

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JP2527702Y2 (ja) 1997-03-05

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