JP2527702Y2 - スクリューダクト構造 - Google Patents
スクリューダクト構造Info
- Publication number
- JP2527702Y2 JP2527702Y2 JP1373092U JP1373092U JP2527702Y2 JP 2527702 Y2 JP2527702 Y2 JP 2527702Y2 JP 1373092 U JP1373092 U JP 1373092U JP 1373092 U JP1373092 U JP 1373092U JP 2527702 Y2 JP2527702 Y2 JP 2527702Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- duct
- screw duct
- shell
- spiral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Duct Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建屋換気設備のダクト
として特に放射線発生室を換気するために用いられるス
クリューダクト構造の改良に関する。
として特に放射線発生室を換気するために用いられるス
クリューダクト構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建屋の換気設備では、建屋内の室
内換気のためにダクトが仕切壁に貫通状態で取り付けら
れている。この場合、換気すべき室内が放射線が発生す
る部屋であるときには、室内放射線がこのダクトを通じ
て外部に漏洩しないように、スクリューダクトを用いて
いる。このスクリューダクトは通気路が螺旋通路となる
ように構成しており、放射線がダクトの内壁で反射して
外部に漏洩することを防止する。
内換気のためにダクトが仕切壁に貫通状態で取り付けら
れている。この場合、換気すべき室内が放射線が発生す
る部屋であるときには、室内放射線がこのダクトを通じ
て外部に漏洩しないように、スクリューダクトを用いて
いる。このスクリューダクトは通気路が螺旋通路となる
ように構成しており、放射線がダクトの内壁で反射して
外部に漏洩することを防止する。
【0003】ところで、このようなスクリューダクトを
据え付ける場合、従来の据え付け工法は、図3に示すよ
うに、建屋壁1に対し、予め工場においてダクト挿通用
の円筒シェル2内ににスクリューダクト3を挿通した一
体組立てしておき、これを建屋壁1に貫通装着して取り
付けるようにしている。これにより、外周面に螺旋溝が
形成されるスクリューダクトでも、円筒シェルに単純挿
入されたアッセンブリを組込むことにより容易に建屋壁
1に据え付けることができるのである。
据え付ける場合、従来の据え付け工法は、図3に示すよ
うに、建屋壁1に対し、予め工場においてダクト挿通用
の円筒シェル2内ににスクリューダクト3を挿通した一
体組立てしておき、これを建屋壁1に貫通装着して取り
付けるようにしている。これにより、外周面に螺旋溝が
形成されるスクリューダクトでも、円筒シェルに単純挿
入されたアッセンブリを組込むことにより容易に建屋壁
1に据え付けることができるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のスク
リューダクトの据え付け構造では、図3に示すように、
スクリューダクト3とシェル2の間にギャップGがあ
り、この部分から若干の放射線漏洩のおそれがあった。
このような構成にあっては、鉛等により放射線遮蔽処理
を行わなければならず、手間が掛る欠点がある。
リューダクトの据え付け構造では、図3に示すように、
スクリューダクト3とシェル2の間にギャップGがあ
り、この部分から若干の放射線漏洩のおそれがあった。
このような構成にあっては、鉛等により放射線遮蔽処理
を行わなければならず、手間が掛る欠点がある。
【0005】この考案の目的は、上記従来技術の問題点
に着目し、放射線漏洩を発生させることのないスクリュ
ーダクト構造を提供することにある。
に着目し、放射線漏洩を発生させることのないスクリュ
ーダクト構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係るスクリューダクト構造は、建屋換気設
備に使用されるダクトであって放射線発生室との壁貫通
部に据え付けられ螺旋通路を形成したスクリューダクト
において、前記スクリューダクトの外周面に形成された
螺旋溝に適合する螺旋突条を設けたスクリューシェルを
前記壁貫通部に取り付け、このシェルに前記スクリュー
ダクトをねじ込み装着した構成としたものである。
に、本考案に係るスクリューダクト構造は、建屋換気設
備に使用されるダクトであって放射線発生室との壁貫通
部に据え付けられ螺旋通路を形成したスクリューダクト
において、前記スクリューダクトの外周面に形成された
螺旋溝に適合する螺旋突条を設けたスクリューシェルを
前記壁貫通部に取り付け、このシェルに前記スクリュー
ダクトをねじ込み装着した構成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、スクリューダクトのシェル
はメス型のスクリューとして構成され、スクリューダク
トはシェルに対してねじ込み移動させることにより取付
けられる。これにより、シェルとスクリューの間隙は螺
合面で塞がれ、放射線発生室からの放射線がこのスクリ
ューダクトの取付け部分から漏洩することが有効に防止
されるのである。
はメス型のスクリューとして構成され、スクリューダク
トはシェルに対してねじ込み移動させることにより取付
けられる。これにより、シェルとスクリューの間隙は螺
合面で塞がれ、放射線発生室からの放射線がこのスクリ
ューダクトの取付け部分から漏洩することが有効に防止
されるのである。
【0008】
【実施例】以下に本考案に係るスクリューダクト構造の
具体的実施例を図面を参照して照査に説明する。
具体的実施例を図面を参照して照査に説明する。
【0009】図1は本考案の実施例を示す据え付け部分
の断面図である。この図に示されるように、スクリュー
ダクト10は中心軸体12の外周に螺旋通路14を形成
したもので、建屋壁16によって仕切られる二つの部屋
18A、18Bとをこのスクリューダクト10によって
通気可能にしている。このようなスクリューダクト10
には隣接する螺旋通路14の間に中心軸体12が臨まれ
る螺旋溝20が形成される。
の断面図である。この図に示されるように、スクリュー
ダクト10は中心軸体12の外周に螺旋通路14を形成
したもので、建屋壁16によって仕切られる二つの部屋
18A、18Bとをこのスクリューダクト10によって
通気可能にしている。このようなスクリューダクト10
には隣接する螺旋通路14の間に中心軸体12が臨まれ
る螺旋溝20が形成される。
【0010】上記構造のスクリューダクト10を前記建
屋壁16に据え付けるために、ダクト10を挿通可能な
らしめたシェル22がダクト据え付け部に予め取付ける
ようにしているが、このシェル22は図示のようにダク
ト10の螺旋溝20に適合する螺旋突条24を内壁面に
形成しており、これによってメス型スクリューを構成し
ている。このようなスクリューシェル22は建屋壁16
の施工時に組込み、あるいは施工後の壁16に後工程で
取付け一体化するようにしている。そして、このような
スクリューシェル22に対してスクリューダクト10を
ねじ込み装着することによって建屋換気用のダクトとし
て使用するのである。
屋壁16に据え付けるために、ダクト10を挿通可能な
らしめたシェル22がダクト据え付け部に予め取付ける
ようにしているが、このシェル22は図示のようにダク
ト10の螺旋溝20に適合する螺旋突条24を内壁面に
形成しており、これによってメス型スクリューを構成し
ている。このようなスクリューシェル22は建屋壁16
の施工時に組込み、あるいは施工後の壁16に後工程で
取付け一体化するようにしている。そして、このような
スクリューシェル22に対してスクリューダクト10を
ねじ込み装着することによって建屋換気用のダクトとし
て使用するのである。
【0011】このように据え付けられたスクリューダク
ト10では、スクリューシェル22の形状が単なる円筒
ではなくスクリューダクト10の外面の形状に組合わさ
るような螺旋形状に溝加工されているため、据え付け状
態では螺旋突条24がスクリューダクト10の螺旋通路
14の側壁面に当接し、ダクト10とスクリューシェル
22の間を直進するような放射線が遮蔽されるのであ
る。
ト10では、スクリューシェル22の形状が単なる円筒
ではなくスクリューダクト10の外面の形状に組合わさ
るような螺旋形状に溝加工されているため、据え付け状
態では螺旋突条24がスクリューダクト10の螺旋通路
14の側壁面に当接し、ダクト10とスクリューシェル
22の間を直進するような放射線が遮蔽されるのであ
る。
【0012】図2にはこの考案の他の実施例を示すもの
で、前記実施例と異なるのは、スクリューダクト10に
シェルを使用せず、スクリューダクト10の螺旋溝20
部分を鉄板等によって蓋26をし、溶接等によってダク
ト10に固定する(溶接部28)。これをダクト取付け
穴部に挿入し、隙間を充填材で固めることによりスクリ
ューダクト10の外面部分に発生するようなギャップそ
のものをなくしてしまうものである。
で、前記実施例と異なるのは、スクリューダクト10に
シェルを使用せず、スクリューダクト10の螺旋溝20
部分を鉄板等によって蓋26をし、溶接等によってダク
ト10に固定する(溶接部28)。これをダクト取付け
穴部に挿入し、隙間を充填材で固めることによりスクリ
ューダクト10の外面部分に発生するようなギャップそ
のものをなくしてしまうものである。
【0013】このような実施例では、放射線が通過する
隙間が完全になくなるので、高い放射線遮蔽効果が得ら
れる。
隙間が完全になくなるので、高い放射線遮蔽効果が得ら
れる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るスク
リューダクト構造によれば、建屋換気設備に使用される
ダクトであって放射線発生室との壁貫通部に据え付けら
れ螺旋通路を形成したスクリューダクトにおいて、前記
スクリューダクトの外周面に形成された螺旋溝に適合す
る螺旋突条を設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に
取り付け、このシェルに前記スクリューダクトをねじ込
み装着したので、第1に単品で放射線漏洩のないスクリ
ューダクトとすることができ、第2にはスクリューダク
ト構成改善による現場据付工数の低減が図れるという効
果が得られる。
リューダクト構造によれば、建屋換気設備に使用される
ダクトであって放射線発生室との壁貫通部に据え付けら
れ螺旋通路を形成したスクリューダクトにおいて、前記
スクリューダクトの外周面に形成された螺旋溝に適合す
る螺旋突条を設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に
取り付け、このシェルに前記スクリューダクトをねじ込
み装着したので、第1に単品で放射線漏洩のないスクリ
ューダクトとすることができ、第2にはスクリューダク
ト構成改善による現場据付工数の低減が図れるという効
果が得られる。
【図1】実施例に係るスクリューダクト構造の断面図で
ある。
ある。
【図2】他の実施例に係るスクリューダクト構造の断面
図である。
図である。
【図3】従来のスクリューダクト構造の断面図である。
10 スクリューダクト 12 中心軸体 14 螺旋通路 16 建屋壁 18A、18B 部屋 20 螺旋溝 22 スクリューシェル 24 螺旋突条
Claims (1)
- 【請求項1】 建屋換気設備に使用されるダクトであっ
て放射線発生室との壁貫通部に据え付けられ螺旋通路を
形成したスクリューダクトにおいて、前記スクリューダ
クトの外周面に形成された螺旋溝に適合する螺旋突条を
設けたスクリューシェルを前記壁貫通部に取り付け、こ
のシェルに前記スクリューダクトをねじ込み装着したこ
とを特徴とするスクリューダクト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1373092U JP2527702Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | スクリューダクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1373092U JP2527702Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | スクリューダクト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566444U JPH0566444U (ja) | 1993-09-03 |
JP2527702Y2 true JP2527702Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=11841362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1373092U Expired - Lifetime JP2527702Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | スクリューダクト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527702Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08303000A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-19 | Sanko Kogyosho:Kk | 建築用スリーブ |
JP4488501B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2010-06-23 | タイガースポリマー株式会社 | 断熱ダクト及びその内面層交換方法 |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP1373092U patent/JP2527702Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0566444U (ja) | 1993-09-03 |
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