JPH08300240A - 軸付きロータ加工装置 - Google Patents
軸付きロータ加工装置Info
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- JPH08300240A JPH08300240A JP10650995A JP10650995A JPH08300240A JP H08300240 A JPH08300240 A JP H08300240A JP 10650995 A JP10650995 A JP 10650995A JP 10650995 A JP10650995 A JP 10650995A JP H08300240 A JPH08300240 A JP H08300240A
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Abstract
物の噛み込みによるワーク加工面の精度悪化を解決し、
必要な加工精度にワークを仕上げる。 【構成】 ワーク4の振れ量を振れ検出センサ2で検出
し、コンピュータ14でワーク4の振れ量から求めた振れ
補正分だけ圧電素子駆動回路13を通して圧電素子1を揺
動させることにより、ワーク4の傾きをなくすことがで
き、ワーク加工面を精度良く仕上げることができる。
Description
(HDD),レーザプリンタ等の精密機器に用いられる軸
付きロータの加工装置に関するものである。
に大きく影響を与える回転体加工面の直角度,同軸度に
対して優れた加工精度で加工が可能な軸付きロータ加工
装置が必要とされている。
ロータ加工装置の要部構成例図である。図4に示すよう
に、チャック20でもって被加工物である軸付きロータ
(以下、ワークという)21の軸端部21aを固定し、ワーク2
1を矢印方向に回転させながら、加工工具であるバイト2
3によって切削加工を行い、さらに必要に応じて回転さ
せた加工工具である砥石24により研削加工して、ワーク
21を加工,仕上げるようにしていた。
来の構成では、ワーク21をチャック20で加工する際に、
チャック20に異物22を噛み込むと、実線図示から破線図
示のようにワーク21が傾いた状態で加工され、加工面の
精度が悪くなり、従来の軸付きロータ加工装置で仕上げ
たワークを精密機器に組み込んだ際、組み込まれた機器
の性能の不良をもたらす場合があるという問題点を有し
ていた。
るもので、必要な加工精度にワークを仕上げることが可
能な軸付きロータ加工装置を提供することを目的とす
る。
するため、被加工物である軸付きロータ(ワーク)を固定
するチャックと、前記チャックを回転自在に支承する軸
受と、前記チャックで固定した軸付きロータの振れ量を
検出する少なくとも1つの振れ検出センサと、前記チャ
ックに回転力を与える駆動手段と、計測開始位置決め機
構としてのセンサと、保持基台を揺動させるための駆動
手段と、振れ補正量計算をする演算手段を有することを
特徴とする。
ク)と加工工具間の相対位置を軸付きロータの回転に同
期して補正する手段を有する。
少なくとも2箇所の振れ量を振れ検出センサで検出す
る。この検出センサの検出信号からワークの傾きを補正
するための振れ補正量の計算を演算手段(コンピュータ)
で行う。次に駆動手段を通して保持基台に対して複数個
の圧電素子によって、前記演算手段からの振れ補正量分
だけ揺動させ、ワークの振れをなくすことにより、ワー
クを精度良く加工することができる。
いて説明する。
きロータ加工装置の構成図である。
量分だけ揺動させる圧電素子、2はワーク4の振れ量を
最低2箇所で検出する少なくとも1つの振れ検出セン
サ、3はワーク4の軸端部4aを固定するチャック、5
は前記チャック3に自在継手8を介して回転力を伝達す
るための駆動手段としてのパルスモータ、6および7は
ワーク4の振れ量を検出する際の計測開始位置決め機構
としての遮光板およびフォトセンサである。
軸受、10は前記軸受9に予圧を与えるための軸受予圧手
段としての軸受予圧装置、11は前記チャック3と一体と
なった保持基台、12は前記圧電素子1を固定するベー
ス、13はコンピュータ14からの振れ補正量に基づいて前
記圧電素子1を振動させる圧電素子駆動回路、前記コン
ピュータ14は前記振れ検出センサ2からの検出信号に基
づきワーク4の振れ量から振れ補正量計算を行い、その
振れ補正量出力を前記圧電素子駆動回路13に出力する演
算手段である。また、15はワーク4を切削加工するバイ
ト、16はワーク4を研磨加工する砥石であり、回転可能
になっている。
説明する。まず、チャック3にワーク4の軸端部4aを
固定した後、パルスモータ5を起動し、バイト15または
砥石16で切削加工または研磨加工を行うが、この加工前
にワークの直角度,同軸度の仕上げを行う。
ーク4の振れ量を振れ検出センサ2でもって最低2箇所
で検出し、コンピュータ14へ検出信号を入力する。ま
た、遮光板6およびフォトセンサ7により、ワーク4の
振れ量を検出する際の計測開始位置決めの検出信号を前
記コンピュータ14へ入力する。
された振れ量を用いて振れ補正量の計算を行う。そし
て、この振れ量を圧電素子駆動回路13に出力して振れ補
正量分だけ圧電素子1を駆動し、この圧電素子1によっ
て保持基台11を揺動させる。
の振れ量検出a,振れ補正量計算bおよび圧電素子駆動
cの各動作を少なくとも1回行うことにより、チャック
3に異物が噛み込んだりして、チャック3に固定された
ワーク4が傾いても、振れ補正量分だけチャック3と一
体となった保持基台11を圧電素子1により揺動させるこ
とにより、ワーク4の傾きをなくすことができ、ワーク
加工面の直角度および同軸度を精度良く仕上げることが
できる。
ト15や砥石16で加工することとなるが、更にワーク加工
面の直角度,同軸度の精度を向上するには、前記ワーク
4の振れ量検出a,振れ補正量計算bおよび圧電素子駆
動cの動作を複数回繰り返すことで、所定の精度を得る
ことができる。
きロータ加工装置の構成図を示し、前記第1の実施例
(図1)と同じ構成部材には同じ符号を示し、その説明を
省略する。
駆動量検出センサ17を、圧電素子1の設定位置と対応す
る位置に保持基台11へ対接して取付けた点である。
装置の動作において、第1の実施例と異なる動作は、圧
電素子1により振れ補正量分だけ保持基台11を揺動させ
る際に、実際の圧電素子1の駆動量を駆動量検出センサ
17により検出し、その値をコンピュータ14にフィードバ
ックして、コンピュータ14により振れ補正量計算で求め
た補正量となるようにするように圧電素子駆動回路13に
伝える。
も1回行うことにより、ワーク加工面の直角度,同軸度
を第1の実施例よりも更に高精度に仕上げることができ
る。
きロータ加工装置の構成図を示し、前記第1および第2
の実施例(図1および図2)と同じ構成部材には同じ符号
を付し、その説明を省略する。
なるのは、バイト15または砥石16といった加工工具を駆
動させるための相対位置補正駆動回路18と相対位置補正
駆動手段19を付加した点である。
置の動作において、前記第1および第2の実施例の動作
と異なる動作は、振れ検出センサ2により検出された振
れ量を用いてコンピュータ14により振れ補正量計算を行
う際に、ワーク4とバイト15または砥石16といった加工
工具との相対位置に関する補正量も計算で求める。そし
て、この相対位置補正量を相対位置補正駆動回路18を通
してバイト15または砥石16といった加工工具を駆動させ
る相対位置補正駆動手段(例えば、圧電素子,XYステ
ージ等)19に伝え、ワークと加工工具の相対位置関係が
常に一定となるようにする。
物が噛み込んだりしてチャック3に固定されたワーク4
が傾いても、振れ補正量分だけチャック3と一体となっ
た保持基台11を圧電素子1により揺動させることによ
り、ワーク4の傾きをなくし、かつワーク4とバイト15
や砥石16等の加工工具との相対位置関係を常に一定にす
ることにより、ワーク加工面の直角度および同軸度を精
度良く仕上げることができる。
としてパルスモータを用いたが、パルスモータ以外の、
例えば、DCサーボモータとエンコーダの組み合わせを
用いても良いことはいうまでもない。
ータ加工装置は、ワークの振れ量を振れ量検出センサで
検出し、コンピュータによって振れ補正量の計算を行
い、その補正量を圧電素子に伝えて保持基台を揺動させ
ることによりワークの振れを少なくして、ワークを精度
良く加工することができるものである。
量検出センサで検出し、コンピュータにフィードバック
して、コンピュータにより振れ補正量計算で求めた補正
量とするので、ワークをさらに精度良く加工できるもの
である。
の相対位置に関する補正量も、前記コンピュータで求
め、相対位置関係が常に一定となるようにして、相対位
置関係が常に一定となるようにして、ワークを精度良く
加工できるものである。
工装置の構成図である。
工装置の構成図である。
工装置の構成図である。
る構成図である。
ク、 4…ワーク、 5…パルスモータ、 6…遮光
板、 7…フォトセンサ、 8…自在継手、 9…軸
受、 10…軸受予圧装置、 11…保持基台、 12…ベー
ス、 13…圧電素子駆動回路、 14…コンピュータ、
15…バイト、 16…砥石、 17…駆動量検出センサ、
18…相対位置補正駆動回路、 19…相対位置補正駆動手
段。
Claims (7)
- 【請求項1】 被加工物である軸付きロータを固定する
チャックと、前記チャックを回転自在に支承する軸受
と、前記チャックで固定した軸付きロータの振れ量を検
出する少なくとも1つの振れ検出センサと、前記チャッ
クに回転力を与える駆動手段と、計測開始位置決め機構
としてのセンサと、保持基台を揺動させるための駆動手
段と、振れ補正量計算をする演算手段を有することを特
徴とする軸付きロータ加工装置。 - 【請求項2】 前記保持基台を揺動させるための駆動手
段の駆動量を計測する駆動量検出センサを有することを
特徴とする請求項1記載の軸付きロータ加工装置。 - 【請求項3】 前記チャックで固定した被加工物である
軸付きロータの振れ量検出、振れ補正量計算、圧電素子
駆動を複数回繰り返して行うことを特徴とする請求項1
または2記載の軸付きロータ加工装置。 - 【請求項4】 被加工物である軸付きロータを固定する
チャックと、前記チャックを回転自在に支承する軸受
と、前記チャックで固定した軸付きロータの振れ量を検
出する少なくとも1つの振れ検出センサと、前記チャッ
クに回転力を与える駆動手段と、計測開始位置決め機構
としてのセンサと、保持基台を揺動させるための駆動手
段と、振れ補正量計算をする演算手段と、軸付きロータ
と加工工具間の相対位置を軸付きロータの回転に同期し
て補正する手段を有することを特徴とする軸付きロータ
加工装置。 - 【請求項5】 前記保持基台を揺動させるための駆動手
段の駆動量を計測する駆動量検出センサを有することを
特徴とする請求項4記載の軸付きロータ加工装置。 - 【請求項6】 前記チャックで固定した被加工物である
軸付きロータの振れ量検出、振れ補正量計算、圧電素子
駆動を複数回繰り返して行うことを特徴とする請求項4
または5記載の軸付きロータ加工装置。 - 【請求項7】 前記保持基台を揺動させるための駆動手
段は、圧電素子を用いることを特徴とする請求項1,
2,3,4,5または6記載の軸付きロータ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10650995A JP3686450B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 軸付きロータ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10650995A JP3686450B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 軸付きロータ加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300240A true JPH08300240A (ja) | 1996-11-19 |
JP3686450B2 JP3686450B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=14435405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10650995A Expired - Fee Related JP3686450B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 軸付きロータ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3686450B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004042A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-08 | Nsk Ltd | スピンドル装置及びその回転軸の振れを補正する方法 |
JP2007198944A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | 振れ測定装置および振れ測定方法 |
WO2020209134A1 (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-15 | シチズン時計株式会社 | 工作機械及び検知方法 |
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JP6833651B2 (ja) * | 2017-10-12 | 2021-02-24 | シチズン時計株式会社 | 異常検出装置及び異常検出装置を備えた工作機械 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10650995A patent/JP3686450B2/ja not_active Expired - Fee Related
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