JPH03228570A - 磁気軸受をスピンドルにもつ加工装置 - Google Patents

磁気軸受をスピンドルにもつ加工装置

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JPH03228570A
JPH03228570A JP2392490A JP2392490A JPH03228570A JP H03228570 A JPH03228570 A JP H03228570A JP 2392490 A JP2392490 A JP 2392490A JP 2392490 A JP2392490 A JP 2392490A JP H03228570 A JPH03228570 A JP H03228570A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、加工具が取付けられているスピンドルを磁
気軸受により軸受した加工装置に係り、特にオシレーシ
ョン動作などによる研削抵抗あるいは切削抵抗が速く変
動しても、そのワークを精度よく加工する技術に関する
(従来の技術) 従来、この種のスピンドルを磁気軸受により軸受した加
工装置、例えば内面研削盤は、先端部に砥石を設けてな
るとともに回転駆動されるスピンドルを備えており、こ
のスピンドルは電磁石でもってラジアル方向及びアキシ
ャル方向に磁気浮上され、一方うシアル方向及びアキシ
ャル方向の位置センサによりスピンドルの浮上位置が検
出され、その検出値を基に上記電磁石の励磁電流を調整
することにより、上記スピンドルを目標位置に浮上保持
するように構成されている。
また、上記スピンドルの砥石側には回転保持された円筒
状のワークを有する主軸台が配設されており、この主軸
台は、上記スピンドルの砥石がワタ内部に進入するとワ
ーク内部を研削するために、ボールネジ機構を介して所
定の研削速度で移動するように構成され、これによりワ
ークの研削が行われる。
ところで、上記の如きワークを研削するにあたっては、
上記砥石に生ずる研削抵抗はワークの取りしろバラツキ
や砥石の切れあじ変化等による変動か生じ、加工精度な
らびに加工効率が低下する。
そこで、この種従来の装置にあっては、その研削抵抗を
一定に保つために、上記電磁石の励磁電流より砥石に生
ずる研削抵抗を検出し、その研削抵抗か所定の値と等し
くなるように上記ボールネジ機構を介して駆動される主
軸台の研削速度を制御するよう構成されている。
(発明か解決しようきする課題) しかしながら、このような従来の装置にあっては、研削
抵抗を一定に保つために、上記のように主軸台の研削速
度を制御するように構成されており、またその主軸台は
ボールネジ機構により駆動されるものであるから、上記
研削速度の制御に遅れが生ずることは避けられない。
そのため、例えはオシレーション動作のように上記スピ
ンドルの砥石を左右に移動させ、これに伴って上記研削
抵抗が速く変動すると、上記主軸台の研削速度の制御は
、その研削抵抗の変動に追従することができず、上記所
定の値の研削抵抗でワークを加工することが困難となり
、加工精度ならびに加工能率がさほと向上しない等の問
題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、特にスピンドルに取り付けられ
ている砥石等の加工具を瞬時に移動する、例えばオシレ
ーション動作を用いてワークを加工する際、そのワーク
を高精度にかつ高い加工効率で加工する加工装置を提供
することにあり、本発明は下記の如く構成されている。
すなわち、第1図のクレーム対応図によれはスピンドル
aは先端部に加工具a1か設けられているとともに回転
駆動される。
ラジアル電磁石す及びアキシャル電磁石Cは、上記スピ
ンドルaをラジアル方向及びアキシャル方向に磁気浮上
する。
ラジアル位置センサd及びアキシャル位置センサeは、
−ト記スピンドルaのラジアル方向及びアキシャル方向
の浮上位置を検出する。
制御手段fは、」二記各位置センサd、  eの検出値
を基に上記各電磁石す、  cの励磁電流を調整して上
記スピンドルaを目標位置に浮上保持する。
抵抗検出手段gは、上記励磁電流を基にして上記加工具
a1に生ずるラジアル方向及びアキシャル方向またはい
ずれか一方研削抵抗または切削抵抗を検出する。
補正量演算手段りは、上記研削抵抗または切削抵抗か所
定の値と等しくなるように上記スピンドルaの目標位置
を補正する補正量h1の演算を行う。(作用) 本発明にあっては、第2図に示す如〈従来のポルネジ機
構により主軸台を移動するL2に代えて、電磁石で磁気
浮上されたスピンドルを移動するLlの方が、より優れ
たステップ応答性を有することに着目してなされたもの
で、本発明によればラジアル電磁石及びアキシャル電磁
石またはいずれか一方の電磁石により、目標位置に磁気
浮上されたスピンドルの目標位置を補正して、その補正
された目標位置にスピンドルを浮上保持し、加工具に生
ずるラジアル方向及びアキシャル方向またはいずれか一
方の研削抵抗または切削抵抗を所定の値と等しくするよ
うに作用する。
(実施例) 以下、本願装置を内面研削盤に適用した一実施例につい
て第3図及び第5図を用いて詳細に説明する。
第3図に示すものは、上記内面研削盤をブロック図で示
したものであり、この研削盤はスピンドル本体1内に収
納され、かつ先端部に加工具として砥石2を設けてなる
スピンドル3を回転可能に備えており、上記スピンドル
3はその中央付近に配設されたモータ4により回転駆動
されるように構成されている。
また、上記スピンドル3の左端側にラジアル電磁石5a
、5b、5c、5dが(第4図参照)、一方右端側に5
e、5f、5g、5hがそれぞれ垂直方向に対して45
°傾けて設けられており、これらのラジアル電磁石によ
り上記スピンドル3をラジアル方向へ磁気浮1させる。
一方、上記スピンドル3の中央に一体に形成されたディ
スク6の両側へ対向させて、アキシャル電磁石7a、7
b、7c、7dが設けられており、これらのアキシャル
電磁石により上記スピンドル3をアキシャル方向へ磁気
浮上させるように構成されている。
更に、上記スピンドル3の左端側にラジアル方向の位置
センサ8a、8b、8c、8dが(第4図参照)、一方
右端側に8e、 8f、 8g、 8hが上記ラジアル
電磁石と同様に垂直方向に対して45°傾けて設けられ
、またスピンドル3の一端側にアキシャル方向の位置セ
ンサ9が配設されており、これらの位置センサによりス
ピンドル3の磁気浮上位置を検出するように構成され、
それら各センサからの検出値は、後述の電気回路部分を
構成する位置検出回路16及び処理回路17.電磁石ド
ライバ18を介して、上記各ラジアル電磁石5a〜5h
及び各アキシャル電磁石7a〜7dの励磁電流を調整し
て、上記スピンドル3を目標位置に浮上保持するように
構成されている。
10は、上記スピンドル本体1を載置したテーブルであ
り、このテーブル10はサーボモータ11によりボール
ネジ機構12を介してZ軸方向に移動する。13は図示
しないワーク取付機構によりワークWを回転保持した主
軸台であり、この主軸台13はサーボモータ14により
ボールネジ機構15を介してX軸方向に移動するように
構成されている。
次に、研削盤の電気回路部分について説明すると、位置
検出回路16はブリッジ回路等より構成されており、上
記各位置センサ8a〜8h及び9から検出された検出値
を基にブリッジ回路等を介して上記スピンドル3の浮上
位置を求め、その求めた浮上位置を処理回路17へ出力
するように構成されている。
また、処理回路17は上記スピンドル3が浮上する目標
位置を記憶しており、上記位置検出回路16より出力さ
れたスピンドルの浮上位置と上記目標位置とを比較し、
その目標位置との差分を補償するように上記各ラジアル
電磁石5a〜5h及び各アキシャル電磁石7a〜7dの
励磁電流を調整する調整量を電磁石ドライバ18へ出力
するとともに、この処理回路17は後述する補正量演算
回路20より目標位置の補正量が出力されると、上記目
標位置にその補正量を加算するように構成されている。
さらに、電磁石ドライバ18は上記処理回路17より出
力された励磁電流の調整量に基づき、上記各ラジアル電
磁石5a〜5h及び各アキシャル電磁石7a〜7dへ励
磁電流を供給すると共に、この電磁石ドライバ18は上
記各電磁石へ供給する励磁電流を研削抵抗検出回路19
へ出力するように構成されている。
そして、研削抵抗検出回路19は、上記電磁石ドライバ
18より出力された励磁電流が上記砥石2に生ずる研削
抵抗の大小に応じて大小変化することを利用し、その砥
石2に生ずる現在の研削抵抗19aを検出して、これを
補正量演算回路20へ出力するように構成されている。
また、本発明の特徴部分である補正量演算手段りを構成
する補正量演算回路20は、後述する研削盤NC装置2
1より定研削抵抗制御指令21a及び粗研、精研におけ
る所定の研削抵抗21bが出力されると処理動作を行う
ものであり、この補正量演算回路20は上記研削抵抗検
出回路19より出力された現在の研削抵抗19aと、上
記研削盤NC装置より出力された所定の研削抵抗21b
とを比較して、上記スピンドルの目標位置を補正するた
めの補正量を演算し、その補正量20aを上記処理回路
17へ出力するもので、上記補正は例えは第3図に示す
ように所定の研削抵抗(イ)より現在の研削抵抗(ハ)
が大きい場合、上記スピンドル3をX2方向に移動せし
めることにより、現在の研削抵抗(ハ)を減少せしめ、
これにより上記現在の研削抵抗を所定の研削抵抗と等し
くなるように補正する。
一方、所定の研削抵抗より現在の研削抵抗が小さい場合
、上記スピンドル3をX1方向に移動せしめることによ
り、現在の研削抵抗を増加せしめ、その現在の研削抵抗
を所定の研削抵抗と等しくなるように補正するものであ
る。
研削盤NC装置21は、第5図に示すフローチャートを
実行するとともに、特にその実行途中で上記補正量演算
回路20へ定研削抵抗制御指令21a及び粗研、精研に
おける所定の研削抵抗21bを出力する。
サーボモータドライバ22は上記主軸台13とテーブル
10を移動させるための各サーボモータ11.14を駆
動するものであり、モータドライバ23は上記スピンド
ル2を回転駆動させるためのモータ4へ励磁電流を供給
する。
次に、上記の如く構成された内面研削盤の動作について
第5図に示すフローチャートを用いて説明する。なお、
このフローチャートは上記研削盤NC装置で実行される
ものである。
まず、第3図における位置検出回路16及び処理回路1
7.電磁石ドライバ18を介して処理回路17に記憶さ
れている目標位置でスピンドル3を浮上保持し、その後
モータドライバ23を介してスピンドル3を回転駆動さ
せる。(ステップ100)。
そして、研削盤NC装置21からサーボモータドライバ
22に駆動指令がなされ、これによりサーボモータ11
か急速回転してワークW内に砥石2が入るまでテーブル
10を前進させ(ステップ101)、さらに−上記研削
盤NC装置21からサーボモータドライバ22にオシレ
ーション指令がなされ、これによりサーボモータ11か
正逆転し、テーブル10をスピンドル3の軸方向へ一定
量往復動させることにより砥石2のオシレーション指令
か行われる(ステップ102)。
次に、−h記研削盤NC装置21よりサーボモータドラ
イバ22に駆動指令かなされ、これによりサーボモータ
14が正回転して主軸台13をX方向に前進させ(ステ
ップ103)、研削抵抗の増加から砥石2とワークWが
接触したか否かを判断しくステップ104)、接触して
いない場合(NO)は上記ステップ103及びステップ
104がくり返し行われる。一方、砥石2とワークWか
接触して砥石2に研削抵抗が生ずると(YES)、研削
盤NC装置21より定研削抵抗制御指令21a、及び粗
研における所定の研削抵抗抵抗21bが補正量演算回路
20へ出力され、定研削抵抗制御かなされる(ステップ
105)。
すなわち、上記定研削抵抗制御には粗研と精研があって
、まず粗研を行うために研削盤NC装置21より主軸台
13を粗研速度でX、方向に前進させる駆動指令がなさ
れ、これによりサーボモータ11が粗研速度で前進して
ワークWの粗研を行う。同時に電磁石ドライバ18から
出力される励磁電流を基にして、研削抵抗検出回路19
で砥石2に生ずる現在の研削抵抗が求められ、その研削
抵抗19aか」−記粗研における所定の研削抵抗21b
と等しくなるように、上記スピンドルの目標位置を補正
する補正量20aを補正量演算回路22において演算し
、上記スピンドル2は目標位置と上記補正量を加算した
新しい目標位置に基づいて迅速に浮上保持され、常に所
定の粗研研削抵抗で研削される(ステップ106)。
そして、上記ワークWの粗研か終了したか否かを図示し
ないワークWの内径測定機から測定される内径寸法より
判断しくステップ107)、粗研が終了していない場合
(No)は上記ステップ106及びステップ107がく
り返し行われる。
方、粗研が終了した場合(YES)は、上記研削盤NC
装置21より精研における所定の研削抵抗21bが補正
量演算回路20へ出力されるとともに(ステップ108
)、その研削盤NC装置21より精研を行うため主軸台
13を精研速度でX方向に前進させる駆動指令がなされ
、これによりサーボモータ11が精研速度で前進してワ
ークWの精研を行う。
同時に、この精研にあっても上記粗研と同様に、現在の
研削抵抗19aと上記精研における所定の研削抵抗21
bとが等しくなるようにスピンドルの目標位置の補正量
が演算され、上記スピンドルは目標位置と上記補正量2
0aを加算した新しい目標位置に基づいて迅速に浮上保
持され、常に一定の精研研削抵抗で研削される(ステッ
プ109)そして、上記ワークWの精研が終了したか否
かを判断し上記精研と同様に内径寸法から(ステップ1
10)、精研が終了していない場合(No)は」二足ス
テップ109及びステップ110がくり返し行われる。
一方、精研が終了した場合(YES)、上記の如き定研
削抵抗制御を終了しくステップ111.)、主軸台13
をX2方向に後退させるとともに、テーブル10のオシ
レーション動作を停止させ(ステップ112)、その後
上記テーブル10をワークWより後退させる(ステップ
113)。
つまり、本実施例にあっては、スピンドルはラジアル電
磁石及びアキシャル電磁石でもって目標位置に浮上され
ており、そのスピンドルの先端部に設けた砥石に生ずる
研削抵抗が変化すると、上記スピンドルの目標位置を補
正して、補正された目標位置にスピンドルを浮上保持し
、砥石に生ずる研削抵抗を粗研における所定の研削抵抗
あるいは精研における所定の研削抵抗と等しくなるよう
構成されているので、例えばオシレーション動作を行い
上記研削抵抗が速く変動する場合であっても、その変動
に対応して補正された目標位置にスピンドルを迅速に追
従、移動できるため常に所定の研削抵抗でワークを加工
することができる。
なお、本実施例にあってはスピンドルの先端部に砥石を
設けた内面研削盤についてラジアル方向の目標位置補正
を説明したが、その砥石に代えて切削工具を取り付けた
もので、例えばミーリング等の場合アキシャル方向の目
標位置補正、あるいはそれにラジアル方向の目標位置補
正を加えたものであってもよい。
(発明の効果) 本発明は、上記の如くスピンドルはラジアル電磁石及び
アキシャル電磁石またはいずれか一方の電磁石で目標位
置に浮上保持されており、そのスピンドルの先端部に設
けた加工具に生ずるラジアル方向及びアキシャル方向ま
たはいずれか一方向の研削抵抗又は切削抵抗が変化する
と、そのスピンドルの目標位置を補正してスピンドルを
補正された目標位置に浮上保持し、加工具に生ずる上記
研削抵抗又は切削抵抗を所定の値と等しくなるように構
成されているので、上記研削抵抗又は切削抵抗が速く変
動する場合であっても、その変動にり1応じてスピンド
ルを補正された目標位置に迅速に追従、移動できるため
、常に上記研削抵抗又は切削抵抗を所定の値としてワー
クを加工することが可能となり、ワークの加工精度並び
に加工能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図はスピンドル移動と主
軸台移動のステップ応答性を説明する説明図、第3図は
本願装置を適用した内面研削盤のブロック図、第4図は
第3図に示す■−■線断面図、第5図は本願装置を適用
した内面研削盤の動作を示すフローチャートである。 2・・・・・・砥石 3・・・・・・スピンドル 5a〜5h・・・・・・ラジアル電磁石7a〜7d・・
・・・・アキシャル電磁石8a〜8h・・・・・・ラジ
アル方向の位置センサ9・・・・・・アキシャル方向の
位置センサ17・・・・・・処理回路 18・・・・・・電磁石ドライバ 19・・・・・・研削抵抗検出回路 20・・・・・・補正量演算回路 21・・・・・・研削盤NC装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、先端部に加工具を設けてなるとともに回転駆動され
    るスピンドルと、上記スピンドルをラジアル方向及びア
    キシャル方向またはいずれか一方に磁気浮上するラジア
    ル電磁石及びアキシャル電磁石またはいずれか一方の電
    磁石と、上記スピンドルのラジアル方向及びアキシャル
    方向の浮上位置を検出するラジアル位置センサ及びアキ
    シャル位置センサと、上記各位置センサの検出値を基に
    上記電磁石の励磁電流を調整して上記スピンドルを目標
    位置に浮上保持する制御手段とを備えてなる装置におい
    て、 上記励磁電流を基にして上記加工具に生ずるラジアル方
    向及びアキシャル方向またはいずれか一方の研削抵抗ま
    たは切削抵抗を検出する抵抗検出手段と、 上記研削抵抗または切削抵抗が所定の値と等しくなるよ
    うに、上記スピンドルの目標位置を補正する補正量の演
    算を行う補正量演算手段と、を設けたことを特徴とする
    磁気軸受をスピンドルにもつ加工装置。
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