JPH06280871A - 磁気軸受装置 - Google Patents

磁気軸受装置

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JPH06280871A
JPH06280871A JP5067743A JP6774393A JPH06280871A JP H06280871 A JPH06280871 A JP H06280871A JP 5067743 A JP5067743 A JP 5067743A JP 6774393 A JP6774393 A JP 6774393A JP H06280871 A JPH06280871 A JP H06280871A
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magnetic bearing
signal
rotary shaft
radial
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Yasukazu Fujimoto
靖一 藤本
Binmin Tsubame
閔民 燕
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
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    • F16C32/044Active magnetic bearings
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C32/0476Active magnetic bearings for rotary movement with active support of one degree of freedom, e.g. axial magnetic bearings
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小さな制御回路で工具が被加工物に接
触したときの回転軸の変位を抑制できるようにする。 【構成】 磁気軸受装置は、工具18が先端に取付けられ
た回転軸2、回転軸2を非接触支持するラジアル磁気軸
受3、4およびアキシアル磁気軸受5、回転軸2のラジ
アル変位に基づいてラジアル磁気軸受3、4の電磁石10
a 、10b 、11a 、11b へ駆動信号を送出するラジアル制
御装置12、ならびに回転軸2のアキシアル変位に基づい
てアキシアル磁気軸受5の電磁石15a 、15b へ駆動信号
を送出するアキシアル制御装置16を備えている。アキシ
アル制御装置16が、工具18の被加工物17への接触を検出
したときに上記駆動信号に回転軸2を先端側に付勢する
ための所定の信号を加算した加算信号をアキシアル磁気
軸受5の電磁石15a へ所定時間送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば穴あけ機な
どの加工機械などに使用される磁気軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穴あけ機においては、従来、回転軸(ス
ピンドル)の支持に鋼製玉軸受、セラミック玉軸受な
と、通常の接触形の軸受が使用されることが多かった。
ところが、近年の生産性向上要求に伴って、高速回転、
高送り速度での加工が要求されるようになってきてお
り、このために、回転軸を磁気軸受により被接触支持す
る磁気軸受装置を使用することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】穴あけ機に磁気軸受装
置を使用する場合、回転軸の先端に取付けられた工具
(ドリル)が被加工物に接触したときのアキシアル方向
の衝撃に回転軸が耐えなければならない。ところが、磁
気軸受装置に用いられる通常のPID制御回路は、穴あ
け加工時に発生するアキシアル荷重にのみ対応するよう
にできているので、工具が被加工物に接触したときの衝
撃荷重が上記アキシアル荷重に比べて非常に大きい場合
には、回転軸が大きく後退してしまう。これを防止する
ためには、PID制御回路の制御能力を高めればよい
が、制御能力を高めるとPID制御回路が大規模になっ
てしまう。また、衝撃が加わる時間は加工時間全体に比
べ非常に短く、この短時間の制御のためだけにPID制
御回路を大規模にすることは効率が悪い。
【0004】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
比較的小さな制御回路で工具が被加工物に接触したとき
の回転軸の変位を抑制できる磁気軸受装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による磁気軸受
装置は、工具が先端に取付けられた回転軸、上記回転軸
を非接触支持するラジアル磁気軸受およびアキシアル磁
気軸受、回転軸のラジアル変位に基づいて上記ラジアル
磁気軸受の電磁石へラジアル駆動信号を送出するラジア
ル制御装置、ならびに回転軸のアキシアル変位に基づい
て上記アキシアル磁気軸受の電磁石へアキシアル駆動信
号を送出するアキシアル制御装置を備えている磁気軸受
装置において、上記アキシアル制御装置が、上記工具が
被加工物に接触したことを検出する接触検出手段を備
え、上記接触検出手段が上記工具の被加工物への接触を
検出したときに上記アキシアル駆動信号に上記回転軸を
先端側に付勢するための所定の信号を加算した加算信号
を上記アキシアル磁気軸受の電磁石へ所定時間送出する
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】接触検出手段が工具の被加工物への接触を検出
したときに、アキシアル制御装置は、アキシアル駆動信
号に回転軸を先端側に付勢するための所定の信号を加算
した加算信号をアキシアル磁気軸受の電磁石へ所定時間
送出し、それ以外のときは、アキシアル制御装置は、通
常のアキシアル駆動信号をアキシアル磁気軸受の電磁石
へ送出する。
【0007】工具が被加工物に接触したときに、駆動信
号に回転軸を先端側に付勢するための所定の信号を加算
した加算信号がアキシアル磁気軸受の電磁石へ所定時間
送出されるので、回転軸を先端側に付勢する力が大きく
なり、被加工物との接触による回転軸の後方への変位を
小さく抑えることができる。
【0008】穴あけ加工時に回転軸に加わるアキシアル
荷重は、通常、工具の被加工物への接触時の衝撃力に比
べて小さく、アキシアル制御装置は加工時のアキシアル
荷重に対応できる能力を備えていれば十分である。
【0009】したがって、比較的小規模なアキシアル制
御装置によって、工具と被加工物の衝突時の回転軸の変
位を小さくすることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明を穴あけ機
に適用した実施例について説明する。
【0011】図1は、穴あけ機の磁気軸受装置の主要部
を概略的に示している。なお、以下の説明において、図
1の左側を前、右側を後とし、後から前を見たときの左
右を左右とする。前後方向の軸をz軸とし、前側をz軸
の正方向とする。また、上下方向の軸をx軸、左右方向
の軸をy軸とする。
【0012】磁気軸受装置は、ケーシング(1) 、ケーシ
ング(1) 内に水平に配置されて前後方向にのびる回転軸
(2) 、ケーシング(1) に固定されて回転軸(2) を被接触
支持する前後2組のラジアル磁気軸受(3)(4)およびアキ
シアル磁気軸受(5) 、回転軸(2) のラジアル変位(ケー
シング(1) に対するラジアル方向(x軸方向およびy軸
方向)の変位)を検出するための複数のラジアル変位セ
ンサ(6a)(6b)…(7a)(7b)…、これらのセンサ(6a)(6b)…
(7a)(7b)…の出力から回転軸(2) のラジアル変位を検出
するラジアル変位検出回路(8) 、回転軸(2) のラジアル
変位に基づいてラジアル磁気軸受(3)(4)の電磁石(10a)
(10b)…(11a)(11b)…へラジアル駆動信号を送出するラ
ジアル制御装置(12)、回転軸(2) のアキシアル変位(ケ
ーシング(1) に対するアキシアル方向(z軸方向)の変
位)を検出するためのアキシアル変位センサ(13)、この
センサ(13)の出力から回転軸(2) のアキシアル変位を検
出するアキシアル変位検出回路(14)、ならびに回転軸
(2) のアキシアル変位に基づいてアキシアル磁気軸受
(5) の電磁石(15a)(15b)へアキシアル駆動信号を送出す
るアキシアル制御装置(16)を備えている。回転軸(2) の
先端には、被加工物(17)に穴あけ加工を施すための工具
(18)が取付けられている。
【0013】穴あけ機には、全体を制御するためのNC
制御装置(数値制御装置)(19)が設けられている。
【0014】ラジアル磁気軸受(3)(4)、アキシアル磁気
軸受(5) 、ラジアル変位センサ(6a)(6b)…(7a)(7b)…、
ラジアル変位検出回路(8) 、ラジアル制御装置(12)、ア
キシアル変位センサ(13)およびアキシアル変位検出回路
(14)については、従来のものと同様であるから、詳細な
説明は省略する。NC制御装置(19)についても、穴あけ
加工を開始する前にアキシアル制御装置(16)に加工開始
信号Aを出力する点を除いて、従来のものと同様である
から、詳細な説明は省略する。
【0015】アキシアル磁気軸受(5) は、回転軸(2) を
前側に吸引する前側電磁石(15a) と回転軸(2) を後側に
吸引する後側電磁石(15b) を備えている。
【0016】アキシアル制御装置(16)は、PID制御回
路(20)、接触検出回路(21)、フィードフォワード信号
(FF信号)出力回路(22)、加算器(23)および電力増幅
器(24)(25)を備えている。PID制御回路(20)は、アキ
シアル変位検出回路(14)の出力に基づいて前側電磁石用
駆動信号および後側電磁石用駆動信号を出力する。前側
電磁石用駆動信号は加算器(23)に入力し、加算器(23)の
出力が電力増幅器(24)を介して前側電磁石(15a) に入力
する。また、後側電磁石用駆動信号は、電力増幅器(25)
を介して後側電磁石(15b) に入力する。そして、これに
より、回転軸(2)のアキシアル変位に基づいてアキシア
ル磁気軸受(5) の電磁石(15a)(15b)に流れる電流値が制
御される。接触検出回路(21)は、アキシアル変位検出回
路(14)の出力に基づいて、工具(18)が被加工物(17)に接
触したことを検出する。FF信号出力回路(22)は、NC
制御装置(19)から加工開始信号Aが出力された後、接触
検出回路(21)が工具と被加工物の接触を検出したとき
に、1回だけ、回転軸(2) を先端側(前側)に付勢する
ためのFF信号Eを加算器(23)に所定時間出力する。そ
して、この間、通常の前側電磁石用駆動信号にFF信号
Eを加算した加算信号が電力増幅器(24)を介して前側電
磁石(15a) へ送出される。
【0017】アキシアル制御装置(16)の接触検出回路(2
1)およびFF信号出力回路(22)の部分の回路の1例が図
2に示されている。
【0018】図2において、正電源線(+V)と接地線との
間に抵抗(26)とコンデンサ(27)が直列接続されており、
これらの間の部分の信号が増幅器(28)を介してAND回
路(29)の第1入力端子(29a) に第1入力B1 として入力
する。NC制御装置(19)からの加工開始信号Aが、フォ
トカプラ(30)の発光ダイオード(30a) のアノード側に入
力する。この加工開始信号Aは、図3のタイムチャート
に示すように、比較的短い一定時間だけオンになるパル
ス信号であり、H(High)レベルのときはオフ、L(Low)
レベルのときはオンである。フォトカプラ(30)の発光ダ
イオード(30a)のカソード側とフォトトランジスタ(30b)
のエミッタは、接地されている。フォトトランジスタ
(30b) のコレクタは抵抗(31)を介して正電源線(+V)に接
続されており、コレクタと抵抗(31)の間の部分の信号が
増幅器(32)を介してRS−FF(フリップフロップ)(3
3)のS(セット)端子に入力する。RS−FF(33)の出
力Q0 は、AND回路(29)の第2入力端子(29b) に第2
入力B2 として入力する。アキシアル変位検出回路(14)
の出力すなわちアキシアル変位信号zが増幅器(34)、第
1微分回路(35)および第2微分回路(36)を介して比較器
(37)の比較信号入力端子(37a) に比較信号C1 として入
力する。第2微分回路(36)の出力すなわち比較器(37)の
比較信号C1 は、アキシアル変位信号zが3回反転され
るとともに、2回微分されたものであり、回転軸(2) の
z軸負方向の加速度に比例している。比較器(37)の基準
信号入力端子(37b) には、正負電源線(+V)(-V)間の可変
抵抗(38)により設定される基準信号C2 が入力する。比
較器(37)は、比較信号C1 が基準信号C2 より大きいと
きにHレベルになり、それ以外のときはLレベルにな
る。比較器(37)の出力は、第1M−FF(フリップフロ
ップ)(39)の入力信号D1となる。第1M−FF(39)
は、入力信号D1 の立上がりを検知し、この立上がりよ
り一定時間だけその出力Q1 がHレベルになる。この出
力Q1 がHレベルになる時間は、可変抵抗(40)によって
設定される。第1M−FF(39)の出力Q1 は、AND回
路(29)の第3入力端子(29c) に第3入力B3 として入力
するとともに、第2M−FF(41)の入力信号D2 とな
る。第2M−FF(41)は、入力信号D2 の立ち下がりを
検知し、この立ち下がりより一定時間だけその出力Q2
がHレベルになる。第2M−FF(41)の出力Q2 は、R
S−FF(33)のR(リセット)端子に入力する。AND
回路(29)の出力は、可変抵抗(42)および増幅器(43)を介
して、FF信号Eとして加算器(23)に出力される。
【0019】図2の増幅器(34)、2つの微分回路(35)(3
6)、比較器(37)および可変抵抗(38)により接触検出回路
(21)が構成され、残りの部分によりFF信号出力回路(2
2)が構成されている。
【0020】次に、図1、図2および図3を参照して、
アキシアル制御装置(16)の動作を説明する。
【0021】アキシアル制御装置(16)の電源が投入され
る前は、AND回路(29)の3つの入力B1 、B2 、B3
が全てLレベルであり、FF信号Eは0である。図3の
時点t1 において電源が投入されると、所定時間後にA
ND回路(29)の第1入力B1がHレベルになるが、他の
2つの入力B2 、B3 がLレベルのままであるから、F
F信号Eは0のままである。このようにFF信号Eが0
の状態では、PID制御回路(20)から出力される通常の
アキシアル駆動信号がアキシアル磁気軸受(5)の電磁石
(15a)(15b)に送出される。
【0022】穴あけ加工を行う場合、工具(18)の先端が
被加工物(17)の後向きの加工面(17a) の少し後にくる位
置に磁気軸受装置のケーシング(1) が位置決めされた
後、ケーシング(1) を一定の送り速度で前方に送る加工
送りが開始され、これと同時にNC制御装置(19)からア
キシアル制御装置(16)に出力される加工開始信号Aが一
定時間(時点t2 〜t3 )オン(Lレベル)になる。加
工開始信号Aがオフ(Hレベル)の間は、フォトカプラ
(30)のフォトトランジスタ(30b) がオン(導通状態)に
なっていて、RS−FF(33)のS端子入力信号FはLレ
ベルになっているが、加工開始信号Aがオンになってい
る間、フォトトランジスタ(30b) がオフ(非導通状態)
になるため、S端子入力信号FがHレベルになる。S端
子入力信号FがHレベルになることによりRS−FF(3
3)の出力Q0 がHレベルになり、時点t3 で加工開始信
号AがオフになってS端子入力信号FがLレベルになっ
た後も、出力Q0 はHレベルに保持される。時点t2 に
おいてRS−FF(33)の出力Q0 がHレベルになること
により、AND回路(29)の第1および第2入力B1 、B
2 がHレベルになる。加工送りが開始されると、工具(1
8)が被加工物(17)に接触するまでは、回転軸(2) はケー
シング(1) と同じ速度でz軸正方向に移動し、回転軸
(2) のアキシアル変位zはほぼ0に保たれ、回転軸(2)
の加速度もほぼ0である。工具(18)が被加工物(17)に接
触すると、回転軸(2) のz軸正方向の移動が阻止される
ため、回転軸(2) はケーシング(1) に対してz軸負方向
に急激に変位し、回転軸(2) にz軸負方向の大きな加速
度が生じる。工具(18)が被加工物(17)に接触するまで
は、上記のように回転軸(2) の加速度がほぼ0であるか
ら、比較器(37)の出力はLレベルである。したがって、
AND回路(29)の第3入力B3はLレベルのままであ
り、FF信号Eは0のままである。工具(18)が被加工物
(17)に接触すると、上記のように回転軸(2) の加速度が
大きくなり、比較器(37)の出力すなわち第1M−FF(3
9)の入力信号D1 がHレベルになる(時点t4 )。そし
て、この入力信号D1 の立ち上がりにより、第1M−F
F(39)の出力Q1 がHレベルになり、時点t5 で比較器
(37)の出力すなわち第1M−FF(39)の入力信号D1 が
Lレベルに変わっても、出力Q1 は一定時間(時点t6
まで)Hレベルに保持される。そして、出力Q1 すなわ
ちAND回路(29)の第3入力B3 がHレベルになってい
る間、FF信号Eが正の値になり、これとPID制御回
路(20)からの前側電磁石用駆動信号とを加算した加算信
号が前側電磁石(15a) に送出される。これにより、アキ
シアル磁気軸受(5) の前側電磁石(15a) に流れる電流値
が大きくなって、回転軸(2) を先端側に吸引する力が大
きくなり、被加工物(17)との接触による回転軸(2) の後
方への変位が小さく抑えられる。なお、FF信号Eの大
きさは、可変抵抗(42)によって調整することができる。
時点t6 において第1M−FF(39)の出力Q1 がLレベ
ルになると、FF信号Eは0になり、再び、PID制御
回路(20)からの通常のアキシアル駆動信号だけが電磁石
(15a)(15b)に送出され、このような状態で穴あけ加工が
行われる。また、第1M−FF(39)の出力がLレベルに
なると、その立ち下がりにより、第2M−FF(41)の出
力Q2 が一定時間Hレベルになる。これにより、RS−
FF(33)のR端子入力信号がHレベルになり、RS−F
F(33)の出力Q0 がLレベルに保持される。このため、
次に加工開始信号Aがオンになるまでは、仮に回転軸
(2) の加速度が大きくなって比較器(37)の出力および第
1M−FF(39)の出力がHレベルになったとしても、F
F信号Eは0のままである。穴あけ加工時に回転軸(2)
に加わるアキシアル荷重は、通常、工具(18)の被加工物
(17)への接触時の衝撃力に比べて小さく、したがって、
アキシアル制御装置(16)は加工時のアキシアル荷重に対
応できる能力を備えていれば十分であり、通常のアキシ
アル駆動信号は小さくすることができる。
【0023】上記実施例では、回転軸(2) の加速度に基
づいて工具(18)が被加工物(17)に接触したことを検出し
ているが、他の適宜な手段、たとえばNC制御装置(19)
からの信号などに基づいて検出することもできる。
【0024】
【発明の効果】この発明の磁気軸受装置によれば、上述
のように、接触検出手段が工具と被加工物の接触を検知
したときから所定時間だけ回転軸を付勢する信号を加算
した加算信号をアキシアル磁気軸受の電磁石に供給する
ようにしたので、比較的小規模な制御回路でもって工具
が被加工物に接触したときの回転軸の変位を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す穴あけ機の磁気軸受装
置の主要部の構成図である。
【図2】磁気軸受装置のアキシアル制御装置の主要部の
1例を示す電気回路図である。
【図3】図2の各部の信号を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】 (1) ケーシング (2) 回転軸 (3)(4) ラジアル磁気軸受 (5) アキシアル磁気軸受 (6a)(6b)(7a)(7b) ラジアル変位センサ (8) ラジアル変位検出回路 (10a)(10)(11a)(11b) 電磁石 (12) ラジアル制御装置 (13) アキシアル変位センサ (14) アキシアル変位検出回路 (15a)(15b) 電磁石 (16) アキシアル制御装置 (17) 被加工物 (18) 工具 (21) 接触検出回路 (22) フィードフォワード信号出
力回路 (23) 加算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具が先端に取付けられた回転軸、上記回
    転軸を非接触支持するラジアル磁気軸受およびアキシア
    ル磁気軸受、回転軸のラジアル変位に基づいて上記ラジ
    アル磁気軸受の電磁石へラジアル駆動信号を送出するラ
    ジアル制御装置、ならびに回転軸のアキシアル変位に基
    づいて上記アキシアル磁気軸受の電磁石へアキシアル駆
    動信号を送出するアキシアル制御装置を備えている磁気
    軸受装置において、 上記アキシアル制御装置が、上記工具が被加工物に接触
    したことを検出する接触検出手段を備え、上記接触検出
    手段が上記工具の被加工物への接触を検出したときに上
    記アキシアル駆動信号に上記回転軸を先端側に付勢する
    ための所定の信号を加算した加算信号を上記アキシアル
    磁気軸受の電磁石へ所定時間送出することを特徴とする
    磁気軸受装置。
JP5067743A 1993-03-26 1993-03-26 磁気軸受装置 Pending JPH06280871A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108639302A (zh) * 2018-05-15 2018-10-12 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) 一种船舶推进轴系用磁悬浮轴承综合控制装置

Citations (2)

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