JP2000005977A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

工作機械の制御装置

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JP2000005977A
JP2000005977A JP18001598A JP18001598A JP2000005977A JP 2000005977 A JP2000005977 A JP 2000005977A JP 18001598 A JP18001598 A JP 18001598A JP 18001598 A JP18001598 A JP 18001598A JP 2000005977 A JP2000005977 A JP 2000005977A
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spindle
main shaft
housing
moving
displacement
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JP18001598A
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English (en)
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Hironao Sunada
洋尚 砂田
Kazuki Watanabe
一樹 渡辺
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でエネルギー消費が少ない磁気軸受を用
いて加減速や方向変化に拘らず所定の位置決め精度が得
られるようにする。 【解決手段】 NC制御装置30により主軸モータ24
を回転駆動しつつX−Y平面内を移動させることによ
り、主軸26に取り付けられた回転工具28によってZ
軸テーブル22に配設された被加工物に所定の加工を行
う工作機械10において、主軸26を回転可能に保持し
ている磁気軸受のバイアス電流IB を制御する軸受制御
装置38は、NC制御装置30からサーボモータ12、
16のモータ電流IM 、主軸26の移動加減速度aを取
り込み、主軸26の加減速時にバイアス電流IB を高く
して軸受剛性を増大させる。なお、変位センサ36によ
って検出した主軸26の位置ずれ情報をNC工作機械に
供給し、その位置ずれを相殺するように主軸ハウジング
32の目標位置を補正するようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械の制御装置
に係り、特に、主軸が磁気軸受によって保持されている
工作機械の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) エンドミルやグラインダ等の回転工
具が取り付けられる主軸と、(b) 軸受を介して前記主軸
を軸心まわりに回転可能に保持している主軸ハウジング
と、(c) 前記主軸を軸心まわりに回転させる回転装置
と、(d) 前記主軸ハウジングを移動させる移動装置とを
有し、(e) 前記主軸を回転させながら前記主軸ハウジン
グを移動させることにより前記回転工具で所定の加工を
行う工作機械が、各種の産業分野で広く用いられている
が、主軸回転速度の高速化(例えば2〜3万回転/分以
上)に対応するため上記軸受として主軸を非接触で支持
する磁気軸受を用いることが考えられている。特開平9
−112558号公報に記載されている装置はその一例
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに磁気軸受で主軸を保持する場合、主軸ハウジングの
移動速度や移動方向が変化する部分で、主軸や回転工具
の慣性により主軸ハウジングに対して主軸が位置ずれ
し、加工誤差を生じる可能性がある。磁気軸受は、主軸
と電磁石との間に0.5〜1.0mm程度のギャップが
存在するため、軸受剛性によっては慣性で数μ〜数十μ
程度の位置ずれが生じて加工精度が損なわれる場合があ
るのである。また、このような磁気軸受を用いる工作機
械は、高能率加工を行うために主軸ハウジングを高速送
り(例えば15m/分以上、0.2G以上)することが
一般的であるため、大きな加減速や方向変化で大きな慣
性が発生して主軸先端の高精度位置決めが困難となる。
なお、主軸ハウジングに対する主軸の位置ずれは、例え
ば主軸ハウジングの中心など主軸が存在する位置として
予め定められた基準位置、言い換えれば移動装置によっ
て主軸ハウジングを移動させる際に位置決め制御する基
準となる位置で主軸が存在すべき位置、からの位置ずれ
を意味し、軸心と直角な径方向の位置ずれは勿論軸心方
向の位置ずれも含む。
【0004】一方、磁気軸受は、一般にバイアス電流
(電磁石の励磁電流)の制御で軸受剛性を変えることが
できるため、加減速や方向変化に拘らず所定の位置決め
精度が得られるように軸受剛性を予め大きめに設定する
ことも考えられるが、発熱や耐久性などを考慮すると必
要以上に大型の磁気軸受を採用しなければならず、コス
ト高になるとともにエネルギー消費も増大する。磁気軸
受は、主軸の回転停止時にも主軸ハウジング内で主軸を
浮遊状態で保持する必要があるため、消費電力が問題に
なるのである。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、小型でエネルギー消
費が少ない磁気軸受を用いて加減速や方向変化に拘らず
所定の位置決め精度が得られるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、(a) 回転工具が取り付けられる主軸
と、(b) 軸受剛性を制御可能な磁気軸受を介して前記主
軸を軸心まわりに回転可能に保持している主軸ハウジン
グと、(c) 前記主軸を軸心まわりに回転させる回転装置
と、(d) 前記主軸ハウジングを移動させる移動装置とを
有し、(e) 前記主軸を回転させながら前記主軸ハウジン
グを移動させることにより前記回転工具で所定の加工を
行う工作機械の制御装置であって、(f) 前記移動装置に
よる前記主軸ハウジングの移動情報を取り込んで、その
主軸ハウジングの移動速度または移動方向が変化する部
分で前記磁気軸受の軸受剛性を増大させる剛性制御手段
を有することを特徴とする。
【0007】第2発明は、(a) 回転工具が取り付けられ
る主軸と、(b) 磁気軸受を介して前記主軸を軸心まわり
に回転可能に保持している主軸ハウジングと、(c) 前記
主軸を軸心まわりに回転させる回転装置と、(d) 前記主
軸ハウジングを移動させる移動装置とを有し、(e) 前記
主軸を回転させながら前記主軸ハウジングを移動させる
ことにより前記回転工具で所定の加工を行う工作機械の
制御装置であって、(f) 前記移動装置によって前記主軸
ハウジングが移動させられる際に、その主軸ハウジング
に対する前記主軸の位置ずれを逐次検出する位置ずれ検
出手段と、(g)その主軸の位置ずれを相殺するように前
記移動装置による前記主軸ハウジングの位置決め制御を
補足する補足手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】第1発明では、移動装置による主軸ハウ
ジングの移動情報を取り込んで、主軸ハウジングの移動
速度または移動方向が変化する部分で磁気軸受の軸受剛
性を増大させるため、加減速時や方向変化時の慣性によ
る主軸の位置ずれが防止され、高い位置決め精度で高精
度の加工を行うことができるとともに、小型で安価な磁
気軸受を用いることが可能で、常時高い軸受剛性で支持
する大型の磁気軸受を用いる場合に比較して装置が安価
に構成されるとともにエネルギー消費が節減される。
【0009】第2発明では、移動装置によって主軸ハウ
ジングが位置決めされながら移動させられる際に、その
主軸ハウジングに対する主軸の位置ずれを逐次検出し、
その主軸の位置ずれを相殺するように移動装置による主
軸ハウジングの位置決め制御が補足されるため、加減速
時や方向変化時の慣性による主軸の位置ずれに拘らず被
加工物に対する主軸更には回転工具の位置ずれが防止さ
れる。これにより、高い位置決め精度で高精度の加工を
行うことができるとともに、小型で安価な磁気軸受を用
いることが可能で、常時高い軸受剛性で軸受する大型の
磁気軸受を用いる場合に比較して装置が安価に構成され
るとともにエネルギー消費が節減される。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、回転工具としてはエンド
ミルやグラインダ等の回転切削工具が好適に用いられ
る。磁気軸受は、例えば軸方向の2箇所で軸心と直角な
XY方向の位置決めを行うとともに、Z方向(軸方向)
の位置決めを行う5自由度制御系のものなど種々の軸受
を採用できる。回転装置は、別体に構成された電動モー
タを主軸に連結して回転駆動するものでも良いが、主軸
自体をロータとしてステータを主軸ハウジングに組み込
んだビルトインタイプの電動モータが好適に用いられ
る。移動装置は、例えばNCデータに従って予め定めら
れた移動経路に沿って所定の移動速度で主軸ハウジング
とテーブルをX、Y、Z軸方向へ相対移動させるCNC
(コンピュータ数値制御)移動装置が好適に用いられ
る。この移動装置は、古典的位置決めフィードバック制
御によるものの他、ロバスト制御、現代制御理論を利用
したものなど、種々の制御形態を採用できる。なお、移
動装置は、主軸ハウジングを3次元的に移動させるもの
でも良いが、主軸の軸心と直交する一平面内で移動させ
るものや、主軸の軸心方向へ直線移動させるものでも良
いなど、種々の移動態様が可能である。
【0011】剛性制御手段は、主軸ハウジングの移動速
度の変化部分および移動方向の変化部分の両方で軸受剛
性を増大させるものでも良いが、移動速度のみに基づい
てその変化部分で軸受剛性を増大させるものでも良い
し、移動方向のみに基づいてその変化部分で軸受剛性を
増大させるものでも良い。移動速度や移動方向が変化す
る全ての部分で軸受剛性を増大させる必要はなく、それ
等の変化に起因して主軸が慣性で位置ずれした場合に加
工過多になって加工精度が損なわれる部分、例えば主軸
ハウジングが減速される部分だけ軸受剛性を増大させる
など、軸受剛性の増大部位は要求加工精度などを考慮し
て適宜設定される。
【0012】剛性制御手段は、慣性で主軸が位置ずれす
る前に軸受剛性を増大させる必要があるため、例えば主
軸ハウジングを移動させるサーボモータのモータ電流
(立上り電流やブレーキ電流を含む)、NCデータ、主
軸の実際の送り速度や加速度など主軸送りに関する送り
パラメータ等の移動情報を移動装置から取り込み、それ
等の変化等に基づいて軸受剛性をフィードフォワード制
御することが望ましい。例えば、主軸ハウジングの移動
経路において加減速が生じる時には、先ず移動装置のサ
ーボモータのモータ電流(負荷電流)が増加するため、
そのモータ電流の増加時に磁気軸受のバイアス電流(電
磁石の励磁電流)を増加させて軸受剛性を増大させるよ
うにすれば、実際に主軸ハウジングの送り速度が変化し
て主軸が慣性で位置ずれする前に軸受剛性を高めること
ができる。なお、モータ電流が定常値となり、送り速度
が定速になったら、バイアス電流を定常の値まで減少さ
せれば良い。
【0013】剛性制御手段によるバイアス電流の増加量
或いはバイアス電流値は、一連の移動経路における最大
慣性や要求加工精度等に基づいて予め一定値が定められ
ても良いが、例えば主軸の回転数、主軸ハウジングの移
動加速度、主軸および回転工具の質量、要求加工精度
(位置決め精度)等をパラメータとする演算式やデータ
マップなどからバイアス電流値、或いはバイアス電流の
増加量などを求めて、その値に従ってバイアス電流を制
御するようにしても良い。
【0014】第2発明の位置ずれ検出手段は、例えば主
軸ハウジングに対する主軸の位置ずれの向きおよび大き
さ(寸法)を検出するように、主軸ハウジングの中心線
まわりに配設された複数の非接触式変位センサなどによ
って構成され、補足手段は、例えば移動装置によって移
動させるべき主軸ハウジングの目標位置を、上記位置ず
れと反対方向へ位置ずれと略同じ大きさだけずらすよう
に構成される。移動装置による主軸ハウジングの移動方
向および加速時か減速時かによって目標位置の補正方向
を決めることも可能で、その場合は位置ずれ検出手段に
より主軸の位置ずれ量のみを検出し、その位置ずれ量だ
け目標位置を補正方向へずらすようにしても良いなど、
種々の態様を採用できる。
【0015】主軸ハウジングに対する主軸の位置ずれ
は、例えば主軸ハウジングの中心など主軸が存在する位
置として予め定められた基準位置、言い換えれば移動装
置によって主軸ハウジングを移動させる際に位置決め制
御の基準となる位置で主軸が存在すべき位置、からの位
置ずれを意味し、軸心と直角な径方向の位置ずれは勿論
軸心方向の位置ずれも含む。位置ずれ検出手段は、必ず
しも全移動経路で主軸の位置ずれを検出する必要はな
く、位置ずれが生じ易い移動速度または移動方向が変化
する部分だけ位置ずれを検出するものでも良い。また、
補足手段は、位置ずれ量だけでなく、その位置ずれ量の
変化速度(1回微分値)や変化加速度(2回微分値)を
加味して目標位置を補正するようにしても良い。
【0016】なお、第2発明では、必ずしも磁気軸受の
軸受剛性が制御可能である必要はない。
【0017】以下、第1発明の実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。図1(a) の工作機械10は、X軸サ
ーボモータ12により送りねじを介してX軸方向へ移動
させられるX軸テーブル14と、そのX軸テーブル14
に配設されたY軸サーボモータ16により送りねじを介
してX軸方向と直角なY軸方向へ移動させられるY軸テ
ーブル18と、Z軸サーボモータ20により送りねじを
介してX軸方向およひY軸方向と直角なZ軸方向へ移動
させられるZ軸テーブル22とを備えている。X−Y平
面を自在に移動させられるY軸テーブル18には、Z軸
方向と平行に回転装置としての主軸モータ24が配設さ
れ、そのロータである主軸26にチャック等を介してエ
ンドミル等の回転工具28が取り付けられている一方、
Z軸テーブル22には被加工物が配設される。そして、
NC制御装置30により、主軸モータ24を所定の回転
速度で回転駆動しつつ、その主軸モータ24と被加工物
とを予め定められた移動経路に沿って相対移動させるこ
とにより、主軸26に取り付けられた回転工具28によ
って被加工物に所定の切削加工などを行う。
【0018】NC制御装置30には、各サーボモータ1
2、16、20に取り付けられたロータリエンコーダ
(位置検出手段)等からそれぞれ位置信号が供給され、
主軸26(厳密には主軸ハウジング32)と被加工物と
の実際の相対位置を検出しながら目標位置との偏差を逐
次検出してフィードバック制御することにより、予め定
められた移動経路(NCデータ)に従って主軸26と被
加工物(Z軸テーブル22)とを相対移動させるように
なっている。また、この時の主軸26の移動速度は、例
えば30m/分程度以上の高速送りが行われるが、図2
に矢印で示す移動経路に沿って主軸26が移動させられ
る場合、点線で囲った移動方向が変化するコーナー部C
では、加工精度を確保するために送り速度が低減され
る。
【0019】主軸モータ24は、磁気軸受によって主軸
(ロータ)26を非接触で軸心まわりに回転可能に保持
するもので、図1(b) に示すように主軸ハウジング32
には複数(図では等角度間隔で4つ)の電磁石34が配
設されている。詳しい説明は省略するが、本実施例では
5自由度制御系の磁気軸受が用いられている。また、主
軸ハウジング32に対する主軸26の位置を非接触で検
出する複数の変位センサ36が配設され、これ等の変位
センサ36によって主軸ハウジング32の中心線(基準
位置)に対する主軸26の位置ずれを検出しながら、軸
受制御装置38により所定の位置決め精度が得られるよ
うに電磁石34のバイアス電流(励磁電流)IB がフィ
ードバック制御され、軸受剛性が逐次調整される。これ
により、バイアス電流IB を必要最小限に維持しながら
所定の位置決め精度が得られ、磁気軸受によるエネルギ
ー消費量が節減される。なお、このように磁気軸受で主
軸26が保持されていることから、本実施例では例えば
2万〜3万回転/分程度の高速で主軸26が回転駆動さ
れ、サーボモータ12、16、20による高速送り(主
軸26と被加工物との相対移動)と相まって高能率加工
が行われる。
【0020】ここで、このような磁気軸受においては、
主軸26と電磁石34との間に0.3〜0.5mm程度
のギャップが存在するため、本実施例のように主軸26
(厳密には主軸ハウジング32)を高速送りする場合、
前記図2のコーナー部Cなどで送り速度が急に変化する
と、主軸26や回転工具28が慣性で主軸ハウジング3
2に対して位置ずれし、回転工具28が進行方向に食い
込んで加工精度を損なう場合がある。軸受制御装置38
によるバイアス電流IB のフィードバック制御は、主軸
26が実際に位置ずれしてからバイアス電流IB を変更
するものであるため、必ずしも十分な応答性が得られ
ず、コーナー部Cなどで送り速度が急に大きく変化した
場合の主軸26や回転工具28の位置ずれには対応でき
ない。主軸26を移動させるX軸サーボモータ12およ
びY軸サーボモータ16、それ等をフィードバック制御
などで制御するNC制御装置30は移動装置として機能
しており、主軸26を軸心と交差(実施例では直交)す
る方向へ移動させる。
【0021】このような加工精度の低下を防止するた
め、上記軸受制御装置38にはNC制御装置30から主
軸26の移動情報が供給され、その移動情報に基づいて
バイアス電流IB をフィードフォワード制御することに
より、磁気軸受の軸受剛性を高くしてコーナー部Cなど
で送り速度が急に変化した場合の主軸26や回転工具2
8の位置ずれを防止するようになっている。軸受制御装
置38はマイクロコンピュータを備えて構成されてお
り、例えば図3に示すフローチャートに従って信号処理
を行う。軸受制御装置38による各種制御のうち図3の
各ステップを実行する部分は剛性制御手段として機能し
ている。
【0022】図3において、ステップS1では移動情報
としてサーボモータ12、16のモータ電流IM 、およ
びそれ等によって移動させられる主軸26の移動の加減
速度a(m/s2 )を読み込む。サーボモータ12、1
6のモータ電流IM は、主軸26の移動速度Vを変化さ
せる際に増大させられるため、このモータ電流IM の変
化から主軸26の移動の加減速を予測できる。また、主
軸26の加減速度aは、例えばサーボモータ12、16
に取り付けられたロータリエンコーダから供給される位
置信号から算出され、サーボモータ12、16をフィー
ドバック制御する際に求められるが、主軸26の主軸ハ
ウジング32等に加速度センサなどを設けて測定するよ
うにしても良い。
【0023】ステップS2ではモータ電流が増加したか
否か、具体的にはX軸サーボモータ12、Y軸サーボモ
ータ16のうち何れか一方でもモータ電流が予め定めら
れた所定値以上増加したか否かを判断し、増加した場合
はステップS3で主軸26の移動の加減速度aが実際に
所定値以上増加したか否かを判断する。加減速度aの増
加とは、加速や減速の程度が大きくなることを意味し、
減速時に減速度(速度が減少する割合)が大きくなる場
合も含む。そして、主軸26の移動の加減速度aが実際
に増加した場合はステップS6を実行し、バイアス電流
B を増加して電磁石34の吸引力を高くすることによ
り磁気軸受の軸受剛性を高くし、主軸ハウジング32の
移動の加減速に伴う主軸26や回転工具28の慣性に起
因する位置ずれを抑制する。
【0024】磁気軸受の静的、動的負荷容量すなわち剛
性は、図4の(a) に示すような特性を有し、剛性を増加
させるためには最大負荷容量である静的負荷容量を増加
させる。そのためには電磁石34の吸引力に対応するバ
イアス電流IB を増加させて対応する。最大負荷容量
は、周波数f=0の時であり、主軸送りの状態で周波数
f=0ということはないため、動剛性Gで考える。この
動剛性Gは、バイアス電流IB に対して図4の(b) に示
すような関係を有し、且つ周波数fすなわち主軸26の
回転数によって変化するため、結局次式(1) に示すよう
にバイアス電流I B および周波数fをパラメータとする
演算式やデータマップ等で表される。一方、主軸26お
よび回転工具28の慣性力F(N)は、それ等の質量m
(kg)および加減速度aから次式(2) に従って求めら
れ、要求加工精度を補償する許容変位量εを満足する動
剛性Gは次式(3) に従って求められる。したがって、こ
の(3) 式を満足する動剛性Gが得られるバイアス電流I
B * を(1) 式から求め、前記ステップS6では、そのバ
イアス電流IB * で電磁石34を励磁するように前記フ
ィードバック制御に優先してフィードフォワード制御を
行う。周波数fは、前記変位センサ36の信号の変化周
期から求めることができるが、主軸モータ24の回転数
を表す信号をNC制御装置30から取り込むようにして
も良い。 G=g(IB ,f) ・・・(1) F=m・a ・・・(2) G≧F/ε ・・・(3)
【0025】なお、上例ではバイアス電流IB * が、周
波数f、質量m、加減速度a、および許容変位量εをパ
ラメータとして求められるが、主軸26の回転数が予め
一定に設定されている場合、すなわち周波数fが一定
で、且つ質量mが一定の場合には、許容変位量εおよび
加減速度aをパラメータとする次式(4) の関係から、許
容変位量εを満足するバイアス電流IB * を求めること
ができる。また、加減速度aが一定の場合は、その加減
速度aおよび許容変位量εから加減速時のバイアス電流
B * を予め求めておき、加減速時にはその一定のバイ
アス電流IB * で電磁石34を励磁するようにしても良
い。 IB * =i(a,ε) ・・・(4)
【0026】図3に戻って、ステップS2の判断がNO
すなわちサーボモータ12、16のモータ電流が所定値
以上増加していない場合は、ステップS4を実行し、そ
れ等のモータ電流が予め定められた所定値以上減少した
か否かを判断する。そして、モータ電流が減少していな
い場合は、一連の処理を終了して所定のサイクルタイム
でステップS1以下を繰り返すが、モータ電流が減少し
た場合はステップS5で主軸26の移動の加減速度aが
実際に減少したか否かを判断する。加減速度aの減少と
は、加速や減速の程度が小さくなることを意味し、マイ
ナスの減速度が0に近づく場合も含む。そして、主軸2
6の移動の加減速度aが実際に減少した場合はステップ
S7を実行し、前記ステップS6とは逆にバイアス電流
B を減少させることにより、定常時におけるバイアス
電流IB に近づける。この時のバイアス電流IB も、ス
テップS6と同様に演算式やデータマップ等から求める
ことができる。
【0027】このように本実施例では、軸受制御装置3
8が主軸26の移動情報を取り込んで、主軸26の移動
の加減速度が増加する部分でバイアス電流IB を増加し
て磁気軸受の軸受剛性を増大させるため、加減速時の慣
性による主軸26、回転工具28の位置ずれが防止さ
れ、高い位置決め精度で高精度の加工を行うことができ
るとともに、小型で安価な磁気軸受を用いることが可能
で、常時高い軸受剛性で支持する大型の磁気軸受を用い
る場合に比較して装置が安価に構成されるとともにエネ
ルギー消費が節減される。
【0028】なお、上例ではサーボモータ12、16の
モータ電流が増加し且つ主軸26の移動の加減速度aが
増加した場合にバイアス電流IB を増加させるようにな
っているが、それ等の何れか一方の条件だけでバイアス
電流IB の増加制御を行うようにしても良いし、慣性力
Fが発生する主軸26の移動の加減速中はバイアス電流
B の増加制御を継続するようにしても良い。また、慣
性による主軸26や回転工具28の位置ずれが加工精度
に影響するのは主軸26の移動の減速時である場合が多
いため、その減速時だけバイアス電流IB の増加制御を
行うようにしても良いなど、バイアス電流IB の増加制
御を行う条件は適宜定められる。
【0029】次に、第2発明の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において、前記実施例と実質的に共通
する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略す
る。
【0030】図5の工作機械40の基本構成は前記工作
機械10と同じであるが、軸受制御装置42は、NC制
御装置44から主軸26の移動情報を取り込むことな
く、前記図1(b) に示すように変位センサ36からの信
号に基づいてバイアス電流IBをフィードバック制御す
るだけである。NC制御装置44には、主軸26を移動
させて加工を行う過程で、前記変位センサ36によって
検出される主軸26の主軸ハウジング32に対する位置
ずれの向きおよび大きさを表す位置ずれ情報ΔRが軸受
制御装置42を介して逐次供給されるようになってお
り、NC制御装置44は、その位置ずれ情報ΔRが表す
位置ずれを相殺するようにNCデータによる主軸ハウジ
ング32の移動経路を補足(補正)することにより、そ
の内部に浮遊支持されている主軸26を目標位置に高い
精度で位置決めしながら移動させる。この実施例では変
位センサ36が位置ずれ検出手段として機能している。
【0031】主軸ハウジング32を移動させる移動装置
として機能するNC制御装置44は、位置ずれ情報ΔR
からX軸方向の位置ずれ量ΔXR (mm)およびY軸方
向の位置ずれ量ΔYR (mm)を求め、そのX軸方向位
置ずれ量ΔXR 、Y軸方向位置ずれ量ΔYR だけ目標位
置をずらしてフィードバック制御を行う。図6は、主軸
ハウジング32のX軸方向位置を逐次位置決め制御しな
がらNCデータに従って移動させるX軸方向フィードバ
ック制御部50の機能ブロック線図で、XrefはX軸方
向の目標位置(パルス)、XfbはX軸方向の位置フィー
ドバックパルス(パルス)、Xmag は位置ずれ情報ΔR
によるX軸方向位置ずれパルス(パルス)で、比較器5
2はε=Xref −Xfb−Xmag に従って偏差カウンタ溜
りパルスε(パルス)を算出する。位置フィードバック
パルスXfbは、換算器54により現在のX軸方向位置X
(mm)にエンコーダの検出ゲインK4 (パルス/m
m)を掛算して求められたもので、X軸方向位置ずれパ
ルスXmag は、換算器56によりX軸方向位置ずれ量Δ
R に変位センサ36の検出ゲインK5 (パルス/m
m)を掛算して求められたものである。本実施例では、
比較器52および換算器56が、慣性による主軸26の
位置ずれを相殺するように移動装置、すなわちNC制御
装置44による主軸ハウジング32の位置決め制御を補
足する補足手段として機能している。
【0032】また、換算器58は、偏差カウンタ溜りパ
ルスεにD/A変換器ゲインK1 (V/パルス)を掛算
することにより速度指令Vref (V)を算出し、演算器
60は、速度指令Vref にK2 /(1+Ts)を掛算す
ることにより速度V(rpm)を算出し、演算器62
は、速度VにK3 /sを掛算することによりX軸方向の
移動量X(mm)を算出する。K2 は速度制御系のゲイ
ン(A/V)で、Tは速度制御系の時定数(sec)
で、K3 は機構部の移動量換算係数(mm/rev)で
ある。
【0033】なお、図示は省略するが、主軸26のY軸
方向位置を逐次位置決め制御しながらNCデータに従っ
て移動させるY軸方向フィードバック制御部について
も、上記X軸方向フィードバック制御部50と同様に構
成されており、Y軸方向位置ずれ量ΔYR に基づいてY
軸方向の目標位置を補正しながらフィードバック制御す
るようになっている。
【0034】本実施例では、NC制御装置44によって
主軸ハウジング32がX−Y平面内を移動させられる際
に、主軸ハウジング32に対する主軸26の位置ずれを
変位センサ36により逐次検出し、その主軸26の位置
ずれを相殺するようにNC制御装置44による主軸ハウ
ジング32の位置決め制御が補足されるため、加減速時
や方向変化時の慣性による主軸26の位置ずれに拘らず
被加工物に対する主軸26更には回転工具28の位置ず
れが防止される。これにより、高い位置決め精度で高精
度の加工を行うことができるとともに、小型で安価な磁
気軸受を用いることが可能で、常時高い軸受剛性で軸受
する大型の磁気軸受を用いる場合に比較して装置が安価
に構成されるとともにエネルギー消費が節減される。
【0035】なお、図7に示すX軸方向フィードバック
制御部70のように、微分器72によってX軸方向位置
ずれ量ΔXR を微分することによりX軸方向位置ずれ速
度f XR(mm/s)を算出するとともに、更にそのX軸
方向位置ずれ速度fXRを微分器74により微分すること
によりX軸方向位置ずれ加速度aRX(mm/s2 )を算
出し、それ等を加味してX軸方向位置ずれパルスXmag
を算出するようにしても良く、より応答性の高い制御が
行われるようになる。なお、換算器76、78は、X軸
方向位置ずれ速度fXR、X軸方向位置ずれ加速度aRX
それぞれゲインK6 、K7 を掛算することにより、それ
等をパルスに換算する。この場合は、これ等の微分器7
2、74、換算器76、78を含んで補足手段が構成さ
れる。
【0036】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の一実施例である工作機械の構成図
で、(a) はNC制御装置によって主軸を相対移動させる
部分を説明する図で、(b) は軸受制御装置によって磁気
軸受を制御する部分を説明する図である。
【図2】NC制御装置によって移動させられる主軸モー
タの移動経路の一例を示す図である。
【図3】図1の装置において、主軸モータの移動の加減
速時に磁気軸受の軸受剛性を増大させる際の作動を説明
するフローチャートである。
【図4】磁気軸受の一般的な特性を説明する図である。
【図5】第2発明の一実施例である工作機械の構成図
で、図1の(a) に相当する図である。
【図6】図5の装置におけるNC制御装置のX軸方向フ
ィードバック制御部を説明するブロック線図である。
【図7】図5の装置におけるNC制御装置のX軸方向フ
ィードバック制御部の別の例を説明するブロック線図で
ある。
【符号の説明】
10、40:工作機械 12:X軸サーボモータ(移動装置) 16:Y軸サーボモータ(移動装置) 24:主軸モータ(回転装置) 26:主軸 28:回転工具 30、44:NC制御装置(移動装置) 32:主軸ハウジング 36:変位センサ(位置ずれ検出手段) 38:軸受制御装置(剛性制御手段) 52:比較器(補足手段) 56、76、78:換算器(補足手段) 72、74:微分器(補足手段) IM :モータ電流(移動情報) a:加減速度(移動情報) ΔR:位置ずれ情報
フロントページの続き Fターム(参考) 3C001 KA02 KB10 TA02 TB05 TB06 TC03 3C045 FD16 3J102 AA01 BA03 BA19 CA09 CA19 DA02 DA03 DA09 DB06 DB10 DB11 DB37 GA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転工具が取り付けられる主軸と、軸受
    剛性を制御可能な磁気軸受を介して前記主軸を軸心まわ
    りに回転可能に保持している主軸ハウジングと、前記主
    軸を軸心まわりに回転させる回転装置と、前記主軸ハウ
    ジングを移動させる移動装置とを有し、前記主軸を回転
    させながら前記主軸ハウジングを移動させることにより
    前記回転工具で所定の加工を行う工作機械の制御装置で
    あって、 前記移動装置による前記主軸ハウジングの移動情報を取
    り込んで、該主軸ハウジングの移動速度または移動方向
    が変化する部分で前記磁気軸受の軸受剛性を増大させる
    剛性制御手段を有することを特徴とする工作機械の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 回転工具が取り付けられる主軸と、磁気
    軸受を介して前記主軸を軸心まわりに回転可能に保持し
    ている主軸ハウジングと、前記主軸を軸心まわりに回転
    させる回転装置と、前記主軸ハウジングを移動させる移
    動装置とを有し、前記主軸を回転させながら前記主軸ハ
    ウジングを移動させることにより前記回転工具で所定の
    加工を行う工作機械の制御装置であって、 前記移動装置によって前記主軸ハウジングが移動させら
    れる際に、該主軸ハウジングに対する前記主軸の位置ず
    れを逐次検出する位置ずれ検出手段と、 該主軸の位置ずれを相殺するように前記移動装置による
    前記主軸ハウジングの位置決め制御を補足する補足手段
    とを有することを特徴とする工作機械の制御装置。
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