JPH08296970A - 厨芥処理機およびその制御方法 - Google Patents

厨芥処理機およびその制御方法

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JPH08296970A
JPH08296970A JP7098781A JP9878195A JPH08296970A JP H08296970 A JPH08296970 A JP H08296970A JP 7098781 A JP7098781 A JP 7098781A JP 9878195 A JP9878195 A JP 9878195A JP H08296970 A JPH08296970 A JP H08296970A
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JP
Japan
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catalyst
drying
drying chamber
deodorizing
heating
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Application number
JP7098781A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Moriizumi
雅貴 森泉
Tadanori Munezuka
任功 宗塚
Jun Yoshida
潤 吉田
Akihiro Yoneyama
顕啓 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥の乾燥処理および脱臭効果も向上させる
ことができる厨芥処理機を提供する。 【構成】 厨芥を乾燥させる乾燥室2と、該乾燥室2か
ら発生するガスの臭気成分を脱臭する脱臭器19と、前
記乾燥室2から発生するガスを前記脱臭器19へ強制的
に通風させるとともに、当該通風流量を可変としうる制
御部を備えている送風手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭や業務用の厨芥
から発生する生ゴミなどの厨芥を乾燥処理する厨茶処理
機およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、厨芥を乾燥処理する厨芥処理機は、厨芥を収納し乾
燥する乾燥室と、熱風を乾燥室に送風する熱風発生手段
と、乾燥室から出たガスを強制通風する送風機と、ガス
の臭気成分を脱臭する脱臭器が備えられている。
【0003】従来の厨芥処理機は、送風機のファンの回
転数が、乾燥室から出るガスの量と関係無く一定である
ため、発生ガスの量が少ない時は乾燥室外から吸い込む
空気量が多くなり、結果として乾燥室内の温度が低くな
り乾燥時間が遅くなる。逆に、発生ガスの量が多いとき
には、乾燥室外からの吸い込み空気量が減り、脱臭器に
触媒のように酸素を必要とする手段を用いるばあいに
は、酸素不足になる。また、発生ガスの量がさらに多い
ばあいには、送風機による通風が追いつかず、乾燥室や
通風路が正圧となり、脱臭されていない発生ガスが、様
々な機械的接合部から漏れ出してしまう。
【0004】また、脱臭器として触媒などの加熱を必要
とするものを用いるばあい、従来では、触媒を円筒形状
とし、その中空部に円柱状のヒータを埋め込む方法がと
られていた。しかし、この方法では、円柱状のヒータが
高価となるばかりでなく、触媒のヒータに接している部
分と離れている部分との加熱ムラが大きくなり、充分な
脱臭能力がえられない欠点がある。さらに、脱臭すべき
臭気を含んだガスが冷えたまま触媒に入ってくること
も、脱臭効果を低減させる要因となる。
【0005】本発明は、叙上の事情に鑑み、厨芥の乾燥
処理および脱臭効果を向上させることができる厨芥処理
機およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の厨芥処理機は、
厨芥を乾燥させる乾燥室と、該乾燥室から発生するガス
の臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室から発生
するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風させるととも
に、当該通風流量を可変としうる制御部を備えている送
風手段とからなることを特徴としている。
【0007】本発明の厨芥処理器の制御方法は、厨芥を
乾燥させる乾燥室と、触媒と該触媒の上流側に設けられ
る触媒用加熱手段とからなり前記乾燥室から発生するガ
スの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室から発
生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風させるととも
に、当該通風流量を可変としうる制御部を備えている送
風手段とからなり、前記触媒用加熱手段の運転初期段階
では、前記送風手段における通風流量を少なくすること
を特徴としている。
【0008】また、乾燥用加熱手段を有し厨芥を乾燥さ
せる乾燥室と、乾燥検出手段と、触媒と該触媒の上流側
に設けられる触媒用加熱手段とからなり前記乾燥室から
発生するガスの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾
燥室から発生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風さ
せるとともに、当該通風流量を可変としうる制御部を備
えている送風手段とからなり、前記触媒用加熱手段によ
り触媒の温度が所定温度に達してから前記乾燥用加熱手
段を運転させるとともに、前記乾燥検出手段が所定温度
に達してから前記送風手段を運転させることを特徴とし
ている。
【0009】また、乾燥用加熱手段を有し厨芥を乾燥さ
せる乾燥室と、乾燥検出手段と、触媒と該触媒の上流側
に設けられる触媒用加熱手段とからなり前記乾燥室から
発生するガスの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾
燥室から発生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風さ
せるとともに、当該通風流量を可変としうる制御部を備
えている送風手段とからなり、前記乾燥検出手段の出力
に応じて、前記送風手段を制御し、通風流量を変更させ
ることを特徴としている。
【0010】また、厨芥を乾燥させる乾燥室と、乾燥検
出手段と、触媒と該触媒の上流側に設けられる触媒用加
熱手段とからなり前記乾燥室から発生するガスの臭気成
分を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室から発生するガス
を前記脱臭手段へ強制的に通風させるとともに、当該通
風流量を可変としうる制御部を備えている送風手段とか
らなり、前記乾燥検出手段の立上がりが遅いばあいに
は、乾燥加熱温度を高めに変更するとともに、通風流量
を増加することを特徴としている。
【0011】さらに本発明の厨芥処理機は、厨芥を乾燥
させる乾燥室と、低温触媒と該触媒の上流側に設けられ
る触媒用加熱手段とからなり前記乾燥室から発生するガ
スの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室から発
生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風させる送風手
段とからなることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明によれば、送風手段は制御部により強制
的な通風流量を変更することができるため、触媒の加熱
時初期段階では強制的な通風流量を少なくし、触媒の加
熱を早めるとともに、臭気が脱臭されずに排気されるの
を抑えることができる。また、乾燥用加熱手段や乾燥検
出手段などの情報によって、強制的な通風流量や触媒加
熱温度を調節し、乾燥処理および脱臭効果を向上させる
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明を説明す
る。
【0014】図1は本発明の厨芥処理機の一実施例の縦
断面図、図2は本発明の制御方法を説明するブロック
図、図3は図1における流量検出手段の縦断面図、図4
は他の厨芥処理機の縦断面図、図5は図4における臭気
ガス乾燥手段の縦断面図、図6は図4における脱臭器の
縦断面図、図7は図4における脱臭器の水平断面図、図
8はさらに他の厨芥処理機の縦断面図である。
【0015】図1において、1は処理機本体で、処理機
本体1内に乾燥室2が設けられ、この乾燥室2内に厨芥
を入れるゴミ容器3が装着されている。乾燥室2の上部
は蓋4で覆われ、室内は気密に維持できるようにされて
いる。また、ゴミ容器3は乾燥室2と着脱可能に構成さ
れており、その底部に撹拌羽根5が設けられ、ゴミ容器
3内の厨芥を乾燥するときに、厨芥を撹拌するようにし
ている。
【0016】前記撹拌羽根5の中心軸5aは、ゴミ容器
3の底部を貫通して取り付けられ、駆動モータ6と連結
されている。撹拌羽根5は駆動モータ6により間欠的に
運転され正転および反転して厨芥を撹拌し、ゴミ容器3
内の厨芥を均一に加熱乾燥する。ゴミ容器3の材質は、
腐食しにくいステンレススチールなどであり、さらにゴ
ミ容器3内面にゴミの炭化物がこびりつかないように、
フッ素系の高潤滑性樹脂やポリテトラフルオロエチレン
などをコーティングしてもよい。
【0017】ゴミ容器3の下方に設けられる、乾燥加熱
手段であるシーズヒータ7には、広く加熱するために面
状のアルミニウムにシーズヒータが鋳込まれている。こ
のシーズヒータ7により、ゴミ容器3の底面温度は10
0〜110℃の範囲の温度に、通常は約105℃に制御
されている。この加熱温度は高ければ高いほど、乾燥時
間を短かくできるが、高くしすぎると厨芥が炭化しやす
くなる。また、前記温度範囲だとゴミ容器3内に塩化ビ
ニル樹脂やナイロン樹脂などのプラスチック材料が混入
しても105℃前後ではガス化することがないので、塩
化ビニル樹脂の分解による塩素含有ガスの発生や他のプ
ラスチック材料の分解による有害なガスの発生はない。
【0018】前記ゴミ容器3およびシーズヒータ7は、
乾燥室2の底部および側壁の内側に設けられる断熱材8
により覆われ、放熱損失を減らすようにされている。
【0019】前記乾燥室2の上部に外気の取入れ口9が
設けられている。また、この外気取入れ口9には逆止弁
10が設けられており、取入れ口9から乾燥室2内の発
生ガスを漏らすことなしに外気を吸入することができる
ようにされている。なお、乾燥室2内へ外気を直接吸入
する理由は、外気は絶対湿度が低く、厨芥の乾燥速度を
早める働きがあるためである。また、乾燥室2を密閉す
る蓋4は、たとえばドーム形状などの上方に突出した形
状に形成され、最上部にガス出口11が設けられ、乾燥
室2から発生するガスは、パイプ12を通して水蒸気を
回収するための凝縮器13に送られる。そのため、乾燥
室2内で蒸気の滞留、凝結が起こらず、乾燥効率、腐食
の点で有効である。この凝縮器13は、冷却用モータ1
4で駆動されるプロペラファン15によって冷却され
る。
【0020】前記処理機本体1の下部には、凝縮水タン
ク16が着脱可能に設けられ、ドレインパイプ17を嵌
合する連結口18および水蒸気が除去されたガスを脱臭
手段である脱臭器19へ送る接続管20の一端が接続さ
れている。この接続管20の他端は送風手段である送風
ファン21を有するファンモータに連通し、ドレインパ
イプ17および凝縮水タンク16から臭気成分を含んだ
ガスを吸引し、脱臭器19に送るように連結されてい
る。
【0021】前記送風ファン21の風量をあまり多くす
ると装置が大型になったり、凝縮器13の凝縮能力や脱
臭器19の脱臭能力が低下する。逆に少なすぎると、乾
燥室2で発生する蒸気を含んだガスの吸引が不充分とな
り、脱臭に必要な酸素の流入が減り、脱臭が不完全にな
る。そのため、前記ファンモータには、図2に示すよう
に、マイコン22内に通風流量を可変としうる制御部2
3が備え付けられている。また、ファンモータをこの位
置としたのは、凝縮器13でガス温度が下げられるた
め、熱的に問題が少なく吸引することができ、また風量
も少なくても良くなり、結果としてコスト的に望ましい
からである。
【0022】送風ファン21の吐出側に連結される脱臭
器19は、触媒と該触媒の上流側に設けられる加熱手段
とから構成されている。この加熱手段により、臭気成分
を含んだガスを加熱したのち、該加熱されたガスで触媒
全体を加熱することができる。触媒としては、Pt系触
媒、Pb系触媒、Ti系触媒などを用いることができ
る。また加熱手段としては、触媒加熱用ヒータ24、た
とえばニクロム線を円柱状に巻いたニクロムヒータを用
いることができる。脱臭器19に触媒が用いられるの
は、温度をそれ程高くしないで脱臭処理でき、維持が容
易で処理能力が高いからである。触媒は200〜400
℃、好ましくは280〜320℃に加熱されて使用され
ている。この範囲の温度としたのは、触媒により臭気成
分を酸化するために必要な温度であり、高すぎると熱の
浪費が多くなるからである。脱臭器19により臭気成分
が除去されたガスは排出口25から外部に排出される。
【0023】つぎに本発明の厨芥処理機の制御方法の一
実施例について説明する。厨芥処理機は図2に示すよう
に、マイコン22により制御されており、マイコン22
は各センサから信号を入力し、各ヒータ、各モータを駆
動する。まずスタートスイッチSをオンすることにより
所定のプログラムに従い、触媒加熱用ヒータ24に通電
し、経路および触媒を加熱する。ついで冷却用モータ1
4のプロペラファン15およびファンモータの送風ファ
ン21が駆動されるとともに、シーズヒータ7に通電
し、ゴミ容器3中の厨芥の乾燥を開始する。ただし、運
転初期段階では、脱臭器19に取り付けられた触媒温度
センサの出力により、脱臭器19の触媒が充分加熱され
ていないと判断されれば送風ファン21の回転数を抑え
るか、または停止させ、強制的な通風流量を少なくす
る。そして前記触媒の加熱を早めるとともに、ガスの流
量を少なくして、臭気が脱臭されずに排気されるのを抑
えるようにしている。
【0024】本実施例によれば、日本の標準家庭である
4人家族において、1日発生する厨芥量を約700g
(そのうち水分約500g)とすると、これを乾燥処理
するのに、約3時間半で行なうことができた。
【0025】つぎに本発明の制御方法の他の実施例を説
明する。
【0026】本実施例においては、触媒加熱用ヒータ2
4に通電し、触媒温度センサによって脱臭器19の触媒
が所定の目標温度に達してからシーズヒータ7に通電
し、運転を開始させるとともに、乾燥室2や凝縮器13
に設けられる乾燥検出手段の厨芥温度センサが所定の目
標温度に達してから前記ファンモータを運転する。本実
施例では、前記触媒が十分加熱されたのちに、シーズヒ
ータ7の通電を行なうので、シーズヒータ7によって加
熱膨張されたガスが接続管20を通って触媒へ到達した
ときには、既に触媒は目標温度に達しているので、ガス
に含まれている臭気成分が未脱臭で排気されることはな
く、臭気漏れを抑えることが可能となる。また、ファン
モータを乾燥室2の加熱温度が目標に達してから通電す
る目的は乾燥室を加熱中にガスを排気されると乾燥室2
の加熱温度の上昇が緩慢になり、目標温度に達するのに
時間がかかり、効率が悪化するためである。また、前記
乾燥検出手段としては、厨芥温度センサの代わりに乾燥
状態を検出するセンサ、たとえば湿度センサを使用する
こともできる。
【0027】つぎに本発明の制御方法のさらに他の実施
例を説明する。
【0028】本実施例においては、強制的な通風流量を
変更したばあいに、触媒の目標加熱温度を変更するもの
とする。すなわち、流量が少ないばあいは、触媒で処理
すべきガスの臭気も少ないので、触媒の温度を低くして
も充分脱臭が可能であると考えられるからである。つま
り、触媒温度を低く抑えることにより、省電力化を図る
ことが可能となる。なお、強制的な通風流量の増減に応
じて、触媒の加熱温度を変更するだけでなく、厨芥の処
理行程で臭気に変化があるばあいも同様に触媒温度を変
更して、省電力化を図ることが可能となる。また、乾燥
の終了段階で乾燥加熱温度と強制的な通風流量に応じ
て、触媒の加熱温度を変更することもできる。
【0029】つぎに本発明の制御方法のさらなる他の実
施例を説明する。
【0030】本実施例においては、厨芥温度センサの出
力より、乾燥加熱温度の立ち上がりが遅いと判断された
ばあい、加熱処理中の厨芥の水分量が多いと考えられる
ため、前記乾燥加熱温度を高めに変更するとともに、強
制的な通風流量を増加する。これにより、乾燥室2内の
飽和水蒸気量を増加させるとともに、実際の水蒸気を強
制的に乾燥室2外へ送気するので、乾燥室2内の水分の
蒸発効率を高めることが可能となる。また前記通風流量
の増加に応じて、触媒の加熱温度を上げることもでき
る。
【0031】つぎに本発明の制御方法のさらなる他の実
施例を説明する。
【0032】本実施例においては、脱臭器19に低温触
媒を使用することにより、触媒の収納容器をガラス繊維
強化のPPS(ポリフェニレンサルファイド)やポリイ
ミドなどの高耐熱樹脂で形成することができる。すなわ
ち、樹脂製の収納容器の使用によって、収納容器の断熱
効果がえられるとともに、樹脂の特徴である任意の流路
形成が可能となる。
【0033】なお、図1に示される厨芥処理機において
は、図3に示すように、パイプ12内に乾燥室2から発
生するガスの流量を検出するための流量検出手段が備え
付けるようにしてもよい。
【0034】流量検出手段は、ガスの進入方向に対して
面を構成する回転推進羽根と、該回転推進羽根2枚をつ
なぐ壁との組合せからなる羽根車30と該羽根車30の
回転数を検出する透過形のフォトインタラプタ31とか
ら構成されている。そしてガスはガス出口11からパイ
プ12aへ流入し、羽根車30側の入口30aへ導びか
れ、羽根車30内に入り、羽根車30を回転させつつ出
口30bよりパイプ12bに排出される。なお、ガス出
口11には、フィルター32が設けられており、パイプ
12へのガス以外、たとえば厨芥くずなどの侵入を防い
でいる。
【0035】前記流量検出手段としては、羽根車とフォ
トインタラプタに限定されるものではなく、フィルター
32の後方にフォトインタラプタを配置させることによ
り、厨芥くずなどが詰まれば、フォトインタラプタの出
力変化によって、フィルター32の目詰まりを検出し、
流量が低下したのが判断される。この判断をマイコンに
よって処理し、発光ダイオード(LED)による表示や
ブザーによる警報音を発したり、運転停止を行なって、
フィルターの目詰まりによる臭気漏れ防止および乾燥効
率の低下による長時間運転を防止することができる。
【0036】なお、検出手段として羽根車を使用するの
が、緩やかな流れの変化に対しても精度良く検出でき、
また、構造上も簡単であるため、信頼性および耐久性が
高く、安価な構成とすることができる。
【0037】つぎに他の厨芥処理機について説明する。
【0038】本厨芥処理機は、前記厨芥処理機と同様
に、図4に示すように、厨芥を乾燥させる乾燥室102
と、該乾燥室102から発生するガスから水蒸気を回収
する凝縮器113と、前記ガスの臭気成分を脱臭する脱
臭器119と、前記乾燥室102から発生するガスを前
記脱臭器119へ強制的に通風させるファンモータ12
1とから構成されており、前記脱臭器119の上流側に
臭気ガス乾燥手段が設けられている。
【0039】臭気ガス乾燥手段は、図5に示すように、
カラム150と該カラム150内に充填される充填剤1
51と該充填剤151の水分を除去させるための再生用
ヒータ152とから構成され、一つのユニットとして一
体状にされている。前記充填剤151としては、シリカ
ゲル、モレキュラーシーブなどを用いることができる。
前記凝縮器113により水蒸気が除去された臭気ガス
は、まだ湿度100%であるため、触媒の温度が下がり
やすいが、この臭気ガス乾燥手段により、臭気ガス中に
含まれる水分をさらに除去し、湿度を低減させることが
できる。その結果臭気ガスは脱臭器119で水分による
温度の低下がなくなり、脱臭効果がアップするととも
に、触媒の劣化も防止することができる。なお、150
aは、充填剤151がカラム150から出てしまうのを
防止するためのカラムフィルタである。
【0040】前記臭気ガス乾燥手段により乾燥された臭
気ガスは、配管153を通って、脱臭器119へ送風さ
れる。
【0041】この脱臭器119は、図6〜7に示すよう
に、ハニカム形状の触媒層154と、経路155と、ス
リットを有する抵抗板156と、加熱手段であるヒータ
158とから構成され、一つのユニットとして一体状に
されている。経路155は触媒層154より上流の臭気
ガス乾燥手段側に設けられ、空間を仕切る仕切フィン1
57により臭気ガス流路の方向を変えてジグザクに蛇行
するようにされている。臭気ガス乾燥手段を通った乾燥
臭気ガスは、経路155を蛇行して流れるあいだにヒー
タ158により加熱される。加熱された臭気ガスはヒー
タ158で加熱されている抵抗板156で乱流状態にさ
れ、そのまま加熱された触媒層154に送られる。さら
に、もう一度抵抗板156で乱流状態にされたのち、触
媒層154を通るので完全に臭気ガスは酸化分解され無
臭ガスにされる。
【0042】厨芥の乾燥を終了すれば、充填剤151
は、多量の水分を含んでいるので、ファンモータ121
を運転させながら、再生用ヒータ152でカラム150
を温度150〜200℃に加熱させると、充填剤に含ま
れていた水分は、配管153、脱臭器119および排出
管125を通って、外部へ排出される。なお、このとき
脱臭器119の触媒層154はヒータ158で加熱させ
ておく必要がある。
【0043】つぎに厨芥処理機による厨芥の乾燥処理の
動作を説明する。なお以下においては、日本の標準家族
(4人家族)で1日に発生する厨芥量を約700g(そ
のうち水分量約500g)とし、この量の厨芥を処理す
るばあいについて説明する。ゴミ容器103に厨芥70
0gを入れて乾燥室102に装着し、蓋104をしめて
連結部104aを連結し乾燥室102と凝縮器113と
を連結する。また凝縮水タンク116も装着する。
【0044】ついで制御装置の運転スイッチ(図示せ
ず)をONし、厨芥処理機の運転を開始する。すると触
媒加熱用のヒータ158が通電し、経路155、抵抗板
156、および触媒層154を加熱する。そののち送風
ファン121aおよびプロペラファン115が駆動され
るとともにシーズヒータ107が通電し、ゴミ容器10
3中の厨芥の乾燥を開始する。
【0045】厨芥の加熱により発生した水蒸気を含んだ
臭気ガスは水蒸気を回収するため凝縮器113で冷却さ
れる。
【0046】凝縮器113では、ファンモータ121に
より駆動されているプロペラファン115によって吸引
した外気により臭気ガスが冷却され凝縮される。凝縮し
たドレインはドレインパイプ117を通って凝縮水タン
ク116に流下する。凝縮しないガスはドレインパイプ
117を通って凝縮水タンク116を経てドレインパイ
プ117と離れた位置に開口している配管120を経て
凝縮水タンク116内の気体と一緒に送風ファン121
aによりに吸引され臭気ガス乾燥手段に送られる。
【0047】臭気ガス乾燥手段では、カラム150内に
充填されている充填剤151により凝縮器113を通っ
てきた臭気ガスをさらに乾燥させる。乾燥した臭気ガス
はつぎに配管153を経て脱臭器119へ送られる。
【0048】脱臭器119ではその乾燥した臭気ガスを
経路155で加熱したのち、抵抗板156で乱流状態に
し、触媒層154で無臭化する。
【0049】厨芥の乾燥処理終了時、臭気ガス乾燥手段
および脱臭器119のそれぞれのヒータを通電させなが
ら、ファンモータ121を運転させカラム150内の充
填剤151に含まれた水分を除去する。
【0050】本厨芥処理機により全重量700gの厨芥
は約3.5時間で乾燥できた。さらに充填剤の再生には
30〜60分で可能である。
【0051】なお、前述した臭気ガス乾燥手段を図1に
示される実施例に適用してもよい。つぎにさらに他の厨
芥処理機について説明する。
【0052】本厨芥処理機は、図8に示すように、厨芥
を乾燥させる乾燥室202と、該乾燥室202から発生
するガスから水蒸気を回収する凝縮器213と、前記ガ
スの臭気成分を脱臭する脱臭器219と、前記脱臭器2
19により臭気成分が除去されたガスを外部に排出させ
るターボファン260とから構成されている。
【0053】乾燥室202の側壁に凝縮器213を冷却
するための冷却室213bからの空気を吸入するための
空気取り入れ口211が設けられている。また乾燥室2
02を密閉する蓋204はたとえばドーム形状などの上
方に突出した形状に形成され、最上部にガス出口214
が設けられ乾燥室202から発生するガスはパイプ21
2a、212bを通して凝縮器213に送られる。
【0054】パイプ212aとパイプ212bは蓋が閉
まったときパッキン251aで連結され、ガス漏れはな
いよう構成している。各パイプはポリテトラフルオロエ
チレンチューブ、スチレンチューブなどの耐食性、耐熱
性の管や内面をコーティングして耐食性をもたせた管な
どを用いる。パッキン251aも耐食性をもったシリコ
ンなどが用いられる。
【0055】凝縮器213は熱交換器213a、ドレイ
ンパイプ217、熱交換器213aの冷却用空気を送る
プロペラファン215とプロペラファン215を駆動す
るモータ214とから構成されている。熱交換器213
aは箱型、蛇管など適宜のものでよく、熱伝導率および
耐食性にすぐれたステンレス、アルミニウム合金、銅合
金などでつくられている。プロペラファン215により
熱交換器213aの熱交換面に冷却空気を通風させる
際、処理機本体201に設けた外気取入れ口201aか
ら外気を取り入れ、排気口201bから排出するように
する。
【0056】外気取り入れ口201aから取り入れられ
た外気(例えば20℃)は熱交換器213aを冷却する
過程で温められ、熱交換器213aの上部付近では40
℃〜50℃までになる。この温められた空気は外気をそ
のまま取り入れているため絶対湿度は低い。この空気が
空気取り入れ口211から乾燥室202に入るため、乾
燥室202の温度低下や温度むらは、外気を直接取り入
れたばあいに比べて非常に少なくなる。また、絶対湿度
が低い空気を取り入れるため乾燥時間の短縮にもなり、
効率よく乾燥できる。さらに空気取り入れ口211を熱
交換器213aの上部付近に設けることにより、充分に
温められた外気を乾燥室202に取り込むことができ、
より効率の高い乾燥が可能となった。
【0057】本体201の下部に凝縮水タンク216が
着脱可能に設けられ、ドレインパイプ217とパッキン
251bでガス漏れ、液漏れがないように接続されてい
る。ドレインパイプ217の他端は脱臭器219に接続
されている。脱臭器219としては触媒式のものが使用
される。白金系、白金系−パラジウム系、ニッケル系な
どの酸化触媒が、たとえばハニカム構造に形成され、臭
気ガスを効率的に加熱する蛇行経路が設けられ、触媒お
よび蛇行経路加熱用のヒータ258が設けられている。
脱臭器219に触媒が用いられるのは温度をそれ程高く
しないで処理でき、かつ維持が容易で処理能力が高いか
らである。触媒は200℃〜400℃、好ましくは28
0℃〜320℃にヒータ258により加熱されて使用さ
れる。この温度は触媒により臭気成分を酸化するために
必要な温度であり、高すぎると熱の浪費が多くなるため
前記範囲が適している。また蛇行経路を設けて臭気ガス
を触媒と接触する前に加熱するのは、臭気成分の酸化効
率を高め、さらに運転開始の直後から脱臭を充分に行な
うためである。脱臭器219の上部、下部および側面は
断熱材259で囲まれている。臭気成分が除去されたガ
スは排出口225から外部に排出される。排出口225
の後段にはターボファン260が設けられており、モー
タ261により駆動され、常時ガスを送風できるように
している。ターボファン260を使用するのは静圧特性
が高いためである。ターボファン260により乾燥室2
02で発生したガスはガス出口214、凝縮器213、
脱臭器219の順序で送風され、その間に凝縮器213
と凝縮水タンク216により水分が回収され、脱臭器2
19により臭気成分が除去される。そのため乾燥室20
2内は負圧になり空気取り入れ口211から温められた
ら外気が吸気される。このように本厨芥処理機ではター
ボファン260によってガスを強制的に吸引し、乾燥室
202が排出口に至るガス経路をすべて負圧としてい
る。これに対し、他の方法として、プロペラファン21
5の能力を上げ、冷却室213bの圧力を高め、相対的
に乾燥室202より圧力を高める方法がある。したがっ
てターボファン260によって乾燥室202内を負圧に
することは絶対的条件ではない。しかしながら、後者の
冷却室213bの圧力を高める方法では、プロペラファ
ン215にかなり大きな能力が必要とされるだけでな
く、本体201に設けられた排気口201bと、乾燥室
202の空気取り入れ口211との開口面積のバランス
を考慮した設計が不可欠である。そして、その開口面積
のバランスを設計する際には、熱交換器213aを冷却
するのに必要な風量が多く必要であるということと、熱
交換器213aで水分を回収するには内部を通過するガ
ス量、すなわち空気取り入れ口211から入る空気量は
あまり多くない方が良いということと、相反する要求を
満たす必要があり非常に困難を伴う。また脱臭器219
での脱臭能力の面からも、内部を通過するガス量はあま
り多くない方が良い。
【0058】これに比べて前述のターボファン260に
よって乾燥室202内を負圧にする方法をとれば、冷却
室213bの圧力をあまり高める必要がなく、排気口2
01bの開口面積を、乾燥室202の空気取り入れ口2
11の開口面積に比べて明らかに広く確保しておけば良
い。すなわち、熱交換器213aの冷却に必要な風量に
合わせて排気口201bの開口面積を取り、乾燥室20
2に取り入れる空気量はたとえばターボファン260に
よって設計することができる。
【0059】一方、空気取り入れ口211を熱交換器2
13aの上部付近に設ければ、外気が最も高い温度に温
められた地点で乾燥室202に取り入れられることにな
り、本発明が目的としている乾燥効率の向上を最も高め
ることになる。
【0060】さらに、空気取り入れ口211に逆流防止
弁(図示せず)を設ければ、乾燥室202から臭気を含
んだガスが空気取り入れ口211から冷却室213bに
逆流し、結果として臭気が排気口201bから装置外部
に漏れてしまう危険を防止することができる。このよう
な危険が起こるばあいとしては、粉塵となったゴミの付
着によるパイプ212a、212bの詰まりやドレイン
パイプ217の詰まりが起きたときや、完全に詰まらな
くても、乾燥室202内で水蒸気が発生する量が充分に
流れなくなったときである。
【0061】つぎに本厨芥処理機による厨芥の乾燥処理
の動作を説明する。なお以下の説明においては、日本の
標準家族(4人家族)で1日に発生する厨芥量を約70
0g(そのうち水分量約500g)とし、この量の厨芥
を処理するばあいについて説明する。
【0062】ゴミ容器203に厨芥700gを入れて乾
燥室202に装着し、蓋204をしめ、凝縮水タンク2
16を装着する。
【0063】ついで制御装置の運転スイッチ(図示せ
ず)をONし、厨芥処理機の運転を開始する。すると触
媒加熱用のヒータ258が通電し触媒を加熱する。つい
でプロペラファン215およびターボファン260が駆
動されるとともにシーズヒータ207が通電し、ゴミ容
器203中の厨芥の乾燥を開始する、図8に示される厨
芥処理機は厨芥をシーズヒータ207で下方から加熱す
る下部加熱方式であるので、少ない消費電力で効率よく
加熱できる。厨芥の加熱温度はゴミ容器203の底で1
05℃前後に設定する。
【0064】またゴミ容器203内では撹拌羽根205
が間欠的に駆動モータ206により正転および反転され
厨芥が撹拌されながら、むらなく加熱され、撹拌を行な
ったときに一時的に多量の蒸気が発生しないようにされ
ている。そのため、ガスの発生量はターボファン260
の送風能力を上回ることがない。また乾燥室202内
へ、湿度の低い空気が吸入されるので厨芥の乾燥速度が
早められる。乾燥室202内で厨芥から発生した水蒸気
やアルデヒド、酢酸、アンモニア、メルカプタンなどの
臭気成分と空気取り入れ口211から吸入された外気と
が混合された混合ガスはガス出口214から流出する。
ガス出口214はドーム状の蓋204の最上部に設けら
れているので乾燥室202内で蒸気の滞留、凝縮がおこ
らず、乾燥効率がよく、ゴミ容器203や蓋204の内
面の腐食を起しにくい。
【0065】ガス出口214を経て流出した水蒸気を含
んだガスは、凝縮器213で冷却され水蒸気が回収され
る。凝縮器213ではモータ214により駆動されてい
るプロペラファン215によって吸引した外気により冷
却してガスの冷却効率を上げている。凝縮した排水はド
レインパイプ217を通って凝縮水タンク216に流下
する。凝縮水タンク216にたまる凝縮水の量は約50
0gである。凝縮しない臭気成分を含んだガスはドレイ
ンパイプ217から分岐して脱臭器219に送られる。
脱臭器219では酸化触媒がヒータ258により280
〜320℃に加熱されており、ここへ送られてきた臭気
成分はガス中の酸素と反応して酸化分解され、排出口2
25から外部に排出される。臭気成分の酸化分解に必要
な酸素は空気取り入れ口211から吸入される空気に含
まれる酸素で充分である。この厨芥処理機により全重量
700gの厨芥を約3時間半で乾燥処理できる。
【0066】なお、図8に関連して説明した機構、すな
わち凝縮器で温めた空気を加熱乾燥室へ供給する機構を
図1や図4に示される実施例に適用してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の厨芥処理
機は、送風手段に通風流量を可変としうる制御部を備え
ているため、乾燥室から出るガスの量に応じて、送風流
量を変更し、乾燥時間を短縮させることができる。
【0068】また脱臭手段が触媒および上流側に設けら
れる触媒用加熱手段とからなるため、脱臭効果をアップ
させることができる。
【0069】また乾燥加熱手段や乾燥検出手段などの情
報によって、さらに乾燥効率および脱臭効果を向上させ
ることができる。
【0070】さらに触媒を低温触媒とすることにより、
樹脂材料で脱臭手段の容器を簡単に作製することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥処理機の一実施例を示す縦断面図
である。
【図2】本発明の制御方法を説明するブロック図であ
る。
【図3】図1における流量検出手段の縦断面図である。
【図4】図4は他の厨芥処理機の縦断面図である。
【図5】図5は図4における臭気ガス乾燥手段の縦断面
図である。
【図6】図6は図4における脱臭器の縦断面図である。
【図7】図7は図4における脱臭器の水平断面図であ
る。
【図8】図8はさらに他の厨芥処理機の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 処理機本体 2 乾燥室 3 ゴミ容器 4 蓋 5 撹拌羽根 6 駆動モータ 7 シーズヒータ 8 断熱材 9 空気取入れ口 10 逆止弁 11 ガス出口 12 パイプ 13 凝縮器 14 冷却用モータ 15 プロペラファン 16 凝縮水タンク 17 ドレインパイプ 18 連結口 19 脱臭器 20 接続管 21 送風ファン 22 マイコン 23 制御部 24 触媒加熱用ヒータ 25 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 21/00 B09B 5/00 ZABP (72)発明者 米山 顕啓 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を乾燥させる乾燥室と、該乾燥室か
    ら発生するガスの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記
    乾燥室から発生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風
    させるとともに、当該通風流量を可変としうる制御部を
    備えている送風手段とからなることを特徴とする厨芥処
    理機。
  2. 【請求項2】 前記脱臭手段が、触媒と該触媒の上流側
    に設けられる触媒用加熱手段とからなる請求項1記載の
    厨芥処理機。
  3. 【請求項3】 前記乾燥室が、乾燥用加熱手段を有して
    なる請求項2記載の厨芥処理機。
  4. 【請求項4】 乾燥状態を検出するための乾燥検出手段
    を有してなる請求項3記載の厨芥処理機。
  5. 【請求項5】 厨芥を乾燥させる乾燥室と、触媒と該触
    媒の上流側に設けられる触媒用加熱手段とからなり前記
    乾燥室から発生するガスの臭気成分を脱臭する脱臭手段
    と、前記乾燥室から発生するガスを前記脱臭手段へ強制
    的に通風させるとともに、当該通風流量を可変としうる
    制御部を備えている送風手段とからなり、前記触媒用加
    熱手段の運転初期段階では、前記送風手段における通風
    流量を少なくすることを特徴とする厨芥処理機の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 乾燥用加熱手段を有し厨芥を乾燥させる
    乾燥室と、乾燥検出手段と、触媒と該触媒の上流側に設
    けられる触媒用加熱手段とからなり前記乾燥室から発生
    するガスの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室
    から発生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風させる
    とともに、当該通風流量を可変としうる制御部を備えて
    いる送風手段とからなり、前記触媒用加熱手段により触
    媒の温度が所定温度に達してから前記乾燥用加熱手段を
    運転させるとともに、前記乾燥検出手段が所定温度に達
    してから前記送風手段を運転させることを特徴とする厨
    芥処理機の制御方法。
  7. 【請求項7】 乾燥用加熱手段を有し厨芥を乾燥させる
    乾燥室と、乾燥検出手段と、触媒と該触媒の上流側に設
    けられる触媒用加熱手段とからなり前記乾燥室から発生
    するガスの臭気成分を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室
    から発生するガスを前記脱臭手段へ強制的に通風させる
    とともに、当該通風流量を可変としうる制御部を備えて
    いる送風手段とからなり、前記乾燥検出手段の出力に応
    じて、前記送風手段を制御し、通風流量を変更させるこ
    とを特徴とする厨芥処理機の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記送風手段における通風流量の増減に
    応じて、触媒の加熱温度を変更する請求項7記載の制御
    方法。
  9. 【請求項9】 乾燥の最終段階では、乾燥加熱温度と通
    風流量に応じて、触媒の加熱温度を変更する請求項8記
    載の制御方法。
  10. 【請求項10】 厨芥を乾燥させる乾燥室と、乾燥検出
    手段と、触媒と該触媒の上流側に設けられる触媒用加熱
    手段とからなり前記乾燥室から発生するガスの臭気成分
    を脱臭する脱臭手段と、前記乾燥室から発生するガスを
    前記脱臭手段へ強制的に通風させるとともに、当該通風
    流量を可変としうる制御部を備えている送風手段とから
    なり、前記乾燥検出手段の立上がりが遅いばあいには、
    乾燥加熱温度を高めに変更するとともに、通風流量を増
    加することを特徴とする厨芥処理機の制御方法。
  11. 【請求項11】 通風流量の増加に応じて、触媒の加熱
    温度を上げる請求項10記載の制御方法。
  12. 【請求項12】 厨芥を乾燥させる乾燥室と、低温触媒
    と該触媒の上流側に設けられる触媒用加熱手段とからな
    り前記乾燥室から発生するガスの臭気成分を脱臭する脱
    臭手段と、前記乾燥室から発生するガスを前記脱臭手段
    へ強制的に通風させる送風手段とからなることを特徴と
    する厨芥処理機。
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