JP3332650B2 - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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JP3332650B2
JP3332650B2 JP09878395A JP9878395A JP3332650B2 JP 3332650 B2 JP3332650 B2 JP 3332650B2 JP 09878395 A JP09878395 A JP 09878395A JP 9878395 A JP9878395 A JP 9878395A JP 3332650 B2 JP3332650 B2 JP 3332650B2
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭や業務用の厨房
から発生する生ゴミなどの厨芥を処理する厨芥処理機お
よびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より厨芥を乾燥処理する際に発生す
る臭気ガスを脱臭する各種の厨芥処理機が提案されてお
り、そのほとんどは、厨芥を乾燥処理するための乾燥室
と、該乾燥室から発生する水蒸気や臭気ガスを凝縮する
ための凝縮手段と、その臭気ガスを酸化分解させるため
の触媒脱臭手段とから構成され、それぞれが連通されて
いる。そして、前記凝縮手段は、乾燥室の横に縦方向に
設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記厨
芥処理機は、凝縮手段が乾燥室の横に設置されているた
め、凝縮手段を冷却するためのファンは、さらにその横
または縦もしくは斜めに設置しなけらばならない。ファ
ンを横に設置すると、処理機全体の大きさが大きくな
り、ファンによる冷却後の熱風の除去も困難となる。一
方、ファンを縦または斜めに設置すれば、処理機全体は
前述の処理機よりコンパクトになるが、ファンによる冷
却効率が低下し、凝縮効率も低下するため、凝縮手段を
大きくする必要がある。これは乾燥室、凝縮手段、触媒
脱臭手段の経路を強制的に通風してやれば、さらに凝縮
効率が低下する。
【0004】本発明は、叙上の事情に鑑み、処理機のコ
ンパクト化と、厨芥を加熱乾燥などにより処理する際
に、発生する臭気ガスおよび水蒸気を効率よく凝縮させ
ることができる厨芥処理機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の厨芥処理機は、
厨芥を加熱乾燥させる乾燥室と、該乾燥室上部を開閉自
在に覆う蓋と、該蓋内に収納されると共に、前記乾燥室
に連通し乾燥室から発生する臭気ガス中の水蒸気を回収
する凝縮手段と、該凝縮手段より下方に配置された凝縮
水タンクと、前記凝縮手段の底部より上方位置と凝縮水
タンクとを連通する排出管と、前記凝縮水タンクに連通
し、凝縮水タンク内の臭気を脱臭する触媒脱臭手段とを
備えたことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】本発明によれば、凝縮手段を処理機、たとえば
乾燥室の上部にある蓋に内蔵させることにより、横方向
にコンパクトになる。また水蒸気を一旦水として貯えて
おいたのち、凝縮水タンクへ送り込むため、その貯えて
おいた水の冷却作用によって凝縮効率が向上する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の厨芥処理
機を説明する。
【0010】図1は本発明の厨芥処理機の一実施例の構
成を説明するブロック図、図2は図1における厨芥処理
機の縦断面図、図3は図2における凝縮手段の平面図で
ある。
【0011】図1および図2に示すように、1は厨芥を
加熱乾燥させる乾燥室、2は乾燥室1で発生した臭気ガ
ス中の水蒸気を凝縮させる凝縮手段、3は凝縮手段2で
凝縮された水分を蓄える凝縮水タンク、4は厨芥から発
生した臭気成分の脱臭を行なう触媒脱臭手段、5は前記
乾燥室1から発生するガスを前記触媒脱臭手段4へ強制
的に通風させる送風手段、6は乾燥室1と凝縮手段2と
を接続する排気口、25は凝縮手段2と凝縮水タンク3
とを接続するドレインパイプ、7は凝縮水タンクと送風
手段5とを連通する配管、8は送風手段5と触媒脱臭手
段4とを連通する配管、9は脱臭した処理ガスを外部へ
排出する排出管である。
【0012】乾燥室1は気密に形成され、外気を乾燥室
1へ取入れる空気取入れ口21が設けられている。乾燥
室1に吸入された外気と、ここで発生した水蒸気、臭気
成分などからなるガスは排気口6を経て凝縮手段2に送
られる。そして、ここで水蒸気が凝縮され、凝縮水は凝
縮水タンク3にためられる。水蒸気が除去された臭気ガ
スは配管7を経て送風手段5に吸引され、配管8を通過
して触媒脱臭手段4に送られ、ここで脱臭されたのち排
出管9から外部に放出される。
【0013】本発明の厨芥処理機を図2および図3を使
ってさらに具体的に説明すると、図2に示すように、厨
芥を乾燥処理する乾燥室1は、処理機本体10内に厨芥
を入れたゴミ容器11を収容する空間を有し、その上部
には凝縮手段2を内蔵した蓋12で覆われ、室内は気密
が維持できるようにされている。ゴミ容器11は乾燥室
1と着脱可能に構成されており、その底部に撹拌羽根1
3が設けられ、この撹拌羽根13にゴミ容器11の底部
を貫通した従動軸14が設けられている。撹拌羽根13
は駆動モータ15により間欠的に駆動され、正転および
反転してゴミ容器11内の厨芥を撹拌し、厨芥を均一に
効率よく乾燥する。なお、16は減速装置であり、17
はカップリング機構である。
【0014】乾燥室1の底部には、面状に放熱面が形成
されるように発熱体が埋め込まれたシーズヒータ18が
設けられており、ゴミ容器設置台19に装着したゴミ容
器11の底面を広く加熱している。この下部加熱方式の
シーズヒータ7により、ゴミ容器11の底面温度は10
0〜110℃の範囲の温度に、通常は105℃に制御さ
れている。この加熱温度は高ければ高いほど、乾燥時間
を短くできるが、高くしすぎると厨芥が炭化しやすくな
る。また、前記範囲の温度だと、ゴミ容器11内に塩化
ビニル樹脂やナイロン樹脂などのプラスチック材料が混
入しても105℃前後ではガス化することがないので、
塩化ビニル樹脂の分解による塩素含有ガスの発生や他の
プラスチック材料の分解による有害なガスの発生はな
い。
【0015】乾燥室1の底部および側壁の内側に設けら
れる断熱材20により、ゴミ容器11およびシーズヒー
タ18が覆われ、放熱損失を減らすようにされている。
【0016】本体10から乾燥室1に連通する側壁に空
気取入れ口21が設けられるとともに、この空気取入れ
口21に逆止弁21aが設けられ、臭気ガスを漏らすこ
となく外気が吸入される。
【0017】凝縮手段2は、熱交換器24と、ドレイン
パイプ25と、冷却空気を送るプロパラファン28とか
ら構成されている。熱交換器24は円盤形で、排出口6
と排出管23が接続されている。排出口6の段部22は
排出管23より高い位置にあり、熱交換器24の底面2
4aは排出管23より低い位置にある。したがって乾燥
室1から発生した水蒸気を含んだ臭気ガスは排出口6に
入り、熱交換器24で凝縮され、その凝縮水は熱交換器
24の底面24aにたまる。そのたまった水の冷却作用
と、プロペラファン28の冷却作用により、凝縮効率が
アップする。たまった凝縮水は順次、連続的に臭気ガス
と共に排出管23、フレキシブルチューブ29、ドレイ
ンパイプ25を通って凝縮水タンク3に送られる。
【0018】凝縮水タンク3は本体10の底部に着脱可
能に設けられ、その一端部の上部に配管口3a、3bが
形成されている。ドレインパイプ25は配管口3aに接
続され、凝縮水タンク3の臭気ガスと、熱交換器24か
ら送られてきた臭気ガスは3aの上部にある配管口3b
を通って配管7を介して送風ファン5aに送られる。さ
らに臭気ガスは送風ファン5aにより触媒脱臭手段4へ
送られる。
【0019】脱臭手段4は、ハニカム状触媒層と経路と
加熱手段とを一つのユニットとして一体状に形成されて
いる。臭気ガスはここで触媒層の酸化分解作用によって
無臭化される。
【0020】つぎに厨芥処理機による厨芥の乾燥処理の
動作を説明する。なお以下においては、日本の標準家族
(4人家族)で1日に発生する厨芥量を約700g(そ
のうち水分量約500g)とし、この量の厨芥を処理す
るばあいについて説明する。
【0021】ゴミ容器11に厨芥700gを入れて乾燥
室1に装着し、蓋12をしめるとともに、凝縮水タンク
3も装着する。
【0022】制御装置の運転スイッチ(図示せず)をO
Nし、厨芥処理機の運転を開始する。これにより加熱手
段の触媒加熱用ヒータ33を通電し、経路および触媒層
を加熱する。ついで送風ファン5aおよびプロペラファ
ン28が駆動されるとともに、シーズヒータ18が通電
され、ゴミ容器11中の厨芥の乾燥を開始する。
【0023】厨芥の加熱により発生した水蒸気を含んだ
臭気ガスは、水蒸気を回収するため凝縮手段2で冷却さ
れる。
【0024】蓋12内に設けられた凝縮手段2では、モ
ータ26により駆動されているプロペラファン28によ
って吸引した外気および、熱交換器24にたまった凝縮
水により臭気ガスが効率よく冷却され凝縮される。凝縮
したドレインは一旦、熱交換器24の底面にたまり、そ
ののちドレインパイプ25を通って凝縮水タンク3に流
下する。凝縮しないガスはドレインパイプ25を通っ
て、凝縮水タンク3を経て、ドレインパイプ25と離れ
た位置に開口している配管7を経て凝縮タンク3内の気
体と一緒に送風ファン5aに吸引され、脱臭手段4に送
られる。
【0025】脱臭手段4では、触媒層の酸化分解反応に
より臭気ガスは無臭化され、排出される。
【0026】本実施例の厨芥処理機により全重量700
gの厨芥は約3.5時間で乾燥できた。
【0027】なお、本発明を、厨芥を下部加熱方式の厨
芥処理機を例に説明したが、上部温風方式による厨芥処
理機のばあい、熱交換器の形がドーナツ形となるが、冷
却風プロペラファンのモータは温風用ファンのモータと
兼用できるので、コスト面でも削減できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の厨芥処理
機では、厨芥を乾燥処理しているときに発生する臭気ガ
スおよび水蒸気を凝縮する凝縮手段を処理機の蓋の部分
に備えているので、処理機全体がコンパクトになる。
【0029】さらに、その凝縮手段は、横型の物で、臭
気ガスと一緒に送られてきた水蒸気を一旦ここで水とし
てためておくので、その水の冷却作用により凝縮手段内
の冷却が促進され、凝縮効率のアップと凝縮手段のコン
パクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥処理機の一実施例の構成を説明す
るブロック図である。
【図2】図1における厨芥処理機の縦断面図である。
【図3】図2における凝縮手段の平面図である。
【符号の説明】
1 乾燥室 2 凝縮手段 4 触媒脱臭手段 5 送風手段 12 蓋 18 シーズヒータ 33 触媒加熱用ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F26B 11/12 B09B 5/00 ZABP 25/00 B01D 53/36 ZABH (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 9/06,11/12 F26B 21/00,25/00 B09B 3/00,5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を加熱乾燥させる乾燥室と、該乾燥
    室上部を開閉自在に覆う蓋と、該蓋内に収納されると共
    に、前記乾燥室に連通し乾燥室から発生する臭気ガス中
    の水蒸気を回収する凝縮手段と、該凝縮手段より下方に
    配置された凝縮水タンクと、前記凝縮手段の底部より上
    方位置と凝縮水タンクとを連通する排出管と、前記凝縮
    水タンクに連通し、凝縮水タンク内の臭気を脱臭する触
    媒脱臭手段とを備えたことを特徴とする厨芥処理機。
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