JP3505219B2 - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

Info

Publication number
JP3505219B2
JP3505219B2 JP17878394A JP17878394A JP3505219B2 JP 3505219 B2 JP3505219 B2 JP 3505219B2 JP 17878394 A JP17878394 A JP 17878394A JP 17878394 A JP17878394 A JP 17878394A JP 3505219 B2 JP3505219 B2 JP 3505219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
catalyst layer
garbage
deodorizing
odorous gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17878394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0839046A (ja
Inventor
任功 宗塚
雅貴 森泉
潤 吉田
顕啓 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP17878394A priority Critical patent/JP3505219B2/ja
Publication of JPH0839046A publication Critical patent/JPH0839046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3505219B2 publication Critical patent/JP3505219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭や業務用の厨房
から発生する生ごみなどの厨芥を処理する厨芥処理機に
関する。さらに詳しくは、厨芥を加熱乾燥などにより処
理する際に発生する臭気ガスを効率よく脱臭する触媒脱
臭手段を有する厨芥処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より厨芥を乾燥処理する際に発生す
る臭気ガスを触媒により脱臭する各種の厨芥処理機が提
案されている(たとえば、特開平5−96271号公報
参照)。この厨芥処理機は、厨芥を撹拌する撹拌手段と
処理後の厨芥を排出する排出口とを有する厨芥乾燥室
と、触媒とヒータを備えた脱臭装置と、厨芥乾燥時の水
蒸気を処理する凝縮装置と、送風装置とからなり、前記
各装置を循環経路で連絡している。
【0003】そして、厨芥乾燥室に投入された厨芥は撹
拌手段で撹拌されながら、脱臭装置のヒータと送風装置
によってえられた熱風によって加熱乾燥される。このと
き発生する臭気ガスや水蒸気は、熱風が凝縮装置と脱臭
装置および脱臭装置と厨芥乾燥室とのあいだを循環する
あいだに処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の厨芥処理機
における、脱臭装置はガスが一端から他端へ蛇行せずに
ストレートに通過する方式であり、臭気ガスが触媒を通
過する時間が短かく、また凝縮装置で冷された臭気ガス
が脱臭装置に送られるので、触媒の温度が下がり、脱臭
能力が劣るという問題があった。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
もので、厨芥処理により発生する臭気ガスを効率よく脱
臭できる触媒脱臭手段を備えた小型の厨芥処理機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気取入れ口
を有し厨芥を加熱乾燥処理する乾燥室と、該乾燥室から
発生する臭気ガスを脱臭するための触媒脱臭手段と、前
記乾燥室から発生する臭気ガスを触媒脱臭手段に送る送
風手段とを有する厨芥処理機であって、前記触媒脱臭手
段は、触媒層と、該触媒層の上流側で臭気ガスを蛇行さ
せる経路と、該経路と前記触媒層とを加熱する加熱手段
とで構成すると共に、前記送風手段は、単位時間当たり
厨芥から発生する水蒸気量より多い風量を有することを
特徴とする厨芥処理機(第1発明)に関する。
【0007】本発明はさらに、第1発明において、前記
触媒層がハニカム形状の触媒から形成され、臭気ガスが
触媒層を複数回横切って流れる流路が形成されているこ
とを特徴とする厨芥処理機(第2発明)に関する。
【0008】
【0009】
【作用】第1発明においては、触媒脱臭手段が、触媒層
と該触媒層の上流側で臭気ガスを蛇行させる経路と、該
経路と前記触媒層を加熱する手段とが一つのユニットに
構成されているので、臭気ガスは該経路で蛇行しながら
加熱手段により加熱されたのち、すでに加熱されている
触媒層に送られるので、触媒の温度を低下させずに脱臭
でき、高い脱臭能力がえられるとともに、該蛇行経路と
触媒層とを一つの加熱手段で加熱するようにしているの
で、装置がコンパクトとなり、コストも安価につく。
【0010】第2発明においては、臭気ガスがハニカム
状触媒を2回以上横切って流れるように流路を形成して
いるので、一つのユニットのハニカム状触媒を用いて臭
気ガスと触媒との接触時間を長くでき、かつ流路の方向
転換時に臭気ガスが乱流混合され濃度が均一になるた
め、脱臭効率を向上させることができる。
【0011】
【0012】
【実施例】つぎに本発明を、厨芥を加熱乾燥処理する厨
芥処理機を例にとって説明する。図1は本発明の厨芥処
理機の一実施例の構成を説明するブロック図、図2はそ
の構造例を示す縦断面図、図3は触媒脱臭手段を説明す
る断面図で、(a)は(b)におけるA−A線に沿う水
平断面図、(b)は(a)におけるB−B線に沿う縦断
面図、図4は触媒の構成例を示す斜視図、図5は触媒を
臭気ガスが横切る状態を示す説明図である。
【0013】図1において、1は厨芥を加熱乾燥する乾
燥室、2は乾燥室1で発生した臭気ガス中の水蒸気を凝
縮させる凝縮手段、3は凝縮手段2で凝縮された水分を
蓄える凝縮水タンク、4は送風手段、5は厨芥から発生
した臭気成分の脱臭を行う触媒脱臭手段、6は乾燥室1
と凝縮手段2とを接続する配管、7は凝縮手段2と送風
手段4とを連通する配管、8は送風手段4と触媒脱臭手
段5とを連通する配管、9は脱臭した処理ガスを排出す
る排出管である。
【0014】乾燥室1は気密に形成され、外気を乾燥室
1へ取入れる空気取入れ口が設けられている。乾燥室1
に吸入された外気とここで発生した水蒸気、臭気成分な
どからなるガスは、配管6を経て凝縮手段2に送られ、
ここで水蒸気が凝縮され、凝縮水は凝縮水タンク3にた
められる。水蒸気が除去された臭気ガスは配管7を経て
送風手段4に吸引され、配管8を介して触媒脱臭手段5
に送られ、ここで脱臭され、排出管9から外部に放出さ
れる。
【0015】乾燥室1で厨芥を加熱乾燥する方式として
は、温風乾燥方式や、厨芥を下部からヒータで加熱する
下部加熱方式などが採用できる。加熱温度は、有毒ガス
の発生や乾燥時間の短縮を考慮すると130〜160℃
程度が好ましい。また乾燥室1に直接導入される空気は
絶対湿度が低く、厨芥の乾燥時間の短縮にも役立ってい
る。
【0016】本発明の厨芥処理機の構成をさらに具体的
に説明すると、図2に示すように、厨芥を乾燥処理する
乾燥室1は、処理機本体10内に形成され、厨芥を入れ
たゴミ容器11を収容する空間を有し、上部はドーム状
の蓋12で覆われ、室内は気密が維持できるようにされ
ている。ゴミ容器11は乾燥室1と脱着可能に構成さ
れ、その底部に撹拌羽根13が設けられ、この撹拌羽根
13に底部を貫通した従動軸14が設けられている。撹
拌羽根13は駆動モータ15により間欠駆動され、正
転、反転されてゴミ容器11内の厨芥を撹拌し、温度を
均一に効率よく乾燥する。従動軸14と駆動モータ15
とは、駆動モータ15に連結された減速装置16、駆動
軸16a、カップリング機構17を介して連結されてい
る。
【0017】ゴミ容器11の材質は腐食しにくいステン
レススチールや厨芥の炭化物がこびりつかないようにポ
リテトラフルオロエチレンのコーティングを施したもの
などが好ましい。
【0018】乾燥室1の底部に、発熱体が埋め込まれて
面状に放熱面が形成されたシーズヒータ18が設けら
れ、ゴミ容器設置台19に装着したゴミ容器11の底面
を広く加熱する下部加熱方式としている。そのため、厨
芥を効率よく加熱し、少い消費電力で効率よく乾燥でき
る。このシーズヒータ18によりゴミ容器11の底部温
度を130〜160℃の範囲の温度に、通常は約150
℃に制御する。加熱温度は高ければ高い程、乾燥時間を
短くできるが、高くしすぎると厨芥が炭化しやすくな
る。またゴミ容器11内に塩化ビニル樹脂やナイロンな
どのプラスチックスが混入しても150℃前後ではガス
化することがないので、塩化ビニル樹脂の分解による塩
素含有ガスの発生や他のプラスチックの分解による有害
ガスの発生はない。
【0019】乾燥室1の底および側壁の内側に断熱材2
0が設けられ、ごみ容器11およびシーズヒータ18が
覆われ、放熱損失を減らすようにされている。
【0020】本体10から乾燥室に連通する側壁に空気
取入れ口21が設けられ、この空気取入れ口21に逆止
弁21aが設けられ、臭気ガスを漏らすことなく外気が
吸入される。乾燥室1のドーム状の蓋12の中央部に排
気管22が設けられ、乾燥室1で発生するガスを配管6
を通して凝縮手段2に送るようにされている。空気取入
れ口21に逆止弁21aを設けるのは、逆止弁21aが
ないと、厨芥を撹拌するとき多量のガスを発生し、送風
手段4の能力を上回ると、空気取入れ口21から外部に
臭気が漏れる可能性があるためである。逆止弁21aを
設けることによって送風手段の能力を小さくできる。ま
た乾燥室1内へ直接外気を吸入するのは、外気は絶対湿
度が低く、それにより厨芥の乾燥速度が早められるため
である。厨芥から発生した水蒸気やアルデヒド、酢酸、
アンモニア、メルカプタンなどの臭気成分と空気取入れ
口21から吸入された外気との混合ガスは排気管22か
ら乾燥室1をでる。排気管22はドーム状の蓋の最上部
に設けているので、乾燥室1内で蒸気の滞留や凝縮がお
こらず、乾燥効率、腐食の点で有効である。
【0021】排気管22にフランジ、ユニオンなどの継
手や嵌合により気密に連結する連結部22aが設けら
れ、取外し可能にパイプ23が連結される。このパイプ
23の他端にも連結部22aと同様に連結部23aが設
けられてる。これらの排気管22、パイプ23、連結部
22a、23aにより配管6が形成され、乾燥室1と凝
縮器2とが連通される。
【0022】ゴミ容器11を乾燥室に脱着する際、連結
部22a、23aの一方または双方を離すことにより蓋
12を開閉できるようにしている。パイプ23としては
ポリテトラフルオロエチレンチューブ、ステンレスチュ
ーブなどの耐食、耐熱性のチューブや内面をコーティン
グして耐食性をもたせた管などを用いる。耐熱性や重量
などを考慮すると、ポリテトラフルオロエチレンチュー
ブが好ましい。
【0023】凝縮手段2は熱交換器24、ドレインパイ
プ25、冷却空気を循環するプロペラファン26とから
構成されている。熱交換器24は箱型、蛇管など適宜の
ものでよく、熱伝導率、耐食性のよいアルミ合金、銅合
金などでつくられている。熱交換器24の下端にはドレ
インパイプ25が接続され、ガス中の水蒸気など凝縮分
を凝縮水タンク3に集めるようにされている。プロペラ
ファン26により空気を循環して熱交換器24で臭気ガ
スを冷却する。冷却空気は処理機本体10の取入口10
aから取り入れ、排出口10bから排出するようにして
冷却効率を上げるようにしてもよい。
【0024】凝縮水タンク3は本体10の底部に脱着可
能に設けられ、その一端部の上部に段部3aが形成さ
れ、ドレインパイプ25を嵌合する連結口および送風手
段である送風ファン4へ水蒸気が除去されたガスを送る
配管7を嵌合する接続口が段部3aに設けられている。
前記連結口にはドレインパイプ25の下端部が気密に嵌
合し、前記接続口には接続管7の一端部が気密に嵌合す
る。これにより水蒸気が除去されたガスは冷却・送風モ
ータ27で駆動される送風ファン4に吸引され、触媒脱
臭手段である脱臭器5へ送られる。前記連結口および接
続口は水平方向に間隔をおいて配置され、凝縮水タンク
3内にガスが滞留して、凝縮水に臭気成分が吸収されな
いように、送風ファン4により吸引されるようにしてい
る。送風ファン4としては、遠心ファン、軸流ファンな
どの気体を吸引し正圧で吐出できる装置であればよい。
【0025】また送風ファン4は常時ガスを送風できる
ようにされ、その送風能力は厨芥を処理するとき単位時
間当たり厨芥から発生する平均水蒸気量より多い量とさ
れている。あまり風量を多くすると乾燥室1内の温度が
下がったり、凝縮手段2での水の回収を効率よくできな
いとか、脱臭器5中の触媒の能力が下がるおそれがあ
る。またこの位置に送風ファン4を取付けるのは、温度
の影響を受けないようにするためである。
【0026】脱臭器5は触媒接触式で、図3に示される
ように、1ユニットのハニカム状触媒層31と経路32
と加熱手段33とを一つのユニットとして一体状に形成
されている。34a、34bは触媒層31を通過する臭
気ガスの流れを規制する仕切であり、本実施例では、臭
気ガスが触媒層31を図3(a)で左右に3回横切って
流れるように区画されている。経路32は触媒層31よ
り上流の凝縮手段2側に設けられ、図3(a)に示され
るように、空間を仕切る仕切フィン35、35、35、
35により臭気ガス流路を方向を変えてジクザグに蛇行
するようにされている。送風ファン4を介して凝縮器2
と連通した配管7、8を経て凝縮水タンク3から吸引さ
れる臭気ガスは、経路32を蛇行して流れるあいだに加
熱手段であるヒータ33により加熱される。加熱された
臭気ガスはヒータ33で加熱されている触媒層31にお
いて酸化分解され無臭ガスにされる。臭気ガスは経路3
2でジグザグに蛇行して加熱されるため、熱伝達率が大
きくなり効率よく加熱され、所定の高い温度で触媒層3
1と接触できる。触媒層31もヒータ33で200〜4
00℃、好ましくは250〜350℃に加熱され、触媒
層31を最適温度に維持できるので臭気ガスは効率よく
脱臭される。またハニカム状触媒層31に隣接して仕切
34a、34bを設け、臭気ガスが触媒層31を複数回
横切って流れるようにしているので、一つのユニットの
ハニカム状触媒を効率よく使用して臭気ガスとの接触時
間を長くでき、脱臭効率を上げることができ、さらに臭
気ガスは乱流状態となり、よく混合されるので、臭気成
分の濃度分布がより均一となり、触媒層31での酸化処
理が均一に行なわれる。
【0027】触媒層31は、白金系、白金−パラジウム
系、ニッケル系などの酸化触媒を使用し、たとえば図4
に示すようなハニカム構造のものである。触媒層31は
図4のX軸方向にはガスが通過することができるが、Y
軸、Z軸方向には、ガスが通過することができないよう
にされている。図5によりハニカム構造の触媒層31を
3回横切って臭気ガスを通して脱臭する本実施例の臭気
ガスの流れを説明する。この図5は触媒層31をZ軸方
向から見た図で、ハニカム面に垂直な方向(X軸)から
触媒層31に臭気ガスが送風されて上流の区画端31a
から入り、触媒層31中で酸化反応が起こり、臭気ガス
中の有機物が分解され他の端31bからでてくる。この
端31bからでてきた臭気ガスは次の区画端31cから
再び触媒層31に入り前記と同様に横切って区画端31
dからでてくる。同様にして区画端31eから入り区画
端31fからでて脱臭器5の排気管9から外部に排出さ
れる。
【0028】前記のごとく、蛇行状に形成された臭気ガ
スの加熱部と、臭気ガスが触媒層31を複数個横切る脱
臭部とを一つのユニットとしたので、脱臭器、したがっ
て厨芥処理機を小型にできる。また1つの面状ヒータを
用いて臭気ガスの加熱部と脱臭部の両方を加熱するため
低コストにすることができる。
【0029】なお脱臭器5の蛇行状の経路32を箱状の
空間をフィン35、35、35、35により仕切って蛇
行状にした例で説明したが、経路32の形状は前記実施
例に限られない。たとえば、フインチューブなどの管を
折り曲げて蛇行させることにより蛇行状に経路を形成し
てもよい。
【0030】つぎに厨芥処理機による厨芥の乾燥処理の
動作を説明する。なお以下においては、日本の標準家庭
(4人家族)で1日に発生する厨芥量を約700g(そ
のうち水分量450〜600g)とし、この量の厨芥を
処理するばあいについて説明する。
【0031】ゴミ容器11に厨芥700gを入れて乾燥
室1に装着し、蓋12をしめて連結部22a、23aを
連結し、乾燥室1、凝縮手段2とを連結する。濃縮水タ
ンク3も装着する。
【0032】ついで図示していない制御装置の運転スイ
ッチをオンし厨芥処理機の運転を開始する。すると触媒
加熱用のヒータ33が通電し経路32および触媒層31
を加熱する、ついで送風ファン4およびプロペラファン
26が駆動されるとともにシーズヒータ18が通電し、
ゴミ容器11中の厨芥の乾燥を開始する。ゴミ容器11
内では撹拌羽根13を駆動モータ15により正転、反転
させながら厨芥を乾燥する。厨芥の加熱温度はゴミ容器
の底で150℃前後になるように設定し、図示していな
いセンサにより測定して制御している。
【0033】厨芥の加熱により発生した水蒸気を含んだ
臭気ガスは、水蒸気回収のため凝縮手段2で冷却され
る。
【0034】凝縮手段2では冷却、送風モータ23によ
り駆動されているプロペラファン26によって吸引した
外気により臭気ガスが冷却され凝縮される。凝縮したド
レインはドレインパイプ25を通って凝縮水タンク3に
流下する。凝縮しないガスはドレインパイプ25を通っ
て凝縮水タンク3を経て、ドレインパイプ25と離れた
位置に開口している配管7を経て凝縮タンク内の気体と
一緒に送風ファン4に吸引され、脱臭器5に送られ、経
路32で加熱されたのち250〜350℃に加熱された
触媒層31に達する。送風ファン4は通常単位時間当た
りの厨芥の発生する水蒸気量より多い2〜3リットル/
分で送風している。あまり風量を多くすると乾燥室1内
の温度が下がったり、凝縮手段2での水の回収を効率よ
くできないとか、脱臭器5による脱臭効率が低下するお
それがある。触媒層31において、臭気ガス中の臭気成
分は含有酸素と反応して酸化分解される。この酸化分解
に必要な酸素は逆止弁21aから吸入される空気中の酸
素で充分である。本実施例の厨芥処理機により全重量7
00gの厨芥は約3時間半で乾燥できた。この乾燥処理
においては、処理中に臭気の漏れがなかった。また処理
後蓋12をあけてゴミ容器11を取り出した際にもほと
んど臭気がなかった。
【0035】前記においては、本発明を、厨芥を加熱乾
燥処理する厨芥処理機を例にとって説明したが、本発明
は微生物により厨芥を処理する厨芥処理機にも適用でき
るものである。
【0036】
【発明の効果】第1発明によれば、厨芥を処理する処理
室から発生する臭気ガスを脱臭する脱臭手段が、触媒層
と、該触媒層の上流側で臭気ガスを蛇行させる経路と、
該経路を加熱する手段とが1つのユニットに構成されて
いるので、臭気ガスは該経路で蛇行しながら加熱手段に
より加熱されたのち、すでに加熱されている触媒層に送
られるので、触媒の温度を低下させずに脱臭でき、高い
脱臭能力がえられるとともに、該蛇行経路と触媒層とを
一つの加熱手段により加熱するようにしているので、装
置がコンパクトとなり、コストも安価にできる。
【0037】第2発明によれば、臭気ガスはハニカム状
触媒を2回以上横切って流れるように流路を形成してい
るので、一つのユニットのハニカム状触媒を用いて臭気
ガスと触媒との接触時間を長くでき、かつ流路の方向変
換時に臭気ガスが乱流混合されて濃度が均一になるた
め、脱臭効率を向上させることができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥処理機の一実施例の構成を説明す
るブロック図である。
【図2】図1の実施例の全体の構成を説明する縦断面図
である。
【図3】本実施例の触媒脱臭手段を説明する断面図で、
(a)は(b)におけるA−A線に沿う水平断面図、
(b)は(a)におけるB−B線に沿う縦断面図であ
る。
【図4】本実施例のハニカム状触媒の構成例を示す斜視
図である。
【図5】本実施例のハニカム状触媒を臭気ガスが横切る
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 処理室(乾燥室) 2 凝縮手段 3 凝縮水タンク 4 送風手段 5 触媒脱臭手段(脱臭器) 11 ゴミ容器 13 撹拌羽根 18 シーズヒータ 31 触媒層 32 経路 33 加熱手段(ヒータ) 34 仕切 35 フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F26B 21/00 (72)発明者 米山 顕啓 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−94717(JP,A) 特開 平5−97559(JP,A) 特開 平5−185059(JP,A) 実開 昭52−168938(JP,U) 実公 平6−1225(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 - 5/00 B01D 53/86 - 53/90 F26B 9/06 F26B 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気取入れ口を有し厨芥を加熱乾燥処理
    する乾燥室と、該乾燥室から発生する臭気ガスを脱臭す
    るための触媒脱臭手段と、前記乾燥室から発生する臭気
    ガスを触媒脱臭手段に送る送風手段とを有する厨芥処理
    機であって、前記触媒脱臭手段は触媒層と、該触媒層
    の上流側で臭気ガスを蛇行させる経路と、該経路と前記
    触媒層とを加熱する加熱手段とで構成すると共に、前記
    送風手段は、単位時間当たり厨芥から発生する水蒸気量
    より多い風量を有することを特徴とする厨芥処理機。
  2. 【請求項2】 前記触媒層がハニカム形状の触媒から形
    成され、臭気ガスが触媒層を複数回横切って流れる流路
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載の厨芥
    処理機。
JP17878394A 1994-07-29 1994-07-29 厨芥処理機 Expired - Fee Related JP3505219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17878394A JP3505219B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 厨芥処理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17878394A JP3505219B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 厨芥処理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0839046A JPH0839046A (ja) 1996-02-13
JP3505219B2 true JP3505219B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=16054565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17878394A Expired - Fee Related JP3505219B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 厨芥処理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3505219B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4952254B2 (ja) * 2007-01-10 2012-06-13 パナソニック株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0839046A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3505219B2 (ja) 厨芥処理機
JP3851216B2 (ja) 厨芥処理機
JP3290023B2 (ja) 乾燥装置
JPH0839045A (ja) 厨芥処理機
JPH09318266A (ja) 厨芥処理機
JP3301256B2 (ja) 厨芥処理装置
JP3540455B2 (ja) 厨芥処理機
JPH08291976A (ja) 厨芥処理機およびその制御方法
JP3332650B2 (ja) 厨芥処理機
JP3616273B2 (ja) 加熱調理器
JP3474962B2 (ja) 厨芥処理機
JP3448675B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2003103234A (ja) 厨芥処理機
JPH08296970A (ja) 厨芥処理機およびその制御方法
JPH0842968A (ja) 厨芥処理機
RU94016267A (ru) Портативный кондиционер
JP2002086116A (ja) 有機廃棄物処理装置
JP2001066059A (ja) 厨芥乾燥処理装置
JPH11197634A (ja) 生ごみ処理装置
JP2002355639A (ja) 厨芥処理機
JPH0989458A (ja) 厨芥処理機
JPH10337552A (ja) 省エネ型生ゴミ処理機
JPH102671A (ja) 厨芥処理機
JPH0796270A (ja) 生ごみ処理装置
JP2003340400A (ja) 生ごみ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees