JPH0842968A - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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JPH0842968A
JPH0842968A JP6178784A JP17878494A JPH0842968A JP H0842968 A JPH0842968 A JP H0842968A JP 6178784 A JP6178784 A JP 6178784A JP 17878494 A JP17878494 A JP 17878494A JP H0842968 A JPH0842968 A JP H0842968A
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JP
Japan
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garbage
drying chamber
drying
odor
deodorizing
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Application number
JP6178784A
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English (en)
Inventor
Tadanori Munezuka
任功 宗塚
Masaki Moriizumi
雅貴 森泉
Jun Yoshida
潤 吉田
Akihiro Yoneyama
顕啓 米山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥終了後も乾燥室内の臭気を脱臭処理し、
蓋を開けても悪臭を漏らさない厨芥処理機を提供する。 【構成】 厨芥を乾燥する乾燥室2と、該乾燥室2から
発生するガスから水蒸気を回収する凝縮手段15と、臭
気成分を脱臭する脱臭手段20とが順次連結され、前記
乾燥室2から発生するガスを強制通風する送風手段22
を備えた厨芥処理機であって、厨芥の乾燥終了後、前記
送風手段22と前記脱臭手段20とを間欠的に運転させ
る制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭や業務用の厨房
から発生する厨芥を乾燥処理する厨芥処理機に関する。
特に厨芥の乾燥終了後に悪臭を漏らさずに蓋をあけるこ
とができる厨芥処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より厨芥を乾燥処理する厨芥処理機
が種々提案されている(たとえば、特開平5−3195
04号公報参照)。この公報の厨芥処理機は、投入され
た厨芥を処理する処理容器と、処理容器にて処理した厨
芥を収納する厨芥収納容器とから構成され、処理容器に
は厨芥を加熱乾燥させるヒータと厨芥を撹拌させる撹拌
手段が備えられている。この厨芥処理機は処理容器から
の排気を排気ダクトに設けた高温触媒により処理して外
部に排出するように構成している。また処理容器には内
部の温度を検出する温度センサが設けられ、設定温度以
下になるまで、排気ファンおよび高温触媒を運転し、高
温時の臭気が外部に排出されないようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の厨芥処理機
では、乾燥処理後設定温度以下に冷却したのち、そのま
ま乾燥した厨芥を取り出さずに蓋を閉じたままにしてお
くと、乾燥室内の臭気レベルが徐々に高くなり、そのた
め乾燥処理終了後しばらく放置したあと乾燥室の蓋を開
けると、悪臭が装置外に漏れることがあった。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
もので、乾燥処理終了後も乾燥室内の臭気を脱臭処理
し、蓋を開けても悪臭を発生しない厨芥処理機を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、厨芥を乾燥す
る乾燥室と、該乾燥室から発生するガスから水蒸気を回
収する凝縮手段と、臭気成分を脱臭する脱臭手段とが順
次連結され、前記乾燥室から発生するガスを強制通風す
る送風手段を備えた厨芥処理機であって、厨芥の乾燥終
了後、前記送風手段と前記脱臭手段とを間欠的に運転さ
せる制御手段を設けたことを特徴とする厨芥処理機(第
1発明)に関する。
【0006】本発明はさらに、第1発明において、前記
制御手段が前記乾燥室に設けられた臭気成分を検出する
臭気センサと該臭気センサの出力に基づいて前記送風手
段および脱臭手段を運転させる手段とを有することを特
徴とする厨芥処理機(第2発明)に関する。
【0007】
【作用】第1発明においては、厨芥の乾燥処理終了後も
送風手段と脱臭手段とを間欠的に運転させることによ
り、乾燥室で処理済の厨芥から発生する臭気を吸引し、
脱臭できるので、乾燥室の蓋をいつ開けて処理済の厨芥
を取り出しても、悪臭を漏らすことがない。そのため、
厨芥処理機を人が生活している室内に設置することがで
きる。
【0008】第2発明においては、厨芥の乾燥処理終了
後、乾燥室から乾燥処理された厨芥を取出すまでの間、
前記送風手段と脱臭手段とを、臭気を検出する臭気セン
サと該臭気センサの出力に基づいて前記送風手段および
脱臭手段を運転させる手段とを有する制御手段により制
御しながら運転する。このように乾燥室から発生する臭
気のレベルを検知し、この臭気レベルが所定の値を越え
たときに送風手段と脱臭手段を運転するので、蓋を開け
たときに臭気が漏れるのを確実になくすことができる。
しかも、臭気レベルが所定の値を下まわると運転を中断
することにより、運転費用を節約できる。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の厨芥処理機の1実施例の縦断面図
である。
【0010】図1において、1は処理機本体で、処理機
本体1内に乾燥室2が設けられ、この乾燥室2内に厨芥
を入れたゴミ容器3が装着される。乾燥室2の上部は蓋
4で覆われ、室内は気密に維持できるようにされてい
る。ゴミ容器3は乾燥室2と脱着可能に構成され、その
底部に撹拌羽根5が設けられ、ゴミ容器3内の厨芥を乾
燥するときに、厨芥を撹拌するようにしている。
【0011】ゴミ容器3は、材質が腐食しにくいステン
レススチールや厨芥の炭化物がこびりつかないようにポ
リテトラフルオロエチレンのコーティングが施されたも
のが好ましい。
【0012】撹拌羽根5にはゴミ容器3の底部を貫通し
て従動軸5aが取付けられ、この従動軸5aが駆動モー
タ6と減速装置7、駆動軸7a、カップリング機構8を
介して連結される。撹拌羽根5は駆動モータ6により間
欠的に運転され、正転、反転して厨芥を撹拌し、ゴミ容
器3内の厨芥を均一に加熱乾燥する。
【0013】ゴミ容器3の下方には面状のシーズヒータ
9が設けられ、このシーズヒータ9は発熱体が埋めこま
れて放熱部が面状に形成されている。ゴミ容器設置台1
0に装着したゴミ容器3の底面をシーズヒータ9により
広く加熱することにより、加熱効率をよくしている。こ
のシーズヒータ9により、ゴミ容器3の底面温度を13
0〜160℃の範囲の温度に、通常は約150℃に制御
する。加熱温度は高ければ高いほど、乾燥時間を短かく
できるが、高くしすぎると厨芥が炭化しやすくなる。ま
たゴミ容器3内に塩化ビニル樹脂やナイロンなどのプラ
スチックスが混入しても150℃前後ではガス化するこ
とがないので、塩化ビニル樹脂の分解による塩素含有ガ
スの発生や他のプラスチックの分解による有害ガスの発
生はない。
【0014】乾燥室2の底および側壁の内側に断熱材1
1が設けられ、ゴミ容器3およびシーズヒータ9が覆わ
れ、放熱損失を減らすようにされている。
【0015】また乾燥室2の上方に本発明の特徴である
臭気センサ12が設けられ、乾燥室2内の臭気レベルを
検出するようにしている。この臭気センサとしてはIn
3、SnO2 、ZnOなど金属酸化物を使用した半導
体方式のガスセンサが採用される。InO3 半導体方式
のガスセンサが湿度の影響を受けにくく、アンモニア、
アルデヒド、メルカプタンなどの一般的な臭気成分を検
出できるので好ましい。この臭気センサ12により検出
した臭気レベルの信号は制御手段の一部であるマイコン
に入力する。マイコンでは臭気レベルの値が予め定めら
れた値を越えたか、下まわったかにより、送風手段と脱
臭手段を運転するか、中断するかの制御を行う。
【0016】また乾燥室2の側壁に外気の取入れ口2a
が設けられ、外気取入れ口2aに逆止弁2bが設けら
れ、この取入れ口2aから乾燥室2内の発生ガスを漏ら
すことなしに外気を吸入することができるようにされて
いる。なお、乾燥室2内へ外気を直接吸入するのは、外
気は絶対湿度が低く、厨芥の乾燥速度を早める働きがあ
るためである。厨芥から発生した水蒸気やアルデヒド、
酢酸、アンモニア、メルカプタンなどの臭気成分と取入
れ口2aから吸入された外気とが混合されたガスはガス
出口13から乾燥室2をでる。
【0017】また乾燥室2を密閉する蓋4は、たとえば
ドーム形状などの上方に突出した形状に形成され、最上
部にガス出口13が設けられ、乾燥室2から発生するガ
スはパイプ14を通して凝縮器15に送られる。そのた
め、乾燥室内2内で蒸気の滞留、凝結がおこらず、乾燥
効率、腐食の点で有効である。ガス出口13にフラン
ジ、ユニオンなどの継手13aが設けられ、パイプ14
が取外し可能に連結される。このパイプ14と凝縮手段
である凝縮器15とがフランジ、ユニオンなどの継手1
4aにより取外し可能に連結され、乾燥室2内と凝縮器
15とはパイプ14を介して連通している。ゴミ容器3
を乾燥室2に脱着する際は継手13a、継手14aの一
方または双方を取外し、蓋4を開閉して行う。パイプ1
4はポリテトラフルオロエチレンチューブ、ステンレス
チューブなどの耐食、耐熱性のチューブや内面をコーテ
ィングして耐食性をもたせた管などを用いる。耐熱性、
重量、コストなどを考慮するとポリテトラフルオロエチ
レンチューブが好ましい。
【0018】凝縮器15は熱交換器16、ドレンパイプ
17、熱交換器16の冷却用空気を送るプロペラファン
18とから構成されている。熱交換器16は箱形、蛇管
など適宜のものでよく、熱伝導率、耐食性にすぐれたア
ルミ合金、銅合金などでつくられている。プロペラファ
ン18は外気取入口1aから外気を熱交換器16の冷媒
として取入れ、熱交換器16の交換面の周囲を通して排
気口1bから排出している。プロペラファン18は冷却
・送風ファン兼用のモータ23で駆動される。
【0019】凝縮水タンク19は本体1の下部に脱着可
能に設けられ、その一端部の上部に段部が形成され、ド
レンパイプ17を嵌合する連結口および水蒸気が除去さ
れたガスを脱臭手段である脱臭器20へ送る接続管21
を嵌合する接続口が段部に設けられている。連結口およ
び接続口は水平方向に互いに離して位置させている。こ
れにより、送風ファン22によりガスを強制送風すると
き、接続管21によりガスが凝縮水タンク19内からも
吸引し、凝縮水タンク19内にガスが滞留して、凝縮水
に臭気成分が吸収されないようにして、凝縮水タンク1
9を取外したとき悪臭が発生しないようにしている。
【0020】接続管21の他端は遠心ファン、軸流ファ
ンなどの送風ファン22に連通し、ドレンパイプ17お
よび凝縮水タンク19から臭気成分を含んだガスを吸引
し、脱臭器20に送るように連結されている。送風ファ
ン22はモータ23により駆動され、厨芥を処理すると
きに単位時間あたり厨芥から発生する平均水蒸気量より
多い量とされる。送風ファン22の風量をあまり多くす
ると装置が大型になったり、凝縮器15の能力や脱臭器
20の能力が低下し、少なすぎると、脱臭が不完全にな
る。また送風ファンをこの位置としたのは、凝縮器15
でガスの温度が下げられ、風量も少なくされているから
コスト的に好ましいからである。
【0021】触媒式の脱臭器20が送風ファン22の吐
出側に連通されている。脱臭器20は白金系、白金−パ
ラジウム系、ニッケル系などの触媒が使用され、たとえ
ばハニカム構造に形成され、臭気ガスを効率的に加熱す
る蛇行経路が設けられ、触媒および蛇行経路加熱用のヒ
ータ24が設けられている。脱臭器20に触媒が用いら
れるのは温度をそれ程高くしないで処理でき、維持が容
易で処理能力が高いからである。触媒は200〜400
℃、好ましくは250〜350℃にヒータ24により加
熱されて使用される。この温度は触媒により臭気成分を
酸化するために必要な温度であり、高すぎると熱の浪費
が多くなるからこの範囲が適する。また蛇行経路を設け
て臭気ガスを触媒と接触する前に加熱するのは、臭気成
分の酸化効率を高め、さらに運転開始の直後から脱臭を
充分に行うためである。臭気成分が除去されたガスは排
出口25から外部に排出される。
【0022】つぎに制御手段について説明すると、マイ
コン31は図2に示すように各センサから信号を入力
し、各ヒータ、各モータを駆動する。スタートスイッチ
をオンすることにより所定のプログラムに従い、厨芥を
加熱するためのシーズヒータ9を、厨芥温度センサで検
出される厨芥温度を所定の温度たとえば150℃に保持
するように制御する。厨芥を撹拌する撹拌羽根の駆動モ
ータ6、触媒を加熱するヒータ24および凝縮器15の
冷却用のプロペラファン18と送風ファン22を駆動す
る冷却・送風モータ23をオンする。ヒータ24は触媒
温度センサで検出される触媒温度を所定の温度、たとえ
ば300℃に維持するように制御する。またマイコン3
1に乾燥が終了した否か判定する判定用温度が入力され
る。判定用の温度は、判定用温度センサで検出される。
この判定用の温度センサは図示していないが、たとえば
凝縮器15の入口に設けられている。
【0023】つぎに厨芥の乾燥後の送風手段と脱臭手段
を制御手段により運転する方法について説明する。厨芥
の乾燥において臭気センサ12より検出される臭気レベ
ルは、図3に示されるように、運転開始すると、A点
(加熱開始点)から増加し、ほぼ一定に維持されたの
ち、減少しはじめる。
【0024】そこで、撹拌羽根5を駆動すると、臭気レ
ベルはB点のように急上昇し、引き続いて処理するとB
点からC点間に示されるように撹拌時に急激に上昇し、
すぐ下降する変動をくり返す。しかし乾燥終期のC点か
らは急激に臭気レベルが低くなり、あるレベルのD点
で、乾燥室への外気の吸入と加熱を中止すると、臭気レ
ベルはD−Eのように上昇する。乾燥室への外気の吸入
と脱臭を続けると、臭気レベルはD−Fのように減少す
る。
【0025】乾燥室2の蓋4を開けたとき臭気がもれな
いように厨芥の乾燥終了後、所定期間、送風ファン22
および脱臭器20を運転手段により運転させる操作を、
図4に示すフローチャートおよび図5に示すタイムチャ
ートにより説明する。まず図4に示すようにシーズヒー
タ9への通電を停止して、厨芥の乾燥を終了する。ただ
しヒータ24および送風ファン22は運転を継続してい
る。つぎに臭気センサ12の臭気レベルがLL より低い
か否か判断し(S1)、否のばあいは検出をくり返す。
臭気レベルがLL より低くなったら触媒用ヒータ24お
よび送風ファン22をオフする(S2、図5の時間
1 )。さらに臭気センサ12により臭気レベルを検出
し、LM より高いか否かを判断し(S3)、否のばあい
はステップ3のLM と検出値との比較をくり返す。LM
より臭気レベルが高いばあいは、触媒用ヒータ24をオ
ンする(S4、図5の時間T2 )。ついで触媒が加熱さ
れているか否か判断する(S5)。ここで触媒が加熱さ
れているか否かの判断は、触媒温度が所定温度以上にな
ったか否かで行うか、または触媒用ヒータをオンしてか
ら一定の時間経過したか否かで行う。本実施例のばあい
は図示していないが、触媒温度センサにより検出した温
度により判断している。触媒が加熱されていなければ、
この判断をくり返す。触媒が加熱されていれば送風ファ
ン22をオンする(S6)。このとき臭気レベルはLH
程度まで上昇しているが脱臭器20は加熱しているので
そのまま脱臭を開始し臭気レベルが低下する。以下、ス
テップS1からの操作をくり返す。この操作は蓋4を開
けるまで続ける。
【0026】つぎに本実施例の厨芥処理機による厨芥の
乾燥処理の動作を説明する。なお、本実施例においては
日本標準家庭(4人家族)で1日発生する厨芥量を約7
00g(そのうち水分450〜600g)とし、この量
の厨芥を処理するものとする。
【0027】ゴミ容器3に厨芥700gを入れて乾燥室
2に装着し、蓋4をしめて継手13a、14aを連結
し、乾燥室2と凝縮手段15とを連通する。凝縮水タン
ク19も装着する。
【0028】ついで図示していない制御装置の運転スイ
ッチをオンし厨芥処理機の運転を開始する。すると触媒
加熱用のヒータ24が通電し経路および触媒を加熱す
る。ついでプロペラファン18および送風ファン22が
駆動されるとともにシーズヒータ9が通電し、ゴミ容器
3中の厨芥の乾燥を開始する。本実施例は厨芥をシーズ
ヒータ9で下方から加熱する下部加熱方式であるので、
少ない消費電力で効率よく加熱できる。厨芥の加熱温度
はゴミ容器の底で150℃前後に設定する。
【0029】またゴミ容器3内では撹拌羽根5が間欠的
に駆動モータ6により正転、反転され、厨芥が撹拌され
ながらむらなく乾燥され、撹拌を行ったときに一時的に
多量の蒸気が発生しないようにされている。そのため、
臭気ガスの発生量は、送風ファン22の流量を上回るこ
とがない。また、乾燥室2内へ、絶対湿度の低い外気を
吸入するので、厨芥の乾燥速度が早められる。乾燥室2
内で厨芥から発生した水蒸気やアルデヒド、酢酸、アン
モニア、メルカプタンなどの臭気成分と取入れ口2aか
ら吸入された外気とが混合された混合ガスはガス出口1
3から乾燥室2をでる。ガス出口13はドーム状の蓋の
最上部に設けているので、乾燥室2内で蒸気の滞留、凝
縮がおこらず、乾燥効率がよく、腐食を起こしにくい。
【0030】ガス出口13を経て流出した水蒸気を含ん
だガスは、凝縮手段である凝縮器15で冷却され水蒸気
が回収される。凝縮器15では冷却・送風モータ23に
より駆動されているプロペラファン18によって吸引し
た外気により冷却して臭気ガスの冷却効率を上げてい
る。凝縮したドレンはドレンパイプ17を通って凝縮水
タンク19に流下する。凝縮しない臭気成分を含んだガ
スはドレンパイプ17を通って凝縮水タンク19に送ら
れ、ドレンパイプ17と離れた位置に開口している接続
管21を経て送風ファン22に吸引される。この送風フ
ァン22は通常単位時間当たりの厨芥の発生する平均水
蒸気量より多い2〜3リットル/分で送風している。あ
まり風量を多くすると乾燥室2内の温度が下がったり、
凝縮器15での水の回収を効率よくできないとか、脱臭
器20による脱臭効率が低下するおそれがある。
【0031】送風ファン22から送り出された臭気ガス
は脱臭器20へ送られる。脱臭器20ではハニカム形状
の酸化触媒がヒータ24により250〜350℃に加熱
されており、ここへ送られてきた臭気成分は臭気ガス中
の酸素と反応して酸化分解され排出管25から排出され
る。臭気成分の酸化分解に必要な酸素は外気取入れ口2
aから吸入される外気に含まれる酸素で充分である。本
実施例の厨芥処理機により全重量700gの厨芥は乾燥
終了判定センサにより約3時間半で乾燥の終了判定がさ
れた。この乾燥処理中には臭気の漏れはなかった。
【0032】そののち乾燥室の臭気レベルLL を臭気の
感じられない0.00001ppmとし、臭気レベルL
M は臭気が感じられる0.01ppmに設定し、蓋を開
けてゴミ容器を取出すまで脱臭手段の運転を間欠的に継
続する操業をした。その結果、蓋を開けてゴミ容器を取
出したとき、臭気はほとんどなかった。
【0033】
【発明の効果】第1発明によれば、乾燥終了後も、乾燥
室内の臭気レベルが高くならないように、送風手段と脱
臭手段とを間欠的に運転し続け、乾燥室内の臭気を吸引
し、脱臭できるので、乾燥室の蓋をいつあけても、悪臭
を漏らすことがなく、そのため厨芥処理機を室内に設置
できる。
【0034】また第2発明によれば臭気センサのレベル
を検知し、特定の値を越えたときに送風手段と脱臭手段
を運転し、臭気レベルが特定の値を下まわると運転を中
断することにより、精度よく脱臭を行なうことができ、
かつ運転費用を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥処理機の一実施例の縦断面図であ
る。
【図2】本実施例の制御例を説明するブロック図であ
る。
【図3】乾燥室内の臭気レベルの経時変化を示すグラフ
である。
【図4】臭気レベル制御のフローチャートである。
【図5】臭気レベル制御のタイムチャートである。
【符号の説明】
2 乾燥室 3 ゴミ容器 5 撹拌羽根 12 臭気センサ 13 排気管 13a、14a 継手 14 パイプ 15 凝縮手段(凝縮器) 17 ドレンパイプ 19 凝縮水タンク 20 脱臭手段(脱臭器) 22 送風手段(送風ファン) 24 ヒータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/74 53/86 B09B 5/00 ZAB F26B 25/00 B B09B 5/00 ZAB P (72)発明者 米山 顕啓 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を乾燥する乾燥室と、該乾燥室から
    発生するガスから水蒸気を回収する凝縮手段と、臭気成
    分を脱臭する脱臭手段とが順次連結され、前記乾燥室か
    ら発生するガスを強制通風する送風手段を備えた厨芥処
    理機であって、厨芥の乾燥終了後、前記送風手段と前記
    脱臭手段とを間欠的に運転させる制御手段を設けたこと
    を特徴とする厨芥処理機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記乾燥室に設けられ
    た臭気成分を検出する臭気センサと該臭気センサの出力
    に基づいて前記送風手段および脱臭手段を運転させる手
    段とを有することを特徴とする請求項1記載の厨芥処理
    機。
JP6178784A 1994-07-29 1994-07-29 厨芥処理機 Pending JPH0842968A (ja)

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