JPH08206634A - 厨芥処理機 - Google Patents

厨芥処理機

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Publication number
JPH08206634A
JPH08206634A JP7039360A JP3936095A JPH08206634A JP H08206634 A JPH08206634 A JP H08206634A JP 7039360 A JP7039360 A JP 7039360A JP 3936095 A JP3936095 A JP 3936095A JP H08206634 A JPH08206634 A JP H08206634A
Authority
JP
Japan
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cylinder
condenser
garbage
steam
suction pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP7039360A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
隆志 渡邊
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP7039360A priority Critical patent/JPH08206634A/ja
Publication of JPH08206634A publication Critical patent/JPH08206634A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理機から排出される排水の汚濁度を低減す
る。 【構成】 シリンダ11の軸方向一端上部に、厨芥12
の投入口13が形成されると共に他端下部に排出口14
が形成される。シリンダ11の外周に、シリンダ11を
加熱するヒータ18が取付けられる。シリンダ11の内
部に、投入口13から投入された厨芥12を排出口14
に向けて移送するスクリュー羽根26を備えた回転軸2
0が回転自在に枢支される。投入口13に配設したホッ
パー15に、凝縮器50が吸引管17を介して連通接続
される。凝縮器50の上部に排気管52が連通接続さ
れ、排気管52に介挿した吸引ファン16を回転するこ
とにより、シリンダ11内で発生する水蒸気を凝縮器5
0に吸引する。凝縮器50の下端部に排水管53が連通
接続され、凝縮器50内で結露した凝縮水を排水管53
を介して外部に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厨芥処理機に関し、
更に詳しくは、一般家庭やレストラン等の厨房から生ず
る厨芥を圧縮加熱乾燥処理し得る厨芥処理機に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】一般家庭やレストラン等の厨房からは、水
分を多く含んだ生ゴミ等の厨芥が多量に発生する。この
厨芥を廃棄処理する場合は、水分を取除くと共に体積を
小さくすることが望ましく、この要請に応える厨芥処理
機として、特開平5−96269号公報が存在する。こ
の厨芥処理機は、脱水部に供給された厨芥をスクリュー
により圧縮して脱水し、この脱水処理の施された厨芥を
乾燥部に供給して、該乾燥部で厨芥を乾燥させるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記厨芥処理機では、
脱水部で厨芥から脱水分離した水分を、脱水部に配設し
た排水ダクトを介して外部に排出するようになってい
る。しかるに、厨芥に含まれる生ゴミには、御飯を多く
含む残飯類、豆腐、生魚およびさしみ等のように、圧縮
した際にゴミ自体がつぶれて液状となるものがあり、該
液体がそのまま排水ダクトから排出されることとなって
いた。この液体は、多くのタンパク質等の成分や粒状の
ものを含んでいるので、生物化学的酸素要求量(BO
D)、化学的酸素要求量(COD)や浮遊物質量(SS)等
の排水汚濁度が高くなる原因となる。また、配管を詰ま
らせたり、悪臭、腐敗を引き起こして周囲環境を悪化さ
せる問題を招いていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、処理機から排出される排水の汚濁
度を低減し得る厨芥処理機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、厨房等から生ず
る厨芥を圧縮加熱乾燥する厨芥処理機であって、前記厨
芥が投入される投入口が一端に形成されると共に、他端
に排出口が形成される筒状のシリンダと、前記シリンダ
内に気密かつ同軸的に挿通されて回動自在に枢支され、
該シリンダ内に臨む部位の外周にスクリュー羽根を備え
た回転軸と、前記回転軸を回転させる駆動手段と、前記
シリンダに配設された加熱手段と、前記投入口に連通す
る凝縮器と、前記シリンダ内で発生した水蒸気を吸引し
て凝縮器に流通させる流通手段とからなり、前記投入口
から投入された厨芥を、前記駆動手段により回転される
回転軸のスクリュー羽根により前記排出口に向けて圧縮
加熱しつつ移送すると共に、移送中の厨芥から発生する
水蒸気を前記流通手段の駆動により凝縮器に流通させ、
該凝縮器で水分を凝縮分離するよう構成したことを特徴
とする。
【0006】
【実施例】次に、本発明に係る厨芥処理機につき、好適
な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、以下詳細に
説明する。
【0007】
【第1実施例について】図1は、第1実施例に係る厨芥
処理機を示す概略構成図であって、該処理機10は、円
筒状に成形されたシリンダ11の軸方向一端上部に厨芥
12の投入口13が形成されると共に、他端下部に排出
口14が形成されている。また投入口13の上部にホッ
パー15が配設され、該ホッパー15に投入された厨芥
12が投入口13を介してシリンダ11の本体内に供給
されるようになっている。なお、ホッパー15の側壁に
は、後述する凝縮器50に連通する吸引管17が連通接
続され、シリンダ11内で発生する水蒸気を凝縮器50
に導くよう構成してある。
【0008】前記シリンダ11の外周にヒータ18が取
付けられ、該ヒータ18への通電によりシリンダ11を
加熱するよう構成される。なお、ヒータ18は、シリン
ダ11に配設した図示しない感温手段の検出温度に基づ
いて通電制御されて、シリンダ11の温度を130℃〜
180℃程度に保持するよう設定される。またヒータ1
8は、リボン状やワイヤー状やシート状等のようにシリ
ンダ11の外周に巻付け易い樹脂または金属製のものを
巻付けたり、円筒状のヒータをシリンダ11に外嵌して
もよい。更には、シリンダ11にヒータを鋳込んで、シ
リンダ11自体を鋳込みヒータとすることも可能であ
る。またシリンダ11,投入口13および排出口14
は、断熱材19により被覆されている。なお、シリンダ
11の材質としては、金属または耐熱性のある樹脂が好
適に使用される。
【0009】前記シリンダ11の内部には、回転軸20
が同軸的に挿通されて、シリンダ11の両軸端に配設し
た筒状の軸受けハウジング21,21を介して気密的に
枢支されている。すなわち、シリンダ11の両端にフラ
ンジ11a,11aが形成され、各フランジ11aに軸
受けハウジング21のフランジ21aがねじ等により夫
々固定されている。この軸受けハウジング21における
フランジ21aから内側(シリンダ側)へ延出する第1筒
部21bがシリンダ11内に嵌挿され、該第1筒部21
bに挿通された回転軸20が、軸受22,23を介して
回転自在に枢支される。また、軸受けハウジング21に
おけるフランジ21aから外側へ延出する第2筒部21
c内に軸封手段24が配設されると共に、ハウジング2
1のフランジ21aとシリンダ11のフランジ11aと
の間にシール部材25が挟持されている。このように、
軸封手段24とシール部材25とを配設することによ
り、シリンダ11の内部から外部への空気や水分の逃出
を防止するようになっている。なお、軸封手段24とし
ては、オイルシールやUパッキンまたはメカニカルシー
ル等が適宜に採用され、またシール部材25としては、
Oリングやパッキン等のゴム製のもの、あるいはガスケ
ット等の金属性のものが適宜に採用可能である。
【0010】前記回転軸20におけるシリンダ11内に
臨む部位の外周にスクリュー羽根26が配設されてお
り、このスクリュー羽根26の外径端は、シリンダ11
の内面に摺接するかまたは僅かな隙間を介して位置する
よう設定される。そして、後述するモータ27により回
転軸20を回転させることにより、スクリュー羽根26
で前記投入口13から供給された厨芥12を排出口14
に向けて移送するよう構成している。なお、スクリュー
羽根26により移送される厨芥12は、シリンダ11の
内面と回転軸20の外面およびスクリュー羽根26とに
より画成される圧縮空間を移動する間に圧縮および加熱
されるようになっている。
【0011】前記スクリュー羽根26のピッチは、シリ
ンダ11の投入口13から排出口14に向かうにつれて
短かくなるよう設定される。例えば図においてスクリュ
ー羽根26のピッチは、P1>P2>P3>P4>P5に設
定される。そしてこれに伴って、シリンダ11の内面と
回転軸20の外面およびスクリュー羽根26により画成
される圧縮空間は、排出口14側に向かうにつれて小さ
くなる。すなわち、圧縮空間の大きさは、投入口13か
ら排出口14に向かってS1,S2,S3,S4,S5とした場
合、S1>S2>S3>S4>S5に設定される。これによ
り、圧縮空間をS1→S2→S3→S4→S5と移送される
厨芥12は、順次効率的に圧縮脱水される。なお、回転
軸20の直径やスクリュー羽根26の高さは、回転軸2
0の回転速度(処理する厨芥12の移送速度)、時間当り
の処理量(投入する厨芥12の量)、乾燥させるために必
要とする熱量等によって適宜に設定される。またスクリ
ュー羽根26の巻数や各ピッチの比は、投入する厨芥1
2の種類や圧縮率等によって適宜に設定される。なお、
圧縮空間S1,S2,S3,S4,S5の縮小率は、厨芥12が
乾燥することにより体積が減少する割合よりも大きくす
ることが推奨される。前記回転軸20やスクリュー羽根
26の材質としては、金属または耐熱性のある樹脂が好
適に使用される。
【0012】図1に示す如く、一方の軸受けハウジング
21から外方に突出する回転軸20に、キー、スプライ
ンまたはテーパしまりばめ等による適宜の手段を介して
ウォームホイール28が回転軸20と一体回転可能に外
嵌固定されている。また軸受けハウジング21のフラン
ジ21aに、図2に示す如く、ウォームホイール28を
挟んで一対のブラケット29,29が配設され、両ブラ
ケット29,29間にシャフト30が軸受31,31を介
して回転自在に枢支される。このシャフト30には、ウ
ォームホイール28に噛合するウォーム32が一体回転
可能に配設してある。また、シャフト30の一端が指向
する適宜個所に固定台33を介してモータ27が設置さ
れ、該モータ27の出力軸27aとシャフト30とがカ
ップリング34を介して連結されている。従って、モー
タ27を駆動することにより、ウォーム32とウォーム
ホイール28との噛合作用下に、前記回転軸20がシリ
ンダ11内で回転する。
【0013】前記回転軸20は中空に形成され、前記ウ
ォームホイール28の配設側とは反対の軸端からヒータ
35が挿入されて、該ヒータ35により回転軸11を加
熱するよう構成されている。また、ヒータ35はスリッ
プリング36を介して電源に接続されており、回転軸2
0とヒータ35とが一体回転することにより、該ヒータ
35の配線が絡まるのを防止するようになっている。な
お、ヒータ35は、図示しない感温手段の検出温度に基
づいて通電制御されて、回転軸20の温度を130℃〜
180℃程度に保持するよう設定されている。
【0014】前記ホッパー15に一端が連通接続された
吸引管17の他端は、図1に示す如く、外壁に多数の冷
却フィン51を備えた凝縮器50の下部に連通接続され
ている。この凝縮器50の上部に排気管52が連通接続
されており、該排気管52に介挿した吸引ファン16を
回転することにより、前記シリンダ11内で発生する水
蒸気を凝縮器50に吸引するよう構成している。また凝
縮器50の下端部に排水管53が連通接続され、凝縮器
50内で結露した凝縮水を排水管53を介して外部に排
出するようになっている。更に、凝縮器50の外部に冷
却ファン54が配設され、該ファン54により凝縮器5
0を積極的に空冷し、該凝縮器50内での水蒸気の凝縮
を効率的に行なわせるよう構成してある。なお、前記ホ
ッパー15や吸引管17を断熱材(図示せず)で被覆し、
該ホッパー15や吸引管17内で水蒸気が凝縮するのを
防止することが推奨される。また、ホッパー15の開口
を蓋により閉成するようにすれば、水蒸気の効率的な吸
引が達成される。そしてこの場合は、蓋にも断熱材を貼
付けることにより、水蒸気の凝縮を抑制し得る。
【0015】
【第1実施例の作用について】次に、第1実施例に係る
厨芥処理機の作用につき、図3に示すフローチャートを
参照して以下説明する。先ず、前記シリンダ11のヒー
タ18および回転軸20のヒータ35に通電し、シリン
ダ11および回転軸20を加熱して、感温手段により設
定温度(約130℃〜180℃)を保持するよう通電制御
する。次にモータ27を駆動し、前記ウォーム32とウ
ォームホイール28との噛合作用下に、前記回転軸20
を回転させる。また、前記吸引ファン16を回転するこ
とにより、凝縮器50に負圧を形成する。
【0016】この状態で、厨房等から生じた厨芥12を
前記ホッパー15に投入する。この投入された厨芥12
は、シリンダ11の投入口13を介してシリンダ11の
本体内(乾燥部)に落下し、前記回転軸20の外周上にお
いて投入口13およびホッパー15内に堆積する(図1
参照)。この堆積されている厨芥12は、回転軸20の
回転に伴ってスクリュー羽根26により下層から順次排
出口14側に向けて移送される。この場合において、厨
芥12が押し込まれる前記圧縮空間S1,S2,S3,S4,S
5は、排出口14側に向かうにつれて次第に小さくなる
ので、厨芥12が圧縮空間をS1→S2→S3→S4→S5
と移送されることにより順次に圧縮され、厨芥12は効
率的に圧縮脱水される。
【0017】前記厨芥12から脱水分離された全ての水
分は、高温に加熱されているシリンダ11および回転軸
20に接触して蒸発したり水蒸気となる。前記吸引ファ
ン16を回転することにより凝縮器50は負圧となって
いるので、シリンダ11内で発生した水蒸気は、前記ホ
ッパー15および吸引管17を介して凝縮器50に吸引
される。図1に示す如く、凝縮器50内を下方から上方
に向けて流通する水蒸気は、外部空気との熱交換により
冷却されることにより、その水分が凝縮して凝縮器50
の内壁面に結露する。この凝縮水は、前記排水管53を
介して外部へ排出される。凝縮器50から排出される凝
縮水は、厨芥12を圧縮した際に生ずるタンパク質成分
や生ゴミのカス等を含まないので、その汚濁度は極めて
低く、周囲環境を悪下させたり、排管を詰まらせること
はない。また、凝縮器50で水分が分離された低温低湿
度の空気は、吸引ファン16で吸引されて排気管52を
介して外部に排気される。なお、水蒸気と併せてシリン
ダ11内の臭気も凝縮器50に吸引し得るので、該臭気
を一個所に集めて脱臭処理することが可能となる。
【0018】前記スクリュー羽根26により移送されつ
つ圧縮加熱される厨芥12は、その水分が蒸発して乾燥
され、前記シリンダ11の排出口14から自重により落
下排出される。この排出された厨芥12は、ホッパー1
5に投入されたときよりも体積が減少した乾燥ゴミとな
っているので、可燃物として廃棄することができる。な
お、シリンダ11および回転軸20の全体がヒータ1
8,35により加熱されているので、シリンダ11内で
の雑菌等の発生を抑えて衛生的に保つことが可能であ
る。またシリンダ11で発生した水蒸気を積極的に外部
に排出するので、シリンダ11内の湿度を低下させるこ
とができ、乾燥処理時間を短縮することが可能となる。
【0019】このように、第1実施例に係る厨芥処理機
10では、シリンダ11内を移送されつつ連続的に圧縮
加熱される厨芥12から生ずる水蒸気を、前記凝縮器5
0で水分と空気とに分離して外部に排出することによ
り、処理機10からは汚濁度の低い排水のみを排出する
ことができる。また、処理機10から排出される排水に
より配管を詰まらせることもなく、悪臭や腐敗の発生も
抑制し得るものである。
【0020】
【第2実施例について】図4は、第2実施例に係る厨芥
処理機を示すものであって、基本的な構成は第1実施例
と同一であるが、前記シリンダ11の本体部に蒸気吸込
管55を配設した点で異なっている。すなわち、シリン
ダ11における本体部の適宜位置に複数の蒸気吸込管5
5が連通接続され、該蒸気吸込管55の他端は、前記凝
縮器50に連通接続されている。この蒸気吸込管55は
断熱材56で被覆され、該吸込管55内を水蒸気が流通
する間にその水分が凝縮するのを防止するよう構成して
ある。なお、蒸気吸込管55にヒータ(図示せず)を配設
したり、該蒸気吸込管55をシリンダ11に密着するよ
う配管することにより積極的に保温加熱して、水蒸気の
凝縮を防止するようにしてもよい。また、蒸気吸込管5
5の配設数や管径は、シリンダ11の寸法や処理能力
(水蒸気の発生量)等によって適宜に設定される。
【0021】第2実施例に係る厨芥処理機10では、前
記シリンダ11内を圧縮加熱されつつ移送される厨芥1
2から発生する水蒸気は、前記ホッパー15に連通する
吸引管17およびシリンダ11の本体部に配設されてい
る複数の蒸気吸込管55を介して凝縮器50に吸引され
る。そして凝縮器50に吸引された水蒸気は、凝縮水と
低温低湿度の空気とに分離されて別々に排出される。す
なわち、例えば厨芥12がホッパー15に多量に投入さ
れてシリンダ11内で発生した水蒸気が投入口13から
ホッパー15に円滑に流出し難くなった場合であって
も、シリンダ11の本体部から水蒸気を効率的に吸引す
ることができる。従って、シリンダ11内に水蒸気が滞
留することにより生ずる乾燥効率の低下を防止し、処理
時間を短縮することができる。なお、各蒸気吸込管55
に吸引ファンを設け、該ファンにより吸引した水蒸気を
前記凝縮器50に送るようにしてもよい。また第1実施
例で述べた如く、ホッパー15の開口を蓋で閉成した
り、該ホッパー15や蓋を断熱材で被覆してもよい。
【0022】
【第3実施例について】図5は、第3実施例に係る厨芥
処理機を示すものであって、基本的な構成は第1実施例
と同一であるが、前記排出口14に蒸気吸込管57を配
設した点で異なっている。すなわち、シリンダ11の排
出口14に蒸気吸込管57の一端が連通接続され、該蒸
気吸込管57の他端は、前記凝縮器50に連通接続され
ている。この蒸気吸込管57は断熱材58で被覆され、
該吸込管57内で水蒸気が凝縮するのを防止するよう構
成されている。なお、蒸気吸込管57にヒータ(図示せ
ず)を配設したり、該蒸気吸込管57をシリンダ11に
密着するよう配管することにより積極的に保温加熱し
て、水蒸気の凝縮を防止するようにしてもよい。また、
蒸気吸込管57の管径は、シリンダ11の寸法や処理能
力(水蒸気の発生量)等によって適宜に設定される。
【0023】第3実施例に係る厨芥処理機10では、前
記シリンダ11内を圧縮加熱されつつ移送される厨芥1
2から発生する水蒸気は、前記ホッパー15に連通する
吸引管17から凝縮器50に吸引される。またシリンダ
11内で発生してその本体部から排出口14に流出する
水蒸気は、該排出口14に配設した蒸気吸込管57を介
して凝縮器50に吸引される。そして凝縮器50に吸引
された水蒸気は、凝縮水と低温低湿度の空気とに分離さ
れて別々に排出される。すなわち、ホッパー15から離
間する位置の排出口14から流出する水蒸気も確実に凝
縮器50に吸引することができ、シリンダ11内を低湿
度に保持して厨芥12の乾燥効率を向上させ得る。また
排出口14は外部と連通しているので、該排出口14に
流出する水蒸気が結露し、該結露水により乾燥処理され
たゴミが濡れたり、排出口14の下方を濡らすことがあ
るが、該実施例では排出口14の水蒸気を積極的に凝縮
器50に吸引するので、該問題を生ずるのを抑制するこ
とができる。なお、第3実施例においても、蒸気吸込管
57に吸引ファンを設け、該ファンにより吸引した水蒸
気を前記凝縮器50に送るようにしたり、ホッパー15
の開口を蓋で閉成すると共に、該ホッパー15や蓋を断
熱材で被覆してもよい。またシリンダ11の外部と連通
する部位(ホッパー15,排出口14)から水蒸気と共に
臭気も吸引し得るので、該シリンダ11内の臭気を一個
所に集めて脱臭処理することが可能となる。
【0024】前記第1実施例において、シリンダ11内
で発生した水蒸気を凝縮器50に流通させる吸引ファン
16の配設位置は排気管52に限定されるものでなく、
前記ホッパー15と凝縮器50とを連通する吸引管17
に配設してもよい。また、第2実施例のようにシリンダ
11の本体部に蒸気吸込管55を配設した構造におい
て、第3実施例のように排出口14に蒸気吸込管57を
併せて配設するようにしてもよい。更に、凝縮器50は
空冷式に限らず、水冷式や空冷と水冷とを併用したもの
も使用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る厨芥処
理機によれば、シリンダ内において厨芥に含まれる全て
の水分を蒸気化し、この水蒸気を吸引して凝縮器に流通
させて、該凝縮器で水分と空気とに分離するので、厨芥
が圧縮されることにより生ずるタンパク質成分やカス等
を含んだ汚濁度の高い液体を排出することはない。これ
により、周囲環境を悪化させたり、配管を詰まらせるの
を防止し得る。またシリンダの本体部から水蒸気を吸引
して凝縮器に流通させることにより、シリンダ内の湿度
を低下させ、厨芥の乾燥効率を向上させることができ
る。更に、シリンダの排出口から水蒸気を吸引すること
で、乾燥処理された厨芥が濡れたり、排出口の下方が濡
れるのを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る厨芥処理機を示す概略構成
図である。
【図2】 第1実施例に係る厨芥処理機の駆動部を示す
正面図である。
【図3】 第1実施例に係る厨芥処理機の動作フローチ
ャート図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係る厨芥処理機の概略
構成図である。
【図5】 本発明の第3実施例に係る厨芥処理機の概略
構成図である。
【符号の説明】
11 シリンダ,12 厨芥,13 投入口,14 排出
口,16 吸引ファン 18 ヒータ,20 回転軸,26 スクリュー羽根,2
7 モータ 50 凝縮器,55 蒸気吸込管,57 蒸気吸込管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 21/00 K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房等から生ずる厨芥(12)を圧縮加熱乾
    燥する厨芥処理機であって、 前記厨芥(12)が投入される投入口(13)が一端に形成され
    ると共に、他端に排出口(14)が形成される筒状のシリン
    ダ(11)と、 前記シリンダ(11)内に気密かつ同軸的に挿通されて回動
    自在に枢支され、該シリンダ(11)内に臨む部位の外周に
    スクリュー羽根(26)を備えた回転軸(20)と、 前記回転軸(20)を回転させる駆動手段(27)と、 前記シリンダ(11)に配設された加熱手段(18)と、 前記投入口(13)に連通する凝縮器(50)と、 前記シリンダ(11)内で発生した水蒸気を吸引して凝縮器
    (50)に流通させる流通手段(16)とからなり、 前記投入口(13)から投入された厨芥(12)を、前記駆動手
    段(27)により回転される回転軸(20)のスクリュー羽根(2
    6)により前記排出口(14)に向けて圧縮加熱しつつ移送す
    ると共に、移送中の厨芥(12)から発生する水蒸気を前記
    流通手段(16)の駆動により凝縮器(50)に流通させ、該凝
    縮器(50)で水分を凝縮分離するよう構成したことを特徴
    とする厨芥処理機。
  2. 【請求項2】 前記シリンダ(11)の本体部に、前記凝縮
    器(50)に連通する蒸気吸込管(55)を連通接続し、シリン
    ダ(11)内で発生した水蒸気を蒸気吸込管(55)を介して凝
    縮器(50)に流通させるようにした請求項1記載の厨芥処
    理機。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ(11)の排出口(14)に、前記
    凝縮器(50)に連通する蒸気吸込管(57)を連通接続し、シ
    リンダ(11)の本体部から排出口(14)に流出する水蒸気を
    蒸気吸込管(57)を介して凝縮器(50)に流通させるように
    した請求項1または2記載の厨芥処理機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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