JPH08294958A - 扁平容器の成形方法およびその金型 - Google Patents

扁平容器の成形方法およびその金型

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Publication number
JPH08294958A
JPH08294958A JP7125694A JP12569495A JPH08294958A JP H08294958 A JPH08294958 A JP H08294958A JP 7125694 A JP7125694 A JP 7125694A JP 12569495 A JP12569495 A JP 12569495A JP H08294958 A JPH08294958 A JP H08294958A
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JP
Japan
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parison
mold
flat
molding
flat container
Prior art date
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Pending
Application number
JP7125694A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiro Endo
治弘 遠藤
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロー成形により、扁平度の高い扁平容器で
あっても、特に薄肉の部分を生じさせることがなく、所
要の強度を有するものを確実に成形することができる扁
平容器の成形方法、およびその実施に用いる成形金型を
提供する。 【構成】 胴部の扁平面とその側面との横断面形状の寸
法比率が1/2以下である扁平容器をブロー成形により
成形する方法である。熱可塑性樹脂のパリスン12を開
いた分割形式の金型1の間に配置する。次いで分割形式
の金型1を型締めするとともに、胴部の扁平面を成形す
るキャビティを有するスライド金型9をその対向間隔が
接近する方向に進出させてパリスン12を扁平化する。
パリスン12をキャビティの形状に略沿わせた後、パリ
スン12内に圧力流体を導入してパリスン12を金型1
のキャビティに沿わせることにより扁平容器を成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扁平度の高い扁平容器
をブロー成形により成形する方法およびその成形のため
の成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブロー成形により扁平容器を成形
する方法としては、特公平5−88659号公報に記載
されているものが知られている。この成形方法によれ
ば、扁平容器の形状に沿ったキャビティを有する金型間
にパリスンを配置し、パリスン内に圧力流体を導入して
パリスンを金型のキャビティに沿わせることにより扁平
容器を成形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特公平
5−88659号公報に記載されている従来の扁平容器
の成形方法により扁平度が高い容器を成形すると、金型
間に配置したパリスンが膨張する過程で、容器の扁平面
をなす部分が金型面に先ず接触して冷却固化してブロー
比が低い状態となり、逆に胴部の側面はブロー比がきわ
めて大きくなって肉薄になってしまい、均一な肉厚で所
要の強度を有する扁平容器を得ることが困難である。
【0004】本発明は、従来の扁平容器の成形方法にお
ける上記問題点を解消しようとするものであって、ブロ
ー成形において、胴部の扁平面を成形するキャビティを
有する金型をその対向間隔が接近する方向に進出させ
て、キャビティ内のパリスンを扁平化することにより、
扁平度の高い扁平容器であっても、特に薄肉の部分を生
じさせることがなく、所要の強度を有するものを確実に
成形することができる扁平容器の成形方法、およびその
実施に用いる成形金型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る扁平容器の成形方は、胴部の扁平面と
その側面との横断面形状の寸法比率が1/2以下である
扁平容器をブロー成形により成形する方法であって、熱
可塑性樹脂のパリスンを開いた分割形式の金型の間に配
置し、次いで分割形式の金型を型締めしてパリスンをキ
ャビティ内に収納するとともに、胴部の扁平面を成形す
るキャビティを有する金型をその対向間隔が接近する方
向に進出させてパリスンを扁平化してパリスンをキャビ
ティの形状に略沿わせた後、パリスン内に圧力流体を導
入してパリスンを金型のキャビティに沿わせることによ
り扁平容器を成形するものである。
【0006】また、本発明に係る扁平容器の成形金型
は、胴部の扁平面とその側面との横断面形状の寸法比率
が1/2以下である扁平容器をブロー成形により成形す
る分割形式の金型であって、金型は胴部の扁平面と側面
を成形するそれぞれ一対のキャビティを構成しており、
胴部の扁平面を成形する金型はそのキャビティの対向間
隔が接近する方向に進出させることができるように構成
したものである。
【0007】
【作用】本発明に係る扁平容器の成形方法によれば、胴
部の扁平面を成形するキャビティを有する金型をその対
向間隔が接近する方向に進出させるので、キャビティ内
のパリスンは扁平化してキャビティの形状に略沿った形
状になる。そして、この状態においてパリスン内に圧力
流体を導入してブロー成形するので、成形する容器の扁
平度が高い場合であっても、パリスンのブロー比が特に
大きくなる部分がなく、全体に略均一な肉厚の扁平容器
が成形される。
【0008】本発明に係る扁平容器の成形金型によれ
ば、胴部の扁平面を成形する金型をそのキャビティの対
向間隔が接近する方向に進出させることができるので、
この金型を用いることにより扁平容器を確実にブロー成
形することができる。
【0009】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る扁平容器の
成形金型を例示している。
【0010】1は分割形式の金型である。この金型1は
一対の金型2,2で構成されており、その一方の金型2
は、容器の両側面を形成するキャビティ3,3、肩面を
形成するキャビティ4、口部を成形するキャビティ5お
よび底面を形成するキャビティ6を有する本体金型7
と、扁平面を形成するキャビティ8を有するスライド金
型9とで構成され、スライド金型9は本体金型7にスラ
イド自在に嵌合されている。他方の金型2も一方の金型
2と対称形状の同構成である。本体金型7の口部を形成
するキャビティ5は、口部に連設される膨出中空部10
を形成するものである。11はブロー孔を示している。
【0011】図3ないし図6は、上記の構成になる分割
形式の金型1を用いて、扁平容器をブロー成形する態様
を工程順に示している。
【0012】図3に示すように、まず、分割形式の金型
1の一対の金型2,2を開き、そのキャビティ間にパリ
スン12を配置する。このときパリスンの周長が求める
扁平容器の周長と同じか若干小さいものとする。次い
で、図4に示すように、一対の金型2,2を閉じ、パリ
スン12を一対の金型2,2のキャビティで囲まれる状
態にする。なお、この状態のパリスン12をキャビティ
に近づけるように予備ブローすることもある。
【0013】次いで、図5に示すように、スライド金型
9,9をその対向間隔が接近する方向に進出させ、略扁
平容器の形状をなすようにパリスン12を囲むキャビテ
ィの形状に略沿うようにする。
【0014】次いで、図6に示すように、パリスン12
内に圧力流体を導入してパリスン12をキャビティに沿
わせることにより、扁平容器が成形される。
【0015】上記のように成形された扁平容器は、その
口部に膨出部が連設されているので、内容物の充填時に
その膨出部を口部端から切除し、図7に示す扁平容器1
4とする。15は胴部、16は口部である。17は別に
成形されたキャップを示す。図7に示した扁平容器14
は、電子コピー用のトナー容器の例である。
【0016】扁平容器14の胴部15は扁平面18,1
8とその側面19,19からなり、胴部15の横断面形
状の扁平面18の幅Aと側面19の幅Bとの寸法比率
(B/A)は1/2以下で、扁平容器14は扁平度の高
いものである。
【0017】本発明においては、前記のように、ブロー
成形の前に、スライド金型9,9をその対向間隔が接近
する方向に進出させ、略扁平容器の形状をなすようにパ
リスン12を囲むキャビティの形状に略沿うようにする
ので、成形する容器の扁平度が高い場合であっても、パ
リスン12のブロー比が特に大きくなる部分が生じな
い。このため、全体に略均一な肉厚の扁平容器が成形さ
れ、所要の強度を有する扁平容器を得ることができる。
【0018】なお、図示の実施例では、扁平面18およ
び側面19が平坦面の扁平容器を成形するものを例示し
たが、扁平面18および側面19は曲面をなすものであ
っても、同様に成形することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ブロー成形において、
胴部の扁平面を成形するキャビティを有する金型をその
対向間隔が接近する方向に進出させて、キャビティ内の
パリスンを扁平化することにより、扁平度の高い扁平容
器であっても、特に薄肉の部分が生じさせることがな
く、所要の強度を有する扁平容器を確実に成形すること
ができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る扁平容器の成形金型の縦断面図で
ある。
【図2】図1に示す一方の金型を示す一部を破断して示
す斜視図である。
【図3】開いた金型間にパリスンを配置した状態を示す
断面図である。
【図4】図3の状態から型締めした状態を示す断面図で
ある。
【図5】図4の状態からスライド金型を進出させた状態
を示す断面図である。
【図6】図5の状態からブロー成形した状態を示す断面
図である。
【図7】成形された扁平容器の正面図と側面図であっ
て、別に成形したキャップを併記した態様を示してい
る。
【符号の説明】
1 分割形式の金型 2,2 一対の金型 3,3 容器の両側面を形成するキャビティ 4 肩面を形成するキャビティ 5 口部を成形するキャビティ 6 底面を形成するキャビティ 7 本体金型 8 扁平面を形成するキャビティ 9 スライド金型 10 膨出中空部 11 ブロー孔 12 パリスン 13 ピンチオフ部 14 扁平容器 15 胴部 16 口部 17 キャップ 18,18 扁平面 19,19 側面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の扁平面とその側面との横断面形状
    の寸法比率が1/2以下である扁平容器をブロー成形に
    より成形する方法であって、熱可塑性樹脂のパリスンを
    開いた分割形式の金型の間に配置し、次いで分割形式の
    金型を型締めしてパリスンをキャビティ内に収納すると
    ともに、胴部の扁平面を成形するキャビティを有する金
    型をその対向間隔が接近する方向に進出させてパリスン
    を扁平化してパリスンをキャビティの形状に略沿わせた
    後、パリスン内に圧力流体を導入してパリスンを金型の
    キャビティに沿わせることにより扁平容器を成形するこ
    とを特徴とする扁平容器の成形方法。
  2. 【請求項2】 胴部の扁平面とその側面との横断面形状
    の寸法比率が1/2以下である扁平容器をブロー成形に
    より成形する分割形式の金型であって、金型は胴部の扁
    平面と側面を成形するそれぞれ一対のキャビティを構成
    しており、胴部の扁平面を成形する金型はそのキャビテ
    ィの対向間隔が接近する方向に進出させることができる
    ことを特徴とする扁平容器の成形金型。
JP7125694A 1995-04-26 1995-04-26 扁平容器の成形方法およびその金型 Pending JPH08294958A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082871A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Toyo Seikan Kaisha Ltd ポリエステル樹脂からなる扁平容器
JP2011079243A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Frontier:Kk 偏平容器のブロー成形方法
WO2014192448A1 (ja) * 2013-05-27 2014-12-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 コンテナ及びこれを用いた画像形成装置

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