JPH0420027Y2 - - Google Patents

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JPH0420027Y2
JPH0420027Y2 JP20434085U JP20434085U JPH0420027Y2 JP H0420027 Y2 JPH0420027 Y2 JP H0420027Y2 JP 20434085 U JP20434085 U JP 20434085U JP 20434085 U JP20434085 U JP 20434085U JP H0420027 Y2 JPH0420027 Y2 JP H0420027Y2
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mold
molded product
cavity
recess
blow molding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブロー成形において分割形式の金型
から成形品を取出す際に支障となる金型の開閉方
向と直交する方向に凹設されたアンダーカツトと
なる凹部を有する成形品のブロー成形用金型に関
する。
〔従来の技術〕
従来、ブロー成形において分割形式の金型から
取出す際に支障となるアンダーカツトである凹部
を有するブロー成形品を成形するブロー成形用金
型は以下のようなものが公知である。
(A) 第7図に示すように成形品上アンダーカツト
である凹部26の深さ方向を浅く成形し、且つ
凹部26の底面を湾曲状に形成するようにキヤ
ビテイを形成した金型を使用し、分割形式の金
型23,24を開いて成形品を取出す際に無理
に金型より成形品21を抜くことができるよう
にする。
(B) 第8図に示すように、成形品上アンダーカツ
トとなる凹部を成形する金型の凸部分36を金
型本体とは別異に且つ摺動自在に構成した金型
33,34を使用し、ブロー成形された成形品
である中空2重壁成形品31を金型から取出す
以前に、上記金型の凸部分36を金型本体内に
移動して成形品31を取出す。
〔考案の解決すべき問題点〕
上記従来技術Aにあつては、分割形式の金型を
開いて成形品を取出す際に無理に金型より抜ける
程度の凹部の深さ及び凹部の形状に限定され、成
形品の形状に制約がともなうものであつた。ま
た、成形品を取出す際に成形品の凹部と隣接する
部分を傷つけ成形品の商品価値を低下させる問題
があつた。
また、従来技術Bにあつては、成形品上アンダ
ーカツトとなる凹部を成形する金型の凸部分を金
型本体とは別異に且つ摺動自在に構成する必要が
あるため金型が複雑で高価となる欠点があつた。
また、上記金型の凸部分を移動するタイミングに
よつて成形品の肉厚にバラツキが生じ易い問題が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の欠点を解消するものであり、金
型構造を複雑とすることなく、従来アンダーカツ
トとなり成形上形状に制約のあつた凹部を容易に
成形でき、且つ金型から取出す際に成形品が傷つ
けられることのないブロー成形用金型を提供する
ことを目的とする。
本考案は、その目的を達成するための技術的手
段を次の通り構成した。すなわち、金型の開閉方
向と直交する方向に凹設された凹部を有する成形
品のブロー成形用金型であつて、上記金型は、金
型開閉方向に沿つた成形品の凹部開口端を形成す
る開口端形成キヤビテイ、及び上記開口端形成キ
ヤビテイと隣接して凹部開口端より凸設した縁部
の一方面を形成する縁部形成キヤビテイを有する
一方金型と、凹部の一方金型に面した凹部側壁を
頂部で形成する突出キヤビテイ及び上記縁部の他
方面を形成する縁部形成キヤビテイを有する他方
金型とからなり、一方金型の開口端形成キヤビテ
イと他方金型の突出キヤビテイとの間でパリスン
を金型開閉方向で挾圧せん断するよう両キヤビテ
イ間を近接して構成したことを特徴とするブロー
成形用金型に関する。
〔作用〕
本考案のブロー成形用金型は従来のように金型
本体とは別異で且つ摺動自在な金型部分を要せず
して従来アンダーカツトとなつていた凹部を容易
に形成できる。そして金型の開閉方向と直交する
方向に凹設された凹部は金型の開閉方向と同一方
向に突出する突出キヤビテイにて成形されるので
凹部の形状も所望の形状が選択でき、さらに金型
から成形品を取り出す際にも金型キヤビテイ面に
よつて成形品に無理が生ずることがないので成形
品に傷がつかない。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例として、中空2重壁成形
品である壁面パネルの成形品及びそのブロー成形
用金型を図面にもとづき説明する。
(1) 成形品 第1図から第3図までは、本考案に係るブロー
成形用金型にて得られた成形品の一例である壁面
パネルを示す。壁面パネル1は内部に中空部2を
有する熱可塑性プラスチツクの中空2重壁構造か
らなり、3は表面、4は裏面である。壁面パネル
1の一方側5には凹部6が形成され、上記凹部6
付近に縁部7が形成され、且つ、凹部6より縁部
7の基部を通り裏面4に貫通する貫通孔8が形成
されている。また壁面パネル1の他方側9には凸
部10が形成され、上記凸部10付近に段部11
が形成されている。そして、壁面パネル1を組立
てるに際しては、第3図に示すように隣り合う壁
面パネル1,1の凹部6と凸部10を合わせ、且
つ、縁部7と段部11を合わせることにより、隣
り合う壁面パネル1,1同志を嵌合する。
(2) ブロー成形用金型 第4図から第6図までは、上記した壁面パネル
1を得るための本考案に係るブロー成形用金型及
びその成形方法を示す。
ブロー成形用金型12は一方金型13と他方金
型14とを互いの金型合わせ面15にて合致させ
る分割形式となつている。16は中空2重壁成形
品である壁面パネル1を成形するためのキヤビテ
イである。一方金型13は金型開閉方向Xに沿つ
た壁面パネル1の凹部6の開口端6aを成形する
開口端形成キヤビテイ17、及び上記開口端成形
キヤビテイ17と隣接して凹部開口端6aより凸
設した縁部7の一方面(表面)を形成する縁部形
成キヤビテイ18を有する。また他方金型14は
凹部6の一方金型13に面した凹部6の側壁6b
を頂部19bで形成する突出キヤビテイ19、及
び縁部7の他方面(裏面)を形成する縁部形成キ
ヤビテイ20を有する。そして、一方金型13の
開口端形成キヤビテイ17と他方金型14の突出
キヤビテイ19の開口端形成キヤビテイ17に対
向する面19aとの間で、パリスンPを金型開閉
方向Xで挾圧せん断するよう両キヤビテイ17,
19a間を近接して構成されている。上記のよう
に、本考案に係るブロー成形用金型12は、金型
開閉方向Xと直交する方向(実施例においては金
型合わ面15方向)に凹設された凹部6を有する
成形品である壁面パネル1を得ることができる。
(3) ブロー成形方法 次に第4図から第6図に従つて本考案に係るブ
ロー成形用金型12を使用して金型の開閉方向X
と直交する方向に凹設された凹部6を有する壁面
パネル1の成形方法を説明する。押出機(図示せ
ず)にて可塑化溶融されたポリエチレンなどの熱
可塑性プラスチツクを筒状のパリスンPとして押
出す。そして、第4図に示すようにパリスンPを
分割形式の金型13,14間に配置する。つい
で、金型13,14を閉鎖していく。そして、第
5図に示すように開口端形成キヤビテイ17と突
出キヤビテイ19との間でパリスンPを挾圧す
る。ついで金型13,14を閉鎖していくと、上
記の挾圧されたパリスンPはせん断力を受けると
ともに、一方金型13のキヤビテイ16と他方金
型14の突出キヤビテイ19の頂部19bとでパ
リスンPが圧縮され、且つ、縁部形成キヤビテイ
18,20とでパリスンPが圧縮される。また、
パリスンP内に圧縮空気を導入することによりキ
ヤビテイ16に沿つた中空2重壁構造の壁面パネ
ル本体が形成される。そして、金型13,14を
完全に閉鎖した段階では第6図に示すように、凹
部6と表面3との間の壁、及び縁部7は2つの壁
が溶着接合され厚肉に形成される。また成形され
た壁面パネル1の凹部開口端に薄膜状の鋳バリが
生ずる場合は所望の手段により除去する。
〔効果〕
本考案に係るブロー成形用金型は金型構造を複
雑とすることなく、従来アンダーカツトとなり成
形上、形状に制約のあつた凹部を容易に成形で
き、且つ金型から取出す際に成形品が金型キヤビ
テイ、によつて傷つけられることもない。よつて
パネルコンテナ、ケース、ハウジング部材など中
空2重壁成形品の内側または外側部分に成形品の
長手方向に凹設された凹部を有する場合のブロー
成形用金型として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案に係るブロー成形用
金型にて得られた成形品の一例である壁面パネル
を示し、第1図は要部破断斜視図、第2図は平面
図、第3図は組立状態の要部断面図、第4図から
第6図は本考案に係るブロー成形用金型の断面図
であり、第4図は金型開放状態、第5図は金型閉
鎖進行状態、第6図は金型閉鎖完了状態を示し、
第7図及び第8図は従来のブロー成形用金型の断
面図である。 1……壁面パネル、6……凹部、7……縁部、
10……凸部、11……段部、12……ブロー成
形用金型、13……一方金型、14……他方金
型、17……開口端形成キヤビテイ、19……突
出キヤビテイ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型の開閉方向と直交する方向に凹設された凹
    部を有する成形品のブロー成形用金型であつて、
    上記金型は、金型開閉方向に沿つた成形品の凹部
    開口端を形成する開口端形成キヤビテイ、及び上
    記開口端形成キヤビテイと隣接して凹部開口端よ
    り凸設した縁部の一方面を形成する縁部形成キヤ
    ビテイを有する一方金型と、凹部の一方金型に面
    した凹部側壁を頂部で形成する突出キヤビテイ及
    び上記縁部の他方面を形成する縁部形成キヤビテ
    イを有する他方金型とからなり、一方金型の開口
    端形成キヤビテイと他方金型の突出キヤビテイと
    の間でパリスンを金型開閉方向で挾圧せん断する
    よう両キヤビテイ間を近接して構成したことを特
    徴とするブロー成形用金型。
JP20434085U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0420027Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20434085U JPH0420027Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

Applications Claiming Priority (1)

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JP20434085U JPH0420027Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62111833U JPS62111833U (ja) 1987-07-16
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ID=31170353

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JPH01255525A (ja) * 1988-04-05 1989-10-12 Daisho Sangyo Kk 中空体の構造並びにその接続構造
JP5613989B2 (ja) * 2009-03-13 2014-10-29 株式会社オーテックジャパン 樹脂部品合わせ部構造

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JPS62111833U (ja) 1987-07-16

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