JP3338867B2 - プラスチック容器とその製造用金型 - Google Patents

プラスチック容器とその製造用金型

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0261Bottom construction
    • B65D1/0276Bottom construction having a continuous contact surface, e.g. Champagne-type bottom
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C49/4802Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底部からピンチオフ部
が突出したプラスチック容器と、その製造用金型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製の壜形容器を製造する方
法の一つに押出しブロー成形法がある。この成形法で製
造した容器は、実開平3−32013号公報や実公平3
−3460号公報等に開示されているように、底部から
ピンチオフ部が突出する。
【0003】図5は従来のプラスチック容器のピンチオ
フ部50の断面図であり、この場合のプラスチック容器
は、3種類の樹脂を積層してなるチューブ状のパリソン
をブロー成形して形成されたものある。
【0004】従来のプラスチック容器においては、各樹
脂層51,52,53がその肉厚を殆ど変えずにピンチ
オフ部50の先端まで残っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにピンチオフ部50の先端にまで内側の樹脂層5
2,53が肉厚を変えずに残っていると、プラスチック
容器に底割れが発生し易いという欠点があった。
【0006】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、底割れの生じにくいプラス
チック容器とその製造用金型を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。本発明のプラスチ
ック容器は押出しブロー成形により成形され、底部から
ピンチオフ部が突出しており、このピンチオフ部の両側
面にはピンチオフ部の先端側と基部側に段違いな押圧凹
部が形成されている。押圧凹部の断面形状は半円形等、
種々の形状が採用可能である。
【0008】本発明のプラスチック容器製造用金型は、
前記プラスチック容器を製造するための左右一対の金型
からなる押出しブロー成形用の金型であって、前記左右
の各金型におけるピンチオフ部成形面には、左右の金型
で互いに段違いに対向する突条が設けられている。
【0009】前記プラスチック容器におけるピンチオフ
部と、前記金型におけるピンチオフ部成形面は、先端に
進むにしたがってピンチオフ部を先細りにするテーパー
状が好ましい。
【0010】
【作用】左右の金型を型締めすると、プラスチック容器
の素材であるパリソンがピンチオフ部成形面によって挟
圧され、ピンチオフ部が形成される。その際に、左右の
金型の段違いの突条が、形成しつつあるピンチオフ部を
圧縮するとともに押し上げるように作用する。その結
果、ピンチオフ部の肉厚を薄くすることができる。
【0011】特に、前記パリソンが積層樹脂からなる場
合には、前記突条が内層の樹脂を押し上げてピンチオフ
部の先端から遠ざけ、その結果、ピンチオフ部の先端面
から内層の樹脂がはみ出さないようになる。又、圧縮さ
れて肉厚を薄くされたピンチオフ部においては、内層の
樹脂の肉厚も薄くなって接着性がよくなる。これによっ
て、プラスチック容器の底割れが生じなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図4の図面
に基いて説明する。図2は本発明のプラスチック容器の
底部を破断して示す正面図である。このプラスチック容
器1は、積層樹脂をブロー成形して形成されたものであ
り、その底部2にピンチオフ部3を有している。
【0013】図1はピンチオフ部3を拡大して示す断面
図である。積層樹脂は3層からなり、一番外側の第1樹
脂層1aが高密度ポリエチレンで形成され、その内側の
第2樹脂層1bが変性ポリオレフィンで形成され、一番
内側の第3樹脂層1cがエチレン酢酸ビニル共重合体エ
マルジョンで形成されている。図1からも明らかなよう
に、第2樹脂層1bと第3樹脂層1cの肉厚はピンチオ
フ部3において極めて薄くなっている。
【0014】ピンチオフ部3は先端に向かって先細の略
台形状をなし、その両側面4,5に断面半円形をなす押
圧凹部6,7が形成されている。押圧凹部6,7は互い
に段違いに配されており、押圧凹部6は押圧凹部7より
も先端側に位置している。又、押圧凹部6の曲率半径は
押圧凹部7の曲率半径よりも若干小径にされている。
【0015】次に、このプラスチック容器1の製造に使
用する金型について図3及び図4を参照して説明する。
図3は金型を開いた状態におけるブロー成形装置の概略
構成図である。金型は左右一対の金型10,20から構
成されており、型閉じした時にその内部に前記プラスチ
ック容器1の外形と同形状のキャビティが形成されるよ
うになっている。
【0016】図4は型閉じ状態における金型10,20
の底部を拡大して示す断面図であり、金型10,20の
底部にはそれぞれピンチオフ部成形面が形成されてい
る。金型10のピンチオフ部成形面は、下方に進むにし
たがって金型20に接近するテーパー面11と、このテ
ーパー面11の途中に断面半円形に突出形成され図4に
おいて紙面に垂直に延びる突条12とを有している。金
型20のピンチオフ部成形面も、下方に進むにしたがっ
て金型10に接近するテーパー面21と、このテーパー
面21に突出形成された突条22とを有している。突条
12,22は互いに段違いに配されており、突条12の
曲率半径は突条22の曲率半径よりも若干小径になって
いる。各テーパー面11,21の先端はそれぞれピンチ
オフ刃13,23に連なっている。
【0017】前記金型10,20が開いた間に、押出機
30から、高密度ポリエチレン、変性ポリオレフィン、
エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョンの3種類の樹
脂を積層してなるチューブ状のパリソン40が押し出さ
れる。
【0018】この後、金型10,20を閉じて型締めす
ると、両金型10,20のピンチオフ部成形面がパリソ
ン40の途中を挟圧してプラスチック容器1のピンチオ
フ部3を成形するとともに、ピンチオフ刃13,23が
ピンチオフ部3の先端を食い切る。
【0019】このピンチオフ部3の成形時に、両金型1
0,20の段違いの突条12,22が、形成しつつある
ピンチオフ部3を圧縮して各樹脂層1a,1b,1cの
肉厚を薄くするとともに、内側の第2樹脂層1bと第3
樹脂層1cを押し上げてピンチオフ部3の先端から遠ざ
ける。
【0020】その結果、第2樹脂層1b及び第3樹脂層
1cがピンチオフ部3の先端からはみ出さなくなる。
又、第2樹脂層1bや第3樹脂層1cの肉厚が薄くなる
と、接着性が高まる。この相乗効果により、プラスチッ
ク容器1に底割れが生じなくなる。
【0021】尚、突条12,22を同一高さに対向配置
した場合には、突条12,22による挟圧が第2樹脂層
1b及び第3樹脂層1cの押し上げを妨げるとともに、
金型10,20を押し広げる虞があるが、本発明の金型
10,20のように突条12,22を段違いに配する
と、第2樹脂層1b及び第3樹脂層1cの押し上げがス
ムーズに行われるようになり、又、金型10,20が押
し広げられることもない。
【0022】金型10,20の型締め後の工程は一般的
なブロー成形と何等変わるところはなく、パリソン40
内に加圧流体を注入してキャビティ面に接するまでパリ
ソン40を膨張させた後、冷却固化してプラスチック容
器1の外表面を成形する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ピンチオフ部に段違いの押圧凹部を形成したことによ
り、プラスチック容器の底割れが生じなくなるという優
れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック容器のピンチオフ部の拡
大断面図である。
【図2】本発明のプラスチック容器の一部破断正面図で
ある。
【図3】本発明の製造用金型の全体断面図である。
【図4】本発明の製造用金型の部分拡大断面図である。
【図5】従来のプラスチック容器のピンチオフ部の拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 底部 3 ピンチオフ部 6,7 押圧凹部 10 金型 11 テーパー面(ピンチオフ成形面) 12 突条 20 金型 21 テーパー面(ピンチオフ成形面) 22 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−115234(JP,A) 特開 昭52−30869(JP,A) 実開 昭49−12254(JP,U) 実開 平3−32013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80 B65D 1/00 - 1/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出しブロー成形により成形されて底部
    からピンチオフ部が突出したプラスチック容器におい
    て、前記ピンチオフ部の両側面にピンチオフ部の先端側
    と基部側に段違いな押圧凹部が形成されていることを特
    徴とするプラスチック容器。
  2. 【請求項2】 底部からピンチオフ部が突出するプラス
    チック容器を製造するための左右一対の金型からなる押
    出しブロー成形用の金型であって、前記左右の各金型に
    おけるピンチオフ部成形面には、左右の金型で互いに段
    違いに対向する突条が設けられていることを特徴とする
    プラスチック容器製造用金型。
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