JPH0314339Y2 - - Google Patents

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JPH0314339Y2
JPH0314339Y2 JP501786U JP501786U JPH0314339Y2 JP H0314339 Y2 JPH0314339 Y2 JP H0314339Y2 JP 501786 U JP501786 U JP 501786U JP 501786 U JP501786 U JP 501786U JP H0314339 Y2 JPH0314339 Y2 JP H0314339Y2
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JP
Japan
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pinch
parison
width
molded product
molds
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JP501786U
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JPS62119217U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドラム缶、工業薬品缶等の如きプラ
スチツク成形品をブロー成形するときに使用する
ブロー成形用金型に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のブロー成形用金型のピンチオフ形状の代
表的なものとして、第4図乃至第6図に示すよう
なものがある。
第4図Aの例は、金型aとbを合わせてパリソ
ンを挾み、パリソンを喰い切る部分であるパリソ
ン喰切部cを金型a,b内面と同一高さに設け、
ピンチオフ幅を持たせないようにしたものであ
る。第5図Aの例は、パリソン喰切部cと金型
a,bの内面高さとの間にピンチオフdとして断
面U字形形状としたものである。又、第6図Aの
例は、ピンチオフdの形状を断面V字状としたも
のである。いずれの例も、パリソン喰切部cの長
さH2は1〜2mmとしてあり、パリソン押え部e
の幅Sを、パリソン厚さをtとしたとき(1.0〜
2.0)・tとし、ピンチオフdの幅Wを(0.4〜
0.5)・2tとし、更に、ピンチオフ高さH1は、第5
図Aの例ではほぼパリソン厚さtと同じにし、第
6図Aの例では約0.5Wとしてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ブロー成形品、たとえば、ドラム缶、工業薬品
缶では、大きな衝撃を受けたときブロー成形品の
弱点でもあるピンチオフ部から破断する場合が多
く、このような衝撃にも耐え得る形状が重要視さ
れている。
ところが、前記した従来例の場合、ナイロンを
内側とする金型のピンチオフ形状を3層(高分子
量ポリエチレン、変性ポリエチレン、ナイロン)
成形に使用しても、十分なピンチオフ強度が得ら
れなかつた。
従来の例で成形された成形品gについて落下衝
撃試験を行つた結果、第4図Aの例では第4図B
の如く、第5図Aの例では第5図Bの如く、又、
第6図Aの例では第6図Bの如く、それぞれピン
チオフ部のh1,h2,h3部分にVノツチ、及び先端
部f1,f2,f3の点に微小な割れが生じ、強度が不
充分であつた。
そこで、本考案は、ピンチオフ部の衝撃強さを
向上させることができるブロー成形用金型を提供
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、パリソンを挾む金型のピンチオフ部
のピンチオフ幅をW、ピンチオフ高さをH1、喰
切部の長さをH2、パリソン押え部の長さをH3、
パリソン押え部の幅をSとするとき、これらの値
をパリソン厚さtに対して、W=(0.4〜0.6)・2t、
H1=(0.8〜1.2)・t、H2=(0.4〜0.8)・t、H3
(1.2〜4.0)・t、S=(0.1〜0.5)・tの関係を有
する構成とする。
〔作 用〕
筒状に押し出されるパリソンを、左右より金型
を移動させて挾み、パリソン内部に圧縮空気が吹
き込まれると、パリソンは金型内面に沿わされて
成形品が形成される。
ピンチオフ部では、ピンチオフ幅が広幅である
ため、ピンチオフ部では盛り上がりが生じて厚肉
となり、強度が向上して衝撃によつても微小な割
れが生じない。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第1図及び第2図に示す如く、パリソン3を挾
んで成形品4を形成する金型1と2のピンチオフ
部5の形状をU型として各部の寸法を次の関係を
有するようにする。パリソン3の肉厚をtとした
とき、ピンチオフ幅Wを(0.4〜0.6)・2t、ピンチ
オフ高さH1を(0.8〜1.2)・t、喰切部6の長さ
H2を(0.4〜0.8)・t、パリソン押え部7の長さ
H3を(1.2〜4.0)・t、パリソン押え部7の幅S
を(0.1〜0.5)・tとする。
パリソン3の肉厚tに対して上記の関係を有す
る金型1と2は、第2図の如く、型締板8と9を
介して各々アクチユエータ10と11に連結し、
アクチュエータ10と11により金型1と2が可
動してパリソン3を挾むようにする。多層パリソ
ン3は、複数の押出機(図示せず)から可塑化さ
れた熱可塑性樹脂がヘツド12内に蓄積され複数
の押出シリンダ(図示せず)によつてヘツド12
内から押し出され、所定の長さに押出されたパリ
ソン3が金型1と2で挾まれる。
本考案の金型1,2で成形される成形品4は、
パリソン3が3層であると、第3図に示す如く、
高分子量ポリエチレン変性ポリエチレン、ナ
イロンの3層からなつており、ピンチオフ部5
の内側の点Xでは、喰切部6及びパリソン押え部
7で挾まれたパリソン3の内側への移動により盛
り上がり、厚肉となる。これによりピンチオフ部
5の先端Y点では、上記X点の肉厚化により強度
が向上し、微小な割れも解消され落下衝撃強度も
大きく向上する。
本考案者等が、本考案の金型で成形した成形品
の落下衝撃試験を行つた結果を次に示す。
常温において、70タンクに60の封水量とし
た本考案により得られる成形品以外のものを、
6.5mの落下高さから落下させた結果、その成形
品のピンチオフ部の破壊がみられたが、同じく70
タンクに60の封入量とした本考案による成形
品の場合は、14mの高さから落下させてもピンチ
オフ部での微小な割れも生じなかつた。
〔考案の効果〕
以上述べた如く本考案の金型によれば、成形さ
れる成形品のピンチオフ部が厚肉となるようにし
てあるので、パリソンにおける各層状態を乱すこ
となく成形品のピンチオフ接着部の厚さを増すこ
とができ、ピンチオフ部の耐衝撃強さを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す金型の部分図、第
2図は全体図、第3図は本考案によるピンチオフ
部の成形品の断面図、第4図A、第5図A、第6
図Aはいずれも従来の代表的なピンチオフ形状を
もつ金型の部分断面図、第4図B、第5図B、第
6図Bは第4図A、第5図A、第6図Aの各例に
よる場合の成形品の形状を示す断面図である。 1,2は金型、3はパリソン、4は成形品、5
はピンチオフ部、6は喰切部、7はパリソン押え
部、Wはピンチオフ幅、H1はピンチオフ高さ、
H2は喰切部長さ、H3はパリソン押え部長さ、S
はパリソン押え部幅を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピンチオフ形状をU型とし、各寸法を、パリソ
    ン肉厚をtとするとピンチオフ幅W=(0.4〜
    0.6)・2t、ピンチオフ高さH1=(0.8〜1.2)・t、
    パリソン喰切部長さH2=(0.4〜0.8)・t、パリソ
    ン押え部長さH3=(1.2〜4.0)・t、パリソン押え
    部幅S=(0.1〜0.5)・tの関係を有するようにし
    て構成したことを特徴とするブロー成形用金型。
JP501786U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0314339Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP501786U JPH0314339Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP501786U JPH0314339Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62119217U JPS62119217U (ja) 1987-07-29
JPH0314339Y2 true JPH0314339Y2 (ja) 1991-03-29

Family

ID=30786208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP501786U Expired JPH0314339Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Country Status (1)

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JP (1) JPH0314339Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5494250A (en) * 1978-01-09 1979-07-25 Hitachi Ltd Communication control unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5494250A (en) * 1978-01-09 1979-07-25 Hitachi Ltd Communication control unit

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JPS62119217U (ja) 1987-07-29

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