JPS627561Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS627561Y2
JPS627561Y2 JP9089079U JP9089079U JPS627561Y2 JP S627561 Y2 JPS627561 Y2 JP S627561Y2 JP 9089079 U JP9089079 U JP 9089079U JP 9089079 U JP9089079 U JP 9089079U JP S627561 Y2 JPS627561 Y2 JP S627561Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge
wall member
lid
main body
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9089079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5610045U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9089079U priority Critical patent/JPS627561Y2/ja
Publication of JPS5610045U publication Critical patent/JPS5610045U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS627561Y2 publication Critical patent/JPS627561Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は本体と蓋体とをヒンジにて連結してな
るプラスチツクケースに関する。
従来、本体と蓋体とをヒンジにて連結してなる
ケースは、通常ブロー成形法、真空成形法また射
出成形法等によつて製造されているが、本体と蓋
体に比べヒンジの剛性が強すぎて、ケースを閉じ
た際ヒンジに隣接する本体と蓋体の付近が変形し
て隙間が生じたり、繰返し使用するに従つてケー
スを開けた状態であつても、その変形が復元しな
い恐れがあつた。また、ヒンジ自体にも屈曲によ
り過度な応力が作用し、繰返し屈曲特性に劣る欠
点があつた。
本考案は、上記の欠点を解消するものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、1は本考案に係るプラスチツクケースで
あつて、2,3は内壁部材Aと外壁部材Bとをそ
の周縁にて、ブロー成形時一体に溶着し、中空2
重壁構造に構成した本体と蓋体であり、4は上記
本体2と蓋体3と一体に連結するヒンジであり、
上記ヒンジ4は内壁部材Aと外壁部材Bの中間を
積層し、且つ圧縮比2以上に圧縮して薄肉に形成
したものである。また、ヒンジ4の基部5a,5
aはケース合わせ面より離れた外側面に位置さ
せ、ヒンジ4の両端5,5に位置する内壁部材A
と外壁部材Bとの積層端面を基部5a,5aから
中心部にかけて除々に長さが短かくなるように内
方に湾曲形成されている。また、9はヒンジ4と
対向する合わせ面側に設けたケースの係止具であ
る。
上記二重壁構造のプラスチツクケース1は、第
3図に示すように、押出ダイ6より押出した筒状
のパリスン7を分割形式の金型8,8′に挾込
み、かつ加圧流体を圧入して本体2、蓋体3およ
びヒンジ4を一体的に形成する。このため、屈曲
自在連結部4はパリスン7が圧縮された構造とな
る。ついで金型8,8′を開き成形品を取り出
し、余剰のバリを除去し第1図の如きプラスチツ
クケース1を得る。尚、プラスチツクケース1の
ヒンジ4の両端5,5は内方に湾曲した形状にバ
リを除去し、形成される。
また、上記の如く、パリスン7は分割形式の金
型8,8′に挾込まれるので、パリスン7の一方
側(第3図中左側)の内壁部材Aと、他方側(第
3図中右側)の外壁部材Bとはその周縁にて溶着
され、第5図に示す如く、成形されたヒンジ4は
内壁部材Aと外壁部材Bとは圧縮され薄肉に形成
される。
第4図A,Bは本考案におけるヒンジ4の他例
を示すものであり、第4図Aは2つのヒンジ4,
4を本体2と蓋体3の連結箇所に形成した例であ
り、第4図Bはヒンジ4の両端5,5を深く内方
に湾曲して形成した例である。
本考案に係るプラスチツクケース1は以上の通
りであるが、ヒンジ4の両端5,5を内方に湾曲
して形成したことにより、その屈曲強度が大幅に
向上され、また剥離や白化現象は一般的に両端よ
り内方へ進行することから、それらの現象を本考
案では最も効果的に抑制することができる。な
お、本体と蓋体及びヒンジをブロー成形法にて一
体に形成する場合、該ヒンジは成形金型の合わせ
面上(パーテイングライン上)に形成される。ま
た本考案のヒンジの肉厚は0.1〜2.0mm、好ましく
は0.2〜1.0mmであり、またブロー成形法で形成す
るときは、パリスンの圧縮前の肉厚と圧縮後の肉
厚との比(圧縮比)は2以上好ましくは5以上で
ある。圧縮比が2未満であると、繰返し屈曲を行
う場合容易に剥離等が発生し易く、繰返し屈曲特
性に劣る。
上記の如く、本体2と蓋体3とを屈曲自在のヒ
ンジ4にて一体に連結してなるプラスチツクケー
ス1において、本体2と蓋体3は内壁部材Aと外
壁部材Bからなる中空2重壁構造に構成し、ヒン
ジ4は内壁部材Aと外壁部材Bとを積層し、且つ
圧縮比2以上に圧縮して薄肉に形成したので、本
体2と蓋体3は強固な構造となるのに対し、上記
本体2と蓋体3とを一体に連結するヒンジ4は屈
曲性の優れた構造となり、ケース1を閉じた際、
ヒンジ4の変形によつてヒンジ4に隣接する本体
2と蓋体3の合わせ面付近が変形し隙間が生じる
こともなく、外観が優れ、収納物品を良好に保護
することができる。
しかし、ヒンジ4は屈曲性を向上するため内壁
部材Aと外壁部材Bとを圧縮積層して構成したも
のであるため、ブロー成形後余剰のバリを除去し
て得られたケース1のヒンジ4の両側には内壁部
材Aと外壁部材Bの積層端面が露出し、繰返し屈
曲を行なうと上記積層端面において剥離また亀裂
が生じ易くなる欠点が生じる。そこで、本考案に
おいてはヒンジ4の基部5a,5aをケース合わ
せ面より離れた外側面に位置させ、ヒンジ4の積
層端面を基部から中心部にかけて除々に長さが短
かくなるように内方に湾曲形成し、ケース1を開
いた状態から閉じた状態にするまでのヒンジ4の
変形量を少なくし、無理な応力が作用しないよう
構成し、且つヒンジ4に出じる内部応力を集中さ
せることなく均等に分散させることができるの
で、積層端面において剥離また亀裂が生じること
もなく、ヒンジ4の繰返し屈曲特性を向上させ、
ケース自体の耐用年数を大幅に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
1図はプラスチツクケースの開蓋状態斜視図、第
2図は180度開蓋した状態でのヒンジの平面図、
第3図はプラスチツクケースの成形態様を示すブ
ロー成形金型断面略図、第4図はヒンジの構成の
他例図、第5図はヒンジ部分を拡大して示す要部
断面図である。 1……プラスチツクケース、2……本体、3…
…蓋体、4……ヒンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体と蓋体とを屈曲自在のヒンジにて一体に連
    結してなるプラスチツクケースにおいて、本体と
    蓋体は内壁部材と外壁部材からなる中空2重壁構
    造に構成し、ヒンジは内壁部材と外壁部材とを積
    層し、且つ圧縮比2以上に圧縮して薄肉に形成す
    るとともに、ヒンジの基部をケース合わせ面より
    離れた外側面に位置させ、ヒンジの積層端面を基
    部から中心部にかけて除々に長さが短かくなるよ
    うに内方に湾曲形成したことを特徴とするプラス
    チツクケース。
JP9089079U 1979-07-03 1979-07-03 Expired JPS627561Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9089079U JPS627561Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9089079U JPS627561Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5610045U JPS5610045U (ja) 1981-01-28
JPS627561Y2 true JPS627561Y2 (ja) 1987-02-21

Family

ID=29323984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9089079U Expired JPS627561Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS627561Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2574817Y2 (ja) * 1990-12-07 1998-06-18 ダイセル化学工業 株式会社 連結部を有する容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5610045U (ja) 1981-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3338867B2 (ja) プラスチック容器とその製造用金型
JPS627561Y2 (ja)
JPS60184819A (ja) 積層形樹脂成形品の生産方法
JPS6240893Y2 (ja)
JPS63138924U (ja)
JPS5813414B2 (ja) ケ−ス用把手の製法
JPH0611164Y2 (ja) 中空容器製造用金型
JPH0420027Y2 (ja)
JPH0423621B2 (ja)
JPH0326647U (ja)
JP3159019B2 (ja) 自動車用ドアガラスラン
JPH09313262A (ja) キャビネット
JPS6277927A (ja) 中空成形品およびその製造方法
JPS62110141U (ja)
JPS63106613U (ja)
JPH0558271U (ja) 二重壁容器
JPH0450090Y2 (ja)
JPH0123385B2 (ja)
JP2591576Y2 (ja) ウエザーストリップ
JPH03108412U (ja)
JPS63198517U (ja)
JPS6422410U (ja)
JPH0376649B2 (ja)
JPS5850817U (ja) プラスチツク製ブロ−成形品
JPH0446737B2 (ja)