JPH0450090Y2 - - Google Patents

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JPH0450090Y2
JPH0450090Y2 JP12645286U JP12645286U JPH0450090Y2 JP H0450090 Y2 JPH0450090 Y2 JP H0450090Y2 JP 12645286 U JP12645286 U JP 12645286U JP 12645286 U JP12645286 U JP 12645286U JP H0450090 Y2 JPH0450090 Y2 JP H0450090Y2
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mold
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molding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は樹脂、ゴムなどを成形する成形用金型
に関する。本考案の金型はグラスランなどのウエ
ザストリツプの端末部を成形する場合などに利用
される。
[従来の技術] グラスランなどのウエザストリツプは、一般に
ゴムや樹脂から押出成形により成形され、自動車
車体に取付ける際にはコーナ部を切欠いて曲げる
ことによりコーナ部を成形することが多い。しか
しながら近年意匠上の理由などにより、ウエザス
トリツプは断面が複雑化しており、コーナ部を中
心として両側に伸びるウエザストリツプの断面形
状が異なるようなものもある。このような断面形
状が異なる押出成形体を接続するには、第4図の
ように金型100の挿入通路105から2つの押
出成形体200を挿入し、その後射出成形などで
コーナ部300を成形している。
ところで、ここで用いられる成形型は、第5図
に示すように、下型101と、下型101と型締
めされる上型102と、下型101と上型102
の間に配置された複数の中間型103とからな
り、予め成形された予備成形体200の端末部を
挿入通路からキヤビテイ内に挿入した後型締めし
て成形を行つている。
[考案が解決しようとする問題点] グラスランなどのウエザストリツプは、一般に
展開形状で押出成形されている。また上記のよう
にコーナ部を成形するには、正規の形状を維持し
た状態で成形されなければならない。従つてその
ような予備成形体を成形型内に挿入するには、ゴ
ムや樹脂などの弾性力に抗して所定形状に保持し
つつ挿入する必要がある。しかしながら複雑な断
面形状の予備成形体では、摩擦抵抗などにより挿
入が困難である。そこでこのような予備成形体を
挿入する場合には、複数の中間型103をそれぞ
れ取外し、予備成形体を挿入した後順に中間型1
03を積重ねることにより挿入している。そのた
め、特に複雑な予備成形体においては中間型10
3の数が増加し、予備成形体挿入時に金型を操作
する時間が多大となつていた。
本考案はこの問題点に鑑みてなされたものであ
り、予備成形体の挿入時間を従来に比べ著しく低
減することができる金型を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の成形用金型は、下型と、該下型と型締
めされる上型と、該下型と該上型の間に配置され
た複数の中間型と、からなり、予め成形された予
備成形体の端末部がキヤビテイ内に挿入され該予
備成形体の該端末部を成形する金型において、 該中間型と該下型の間および/または該中間型
どうしの間には型を開く方向に該中間型を付勢す
る付勢部材をもち、 該上型と該中間型には型締め時に該付勢部材の
付勢力に抗して該中間型を押圧する型締め機構を
備え、 該予備成形体の挿入時には型締め圧力を開放す
ることにより該中間型は該付勢部材で付勢され、
該予備成形体と該中間型との間に間隙ができる構
成としたことを特徴とする。
本考案の金型は、下型と、上型と、下型と上型
の間に配置された複数の中間型とから構成され
る。本考案の最大の特徴は、中間型と下型の間お
よび/または中間型どうしの間には、型を開く方
向に中間型を付勢する付勢部材をもつところにあ
る。即ち、型締めされていない時には、この付勢
部材により、中間型および下型で形成される挿入
通路は、挿入される予備成形体の断面形状よりも
若干大きい形状とされている。これにより予備成
形体の挿入作業を容易とするようにしたものであ
る。ここで付勢部材にはバネが一般的に用いられ
る。又、油圧、空気圧などを利用することもでき
る。
本考案のもう一つの特徴は、上型と中間型に
は、型締め時にその付勢部材の付勢力に抗して中
間型を押圧して型締めする型締め機構を備えてい
るところにある。従つて型締め時には、型締め機
構により上型、中間型および下型は所定形状の挿
入通路およびキヤビテイをもつように型締めされ
ることができる。この型締め機構は従来知られて
いる種々の手段を採用することができるが、上型
と中間型とに互いに摺接するテーパ表面を形成
し、そのテーパ表面の摺接により型締めを行うよ
うに構成することが望ましい。このようにすれば
下型と上型とを型締めする際に、自動的に中間型
を型締めすることができるので都合がよい。なお
グラスランなどのウエザストリツプの端末を成形
する場合には、予備成形体と中間型との間に生じ
る間隙を約0.5〜1mmの間に調節することが望ま
しい。約0.5mmより小さいと挿入作業が困難とな
り、約1mmより大きくなると予備成形体は自身の
弾性力により正規の形状を維持することが困難と
なる場合がある。そして型締めの際に予備成形体
が変形して維持されるような不具合が生ずる。
[作用] 本考案の成形用金型による成形方法を説明す
る。
下型と上型との型締め前には中間型は付勢部材
により型が開く方向に付勢され、挿入通路は正規
の形状より拡大された形状となつている。この状
態でまず予備成形体が挿入通路内に挿入される。
この時予備成形体と中間型との間には間隙が形成
されている。従つて中間型と予備成形体との摺動
による抵抗が小さいので容易に挿入を行うことが
できる。
次に型締め工程が行われる。ここで下型と上型
とを型締めすると、型締め機構により中間型は付
勢部材の付勢力に抗して押圧され、これにより中
間型も同時に型締めが行われ、予備成形体は挿入
通路内で正規の形状で保持固定される。
そして型締め後射出成形などで予備成形体の端
部を成形する成形工程が行なわれる。また成形後
は、型締めを解除することにより中間型は付勢部
材により付勢されるので、成形体を中間型との離
型が容易である。
[考案の効果] 即ち本考案の成形用金型によれば、従来、予備
成形体の挿入時には金型を操作する時間が多大で
あつたが、本考案によれば従来の挿入時間の1/2
〜1/3に短縮することが可能である。従つて工数
が低減され、コストの低減を図ることができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
なお本実施例は自動車のグラスランのコーナ部
の成形継続に用いる金型に関するものである。
本実施例の金型は、第1図に示すように下型1
と、下型1と型締めされる上型2と、下型1と上
型2の間に配置された複数の中間型とから構成さ
れている。中間型3は下型1表面と摺接し、バネ
3′で外側へ付勢されている。中間型4は下型1
に固定状態で保持されている。中間型5は中間型
4と摺接し、外側へバネ5′によつて付勢されて
いる。中間型6は中間型5に保持され、バネ6′
によつて上方へ付勢されている。また中間型3,
5,6は上型2のテーパ表面21と摺接して型締
め機構を構成するテーパ表面31,51,61を
具備している。
上記のように構成された本実施例の金型を用い
てグラスラン10のコーナー部を成形する方法を
説明する。まず上型2と下型1とを型開き状態と
する。この状態ではそれぞれのバネにより中間型
3,5,6はそれぞれグラスラン10が挿入され
る挿入通路7の容積を拡大する方向へ移動してい
る。この状態で中芯8が予め挿入されたグラスラ
ン10を挿入通路7内に挿入する(第2図)。こ
のとき挿入通路7の内周表面とグラスラン10外
表面との間には0.5〜1mmの間隙11が形成され
ているので、挿入時の抵抗が軽減され、挿入を容
易に行うことができる。
グラスラン10を挿入後下型1と上型2とで型
締めを行う(第3図)。このとき上型2に設けら
れたテーパ表面21と中間型3,5,6に設けら
れたテーパ表面31,51,61とが摺接し、型
締めにともなつて中間型3,5,6はバネ3′,
5′,6′の付勢力に抗して押圧され、グラスラン
10は挿入通路7内で保持固定され、以て型締め
がなされる。従つて下型1と上型2との型締め後
は従来と同様に型締めが行われた状態となる。こ
れにより従来と同様にグラスラン10のコーナ部
を成形することができる。
成形後は上型2を下型1と分離すると、中間型
3,5,6はバネ3′,5′,6′により挿入通路
7の容積が拡大する方向に移動する。そして各中
間型を分離することにより成形体が取り出され
る。
即ち本実施例の金型によれば、グラスラン10
の挿入時には中間型を分離したりする必要がない
ので、従来に比べて挿入に要する時間が1/2〜1/3
に短縮され、生産性の向上、工数の低減を計るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例の金型に関
するものであり、第1図はその概略断面図、第2
図は予備成形体を挿入した状態を示す概略断面
図、第3図は型締めを行つた状態を示す概略断面
図である。第4図および第5図は従来の金型に関
し、第4図は金型内に2種類の押出成形体を配置
してコーナ部を成形する状態を示す概略説明図、
第5図は第4図のA−A断面で示す従来の金型に
予備成形体を挿入した状態を表わす概略断面図で
ある。 1……下型、2……上型、3,4,5,6……
中間型、3′,5′,6′……バネ(付勢部材)、7
……挿入通路、10……グラスラン(予備成形
体)、21,31,51,61……テーパ表面
(型締め機構)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下型と、該下型と型締めされる上型と、該下
    型と該上型の間に配置された複数の中間型と、
    からなり、予め成形された予備成形体の端末部
    がキヤビテイ内に挿入され該予備成形体の該端
    末部を成形する金型において、 該中間型と該下型の間および/または該中間
    型どうしの間には型を開く方向に該中間型を付
    勢する付勢部材をもち、 該上型と該中間型には型締め時に該付勢部材
    の付勢力に抗して該中間型を押圧する型締め機
    構を備え、 該予備成形体の挿入時には型締め圧力を開放
    することにより該中間型は該付勢部材で付勢さ
    れ、該予備成形体と該中間型との間に間隙がで
    きる構成としたことを特徴とする成形用金型。 (2) 予備成形体と中間型との間に生ずる間隙は約
    0.5〜1.0mmである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の成形用金型。 (3) 上型と中間型とは互いに摺接するテーパ表面
    をもち、該テーパ表面で型締め機構を構成して
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の成形
    用金型。
JP12645286U 1986-08-19 1986-08-19 Expired JPH0450090Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12645286U JPH0450090Y2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19

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JP12645286U JPH0450090Y2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19

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Publication Number Publication Date
JPS6331908U JPS6331908U (ja) 1988-03-01
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