JPH0376649B2 - - Google Patents
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- JPH0376649B2 JPH0376649B2 JP5439284A JP5439284A JPH0376649B2 JP H0376649 B2 JPH0376649 B2 JP H0376649B2 JP 5439284 A JP5439284 A JP 5439284A JP 5439284 A JP5439284 A JP 5439284A JP H0376649 B2 JPH0376649 B2 JP H0376649B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- lid
- main body
- hinge
- cavities
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- Expired
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/4273—Auxiliary operations after the blow-moulding operation not otherwise provided for
- B29C49/4278—Cutting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/0031—Making articles having hollow walls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、分割形式の金型内でパリスンを中空
成形することにより得られるプラスチツク容器、
特に本体と蓋体とを有し、この両者がヒンジにて
一体に連結されたプラスチツク容器の製造方法に
関するものである。 従来技術 上記プラスチツク容器の製造方法としては特公
昭49−18748号公報に示されたものが従来公知で
ある。この公知例は、第1図に示すように、二分
割した金型a、b間でパリスンcを挾着し、その
空間内に圧力流体を吹き込み成形するようになつ
ており、これに得られるプラスチツク容器は図に
示すように本体ならびに蓋体は必然的に中空二重
壁構造となる。 この従来のプラスチツク容器は上記したよう
に、その全体が中空二重壁構造であるため丈夫で
はあるが、重くなると共に、多くの材料を必要と
する問題がある。ヒンジで連結される本体と蓋体
との一方の部材の強度がそれ程必要でない場合、
あるいはその他の理由で一方の部材を単壁にする
場合成形後にその内側壁又は外側壁を切除しなけ
ればならず煩雑であつた。 一方上記従来のプラスチツク容器の製造方法に
あつては、従来方法で一組の金型で複数個の成形
品を得ようとすると、たとえば、長手方向の場合
には成形品の整数倍以上の長さのパリスンを、ま
た、横手方向の場合には、成形品の整数倍以上の
径のパリスンを用いなければならず、いずれの場
合でも肉厚の均一なパリスンやまた所望通り制御
したパリスンを得ることは極めて難しく、従つて
従来の製造方法にあつては二個取り以上の成形は
実質的に不可能であつた。またこの従来例による
製造方法では上記したようにその成形品の全体が
二重壁となつてしまい、成形後部分的に切除しな
ければ部分的に単壁にすることができなかつた。
さらに切除した部分はバリとして廃棄された生産
性、経済性においても問題があつた。 発明の目的 本発明は上記のことにかんがみなされたもの
で、ヒンジで一体に結合された本体及び蓋体の一
方を中空二重壁構造にし、他方を単壁構造にし、
必要な強度を得ると共に、軽量化を図ることがで
きるプラスチツク容器を一組の金型で複数個取り
成形することができるようにしたその製造方法を
提供しようとするものである。 発明の構成 ヒンジにて連結された本体と蓋体の一方を中空
二重壁構造体に、他方を単壁構造体としたプラス
チツク容器の製造方法において、単壁構造体を成
形する対向した凹形キヤビテイの周りに隣接し
て、中空二重壁構造体を成形する対向した凹形キ
ヤビテイと凸形キヤビテイとをヒンジ成形用キヤ
ビテイを介して2つ以上設けた分割形式の金型間
に、パリスンを挾着して中空成形し、ついで対向
した凹形キヤビテイにて成形された単壁構造体を
そのパーテイングライン方向に切離し、ヒンジに
て連結された本体と蓋体からなる容器を複数組製
造するプラスチツク容器の製造方法である。 実施例 以下本発明の実施例を第2図以下に基づいて説
明する。 図中1はプラスチツク容器Aを構成する本体、
2は蓋体で、これらはこれらと一体になつたヒン
ジ3にて開閉自在に連結されている。上記本体1
は中空二重壁構造となつており、また蓋体2は単
壁構造となつている。本体1の開閉方向先端には
2個のラツチ4,4が、また蓋体2の先端にこの
ラツチ4,4が係合する2個のラツチ受け5,5
が設けてある。蓋体2はその強度を増すために複
数条の凹凸リブ6が設けてある。また25は別体
の部材を取付けて構成したハンドルである。 第3図は上記プラスチツク容器Aを複数個とく
に2個の容器A1とA2とを同時に成形する金型を
示すもので、7,8は左右に分割される金型、9
はこの両金型7,8間に位置させるパリスンであ
る。 上記金型7,8の中央部には、容器A1,A2の
単壁構造体である蓋体2,2′を成形する対向し
た凹形キヤビテイ11,11′が形成される。そ
して、上記凹形キヤビテイ11,11′の上方に
隣接して、容器A1の中空二重壁構造体である本
体1を成形する対向した凹形キヤビテイ10と凸
形キヤビテイ12が形成され、また、下方に隣接
して、容器A2の中空二重壁構造体である本体
1′を成形する対向した凹形キヤビテイ10′と凸
形キヤビテイ12′が形成される。そして、凹形
キヤビテイ11と凹形キヤビテイ10、凸形キヤ
ビテイ12との間に容器A1のヒンジ成形用キヤ
ビテイ13,13が、また凹形キヤビテイ11′
と凹形キヤビテイ10′、凸形キヤビテイ12′と
の間に容器A2のヒンジ成形用キヤビテイ13′,
13′が形成される。 上記金型7,8を用いての成形方法を以下に説
明する。 (1) 両金型7,8間にパリスン9を押出し(第3
図)た後両金型7,8を型締めし、このパリス
ン9内に圧力流体を吹き込んで中空成形する
(第4図)。 (2) かくすると、パリスン9の軸方向上側から、
二重壁構成の容器A1の本体1と、対向一体と
なつた容器A1とA2の蓋体2,2′と、二重壁構
造の容器A2の本体1′とがそれぞれヒンジ3,
3′にて連結された状態で成形される(第4図、
第5図)。このとき、2個の本体1,1′はパー
テイングラインPLに対して逆向きになつてい
る。 (3) 成形品を取り出した後、対向一体となつた蓋
体2,2′をその対向接合部で切離する。この
とき、パーテイングラインPLに対して同一方
向側に位置する本体1,1′と蓋体2,2′とが
ヒンジ3,3′にてそれぞれ連結される関係に
切離する。 上記成形方法により、第2図に示すプラスチツ
ク容器A、すなわち、中空二重壁構造の本体1と
単壁構造の蓋体2とがヒンジ3にて一体に連結さ
れたプラスチツク容器Aが2個同時に得られる。
なお、上記実施例において、本体を単壁構造と
し、蓋体を中空二重壁構造としてもよい。 なお上記実施例では同じ形状のプラスチツク容
器Aを2個成形する実施例を示したが、その変形
例として第6図、第7図に示すように、形状の異
なるプラスチツク容器を2個あるいは3個、さら
に多数個成形することができる。 第6図は大きさの異なる2個のプラスチツク容
器BとCを成形する場合を示すもので、中空二重
壁構造の形状の異なる容器BとCとの本体14,
15をパーテイングラインPLに対して平面方向
に位置をずらせて対向させて配置し、この両本体
14,15に対向する単壁構造の蓋体16,17
をパーテイングラインPLに対して対向して一体
中空成形する。そしてその後、図中鎖線で示す切
離線に沿つて両蓋体16,17を切離する。この
とき、小さい方の容器Cの本体15に対応する蓋
体17の余分な部分18はバリとして切除する。 第7図は大小異なるプラスチツク容器D、E、
Fを3個成形する場合を示すもので、大型容器D
の中空二重壁構造の本体19と、小型容器E、F
の中空二重壁構造の本体20,21とをパーテイ
ングラインPLに対して平面方向に位置をずらせ
て対向させて配置し、上記大型容器Dの本体19
に対応する単壁構造の蓋体22と、上記両小型容
器E、Fの本体20,21に対応する単壁構造の
蓋体23,24とを一体中空成形する。その後図
中鎖線で示す切離線に沿つて各蓋体を切離するこ
とによつて、本体19,20,21が中空二重壁
構造、蓋体22,23,24が単壁構造でかつヒ
ンジで一体に結合された3個の容器D、E、Fが
得られる。 発明の効果 本発明は上記のようになるから、ヒンジ3で一
体に結合された本体と蓋体のうち、所望の用途に
より一方を単壁構造、他方を中空二重壁構造とす
ることができ、例えばタイプライター等の容器の
場合重量物を収納支持する本体側を中空二重壁構
造に、単なるカバーとなる蓋体を単壁構造とする
というように、必要な強度を得ると共に、強度を
さほど必要としない部分の肉厚を薄くして軽量化
を図ることができる。また、単壁構造の蓋体ある
いは本体に、実施例の如くリブ6を設け、例えば
リブ6の内面に収納物を当接して収納した場合収
納物の緩衝保護性及び容器自体の剛性を向上する
ことも任意に実施できる。 また本発明方法によれば、上記した本体と蓋体
の一方が中空二重壁構造に、他方を単壁構造にな
つた複数個のプラスチツク容器を、比較的短いパ
リスンを用いて肉厚を一定にして成形することが
できる。また単壁部ははじめから中空二重壁とし
て成形されることにより、成形後切除するという
成形材料を無駄にすることなく成形することがで
きる。 本発明に係る方法で製造した(第3図乃至第6
図に例示)本体が中空二重壁構造、蓋体が単壁構
造の容器Aを、従来の方法で製造した(第1図に
例示)本体、蓋体ともに中空二重壁構造の容器X
及び容器Xの蓋体の内側を切除して得られた容器
Yを、成形金型費用、単位時間当りの成形個数、
原材料収率、容器重量、容器価格の各項目につい
て比較検討した結果、第1表に示す如く、容器A
は容器X及び容器Yに比べ成形金型費用は高価と
なるが、単位時間当りの成形個数は多く、また原
材料収率は高く、生産性が優れており、さらに重
量を大幅に軽減することができ、容器価格も容器
Xに比べ約10〜25%、容器Yに比べ約5〜30%も
安価となる。
成形することにより得られるプラスチツク容器、
特に本体と蓋体とを有し、この両者がヒンジにて
一体に連結されたプラスチツク容器の製造方法に
関するものである。 従来技術 上記プラスチツク容器の製造方法としては特公
昭49−18748号公報に示されたものが従来公知で
ある。この公知例は、第1図に示すように、二分
割した金型a、b間でパリスンcを挾着し、その
空間内に圧力流体を吹き込み成形するようになつ
ており、これに得られるプラスチツク容器は図に
示すように本体ならびに蓋体は必然的に中空二重
壁構造となる。 この従来のプラスチツク容器は上記したよう
に、その全体が中空二重壁構造であるため丈夫で
はあるが、重くなると共に、多くの材料を必要と
する問題がある。ヒンジで連結される本体と蓋体
との一方の部材の強度がそれ程必要でない場合、
あるいはその他の理由で一方の部材を単壁にする
場合成形後にその内側壁又は外側壁を切除しなけ
ればならず煩雑であつた。 一方上記従来のプラスチツク容器の製造方法に
あつては、従来方法で一組の金型で複数個の成形
品を得ようとすると、たとえば、長手方向の場合
には成形品の整数倍以上の長さのパリスンを、ま
た、横手方向の場合には、成形品の整数倍以上の
径のパリスンを用いなければならず、いずれの場
合でも肉厚の均一なパリスンやまた所望通り制御
したパリスンを得ることは極めて難しく、従つて
従来の製造方法にあつては二個取り以上の成形は
実質的に不可能であつた。またこの従来例による
製造方法では上記したようにその成形品の全体が
二重壁となつてしまい、成形後部分的に切除しな
ければ部分的に単壁にすることができなかつた。
さらに切除した部分はバリとして廃棄された生産
性、経済性においても問題があつた。 発明の目的 本発明は上記のことにかんがみなされたもの
で、ヒンジで一体に結合された本体及び蓋体の一
方を中空二重壁構造にし、他方を単壁構造にし、
必要な強度を得ると共に、軽量化を図ることがで
きるプラスチツク容器を一組の金型で複数個取り
成形することができるようにしたその製造方法を
提供しようとするものである。 発明の構成 ヒンジにて連結された本体と蓋体の一方を中空
二重壁構造体に、他方を単壁構造体としたプラス
チツク容器の製造方法において、単壁構造体を成
形する対向した凹形キヤビテイの周りに隣接し
て、中空二重壁構造体を成形する対向した凹形キ
ヤビテイと凸形キヤビテイとをヒンジ成形用キヤ
ビテイを介して2つ以上設けた分割形式の金型間
に、パリスンを挾着して中空成形し、ついで対向
した凹形キヤビテイにて成形された単壁構造体を
そのパーテイングライン方向に切離し、ヒンジに
て連結された本体と蓋体からなる容器を複数組製
造するプラスチツク容器の製造方法である。 実施例 以下本発明の実施例を第2図以下に基づいて説
明する。 図中1はプラスチツク容器Aを構成する本体、
2は蓋体で、これらはこれらと一体になつたヒン
ジ3にて開閉自在に連結されている。上記本体1
は中空二重壁構造となつており、また蓋体2は単
壁構造となつている。本体1の開閉方向先端には
2個のラツチ4,4が、また蓋体2の先端にこの
ラツチ4,4が係合する2個のラツチ受け5,5
が設けてある。蓋体2はその強度を増すために複
数条の凹凸リブ6が設けてある。また25は別体
の部材を取付けて構成したハンドルである。 第3図は上記プラスチツク容器Aを複数個とく
に2個の容器A1とA2とを同時に成形する金型を
示すもので、7,8は左右に分割される金型、9
はこの両金型7,8間に位置させるパリスンであ
る。 上記金型7,8の中央部には、容器A1,A2の
単壁構造体である蓋体2,2′を成形する対向し
た凹形キヤビテイ11,11′が形成される。そ
して、上記凹形キヤビテイ11,11′の上方に
隣接して、容器A1の中空二重壁構造体である本
体1を成形する対向した凹形キヤビテイ10と凸
形キヤビテイ12が形成され、また、下方に隣接
して、容器A2の中空二重壁構造体である本体
1′を成形する対向した凹形キヤビテイ10′と凸
形キヤビテイ12′が形成される。そして、凹形
キヤビテイ11と凹形キヤビテイ10、凸形キヤ
ビテイ12との間に容器A1のヒンジ成形用キヤ
ビテイ13,13が、また凹形キヤビテイ11′
と凹形キヤビテイ10′、凸形キヤビテイ12′と
の間に容器A2のヒンジ成形用キヤビテイ13′,
13′が形成される。 上記金型7,8を用いての成形方法を以下に説
明する。 (1) 両金型7,8間にパリスン9を押出し(第3
図)た後両金型7,8を型締めし、このパリス
ン9内に圧力流体を吹き込んで中空成形する
(第4図)。 (2) かくすると、パリスン9の軸方向上側から、
二重壁構成の容器A1の本体1と、対向一体と
なつた容器A1とA2の蓋体2,2′と、二重壁構
造の容器A2の本体1′とがそれぞれヒンジ3,
3′にて連結された状態で成形される(第4図、
第5図)。このとき、2個の本体1,1′はパー
テイングラインPLに対して逆向きになつてい
る。 (3) 成形品を取り出した後、対向一体となつた蓋
体2,2′をその対向接合部で切離する。この
とき、パーテイングラインPLに対して同一方
向側に位置する本体1,1′と蓋体2,2′とが
ヒンジ3,3′にてそれぞれ連結される関係に
切離する。 上記成形方法により、第2図に示すプラスチツ
ク容器A、すなわち、中空二重壁構造の本体1と
単壁構造の蓋体2とがヒンジ3にて一体に連結さ
れたプラスチツク容器Aが2個同時に得られる。
なお、上記実施例において、本体を単壁構造と
し、蓋体を中空二重壁構造としてもよい。 なお上記実施例では同じ形状のプラスチツク容
器Aを2個成形する実施例を示したが、その変形
例として第6図、第7図に示すように、形状の異
なるプラスチツク容器を2個あるいは3個、さら
に多数個成形することができる。 第6図は大きさの異なる2個のプラスチツク容
器BとCを成形する場合を示すもので、中空二重
壁構造の形状の異なる容器BとCとの本体14,
15をパーテイングラインPLに対して平面方向
に位置をずらせて対向させて配置し、この両本体
14,15に対向する単壁構造の蓋体16,17
をパーテイングラインPLに対して対向して一体
中空成形する。そしてその後、図中鎖線で示す切
離線に沿つて両蓋体16,17を切離する。この
とき、小さい方の容器Cの本体15に対応する蓋
体17の余分な部分18はバリとして切除する。 第7図は大小異なるプラスチツク容器D、E、
Fを3個成形する場合を示すもので、大型容器D
の中空二重壁構造の本体19と、小型容器E、F
の中空二重壁構造の本体20,21とをパーテイ
ングラインPLに対して平面方向に位置をずらせ
て対向させて配置し、上記大型容器Dの本体19
に対応する単壁構造の蓋体22と、上記両小型容
器E、Fの本体20,21に対応する単壁構造の
蓋体23,24とを一体中空成形する。その後図
中鎖線で示す切離線に沿つて各蓋体を切離するこ
とによつて、本体19,20,21が中空二重壁
構造、蓋体22,23,24が単壁構造でかつヒ
ンジで一体に結合された3個の容器D、E、Fが
得られる。 発明の効果 本発明は上記のようになるから、ヒンジ3で一
体に結合された本体と蓋体のうち、所望の用途に
より一方を単壁構造、他方を中空二重壁構造とす
ることができ、例えばタイプライター等の容器の
場合重量物を収納支持する本体側を中空二重壁構
造に、単なるカバーとなる蓋体を単壁構造とする
というように、必要な強度を得ると共に、強度を
さほど必要としない部分の肉厚を薄くして軽量化
を図ることができる。また、単壁構造の蓋体ある
いは本体に、実施例の如くリブ6を設け、例えば
リブ6の内面に収納物を当接して収納した場合収
納物の緩衝保護性及び容器自体の剛性を向上する
ことも任意に実施できる。 また本発明方法によれば、上記した本体と蓋体
の一方が中空二重壁構造に、他方を単壁構造にな
つた複数個のプラスチツク容器を、比較的短いパ
リスンを用いて肉厚を一定にして成形することが
できる。また単壁部ははじめから中空二重壁とし
て成形されることにより、成形後切除するという
成形材料を無駄にすることなく成形することがで
きる。 本発明に係る方法で製造した(第3図乃至第6
図に例示)本体が中空二重壁構造、蓋体が単壁構
造の容器Aを、従来の方法で製造した(第1図に
例示)本体、蓋体ともに中空二重壁構造の容器X
及び容器Xの蓋体の内側を切除して得られた容器
Yを、成形金型費用、単位時間当りの成形個数、
原材料収率、容器重量、容器価格の各項目につい
て比較検討した結果、第1表に示す如く、容器A
は容器X及び容器Yに比べ成形金型費用は高価と
なるが、単位時間当りの成形個数は多く、また原
材料収率は高く、生産性が優れており、さらに重
量を大幅に軽減することができ、容器価格も容器
Xに比べ約10〜25%、容器Yに比べ約5〜30%も
安価となる。
【表】
なお、第1表に示した各項目の数値は、容器X
を100として、容器A及び容器Yを比較し表わし
たものであり、容器価格は工賃と原料費を含むも
のである。
を100として、容器A及び容器Yを比較し表わし
たものであり、容器価格は工賃と原料費を含むも
のである。
第1図は従来例を示す断面図、第2図以下は本
発明の実施例を示すもので、第2図A,Bは本発
明に係るプラスチツク容器の開蓋状態を示す正、
断面図、第3図は開型状態の金型の断面図、第4
図は閉型状態の金型の断面図、第5図は金型から
取出した成形品の側面図、第6図、第7図は他の
実施例を示す斜視図である。 1は本体、2は蓋体、3はヒンジ、7,8は金
型、9はパリスン、10,10′は第1の凹形キ
ヤビテイ、11,11′は第2の凹形キヤビテイ、
12,12′は凸形キヤビテイ、13,13′はヒ
ンジ成形用キヤビテイ。
発明の実施例を示すもので、第2図A,Bは本発
明に係るプラスチツク容器の開蓋状態を示す正、
断面図、第3図は開型状態の金型の断面図、第4
図は閉型状態の金型の断面図、第5図は金型から
取出した成形品の側面図、第6図、第7図は他の
実施例を示す斜視図である。 1は本体、2は蓋体、3はヒンジ、7,8は金
型、9はパリスン、10,10′は第1の凹形キ
ヤビテイ、11,11′は第2の凹形キヤビテイ、
12,12′は凸形キヤビテイ、13,13′はヒ
ンジ成形用キヤビテイ。
Claims (1)
- 1 ヒンジにて連結された本体と蓋体の一方を中
空二重壁構造体に、他方を単壁構造体としたプラ
スチツク容器の製造方法において、単壁構造体を
成形する対向した凹形キヤビテイ11,11′の
周りに隣接して、中空二重壁構造体を成形する対
向した凹形キヤビテイ10と凸形キヤビテイ12
及び凹形キヤビテイ10′と凸形キヤビテイ1
2′とをヒンジ成形用キヤビテイ13,13′を介
して2つ以上設けた分割形式の金型7,8間に、
パリスン9を挾着して中空成形し、ついで対向し
た凹形キヤビテイ11,11′にて成形された単
壁構造体をそのパーテイングラインPL方向に切
離し、ヒンジにて連結された本体と蓋体からなる
容器を複数組製造することを特徴とするプラスチ
ツク容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5439284A JPS60199630A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | プラスチツク容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5439284A JPS60199630A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | プラスチツク容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60199630A JPS60199630A (ja) | 1985-10-09 |
JPH0376649B2 true JPH0376649B2 (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=12969408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5439284A Granted JPS60199630A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | プラスチツク容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60199630A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03236933A (ja) * | 1990-02-14 | 1991-10-22 | Molten Corp | 中空成形体の成形方法 |
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-
1984
- 1984-03-23 JP JP5439284A patent/JPS60199630A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS60199630A (ja) | 1985-10-09 |
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