JPH08183087A - ねじ部を有する中空体の製造方法 - Google Patents
ねじ部を有する中空体の製造方法Info
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- JPH08183087A JPH08183087A JP33943794A JP33943794A JPH08183087A JP H08183087 A JPH08183087 A JP H08183087A JP 33943794 A JP33943794 A JP 33943794A JP 33943794 A JP33943794 A JP 33943794A JP H08183087 A JPH08183087 A JP H08183087A
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- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
Abstract
(57)【要約】
【目的】 口径の長さに対して突出長さが長い雄ねじ部
を有する突出部が一体成形された中空体であっても、所
定の機械的強度でしかも高精度にブロー成形する。 【構成】 型開きした一方の割型１１と他方の割型（不
図示）間にパリスン１９を配置したのち型閉じする。つ
いで、多孔質体１５および吸引孔１３ｃを通して突出部
形成用金型１３のキャビティ１３ａを真空吸引すること
により、パリスン１９の一部を突出変形させて凸部１９
ａを形成する。そののち、パリスン１９内へ加圧流体を
導入して膨張させることによって雄ねじ部５ａを有する
突出部５が一体成形されたハウジングパネルをブロー成
形する。ついで、金型中で冷却したのち、突出部形成用
金型１３を回転させることにより、雄ねじ部５ａを有す
る突出部５を離型する。
を有する突出部が一体成形された中空体であっても、所
定の機械的強度でしかも高精度にブロー成形する。 【構成】 型開きした一方の割型１１と他方の割型（不
図示）間にパリスン１９を配置したのち型閉じする。つ
いで、多孔質体１５および吸引孔１３ｃを通して突出部
形成用金型１３のキャビティ１３ａを真空吸引すること
により、パリスン１９の一部を突出変形させて凸部１９
ａを形成する。そののち、パリスン１９内へ加圧流体を
導入して膨張させることによって雄ねじ部５ａを有する
突出部５が一体成形されたハウジングパネルをブロー成
形する。ついで、金型中で冷却したのち、突出部形成用
金型１３を回転させることにより、雄ねじ部５ａを有す
る突出部５を離型する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、雄ねじ部を有する突出
部が一体成形された中空体の製造方法に関するものであ
る。
部が一体成形された中空体の製造方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、雄ねじ部を有する突出部が一体成
形された中空体の製造方法としては、図４に示すよう
に、中空体本体成形用の金型１０１に、前記雄ねじ部を
有する突出部を形成するための雄ねじ部形成用金型１０
２を回転自在に設けた金型を用い、型開きした前記金型
間にパリスンを配置して型閉じしたのち、前記パリスン
内に加圧流体を導入して膨張させることにより、中空体
本体に雄ねじ部１０５を有する突出部１０４を一体成形
したのち、前記雄ねじ部形成用金型１０２を回転させて
離型する方法が提案されている（特開昭６２−２２２８
２８号参照）。
形された中空体の製造方法としては、図４に示すよう
に、中空体本体成形用の金型１０１に、前記雄ねじ部を
有する突出部を形成するための雄ねじ部形成用金型１０
２を回転自在に設けた金型を用い、型開きした前記金型
間にパリスンを配置して型閉じしたのち、前記パリスン
内に加圧流体を導入して膨張させることにより、中空体
本体に雄ねじ部１０５を有する突出部１０４を一体成形
したのち、前記雄ねじ部形成用金型１０２を回転させて
離型する方法が提案されている（特開昭６２−２２２８
２８号参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、型閉じした金型内のパリスン内に加圧流体
を導入し、中空体本体および雄ねじ部を有する突出部を
同時に膨張させるため、突出部の口径とその突出長さの
比が１：１程度の注出口を有する液体容器等の製造には
有効なものであるが、ハウジングパネル等における他部
材取付用の雄ねじ部を有する突出部のような、突出部の
口径とその突出長さの比が１：２程度の口径の長さに対
して突出長さが長い雄ねじ部を有する突出部が一体成形
された中空体を製造する際には、突出部の肉厚が極端に
薄くなって必要とする機械的強度や精度が得られないば
かりでなく、場合によっては成形中に突出部が破損する
等の成形不良を生じるおそれがある。
来の技術は、型閉じした金型内のパリスン内に加圧流体
を導入し、中空体本体および雄ねじ部を有する突出部を
同時に膨張させるため、突出部の口径とその突出長さの
比が１：１程度の注出口を有する液体容器等の製造には
有効なものであるが、ハウジングパネル等における他部
材取付用の雄ねじ部を有する突出部のような、突出部の
口径とその突出長さの比が１：２程度の口径の長さに対
して突出長さが長い雄ねじ部を有する突出部が一体成形
された中空体を製造する際には、突出部の肉厚が極端に
薄くなって必要とする機械的強度や精度が得られないば
かりでなく、場合によっては成形中に突出部が破損する
等の成形不良を生じるおそれがある。
【０００４】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、口径の長さに対して突
出長さが長い雄ねじ部を有する突出部が一体成形された
中空体であっても所定の機械的強度でしかも高精度にブ
ロー成形することができるねじ部を有する中空体の製造
方法を実現することを目的とするものである。
に鑑みてなされたものであって、口径の長さに対して突
出長さが長い雄ねじ部を有する突出部が一体成形された
中空体であっても所定の機械的強度でしかも高精度にブ
ロー成形することができるねじ部を有する中空体の製造
方法を実現することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のねじ部を有する中空体の製造方法は、雄ね
じ部を有する突出部を形成するための内周面にねじ溝を
設けたキャビティを備えた回転自在な突出部形成用金型
と、前記突出部形成用金型とともに中空体の外面を規制
するキャビティを有する割型とを備えた分割形式の金型
を用い、型開きした前記分割形式の金型間にパリスンを
配置して型閉じし、前記パリスンの前記雄ねじ部を有す
る突出部となる部位を前記突出部形成用金型のキャビテ
ィを真空吸引することによって該キャビティに沿って変
形させて凸部を形成し、ついで、前記パリスン内に加圧
流体を導入して膨張させることにより外周面に雄ねじ部
を有する突出部が一体成形された中空体をブロー成形し
たのち、前記突出部形成用金型を回転させることによっ
て前記雄ねじ部を有する突出部を離型することを特徴と
するものである。
め、本発明のねじ部を有する中空体の製造方法は、雄ね
じ部を有する突出部を形成するための内周面にねじ溝を
設けたキャビティを備えた回転自在な突出部形成用金型
と、前記突出部形成用金型とともに中空体の外面を規制
するキャビティを有する割型とを備えた分割形式の金型
を用い、型開きした前記分割形式の金型間にパリスンを
配置して型閉じし、前記パリスンの前記雄ねじ部を有す
る突出部となる部位を前記突出部形成用金型のキャビテ
ィを真空吸引することによって該キャビティに沿って変
形させて凸部を形成し、ついで、前記パリスン内に加圧
流体を導入して膨張させることにより外周面に雄ねじ部
を有する突出部が一体成形された中空体をブロー成形し
たのち、前記突出部形成用金型を回転させることによっ
て前記雄ねじ部を有する突出部を離型することを特徴と
するものである。
【０００６】
【作用】パリスン内に加圧流体を導入して型閉じした分
割型式の金型のキャビティに沿ってブロー成形する前
に、雄ねじ部を有する突出部を形成するための突出部形
成用金型のキャビティを真空吸引することによって該キ
ャビティに沿って変形させて凸部を形成しておくので、
パリスンの前記雄ねじ部を有する突出部となる部位の膨
張比が他の部位の膨張比に近い値となる。その結果、前
記雄ねじ部を有する突出部の肉厚が薄肉化することがな
く、その外周面に形成された雄ねじ部の形状も高精度な
ものとなる。
割型式の金型のキャビティに沿ってブロー成形する前
に、雄ねじ部を有する突出部を形成するための突出部形
成用金型のキャビティを真空吸引することによって該キ
ャビティに沿って変形させて凸部を形成しておくので、
パリスンの前記雄ねじ部を有する突出部となる部位の膨
張比が他の部位の膨張比に近い値となる。その結果、前
記雄ねじ部を有する突出部の肉厚が薄肉化することがな
く、その外周面に形成された雄ねじ部の形状も高精度な
ものとなる。
【０００７】さらに、ブロー成形後、前記突出部形成用
金型を回転させることにより、前記雄ねじ部を有する突
出部を離型することができる。
金型を回転させることにより、前記雄ねじ部を有する突
出部を離型することができる。
【０００８】
【実施例】図１は、本発明の一実施例によって製造され
たねじ部を有する中空体である雄ねじ部を有する突出部
が一体成形されたハウジングパネルおよび該ハウジング
パネルに固着されるポケット部材の模式分解斜視図であ
る。
たねじ部を有する中空体である雄ねじ部を有する突出部
が一体成形されたハウジングパネルおよび該ハウジング
パネルに固着されるポケット部材の模式分解斜視図であ
る。
【０００９】ハウジングパネル１は、間隔をおいて対向
する一方の壁２と他方の壁３とを有し、その周面が端壁
４によって閉塞されたものであって、その少なくとも一
方の壁２の適宜部位には、２個の一体成形された雄ねじ
部を有する突出部５が間隔をおいて突設されたものであ
って、端壁４の略中央部には割型の合わせ面によって発
生するパーティングライン４ａが現われている。
する一方の壁２と他方の壁３とを有し、その周面が端壁
４によって閉塞されたものであって、その少なくとも一
方の壁２の適宜部位には、２個の一体成形された雄ねじ
部を有する突出部５が間隔をおいて突設されたものであ
って、端壁４の略中央部には割型の合わせ面によって発
生するパーティングライン４ａが現われている。
【００１０】一方、ハウジングパネル１に固着されるポ
ケット部材６は、ハウジングパネル１の２個の突出部５
に対応する部位にそれぞれ取付孔７が形成されており、
前記雄ねじ部を有する突出部５にポケット部材６の取付
孔７を嵌挿したのちナット８を締め付けることによって
ハウジングパネル１に固着される。
ケット部材６は、ハウジングパネル１の２個の突出部５
に対応する部位にそれぞれ取付孔７が形成されており、
前記雄ねじ部を有する突出部５にポケット部材６の取付
孔７を嵌挿したのちナット８を締め付けることによって
ハウジングパネル１に固着される。
【００１１】次に、本発明のねじ部を有する中空体の製
造方法の一実施例について、図１に示した雄ねじ部を有
する突出部５が一体成形されたハウジングパネル１を製
造する場合を例に挙げて説明する。
造方法の一実施例について、図１に示した雄ねじ部を有
する突出部５が一体成形されたハウジングパネル１を製
造する場合を例に挙げて説明する。
【００１２】本実施例において用いる分割型式の金型
は、図２および図３に示すように、ハウジングパネル１
の一方の壁２および端壁４の略半分を規制するキャビテ
ィ１１ａを備えた一方の割型１１と、他方の壁３および
端壁４の残り部分を規制するキャビティ１２ａを備えた
他方の割型１２と、一方の割型１１に形成された案内孔
１１ｂに回転自在に嵌挿された突出部形成用金型１３
と、突出部形成用金型１３に形成された軸方向に貫通す
る貫通孔１３ｄに摺動自在に嵌挿された筒状の吸引用部
材１４とを備え、前記突出部形成用金型１３の先端面に
形成された突出部５の外面を規制するキャビティ１３ａ
の内周面には雄ねじ部５ａを形成するためのねじ溝１３
ｂが設けられているとともに、ねじ溝１３ｂの底部は複
数の吸引孔１３ｃを介して前記案内孔１１ｂの内周面に
形成された吸引用溝１１ｃに連通されており、吸引用部
材１４の通路１４ａはその開口部に嵌着された焼結金属
等からなる多孔質体１５を介してキャビティ１３ａに連
通されている。
は、図２および図３に示すように、ハウジングパネル１
の一方の壁２および端壁４の略半分を規制するキャビテ
ィ１１ａを備えた一方の割型１１と、他方の壁３および
端壁４の残り部分を規制するキャビティ１２ａを備えた
他方の割型１２と、一方の割型１１に形成された案内孔
１１ｂに回転自在に嵌挿された突出部形成用金型１３
と、突出部形成用金型１３に形成された軸方向に貫通す
る貫通孔１３ｄに摺動自在に嵌挿された筒状の吸引用部
材１４とを備え、前記突出部形成用金型１３の先端面に
形成された突出部５の外面を規制するキャビティ１３ａ
の内周面には雄ねじ部５ａを形成するためのねじ溝１３
ｂが設けられているとともに、ねじ溝１３ｂの底部は複
数の吸引孔１３ｃを介して前記案内孔１１ｂの内周面に
形成された吸引用溝１１ｃに連通されており、吸引用部
材１４の通路１４ａはその開口部に嵌着された焼結金属
等からなる多孔質体１５を介してキャビティ１３ａに連
通されている。
【００１３】そして、前記吸引用部材１４の通路１４ａ
および一方の金型１１の吸引用溝１１ｃは、管路１７を
介して別途配設された真空ポンプ等の真空発生源１６に
連通することにより、多孔質体１５および吸引孔１３ｃ
を通して突出部形成用金型１３のキャビティ１３ａを真
空吸引できるように工夫されている。
および一方の金型１１の吸引用溝１１ｃは、管路１７を
介して別途配設された真空ポンプ等の真空発生源１６に
連通することにより、多孔質体１５および吸引孔１３ｃ
を通して突出部形成用金型１３のキャビティ１３ａを真
空吸引できるように工夫されている。
【００１４】次に、本発明の工程について説明する。
【００１５】 図２に示すように、型開きした一方の
割型１１と他方の割型１２間に、熱可塑性樹脂を図示し
ない押出機によって溶融してその押出ヘッド１８より筒
状のパリスン１９を押出して配置したのち、型閉じす
る。
割型１１と他方の割型１２間に、熱可塑性樹脂を図示し
ない押出機によって溶融してその押出ヘッド１８より筒
状のパリスン１９を押出して配置したのち、型閉じす
る。
【００１６】このとき、パリスン１９の先端部開口部を
閉鎖し、押出ヘッド１８に内設された吹込手段等によっ
て加圧流体を所定量導入するいわゆるプリブローを行な
ったのち型閉じを完了させるとよい。
閉鎖し、押出ヘッド１８に内設された吹込手段等によっ
て加圧流体を所定量導入するいわゆるプリブローを行な
ったのち型閉じを完了させるとよい。
【００１７】 上記の工程ののち、図３の（ａ）に
示すように、多孔質体１５および吸引孔１３ｃを通して
突出部形成用金型１３のキャビティ１３ａを真空吸引す
ることにより、パリスン１９のねじ部５ａを有する突出
部５となる部位を前記キャビティ１３ａに沿って突出変
形させて凸部１９ａを形成する。
示すように、多孔質体１５および吸引孔１３ｃを通して
突出部形成用金型１３のキャビティ１３ａを真空吸引す
ることにより、パリスン１９のねじ部５ａを有する突出
部５となる部位を前記キャビティ１３ａに沿って突出変
形させて凸部１９ａを形成する。
【００１８】このとき、熱可塑性樹脂の成形性やねじ部
５ａを有する突出部５の形状等によっては、吸引用部材
１４を矢印方向へ移動させてその先端部を突出部形成用
金型１３のキャビティ１３ａ内へ突き出して前記多孔質
体１５にパリスン１９の一部を真空吸着させたのち、パ
リスン１９が前記加圧流体の内圧や自重によって変形し
てその肉厚が低減する前に反矢印方向へ引き込むように
すると、凸部１９ａの肉厚をより厚肉にすることができ
る。
５ａを有する突出部５の形状等によっては、吸引用部材
１４を矢印方向へ移動させてその先端部を突出部形成用
金型１３のキャビティ１３ａ内へ突き出して前記多孔質
体１５にパリスン１９の一部を真空吸着させたのち、パ
リスン１９が前記加圧流体の内圧や自重によって変形し
てその肉厚が低減する前に反矢印方向へ引き込むように
すると、凸部１９ａの肉厚をより厚肉にすることができ
る。
【００１９】 上記の工程ののち、パリスン１９に
図示しない吹込針等の吹込手段を突き刺して加圧流体を
導入してキャビティ１１ａ，１２ａ，１３ａに沿って膨
張させることによって雄ねじ部５ａを有する突出部５が
一体成形されたハウジングパネル１をブロー成形する。
図示しない吹込針等の吹込手段を突き刺して加圧流体を
導入してキャビティ１１ａ，１２ａ，１３ａに沿って膨
張させることによって雄ねじ部５ａを有する突出部５が
一体成形されたハウジングパネル１をブロー成形する。
【００２０】 上記の工程ののち、金型中で冷却さ
せたのち、突出部形成用金型１３を該突出部成形用金型
１３が反矢印方向へ進む方向へ回転させることにより突
出部５の離型を行ない、ついで型開きしてハウジングパ
ネル１を取出し不要なバリを除去する。
せたのち、突出部形成用金型１３を該突出部成形用金型
１３が反矢印方向へ進む方向へ回転させることにより突
出部５の離型を行ない、ついで型開きしてハウジングパ
ネル１を取出し不要なバリを除去する。
【００２１】なお、本工程の変形例として、一方の割型
のキャビティ側から着脱できる駒型の突出部形成用金型
を備えた分割型式の金型を用いた場合は、型開きして前
記駒型の突出部形成用金型が突出部に螺合した状態のハ
ウジングパネルを取出したのち、前記駒型の突出部形成
用金型を回転させて突出部より離型する。
のキャビティ側から着脱できる駒型の突出部形成用金型
を備えた分割型式の金型を用いた場合は、型開きして前
記駒型の突出部形成用金型が突出部に螺合した状態のハ
ウジングパネルを取出したのち、前記駒型の突出部形成
用金型を回転させて突出部より離型する。
【００２２】本発明は、上記実施例のねじ部を有する突
出部が一体成形されたハウジングパネルに限らず自動車
スポイラ、電気装置のハウジング等他部材との固着のた
めのねじ部を有する中空体を製造する場合にも優れた効
果を奏するものである。
出部が一体成形されたハウジングパネルに限らず自動車
スポイラ、電気装置のハウジング等他部材との固着のた
めのねじ部を有する中空体を製造する場合にも優れた効
果を奏するものである。
【００２３】また、熱可塑性樹脂としては、ＡＢＳ樹
脂、変性ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリプロピレン等のブロー成形が
可能な樹脂の中から、上述したような中空体の種類に適
したものを選択して用いるとよい。
脂、変性ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリプロピレン等のブロー成形が
可能な樹脂の中から、上述したような中空体の種類に適
したものを選択して用いるとよい。
【００２４】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【００２５】パリスンの肉厚が低減する前に、雄ねじ部
を有する突出部となる部位を真空吸引することによって
突出部形成用金型のキャビティに沿って変形させて凸部
を形成しておくので、突出部の口径の長さに対して突出
長さが長い雄ねじ部を有する突出部が一体成形された中
空体であっても、前記雄ねじ部を有する突出部が薄肉化
することがなく、機械的強度が大でしかも高精度なねじ
部を有する中空体を製造することができる。
を有する突出部となる部位を真空吸引することによって
突出部形成用金型のキャビティに沿って変形させて凸部
を形成しておくので、突出部の口径の長さに対して突出
長さが長い雄ねじ部を有する突出部が一体成形された中
空体であっても、前記雄ねじ部を有する突出部が薄肉化
することがなく、機械的強度が大でしかも高精度なねじ
部を有する中空体を製造することができる。
【図１】本発明の一実施例によって製造された雄ねじ部
を有する突出部が一体成形されたハウジングパネルおよ
び該ハウジングパネルに固着されるポケット部材の模式
分解斜視図である。
を有する突出部が一体成形されたハウジングパネルおよ
び該ハウジングパネルに固着されるポケット部材の模式
分解斜視図である。
【図２】本発明の一実施例において、型開きした分割型
式の金型間にパリスンを配置した状態を示す説明図であ
る。
式の金型間にパリスンを配置した状態を示す説明図であ
る。
【図３】本発明の一実施例における工程の一部を示し、
（ａ）はパリスンの雄ねじ部を有する突出部となる部位
を真空吸引することによって凸部を形成した状態を示す
分割型式の金型の主要部の模式部分断面図、（ｂ）はパ
リスン内に加圧流体を導入して膨張させることにより雄
ねじ部を有する突出部が一体成形されたハウジングパネ
ルを成形した状態を示す分割型式の金型の主要部の模式
部分断面図である。
（ａ）はパリスンの雄ねじ部を有する突出部となる部位
を真空吸引することによって凸部を形成した状態を示す
分割型式の金型の主要部の模式部分断面図、（ｂ）はパ
リスン内に加圧流体を導入して膨張させることにより雄
ねじ部を有する突出部が一体成形されたハウジングパネ
ルを成形した状態を示す分割型式の金型の主要部の模式
部分断面図である。
【図４】従来のねじ部を有する注出口が一体成形された
液体タンクの製造方法の一工程を示す金型主要部の模式
部分断面図である。
液体タンクの製造方法の一工程を示す金型主要部の模式
部分断面図である。
１ ハウジングパネル ２ 一方の壁 ３ 他方の壁 ４ 端壁 ４ａ パーティングライン ５ 雄ねじ部を有する突出部 ５ａ 雄ねじ部 ６ ポケット部材 ７ 取付孔 ８ ナット １１ 一方の割型 １１ａ，１２ａ，１３ａ キャビティ １１ｂ 案内孔 １１ｃ 吸引用溝 １２ 他方の割型 １３ 突出部形成用金型 １３ｂ ねじ溝 １３ｃ 吸引孔 １３ｄ 貫通孔 １４ 吸引用部材 １４ａ 通路 １５ 多孔質体 １６ 真空発生源 １７ 管路 １８ 押出ヘッド １９ パリスン １９ａ 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 22:00
Claims (1)
- 【請求項１】 雄ねじ部を有する突出部を形成するため
の内周面にねじ溝を設けたキャビティを備えた回転自在
な突出部形成用金型と、前記突出部形成用金型とともに
中空体の外面を規制するキャビティを有する割型とを備
えた分割形式の金型を用い、型開きした前記分割形式の
金型間にパリスンを配置して型閉じし、前記パリスンの
前記雄ねじ部を有する突出部となる部位を前記突出部形
成用金型のキャビティを真空吸引することによって該キ
ャビティに沿って変形させて凸部を形成し、ついで、前
記パリスン内に加圧流体を導入して膨張させることによ
り外周面に雄ねじ部を有する突出部が一体成形された中
空体をブロー成形したのち、前記突出部形成用金型を回
転させることによって前記雄ねじ部を有する突出部を離
型することを特徴とするねじ部を有する中空体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33943794A JPH08183087A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ねじ部を有する中空体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33943794A JPH08183087A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ねじ部を有する中空体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183087A true JPH08183087A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18327461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33943794A Pending JPH08183087A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ねじ部を有する中空体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08183087A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003062897A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Honda Motor Co Ltd | ブロー成形方法 |
| KR100562221B1 (ko) * | 2004-10-19 | 2006-03-22 | 주식회사 효건도어 | 합성수지시트 진공성형장치 |
| KR100774325B1 (ko) * | 2006-07-13 | 2007-11-08 | 현대자동차주식회사 | 블로우 금형 및 이를 이용한 블로우 성형방법 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33943794A patent/JPH08183087A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003062897A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Honda Motor Co Ltd | ブロー成形方法 |
| KR100562221B1 (ko) * | 2004-10-19 | 2006-03-22 | 주식회사 효건도어 | 합성수지시트 진공성형장치 |
| KR100774325B1 (ko) * | 2006-07-13 | 2007-11-08 | 현대자동차주식회사 | 블로우 금형 및 이를 이용한 블로우 성형방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040317 |