JP3241467B2 - 樹脂製管状体の製造方法 - Google Patents
樹脂製管状体の製造方法Info
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、分岐口部を有する樹脂
製管状体の製造方法に関するものである。
製管状体の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の分岐口部を有する樹脂製
管状体としては自動車用吸気ダクトがある。この自動車
用吸気ダクトは押出ブロー成形された管状体本体の任意
の部位に形成された孔の部分に予め製造された分岐口部
となる部分を溶着するか、あるいは予め製造された分岐
口部をインサートブローにより管状体本体に一体化する
ことにより製造される。
管状体としては自動車用吸気ダクトがある。この自動車
用吸気ダクトは押出ブロー成形された管状体本体の任意
の部位に形成された孔の部分に予め製造された分岐口部
となる部分を溶着するか、あるいは予め製造された分岐
口部をインサートブローにより管状体本体に一体化する
ことにより製造される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、予め分岐口部を製造しておく必要がある上、製
造工程数が多く生産性が低いという問題点があった。
術では、予め分岐口部を製造しておく必要がある上、製
造工程数が多く生産性が低いという問題点があった。
【０００４】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、製造工程数が少なく生
産性の高い分岐口部を有する樹脂製管状体の製造方法を
実現することを目的とするものである。
に鑑みてなされたものであって、製造工程数が少なく生
産性の高い分岐口部を有する樹脂製管状体の製造方法を
実現することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の樹脂製管状体の製造方法は、管状本体部の
両端にそれぞれ口部を有し、かつ管状本体部の任意の部
位に分岐口部を有する樹脂製管状体を一体に成形する製
造方法において、前記樹脂製管状体の外周面を規制する
ためのキャビティをもつ分割形式の金型を用い、前記金
型を型閉じして前記分岐口部を形成するための分岐口部
形成部より前記キャビティ内に溶融樹脂を射出注入し、
ついで、前記分岐口部の部分より前記溶融樹脂内へ加圧
流体を注入することにより中空部を形成させて中空の成
形品を一体成形したのち、前記成形品を冷却し、前記成
形品の不要部分を切除することを特徴とするものであ
る。
に、本発明の樹脂製管状体の製造方法は、管状本体部の
両端にそれぞれ口部を有し、かつ管状本体部の任意の部
位に分岐口部を有する樹脂製管状体を一体に成形する製
造方法において、前記樹脂製管状体の外周面を規制する
ためのキャビティをもつ分割形式の金型を用い、前記金
型を型閉じして前記分岐口部を形成するための分岐口部
形成部より前記キャビティ内に溶融樹脂を射出注入し、
ついで、前記分岐口部の部分より前記溶融樹脂内へ加圧
流体を注入することにより中空部を形成させて中空の成
形品を一体成形したのち、前記成形品を冷却し、前記成
形品の不要部分を切除することを特徴とするものであ
る。
【０００６】
【作用】金型のキャビティ内に射出注入された溶融樹脂
は、その内部に注入された加圧流体の圧力により中空部
が形成されて金型のキャビティ全体に沿って中空の成形
品に一体成形される。前記成形品を冷却したのち、不要
部分を切削することにより、両端に口部をもつ管状本体
部および管状本体部の任意の部位に一体成形された分岐
口部をもつ樹脂製管状体を製造することができる。
は、その内部に注入された加圧流体の圧力により中空部
が形成されて金型のキャビティ全体に沿って中空の成形
品に一体成形される。前記成形品を冷却したのち、不要
部分を切削することにより、両端に口部をもつ管状本体
部および管状本体部の任意の部位に一体成形された分岐
口部をもつ樹脂製管状体を製造することができる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて説明する。
【０００８】図１は、本発明の樹脂製管状体の製造方法
により製造された樹脂製管状体の一例を示す斜視図であ
る。
により製造された樹脂製管状体の一例を示す斜視図であ
る。
【０００９】図１に示すように、樹脂製管状体は一体成
形されたものであって、Ｘ軸方向に延在する管状本体部
１と、その両側の図示Ｙ軸方向へ屈曲した一方の口部２
で開口する屈曲部４および図示Ｚ軸方向へ屈曲した他方
の口部３で開口する他方の屈曲部５と、一方の口部２お
よび他方の口部３の外周近傍にそれぞれ形成された溝２
Ａ，３Ａと、管状本体部１の任意の部位からＹ軸方向へ
突出する分岐口部６とを備えている。１Ａは割型の合わ
せ面に対応したパーティングラインであり、このパーテ
ィングライン１ＡはＸ，Ｙ，Ｚ軸の三次元方向に屈曲し
て構成されている。
形されたものであって、Ｘ軸方向に延在する管状本体部
１と、その両側の図示Ｙ軸方向へ屈曲した一方の口部２
で開口する屈曲部４および図示Ｚ軸方向へ屈曲した他方
の口部３で開口する他方の屈曲部５と、一方の口部２お
よび他方の口部３の外周近傍にそれぞれ形成された溝２
Ａ，３Ａと、管状本体部１の任意の部位からＹ軸方向へ
突出する分岐口部６とを備えている。１Ａは割型の合わ
せ面に対応したパーティングラインであり、このパーテ
ィングライン１ＡはＸ，Ｙ，Ｚ軸の三次元方向に屈曲し
て構成されている。
【００１０】次に、本発明の一実施例を図１に示す樹脂
製管状体を製造する場合を例にあげて説明する。
製管状体を製造する場合を例にあげて説明する。
【００１１】図２に示すように、分割型式の金型である
割型１０Ａ，１０Ｂは、樹脂製管状体の外面を規制する
ためのキャビティ１２を有し、キャビティ１２は管状本
体部の外面を規制するための本体部形成部１２Ａと、そ
の両側に、それぞれ一方の屈曲部の外面を規制するため
の一方の屈曲部形成部１２Ｂと、他方の屈曲部の外面を
規制するための他方の屈曲部１２Ｃ、本体部形成部１２
Ａの任意に部位に連通する分岐口部の外面を規制するた
めの分岐口部形成部１２Ｄと、前記溝を形成するための
突起１２Ｅ，１２Ｆ（図３参照）とを備え、前記分岐口
部形成部１２Ｄには射出ノズル１３を嵌挿するための挿
入口１３Ａが連通されており、その合わせ面１１は合わ
せ面屈曲部１１Ａを有する。
割型１０Ａ，１０Ｂは、樹脂製管状体の外面を規制する
ためのキャビティ１２を有し、キャビティ１２は管状本
体部の外面を規制するための本体部形成部１２Ａと、そ
の両側に、それぞれ一方の屈曲部の外面を規制するため
の一方の屈曲部形成部１２Ｂと、他方の屈曲部の外面を
規制するための他方の屈曲部１２Ｃ、本体部形成部１２
Ａの任意に部位に連通する分岐口部の外面を規制するた
めの分岐口部形成部１２Ｄと、前記溝を形成するための
突起１２Ｅ，１２Ｆ（図３参照）とを備え、前記分岐口
部形成部１２Ｄには射出ノズル１３を嵌挿するための挿
入口１３Ａが連通されており、その合わせ面１１は合わ
せ面屈曲部１１Ａを有する。
【００１２】先ず、図３に示すように、割型１０Ａ，１
０Ｂの挿入口１３Ａに射出ノズル１３の先端部を嵌挿し
て型閉じし、所定量の溶融樹脂１５を最も口径の小さな
分岐口部形成部１２Ｄを通してキャビティ１２内へ射出
注入する。この溶融樹脂１５の射出注入の進行中または
完了後、射出ノズル１３に内設された導入管１４より加
圧流体を溶融樹脂１５の内部へ注入し、加圧流体の圧力
により中空部を形成させ、キャビティ１２に沿って中空
の成形品１６を一体成形する。
０Ｂの挿入口１３Ａに射出ノズル１３の先端部を嵌挿し
て型閉じし、所定量の溶融樹脂１５を最も口径の小さな
分岐口部形成部１２Ｄを通してキャビティ１２内へ射出
注入する。この溶融樹脂１５の射出注入の進行中または
完了後、射出ノズル１３に内設された導入管１４より加
圧流体を溶融樹脂１５の内部へ注入し、加圧流体の圧力
により中空部を形成させ、キャビティ１２に沿って中空
の成形品１６を一体成形する。
【００１３】ついで、成形品１６を金型中で冷却したの
ち取出し、各切断部Ａ，Ｂ，Ｃの部位で切断して不要部
分である各バリ１６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃを除去すること
により、図１に示す形状の樹脂製管状体を製造する。な
お、前記不要部分である各バリの切断は成形品が金型中
にある間に行うこともできる。
ち取出し、各切断部Ａ，Ｂ，Ｃの部位で切断して不要部
分である各バリ１６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃを除去すること
により、図１に示す形状の樹脂製管状体を製造する。な
お、前記不要部分である各バリの切断は成形品が金型中
にある間に行うこともできる。
【００１４】上記実施例で使用した割型にかえて、キャ
ビティの前記不要部分（バリ）を形成するための少くと
も一つの部分に連通する樹脂逃げ用リセスを設けた割型
を用い、中空部を形成したときの余剰の溶融樹脂を逃が
すようにすると、成形品の中空率を向上させることがで
きる。
ビティの前記不要部分（バリ）を形成するための少くと
も一つの部分に連通する樹脂逃げ用リセスを設けた割型
を用い、中空部を形成したときの余剰の溶融樹脂を逃が
すようにすると、成形品の中空率を向上させることがで
きる。
【００１５】また、（１）割型にスライド自在なスライ
ドコア型を配設しておき、加圧流体の注入時に前記スラ
イドコア型をスライドさせてキャビティの容積を増加さ
せる、（２）溶融樹脂の内部へ注入する前は液体である
が注入後は気体となる加圧流体を使用して注入された加
圧流体の圧力を高める、等の手段を用いて中空率を向上
させることもできる。
ドコア型を配設しておき、加圧流体の注入時に前記スラ
イドコア型をスライドさせてキャビティの容積を増加さ
せる、（２）溶融樹脂の内部へ注入する前は液体である
が注入後は気体となる加圧流体を使用して注入された加
圧流体の圧力を高める、等の手段を用いて中空率を向上
させることもできる。
【００１６】さらに、金型中での成形品の冷却に際し、
成形品の中空部に孔をあける等の方法により、加圧流体
を成形品外へ導いて成形品中に加圧流体を流通させるこ
とにより成形品の成形時間を短縮することができる。
成形品の中空部に孔をあける等の方法により、加圧流体
を成形品外へ導いて成形品中に加圧流体を流通させるこ
とにより成形品の成形時間を短縮することができる。
【００１７】上記実施例では３つの口部２，３，６を有
する管状体の製造方法を説明したが、その他４つ以上の
口部を有する管状体の製造方法であっても本発明は適用
できる。
する管状体の製造方法を説明したが、その他４つ以上の
口部を有する管状体の製造方法であっても本発明は適用
できる。
【００１８】本発明により製造された樹脂製管状体は、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、変性ポリ
フェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレート、
その他ＥＰＤＭなどエラストマー的性質を有する熱可塑
性合成樹脂材料からなり、自動車分野、電気製品分野な
どでダクト、ホース、またはチューブとして使用され
る。なお、前記熱可塑性合成樹脂材料は、公知の補強充
填剤、難燃剤、顔料、発泡剤を必要に応じて配合して使
用することができる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、変性ポリ
フェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレート、
その他ＥＰＤＭなどエラストマー的性質を有する熱可塑
性合成樹脂材料からなり、自動車分野、電気製品分野な
どでダクト、ホース、またはチューブとして使用され
る。なお、前記熱可塑性合成樹脂材料は、公知の補強充
填剤、難燃剤、顔料、発泡剤を必要に応じて配合して使
用することができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【００２０】分岐口部を有する管状体を、従来例に比較
して少ない工程数で簡単に一体成形することができるの
で生産性が高い。
して少ない工程数で簡単に一体成形することができるの
で生産性が高い。
【図１】本発明の方法により製造された樹脂製管状体の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図２】本発明の樹脂製管状体の製造方法に用いる割型
の一例を示し、その合わせ面に対して垂直方向にみた断
面図である。
の一例を示し、その合わせ面に対して垂直方向にみた断
面図である。
【図３】本発明の樹脂製管状体の製造方法の一実施例を
示し、型閉じした割型内へ射出注入した溶融樹脂の内部
へ加圧流体の注入を開始した工程を示す説明図である。
示し、型閉じした割型内へ射出注入した溶融樹脂の内部
へ加圧流体の注入を開始した工程を示す説明図である。
【図４】図３に示す工程後、加圧流体の注入により中空
部を形成し、キャビテイに沿って中空の成形品を一体成
形した工程を示す説明図である。
部を形成し、キャビテイに沿って中空の成形品を一体成
形した工程を示す説明図である。
１ 管状本体部 ２ 一方の口部 ３ 他方の口部 ４ 一方の屈曲部 ５ 他方の屈曲部 ６ 分岐口部 １０Ａ，１０Ｂ 割型 １１ 合わせ面 １１Ａ 合わせ面屈曲部 １２ キャビティ １２Ａ 本体部形成部 １２Ｂ 一方の屈曲部形成部 １２Ｃ 他方の屈曲部形成部 １２Ｄ 分岐口部形成部 １３ 射出ノズル １３Ａ 挿入口 １４ 導入管 １５ 溶融樹脂 １６ 成形品 １６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃ バリ Ａ，Ｂ，Ｃ 切断部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84 B29D 23/00 - 23/24 B29L 23:00 - 23:24
Claims (1)
- 【請求項１】 管状本体部の両端にそれぞれ口部を有
し、かつ管状本体部の任意の部位に分岐口部を有する樹
脂製管状体を一体に成形する製造方法において、 前記樹脂製管状体の外周面を規制するためのキャビティ
をもつ分割形式の金型を用い、前記金型を型閉じして前
記分岐口部を形成するための分岐口部形成部より前記キ
ャビティ内に溶融樹脂を射出注入し、ついで、前記分岐
口部の部分より前記溶融樹脂内へ加圧流体を注入するこ
とにより中空部を形成させて中空の成形品を一体成形し
たのち、前記成形品を冷却し、前記成形品の不要部分を
切除することを特徴とする樹脂製管状体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32998192A JP3241467B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 樹脂製管状体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32998192A JP3241467B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 樹脂製管状体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06155501A JPH06155501A (ja) | 1994-06-03 |
| JP3241467B2 true JP3241467B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18227438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32998192A Expired - Fee Related JP3241467B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 樹脂製管状体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3241467B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6767487B2 (en) | 2001-07-10 | 2004-07-27 | Cinpres Gas Injection Ltd. | Plastic expulsion process |
| TW548173B (en) * | 2001-07-10 | 2003-08-21 | Cinpres Gas Injection Ltd | Process and apparatus for injection moulding a hollow plastics article |
| US6890477B2 (en) | 2003-03-25 | 2005-05-10 | Lear Corporation | Plastic injection molded articles with hollow rib members |
| US6899843B2 (en) | 2003-03-25 | 2005-05-31 | Lear Corporation | Plastic injection molding with moveable mold members forming speaker grill |
| US9321195B2 (en) * | 2011-07-26 | 2016-04-26 | Sanoh Industrial Co., Ltd. | Method and device for producing a pipe member |
| KR101453461B1 (ko) * | 2013-03-25 | 2014-10-22 | 한일튜브 주식회사 | 커넥터를 갖춘 다분기 파이프 일체 사출 방법 및 이를 이용한 플라스틱 파워트레인 커넥터 배관라인 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP32998192A patent/JP3241467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06155501A (ja) | 1994-06-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |