JPH08269196A - 星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の製造方法および硬化性樹脂組成物 - Google Patents

星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の製造方法および硬化性樹脂組成物

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JPH08269196A
JPH08269196A JP7075277A JP7527795A JPH08269196A JP H08269196 A JPH08269196 A JP H08269196A JP 7075277 A JP7075277 A JP 7075277A JP 7527795 A JP7527795 A JP 7527795A JP H08269196 A JPH08269196 A JP H08269196A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】粘度が低く、また他の樹脂系との相溶性や混合
後のポットライフを任意に調節することができる脂肪族
ポリアミノ化合物、およびこれを1成分とした硬化性樹
脂組成物を提供する。 【構成】アンモニアまたは脂肪族アミノ基を有するアミ
ノ化合物(A)に(イ)メチルアクリレートを付加せし
め、(ロ)次にアルキレンジアミンを用いエステルアミ
ド交換反応を行なわせ、(ハ)さらに必要に応じて
(イ)及び(ロ)の処理を1回以上繰り返すことにより
得られる、1分子中に脂肪族1級アミンまたは2級アミ
ンを2〜100個有する数平均分子量170〜1000
0のポリアミノ化合物(B)にアクリル酸のアルキルエ
ステルなどのアクリル酸エステル(C)を付加させてな
る星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物。
および該ポリアミノ化合物とエポキシ基含有樹脂(D)
からなる硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料、インキ等の被膜
形成材料用または封止剤、成形剤、接着剤、粘着剤用の
樹脂として、あるいは硬化剤として使用することができ
る星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の
製造方法関する。また本発明は、塩基性触媒としても利
用することができ、さらにアクリル酸エステルによる置
換基の導入率が低い場合には、水溶性であることから水
系媒体のための有効な増粘剤または粘度調節剤としても
使用することができる星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポ
リアミノ化合物の製造方法に関する。
【0001】
【従来の技術】従来からあるエポキシ硬化剤として従来
から使用されている代表的な脂肪族ポリアミノ化合物と
しては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトミン
などのポリエチレンアミンがあり、これらは常温で硬化
するため広く用いられてきたが、これらは一般的にポッ
トライフが極めて短い上に蒸気圧が高く、皮膚刺激性が
強いために最近では殆ど変性されて使用されている。し
かし変性してもポットライフの短さはあまり解消され
ず、粘度が高くなることなどの新たな問題が生じた。そ
こで、これらに代わるものとして蒸気圧が低いにもかか
わらず低粘度であることを特徴とする一連のポリエーテ
ルアミンが開発された。しかしながら、已然としてポッ
トライフの短さは解消されていない上、架橋密度の低下
が必須であった。近年、多官能ポリアミンとしてトマリ
アらがデンドリマーを開示している(USP4507466 号
公報、USP1558120 号公報、USP4435548 号公
報)。しかしながら、これらのデンドリマーはエポキシ
樹脂の硬化剤として使用した場合、相溶性が悪く部分的
にゲル化が進行したのみであった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点を解決するため鋭意研究を行なった結果、アンモニ
アまたは脂肪族アミンにメチルアクリレートを付加せし
め、さらにアルキレンジアミンを用いエステルアミド交
換反応による脱メタノール化反応を行なわせることによ
り得られる1分子中に脂肪族アミノ基を2つ以上有する
ポリアミノ化合物に付加するアクリル酸エステルの量を
調節することにより、脂肪族ポリアミノ化合物でありな
がらポットライフが長く、高分子量でありながら粘度が
低く、また他の樹脂系との相溶性を改善するために適度
な極性に調節できることを見いだし本発明に至った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンモニアま
たは脂肪族アミノ基を有するアミノ化合物(A)に
(イ)メチルアクリレートを付加せしめ、(ロ)次に炭
素数2〜12のアルキレンジアミンによりエステルアミ
ド交換反応を行なわせ、(ハ)さらに必要に応じて上記
(イ)及び(ロ)の処理を1回以上繰り返すことにより
得られる、1分子中に脂肪族1級アミノ基または2級ア
ミノ基を2〜100個有する数平均分子量170〜10
000のポリアミノ化合物(B)に下式(1)で示され
るアクリル酸エステル(C)を付加させてなる星型また
は櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の製造方法に
関する。 CH2=CHCOO−R1 (1) (式中、R1は炭素数4〜50のアルキル基または(Cn
2nO)m2 (R2は炭素数1〜5のアルキル基、nは
1〜3の整数、mは1〜25の整数をそれぞれ表す。)
を表す。)
【0004】更に、本発明は、上記ポリアミノ化合物
(B)が有するアミノ基由来の活性水素の化学当量とア
クリル酸エステル(C)が有するビニル基の化学当量が
1:0.02〜0.98となるような比率で(B)と
(C)を配合してなる上記星型または櫛状枝分かれ脂肪
族ポリアミノ系化合物の製造方法に関する。更に、本発
明は、数平均分子量200〜100000で、粘度10
00P(50℃)以下の液状であることを特徴とする上
記星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の
製造方法に関する。更に、本発明は、上記星型または櫛
状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物とエポキシ基含有
樹脂からなる硬化性樹脂組成物に関する。
【0005】本発明で用いられるポリアミノ化合物
(B)は、アンモニアまたは、脂肪族アミンなどのアミ
ノ化合物(A)に(イ)メチルアクリレートを付加せし
め、(ロ)次に炭素数2〜12のアルキレンジアミンを
用いエステルアミド交換反応を行なわせ、(ハ)さらに
必要に応じて上記(イ)及び(ロ)の処理を1回以上繰
り返すことにより得られる、1分子中に脂肪族1級アミ
ンまたは2級アミンを2〜100個有する数平均分子量
170〜10000の化合物である。本発明で用いられ
るアミノ化合物(A)は、アンモニアまたは、1分子中
に1個以上の1級アミノ基または2個以上の2級アミノ
基を有する分子量30〜500の化合物であり、鎖状脂
肪族アミン、環状脂肪族アミン、脂肪族芳香族アミン等
を挙げることができる。
【0006】これらのうち鎖状脂肪族アミンとしては、
ブチルアミン、ドデシルアミンなどのアルキルモノアミ
ン、ヒドラジン、アジピン酸ジヒドラジドなどのヒドラ
ジン系化合物、エチレンジアミン、プロパンジアミン、
ブタンジアミン、プロパンジアミン、ペンタンジアミ
ン、ヘキサンジアミン、ジアミノオクタン、ジアミノデ
カン、ジアミノドデカン、2,5−ジメチル−2,5ヘ
キサメチレンジアミン、ポリオキシプロピレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、テトラエチレンテトラミン
などの直鎖状ジアミンをあげることができる。また、環
状脂肪族アミンとしては、1,8−ジアミノ−p−メタ
ン、イソホロンジアミン、ビス(4−アミノ−3−メチ
ルジシクロヘキシル)メタン、ジアミノジンクロヘキシ
ルメタン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)2,
4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカ
ン、1,4−ビス(2−アミノ−2−メチルプロピル)
ピペラジン、m−キシレンジアミン、ポリシクロヘキシ
ルポリアミン、ビス(アミノメチル)−ビシクロ[2,
2,1]ヘプタン、メチレンビス(フランメタンアミ
ン)などをあげることができる。
【0007】上記アミノ化合物(A)とメチルアクリレ
ートとの反応(イ)はマイケル付加反応であり、基本的
には従来法に準じて行なうことができるが、メタノー
ル、エタノールなどのアルコールを反応溶媒として用い
ると副反応が起きにくい。溶媒を用いる際にはアミノ化
合物(A)配合量に対し、重量比にして1〜100倍使
用することが好ましい。また、特に加熱は必要としない
が、アミノ化合物(A)の分子量が大きい時などには3
0℃〜70℃の範囲で加熱することが好ましい。反応時
間は使用するアミノ化合物の種類と反応温度によるが、
1〜25時間が好ましい。
【0008】反応(イ)による反応生成物と炭素数2〜
12のアルキレンジアミンによるエステルアミド交換反
応は、基本的には従来法に準じて行なうことができる。
好ましくはエチレンジアミンであり、炭素数が4、特に
12以上になると、エステルアミド交換反応が起こりに
くく、加熱や触媒の添加が必要となるため好ましくな
い。また、アルキレンジアミンを反応生成物に対して大
過剰用いたり、アルコール系の反応溶媒を用いるとゲル
化が起こりにくいため好ましい。特に加熱は必要としな
いが、反応時間を短縮したい場合には30〜80℃の範
囲で加熱することができる。反応時間としては、なるべ
く単一組成の反応生成物を必要とする場合、4〜100
時間が好ましい。さらに大過剰のアルキレンジアミンを
用いた場合には、留去などの方法により過剰分のアルキ
レンジアミンを除去することが好ましい。上記反応
(イ)および(ロ)を行なうことにより、本発明で使用
されるポリアミノ化合物(B)を得ることはできるが、
必要に応じて上記(イ)及び(ロ)の処理を2回以上繰
り返すことにより、1分子中に含まれる1級アミンまた
は2級アミンの数を増やすことができる。
【0009】本発明において使用されるポリアミノ化合
物(B)は、1分子中に脂肪族1級アミノ基または2級
アミノ基を2〜100個、好ましくは4〜50個有す
る。上記反応(イ)及び(ロ)を繰り返すことにより、
1分子中に含まれる1級アミノ基または2級アミノ基の
数を増やすことは可能であるが、50、特に100個以
上含まれるようなポリアミノ化合物を得ることは時間的
にもかなり困難である。また、本発明において使用され
るポリアミノ化合物(B)は、数平均分子量が170〜
10000好ましくは500〜5000の化合物であ
る。数平均分子量が5000、特に10000を以上の
ポリアミノ化合物は、粘度が高くなったり固体であるこ
とから取扱い上好ましくない。
【0010】さらに、トマリアらによる合成した0世代
から4世代までのポリアミノアミド系デンドリマーも使
用することができる。これらは、球形で分子量が高く官
能基数が多いため、アルキル基を導入することにより効
果的に粘度、極性、および官能基数などのバリエーショ
ンを広げることが可能になる。
【0011】本発明において、一般式(1)で示される
アクリル酸エステルは、上記のポリアミン化合物(B)
に付加せしめることにより、相溶性や極性をコントロー
ルした星型または、櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化
合物を得るために使用される。 CH2=CHCOO−R1 (1) (式中、R1は炭素数4〜50のアルキル基または(Cn
2nO)m2 (R2は炭素数1〜5のアルキル基、nは
1〜3の整数、mは1〜25の整数をそれぞれ表す。)
を表す。)
【0012】一般式(1)で示されるアクリル酸エステ
ル(C)は、例えば、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘプ
チルアクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルア
クリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリレー
ト、ウンデシルアクリレート、ドデシルアクリレート、
トリデシルアクリレート、テトラデシルアクリレート、
ペンタデシルアクリレート、ヘキサデシルアクリレー
ト、ヘプタデシルアクリレート、オクタデシルアクリレ
ート、ノナデシルアクリレート、イコシルアクリレー
ト、ヘンイコシルアクリレート、ドコシルアクリレート
等の炭素数4〜50のアルキルアクリレートがあり、中
でも炭素数4〜25のアルキル基を有するアクリレート
が粘度低下の点で好ましい。炭素数が3以下では相溶性
や極性の変更が困難であり、また炭素数が25、特に5
0以上になるとポリアミノ化合物(B)との反応性が劣
ることや、常温では固体であり付加反応を行なう際に加
熱が必要となるため好ましくない。さらにアルキル基と
しては直鎖、分枝型の双方を使用できるが、直鎖型の方
がアミン基との反応性、付加反応後における星型また
は、櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の粘度低下
の面からは好ましい。
【0013】更にアクリル酸エステル(C)として、例
えば、テトラエチレングリコールアクリレート、メトキ
シテトラエチレングリコールアクリレート、エトキシテ
トラエチレングリコールアクリレート、プロポキシテト
ラエチレングリコールアクリレート、n−ブトキシテト
ラエチレングリコールアクリレート、n−ペンタキシテ
トラエチレングリコールアクリレート、テトラプロピレ
ングリコールアクリレート、メトキシテトラプロピレン
グリコールアクリレート、エトキシテトラプロピレング
リコールアクリレート、プロポキシテトラプロピレング
リコールアクリレート、n−ブトキシテトラプロピレン
グリコールアクリレート、n−ペンタキシテトラプロピ
レングリコールアクリレート、ポリエチレングリコール
アクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリ
レート、エトキシポリエチレングリコールアクリレート
なども使用できる。上記のような繰り返し単位が1〜2
5、好ましくは3〜22であるポリオキシアルキレン鎖
を有するアクリレートを使用することにより効果的に相
溶性や極性をコントロールした低粘度液状の星型または
櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物を得ることがで
きる。繰り返し単位が26以上になると、ポリアミノ化
合物(B)との反応性が劣ることや、付加反応を行なう
際に加熱が必要となるため好ましくない。
【0014】本発明における星型または櫛状枝分かれ脂
肪族ポリアミノ系化合物は、上記ポリアミノ化合物
(B)とアクリル酸エステル(C)とのマイケル付加反
応により得られる。化合物(B)と(C)の配合比は、
目的や併用する樹脂との相溶性に応じて決定される。例
えば、触媒または、改質剤などとして使用する場合に
は、ポリアミノ化合物(B)が含む全ての1級または2
級アミノ基に付加せしめるように配合することができ
る。星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物
を樹脂の硬化剤または相溶化剤などとして使用する場合
には、得られる星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミ
ノ系化合物の反応性や極性等を考慮すると、ポリアミノ
化合物(B)が有するアミノ基由来の活性水素の化学当
量、およびアクリル酸エステル(C)が有するビニル基
の化学当量が反応当量比にして(B):(C)=1:
0.02〜0.98、好ましくは、1:0.1〜0.9
5となるような比率で配合することが好ましい。(B)
1モル反応当量に対する(C)の配合量が0.1、特に
0.02モル反応当量より少なくなると、有効に星型ま
たは櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の極性や相
溶性をコントロールすることができない上、アミノ基の
水素結合によりかなり粘度が高くなることから好ましく
ない。(C)の配合量が0.95、特に0.98モル反
応当量より多くなると、2級あるいは1級アミノ基の残
存率が低すぎ、反応性が低下するため好ましくない。ま
た、本発明により得られた数平均分子量200〜100
000の星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化
合物は、粘度1000P(50℃)以下の液状である。
【0015】さらに本発明の星型または櫛状枝分かれ脂
肪族ポリアミノ系化合物は、エポキシ基含有樹脂(D)
と混合することにより硬化性樹脂組成物として使用する
ことができる。本発明において使用することができるエ
ポキシ基含有樹脂(D)としては、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ビスフェノールF型、ビスフェノールA
D型、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂などの芳香族系エポキシ樹
脂、アリサイクリックジエポキシアセタール、アリサイ
クリックジエポキシアジペート、アリサイクリック、ジ
エポキシカルボキシレート、ビニルシクロヘキサンジオ
キシドなどの脂環式エポキシ樹脂、ジグリシジルフタレ
ート、ジグリシジルテトラヒドロフタレート、ジグリシ
ジル、ヘキサヒドロフタレート、ジメチルグリシジルフ
タレート、ダイコー酸グリシジルエステルなどのグリシ
ジルエステル系樹脂、テトラグリシジルアミノジフェニ
ルメタン、トリグリシジルパラアミノフェノール、トリ
グリシジルメタアミノフェノール、ジグリシジルアニリ
ン、テトラグリシジルビスアミノシクロヘキサンなどの
グリシジルアミン系樹脂、トリグリシジルイソシアネー
ト、ジグリシジルヒンダントイン、グリシジルグリシド
オキシアルキルヒンダントインなどの複素環式エポキシ
樹脂、さらにポリアルキレングリコールジグリシジルエ
ーテル、などの脂肪族系エポキシ樹脂などを挙げること
ができる。斯るエポキシ基含有樹脂(D)の分子量は、
数平均分子量にして100〜50000、好ましくは3
00〜1000のものが液状であるため扱い易く好まし
い。
【0016】星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ
系化合物に対するエポキシ基含有樹脂(D)の配合量
は、星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物
の反応当量、用途および要求性能によるため特に限定し
ないが、星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化
合物に対し、重量比にしてエポキシ基含有樹脂(D)を
0.01〜100好ましくは、0.1〜10倍加える
と、比較的高弾性率の硬化物を得ることができる。エポ
キシ基含有樹脂(D)の配合量が少なすぎても多すぎて
も高弾性率の硬化物は得られにくく、特に少なすぎる場
合には、加熱により黄変が激しくなるため好ましくな
い。
【0017】本発明の硬化性樹脂組成物は、実質的に無
溶剤型の塗料または成形材料、接着剤などとして使用で
きる。しかしながら、硬化性樹脂組成物の流動性などを
改良するために、硬化性樹脂組成物に対して5重量%以
内で、小量の水または有機溶剤などを配合してもよい。
また、チタン白、各種の顔料等の着色剤、滑剤等を添加
してもよい。また、硬化性を高めるために、硬化性樹脂
組成物に、単官能または多官能の(メタ)アクリルモノ
マー、ポリイソシアネート、メラミンなどの架橋剤を添
加しても良い。本発明の硬化性樹脂組成物は、各種金
属、プラスチック、紙などの板、フィルム、シート上
に、ロールコータ、バーコータ、ナイフコータなどで塗
工あるいは充填でき、−5〜300℃の温度条件下で硬
化せしめることができる。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。ここで
分子量は、分子量1500以下のものはFD−MAS
(日立製作所製M−2000型二重収束質量分析計)で
測定した結果を採用した。また高分子量のものは飛行時
間型質量分析計(島津製作所製)で測定した同等の構造
を有する分子量既知の物質からゲルパーメーションクロ
マトグラフ(GPC)の検量線を独自に作成し、これを
基にGPCで測定した結果を採用した。粘度はサンプル
の粘度にあわせてレオメトリクス社製レオメータRDS
−II(高粘度タイプ)または、RFS−II(低粘度
タイプ)で測定した定常粘度(ズリ速度=1(/s)の値)
をそれぞれ採用した。また、一定温度条件下にレオメー
タRDS−IIで粘弾性を経時に測定し、tanδ=1
となった時間をゲル化時間とする。硬化物の物性は、レ
オメータRDS−IIで測定した200℃、20分後の
200℃における弾性率の値を採用した。
【0019】(試作例−1)容量200mlのナス型フ
ラスコに エチレンジアミン 6.0g アクリル酸メチル 34.5g メタノール 40.0g を仕込み、マグネッチックスターラーで室温下に撹拌す
る。4時間後、上記反応系に エチレンジアミン 115.0g を添加し、40℃で撹拌した。24時間後、エバポレー
タで、過剰分のエチレンジアミン及び、メタノールを留
去し、得られた液状物を回収した。収量は、51.2g
であった。
【0020】(試作例−2)容量200mlのナス型フ
ラスコに 試作例−1で得られたポリアミン 10.3g アクリル酸メチル 13.8g メタノール 30.0g を仕込み、マグネッチックスターラーで室温下に撹拌し
た。4時間後、上記反応系に エチレンジアミン 40.0g を添加し、40℃で撹拌する。48時間後、エバポレー
タで、過剰分のエチレンジアミン及び、メタノールを留
去し、得られた液状物を回収した。収量は、25.3g
であった。
【0021】(試作例−3)容量200mlのナス型フ
ラスコに 試作例−2で得られたポリアミン 28.5g アクリル酸メチル 27.6 メタノール 60.0g を仕込み、マグネッチックスターラーで室温下に撹拌し
た。6時間後、上記反応系に エチレンジアミン 80.0g を添加し、40℃で撹拌した。72時間後、エバポレー
タで、過剰分のエチレンジアミン及び、メタノールを留
去し、得られた液状物を回収した。収量は、52.0g
であった。
【0022】(試作例−4)容量200mlのナス型フ
ラスコに ジアミノドデカン 20.0g アクリル酸メチル 34.5g メタノール 40.0g を仕込み、マグネッチックスターラーで室温下に撹拌し
た。4時間後、上記反応系に エチレンジアミン 115.0g を添加し、40℃で撹拌した。24時間後、エバポレー
タで、過剰分のエチレンジアミンを留去し、得られた液
状物を回収した。収量は、63.6gであった。
【0023】(試作例−5)容量200mlのナス型フ
ラスコに ジエチレントリアミン 10.3g アクリル酸メチル 34.5g メタノール 40.0g を仕込み、マグネッチックスターラーで室温下に撹拌し
た。4時間後、上記反応系に エチレンジアミン 115.0g を添加し、40℃で撹拌した。24時間後、エバポレー
タで、過剰分のエチレンジアミンを留去し、得られた液
状物を回収した。収量は、55.0gであった。 (実施例−1〜45)試作例1〜5で得られたポリアミ
ノ化合物(A)を50%メタノール溶液とし、これに炭
素数4、12、18のアルキルアクリレート系アクリル
酸エステル(C)(それぞれBuA,DdA,OdAと
略記)を特定の配合率(反応当量比)で仕込み、35℃
で48時間撹拌する。その後、エバポレータにてメタノ
ールを除去し、目的とする星型または櫛状枝分かれ脂肪
族ポリアミノ系化合物を得た。表1に実施例1〜45に
関する組成および得られた星型または櫛状枝分かれ脂肪
族ポリアミノ系化合物の特性を示す。
【0024】
【0025】(実施例−46〜96)第0世代〜第3世
代のStarbust(PAMAM)dendrime
rs(Aldrich社製、20wt%メタノール溶
液)をポリアミノ化合物(A)とし、これにアクリル酸
エステル(C)であるBuA,DdA,OdAおよびメ
トキシトリエチレングリコールアクリレート(PEG3
Aと略記)を特定の配合率(反応当量比)でそれぞれ仕
込み、35℃で60時間撹拌する。その後、エバポレー
タにてメタノールを除去し、目的とする星型または櫛状
枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物を得る。表1に実施
例46〜96に関する詳細な組成、および得られた星型
または、櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物の特性
を示す。
【0026】
【0027】(実施例−97〜135)実施例19〜2
7で得られた星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ
系化合物(C)(実施例No.で示す)を、市販のエポキ
シ基含有樹脂(D)と任意の割合で混合したところ、均
一な液状の樹脂組成物が得られた。この液状の樹脂組成
物に関して一定温度条件下でのゲル化時間(GT)、お
よび200℃、10分間加熱後の200℃における硬化
物の硬度を測定した結果をそれぞれ表3、表4に示す。
尚ここでは、エポキシ樹脂としてビスフェノールA系の
エピコート828(油化シェルエポキシ(株)製、数平
均分子量Mw=365)を使用した。
【0028】(比較例−1)第0世代〜第3世代のSt
arbust(PAMAM)dendrimers(A
ldrich社製、20wt%メタノール溶液)の溶媒
を留去し、エピコート828と1:1に混合したが、2
5℃では均一に相溶せず、30℃に加温したところ、不
均一のまま部分的にゲル化してしまった。
【0029】
【0030】
【発明の効果】本発明により、塗料、インキ等の被膜形
成材料用または封止剤、成形剤、接着剤、粘着剤用の成
分となる樹脂、硬化剤、また触媒として使用することが
でき、さらに置換基の導入率が低い場合には、水溶性で
あることから水系媒体のための有効な増粘剤または粘度
調節剤としても使用することができる星型または櫛状枝
分かれ脂肪族ポリアミノ化合物を得ることができる。特
にアクリル酸エステルの配合量を調節することにより、
脂肪族ポリアミノ化合物でありながらポットライフが長
く、高分子量でありながら粘度が低く、また他の樹脂系
との相溶性の良好なポリアミノ系化合物を得ることがで
きる。さらに、本発明の硬化性樹脂組成物は、実質的に
無溶剤型の塗料または成形材料、接着剤などとして使用
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 紀文 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンモニアまたは脂肪族アミノ基を有す
    るアミノ化合物(A)に(イ)メチルアクリレートを付
    加せしめ、(ロ)次に炭素数2〜12のアルキレンジア
    ミンによりエステルアミド交換反応を行なわせ、(ハ)
    さらに必要に応じて上記(イ)及び(ロ)の処理を1回
    以上繰り返すことにより得られる、1分子中に脂肪族1
    級アミノ基または2級アミノ基を2〜100個有する数
    平均分子量170〜10000のポリアミノ化合物
    (B)に下式(1)で示されるアクリル酸エステル
    (C)を付加させてなる星型または櫛状枝分かれ脂肪族
    ポリアミノ系化合物の製造方法。 CH2=CHCOO−R1 (1) (式中、R1は炭素数4〜50のアルキル基または(Cn
    2nO)m2 (R2は炭素数1〜5のアルキル基、nは
    1〜3の整数、mは1〜25の整数をそれぞれ表す。)
    を表す。)
  2. 【請求項2】 ポリアミノ化合物(B)が有するアミノ
    基由来の活性水素の化学当量とアクリル酸エステル
    (C)が有するビニル基の化学当量が1:0.02〜
    0.98となるような比率で(B)と(C)を付加して
    なる請求項1記載の星型または櫛状枝分かれ脂肪族ポリ
    アミノ系化合物。
  3. 【請求項3】 数平均分子量200〜100000で、
    粘度1000P(50℃)以下の液状であることを特徴
    とする請求項1または2記載の星型または櫛状枝分かれ
    脂肪族ポリアミノ系化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3で得られる星型または
    櫛状枝分かれ脂肪族ポリアミノ系化合物とエポキシ基含
    有樹脂(D)からなる硬化性樹脂組成物。
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