JPH08268988A - アミノベンズアミド化合物とその製法 - Google Patents
アミノベンズアミド化合物とその製法Info
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- JPH08268988A JPH08268988A JP7555995A JP7555995A JPH08268988A JP H08268988 A JPH08268988 A JP H08268988A JP 7555995 A JP7555995 A JP 7555995A JP 7555995 A JP7555995 A JP 7555995A JP H08268988 A JPH08268988 A JP H08268988A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗潰瘍剤、不定愁訴改善作用として有用であ
る、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル
カルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベンズアミド
[最終化合物]の製法について、人体に無毒の溶媒を用
いて副生成物の生成量が少ない、工業的製造方法および
その合成中間体を提供することである。 【構成】 (1)合成中間体として(ヨ−ドアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミンを提供する。 (2)3,4−ジメトキシフェネチルアミンに、水に難
溶性であって室温で液体であるケトンまたはアルコ−ル
の存在下で、アセチル化させて、N−(クロロアセチ
ル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミンを生成さ
せ、次にその生成物を同溶媒下で、ヨウ化水素酸塩を反
応させ、N−(ヨ−ドアセチル)−3,4−ジメトキシ
フェネチルアミンを生成させ、その生成物に、3−アミ
ノ−N−メチルベンズアミドと反応させ、一水和物を経
て結晶化した上記の最終化合物を製造する方法。
る、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル
カルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベンズアミド
[最終化合物]の製法について、人体に無毒の溶媒を用
いて副生成物の生成量が少ない、工業的製造方法および
その合成中間体を提供することである。 【構成】 (1)合成中間体として(ヨ−ドアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミンを提供する。 (2)3,4−ジメトキシフェネチルアミンに、水に難
溶性であって室温で液体であるケトンまたはアルコ−ル
の存在下で、アセチル化させて、N−(クロロアセチ
ル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミンを生成さ
せ、次にその生成物を同溶媒下で、ヨウ化水素酸塩を反
応させ、N−(ヨ−ドアセチル)−3,4−ジメトキシ
フェネチルアミンを生成させ、その生成物に、3−アミ
ノ−N−メチルベンズアミドと反応させ、一水和物を経
て結晶化した上記の最終化合物を製造する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の製造法は、不定愁訴改善
剤、抗ガストリン剤としてのアミノベンズアミドの工業
的製法およびその合成中体に関する。
剤、抗ガストリン剤としてのアミノベンズアミドの工業
的製法およびその合成中体に関する。
【0002】
【従来の技術】抗潰瘍作用及び不定愁訴改善作用を有す
る、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル
カルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベンズアミド
(以下、[7]と略す。)の製造法については、クロロ
ホルム、ジクロロエタン等の溶媒を使用し、また、反応
中間体として[7]の塩酸塩を経由して得る方法が知ら
れている(特公平4−37073号公報)。
る、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル
カルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベンズアミド
(以下、[7]と略す。)の製造法については、クロロ
ホルム、ジクロロエタン等の溶媒を使用し、また、反応
中間体として[7]の塩酸塩を経由して得る方法が知ら
れている(特公平4−37073号公報)。
【0003】しかしながら、この製造法は、いわゆる二
量体である、3−ビス[2−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチル
ベンズアミド(以下、[8]と略す。)の副生成物が増
加する等の、工業的製法としては不利な点が多かった。
量体である、3−ビス[2−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチル
ベンズアミド(以下、[8]と略す。)の副生成物が増
加する等の、工業的製法としては不利な点が多かった。
【0004】そこで、多量の塩素系溶媒を用いることに
より、また、塩酸塩を経由することにより、副生成物を
除去する方法が工夫されていた。このような塩素系溶媒
を多量用いる方法は、製造に従事する作業者のみなら
ず、廃液処理においても環境に対する安全性が懸念され
るという問題点があった。
より、また、塩酸塩を経由することにより、副生成物を
除去する方法が工夫されていた。このような塩素系溶媒
を多量用いる方法は、製造に従事する作業者のみなら
ず、廃液処理においても環境に対する安全性が懸念され
るという問題点があった。
【0005】そこで、本発明においては、副生成生物の
生成を抑制し、健康上・環境上問題のある溶媒を使用し
ない化合物[7]の合成方法が求められていた。
生成を抑制し、健康上・環境上問題のある溶媒を使用し
ない化合物[7]の合成方法が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、3−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモ
イルメチル]アミノ−N−メチルベンズアミド[7]の
製法について、環境および人体にとって安全性の高い溶
媒の使用、副生成物が少なく、収率のよい製法を提供す
ることである。
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモ
イルメチル]アミノ−N−メチルベンズアミド[7]の
製法について、環境および人体にとって安全性の高い溶
媒の使用、副生成物が少なく、収率のよい製法を提供す
ることである。
【0007】
(1)本発明は、N−(ヨ−ドアセチル)−3,4−ジ
メトキシフェネチルアミン([4]と略す。)に関す
る。
メトキシフェネチルアミン([4]と略す。)に関す
る。
【0008】(2)本発明は、3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミン([1]と略す。)に、水に難溶性であっ
て室温で液体であるアルコ−ル([c]と略す。)又は
水に難溶性であって室温で液体であるケトン([b]と
略す。)を溶媒として用い、脱酸剤([a]と略す。)
とクロロアセチルハロゲナイド([2]と略す。)の添
加によりアシル化することを特徴とする、N−(クロロ
アセチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン
([3]と略す。)の製法に関する。
ネチルアミン([1]と略す。)に、水に難溶性であっ
て室温で液体であるアルコ−ル([c]と略す。)又は
水に難溶性であって室温で液体であるケトン([b]と
略す。)を溶媒として用い、脱酸剤([a]と略す。)
とクロロアセチルハロゲナイド([2]と略す。)の添
加によりアシル化することを特徴とする、N−(クロロ
アセチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン
([3]と略す。)の製法に関する。
【0009】(3)本発明は、N−(クロロアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[3]に、ヨウ
化水素酸塩、水に難溶性であって室温で液体であるケト
ン[b]を添加することを特徴とする、N−(ヨ−ドア
セチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン
([4]と略す。)の製法に関する。
−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[3]に、ヨウ
化水素酸塩、水に難溶性であって室温で液体であるケト
ン[b]を添加することを特徴とする、N−(ヨ−ドア
セチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン
([4]と略す。)の製法に関する。
【0010】(4)本発明は、N−(ヨ−ドアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]に、3−
アミノ−N−メチルベンズアミド([5]と略す。)、
脱酸剤([a]と略す。)及び水を加えて、反応させる
ことを特徴とする、3−[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチ
ルベンズアミド・一水和物(化合物[6]と略す。)の
製法に関する。
−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]に、3−
アミノ−N−メチルベンズアミド([5]と略す。)、
脱酸剤([a]と略す。)及び水を加えて、反応させる
ことを特徴とする、3−[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチ
ルベンズアミド・一水和物(化合物[6]と略す。)の
製法に関する。
【0011】(5)本発明は、3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミン[1]に、溶媒[b]又は溶媒[c]の存
在下で、脱酸剤[a]及びクロロアセチルハロゲナイド
[2]を添加し反応させて、N−(クロロアセチル)−
3,4−ジメトキシフェネチルアミン[3]を生成さ
せ、その生成物[3]に溶媒[b]又は[c]の存在下
で、ヨウ化水素酸塩[d]を反応させて、N−(ヨ−ド
アセチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン
[4]を生成させ、その生成物[4]に脱酸剤及び水の
存在下で、3−アミノ−N−メチルベンズアミド[5]
を添加し反応させて、3−[2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メ
チルベンズアミド・一水和物[6]を生成させ、その一
水和物[6]を含水エタノ−ルを溶媒として結晶化させ
る、ことを特徴とする、3−[2−(3,4−ジメトキ
シフェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−
メチルベンズアミド[7]の製法に関する。
ネチルアミン[1]に、溶媒[b]又は溶媒[c]の存
在下で、脱酸剤[a]及びクロロアセチルハロゲナイド
[2]を添加し反応させて、N−(クロロアセチル)−
3,4−ジメトキシフェネチルアミン[3]を生成さ
せ、その生成物[3]に溶媒[b]又は[c]の存在下
で、ヨウ化水素酸塩[d]を反応させて、N−(ヨ−ド
アセチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン
[4]を生成させ、その生成物[4]に脱酸剤及び水の
存在下で、3−アミノ−N−メチルベンズアミド[5]
を添加し反応させて、3−[2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メ
チルベンズアミド・一水和物[6]を生成させ、その一
水和物[6]を含水エタノ−ルを溶媒として結晶化させ
る、ことを特徴とする、3−[2−(3,4−ジメトキ
シフェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−
メチルベンズアミド[7]の製法に関する。
【0012】(6)本発明は、水に難溶性で室温で液体
であるアルコ−ル[c]が、4−メチル−2−ペンタノ
−ル[c1]である、上記(2)から(5)のずれかに
記載の製法に関する。
であるアルコ−ル[c]が、4−メチル−2−ペンタノ
−ル[c1]である、上記(2)から(5)のずれかに
記載の製法に関する。
【0013】(7)本発明は、水に難溶性で室温で液体
であるケトン[b]が、4−メチル−2−ペンタノン
[b1]である、上記(2)から(5)のずれかに記載
の製法に関する。
であるケトン[b]が、4−メチル−2−ペンタノン
[b1]である、上記(2)から(5)のずれかに記載
の製法に関する。
【0014】本発明に係る化合物は、N−(ヨ−ドアセ
チル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]で
ある。この化合物[4]は、3,4−ジメトキシフェネ
チルアミン[1]から,最終化合物である、3−[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモイルメ
チル]アミノ−N−メチルベンズアミド[7]を合成す
る工程における合成中間体として重要である。
チル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]で
ある。この化合物[4]は、3,4−ジメトキシフェネ
チルアミン[1]から,最終化合物である、3−[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモイルメ
チル]アミノ−N−メチルベンズアミド[7]を合成す
る工程における合成中間体として重要である。
【0015】化合物[1]から化合物[7]を合成する
方法について説明する。まず、化合物[1]から化合物
[3]を合成する工程、および、化合物[3]から化合
物[4]を合成する工程において用いる溶媒は、水に難
溶性であって室温で液体であるアルコ−ル[c]また
は、水に難溶性であって、室温で液体であるケトン
[b]を用ることが適当である。この溶媒を用いたこと
が、本発明の第一の特徴である。水に難溶性であって室
温で液体であるケトンの例として、4−メチル−2−ペ
ンタノン[b1]をあげることができ、また、水に難溶
性であり室温で液体であるアルコ−ルとしては、4−メ
チル−2−ペンタノ−ル[c1]を挙げることができ
る。
方法について説明する。まず、化合物[1]から化合物
[3]を合成する工程、および、化合物[3]から化合
物[4]を合成する工程において用いる溶媒は、水に難
溶性であって室温で液体であるアルコ−ル[c]また
は、水に難溶性であって、室温で液体であるケトン
[b]を用ることが適当である。この溶媒を用いたこと
が、本発明の第一の特徴である。水に難溶性であって室
温で液体であるケトンの例として、4−メチル−2−ペ
ンタノン[b1]をあげることができ、また、水に難溶
性であり室温で液体であるアルコ−ルとしては、4−メ
チル−2−ペンタノ−ル[c1]を挙げることができ
る。
【0016】従来は、この反応工程では、クロロホルム
等の塩素系溶媒を用いていたため、この種の合成反応に
従事する作業者にとって、健康上の問題があり、また、
反応終了後の廃液処理においても、取扱いを誤ると環境
に及ぼす重大な影響を与えるおそれがあった。本発明に
おいて、この段階の合成において、塩素系溶媒を用い
ず、水に難溶性であり室温で液体であるアルコ−ルまた
はケトン系溶媒を用いたことにより、健康上、および環
境上に及ぼす上記問題点が解決することができた。化合
物[3]から化合物[4]を合成する工程において用い
たヨウ化水素酸塩([d]と略す。)としては、ヨウ化
ナトリウム、ヨウ化カリウム等を用いることができる。
等の塩素系溶媒を用いていたため、この種の合成反応に
従事する作業者にとって、健康上の問題があり、また、
反応終了後の廃液処理においても、取扱いを誤ると環境
に及ぼす重大な影響を与えるおそれがあった。本発明に
おいて、この段階の合成において、塩素系溶媒を用い
ず、水に難溶性であり室温で液体であるアルコ−ルまた
はケトン系溶媒を用いたことにより、健康上、および環
境上に及ぼす上記問題点が解決することができた。化合
物[3]から化合物[4]を合成する工程において用い
たヨウ化水素酸塩([d]と略す。)としては、ヨウ化
ナトリウム、ヨウ化カリウム等を用いることができる。
【0017】本発明における最終化合物[7]を製造す
る方法における次の工程は、ヨウ素化の最適化および縮
合反応の最適化である。即ち、[3]にヨウ化水素酸塩
を加えて、加温し予め反応させた後、水、3−アミノ−
N−メチルベンズアミド[5]、脱酸剤[a]、亜硫酸
ナトリウムを加え、低い温度で反応させる工程を採用し
たことである。
る方法における次の工程は、ヨウ素化の最適化および縮
合反応の最適化である。即ち、[3]にヨウ化水素酸塩
を加えて、加温し予め反応させた後、水、3−アミノ−
N−メチルベンズアミド[5]、脱酸剤[a]、亜硫酸
ナトリウムを加え、低い温度で反応させる工程を採用し
たことである。
【0018】本発明における第二の特徴は、ヨウ化水素
酸塩を加えて反応させる温度を、70 ℃以上の高温に
加温して行い、次の工程である水、化合物[5]、脱酸
剤[a]、亜硫酸ナトリウムを加えた後の反応を、それ
よりも低い40〜50℃で行うという、二段階に反応温
度を変えて行うことを特徴としている。
酸塩を加えて反応させる温度を、70 ℃以上の高温に
加温して行い、次の工程である水、化合物[5]、脱酸
剤[a]、亜硫酸ナトリウムを加えた後の反応を、それ
よりも低い40〜50℃で行うという、二段階に反応温
度を変えて行うことを特徴としている。
【0019】このように反応温度を二段階に変えて行う
ことにより、副生成物であるビス体、3−ビス[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモイルメ
チル]アミノ−N−メチルベンズアミド[8]の生成を
抑制することができ、収量および品質の点で大きく改善
できたことである。次に、本発明の製造方法について工
程をおって、更に詳しく説明する。
ことにより、副生成物であるビス体、3−ビス[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモイルメ
チル]アミノ−N−メチルベンズアミド[8]の生成を
抑制することができ、収量および品質の点で大きく改善
できたことである。次に、本発明の製造方法について工
程をおって、更に詳しく説明する。
【0020】
【化1】 (ここで、Xはハロゲン原子、MIはヨウ化水素酸塩、
Mは金属原子、[a]は脱酸剤、[e]は水、[f]は
含水エタノ−ル、[b]は水に難溶性であって室温で液
体であるケトン、[c]は水に難溶性であって室温で液
体であるアルコ−ルを意味する。) 先ず、3,4−ジメトキシフェネチルアミン[1]に対
し、3〜3.5容量比(ml/g)の水、3〜9倍容量
比のケトン溶媒[b]、更に、脱酸剤を加え、1.2〜
2.0倍モル比のクロロアセチルハロゲナイド[2]を
加えて反応させる。この場合の溶媒は、例えば、4−メ
チル−2−ペンタノン[b1]が適当である。
Mは金属原子、[a]は脱酸剤、[e]は水、[f]は
含水エタノ−ル、[b]は水に難溶性であって室温で液
体であるケトン、[c]は水に難溶性であって室温で液
体であるアルコ−ルを意味する。) 先ず、3,4−ジメトキシフェネチルアミン[1]に対
し、3〜3.5容量比(ml/g)の水、3〜9倍容量
比のケトン溶媒[b]、更に、脱酸剤を加え、1.2〜
2.0倍モル比のクロロアセチルハロゲナイド[2]を
加えて反応させる。この場合の溶媒は、例えば、4−メ
チル−2−ペンタノン[b1]が適当である。
【0021】なお、この反応における脱酸剤[a]とし
ては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチ
ルアミンが使用可能で、その脱酸剤の量は3,4−ジメ
トキシフェネチルアミン[1]のアセチル化の際生じる
塩酸または臭化水素酸および過剰のクロロアセチルハロ
ゲナイド[2]が水解して生ずるクロロ酢酸と塩酸また
は臭化水素酸とを中和するために十分な量でなくてはな
らない。クロロアセチルハロゲナイド[2]としては、
クロロアセチルクロライド、クロロアセチルブロマイド
を挙げることができる。
ては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチ
ルアミンが使用可能で、その脱酸剤の量は3,4−ジメ
トキシフェネチルアミン[1]のアセチル化の際生じる
塩酸または臭化水素酸および過剰のクロロアセチルハロ
ゲナイド[2]が水解して生ずるクロロ酢酸と塩酸また
は臭化水素酸とを中和するために十分な量でなくてはな
らない。クロロアセチルハロゲナイド[2]としては、
クロロアセチルクロライド、クロロアセチルブロマイド
を挙げることができる。
【0022】反応終了後、分液操作により水層を除去
し、N−(クロロアセチル)−3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミン[3]のケトン[b]溶液を得る。この場
合の溶媒としては、4−メチル−2−ペンタノン
[b1]が適当である。
し、N−(クロロアセチル)−3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミン[3]のケトン[b]溶液を得る。この場
合の溶媒としては、4−メチル−2−ペンタノン
[b1]が適当である。
【0023】得られた、N−(クロロアセチル)−3,
4−ジメトキシフェネチルアミン[3]のケトン[b]
溶液を以降の縮合反応にそのまま用いる方法と、別の方
法としては、得られた[3]のケトン溶液を濃縮後、溶
媒をアルコ−ル溶媒[c]に置換し、以降の縮合反応を
行う方法がある。
4−ジメトキシフェネチルアミン[3]のケトン[b]
溶液を以降の縮合反応にそのまま用いる方法と、別の方
法としては、得られた[3]のケトン溶液を濃縮後、溶
媒をアルコ−ル溶媒[c]に置換し、以降の縮合反応を
行う方法がある。
【0024】なお、このときの溶媒の容量比は、3,4
−ジメトキシフェネチルアミン[1]に対し、13〜2
0倍になるようにすることが適当である。この溶媒に1
〜1.3倍モル比のヨウ化水素酸塩(例えば、ヨウ化ナ
トリウム)[d]、4〜5.5倍量比の水、2〜2.5
倍モル比の3−アミノ−N−メチルベンズアミド
[5]、更に、反応の際、生じる酸を中和するに十分な
量の脱酸剤[a](例えば、炭酸ナトリウム等)を加
え、縮合反応を行う。このとき、少量の亜硫酸ナトリウ
ムを加えてもよく、これにより遊離ヨウ素による着色を
抑えることができる。
−ジメトキシフェネチルアミン[1]に対し、13〜2
0倍になるようにすることが適当である。この溶媒に1
〜1.3倍モル比のヨウ化水素酸塩(例えば、ヨウ化ナ
トリウム)[d]、4〜5.5倍量比の水、2〜2.5
倍モル比の3−アミノ−N−メチルベンズアミド
[5]、更に、反応の際、生じる酸を中和するに十分な
量の脱酸剤[a](例えば、炭酸ナトリウム等)を加
え、縮合反応を行う。このとき、少量の亜硫酸ナトリウ
ムを加えてもよく、これにより遊離ヨウ素による着色を
抑えることができる。
【0025】また、この縮合反応において、まず、N−
(クロロアセチル)−3,4−ジメトキシフェネチルア
ミン[3]の前記溶液であるケトン[b]溶液をそのま
ま用いるか、または、アルコ−ルで置換した[c]溶液
として、1〜1.3倍量モル比のヨウ化水素酸塩を加え
ることにより反応し、N−(ヨ−ドアセチル)−3,4
−ジメトキシフェネチルアミン[4]が十分に生成した
ことを確認後、同様に、水、3−アミノ−N−メチルベ
ンズアミド[5]及び脱酸剤[a]を(好ましくは、亜
硫酸ナトリウム[g]をも追加して、)加え、40〜5
0℃で反応する。
(クロロアセチル)−3,4−ジメトキシフェネチルア
ミン[3]の前記溶液であるケトン[b]溶液をそのま
ま用いるか、または、アルコ−ルで置換した[c]溶液
として、1〜1.3倍量モル比のヨウ化水素酸塩を加え
ることにより反応し、N−(ヨ−ドアセチル)−3,4
−ジメトキシフェネチルアミン[4]が十分に生成した
ことを確認後、同様に、水、3−アミノ−N−メチルベ
ンズアミド[5]及び脱酸剤[a]を(好ましくは、亜
硫酸ナトリウム[g]をも追加して、)加え、40〜5
0℃で反応する。
【0026】縮合反応終了後、分液操作により水層を除
去する。更に、好ましくは、残った有機層に、酸を含む
水溶液を加え、過剰の3−アミノ−N−メチルベンズア
ミド[5]を抽出除去する操作を行う。
去する。更に、好ましくは、残った有機層に、酸を含む
水溶液を加え、過剰の3−アミノ−N−メチルベンズア
ミド[5]を抽出除去する操作を行う。
【0027】更に、好ましくは、有機層に水を加え、水
洗し、化合物[7]のケトン若しくは、アルコ−ル溶液
を得る。
洗し、化合物[7]のケトン若しくは、アルコ−ル溶液
を得る。
【0028】これらの溶液から、溶媒を一部濃縮除去
し、最終的には1.75〜3容量比の溶媒が残るように
する。この溶液に、2〜5容量の含水エタノ−ルを添加
し、冷却し晶析をする。得られた結晶を濾過後、冷却し
たエタノ−ルで洗浄し、化合物[7]の一水和物[6]
を得る。なお、抽出後の各水層はについては中和し一部
濃縮後、ケトン溶媒[b]またはアルコ−ル溶媒[c]
を用いて過剰の3−アミノ−N−メチルベンズアミド
[5]を抽出し、回収することができる。
し、最終的には1.75〜3容量比の溶媒が残るように
する。この溶液に、2〜5容量の含水エタノ−ルを添加
し、冷却し晶析をする。得られた結晶を濾過後、冷却し
たエタノ−ルで洗浄し、化合物[7]の一水和物[6]
を得る。なお、抽出後の各水層はについては中和し一部
濃縮後、ケトン溶媒[b]またはアルコ−ル溶媒[c]
を用いて過剰の3−アミノ−N−メチルベンズアミド
[5]を抽出し、回収することができる。
【0029】得られた化合物[7]の一水和物[6]に
80%以上のエタノ−ルを加え、加熱溶解後、活性炭を
加え、精製処理を行う。活性炭処理を行った溶液を濃縮
し、留出後の残エタノ−ル量が1.5〜2.8倍量とな
るようにする。この溶液を40〜50℃で2〜3時間攪
拌晶析を行い、続いて、20℃以下、好ましくは10℃
以下に冷却下で攪拌晶析を行う。この後、結晶を濾取
し、少量の冷却したエタノ−ルで洗浄する。得られた結
晶を乾燥し、最終化合物[7]を得る。
80%以上のエタノ−ルを加え、加熱溶解後、活性炭を
加え、精製処理を行う。活性炭処理を行った溶液を濃縮
し、留出後の残エタノ−ル量が1.5〜2.8倍量とな
るようにする。この溶液を40〜50℃で2〜3時間攪
拌晶析を行い、続いて、20℃以下、好ましくは10℃
以下に冷却下で攪拌晶析を行う。この後、結晶を濾取
し、少量の冷却したエタノ−ルで洗浄する。得られた結
晶を乾燥し、最終化合物[7]を得る。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明するが、本発明の
方法は以下の実施例に限定されるものではない。
方法は以下の実施例に限定されるものではない。
【0031】[実施例1]3,4−ジメトキシフェネチ
ルアミン[1]13.5kgに41リットルの水、12
2リットルの4−メチル−2−ペンタノン、7.1kg
の炭酸ナトリウムを加え撹拌し、冷却しながら、クロル
アセチルクロリド[2]を滴下し反応する。反応終了
後、分液操作により水層を除去しN−(クロロアセチ
ル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[3]の4
−メチル−2−ペンタノール溶液を得る。得られた、N
−(クロロアセチル)−3,4−ジメトキシフェネチル
アミン[3]の4−メチル−2−ペンタノン溶液を減圧
にて105リットルに濃縮し、濃縮残渣に4−メチル−
2−ペンタノール40リットルを2回に分け加え、さら
に、減圧濃縮し、溶媒を4−メチル−2−ペンタノール
に置換する。
ルアミン[1]13.5kgに41リットルの水、12
2リットルの4−メチル−2−ペンタノン、7.1kg
の炭酸ナトリウムを加え撹拌し、冷却しながら、クロル
アセチルクロリド[2]を滴下し反応する。反応終了
後、分液操作により水層を除去しN−(クロロアセチ
ル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[3]の4
−メチル−2−ペンタノール溶液を得る。得られた、N
−(クロロアセチル)−3,4−ジメトキシフェネチル
アミン[3]の4−メチル−2−ペンタノン溶液を減圧
にて105リットルに濃縮し、濃縮残渣に4−メチル−
2−ペンタノール40リットルを2回に分け加え、さら
に、減圧濃縮し、溶媒を4−メチル−2−ペンタノール
に置換する。
【0032】得られたN−(クロロアセチル)−3,4
−ジメトキシフェネチルアミンの濃縮残渣に163リッ
トルの4−メチル−2−ペンタノール、11.2kgの
ヨウ化ナトリウム、74リットルの水、5.14kgの
炭酸ナトリウム、22.42kgの3−アミノ−N−メ
チルベンズアミド[5]を加え48℃で18.5時間縮
合反応を行う。反応終了後、亜硫酸ナトリウム130g
を加え、30分撹拌し、分液操作により水層を除去す
る。さらに、有機層に希硫酸122リットル(硫酸とし
て4.9kg含有)を加え撹拌し分液し水層を除去する
ことにより過剰分の、3−アミノ−N−メチルベンズア
ミド[5]を除去する。再度、希硫酸61リットル(硫
酸として2.4kg含有)を用いて同様の操作を行う。
次に、炭酸ナトリウム570g及び、亜硫酸ナトリウム
140gを含む水溶液38リットルで有機層を洗浄し分
液操作を行う。最後に、水38リットルで有機層を洗浄
し分液操作を行い、化合物[7]の4−メチル−2−ペ
ンタノール溶液を得る。
−ジメトキシフェネチルアミンの濃縮残渣に163リッ
トルの4−メチル−2−ペンタノール、11.2kgの
ヨウ化ナトリウム、74リットルの水、5.14kgの
炭酸ナトリウム、22.42kgの3−アミノ−N−メ
チルベンズアミド[5]を加え48℃で18.5時間縮
合反応を行う。反応終了後、亜硫酸ナトリウム130g
を加え、30分撹拌し、分液操作により水層を除去す
る。さらに、有機層に希硫酸122リットル(硫酸とし
て4.9kg含有)を加え撹拌し分液し水層を除去する
ことにより過剰分の、3−アミノ−N−メチルベンズア
ミド[5]を除去する。再度、希硫酸61リットル(硫
酸として2.4kg含有)を用いて同様の操作を行う。
次に、炭酸ナトリウム570g及び、亜硫酸ナトリウム
140gを含む水溶液38リットルで有機層を洗浄し分
液操作を行う。最後に、水38リットルで有機層を洗浄
し分液操作を行い、化合物[7]の4−メチル−2−ペ
ンタノール溶液を得る。
【0033】得られた溶液を、留液が153リットルに
なるまで減圧で濃縮する。ここに、50%エタノール6
8リットルを加え8℃で一夜晶析する。スラリーを濾過
し、結晶を95%エタノール28リットルで洗浄し化合
物[7]の一水晶を得る(収量20.5kg)。
なるまで減圧で濃縮する。ここに、50%エタノール6
8リットルを加え8℃で一夜晶析する。スラリーを濾過
し、結晶を95%エタノール28リットルで洗浄し化合
物[7]の一水晶を得る(収量20.5kg)。
【0034】化合物[7]の一水晶を82リットルの9
5%エタノールに溶解し、活性炭1.0kgを加え脱色
する。活性炭を濾過し、さらに41リットルの95%エ
タノールで洗浄を行う。濾液を留液が93リットルにな
るまで濃縮しする。濃縮終了後、内温が47℃で3時間
晶析を行い、さらに10℃で3時間晶析をする。スラリ
ーを濾過し、30リットルの95%エタノールで洗浄を
行う。得られた化合物[7]の結晶を減圧で乾燥し化合
物[7]を得る(収量16.95kg、対3,4−ジメ
トキシフェネチルアミン収率61.1%)。
5%エタノールに溶解し、活性炭1.0kgを加え脱色
する。活性炭を濾過し、さらに41リットルの95%エ
タノールで洗浄を行う。濾液を留液が93リットルにな
るまで濃縮しする。濃縮終了後、内温が47℃で3時間
晶析を行い、さらに10℃で3時間晶析をする。スラリ
ーを濾過し、30リットルの95%エタノールで洗浄を
行う。得られた化合物[7]の結晶を減圧で乾燥し化合
物[7]を得る(収量16.95kg、対3,4−ジメ
トキシフェネチルアミン収率61.1%)。
【0035】[実施例2]3,4−ジメトキシフェネチ
ルアミン[1]13.5kgに41リットルの水、12
2リットルの4−メチル−2−ペンタノン、7.1kg
の炭酸ナトリウムを加え撹拌し、冷却しながら、クロル
アセチルクロリド[2]を滴下し反応する。反応終了
後、分液分液操作を行いN−(クロロアセチル)−3,
4−ジメトキシフェネチルアミン[3]の4−メチル−
2−ペンタノン溶液を得る。得られた、N−(クロロア
セチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミンの4−
メチル−2−ペンタノン溶液を減圧にて93リットルに
濃縮し、濃縮残渣に4−メチル−2−ペンタノール40
リットルを2回に分け加え、さらに、減圧濃縮し、溶媒
を4−メチル−2−ペンタノールに置換する。
ルアミン[1]13.5kgに41リットルの水、12
2リットルの4−メチル−2−ペンタノン、7.1kg
の炭酸ナトリウムを加え撹拌し、冷却しながら、クロル
アセチルクロリド[2]を滴下し反応する。反応終了
後、分液分液操作を行いN−(クロロアセチル)−3,
4−ジメトキシフェネチルアミン[3]の4−メチル−
2−ペンタノン溶液を得る。得られた、N−(クロロア
セチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミンの4−
メチル−2−ペンタノン溶液を減圧にて93リットルに
濃縮し、濃縮残渣に4−メチル−2−ペンタノール40
リットルを2回に分け加え、さらに、減圧濃縮し、溶媒
を4−メチル−2−ペンタノールに置換する。
【0036】得られたN−(クロロアセチル)−3,4
−ジメトキシフェネチルアミン[3]の濃縮残渣に41
リットルの4−メチル−2−ペンタノール、14.5k
gのヨウ化ナトリウム及び、0.14kgの亜硫酸ナト
リウムを加え、104℃で撹拌し、ヨウ素化を行い、N
−(ヨードアセチル)−3,4−ジメトキシフェネチル
アミン[4]の4−メチル−2−ペンタノン溶液を得
る。ここに、74リットルの水、5.14kgの炭酸ナ
トリウム、11.8kgの3−アミノ−N−メチルベン
ズアミド[5]、さらに、前ロットで使用した過剰の3
−アミノ−N−メチルベンズアミド[5]を回収した溶
液(3−アミノ−N−メチルベンズアミド12.9k
g、4−メチル−2−ペンタノールの81リットルを含
む溶液)を加え46℃で19時間縮合反応を行う。
−ジメトキシフェネチルアミン[3]の濃縮残渣に41
リットルの4−メチル−2−ペンタノール、14.5k
gのヨウ化ナトリウム及び、0.14kgの亜硫酸ナト
リウムを加え、104℃で撹拌し、ヨウ素化を行い、N
−(ヨードアセチル)−3,4−ジメトキシフェネチル
アミン[4]の4−メチル−2−ペンタノン溶液を得
る。ここに、74リットルの水、5.14kgの炭酸ナ
トリウム、11.8kgの3−アミノ−N−メチルベン
ズアミド[5]、さらに、前ロットで使用した過剰の3
−アミノ−N−メチルベンズアミド[5]を回収した溶
液(3−アミノ−N−メチルベンズアミド12.9k
g、4−メチル−2−ペンタノールの81リットルを含
む溶液)を加え46℃で19時間縮合反応を行う。
【0037】反応終了後、分液操作により水層を除去す
る。さらに、有機層に希硫酸122リットル(硫酸とし
て5.6kg含有)を加え撹拌し分液し水層を除去する
ことにより過剰分の3−アミノ−N−メチルベンズアミ
ド[5]を除去する。再度、希硫酸61リットル(硫酸
として2.7kg含有)を用いて、同様の操作を行う。
次に、炭酸ナトリウム570g及び、亜硫酸ナトリウム
140gを含む水溶液38リットルで有機層を洗浄し分
液操作を行う。最後に、水38リットルで有機層を洗浄
し分液操作を行い、化合物[7]の4−メチル−2−ペ
ンタノール溶液を得る。
る。さらに、有機層に希硫酸122リットル(硫酸とし
て5.6kg含有)を加え撹拌し分液し水層を除去する
ことにより過剰分の3−アミノ−N−メチルベンズアミ
ド[5]を除去する。再度、希硫酸61リットル(硫酸
として2.7kg含有)を用いて、同様の操作を行う。
次に、炭酸ナトリウム570g及び、亜硫酸ナトリウム
140gを含む水溶液38リットルで有機層を洗浄し分
液操作を行う。最後に、水38リットルで有機層を洗浄
し分液操作を行い、化合物[7]の4−メチル−2−ペ
ンタノール溶液を得る。
【0038】得られた溶液を、減圧で濃縮し、143リ
ットル留去する。ここに、60%エタノール68リット
ルを加え0℃で一夜晶析する。スラリーを濾過し、結晶
を95%エタノール28リットルで洗浄し、化合物
[7]の一水晶を得る(収量24.2kg)。
ットル留去する。ここに、60%エタノール68リット
ルを加え0℃で一夜晶析する。スラリーを濾過し、結晶
を95%エタノール28リットルで洗浄し、化合物
[7]の一水晶を得る(収量24.2kg)。
【0039】化合物[7]の一水晶を97リットルの9
5%エタノールに溶解し、活性炭1.2kgを加え脱色
する。活性炭を濾過し、さらに48リットルの5%含水
エタノールで洗浄を行う。濾液を残渣量が55リットル
になるまで濃縮する。濃縮終了後、内温が47℃で3時
間晶析を行い、さらに10℃で3時間晶析をする。スラ
リーを濾過し、36リットルの95%エタノールで洗浄
を行う。得られた、化合物[7]の結晶を減圧で乾燥し
化合物[7]を得る(収量20.7kg、対3,4−ジ
メトキシフェネチルアミン収率74.8%)。
5%エタノールに溶解し、活性炭1.2kgを加え脱色
する。活性炭を濾過し、さらに48リットルの5%含水
エタノールで洗浄を行う。濾液を残渣量が55リットル
になるまで濃縮する。濃縮終了後、内温が47℃で3時
間晶析を行い、さらに10℃で3時間晶析をする。スラ
リーを濾過し、36リットルの95%エタノールで洗浄
を行う。得られた、化合物[7]の結晶を減圧で乾燥し
化合物[7]を得る(収量20.7kg、対3,4−ジ
メトキシフェネチルアミン収率74.8%)。
【0040】[実施例3]N−(クロロアセチル)−
3,4−ジメトキシアミン[3]の2gに4−メメチル
−2−ペンタノンを30ミリリットル、ヨウ化ナトリウ
ム2.33gを加え、加熱還流下で1時間反応を行う。
反応液を冷却後、ここに、水50ミリリットル、炭酸水
素ナトリウム0.50g、及びクロロホルム100ミリ
リットルを加えて抽出を行う。得られた有機層に、更に
水30ミリリットルを加え、水洗抽出を行う。水洗の終
わった有機層は、エバポレ−タ−を用いて約30ミリリ
ットルまで濃縮する。析出した結晶を濾過し、N−(ヨ
−ドアセチル)−3,4−ジメトキシアミンの白色結晶
を得る(収量は、1.78g; 65.7%)。
3,4−ジメトキシアミン[3]の2gに4−メメチル
−2−ペンタノンを30ミリリットル、ヨウ化ナトリウ
ム2.33gを加え、加熱還流下で1時間反応を行う。
反応液を冷却後、ここに、水50ミリリットル、炭酸水
素ナトリウム0.50g、及びクロロホルム100ミリ
リットルを加えて抽出を行う。得られた有機層に、更に
水30ミリリットルを加え、水洗抽出を行う。水洗の終
わった有機層は、エバポレ−タ−を用いて約30ミリリ
ットルまで濃縮する。析出した結晶を濾過し、N−(ヨ
−ドアセチル)−3,4−ジメトキシアミンの白色結晶
を得る(収量は、1.78g; 65.7%)。
【0041】NMR(CDCl3)δ 2.78(2
H,t)3.51(2H,q)3.65(2H,s)
3.86(3H,s)3.88(3H,s)6.20
(1H,bs)6.73〜6.84(3H,m)
H,t)3.51(2H,q)3.65(2H,s)
3.86(3H,s)3.88(3H,s)6.20
(1H,bs)6.73〜6.84(3H,m)
【0042】[実施例4]3,4−ジメトキシフェネチ
ルアミン[1]200gに700ミリリットルの水、1
800ミリリットルの4−メチル−2−ペンタノン、1
05.3gの炭酸ナトリウムを加え撹拌しながら、16
2.0gクロルアセチルクロリド[2]を内温を27〜
32℃に保ちつつ滴下する。滴下終了後、30分撹拌し
反応を終了し、分液操作を行いN−(クロロアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミンの4−メチル−
2−ペンタノン溶液を得る。
ルアミン[1]200gに700ミリリットルの水、1
800ミリリットルの4−メチル−2−ペンタノン、1
05.3gの炭酸ナトリウムを加え撹拌しながら、16
2.0gクロルアセチルクロリド[2]を内温を27〜
32℃に保ちつつ滴下する。滴下終了後、30分撹拌し
反応を終了し、分液操作を行いN−(クロロアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミンの4−メチル−
2−ペンタノン溶液を得る。
【0043】得られた、N−(クロロアセチル)−3,
4−ジメトキシフェネチルアミン[3]の4−メチル−
2−ペンタノン溶液に198.5gのヨウ化ナトリウム
を加え還流下、1時間反応を行いN−(ヨードアセチ
ル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]の溶
液を得る。ここに、炭酸ナトリウム76.03g、亜硫
酸ナトリウム2.0gの3−アミノ−N−メチルベンズ
アミド[5]364.6g、前ロットで回収した化合物
[7]49.2g、水800ミリリットル、および、4
−メチル−2−ペンタノン1200ミリリットル、を加
え内温を45℃に保ち15.5時間撹拌反応する。反応
終了後、水層を分液留去し、得られた有機層に96%硫
酸として84.6gを含む希硫酸600ミリリットルを
加え撹拌後、分液し水層を留去することにより、過剰の
3−アミノ−N−メチルベンズアミド[5]を除く操作
を行う。続いて、有機層に水200ミリリットルを加え
撹拌後、分液水層除去を行う。さらに、有機層に炭酸ナ
トリウム6g、亜硫酸ナトリウム2gを含む水溶液20
0ミリリットルを加え撹拌後、同様に分液を行い、最後
に、水200ミリリットルを加え撹拌後、同様に分液を
行う。得られた溶液を、減圧にて濃縮し、溶媒を260
0ミリリットル留去する。ここに70%エタノール14
00ミリリットルを加え0℃で一夜晶析する。晶析終了
後、濾過し95%エタノール400ミリリットルで洗浄
し化合物[7]の一水晶を得る(収量316.73
g)。
4−ジメトキシフェネチルアミン[3]の4−メチル−
2−ペンタノン溶液に198.5gのヨウ化ナトリウム
を加え還流下、1時間反応を行いN−(ヨードアセチ
ル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]の溶
液を得る。ここに、炭酸ナトリウム76.03g、亜硫
酸ナトリウム2.0gの3−アミノ−N−メチルベンズ
アミド[5]364.6g、前ロットで回収した化合物
[7]49.2g、水800ミリリットル、および、4
−メチル−2−ペンタノン1200ミリリットル、を加
え内温を45℃に保ち15.5時間撹拌反応する。反応
終了後、水層を分液留去し、得られた有機層に96%硫
酸として84.6gを含む希硫酸600ミリリットルを
加え撹拌後、分液し水層を留去することにより、過剰の
3−アミノ−N−メチルベンズアミド[5]を除く操作
を行う。続いて、有機層に水200ミリリットルを加え
撹拌後、分液水層除去を行う。さらに、有機層に炭酸ナ
トリウム6g、亜硫酸ナトリウム2gを含む水溶液20
0ミリリットルを加え撹拌後、同様に分液を行い、最後
に、水200ミリリットルを加え撹拌後、同様に分液を
行う。得られた溶液を、減圧にて濃縮し、溶媒を260
0ミリリットル留去する。ここに70%エタノール14
00ミリリットルを加え0℃で一夜晶析する。晶析終了
後、濾過し95%エタノール400ミリリットルで洗浄
し化合物[7]の一水晶を得る(収量316.73
g)。
【0044】化合物[7]の一水晶313.8gに5%
含水エタノール1255ミリリットルに加温溶解する。
ここに、活性炭15.7gを添加し脱色する。次ぎに活
性炭を濾過しさらに628ミリリットルの5%含水エタ
ノールで洗浄を行う。濾液を濃縮し留液を1400ミリ
リットル取る。濃縮終了後、内温が45℃で3時間晶析
を行い、さらに7℃で3時間晶析をする。スラリーを濾
過し、470ミリリットルの5%含水エタノールで洗浄
を行う。得られた、化合物[7]の結晶を減圧で乾燥し
化合物[7]を得る(収量271.8g、対3,4−ジ
メトキシフェネチルアミン[1]収率66.3%)。
含水エタノール1255ミリリットルに加温溶解する。
ここに、活性炭15.7gを添加し脱色する。次ぎに活
性炭を濾過しさらに628ミリリットルの5%含水エタ
ノールで洗浄を行う。濾液を濃縮し留液を1400ミリ
リットル取る。濃縮終了後、内温が45℃で3時間晶析
を行い、さらに7℃で3時間晶析をする。スラリーを濾
過し、470ミリリットルの5%含水エタノールで洗浄
を行う。得られた、化合物[7]の結晶を減圧で乾燥し
化合物[7]を得る(収量271.8g、対3,4−ジ
メトキシフェネチルアミン[1]収率66.3%)。
【0045】
【発明の効果】本発明の化合物N−(ヨ−ドアセチル)
−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]は、最終
化合物、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベンズア
ミド[7]を得るための合成中間体として重要である。
化合物[1]3,4−ジメトキシフェネチルアミンか
ら、最終化合物[7]を合成する工程において、本発明
の合成方法を採用することにより、環境に対する安全性
が懸念される塩素系溶媒の使用を回避することができ
た。 また、化合物[4]を十分生成させた後の縮合反
応時の温度の最適化、および、化合物[7]の一水和物
を経由する精製法により、副生成物の3−ビス[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモイルメ
チル]アミノ−N−メチルベンズアミド[8]の少ない
高品質でかつ高収量にて、化合物[7]を工業的に製造
することが可能となった。
−3,4−ジメトキシフェネチルアミン[4]は、最終
化合物、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベンズア
ミド[7]を得るための合成中間体として重要である。
化合物[1]3,4−ジメトキシフェネチルアミンか
ら、最終化合物[7]を合成する工程において、本発明
の合成方法を採用することにより、環境に対する安全性
が懸念される塩素系溶媒の使用を回避することができ
た。 また、化合物[4]を十分生成させた後の縮合反
応時の温度の最適化、および、化合物[7]の一水和物
を経由する精製法により、副生成物の3−ビス[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチルカルバモイルメ
チル]アミノ−N−メチルベンズアミド[8]の少ない
高品質でかつ高収量にて、化合物[7]を工業的に製造
することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 237/30 9547−4H C07C 237/30 (72)発明者 川波 光太郎 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センタ−内
Claims (7)
- 【請求項1】 N−(ヨードアセチル)−3,4−ジメ
トキシフェネチルアミン。 - 【請求項2】 3,4−ジメトキシフェネチルアミン
に、水に難溶性であって室温で液体であるアルコ−ル又
は水に難溶性であって室温で液体であるケトンを溶媒と
して用い、脱酸剤とクロロアセチルハロゲナイドの添加
によりアシル化することを特徴とする、N−(クロロア
セチル)−3,4−ジメトキシフェネチルアミンの製
法。 - 【請求項3】 N−(クロロアセチル)−3,4−ジメ
トキシフェネチルアミンに、ヨウ化水素酸塩、水に難溶
性であって室温で液体であるケトンを添加して反応する
ことを特徴とする、N−(ヨ−ドアセチル)−3,4−
ジメトキシフェネチルアミンの製法。 - 【請求項4】 N−(ヨ−ドアセチル)−3,4−ジメ
トキシフェネチルアミンに、3−アミノ−N−メチルベ
ンズアミド、脱酸剤および水を加えて反応させることを
特徴とする、3−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチルベ
ンズアミド・一水和物の製法。 - 【請求項5】 3,4−ジメトキシフェネチルアミン
に、水に難溶性であって室温で液体であるアルコ−ル又
は水に難溶性であって室温で液体であるケトンの存在下
で、脱酸剤及びクロロアセチルハロゲナイドを添加し反
応させて、N−(クロロアセチル)−3,4−ジメトキ
シフェネチルアミンを生成させて、その生成物に、水に
難溶性であって室温で液体であるケトンまたは水に難溶
性であって室温で液体であるアルコ−ルの存在下で、ヨ
ウ化水素酸塩を反応させて、N−(ヨ−ドアセチル)−
3,4−ジメトキシフェネチルアミンを生成させ、その
生成物に脱酸剤及び水の存在下で、3−アミノ−N−メ
チルベンズアミドと反応させ、3−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ
−N−メチルベンズアミド・一水和物を生成させ、その
一水和物を含水エタノ−ルを溶媒として結晶化させる、
ことを特徴とする、3−[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)エチルカルバモイルメチル]アミノ−N−メチ
ルベンズアミドの製法。 - 【請求項6】 水に難溶性で室温で液体であるアルコ
−ルが、4−メチル−2−ペンタノ−ルである、請求項
2から5のいずれか1項に記載の製法。 - 【請求項7】 水に難溶性で室温で液体であるケトン
が、4−メチル−2−ペンタノンである、請求項2から
5のいずれか1項に記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7555995A JPH08268988A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | アミノベンズアミド化合物とその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7555995A JPH08268988A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | アミノベンズアミド化合物とその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08268988A true JPH08268988A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13579668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7555995A Pending JPH08268988A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | アミノベンズアミド化合物とその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08268988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247753A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | 4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−n−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミドの製造方法 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7555995A patent/JPH08268988A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247753A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | 4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−n−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミドの製造方法 |
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