JPH0616640A - 2−メルカプトピリジン類の製造方法 - Google Patents

2−メルカプトピリジン類の製造方法

Info

Publication number
JPH0616640A
JPH0616640A JP21194892A JP21194892A JPH0616640A JP H0616640 A JPH0616640 A JP H0616640A JP 21194892 A JP21194892 A JP 21194892A JP 21194892 A JP21194892 A JP 21194892A JP H0616640 A JPH0616640 A JP H0616640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
esters
mercaptopyridines
formula
ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21194892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshizawa
博 吉澤
Katsumi Murakami
勝美 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP21194892A priority Critical patent/JPH0616640A/ja
Publication of JPH0616640A publication Critical patent/JPH0616640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyridine Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は農薬、医薬等の中間原料として有用
な2−メルカプトピリジン類の製造方法を提供するにあ
り、本発明によれば簡便な反応操作により高い収率で目
的物を工業的有利に製造することができる。 【構成】 溶媒の存在下2−ハロゲノピリジン類、その
カルボン酸塩またはエステルとチオ硫酸ナトリウムまた
はチオ硫酸カリウムとを反応させてピリジン−2−イル
チオ硫酸エステル類、そのカルボン酸塩またはエステル
を生成し、次いでこのものとプロトン酸とを反応させて
2−メルカプトピリジン類、そのカルボン酸塩またはエ
ステルを製造することを特徴とする2−メルカプトピリ
ジン類の製造方法ならびに前記ピリジン−2−イルチオ
硫酸エステル類、そのカルボン酸塩またはエステル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農薬、医薬等の中間原料
として有用な2−メルカプトピリジン類の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、2−メルカプトニコチン酸のよう
な2−メルカプトピリジン類は2−クロロニコチン酸と
チオ尿素とを反応させ更に塩酸水溶液と反応させてその
チウロニウム塩を生成し次いでこのものをカセイソーダ
水溶液で処理して2−メルカプトニコチン酸を製造する
方法が知られており、また2−クロロニコチン酸と水硫
化ソーダとをジメチルスルホキシド、アルコールのよう
な極性溶媒中で反応させて2−メルカプトニコチン酸を
製造する方法も知られているが、前者はチウロニウム塩
が混入し、精製・分離が困難であり、また後者も収率が
低く溶媒の回収・再使用が困難であるためいずれも工業
的実施には難点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2−ハロゲノピリジン
類から2−メルカプトピリジン類などを製造する方法に
おいては従来の方法に比し、目的物の収率が高く、反応
操作、目的物の精製・分離操作も簡便な工業的実施に適
した方法の出現が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者達は2−クロロ
ニコチン酸のような2−ハロゲノピリジン類などとチオ
硫酸アルカリ金属塩とを反応させ次いでプロトン酸で処
理したところ、目的物の2−メルカプトニコチン酸のよ
うな2−メルカプトピリジン類などを良好に生成し、従
来技術の工業的実施面における前述の難点を解決できる
ことを見出した。即ち本発明は、溶媒の存在下一般式
(I)
【0005】
【化5】
【0006】(式中Xはトリフルオロメチル基またはカ
ルボキシル基であり、Halはハロゲン原子である)で
表わされる2−ハロゲノピリジン類、そのカルボン酸塩
またはエステルとチオ硫酸ナトリウムまたはチオ硫酸カ
リウムとを反応させて一般式(II)
【0007】
【化6】
【0008】(式中Mはナトリウムまたはカリウムであ
り、Xは前述のとおりである)で表わされるピリジン−
2−イルチオ硫酸エステル類、そのカルボン酸塩または
エステルを生成し、次いでこのものとプロトン酸とを反
応させて一般式(III)
【0009】
【化7】
【0010】(式中Xは前述のとおりである)で表わさ
れる2−メルカプトピリジン類、そのカルボン酸塩また
はエステルを製造する方法に関し、また前記一般式(I
I)で表わされるピリジン−2−イルチオ硫酸エステル
類、そのカルボン酸塩またはエステルにも関する。
【0011】前述の一般式(I)〜(III)において
Halで表わされるハロゲン原子としては弗素、塩素、
臭素、沃素が挙げられるが、なかでも塩素が望ましく、
また前述の一般式(I)〜(III)に係るカルボン酸
塩またはエステルとは各式中のXがカルボキシル基であ
るカルボン酸の塩またはそのエステルを意味し、例えば
前者としてはナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属、アンモニウムなどの塩が挙げられ、後者としてはメ
チル、エチルなどのアルキル、フェニルなどのエステル
が挙げられる。
【0012】本発明においては一般に、原料物質である
2−ハロゲノピリジン類、そのカルボン酸塩またはエス
テルとチオ硫酸ナトリウムまたはそのカリウムとを溶媒
中に溶解ないし分散させ、撹拌下に加熱して反応させ
る。溶媒としては水:メタノール、エタノールなどのア
ルコール類:アセトニトリル、プロピオニトリルなどの
ニトリル類:酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類
などが挙げられるが、水、アルコール類が望ましく、な
かでも水が望ましい。
【0013】原料物質および溶媒の使用量はそれらの種
類、反応条件、反応方法などの相違により異なり一概に
規定できないが、2−ハロゲノピリジン類、そのカルボ
ン酸塩またはエステル1モル当り、チオ硫酸ナトリウム
またはそのカリウムは1〜10モル望ましくは1.5〜
4モルであり、また溶媒は1〜100重量部望ましくは
4〜10重量部である。また他の反応条件も同様に一概
に規定できないが、反応温度は20〜180℃望ましく
は70℃〜還流温度であり、反応時間は0.5〜5時間
であるが、反応の終了は反応物をサンプリングして原料
物質の2−ハロゲノピリジン類、そのカルボン酸塩また
はエステルが消失したことを確認することにより行なっ
てもよい。この反応によれば所謂ブンテの塩といわれる
前述のピリジン−2−イルチオ硫酸エステル類、そのカ
ルボン酸塩またはエステルが良好に生成する。このもの
は反応物を精製し一旦単離してもよいが、通常そのまま
次の反応工程に供せられる。
【0014】次に前述のブンテの塩はプロトン酸で処理
することにより目的の2−メルカプトピリジン類、その
カルボン酸塩またはエステルを生成する。この反応では
前述の反応工程の場合と同様の溶媒および反応温度を用
いると簡便であるが、必要ならば異なったものを使用し
てもよい。この反応工程で使用されるプロトン酸として
は塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸、蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、安息香酸などの有機カルボン酸が挙げられる
が、望ましくは鉱酸であり、なかでも塩酸が望ましい。
このプロトン酸の使用量もブンテの塩、プロトン酸、溶
媒の種類、他の反応条件、反応方法などの相違により異
なり一概に規定できないが、ブンテの塩1モル当り0.
01〜3モル望ましくは0.05〜1モルである。この
反応は普通0.1〜4時間で終了するが、前述の反応工
程の場合と同様サンプリングしてブンテの塩の消失を確
認することにより反応を終了してもよい。この反応物は
通常の精製・分離手段を施すことにより容易に目的物を
取得することができる。例えば反応物の冷却、濾過、水
洗、乾燥により目的物の2−メルカプトニコチン酸を収
率90%以上で取得することができる。次に本発明の実
施例を記載する。
【0015】
【実施例】
実施例1 撹拌機、冷却管および温度計を備えた200ml容フラ
スコに、2−クロロニコチン酸10g、水60mlおよ
びチオ硫酸ナトリウム5水塩31.5gを仕込み、フラ
スコの内温を100〜105℃の還流条件下で反応させ
た。2時間後、サンプリングして高速液体クロマトグラ
フィーで分析したところ、2−メルカプトニコチン酸9
2.8%、ニコチン酸−2−イルチオ硫酸エステルナト
リウム塩4.5%を含むが、2−クロロニコチン酸が消
失していたので、この中に35%塩酸水溶液1gを同温
度で添加した。再度高速液体クロマトグラフィーで分析
したところ、2−メルカプトニコチン酸97.9%を含
むが前記チオ硫酸エステルナトリウム塩を含まないこと
が判った。反応物を室温迄冷却し、濾過して水30ml
で洗浄し、乾燥して2−メルカプトニコチン酸11.1
gを得た(1水塩として粗収率106.6%)。*カ
ールフィッシャー法による水分測定により水分が約5.
5%存在しており、これは1/2水塩に相当すると判断
した。
【0016】実施例2 攪拌機、冷却管および温度計を備えた5リットル容フラ
スコに、2−クロロニコチン酸315gおよび水1.5
リットルを仕込んで昇温し、100℃付近でチオ硫酸ナ
トリウム5水塩496gを水0.5リットルに溶解した
ものを約1時間かけて徐々に滴下した。反応温度100
〜105℃でさらに2時間反応させた後サンプリングし
て高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、2−
クロロニコチン酸が消失していたので、この中に35%
塩酸水溶液20gを同温度で添加した。反応物を室温迄
冷却し、濾過して水1リットルで洗浄し、乾燥して2−
メルカプトニコチン酸382.8gを得た(1水塩とし
て粗収率116.7%)。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば2−ハロゲノピリジン
類、そのカルボン酸塩またはエステルから安価な原料を
用い簡便な反応操作により2−メルカプトピリジン類、
そのカルボン酸塩またはエステルを高い収率で製造する
ことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒の存在下一般式(I) 【化1】 (式中Xはトリフルオロメチル基またはカルボキシル基
    であり、Halはハロゲン原子である)で表わされる2
    −ハロゲノピリジン類、そのカルボン酸塩またはエステ
    ルとチオ硫酸ナトリウムまたはチオ硫酸カリウムとを反
    応させて一般式(II) 【化2】 (式中Mはナトリウムまたはカリウムであり、Xは前述
    のとおりである)で表わされるピリジン−2−イルチオ
    硫酸エステル類、そのカルボン酸塩またはエステルを生
    成し、次いでこのものとプロトン酸とを反応させて一般
    式(III) 【化3】 (式中Xは前述のとおりである)で表わされる2−メル
    カプトピリジン類、そのカルボン酸塩またはエステルを
    製造することを特徴とする2−メルカプトピリジン類の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化4】 (式中Xはトリフルオロメチル基またはカルボキシル基
    であり、Mはナトリウムまたはカリウムである)で表わ
    されるピリジン−2−イルチオ硫酸エステル類、そのカ
    ルボン酸塩またはエステル。
JP21194892A 1992-06-30 1992-06-30 2−メルカプトピリジン類の製造方法 Pending JPH0616640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21194892A JPH0616640A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 2−メルカプトピリジン類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21194892A JPH0616640A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 2−メルカプトピリジン類の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0616640A true JPH0616640A (ja) 1994-01-25

Family

ID=16614353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21194892A Pending JPH0616640A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 2−メルカプトピリジン類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0616640A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114940662A (zh) * 2022-06-21 2022-08-26 湖北广富林生物制剂有限公司 一种烟嘧磺胺的制备方法
CN116124926A (zh) * 2022-12-20 2023-05-16 华道(上海)生物医药有限公司 一种测定质粒中2-巯基吡啶含量的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114940662A (zh) * 2022-06-21 2022-08-26 湖北广富林生物制剂有限公司 一种烟嘧磺胺的制备方法
CN116124926A (zh) * 2022-12-20 2023-05-16 华道(上海)生物医药有限公司 一种测定质粒中2-巯基吡啶含量的方法
CN116124926B (zh) * 2022-12-20 2024-05-03 华道(上海)生物医药有限公司 一种测定质粒中2-巯基吡啶含量的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020097607A (ja) クロマノン誘導体の新規な製造方法
JPH0460990B2 (ja)
JPH0616640A (ja) 2−メルカプトピリジン類の製造方法
JPS58128369A (ja) o,o′−ジチオジ安息香酸の製法
JPH0610158B2 (ja) 3−フルオロ安息香酸類の製造方法
JPS63258442A (ja) テトラフルオロフタル酸の製造方法
JPH0623168B2 (ja) ベンゼンスルホニルクロリド誘導体の製造方法
JP2855871B2 (ja) チオリンゴ酸の製造方法
JP2708617B2 (ja) 4,4―ジアルキル置換チアゾリジンチオンの製造方法
JPH04217664A (ja) フルオロメチル置換ピペリジンカルボチオエート類の製造法
JPH0558944A (ja) 光学活性2−(4−ヒドロキシフエノキシ)プロピオン酸の製造法
JPS60100557A (ja) グアニジン誘導体の製造法
JPH0140832B2 (ja)
CN109081826B (zh) 氧化剂ibx的制备方法
JP2561500B2 (ja) ピリジン−2,3−ジカルボン酸誘導体の製造方法
JPS6127396B2 (ja)
JPH06107641A (ja) 1−(2−カルボキシフェニル)インダゾール誘導体の製造方法
KR890001997B1 (ko) 할로겐화 벤조산 유도체의 제조방법
UA147751U (uk) Спосіб отримання 3,4,5,6-тетрабром-о-сульфобензойного ангідриду
JPH07278047A (ja) アリールオキシプロピオン酸の製造法
JPS5916878A (ja) 2,4−ジヒドロキシ−3−アセチルキノリン類の製造方法
JP2003212863A (ja) ハロゲン化ケトンとチオホルムアミドとの縮合によるチアゾールの製造方法
JPH0713041B2 (ja) ハロゲノニトロベンゼン誘導体とその製造方法
JPS6316374B2 (ja)
JPH0629238B2 (ja) フエニルチオグリコ−ル酸誘導体の製造法