JPS5916878A - 2,4−ジヒドロキシ−3−アセチルキノリン類の製造方法 - Google Patents

2,4−ジヒドロキシ−3−アセチルキノリン類の製造方法

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JPS5916878A
JPS5916878A JP57126513A JP12651382A JPS5916878A JP S5916878 A JPS5916878 A JP S5916878A JP 57126513 A JP57126513 A JP 57126513A JP 12651382 A JP12651382 A JP 12651382A JP S5916878 A JPS5916878 A JP S5916878A
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JP
Japan
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compound
reaction
formula
acetylquinoline
alkali metal
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Pending
Application number
JP57126513A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Morinaka
盛中 泰洋
Akito Taniguchi
明人 谷口
Michiaki Takagi
高木 道章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Yuka Pharmaceutical Co Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Yuka Pharmaceutical Co Ltd
Fuji Chemical Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔■〕発明の背景 1、技術分野 本発明は、2.4−ジヒドロキシ−3−アセチルキノリ
ン化合物の製造法に関する。さらに具体的には、本発明
は、この化合物をその前駆体の閉環によって製造する際
に、使用する触媒に特徴を有する、該化合物の製造法に
関する。
本発明によって収率よく製造される2、4−ジヒドロキ
シ−3−アセチルキノリン化合物は、アレルギー性喘息
治療薬として有用な化合物の中間体として有用な゛もの
である(特開昭52−109000号公報参照)。
2、先行技術 下記の式(■′)および(■′)の化合物は公知である
(ここで、R′は炭素数1〜4のアルキル基)式(I′
)の化合物の製造法としては、下記のものが知られてい
る。
(イ)対応アニリン化合物とアセチル、ジエチルマロネ
ートとを反応させる方法(J、 Am、 Chem、 
Soc。
68.324 (1946) )。
(r+) 2.4− 、)ヒドロキシキノリンのフリー
デルクラフッアシル化反応による方法(薬学雑誌、71
゜1.100 (1951) )。
(ハ)式(1’)のN−アセトアセチルアンスラニル酸
誘導体をアルカリ金属才たはアルカリ土類金属の水酔化
物と接触させて閉環させる方法(西独特許公開公報19
24362号公報)。
これらの方法はそれなりに有意義なものであるが、本発
明者らの知るところでは何ら、かの問題点を包蔵してい
る。
すなわち、(イ)の方法は最適反応温度が200〜23
0℃であって、そのために特別の反応器を用いなければ
ならない。このことによる工程の煩雑さに加えて、収率
が30〜60チと低く、従っていずれの点からみても工
業的製法として難点がある。
この方法が低収率であるのは、反応が高温であることに
よるアセチルジエチルマロネートの分解および反応中間
体の分解を本質的に伴なうためである。
(ロ)の方法では、フリーデルクラフッ反応の本質から
、多量の塩酸ガスが発生し、まだ大量の塩化アルミニウ
ム使用に伴なう排水の処理が必要である。そのうえ、収
率も40%前後と低く、従っていずれの点からみてもこ
の方法は工業的に実施しうるものとはいえない。
(ハ)の方法は上記二点に比べて工業的製法として好都
合であるが、収率が60%前後とやけり低く、しかも生
成物の純度が低いので、次工程(たとえば、シュウ酸2
エステルとの反応による抗アレルギー性喘息治療用のキ
ノロピラン化合物の合成)に供しうるほどの品質を得よ
うとする場合には精製操作が必要となる。精製が必要と
いうことは、余泪な操作を実施しなければならないとい
う点で不利であるばかりでなく、2.4−ジヒト°ロキ
シキノリン化合物は一般に慣用の有機溶剤に離溶である
ところより操作そのものが実施困難であるという問題を
包蔵するものである。
〔ll’]発明の概要 本発明は上記の点に解決を与えることを目的とL2、N
−アセトアセチルアントラニル酸化合物の閉環反応をア
ルコラードの作用によって行なわせることによってこの
目的を達成しようとするものである。
従って、本発明による下記の式(1)の2.4−ジヒド
ロキシ−3−アセチルキノリン化合物の製造法は、下記
の式(1)のN−アセトアセチルアントラニル酸エステ
ル化合物をアルカリ金属低級アルコラードと接触させて
縮合環構造を形成させること、を特徴とするものである
(ここで、Xは炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜
5のアルコキシ基、総炭素数2〜6のアルコキシカルボ
ニル基、またはハロゲン原子を示し、nは0捷たけ1〜
4の整数であり、nが2以上の場合は複数個の又は同一
でも異なってもよい。Rは低級アルキル基を示す) このように、本発明では特定のアル5’51J剤を閉環
反応促進のため軽便用するのであるが、このアルカリ剤
によればt丘y定量的な収率でしかも高純度で目的物を
得ることができる。アルコラードは有機化学反応を促進
するアルカリ剤とし7ては公知のものであるが、本発明
で、対象とす4特定の反応に見られるアルコラードの効
果、すなわち短時間にはソ定量的な収率で高純度の目的
物が得られること、は前記諸公知例、特に(ハ)の方法
からは予期しえなかったものというべきである。
式(II)の化合物は、下記のように式(II)で示さ
れる互変異性体構造もとりうる。従って、本発明で1式
(n)の化合物−1といシ場合は、轟然に式(II)の
互変異性体を包含するものである。
■ (II)           (II)出発物質であ
る式(1)の化合物はX、nおよびRが前記した通りの
ものであるが、これらのうちで好ましい化合物kl’、
 nが0であるものおよびXがメチルであるもの(特に
、nが1または2であるもの)である。Rの低級アルキ
ルも、炭素数1〜5程度のものが適当である。
なお、出発化合物である式(I)のN−アセトアセチル
アントラニル酸エステル化合物は、対応アントラニル酸
化合物を常法によりエステル化し、・フケテンと反応さ
せることによって得ることができる。
2、 アルカリ剤 化合物(1)のアルコキシカルボニル置換基およびアセ
トアセチルアミノ基の部分を閉環させて既存のベンゼン
環に接した縮合環構造を形成させるために使用するアル
カリ剤は、本発明によればアルカリ金属低級アルコラー
ドである。
アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウ
ムを例示することができる。ナトリウムおよびカリウム
が代表的である。
低級アルコラードを形成する低級アルコールとしては、
炭素数へ1〜4程度のm個アルコールが適当である。
本発明で使用するアルコラードは、溶液ないし分散液の
形であってもよい。その場合の溶媒ないし分散媒は使用
アルコラードのアルコール部分と同一のアルコールであ
ることがふつうであろうが、他の有機溶媒であってもよ
い。
3、閉環反応 本反応で使用するアルコラードは、出発化合物である化
合物(1)に対して少なくとも等モル、特に2〜3倍モ
ル、程度の量を使用することが好ましい。
反応は溶媒中で行なうことが望せしい。反応開耳物質の
溶解性の点からはアルコール類、特に低級(01〜05
程度)−価アルコール、が好ましい。
オた、使用アルコラードのアルコール部分と同一のアル
コールであることがふつうである。反応温度との関連で
の沸点および扱い易さをも考慮すると、メタノールが好
適である。
反応は室温でも進行するが、加熱下に実施すれば反応時
間を短縮することができる。たとえば、使用する溶媒と
してメタノールを選んだ場合には、その沸点(64℃)
で還流下に反応を行なわせれば、加分程度という短時間
で反応を完結させることができる。々お、加熱温度の上
限は、200℃を越えること+dない。
式(II)で示される環化生成物は、常法に従って単離
回収することができる。生成物は一般に高純度であって
、再結晶等の精製操作なしで各種の反応の原料として利
用することができる。
実施例 実施例1 メタノール20mI中にソジウムメチラート0.4gお
よびN−アセトアセチルアントラニル酸メチル1gを加
えて、加分間還流させる。メタノールを減圧下に留去し
、残分に希塩酸を加えて酸性にし、沈殿物を濾過水洗後
、乾燥する。収量0.78g1収率95%、m−p24
4°〜24γCの2.4− +ジヒドロキシー3−アセ
チルキノリンが得られる。
GC純度98%。
水晶の構造は、従来法により別途合成された標品との混
融試験およびIRスペクトルにより同定(νCA6 =
 1650 cm−’、1640 cm”’ )された
実施例2 メタノール250m1中にソ・ジウムメチラート5,3
gおよび5−メチル−N−アセトアセチルアントラニル
酸エチル10gを加えて、(資)分間還流させる。
減圧下にエタノールを留去し、残分に希塩酸を加えて酸
性にし、沈殿物をr過、水洗後、乾燥する。
収F18 g、収率97チ、m、 p、 245〜25
3℃の5−メチル−2,4−ジヒドロキシ−3−アセチ
ルキノリンが得られる。GC純度= 97.5%。
水晶の構造は、従来法により別途合成された標品との混
融試験およびIRスペクトルにより同定された。
実施例3 5−メチル−N−アセトアセチルアンスラニル酸エチル
1gおよびソジウムメチラート0.4 gをエタノール
20m1に溶解し、室温下で17時間攪拌する。反応終
了後、エタノールを留去し、残留物に水を加え、希塩酸
で塩酸酸性とする。析出する結晶をiT3取し、水洗後
、乾燥して、0.59gの5−メチル−2,4−ジヒド
ロキシ−3−アセチルキノリンを得た。収率=71.5
%、GC純度=97.4%。
実施例4 5−メチル−N−アセトアセチルアンスラニル酸エチル
1gおよびソジウムメチラート2.2gをエタノール2
5m1に溶解し、加熱還流を加分行う。
反応終了後、エタノールを留去し、残留物に水を加え、
希塩酸で塩酸酸性とする。析出した結晶をr取し、水洗
後、乾燥して、0.7gの5−メチル  9−2,4−
ジヒドロキシ−3−アセチルキノリンを得た。収率=8
4%、GC純度=95.3%。
実施例5 5−メチル−N−アセトアセチルアンスラニル酸エチル
togおよびソジウムメトキシド8.52 gをメタノ
ール250 mlに溶解し、加熱還流を加分間行う。反
応終了後、メタノールを減圧下に留去し、残留物に水を
加え、希塩酸で酸性とする。析出した結晶をr取し、水
洗後、乾燥して、7.75gの5−メチル−2,4−、
ジヒドロキシ−3−アセチルキノリンを得た。収率=9
4チ、G、C純度=98%。
実施例6 :1.4−、:、7メチルーN−アセトアセチルアンス
ラニル酸エヂル川gおよびエチウ用メトキシド5.5g
をメタノール250m1に溶解し、30分間還流させる
。反応終了後、メタノールを減圧下に留去し、残留物に
水を加え、希塩酸で酸性とする。析出した結晶を〃」取
し、水洗後、乾燥して、7.9gの7.8−ジメチル−
2,4−ジヒrロキシー3−アセチルキノリンを得た(
収率94.7%)。m、 p、 =271.5℃、IR
はν。=。= 1630 cm−”、GC純度=98チ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の弐〇)のN−アセトアセチルアントラニル酸エス
    テル化合物をアルカリ金属低級アルコラードと接触させ
    て縮合環構造を形成させることを特徴とする、下記の式
    (II)の2.4−、)ヒドロキシ−3−アセチルキノ
    リン化合物の製造法。 (ここで、Xは炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1゛
    〜5のアルコキシ基、総炭素数2〜6のアルコキシカル
    ボニル基、またはハロゲン原子を示し、nは0または1
    〜4の整数であり、nが2以上の場合は複数個のXは同
    一でも異なってもよい。Rは低級アルキル基を示す)
JP57126513A 1982-07-20 1982-07-20 2,4−ジヒドロキシ−3−アセチルキノリン類の製造方法 Pending JPS5916878A (ja)

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