JPS6127396B2 - - Google Patents

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JPS6127396B2
JPS6127396B2 JP9958174A JP9958174A JPS6127396B2 JP S6127396 B2 JPS6127396 B2 JP S6127396B2 JP 9958174 A JP9958174 A JP 9958174A JP 9958174 A JP9958174 A JP 9958174A JP S6127396 B2 JPS6127396 B2 JP S6127396B2
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JP
Japan
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salt
methyl
carboxylic acid
acid
reaction
Prior art date
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Expired
Application number
JP9958174A
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English (en)
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JPS5126895A (en
Inventor
Hisayasu Ishimaru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANGYO KAGAKU KENKYU KYOKAI
Original Assignee
SANGYO KAGAKU KENKYU KYOKAI
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Filing date
Publication date
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Priority to CA234,036A priority patent/CA1061779A/en
Priority to US05/607,363 priority patent/US4022773A/en
Priority to FR7526397A priority patent/FR2283141A1/fr
Priority to GB35520/75A priority patent/GB1512660A/en
Priority to DE19752538387 priority patent/DE2538387A1/de
Priority to IE1885/75A priority patent/IE41657B1/en
Priority to CH1115875A priority patent/CH617203A5/de
Priority to NL7510247A priority patent/NL7510247A/xx
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Publication of JPS6127396B2 publication Critical patent/JPS6127396B2/ja
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  • Cephalosporin Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は7−アシルアミド−3−メチル−セ
フエム−4−カルボン酸のジアセチルメチルエス
テルを脱エステル化し対応するカルボン酸又はそ
の塩を得ることよりなる複素環カルボン酸の製造
法に関する。 更に詳しくは、この発明は一般式 (式中Aはアシルアミド基を意味する) で示される7−アシルアミド−3−メチル−セフ
エム−4−カルボン酸のジアセチルメチルエステ
ルを加水分解か求核性化合物の塩との処理で脱エ
ステル化し一般式 (式中Aは上記と同一意味) で示される7−アシルアミド−3−メチル−セフ
エム−4−カルボン酸又はその塩を得ることより
なる複素環カルボン酸の製造法に関する。 この発明の原料として用いられる一般式()
のエステルは新規の化合物で、例えばベニシリン
を3−ハロ−2・4−ペンタンジオンでエステル
化し、対応するS−オキシドにした後環拡大反応
を行い得られるセフアロスポリン誘導体を脱酸素
化して製造することができる。かようにペニシリ
ンからセフアロスポリン誘導体を合成的に得る場
合に、その間の反応を有利に行うことができ且つ
安価でその上所望の反応後の脱離が容易であるエ
ステルの開発が望まれていた。この発明の発明者
はかような目的に合致する新規エステルを見出す
ことに成功し、この発明はその脱エステル工程を
提供するものである。 この発明の一般式()のエステルの脱エステ
ル化は、加水分解か又は求核性化合物の塩との処
理により容易に行うことができる。 加水分解による脱エステル化は、一般にアルカ
リ性条件下で行うことが望ましい。そのPHは10以
下が好ましい。使用する塩基としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムなどが挙げられる。塩基は、ホウ酸緩
衝液、りん酸緩衝液として用いると好都合であ
る。反応温度は塩基の種類によつてことなるが室
温より若干高められた温度例えば約40〜70℃であ
つてもよい。しかしながら、通常は室温附近で行
うことができる。 求核性化合物の塩による脱エステル化は、通常
有機溶媒中常温で特に加熱や冷却を要することな
く撹拌する程度で容易に行うことができる。 しかしながら、求核性化合物の塩の種類によつ
ては若干温度を上げることが望まれる場合がある
が、その際少なくとも80℃以下がよい。 求核性化合物の塩とは、一般式()のエステ
ルのエステル部分を求核的に攻撃し、置換反応を
行う能力のあるものをいう。その代表例として
は、芳香族又は脂肪族のチオール、ジチオカルバ
ミン酸もしくはキサントゲン酸のそれぞれの塩が
挙げられる。具体的には、芳香族又は脂肪酸のチ
オール、ジチオカルバミン酸もしくはキサントゲ
ン酸とはチオフエノール及びその同族体、シクロ
ヘキシルメルカプタン及びその同族体;ジメチル
ジチオカルバミン酸、ジエチルジチオカルバミン
酸、シクロヘキシルジチオカルバミン酸、ジフエ
ニルジチオカルバミン酸及びこれらの同族体;エ
チルキサントゲン酸及びその同族体などがある。
又塩としては、上記の各化合物のナトリウムやカ
リウムのようなアルカリ金属との塩、ジメチルア
ミンやジエチルアミンのようなジアルキルアミン
との塩更にシクロヘキシルアミンとの塩が挙げら
れる。これらの中で最も好ましい例は、チオフエ
ノールのナトリウム塩もしくはシクロヘキシルア
ミン塩、又はジエチルチオカルバミン酸のナトリ
ウム塩もしくはジエチルアミン塩である。 こゝで使用する有機溶媒としては、一般式
()のエステルを溶解する能力があり反応に不
活性であればよい。その例としては、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、塩化エチレ
ン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、エチレ
ングリコールアルキルエステル、酢酸エチル、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピ
ルケトン、メチルイソブチルケトンなどが挙げら
れるが、これらに特に限定されるものではない。 又水の使用は除外されるものではない。 かくして得られる脱エステル体()は、一般
に△と△の混合物で精製しがたいので、過酸
化水素、過酢酸、メタクロル過安息香酸などの過
酸化物で酸化し、対応するS−オキシドとして精
製する方が有利である。 なお上記の反応で、使用した求核性化合物の塩
又は塩基により脱エステル体()の塩が生成し
た際には、常法により反応液を酸性化すれば遊離
のカルボン酸を得ることができる。 次にこの発明を実施例によつて説明するが、こ
れにより限定されるものではない。 参考例 6−フエニルアセタミドペニシラン酸(ペニシ
リンG)を3−ブロム−2・4−ペンタンジオン
でエステル化し、次いで40%過酢酸で酸化して得
られる6−フエニルアセタミドペニシラン酸ジア
セチルメチルエステルのスルホキシド4.5g(10
ミリモル)と2・2・2−トリクロロエチル−り
ん酸エステルのピリジン塩0.23gを無水のジオキ
サン20mlに加え、97〜100℃で加熱撹拌する。薄
層クロマトグラフイー(ベンゼン:酢酸エチル=
2:1、ヨー化アジド 加熱発色)で追跡する。
反応は約4〜6時間で終了する。反応液は減圧で
大部分の溶媒を留去し、塩化メチレン30mlを加え
氷水50ml中に投入する。PH7.5に調整し、有機層
を分け、水層は塩化メチレンで抽出する。塩化メ
チレン層をあわせ水洗後乾燥する。溶媒は少量の
シリカゲルで処理し、減圧留去する。残渣はエー
テルで処理すれば固化する。3.6g(収率84%)。
メタノールから再結晶して融点181〜183℃(分
解)の7−フエニルアセタミド−3−メチル−3
−セフエム−4−カルボン酸のジアセチルメチル
エステルを得た。別途合成品と物性は一致した。 IR(KBr):1765(β−ラクタム)、1750、
1730、1720、1660cm-1 UV λmax:262mμ 実施例 1 7−フエニルアセタミド−3−メチル−3−セ
フエム−4−カルボン酸のジアセチルメチルエス
テル0.43g(1ミリモル)をジメチルホルムアミ
ド2mlに溶かし、撹拌下チオフエノールのシクロ
ヘキシルアミン塩0.31g(1.5ミリモル)を加え
る。反応液は赤色を呈するが、そのまま撹拌を続
け、薄層クロマトグラフイー(ベンゼン:酢酸エ
チル=2:1、ヨー化アジド 加熱発色)で原料
が消失するまで反応される。約3時間を要する。
反応の終末には絮状の沈澱が析出する。これに酢
酸エチル5mlを加えると絮状沈澱は白色結晶とな
る。これを集め酢酸エチルで洗い乾燥して、7−
フエニルアセタミド−3−メチル−セフエム−4
−カルボン酸のシクロヘキシルアミン塩を0.38g
(収率86%)得た。本品を少量の水に懸濁し、塩
化メチレンを加え20%塩酸でPH2.0に調整し有機
層を分ける。水層を抽出し有機層は食塩水で洗
う。これに計算量の40%過酢酸を加え薄層クロマ
トグラフイーで反応を追跡し、必要があれば過酢
酸を追加し反応を終了させる。結晶は集めて塩化
メチレンで洗い乾燥する。母液は水洗し、乾燥後
溶媒を減圧で留去する。残渣はエーテルで処理す
れば結晶を得る。7−フエニルアセタミド−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボン酸−1−オ
キシドを0.27g(収率75%)得た。メタノールか
ら再結晶。融点182〜183℃(分解)。 IR(KBr):1785cm-1 UV λmax:264mμ 実施例 2 実施例1におけるチオフエノールのシクロヘキ
シルアミン塩の代りに下記の塩を用い、実施例1
に従つて反応させ処理して同様の目的物を得た。
【表】 ジチオカルバメート
ジエチルアミノ〓N,N〓ジエチ 2.5 74
ル〓ジチオカルバメート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Aはアシルアミド基を意味する) で示される7−アシルアミド−3−メチル−セフ
    エム−4−カルボン酸のジアセチルメチルエステ
    ルを加水分解か、求核性化合物の塩である、芳香
    族もしくは脂肪族のチオール又は任意に低級アル
    キル基で置換されたジチオカルバミン酸のアルカ
    リ金属塩もしくはアミン塩との処理で脱エステル
    化し一般式 (式中Aは上記と同一の意味) で示される7−アシルアミド−3−メチル−セフ
    エム−4−カルボン酸又はその塩を得ることを特
    徴とする複素環カルボン酸の製造法。
JP9958174A 1974-08-29 1974-08-29 Fukusokankarubonsan no seizoho Granted JPS5126895A (en)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9958174A JPS5126895A (en) 1974-08-29 1974-08-29 Fukusokankarubonsan no seizoho
CA234,036A CA1061779A (en) 1974-08-29 1975-08-25 Cephalosporin esters
US05/607,363 US4022773A (en) 1974-08-29 1975-08-25 Cephalosporin esters
FR7526397A FR2283141A1 (fr) 1974-08-29 1975-08-27 Esters de cephalosporine
GB35520/75A GB1512660A (en) 1974-08-29 1975-08-28 Cephalosporin esters
DE19752538387 DE2538387A1 (de) 1974-08-29 1975-08-28 In 3-stellung substituierte 7-acylamino-3-cephem-4-carbonsaeureester und deren 1-oxide und verfahren zu ihrer herstellung
IE1885/75A IE41657B1 (en) 1974-08-29 1975-08-28 New cephalospirin esters
CH1115875A CH617203A5 (ja) 1974-08-29 1975-08-28
NL7510247A NL7510247A (nl) 1974-08-29 1975-08-29 Cefalosporine-esters.

Applications Claiming Priority (1)

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JP9958174A JPS5126895A (en) 1974-08-29 1974-08-29 Fukusokankarubonsan no seizoho

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Publication Number Publication Date
JPS5126895A JPS5126895A (en) 1976-03-05
JPS6127396B2 true JPS6127396B2 (ja) 1986-06-25

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ID=14251058

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5985325A (ja) * 1982-11-08 1984-05-17 Sanyo Electric Co Ltd 軟性金属電極の製造法
JPH0724868B2 (ja) * 1987-05-29 1995-03-22 日本鋼管株式会社 電縫鋼管の製造方法及び装置
JPH0237294A (ja) * 1988-03-10 1990-02-07 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 伝熱管

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