JPH08254652A - 投影光学系 - Google Patents

投影光学系

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JPH08254652A
JPH08254652A JP7055979A JP5597995A JPH08254652A JP H08254652 A JPH08254652 A JP H08254652A JP 7055979 A JP7055979 A JP 7055979A JP 5597995 A JP5597995 A JP 5597995A JP H08254652 A JPH08254652 A JP H08254652A
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均 松澤
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Yutaka Suenaga
豊 末永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的大きな開口数を持ち、両側テレセント
リック性及び諸収差、特にディストーションの良好なる
補正が極めて広い露光領域において達成された高性能な
投影光学系の提供。 【構成】 本発明による投影光学系は、第1物体R側か
ら順に、正屈折力の第1レンズ群G1 と、負屈折力の第
2レンズ群G2 と、正屈折力の第3レンズ群G3と、負
屈折力の第4レンズ群G4 と、正屈折力の第5レンズ群
5 とを有するように構成される。そして、本発明は、
上述の構成に基づいて第1乃至第5レンズ群G1 〜G5
の好適な焦点距離範囲を見出したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1物体のパターンを
第2物体としての基板等に投影するための投影光学系に
関するものであり、特に、第1物体としてのレチクル
(マスク)上に形成された半導体用または液晶用のパタ
ーンを第2物体としての基板(ウェハ、プレート等)上
に投影露光するのに好適な投影光学系に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】集積回路のパターンの微細化が進むに従
って、ウェハの焼付けに用いられる投影光学系に対し要
求される性能もますます厳しくなってきている。このよ
うな状況の中で、投影光学系の解像力の向上について
は、露光波長λをより短くするか、あるいは投影光学系
の開口数(NA)を大きくする事が考えられる。
【0003】近年においては、転写パターンの微細化に
対応するために、露光用の光源は、g線(436nm) の露光
波長の光を発するものからi線(365nm) の露光波長の光
を発するものが主として用いられるようになってきてお
り、さらには、より短波長の光を発する光源、例えばエ
キシマレーザ(248nm,193nm)が用いられようとしてい
る。
【0004】そして、以上の各種の露光波長の光によっ
てレチクル上のパターンをウェハ上に投影露光するため
の投影光学系が提案されている。投影光学系において
は、解像力の向上と共に要求されるのは、像歪を少なく
することである。ここで、像歪とは、投影光学系に起因
するディストーション(歪曲収差)によるものの他、投
影光学系の像側で焼き付けられるウェハの反り等による
ものと、投影光学系の物体側で回路パターン等が描かれ
ているレチクルの反り等によるものがある。
【0005】近年ますます転写パターンの微細化が進
み、像歪の低減要求も一段と厳しくなってきている。そ
こで、ウェハの反りによる像歪への影響を少なくするた
めには、投影光学系の像側での射出瞳位置を遠くに位置
させる、所謂像側テレセントリック光学系が従来より用
いられてきた。
【0006】一方、レチクルの反りによる像歪の軽減に
ついても、投影光学系の入射瞳位置を物体面から遠くに
位置させる、所謂物体側テレセントリック光学系にする
ことが考えられ、またそのように投影光学系の入射瞳位
置を物体面から比較的遠くに位置させる提案がなされて
いる。それらの例としては、特開昭63−118115
号、特開平4−157412号、特開平5−17306
5号等のものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の各特許公報にて
提案された光学系の中には、物体側と像側とが共にテレ
セントリックである、所謂両側テレセントリック投影光
学系が開示されている。しかしながら、以上の各特許公
報にて提案されている両側テレセントリック投影光学系
では、露光領域が十分には広くなく、さらには各収差、
特にディストーションの補正が十分ではなかった。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、比較的大きな開口数を持ち、両側テレセン
トリック性及び諸収差、特にディストーションの良好な
る補正が極めて広い露光領域において達成された高性能
な投影光学系を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による投影光学系は、第1物体の像を第2
物体上に投影する投影光学系であって、第1物体側から
順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を
持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群
と、負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持
つ第5レンズ群とを有するように構成される。そして、
第1レンズ群の焦点距離をf1 、第2レンズ群の焦点距
離をf2 、第3レンズ群の焦点距離をf3 、第4レンズ
群の焦点距離をf4 、第5レンズ群の焦点距離をf5
第1レンズ群乃至第3レンズ群の合成焦点距離を
1-3 、第4レンズ群及び第5レンズ群の合成焦点距離
をf4-5 、第1物体から第2物体までの距離をLとする
とき、以下の条件を満足するように構成されるものであ
る。 (1) 0.1<f1 /f3 <17 (2) 0.1<f2 /f4 <14 (3) 0.01<f5 /L<0.8 (4) f1-3 /f4-5 <2.5 以上の構成に基づいて、第1物体から投影光学系全体の
第1物体側焦点までの軸上距離をIとし、第1物体から
第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足
することが好ましい。 (5) 1.0<I/L また、本発明において、第2レンズ群は、最も第1物体
側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を
持つ前方レンズと、最も第2物体側に配置されて第1物
体側に凹面を向けた負の屈折力を持つメニスカス形状の
後方レンズと、第2レンズ群中の前方レンズと第2レン
ズ群中の後方レンズとの間に配置される中間レンズ群を
含むように構成されることが好ましく、この中間レンズ
群は、第1物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レン
ズと、負の屈折力を持つ第2レンズと、負の屈折力を持
つ第3レンズとを少なくとも有するように構成されるこ
とが好ましい。そして、第2レンズ群中の第2レンズか
ら第3レンズまでの合成焦点距離をfn とし、第1物体
から第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を
満足することが好ましい。 (6) −1.4 <fn /L< −0.123
また、第5レンズ群は、両凹形状の負レンズと、この両
凹形状の負レンズの第 1物体側に隣接して配置されて第2物体側に凸面を向け
た第1正レンズと、両凹形状の負レンズの第2物体側に
隣接して配置されて第1物体側に凸面を向けた第2正レ
ンズとを含むように構成されることが好ましい。
【0010】また、第5レンズ群中の第1正レンズの凸
面の曲率半径をr5P1 第5レンズ群中の両凹形状の負レ
ンズにおける第1物体側の凹面の曲率半径r5n1 とする
とき、以下の条件を満足することが好ましい。 (7) 0<(r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )<1 また、第5レンズ群中の両凹形状の負レンズにおける第
2物体側の凹面の曲率半径r5n2 とし、第5レンズ群中
の第2正レンズの凸面の曲率半径r5p2 とするとき、以
下の条件を満足することが好ましい。 (8) 0<(r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )<1 また、第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズと、
第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズとの間に
は、両凹形状の負レンズと、この両凹形状の負レンズの
第1物体側に隣接して配置されて第2物体側に凸面を向
けた第1正レンズと、両凹形状の負レンズの第2物体側
に隣接して配置されて第1物体側に凸面を向けた第2正
レンズとが配置されることが好ましい。
【0011】また、第3レンズ群の焦点距離をf3 、第
5レンズ群の焦点距離をf5 とするとき、以下の条件を
満足することが好ましい。 (9) 0.80<f3 /f5 <1.00 また、第4レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第
2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズ
と、最も第2物体側に配置されて第1物体側に凹面を向
けた負の屈折力を持つ後方レンズと、第4レンズ群中の
前方レンズと第4レンズ群中の後方レンズとの間に配置
された少なくとも1枚以上の負レンズとを有するように
構成されることが好ましい。そして、第4レンズ群中の
最も第1物体側に配置された前方レンズにおける第2物
体側の曲率半径をr4Fとし、第4レンズ群中の最も第2
物体側に配置された後方レンズにおける第1物体側の曲
率半径をr4R1 とするとき、以下の条件を満足すること
が好ましい。 (10) 1.03<|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )| また、第2レンズ群中の中間レンズ群における負の屈折
力の第3レンズの第2物体側のレンズ面から第2レンズ
群における後方レンズの第1物体側のレンズ面までの軸
上距離をDとし、第1物体から第2物体までの距離をL
とするとき、以下の条件を満足することが好ましい。 (11) 0.05<D/L<0.4 また、第4レンズ群の焦点距離をf4 とし、第1物体か
ら第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満
足することが好ましい。 (12) −0.098<f4 /L<−0.005 また、第2レンズ群の焦点距離をf2 とし、第1物体か
ら第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満
足することが好ましい。 (13) −0.8<f2 /L<−0.050 また、第4レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第
2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズ
と、最も第2物体側に配置されて第1物体側に凹面を向
けた負の屈折力を持つ後方レンズと、第4レンズ群中の
前方レンズと第4レンズ群中の後方レンズとの間に配置
された少なくとも1枚以上の負レンズとを有するように
構成されることが好ましく、第4レンズ群中の最も第2
物体側に配置された後方レンズにおける第1物体側の曲
率半径をr4R1 とし、後方レンズにおける第2物体側の
曲率半径をr4R2 とするとき、以下の条件(14)を満
足することが好ましい。 (14) −1.00≦(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )<0 また、第2レンズ群中の中間レンズ群における正の屈折
力の第1レンズは、第2物体側に凸面を向けたレンズ形
状を有することが好ましく、第2レンズ群中の中間レン
ズ群における正の屈折力を持つ第1レンズの第2物体側
のレンズ面の屈折力をφ21とし、第1物体から第2物体
までの距離をLとするとき、以下の条件を満足すること
が好ましい。 (15) 0.54<1/(φ21・L)<10 また、第2レンズ群中の最も第1物体側に配置されて第
2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの
焦点距離をf2F、第2レンズ群中の最も第2物体側に配
置されて第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後
方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条件を満
足することが好ましい。 (16) 0≦f2F/f2R<18 また、本発明において、第2レンズ群中の中間レンズ群
は、負の屈折力を持つように構成されることが好まし
い。
【0012】また、中間レンズ群の負の屈折力を持つレ
ンズは、第2レンズ及び第3レンズのみであることが好
ましく、第2レンズ群中の負の屈折力を持つ第2レンズ
の焦点距離をf22とし、第2レンズ群中の負の屈折力を
持つ第3レンズの焦点距離をf23とするとき、以下の条
件を満足することが好ましい。 (17) 0.7<f22/f23 また、第1レンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有
し、第2レンズ群は、少なくとも2枚の負レンズを有
し、第3レンズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有
し、第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを有
し、第5レンズ群は、少なくとも5枚の正レンズ及び少
なくとも1枚の負レンズとを有するように構成されるこ
とが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の投影光学系では、第1物体側から順
に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持
つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、
負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第
5レンズ群とを少なくとも有する構成としている。
【0014】まず、正の屈折力を持つ第1レンズ群はテ
レセントリック性を維持しながら主にディストーション
の補正に寄与しており、具体的には、第1レンズ群にて
正のディストーションを発生させて、この第1レンズ群
よりも第2物体側に位置する複数のレンズ群にて発生す
る負のディストーションをバランス良く補正している。
負の屈折力を持つ第2レンズ群及び負の屈折力を持つ第
4レンズ群は、主にペッツバール和の補正に寄与し、像
面の平坦化を図っている。負の屈折力を持つ第2レンズ
群及び正の屈折力を持つ第3レンズ群では、この2つの
レンズ群において逆望遠系を形成しており、投影光学系
のバックフォーカス(投影光学系の最も第2物体側のレ
ンズ面等の光学面から第2物体までの距離)の確保に寄
与している。正の屈折力を持つ第5レンズ群は、ディス
トーションの発生を抑えることと、第2物体側での高N
A化に十分対応するために特に球面収差の発生を極力抑
えることとに主に寄与している。
【0015】条件(1)では、正の屈折力の第1レンズ
群の焦点距離f1 と正の屈折力の第3レンズ群の焦点距
離f3 との最適な比率、即ち、第1レンズ群と第3レン
ズ群との最適な屈折力(パワー)配分を規定している。
この条件(1)は、主にディストーションをバランス良
く補正するためのものであり、この条件(1)の下限を
越えると、第3レンズ群の屈折力が第1レンズ群の屈折
力に対して相対的に弱くなるため、負のディストーショ
ンが大きく発生する。また、条件(1)の上限を越える
と、第1レンズ群の屈折力が第3レンズ群の屈折力に対
して相対的に弱くなるため、負のディストーションが大
きく発生する。
【0016】条件(2)では、負の屈折力の第2レンズ
群の焦点距離f2 と負の屈折力の第4レンズ群の焦点距
離f4 との最適な比率、即ち、第2レンズ群と第4レン
ズ群との最適な屈折力(パワー)配分を規定している。
この条件(2)は、主にペッツバール和を小さくして、
広い露光フィールドを確保しながら、像面湾曲を良好に
補正するためのものであり、この条件(2)の下限を越
えると、第4レンズ群の屈折力が第2レンズ群の屈折力
に対して相対的に弱くなるため、正のペッツバール和が
大きく発生する。また、条件(2)の上限を越えると、
第2レンズ群の屈折力が第4レンズ群の屈折力に対して
相対的に弱くなるため、正のペッツバール和が大きく発
生する。なお、第4レンズ群の屈折力を第2レンズ群の
屈折力に対して相対的に強くして、広い露光フィールド
のもとでペッツバール和をよりバランス良く補正するた
めには、上記条件(2)の下限値を0.8として、0.
8<f2 /f4 とすることが好ましい。
【0017】条件(3)では、正の屈折力の第5レンズ
群の焦点距離f5 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。この条件(3)は、大きな開口数を
保ちながら球面収差、ディストーション及びペッツバー
ル和をバランス良く補正するためのものである。この条
件(3)の下限を越えると、第5レンズ群の屈折力が大
きくなり過ぎ、この第5レンズ群にて負のディストーシ
ョンのみならず負の球面収差が甚大に発生する。この条
件(3)の上限を越えると、第5レンズ群の屈折力が弱
くなり過ぎ、これに伴って負の屈折力の第4レンズ群の
屈折力も必然的に弱くなり、この結果、ペッツバール和
を良好に補正することができない。
【0018】条件(4)は、十分に広い露光領域を達成
し、十分なるディストーションの補正を行なうために、
正の第1レンズ群、負の第2レンズ群及び正の第3レン
ズ群の合成焦点距離f1-3 と負の第4レンズ群及び正の
第5レンズ群の合成焦点距離f4-5 との最適な比率を規
定したものである。この条件(4)の上限を越えると、
十分に広い露光領域の確保が困難になり、また負のディ
ストーションの発生を招く。なお、正のディストーショ
ンの発生を抑えるためには、上記条件(4)の下限値を
1.5とし、1.5<f1-3 /f4- 5 とすることが好ま
しい。また、負のディストーションをさらに良好に補正
するためには、上記条件(4)の上限値を2.2とし、
1-3 /f4-5 <2.2とすることが好ましい。
【0019】さらに、第1物体から投影光学系全体の第
1物体側焦点までの軸上距離をIとし、第1物体から第
2物体までの距離をLとするとき、以下の条件(5)を
満足することが好ましい。 (5) 1.0<I/L 条件(5)では、第1物体から投影光学系全体の第1物
体側焦点までの軸上距離Iと、第1物体(レチクル等)
から第2物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)L
との最適な比率を規定している。ここで、投影光学系全
体の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に対して近
軸領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射さ
せ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、そ
の射出光が光軸と交わる点を意味するものである。
【0020】この条件(5)の下限を越えると、投影光
学系の第1物体側でのテレセントリック性が大幅に崩れ
て、第1物体の光軸方向のずれに起因する倍率の変動並
びにディストーションの変動が大きくなり、その結果、
第1物体の像を所望の倍率のもとで忠実に第2物体上に
投影することが困難となる。なお、第1物体の光軸方向
のずれに起因する倍率の変動並びにディストーションの
変動をより十分に抑えるためには、上記条件(5)の下
限値を1.7として、1.7<I/Lとすることが好ま
しい。さらに、投影光学系のコンパクト化を維持しなが
ら、瞳の球面収差及びディストーションを共にバランス
良く補正するためには、上記条件(5)の上限値を6.
8として、I/L<6.8とすることが好ましい。
【0021】また、第2レンズ群は、最も第1物体側に
配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ
前方レンズと、最も第2物体側に配置されて第1物体側
に凹面を向けた負の屈折力を持つメニスカス形状の後方
レンズと、第2レンズ群中の前方レンズと第2レンズ群
中の後方レンズとの間に配置される中間レンズ群を含
み、中間レンズ群は、第1物体側から順に、正の屈折力
を持つ第1レンズと、負の屈折力を持つ第2レンズと、
負の屈折力を持つ第3レンズとを少なくとも有すること
が好ましい。
【0022】ここで、第2レンズ群において、最も第1
物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折
力を持つ前方レンズは、像面湾曲、コマ収差の補正に寄
与し、第2レンズ群における最も第2物体側に配置され
て第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つメニスカ
ス形状の後方レンズは、主にコマ収差の補正に寄与して
いる。なお、後方レンズはまた像面湾曲の補正にも寄与
している。また、前方レンズと後方レンズとの間に配置
された中間レンズ群において、正の屈折力を持つ第1レ
ンズは、像面湾曲の補正に大きく寄与している負の屈折
力の第2及び第3レンズにて発生する負のディストーシ
ョンの補正に寄与している。また、中間レンズ群におい
て、正の屈折力を持つ第1レンズの第2物体側に2枚以
上の負屈折力のレンズが配置されているため、コマ収差
の発生を抑えることができる。
【0023】そして、第2レンズ群中の第2レンズから
第3レンズまでの合成焦点距離をf n とし、第1物体か
ら第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件
(6)を満足することが好ましい。 (6) −1.4 <fn /L< −0.123 条件(6)では、第2レンズ群中の中間レンズ群におけ
る負の屈折力の第2レンズから負の屈折力の第3レンズ
までの合成焦点距離fn と第1物体から第2物体までの
距離(物像間距離)Lとの最適な比率を規定している。
但し、ここで言う第2レンズ群の中間レンズ群における
負の屈折力の第2レンズから負の屈折力の第3レンズま
での合成焦点距離fn とは、第2レンズ及び第3レンズ
の2枚のレンズの合成焦点距離を意味するのみならず、
第2レンズと第3レンズとの間に複数のレンズが存在す
る場合には、第2レンズから第3レンズまでの2枚以上
のレンズを含めた上での合成焦点距離を意味する。
【0024】この条件(6)は、負のディストーション
の発生を抑えながらペッツバール和を小さく保つための
ものである。この条件(6)の下限を越えると、第2レ
ンズ群中の中間レンズ群における負の第2レンズから負
の第3レンズまでの少なくとも2枚の負レンズを含む負
のサブレンズ群の屈折力が弱くなり過ぎるため、正のペ
ッツバール和が大きく発生するのみならず、第3レンズ
群の屈折力も弱くなり、投影光学系のコンパクト化が困
難となる。なお、ペッツバール和を良好に補正しつつよ
り十分なるコンパクト化を図るには、上記条件(6)の
下限値を−0.150として、−0.150<fn /L
とすることが好ましい。
【0025】この条件(6)の上限を越えると、第2レ
ンズ群中の中間レンズ群における負の第2レンズから負
の第3レンズまでの少なくとも2枚の負レンズを含む負
のサブレンズ群の合成屈折力が強くなり過ぎるため、広
い露光領域にわたって負のディストーションを良好に補
正することが困難になる。なお、ディストーション並び
にコマ収差を十分に補正するためには、上記条件(6)
の上限値を−0.129として、fn /L<−0.12
9とすることが好ましい。
【0026】また、主に3次の球面収差を良好に補正す
るためには、第5レンズ群は、両凹形状の負レンズと、
該両凹形状の負レンズの第1物体側に隣接して配置され
て第2物体側に凸面を向けた第1正レンズと、両凹形状
の負レンズの第2物体側に隣接して配置されて第1物体
側に凸面を向けた第2正レンズとを含むことが好まし
い。
【0027】そして、第5レンズ群中の第1正レンズの
凸面の曲率半径をr5P1 第5レンズ群中の両凹形状の負
レンズにおける第1物体側の凹面の曲率半径r5n1 とす
るとき、以下の条件(7)を満足することが好ましい。 (7) 0<(r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )<1 また、第5レンズ群中の両凹形状の負レンズにおける第
2物体側の凹面の曲率半径r5n2 とし、第5レンズ群中
の第2正レンズの凸面の曲率半径r5p2 とするとき、以
下の条件を満足することが好ましい。 (8) 0<(r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )<1 条件(7)及び条件(8)はともに、第5レンズ群中の
両凹形状の負レンズの両側に形成される気体レンズの好
適な形状を規定して3次の球面収差を良好に補正するた
めのものである。ここで、条件(7)及び条件(8)の
下限を越えると、3次の球面収差が補正不足となり、逆
に条件(7)及び条件(8)の上限を越えると、3次の
球面収差が補正過剰となり、好ましくない。
【0028】ここで、3次の球面収差をより良好に補正
するためには、条件(7)の下限値を0.01として、
0.01<(r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )と
することがさらに好ましく、条件(12)の上限値を
0.7として、(r5p1 −r5n 1 )/(r5p1
5n1 )<0.7とすることがさらに好ましい。また、
3次の球面収差をより良好に補正するためには、条件
(8)の下限値を0.01として、0.01<(r5p2
−r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )とすることがさらに好
ましく、条件(12)の上限値を0.7として、(r
5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )<0.7とするこ
とがさらに好ましい。なお、上記条件(7)及び条件
(8)を共に満足する場合には、3次の球面収差をさら
に良好に補正することができる。
【0029】ここで、第5レンズ群中の少なくとも1枚
の正レンズと、第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レ
ンズとの間には、両凹形状の負レンズと、該両凹形状の
負レンズの第1物体側に隣接して配置されて第2物体側
に凸面を向けた第1正レンズと、両凹形状の負レンズの
第2物体側に隣接して配置されて第1物体側に凸面を向
けた第2正レンズとが配置されることが好ましい。この
構成により、高NA化に応じて発生しがちな高次の球面
収差の発生を抑えることができる。
【0030】また、第3レンズ群の焦点距離をf3 、第
5レンズ群の焦点距離をf5 とするとき、以下の条件を
満足することが好ましい。 (9) 0.80<f3 /f5 <1.00 上記条件(9)は、第3レンズ群と第5レンズ群との好
適な屈折力の比を規定するものである。まず、第3レン
ズ群と第5レンズ群との屈折力をほぼ等しくすることに
よって、非対称収差(特にコマ収差、ディストーショ
ン)の発生を抑えることが可能となり、条件(9)の如
く、第3レンズ群に比べて第5レンズ群の屈折力を僅か
に弱めることによって、特に負のディトーションの発生
を抑えることができる。
【0031】ここで、条件(9)の下限を越えると、正
のディストーション及びコマ収差が発生するため好まし
くなく、条件(9)の上限を越えると、負のディトーシ
ョン及びコマ収差が発生するため好ましくない。また、
負の屈折力を持つ第4レンズ群は、最も第1物体側に配
置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前
方レンズと、最も第2物体側に配置されて第1物体側に
凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズと、第4レン
ズ群中の前方レンズと第4レンズ群中の後方レンズとの
間に配置された少なくとも1枚以上の負レンズとを有す
ることが好ましい。ここで、第4レンズ群中の前方レン
ズと後方レンズとの間に、1枚以上の負レンズを配置す
ることによって、ペッツバール和及び球面収差を良好に
補正することができる。そして、第4レンズ群中の最も
第1物体側に配置された前方レンズにおける第2物体側
の曲率半径をr4Fとし、第4レンズ群中の最も第2物体
側に配置された後方レンズにおける第1物体側の曲率半
径をr4R1 とするとき、以下の条件(10)を満足する
ことが好ましい。 (10) 1.03<|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )| 条件(10)の下限を越えると、コマ収差が発生するた
め好ましくない。さらに、コマ収差の発生を抑えるため
には、条件(10)の下限値を1.10とし、1.10
<|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )|とすること
が好ましい。
【0032】また、第2レンズ群中の中間レンズ群中に
おける負の屈折力の第3レンズの第2物体側のレンズ面
から第2レンズ群中における後方レンズの第1物体側の
レンズ面までの軸上距離をDとし、第1物体から第2物
体までの距離をLとするとき、以下の条件(11)を満
足することがより望ましい。 (11) 0.05<D/L<0.4 条件(11)の下限を越えると、第2物体側での十分な
るバックフォーカスを確保することが困難となるのみな
らず、ペッツバール和を良好に補正することも困難とな
る。条件(11)の上限を越えると、コマ収差と負のデ
ィストーションが大きく発生する。さらには、例えば、
第1物体としてのレチクルを保持するレチクルステージ
と第1レンズ群との機械的な干渉を避けるために、第1
物体と第1レンズ群との間の空間を十分に確保すること
が好ましい場合があるが、条件(11)の上限を越えた
場合には、この空間を十分に確保することが困難となる
という問題もある。
【0033】また、第4レンズ群は、第4レンズ群の焦
点距離をf4 とし、第1物体と第2物体までの距離をL
とするとき、以下の条件を満足することが好ましい。 (12) −0.098<f4 /L<−0.005 条件(12)の下限を越えると、球面収差の補正が困難
となるため好ましくない。また、条件(12)の上限を
越えると、コマ収差が発生するため好ましくない。球面
収差及びペッツバール和を良好に補正するためには、条
件(12)の下限値を−0.078として、−0.07
8<f4 /Lとすることが好ましく、さらにコマ収差の
発生を抑えるためには条件(12)の上限値を−0.0
47として、f4 /L<−0.047とすることが好ま
しい。
【0034】また、第2レンズ群は、第2レンズ群の焦
点距離をf2 とし、第1物体と第2物体までの距離をL
とするとき、以下の条件を満足することが好ましい。 (13) −0.8<f2 /L<−0.050 ここで、条件(13)の下限を越えると、正のペッツバ
ール和が発生するため好ましくない。また、条件(1
3)の上限を越えると、負のディストーションが発生す
るため好ましくない。なお、ペッツバール和をさらに良
好に補正するためには、条件(13)の下限値を−0.
16として、−0.16<f2 /Lとすることが好まし
い。
【0035】また、負の屈折力を持つ第4レンズ群は、
最も第1物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた
負の屈折力を持つ前方レンズと、最も第2物体側に配置
されて第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方
レンズと、第4レンズ群中の前方レンズと第4レンズ群
中の後方レンズとの間に配置された少なくとも1枚以上
の負レンズとを有し、第4レンズ群中の最も第2物体側
に配置された後方レンズにおける第1物体側の曲率半径
をr4R1 とし、この後方レンズにおける第2物体側の曲
率半径をr4R2 とするとき、以下の条件(14)を満足
することが好ましい。 (14) −1.00≦(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )<0 条件(14)の下限を越えると、第4レンズ群中の最も
第2物体側に位置する負の後方レンズは両凹形状とな
り、高次の球面収差が発生し、逆に、条件(14)の上
限を越えると、第4レンズ群中の最も第2物体側に位置
する負の後方レンズは正の屈折力を持つことになり、ペ
ッツバール和の補正が難しくなる傾向となる。
【0036】また、第2レンズ群中の中間レンズ群中の
正の屈折力の第1レンズの第2物体側のレンズ面は第2
物体側に凸面を向けたレンズ形状とすることが望まし
く、このとき、第2レンズ群中の中間レンズ群中の正の
第1レンズの第2物体側のレンズ面の屈折力をφ21
し、第1物体から第2物体までの距離をLとするとき、
以下の条件(15)を満足することがより好ましい。 (15) 0.54<1/(φ21・L)<10 但し、ここで言う、中間レンズ群中の正の屈折力の第1
レンズの第2物体側のレンズ面の屈折力とは、第1レン
ズの媒質の屈折率をn1 とし、その第1レンズの第2物
体側のレンズ面に接している媒質の屈折率をn2 、第1
レンズの第2物体側のレンズ面の曲率半径をr21とする
とき、次式にて与えられるものである。
【0037】φ21=(n2 −n1 )/r21 条件(15)の下限を越えると、高次のディストーショ
ンが発生し、逆に、条件(15)の上限を越えると、第
1レンズ群においてディストーション補正をより過剰に
行なう必要がでてくるため、瞳の球面収差が発生し好ま
しくない。また、第2レンズ群中の前方レンズ及び後方
レンズは、第2レンズ群中の最も第1物体側に配置され
て第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レン
ズの焦点距離をf2F、第2レンズ群中の最も第2物体側
に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持
つ後方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条件
を満足することが好ましい。 (16) 0≦f2F/f2R<18 条件(16)では、第2レンズ群中の後方レンズの焦点
距離f2Rと第2レンズ群中の前方レンズの焦点距離をf
2Fとの最適な比率を規定している。この条件(16)の
下限及び上限を越えると、第1レンズ群或いは第3レン
ズ群の屈折力のバランスが崩れ、ディストーションを良
好に補正すること或いはペッツバール和と非点収差とを
同時に良好に補正することが困難となる。
【0038】なお、ペッツバール和をさらに良好に補正
するためには、第2レンズ群中の中間レンズ群は、負の
屈折力を有することが好ましい。また、ペッツバール和
を良好に補正するためには、中間レンズ群の負の屈折力
を持つレンズは、第2レンズ及び第3レンズのみである
ことが好ましい。第2レンズ群中の負の屈折力を持つ第
2レンズの焦点距離をf22とし、第2レンズ群中の負の
屈折力を持つ第3レンズの焦点距離をf23とするとき、
以下の条件(17)を満足することが好ましい。 (17) 0.7<f22/f23 条件(17)の下限を越えると、負の第2レンズの屈折
力が負の第3レンズの屈折力に対して相対的に強くな
り、負の第2レンズにて、コマ収差と負のディストーシ
ョンが大きく発生する。ペッツバール和を良好に補正す
るためには、上記条件(17)の下限値を1.6とし
て、1.6<f22/f23とすることが好ましい。また、
コマ収差及び負のディストーションの発生を抑えるため
には、上記条件(17)の上限値を18として、f22
23<18とすることが好ましい。
【0039】なお、以上の各レンズ群において、十分な
る収差機能を果たさせるには、具体的には、以下の構成
とすることが望ましい。まず、第1レンズ群において高
次のディストーション並びに瞳の球面収差の発生を抑え
る機能を持たせるには、この第1レンズ群は、少なくと
も2枚の正レンズを有することが好ましく、第2レンズ
群においてペッツバール和を補正しつつコマ収差の発生
を抑えるためには、この第2レンズ群は、少なくとも2
枚の負レンズを有することが好ましい。第3レンズ群に
おいて球面収差及びペッツバール和の悪化を抑える機能
を持たせるには、この第3レンズ群は、少なくとも3枚
の正レンズを有することが好ましく、さらには、第4レ
ンズ群においてペッツバール和を補正しつつコマ収差の
発生を抑える機能を持たせるには、この第4レンズ群
は、少なくとも3枚の負レンズを有することが好まし
い。また、第5レンズ群において負のディストーション
及び球面収差の発生を抑える機能を持たせるには、この
第5レンズ群は、少なくとも5枚の正レンズを有するこ
とが好ましい。さらに第5レンズ群において、球面収差
を補正する機能を持たせるには、この第5レンズ群は、
少なくとも1枚の負レンズを有することが好ましい。
【0040】
【実施例】次に、本発明による実施例について詳述す
る。本発明の各実施例における投影光学系は、図1に示
す露光装置に適用したものである。まず、図1について
簡単に説明すると、図示の如く、投影光学系PLの物体
面には所定の回路パターンが形成された投影原版として
のレチクルR(第1物体)が配置されており、投影光学
系PLの像面には基板としてのウェハW(第2物体)が
配置されている。ここで、レチクルRはレチクルステー
ジRS上に保持されており、ウェハWは2次元方向に移
動可能に構成されたウェハステージWS上に保持されて
いる。また、レチクルRの上方には、レチクルRを均一
照明するための照明光学系装置ISが配置されている。
【0041】以上の構成により、照明光学装置ISから
供給される光は、レチクルRを照明し、投影光学系PL
の瞳位置(開口絞りASの位置)には照明光学装置IS
中の光源の像が形成される。すなわち、照明光学装置I
Sは、レチクルRをケーラー照明のもとで均一照明す
る。そして、投影光学系PLにより、ケーラー照明され
たレチクルRのパターン像がウェハW上に露光(転写)
される。
【0042】本実施例では、照明光学装置IS内部に配
置される光源として、i線(365nm)を供給する水銀ラン
プとしたときの投影光学系の例を示している。以下、図
2〜図5を参照して、各実施例の投影光学系の構成につ
いて説明する。尚、図2〜図5は、それぞれ本発明によ
る第1〜第4実施例の投影光学系のレンズ構成図であ
る。
【0043】図2〜図5に示す如く、各実施例の投影光
学系は、第1物体としてのレチクルR側から順に、正の
屈折力を持つ第1レンズ群G1 と、負の屈折力を持つ第
2レンズ群G2 と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3
と、負の屈折力を持つ第4レンズ群G4 と、正の屈折力
を持つ第5レンズ群G5 とを有し、物体側(レチクルR
側)及び像側(ウェハW側)において実質的にテレセン
トリックとなっており、縮小倍率を有するものである。
【0044】図2〜図5に示す各実施例の投影光学系に
おいては、それぞれ物像間距離(物体面から像面までの
光軸に沿った距離、またはレチクルRからウェハWまで
の光軸に沿った距離)Lが1000、像側の開口数NAが0.
3 、投影倍率βが1/2.5 、ウェハWでの露光領域の直径
が51.9である。まず、図2に示す第1実施例の具体的な
レンズ構成について説明すると、第1レンズ群G1 は、
物体側から順に、像側に凸面を向けた形状の正レンズ
(両凸形状の正レンズ)L11と、両凹形状の負レンズL
12と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ(両凸形状
の正レンズ)L13と、両凸形状の正レンズL14とを有し
ている。
【0045】そして、第2レンズ群G2 は、最も物体側
に配置されて像側に凹面を向けた形状の負レンズ(負メ
ニスカスレンズ:前方レンズ)L2Fと、最も像側に配置
されて物体側に凹面を向けた形状の負メニスカスレンズ
(後方レンズ)L2Rと、これらの負レンズL2Fと負レン
ズL2Rとの間に配置されて負の屈折力を持つ中間レンズ
群G2Mとを有している。この中間レンズ群G2Mは、物体
側から順に、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ(両
凸形状の正レンズ:第1レンズ)LM1と、像側に凹面を
向けた形状の負メニスカスレンズ(第2レンズ)L
M2と、像側に凹面を向けた形状の負レンズ(両凹形状の
負レンズ:第3レンズ)LM3とを有している。
【0046】第3レンズ群G3 は、物体側から順に、像
側に凸面を向けた形状の2枚の正レンズ(正メニスカス
レンズ)L31,L32と、像側に凸面を向けた形状の正レ
ンズ(両凸形状の正レンズ)L33と、物体側に凸面を向
けた形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L34と、物
体側に凸面を向けた形状の2枚の正レンズ(正メニスカ
スレンズ)L35,L36とを有している。
【0047】第4レンズ群は、最も物体側に配置されて
像側に凹面を向けた形状の負レンズ(両凹形状の負レン
ズ:前方レンズ)L41と、最も像側に配置されて物体側
に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ:後方レ
ンズ)L43とを有し、これらの前方レンズL41及び後方
レンズL43の間に配置された両凹形状の負レンズL42
さらに有している。
【0048】第5レンズ群G5 は、物体側から順に、像
側に凸面を向けた形状の2枚の正レンズ(正メニスカス
レンズ)L50,L51と、像側に凸面を向けた形状の正レ
ンズ(両凸形状の正レンズ)L52と、像側に凸面を向け
た形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ:第1正レン
ズ)L53と、両凹形状の負レンズL54と、物体側に凸面
を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレンズ:第2正
レンズ)L55と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ
(両凸形状の正レンズ)L56と、像側に凸面を向けた形
状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L57と、両凹形状
の負レンズL58と、物体側に凸面を向けた形状の正レン
ズ(正メニスカスレンズ)L59とを有している。
【0049】本実施例においては、第4レンズ群G4
の前方レンズL41の像側の凹面と後方レンズL43の物体
側の凹面との間に開口絞りASが配置される。本実施例
の第1レンズ群G1 においては、両凸形状の正レンズL
11の像側の凸面と両凹形状の負レンズL12の物体側の凹
面とが同程度の曲率を有しかつ比較的近接した構成とな
っている。そして、この第1レンズ群G1 においては、
両凹形状の負レンズL12の像側の凹面と両凸形状の正レ
ンズL13の物体側の凸面とが同程度の曲率を有しかつ比
較的近接した構成となっている。本実施例では、これら
の近接したレンズ面の組のそれぞれにおいて、高次のデ
ィストーションを補正している。
【0050】また、本実施例においては、第2レンズ群
2 中の前方レンズL2Fが像側に凹面を向けたメニスカ
ス形状で構成されているため、コマ収差の発生を軽減す
ることができる。本実施例においては、第2レンズ群G
2 中の中間レンズ群G2Mにおける正屈折力の第1レンズ
M1が像側に凸面を向けた形状のみならず物体側にも凸
面を向けた両凸形状で構成されているため、瞳の球面収
差の発生を抑えることができる。
【0051】そして、本実施例における第4レンズ群G
4 では、開口絞りASの物体側に凹面を像側に向けた形
状の負レンズ(前方レンズ)L41を配置し、かつ開口絞
りASの像側に凹面を物体側に向けた負レンズ(後方レ
ンズ)L43を配置している構成であるため、非対称収
差、特にコマ収差の発生を抑えることができる。また、
本実施例においては、第3レンズ群G3 から第5レンズ
群G5 までのレンズ群が第4レンズ群中に位置する開口
絞りASを挟んでほぼ対称的な屈折力配置を持つため、
非対称収差、特にコマ収差やディストーションの発生を
抑制することができる。
【0052】本実施例においては、第5レンズ群G5
の第1正レンズL53が、両凹形状の負レンズL54に対向
する凸面を有し、かつ該負レンズL54の反対側のレンズ
面も凸面で構成されているため、高NA化に伴う高次の
球面収差の発生を抑制することができる。また、本実施
例においては、像側に凸面を向けた正レンズL57、両凹
形状の負レンズL58及び物体側に凸面を向けた正レンズ
59を像面の近傍に配置することによって、球面収差及
び非点収差を補正している。
【0053】図3に示す第2実施例のレンズ構成は、先
に述べた図2に示す第1実施例と類似したレンズ構成を
有する。ここで、第2実施例では、第3レンズ群G
3 が、物体側から順に、像側に凸面を向けた形状の3枚
の正レンズ(正メニスカスレンズ)L31,L32,L
33と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ(両凸形状
の正レンズ)L34と、物体側に凸面を向けた形状の2枚
の正レンズ(正メニスカスレンズ)L35,L36とから構
成されている点において、第1実施例のものとは異なる
が、その機能は前述の第1実施例のものと同様である。
【0054】また、第2実施例の第4レンズ群は、最も
物体側に配置されて像側に凹面を向けた形状の負レンズ
(負メニスカスレンズ:前方レンズ)L41と、最も像側
に配置されて物体側に凹面を向けた負レンズ(負メニス
カスレンズ:後方レンズ)L 43とを有し、これらの前方
レンズL41及び後方レンズL43の間に配置された両凹形
状の負レンズL42をさらに有している点で第1実施例と
は異なるが、その機能は同様である。
【0055】そして、第2実施例において、第5レンズ
群G5 は、物体側から順に、像側に凸面を向けた形状の
2枚の正レンズ(正メニスカスレンズ)L50,L51と、
両凸形状の正レンズL52と、像側に凸面を向けた形状の
正レンズ(両凸形状の正レンズ:第1正レンズ)L
53と、両凹形状の負レンズL54と、物体側に凸面を向け
た形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ:第2正レン
ズ)L55と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ(両
凸形状の正レンズ)L56と、像側に凸面を向けた形状の
正レンズ(正メニスカスレンズ)L57と、両凹形状の負
レンズL58と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L59とから構成されている点で
第1実施例のものとは異なる。
【0056】本実施例においても、第4レンズ群G4
の前方レンズL41の像側の凹面と後方レンズL43の物体
側の凹面との間に開口絞りASが配置される。本実施例
においては、第5レンズ群G5 中の第1正レンズL
53が、両凹形状の負レンズL54に対向する凸面を有し、
かつ該負レンズL54の反対側のレンズ面も凸面で構成さ
れており、第5レンズ群中の第2正レンズL55が、両凹
形状の負レンズL54に対向する凸面を有し、かつ該負レ
ンズL54の反対側のレンズ面も凸面で構成されているた
め、高NA化に伴う高次の球面収差の発生を抑制するこ
とができる。また、本実施例においては、第5レンズ群
中の第2正レンズL55が、両凹形状の負レンズL54に対
向する凸面を有し、かつ該負レンズL54の反対側のレン
ズ面も凸面で構成されているため、高NA化に伴う高次
の球面収差の発生を抑制することができる。さらに、本
実施例においては、像側に凸面を向けた正レンズL57
両凹形状の負レンズL58及び物体側に凸面を向けた正レ
ンズL59を像面の近傍に配置することによって、球面収
差及び非点収差を補正している。
【0057】なお、第2実施例における第1及び第2レ
ンズ群G1 ,G2 、第4レンズ群G 4 は、上述の第1実
施例と同様の機能を達成している。図4に示す第3実施
例のレンズ構成は、先に述べた図2に示す第1実施例と
類似したレンズ構成を有する。ここで、第3実施例で
は、第3レンズ群G3 は、物体側から順に、像側に凸面
を向けた形状の2枚の正レンズ(正メニスカスレンズ)
31,L32と、像側に凸面を向けた形状の正レンズ(両
凸形状の正レンズ)L 33と、物体側に凸面を向けた形状
の正レンズ(正メニスカスレンズ)L34と、物体側に凸
面を向けた形状の2枚の正レンズ(正メニスカスレン
ズ)L35,L36とから構成されている点で第1実施例の
ものとは異なる。
【0058】また、第3実施例において、第4レンズ群
は、最も物体側に配置されて像側に凹面を向けた形状の
負レンズ(負メニスカスレンズ:前方レンズ)L41と、
最も像側に配置されて物体側に凹面を向けた負レンズ
(負メニスカスレンズ:後方レンズ)L43とを有し、こ
れらの前方レンズL41及び後方レンズL43の間に配置さ
れた両凹形状の負レンズL42をさらに有している点で第
1実施例のものとは異なる。
【0059】そして、第3実施例の第5レンズ群G
5 は、物体側から順に、像側に凸面を向けた形状の正メ
ニスカスレンズL50と、像側に凸面を向けた形状の2枚
の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L51,L52と、像側
に凸面を向けた形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ:
第1正レンズ)L53と、両凹形状の負レンズL54と、物
体側に凸面を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレン
ズ:第2正レンズ)L55と、物体側に凸面を向けた形状
の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L56と、像側に凸面
を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレンズ)L
57と、両凹形状の負レンズL58と、物体側に凸面を向け
た形状の正レンズ(正メニスカスレンズ)L59とを有し
ている。
【0060】本実施例においても、第4レンズ群G4
の前方レンズL41の像側の凹面と後方レンズL43の物体
側の凹面との間に開口絞りASが配置される。本実施例
においては、第5レンズ群G5 中の第1正レンズL
53が、両凹形状の負レンズL54に対向する凸面を有し、
かつ該負レンズL54の反対側のレンズ面も凸面で構成さ
れているため、高NA化に伴う高次の球面収差の発生を
抑制することができる。尚、本実施例における第1乃至
第4レンズ群G1 〜G4 は、上述の第1実施例と同様の
機能を有している。
【0061】図5に示す第4実施例のレンズ構成は、先
に述べた図2に示す第1実施例と類似したレンズ構成を
有する。ここで、第4実施例では、第1レンズ群G
1 が、物体側から順に、像側に凸面を向けた形状の正レ
ンズ(正メニスカスレンズ)L11と、物体側に凹面を向
けた形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ)L12と、物
体側に凸面を向けた形状の正レンズ(両凸形状の正レン
ズ)L13と、両凸形状の正レンズL14とから構成されて
いる点において第1実施例のものとは異なる。
【0062】また、第4実施例の第4レンズ群は、最も
物体側に配置されて像側に凹面を向けた形状の負レンズ
(負メニスカスレンズ:前方レンズ)L41と、最も像側
に配置されて物体側に凹面を向けた負レンズ(負メニス
カスレンズ:後方レンズ)L 43とを有し、これらの前方
レンズL41及び後方レンズL43の間に配置された両凹形
状の負レンズL42をさらに有している点で第1実施例の
ものとは異なる。
【0063】本実施例においても、第4レンズ群G4
の前方レンズL41の像側の凹面と後方レンズL43の物体
側の凹面との間に開口絞りASが配置される。ここで、
本実施例の第1レンズ群G1 においては、正メニスカス
レンズL11の像側の凸面と両凹形状の負レンズL12の物
体側の凹面とが同程度の曲率を有しかつ比較的近接した
構成となっており、両凹形状の負レンズL12の像側の凹
面と両凸形状の正レンズL13の物体側の凸面とが同程度
の曲率を有しかつ比較的近接した構成となっている。本
実施例では、これらの近接したレンズ面の組のそれぞれ
において、高次のディストーションを補正している。本
実施例においては、第5レンズ群G5 中の第1正レンズ
53が、両凹形状の負レンズL54に対向する凸面を有
し、かつ該負レンズL54の反対側のレンズ面も凸面で構
成されているため、高NA化に伴う高次の球面収差の発
生を抑制することができる。なお、第4実施例における
第2乃至第4レンズ群G2 〜G4 は、上述の第1実施例
と同様の機能を達成している。以下の表1乃至表8にお
いて、それぞれ本実施例における各実施例の諸元の値並
びに条件対応値を掲げる。
【0064】但し、表中において、左端の数字は物体側
(レチクルR側)からの順序を表し、rはレンズ面の曲
率半径、dはレンズ面間隔、nは露光波長λが365nm の
場合における硝材の屈折率、d0 は第1物体(レチクル
R)から第1レンズ群G1 の最も物体側(レチクルR
側)のレンズ面(第1レンズ面)までの光軸に沿った距
離、βは投影光学系の投影倍率、Bfは第5レンズ群G
5 の最も像側(ウェハW側)のレンズ面から像面(ウェ
ハW面)までの光軸に沿った距離、NAは投影光学系の
像側(ウェハW側)における開口数、Lは物体面(レチ
クルR面)から像面(ウェハW面)までの物像間距離を
表している。また、表中において、f1 は第1レンズ群
1 の焦点距離、f2 は第2レンズ群G2 の焦点距離、
3 は第3レンズ群G3 の焦点距離、f4 は第4レンズ
群G4 の焦点距離、f5 は第5レンズ群G5 の焦点距
離、f1-3 は第1レンズ群G1 乃至第3レンズ群G3
合成焦点距離、f4-5 は第4レンズ群G4 及び第5レン
ズ群G5 の合成焦点距離、Iは第1物体(レチクル)か
ら投影光学系全体の第1物体側焦点までの軸上距離(但
し、投影光学系全体の第1物体側焦点とは、投影光学系
の光軸に関する近軸領域での平行光を投影光学系の第2
物体側から入射させ、その近軸領域の光が投影光学系を
射出する時に、その射出光が光軸と交わる点を意味す
る)、fn は第2レンズ群G2 中の中間レンズ群G2M
おける第2及び第3レンズ(LM2,LM3)の合成焦点距
離、r5p1 は第5レンズ群G5 中の第1正レンズ
(L53)の像側(ウェハW側)のレンズ面の曲率半径、
5n1 は第5レンズ群G5 中の両凹形状の負レンズ(L
54)の物体側(レチクルR側)のレンズ面の曲率半径、
5p2 は第5レンズ群G5 中の第2正レンズ(L55)の
物体側(レチクルR側)のレンズ面の曲率半径、r5n2
は第5レンズ群G5 中の両凹形状の負レンズ(L54)の
像側(ウェハW側)のレンズ面の曲率半径、r4Fは第4
レンズ群G4 中の前方レンズ(L41)の像側(ウェハW
側)のレンズ面の曲率半径、r4R1 は第4レンズ群G4
中の後方レンズ(L43)の物体側(レチクルR側)のレ
ンズ面の曲率半径、r4R 2 は第4レンズ群G4 中の後方
レンズ(L43)の像側(ウェハW側)のレンズ面の曲率
半径、Dは第2レンズ群G2 中の中間レンズ群G2Mにお
ける第3レンズ(LM3)の像側(ウェハW側)のレンズ
面から第2レンズ群G2 における後方レンズ(L2R)の
物体側(レチクルR側)のレンズ面までの軸上距離、φ
21は第2レンズ群G2 中の中間レンズ群G2Mにおける第
1レンズ(LM1)の像側(ウェハW側)のレンズ面の屈
折力、f2Fは第2レンズ群G2 中の前方レンズ(r2F
の焦点距離、f2Rは第2レンズ群G2 中の後方レンズ
(r2R)の焦点距離、f22は第2レンズ群G2 中の中間
レンズ群G2Mにおける第2レンズ(LM2)の焦点距離、
23は第2レンズ群G2 中の中間レンズ群G2Mにおける
第3レンズ(LM3)の焦点距離を表している。
【0065】
【表1】 〔第1実施例〕 d0 = 68.278 β = 1/2.5 NA= 0.3 Bf= 23.366 L = 1000
【0066】
【表2】 〔第1実施例の条件対応値〕 (1) f1 /f3 = 1.93 (2) f2 /f4 = 1.94 (3) f5 /L = 0.104 (4) f1-3 /f4-5 = 2.01 (5) I/L= 2.55 (6) fn /L= -0.131 (7) (r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )= 0.397 (8) (r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )= 0.0239 (9) f3 /f5 = 0.990 (10)|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )|= 6.93 (11)D/L= 0.0628 (12)f4 /L= -0.0493 (13)f2 /L= -0.953 (14)(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )= -0.757 (15)1/(φ21・L)= 8.97 (16)f2F/f2R= 0.424 (17)f22/f23= 2.17
【0067】
【表3】 〔第2実施例〕 d0 = 70.950 β = 1/2.5 NA= 0.3 Bf= 23.416 L = 1000
【0068】
【表4】 〔第2実施例の条件対応値〕 (1) f1 /f3 = 2.04 (2) f2 /f4 = 1.40 (3) f5 /L = 0.110 (4) f1-3 /f4-5 = 2.00 (5) I/L= 2.84 (6) fn /L= -0.130 (7) (r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )= 0.439 (8) (r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )= 0.0216 (9) f3 /f5 = 0.824 (10)|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )|= 4.41 (11)D/L= 0.0611 (12)f4 /L= -0.0502 (13)f2 /L= -0.0701 (14)(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )= -0.889 (15)1/(φ21・L)= 1.99 (16)f2F/f2R= 1.15 (17)f22/f23= 3.00
【0069】
【表5】 〔第3実施例〕 d0 = 68.124 β = 1/2.5 NA= 0.3 Bf= 23.366 L = 1000
【0070】
【表6】 〔第3実施例の条件対応値〕 (1) f1 /f3 = 2.48 (2) f2 /f4 = 1.45 (3) f5 /L = 0.112 (4) f1-3 /f4-5 = 1.97 (5) I/L= 2.42 (6) fn /L= -0.138 (7) (r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )= 0.156 (8) (r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )= 0.0762 (9) f3 /f5 = 0.859 (10)|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )|= 2.30 (11)D/L= 0.0533 (12)f4 /L= -0.0604 (13)f2 /L= -0.0873 (14)(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )= -0.365 (15)1/(φ21・L)= 1.59 (16)f2F/f2R= 11.7 (17)f22/f23= 2.11
【0071】
【表7】 〔第4実施例〕 d0 = 66.958 β = 1/2.5 NA= 0.3 Bf= 24.679 L = 1000
【0072】
【表8】 〔第4実施例の条件対応値〕 (1) f1 /f3 = 2.75 (2) f2 /f4 = 1.73 (3) f5 /L = 0.107 (4) f1-3 /f4-5 = 2.06 (5) I/L= 2.41 (6) fn /L= -0.135 (7) (r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )= 0.587 (8) (r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )= 0.0116 (9) f3 /f5 = 0.900 (10)|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )|= 3.08 (11)D/L= 0.0521 (12)f4 /L= -0.0541 (13)f2 /L= -0.0939 (14)(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )= -0.713 (15)1/(φ21・L)= 1.71 (16)f2F/f2R= 7.76 (17)f22/f23= 2.51 以上の各実施例の諸元の値より、各実施例による投影光
学系は、広い露光領域と比較的大きな開口数とを確保し
ながら、物体側(レチクルR側)及び像側(ウェハW
側)において良好なテレセントリック性が実現されてい
ることが理解できる。
【0073】また、図6乃至図9は、それぞれ本実施例
による第1乃至第4実施例における諸収差図を示してい
る。ここで、各収差図において、NAは投影光学系の開
口数、Yは像高を示しており、また、各非点収差図にお
いて、破線は子午的像面(メリジオナル像面)を表し、
実線は球欠的像面(サジタル像面)を表している。
【0074】各収差図の比較より、各実施例とも広い露
光領域(像高)及び比較的大きな開口数を持つにもかか
わらず、諸収差がバランス良く補正され、特にディスト
ーションが像全体にわたり殆ど零に近い状態まで極めて
良好に補正され、極めて広い露光領域において高解像力
を持つ投影光学系が達成されていることが理解される。
【0075】なお、上述の各実施例では、i線(365nm)
の露光光を供給する水銀ランプを光源として用いた例を
示したが、これに限ることなく例えばg線(435nm) の露
光光を供給する水銀ランプ、193nm,248nm の光を供給す
るエキシマレーザ等の極紫外光源を用いたものに適用し
うることは言うまでもない。また、以上の各実施例で
は、投影光学系を構成するレンズが非貼合せであること
により、貼合せ面が経時変化するという問題点を回避す
ることができる。そして、上述の各実施例において、投
影光学系を構成するレンズを複数の光学材料から構成し
ているが、光源の波長域が広帯域でない場合には、単一
硝材、例えば石英(SiO2 )から構成しても良い。
【0076】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、比較的大
きな開口数を持ち、両側テレセントリック性及び諸収差
の良好なる補正が極めて広い露光領域において達成され
た高性能な投影光学系を実現できる。特に、本発明で
は、極めて広い露光領域全体にわたりディストーション
が良好に補正された高性能な投影光学系を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による投影光学系を露光装置に適用し
た際の概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明による第1実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
【図3】本発明による第2実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
【図4】本発明による第3実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
【図5】本発明による第4実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
【図6】第1実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
【図7】第2実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
【図8】第3実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
【図9】第4実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
【符号の説明】
1 … 第1レンズ群、 G2 … 第2レンズ群、 G3 … 第3レンズ群、 G4 … 第4レンズ群、 G5 … 第5レンズ群、 G2M… 第2レンズ群中の中間レンズ群、 R … レチクル(第1物体)、 W … ウェハ(第2物体)、 AS… 開口絞り、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末永 豊 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1物体の像を第2物体上に投影する投影
    光学系において、前記投影光学系は、前記第1物体側か
    ら順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力
    を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群
    と、負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持
    つ第5レンズ群とを有し、 前記第1レンズ群の焦点距離をf1 、前記第2レンズ群
    の焦点距離をf2 、前記第3レンズ群の焦点距離を
    3 、前記第4レンズ群の焦点距離をf4 、前記第5レ
    ンズ群の焦点距離をf5 、前記第1レンズ群乃至第3レ
    ンズ群の合成焦点距離をf1-3 、前記第4レンズ群及び
    前記第5レンズ群の合成焦点距離をf4-5 、前記第1物
    体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の
    条件を満足することを特徴とする投影光学系。 (1) 0.1<f1 /f3 <17 (2) 0.1<f2 /f4 <14 (3) 0.01<f5 /L<0.8 (4) f1-3 /f4-5 <2.5
  2. 【請求項2】前記第1物体から前記投影光学系全体の第
    1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体か
    ら前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件
    を満足することを特徴とする請求項1記載の投影光学
    系。 (5) 1.0<I/L
  3. 【請求項3】前記第2レンズ群は、最も第1物体側に配
    置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持
    つ前方レンズと、最も第2物体側に配置されて前記第1
    物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つメニスカス形状
    の後方レンズと、前記第2レンズ群中の前方レンズと前
    記第2レンズ群中の後方レンズとの間に配置される中間
    レンズ群を含み、 前記中間レンズ群は、前記第1物体側から順に、正の屈
    折力を持つ第1レンズと、負の屈折力を持つ第2レンズ
    と、負の屈折力を持つ第3レンズとを少なくとも有し、 前記第2レンズ群中の前記第2レンズから前記第3レン
    ズまでの合成焦点距離をfn とし、前記第1物体から前
    記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満
    足することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の投
    影光学系。 (6) −1.4 <fn /L< −0.123
  4. 【請求項4】前記第5レンズ群は、両凹形状の負レンズ
    と、該両凹形状の負レンズの第1物体側に隣接して配置
    されて第2物体側に凸面を向けた第1正レンズと、前記
    両凹形状の負レンズの第2物体側に隣接して配置されて
    第1物体側に凸面を向けた第2正レンズとを含むことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項記載の投
    影光学系。
  5. 【請求項5】前記第5レンズ群中の前記第1正レンズの
    前記凸面の曲率半径をr5P1 前記第5レンズ群中の前記
    両凹形状の負レンズにおける第1物体側の凹面の曲率半
    径r5n1 とするとき、以下の条件を満足することを特徴
    とする請求項4記載の投影光学系。 (7) 0<(r5p1 −r5n1 )/(r5p1 +r5n1 )<1
  6. 【請求項6】前記第5レンズ群中の前記両凹形状の負レ
    ンズにおける第2物体側の凹面の曲率半径r5n2 とし、
    前記第5レンズ群中の第2正レンズの前記凸面の曲率半
    径r5p2 とするとき、以下の条件を満足することを特徴
    とする請求項4または請求項5記載の投影光学系。 (8) 0<(r5p2 −r5n2 )/(r5p2 +r5n2 )<1
  7. 【請求項7】前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正
    レンズと、前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レ
    ンズとの間には、前記両凹形状の負レンズと、前記第1
    正レンズと、前記第2正レンズとが配置されることを特
    徴とする請求項4乃至請求項6の何れか一項記載の投影
    光学系。
  8. 【請求項8】前記第3レンズ群の焦点距離をf3 、前記
    第5レンズ群の焦点距離をf5 とするとき、以下の条件
    を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何
    れか一項記載の投影光学系。 (9) 0.80<f3 /f5 <1.00
  9. 【請求項9】前記第4レンズ群は、最も第1物体側に配
    置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前
    方レンズと、最も第2物体側に配置されて第1物体側に
    凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズと、前記第4
    レンズ群中の前方レンズと前記第4レンズ群中の後方レ
    ンズとの間に配置された少なくとも1枚以上の負レンズ
    とを有し、前記第4レンズ群中の最も第1物体側に配置
    された前方レンズにおける第2物体側の曲率半径をr4F
    とし、前記第4レンズ群中の最も第2物体側に配置され
    た後方レンズにおける第1物体側の曲率半径をr4R1
    するとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求
    項1乃至請求項8の何れか一項記載の投影光学系。 (10) 1.03<|(r4F−r4R1 )/(r4F+r4R1 )|
  10. 【請求項10】前記第2レンズ群中の中間レンズ群にお
    ける負の屈折力の第3レンズの第2物体側のレンズ面か
    ら第2レンズ群における後方レンズの第1物体側のレン
    ズ面までの軸上距離をDとし、前記第1物体から前記第
    2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足す
    ることを特徴とする請求項3乃至請求項9の何れか一項
    記載の投影光学系。 (11) 0.05<D/L<0.4
  11. 【請求項11】前記第4レンズ群の焦点距離をf4
    し、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとす
    るとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項
    1乃至請求項10の何れか一項記載の投影光学系。 (12) −0.098<f4 /L<−0.005
  12. 【請求項12】前記第2レンズ群の焦点距離をf2
    し、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとす
    るとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項
    1乃至11の何れか一項記載の投影光学系。 (13) −0.8<f2 /L<−0.050
  13. 【請求項13】前記第4レンズ群は、最も第1物体側に
    配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ
    前方レンズと、最も第2物体側に配置されて第1物体側
    に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズと、前記第
    4レンズ群中の前記前方レンズと前記第4レンズ群中の
    前記後方レンズとの間に配置された少なくとも1枚以上
    の負レンズとを有し、前記第4レンズ群中の最も第2物
    体側に配置された後方レンズにおける第1物体側の曲率
    半径をr4R1 とし、前記後方レンズにおける第2物体側
    の曲率半径をr4R2 とするとき、以下の条件を満足する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか一項
    記載の投影光学系。 (14) −1.00≦(r4R1 −r4R2 )/(r4R1 +r4R2 )<0
  14. 【請求項14】前記第2レンズ群中の中間レンズ群にお
    ける正の屈折力の第1レンズは、第2物体側に凸面を向
    けたレンズ形状を有し、前記第2レンズ群中の中間レン
    ズ群における正の屈折力を持つ第1レンズの第2物体側
    のレンズ面の屈折力をφ21とし、前記第1物体から前記
    第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足
    することを特徴とする請求項3乃至請求項13の何れか
    一項記載の投影光学系。 (15) 0.54<1/(φ21・L)<10
  15. 【請求項15】前記第2レンズ群中の最も第1物体側に
    配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を
    持つ前方レンズの焦点距離をf2F、前記第2レンズ群中
    の最も第2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を
    向けた負の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離をf2R
    するとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求
    項3乃至14の何れか一項記載の投影光学系。 (16) 0≦f2F/f2R<18
  16. 【請求項16】前記第2レンズ群中の中間レンズ群は、
    負の屈折力を持つことを特徴とする請求項3乃至15の
    何れか一項記載の投影光学系。
  17. 【請求項17】前記中間レンズ群の負の屈折力を持つレ
    ンズは、前記第2レンズ及び前記第3レンズのみであ
    り、前記第2レンズ群中の負の屈折力を持つ第2レンズ
    の焦点距離をf22とし、前記第2レンズ群中の負の屈折
    力を持つ第3レンズの焦点距離をf23とするとき、以下
    の条件を満足することを特徴とする請求項3乃至請求項
    16の何れか一項記載の投影光学系。 (17) 0.7<f22/f23
  18. 【請求項18】前記第1レンズ群は、少なくとも2枚の
    正レンズを有し、前記第2レンズ群は、少なくとも2枚
    の負レンズを有し、前記第3レンズ群は、少なくとも3
    枚の正レンズを有し、前記第4レンズ群は、少なくとも
    3枚の負レンズを有し、前記第5レンズ群は、少なくと
    も5枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズとを有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項17の何れか
    一項記載の投影光学系。
  19. 【請求項19】前記投影光学系のレンズ面の曲率半径を
    rとし、前記投影光学系のレンズ面間隔をdとし、屈折
    率をnとするとき、以下の諸元を満足することを特徴と
    する請求項1乃至18の何れか一項記載の投影光学系。
  20. 【請求項20】前記投影光学系のレンズ面の曲率半径を
    rとし、前記投影光学系のレンズ面間隔をdとし、屈折
    率をnとするとき、以下の諸元を満足することを特徴と
    する請求項1乃至18の何れか一項記載の投影光学系。
  21. 【請求項21】前記投影光学系のレンズ面の曲率半径を
    rとし、前記投影光学系のレンズ面間隔をdとし、屈折
    率をnとするとき、以下の諸元を満足することを特徴と
    する請求項1乃至18の何れか一項記載の投影光学系。
  22. 【請求項22】前記投影光学系のレンズ面の曲率半径を
    rとし、前記投影光学系のレンズ面間隔をdとし、屈折
    率をnとするとき、以下の諸元を満足することを特徴と
    する請求項1乃至18の何れか一項記載の投影光学系。
  23. 【請求項23】前記投影光学系の倍率は1/2.5倍で
    あることを特徴とする請求項19乃至請求項22記載の
    投影光学系。
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