JPH08229157A - ホース搬送装置 - Google Patents

ホース搬送装置

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JPH08229157A
JPH08229157A JP17423095A JP17423095A JPH08229157A JP H08229157 A JPH08229157 A JP H08229157A JP 17423095 A JP17423095 A JP 17423095A JP 17423095 A JP17423095 A JP 17423095A JP H08229157 A JPH08229157 A JP H08229157A
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endless
belt
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健次 土屋
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Showa Kiki Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストを低減できるホース搬送装置を提
供する。 【構成】 ホース搬送装置40は、第1ローラ42と第
2ローラ43とに無端ベルト44が掛け渡されベルト駆
動部41を一対有する。各第2ローラ43は、第1ロー
ラ42と第2ローラ43との間の支軸45A,45Bを
中心に回動可能であり、かつ、互いに近づく方向に付勢
される。無端ベルト44の張力は、第1ローラ42と第
2ローラ43との間の寸法がホース100の接続金具1
02を搬送するときに最大となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホース搬送装置に係り、
さらに詳しく言えば、消防,散水等に用いられる接続金
具を有するホースを巻き取り保管あるいは折れ島田状に
保管する際に、ホース内部の空気を抜きながら搬送する
ホース搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、消防,散水等に用いられるホー
スは、使用後の保管にあたって外周面を洗浄した後、ホ
ース内部の空気を抜いた、いわゆる潰した状態にする必
要がある。そして、ホース内部の空気を抜く作業は、ホ
ース両端部に設けられた接続金具を介して複数本のホー
スを軸方向に連設して行うことが多い。従来より、接続
金具を介して連設されたホースを径方向に潰しながら軸
方向に搬送するためのホース搬送装置が各種提案されて
いて、本願出願人は図6に示すホース搬送装置90を提
案した(特願平5−264156号公報)。
【0003】このホース搬送装置90は、一対のベルト
駆動部91,91により構成されている。ベルト駆動部
91は、駆動ローラ92と従動ローラ93とに帯状の無
端ベルト94が掛け渡されているとともに、駆動ローラ
92と従動ローラ93との間に圧接ローラ95が配置さ
れている。圧接ローラ95,95は、連結部材96を介
して連結された支軸97を中心として回動可能とされ、
図示しない付勢手段により互いに近づく方向に付勢され
ている。したがって、各無端ベルト94は、互いに圧接
するように保持されている。
【0004】このようなホース搬送装置90は、各無端
ベルト94間にホース100を挟み込むことにより、ホ
ース100の布地部分101を径方向に潰しながら軸方
向に搬送する。そして、ホース100が順次搬送され、
ホース100の接続金具102が近づくと、各無端ベル
ト94が接続金具102に押し広げられる。この際、無
端ベルト94は、各圧接ローラ95が互いに近づくよう
に付勢されているため、接続金具102に対する圧接状
態が保持される。したがって、ホース搬送装置90は、
無端ベルト94が挟み込む箇所に関わらず、ホース10
0を搬送可能としている。
【0005】図7に示すように、無端ベルト94は、ホ
ース100の布地部分101に対する接触面積に比較し
て(図7(A)参照)、ホース100の接続金具102
に対する接触面積が減少する(図7(B)参照)。この
ため、付勢手段は、各圧接ローラ95,95が互いに離
れるように回動するに従って付勢力が強まるように設定
され、これによりホース100に対する各無端ベルト9
4の狭着力が強まるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無端ベルト
94は、圧接ローラ95とホース100との間に挟まれ
ている。そして、接続金具102を搬送するときには、
搬送金具102が各無端ベルト94を介して各圧接ロー
ラ95を互いに離れる方向に回動するように押し広げる
ことになる。この際、各無端ベルト94は、圧接ローラ
95とホース100との間に挟まれる狭着力が最大とな
るため回転抵抗が増大し、駆動ローラ92に対してスリ
ップする虞れがある。このため、前述したホース搬送装
置90では、無端ベルト94として内側周面に凹凸が形
成されたタイミングベルトを採用するとともに、駆動ロ
ーラ92,従動ローラ93を歯車としていた。
【0007】しかしながら、このような構成によれば、
無端ベルト94として比較的高価なタイミングベルトが
必要であるとともに、歯車状に形成する駆動ローラ9
2,従動ローラ93の製造に手間が掛かるため、ホース
搬送装置の製造コストが高くなるという問題がある。本
発明は、このような従来の問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、タイミングベルトの必要性を解
消して製造コストを低減できるホース搬送装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載した発明は、接続金具を有
するホースを径方向に潰しながら軸方向に搬送するため
に第1ローラと第2ローラとに無端ベルトが無限軌道状
に掛け渡されたベルト駆動部を一対有し、前記各無端ベ
ルトは前記第1ローラと前記第2ローラとのうちの少な
くとも一方に回転駆動されるとともに、外側周面の一部
が互いに近接離間可能に圧接保持されたホース搬送装置
において、前記各第1ローラは前記ホースの搬送に干渉
しない位置に設けられ、前記各第2ローラは互いに近づ
く方向に付勢されているとともに、前記第1ローラと当
該第2ローラとの間に設けられた支軸を中心として互い
に離れる方向に回動可能に設けられ、前記支軸は前記各
無端ベルト同士が接触するときの前記第1ローラの回転
中心と前記第2ローラの回転中心とを結ぶ直線よりも前
記第2ローラの回動方向側に設けられていることを特徴
としている。この場合、第1ローラと第2ローラとして
は、例えば一方を駆動ローラ、他方を従動ローラとして
無端ベルトを回転駆動してもよく、あるいは両方を駆動
ローラとしてもよい。
【0009】また、本発明の請求項2に記載した発明
は、前記支軸は前記各無端ベルトが前記接続金具を挟み
込んだときの前記第1ローラの回転中心と前記第2ロー
ラの回転中心とを結ぶ直線の近傍に設けられていること
を特徴としている。さらに、本発明の請求項3に記載し
た発明は前記ベルト駆動部に前記無端ベルトの張力を調
整する張力調整手段が設けられていることを特徴とし、
本発明の請求項4に記載した発明は前記張力調整手段が
前記第2ローラと前記支軸とを連結する連結部材に設け
られていることを特徴としている。この場合、張力調整
手段としては、従動ローラと支軸とを連結する連結部材
に設けておけばよく、例えば無端ベルトの内側周面にテ
ンションローラをスプリング等により圧接しておく構造
等を採用すればよい。
【0010】そして、本発明の請求項5に記載した発明
は、相互に反転する複数の回転ブラシ間に前記ホースを
通過させることにより前記ホースを洗浄する洗浄部の出
口側に前記各ベルト駆動部が配置され、前記接続金具が
前記各無端ベルトに接触しない位置まで前記各第2ロー
ラを回動させた状態で前記各ベルト駆動部を保持する保
持手段が設けられていることを特徴としている。この場
合、保持手段としては、例えば支軸と第2ローラとを連
結する連結部材の先端をフック等により係止する構造等
が採用できる。
【0011】
【作用】このような本発明の請求項1に記載した発明に
おいては、第1ローラと第2ローラとの間の寸法は、例
えばホースの布地部分を挟み込んでいるときに最も短く
なり、ホースの他の部分を挟み込むときに長くなる。す
なわち、第2ローラが支軸を中心として回動すると無端
ベルトの張力が増大することになる。したがって、無端
ベルトは、例えばホースの接続金具を搬送するときに各
第2ローラが押し広げられると張力が増大し、各第2ロ
ーラ間の狭着力が強まることにより回転抵抗が増大して
も、第1ローラに対するスリップを防止できることにな
る。
【0012】また、本発明の請求項2に記載した発明に
おいては、第1ローラと第2ローラとの間の寸法は、各
無端ベルト間に例えばホースの接続金具を挟み込むとき
に略最長となる。すなわち、ホースを搬送するにあたっ
て、無端ベルトの回転抵抗が最大となるときに張力も略
最大となるため、無端ベルトが第2ローラに対してスリ
ップする虞れを一層少なくできることになる。
【0013】さらに、本発明の請求項3に記載した発明
においては、第1ローラと第2ローラとの間の寸法が最
短となったときにも無端ベルトが弛むことがないため、
第1ローラと第2ローラとの間の寸法に関わらず、第1
ローラに対する無端ベルトのスリップを防止できること
になる。そして、本発明の請求項4に記載した発明にお
いては、張力調整手段が連結部材に設けられているた
め、支軸を中心として第2ローラが回動しても常に無端
ベルトの弛みを防止できることになる。
【0014】また、本発明の請求項5に記載した発明に
おいては、保持手段により各無端ベルトに接続金具が接
触することのない位置まで各第2ローラが回動した状態
で各ベルト駆動部が保持される。したがって、この状態
では、作業者が手動によりホースの搬送速度を適宜調節
したり、あるいはホースを往復動させることができるた
め、ホースに付着した著しい汚れを洗浄部において集中
的に洗浄できることになる。これらにより前記目的が達
成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明に係る一実施例のホース洗浄装
置10が示されている。このホース洗浄装置10は、キ
ャスタ11により移動可能な本体12にホース洗浄部2
0とホース搬送装置であるホース搬送部40とが設けら
れている。このホース洗浄装置10は、本体12におけ
る図中左方に設けられたホース搬入部13から図中右方
に設けられたホース搬出部14に向かってホース100
を搬送する間にホース洗浄部20によりホース100の
外周面が洗浄され、次いでホース洗浄部20の出口側に
設けられたホース搬送部40によりホース100内部の
空気を抜くためにホース100が径方向に潰されるよう
になっている。
【0016】ホース洗浄部20は、第1ブラシ部21,
第2ブラシ部22,高圧シャワ部23および仕上げシャ
ワ部24により構成されている。第1ブラシ部21,第
2ブラシ部22は、それぞれ一対の回転ブラシ25,2
6を有している。回転ブラシ25,26は、ホース10
0の搬送経路Aを挟んで図中上下方向に所定間隔を空け
て配置され、互いのブラシ先端がホース100の搬送経
路A上において相互接触するブラシ長さ(毛足長さ)を
有している。これらの回転ブラシ25,26は、本体1
2内に設けられたモータ15およびエンドレスチェーン
16によりホース100の搬送方向(図中左から右)に
対してホース100を押し戻すような方向に回転し(図
中矢印参照)、ホース100の外周面に付着した汚れを
効率的に除去できるようになっている。
【0017】高圧シャワ部23は、上部ノズル27と下
部ノズル28とがホース100の搬送経路Aを挟んで図
中上下方向に所定間隔を空けて配置されている。上部ノ
ズル27および下部ノズル28は、それぞれの噴射口が
ホース100の搬送経路A側に向けて配置され、ホース
100の搬送に伴ってホース100の周面全域に高圧で
洗浄水あるいは洗剤を噴射するようになっている。
【0018】仕上げシャワ部24は、上部ノズル29と
下部ノズル30とがホース100の搬送経路Aを挟んで
図中上下方向に所定間隔を空けて配置されているととも
に、それぞれの噴射口がホース100の搬送経路A側に
向けて配置され、前述した高圧シャワ部23と基本的に
同様に構成されている。そして、上部ノズル29および
下部ノズル30は、各噴射口から洗浄水を噴射すること
により、すすぎ洗浄を行うようになっている。
【0019】以上のようなホース洗浄部20は、ホース
100の搬送方向に向かって第1ブラシ部21,高圧シ
ャワ部23,第2ブラシ部22,仕上げシャワ部24の
順に配置されている。したがって、ホース100を搬送
すると、第1ブラシ部21の回転ブラシ25,26によ
りホース100の外周面に付着した比較的大きな汚れが
除去され、次いで高圧シャワ部23の高圧噴射によりホ
ース100の外周面において布地繊維間に入り込んだ比
較的細かい汚れに洗浄水あるいは洗剤が浸透される。そ
して、第2ブラシ部22の回転ブラシ25,26により
前述した細かい汚れが除去され、最後に仕上げシャワ部
24の高圧噴射によりホース100の外周面の仕上げ洗
浄が行われる。
【0020】ホース搬送部40は、ホース100の搬送
経路Aを挟んで図中上下方向に配置された一対のベルト
駆動部41A,41Bにより構成されている。ベルト駆
動部41A,41Bは、第1ローラである駆動ローラ4
2と、第2ローラである従動ローラ43とに帯状の無端
ベルト44が無限軌道状に掛け渡されていて、各無端ベ
ルト44同士が従動ローラ43によりホース100の搬
送経路A上において相互圧接されている。
【0021】駆動ローラ42は、本体12内に設けられ
たモータ15とエンドレスチェーン17とによりホース
100を図中右方に向かって搬送するように回転され
る。これらの駆動ローラ42,42は、ホース100を
搬送する上での障害とならないように、ホース100の
最大直径部分である接続金具102が通過しても干渉す
ることのない位置に配置されている。
【0022】従動ローラ43は、駆動ローラ42と当該
従動ローラ43との間に設けられた支軸45A,45B
に連結部材46を介して支持されている。これらの従動
ローラ43,43は、本体12内部に設けられた付勢手
段50により、支軸45A,45Bを中心として互いに
近づく方向に回動するように付勢されている。
【0023】図2に示すように、付勢手段50は、本体
内に設けられた一対の案内部材51,52により、付勢
シャフト53が図中左右方向に摺動可能に支持されてい
る。付勢シャフト53は、当該付勢シャフト53に形成
された段部54と案内部材51との間に設けられた圧縮
スプリング55により、図中左方に向かって付勢されて
いる。このような付勢シャフト53は、先端(図中左方
側端部)に設けられた受部56が各支軸45(45A,
45B)に連結された回動部材57(57A,57B)
の端部を常時押圧するようになっている。したがって、
各支軸45(45A,45B)は、ベルト駆動部41
A,41Bの従動ローラ43,43が互いに近づく方向
に回動するように付勢されている。
【0024】図1に戻って、連結部材46には、無端ベ
ルト44の張力を調整するための張力調整手段60が設
けられてる。図3に示すように、張力調整手段60は、
張力調整ローラ61を有する押圧部62と、連結部材4
6に設けられた摺動部63とにより構成されている。押
圧部62は、圧縮スプリング64を有する摺動ピン65
が摺動部63に挿通され、図中上方に向かって付勢され
ている。このような張力調整手段60は、従動ローラ4
3の回動位置に関わりなく、無端ベルト44が弛まない
ように張力を調整するようになっている。そして、張力
調整手段60は、無端ベルト44の張力が一定以上にな
ると、押圧部62が摺動部63に近づくことにより無端
ベルト44の張力を一定以下に調整し、無端ベルト44
の破損を防止するようになっている。
【0025】これらのような支軸45A,45Bは、図
4に示すように、各無端ベルト44がホース100の布
地部分101を介して相互圧接されているときの駆動ロ
ーラ42の回転中心と従動ローラ43の回転中心とを結
ぶ直線より従動ローラ43の回動方向側に配置されてい
る。具体的には、支軸45A,45Bは、図5に示すよ
うに、各無端ベルト44がホース100の最大直径部分
である接続金具102に押し広げられたときの駆動ロー
ラ42の回転中心と従動ローラ43の回転中心とを結ぶ
直線の近傍に設けられている。
【0026】したがって、駆動ローラ42の回転中心と
従動ローラ43の回転中心との間の寸法は、各無端ベル
ト44がホース100の布地部分101を介して相互圧
接されているときに最短寸法R1となり(図4の状
態)、各無端ベルト44がホース100の最大直径部分
である接続金具102に押し広げられたときに略最長寸
法R2となる(図5の状態)。すなわち、ベルト駆動部
41A,41Bは、駆動ローラ42の回転中心と従動ロ
ーラ43の回転中心との間の寸法が最長寸法R2となっ
たときに無端ベルト44の張力が略最大となる。
【0027】再び図1に戻って、ホース搬送部40に
は、接続金具102が各無端ベルト44に接触しない位
置に従動ローラ43を回動させた状態で保持する保持手
段70が設けられている。図4に示すように、保持手段
70は、ホース100の上方に位置するベルト駆動部4
1Aの連結部材46に一体形成された係止部71と、本
体12に設けられたフック72とを有している。フック
72は、本体12に設けられた支持ピン73を中心とし
て回動可能に支持されていて、係止部71に形成された
棒状のレバー部材74を係止することにより、接続金具
102が各無端ベルト44に接触しない位置に従動ロー
ラ43を回動させた状態で保持するようになっている。
【0028】この保持手段70は、ベルト駆動部41A
の従動ローラ43を回動させた状態で保持する際、ホー
ス100の下方に位置するベルト駆動部41Bも従動ロ
ーラ43を回動させた状態で保持するようになってい
る。図2に示すように、ベルト駆動部41Bは、回動部
材57Bにおける支軸45B側の端部が延長された突出
部75と、本体12に設けられたピン76との間にリタ
ーンスプリング77が掛け渡されている。
【0029】すなわち、保持手段70は、支軸45Aを
中心として連結部材46Aを回動させると、回動部材5
7Aが受部56を介して付勢シャフト53を図中右方に
押圧し、これによりベルト駆動部41Bの回動部材57
Bに対する付勢を解除させる。すると、リターンスプリ
ング77により回動部材57Bが受部56に当接したま
ま支軸45Bを中心として時計廻りに回動し、これによ
り支軸45Bを中心として連結部材46Bが回動する。
【0030】したがって、ホース洗浄装置10は、保持
手段70によりホース100から各無端ベルト44が離
れた状態が保持されると、作業者が手動によりホース洗
浄部20およびホース搬送部40においてホース100
を任意の速度で搬送したり、あるいは往復動させること
ができるようになっている。なお、保持手段70は、受
部56が回動部材57A,57Bのストッパーとして機
能することにより、ベルト駆動部41A,41Bの従動
ローラ43が支軸45A,45Bを中心として同じ角度
で回動させた状態で保持する。
【0031】次に、本実施例のホース洗浄装置10にお
けるホース搬送部40の動作を説明する。ホース搬送部
40がホース100を搬送するにあたって、図4に示す
ように、各無端ベルト44間に布地部分101を挟み込
みこむと、ホース100内部の空気が抜けることにより
布地部分101が径方向に潰れ、各従動ローラ43が最
も近づいた状態、すなわち駆動ローラ42の回転中心と
従動ローラ43の回転中心との間の寸法が最短寸法R1
となる。このため、無端ベルト44の張力が最小となる
が、張力調整手段60により無端ベルト44に弛み等が
生じることはない。したがって、駆動ローラ42と無端
ベルト44との間にスリップが生じることなく、ホース
100の布地部分101を径方向に潰しながら軸方向に
搬送する。
【0032】次に、ホース100の搬送が進み、接続金
具102が各無端ベルト44間にくると、接続金具10
2が各無端ベルト44を押し広げるように変形させる
(図4中、二点鎖線の状態)。この際、各無端ベルト4
3は、従動ローラ43とホース100の接続金具102
との間に挟まれる狭着力が最大となる。このため、各無
端ベルト44の回転抵抗が最大となるが、無端ベルト4
4の張力も増大しているため、無端ベルト44と駆動ロ
ーラ42との間にスリップが生じる虞れはない。
【0033】そして、図5に示すように、各無端ベルト
44間にホース100の最大直径部分である接続金具1
02を挟み込みこむと、この接続金具102に各従動ロ
ーラ43が押し広げられ、支軸45(45A,45B)
を中心として互いに離れる方向に回動する。すなわち、
駆動ローラ42の回転中心と従動ローラ43の回転中心
との間の寸法が最長寸法R2となるため、無端ベルト4
4の張力が最大となる。この際、無端ベルト44は、付
勢手段60により従動ローラ43と接続金具102との
間に挟まれる狭着力がホース100の布地部分101を
搬送するときに比較して増大しているため、駆動ローラ
42に対してスリップが生じる虞れはない。なお、無端
ベルト44は、張力調整手段60が張力を一定以下とな
るように調整するため、破損する虞れはない。
【0034】次に、ホース100に付着した汚れが著し
い場合には、駆動ローラ42を停止させることにより、
ホース100の所定箇所をホース洗浄部20に停止さ
せ、当該箇所を集中的に洗浄する。あるいは、保持手段
70により接続金具102が各無端ベルト44に接触し
ない位置に回動させた状態で従動ローラ43を保持させ
た後、作業者が手動によりホース100を任意の速度で
搬送したり、あるいは往復動させることにより、ホース
100における汚れが著しい箇所をホース洗浄部20に
おいて集中的に洗浄する。
【0035】この際、ホース100は、回転ブラシ2
5,26がホース100を押し戻すような方向に回転し
ているため、各従動ローラ43が回動して各無端ベルト
44がホース100から離れると、自動的に搬送方向に
対して後退する。このため、作業者が手動により適宜ホ
ース100を前進させれば、ホース洗浄部20がホース
100の所定位置を反復洗浄し、ホース100における
汚れが著しい箇所が確実に洗浄できる。
【0036】以上のような本実施例によれば、ホース搬
送装置であるホース搬送部40は、ホース100の布地
部分101を搬送するときに比較して、ホース100の
接続金具102を搬送するときに無端ベルト44の張力
が増大するため、無端ベルト44の回転抵抗が増しても
第1ローラである駆動ローラ42に対してスリップする
虞れがない。したがって、本実施例のホース搬送部40
は、従来のホース搬送装置のように、無端ベルト44と
してタイミングベルトを採用する必要がなく、比較的安
価な部品を用いることにより製造コストを低減できる。
【0037】また、ベルト駆動部41A,41Bは、張
力調整手段60が設けられているため、第1ローラであ
る駆動ローラ42と第2ローラである従動ローラ43と
の間の寸法が最短となったときにも無端ベルト44に弛
み等が生じることがなく、ホース100を確実に搬送で
きる。そして、張力調整手段60は連結部材46に設け
られているため、従動ローラ43の回動位置に関わら
ず、常に無端ベルト44の張力を調整できる。
【0038】そして、ホース搬送部40には、ホース1
00の接続金具102が各無端ベルト44に接触しない
位置まで各従動ローラ43を回動させた状態で保持する
保持手段70が設けられているため、手動によりホース
100を任意の速度で搬送したり、あるいは往復動させ
ることにより、ホース100の所定箇所を集中的に洗浄
できる。したがって、ホース洗浄装置10は、ホース1
00に付着した著しい汚れも確実に洗浄できる。
【0039】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、本実施例
では、第1ローラを駆動ローラとし、第2ローラを従動
ローラとして例示したが、これらは互いに逆でもよく、
あるいは両方とも駆動ローラとしてもよい。また、ベル
ト駆動部は、第1ローラと第2ローラとにより構成され
ていればよく、例えば第3ローラ,第4ローラ等を有し
ていてもよい。さらに、無端ベルトを回転駆動する第1
ローラは、その周面に例えばローレット加工等を施して
おいてもよい。このようにすれば、第1ローラに対して
無端ベルトが一層スリップし難くなり、ホースの搬送を
さらに確実に行える。その他、前記実施例で示した第1
ローラ,第2ローラ,無端ベルト,張力調整手段,保持
手段等の各部材の材質,形状,寸法,形態,数,配置個
所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限
定されない。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載した発明によれ
ば、第2ローラが回動したときに無端ベルトの張力が増
加するため、第1ローラに対して無端ベルトがスリップ
し難くなる。また、本発明の請求項2に記載した発明に
よれば、ベルト駆動部がホースの最大直径部分を搬送す
るときに無端ベルトの張力が最大となるため、確実にホ
ースを搬送できる。さらに、本発明の請求項3に記載し
た発明によれば、第1ローラと第2ローラとの間の寸法
が最短となったときに無端ベルトに弛みが生じるのを防
止できる。また、本発明の請求項4に記載した発明によ
れば、第2ローラの回動位置に関わらず常に無端ベルト
の弛みを防止できる。そして、本発明の請求項5に記載
した発明によれば、ホースに付着した著しい汚れも確実
に洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体図である。
【図2】前記実施例におけるローラ付勢支持を示す正面
図である。
【図3】前記実施例における張力調整手段を示す断面図
である。
【図4】ホース搬送装置がホースの布地部分を搬送する
状態を示す正面図である。
【図5】ホース搬送装置がホースの最大直径部を搬送す
る状態を示す正面図である。
【図6】従来のホース搬送装置を示す正面図である。
【図7】ホースに対する無端ベルトの接触面積の変化を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 ホース洗浄装置 40 ホース搬送装置であるホース搬送部 41A,41B ベルト駆動部 42 第1ローラである駆動ローラ 43 第2ローラである従動ローラ 44 無端ベルト 45A,45B 支軸 46 連結部材 60 張力調整手段 70 保持手段 100 ホース 102 接続金具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続金具を有するホースを径方向に潰し
    ながら軸方向に搬送するために第1ローラと第2ローラ
    とに無端ベルトが無限軌道状に掛け渡されたベルト駆動
    部を一対有し、前記各無端ベルトは前記第1ローラと前
    記第2ローラとのうちの少なくとも一方に回転駆動され
    るとともに、外側周面の一部が互いに近接離間可能に圧
    接保持されたホース搬送装置において、前記各第1ロー
    ラは前記ホースの搬送に干渉しない位置に設けられ、前
    記各第2ローラは互いに近づく方向に付勢されていると
    ともに、前記第1ローラと当該第2ローラとの間に設け
    られた支軸を中心として互いに離れる方向に回動可能に
    設けられ、前記支軸は前記各無端ベルト同士が接触する
    ときの前記第1ローラの回転中心と前記第2ローラの回
    転中心とを結ぶ直線よりも前記第2ローラの回動方向側
    に設けられていることを特徴とするホース搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記支軸は前記各無端ベルトが前記接続
    金具を挟み込んだときの前記第1ローラの回転中心と前
    記第2ローラの回転中心とを結ぶ直線の近傍に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載したホース搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト駆動部に前記無端ベルトの張
    力を調整する張力調整手段が設けられていることを特徴
    とする請求項1あるいは請求項2に記載したホース搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記張力調整手段が前記第2ローラと前
    記支軸とを連結する連結部材に設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載したホース搬送装置。
  5. 【請求項5】 相互に反転する複数の回転ブラシ間に前
    記ホースを通過させることにより前記ホースを洗浄する
    洗浄部の出口側に前記各ベルト駆動部が配置され、前記
    接続金具が前記各無端ベルトに接触しない位置まで前記
    各第2ローラを回動させた状態で前記各ベルト駆動部を
    保持する保持手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれかに記載したホース搬送
    装置。
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