JPH03165902A - 搬送ロールの付着塵埃除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利川分！Ｉ’Ｆ　＞ 本発明は、金属スｌ・り冫プの圧延や梢整加工等を行う
プロセスラインに配置されている搬送ロールの付着塵埃
除去方法に関するものである。

く従来の技術〉 金属ストリソプの圧延や梢整加工等を行うプ［１セスラ
インには金属スｌ・リノプを迎続１般送ずる搬送ロール
が配置され゜ζいる。このような連Ｖｔ搬送系に使用さ
れる搬送１コールに塵埃がイ；１着しているとこれが金
属スｌ・リップにイ；１着し２次加工等で押疵が発生ず
る原因になるので除去する必要がある。

従来、金属ス１・リップの連続搬送系に使用される搬送
ロールに付着した塵埃を除去する手段としては、第４図
に示すように金属ストリップ１を搬送する搬送ロール２
にモータｌ４で回転駆動されるプラシロール３を押し当
て搬送ロール２に付着した塵埃を除去するものが知られ
ている。

あるいは第５図に示すように金属ストリップ１を搬送す
る搬送ロール２にポリシャ４を押し当て搬送ロール２に
付着した塵埃を除去するものや、第６図に示すように金
属ス１・リップＩｔ−搬送する粘着質な物質から製作さ
れた粘着性ロール５を押し当て、搬送ロール２に付着し
た塵埃を粘着性ロール５に吸着させて除去するものが知
られている．搬送ロールに付着した塵埃を除去するもの
ではないが、金属ストリップの付着水を除去する手段と
して、例えば特公昭５９−５０９１４号公報あるいは特
開昭６３−１４０２８１号公報にエンドレス式水切り装
置が開示されている． 前記特公昭５９−５０９１４号公報に開示されているも
のはエンドレスベルトを金属ストリップに押｛＝Ｊけて
付着水を機械的に絞り取るもので、また特開昭６３−１
４０２８１号公報に開示されているものはエンドレスベ
ルトの表面に塗布した高分子化合物に付着水を吸水させ
て除去するものである。

前記従来技術のうち、プラシロール３を用いる手段また
はボリシャ４を用いる手段はいずれも搬送ロール２に付
着した微細な塵埃、特に一度大気中に飛散した鹿埃が搬
送ロール２に付着したような場合には、１００μｍ以下
の微細な塵埃が付着するが、このような微細な塵埃を完
全に除去することができなかった． これに対して、粘着性ロール５を用いる手段は１００μ
ｍ以下の微細な塵埃を吸着により除去することが可能で
あるが粘着性ロール５には寿命があり、−・定量の塵埃
が付着すると吸着力が低下し除去が十分できなくなる． 粘着性ロール５の膓埃吸着力が低下して来たら、吸着力
を回復するため、粘着性ロール５を取り外したのち、水
または溶剤で吸着した塵埃を洗浄して取り除く必要があ
り、粘着性ロール５の取り外し、洗浄、取り付けに多く
の人手作業を要するので能率が悪いという問題点がある
． また、前記エンドレス式水切り装置は金属ストリップの
付着水を除去するためのものであり、搬送ロールに付着
した塵埃を除去するのに適用することはできない。

く発明が解決しようとする課題〉 前記粘着性ロールを用いる手段は１００μｍ以下の微細
な塵埃を吸着することができるという利点を生かして連
続的に搬送ロールに付着した塵埃を吸着さセるためには
、粘着性ロールに吸着された廊埃を水または溶剤で洗浄
して吸着力を回復するという一連の作業をオンラインで
自動的に行うようにすることが課題になる． オンラインで粘着性ロールの吸着力を回復するには、粘
着性ロールに吸着した塵埃を洗浄により除去する手段お
よび洗浄液を乾燥させる手段を具備させる必要がある．
しかるに粘着性ロールは搬送ロールに押し当てられてい
るためこれらの手段を具備さセることはスペース的に極
めて困難であ本発明は前記車情にかんがみてなされたも
のであり、プロセスラインの運続搬送系に使用される搬
送ロールに付着した微細な塵埃を容易に除去し得ると共
にオンラインで長期に亘り使川することができる搬送ロ
ールの付着塵埃除去方法を提供することを目的とするも
のである。

く課題を解決するための手段〉 本発明者は、エンドレスベルトが洗浄手段および乾燥手
段を具備さセるのに好都合である点に着目し、粘着性ロ
ールの塵埃吸着性とエンドレスヘルＩ・とを組み合わせ
る発想のもとに本発明を達威するに至ったものであり、
本発明の要旨とするところは下記の通りである。

本発明は、金属ストリップの連続搬送系に使用される搬
送ロールに、押付けローラとテンションローラとに巻掛
りた粘着性エンドレスベルトを回転駆動させながら押付
け、前記搬送ロールに付着した塵埃を粘着性エンドレス
ベルトに吸着させる搬送ロールの｛リ着塵埃除去方法に
おいて、前記回転駆動される粘着性エンドレスヘル１−
に洗浄液を噴射して吸着した塵埃を洗浄し、次いで該エ
ンドレスベルトに付着した洗浄液を塵埃と共にフエルト
で絞り取ったのち熱風により乾燥して連続的に粘着性を
回復させつつエンドレスベルｌ・を循環使用ずることを
特徴とする搬送ロールの付着塵埃除去方法である。

また本発明では、搬送ロールに粘着性エンドレスヘルト
を回転しながら押し付けて一定時間連続して前記搬送ロ
ールに付着した塵埃の吸着のみを行い、次いで前記粘着
性エンドレスベルトを回転駆動さ・１ながら搬送ロール
から切離したのら、前記塵埃を吸着した粘着性エンドレ
スベルトを前述の手順によって回復を図り、再び粘着性
エンドレスベルトを循環使川ずるようにずることもでき
る。

〈作川〉 搬送ロールに付着した塵埃を粘着性エンドレスベルトに
吸着させので微細な膣埃も容易に除去することができる
。また粘着性エンドレスベルトに吸着された塵埃は洗浄
液の噴躬によって洗浄され、この際に付着した洗浄水は
塵埃と共にフエルト・によって絞り取られたのち、熱風
によって乾燥され、粘着性エンドレスベルＩ・の吸着性
が迅速に回復される。

このため粘着性エンドレスベルトによる搬送ローラに付
着した塵埃の除去を長期に亘り安定して行うことができ
、オンラインにおりる自動化も容易に達威される。

く実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図において、２は搬送ロールであり、搬送ロール２
は矢印方向に搬送され゛Ｃいる鋼ストリップ１に接触し
て回転している。粘着性エンドレスベルト７は押付けロ
ーラ６とテンションローラ１０とに巻掛ＬＪられており
、テンションローラｌＯを％　一タｌ４によって矢印方
向に回転駆動して、搬送ロール２と同期した速度で循環
される。また粘着性エンドレスベルト７は押イ；１けロ
ーラ６によって搬送ロール２に押付けられ、搬送ロール
２にＩ］着した塵埃が吸着される。

粘着性エントレスヘル１・７番よ搬送ロール２と同期し
た速度で循環するのですべりＮＷＡによる塵埃の発生や
飛散がなく、搬送ロール２に付着した塵埃を粘着性エン
ドレスベルト７に確実に吸着することができる。

粘着性エンドレスベルト７は第２図に示すように帆布１
３に粘着性物質Ｉ２をライニングしたものである．粘着
性物質にはゴム系あるいは合或樹脂系のもので乾燥状態
で塵埃に対して吸着力を有ずるものであればよく、市販
のものを使用することができる。

粘着性エンドレスベルト７の復動側には上向きに洗浄液
用スプレーヘッダ８およびフェルト９が、往動側には下
向きに熱風ヘッダ１１が配設されている。搬送ロール２
に伺着した塵埃を吸着したエンドレスベルト７にまずス
プレーヘッダ８のノズルから上吹きに洗浄液が噴射され
吸着した塵埃を洗浄により除去する。洗浄液としては水
またはアルコール類等で乾燥し易くかつ粘着性物質を溶
解、変質さセないものを選択して使用する。

次に、バネ装置１５によって粘着性エンｒレスベ９ ルト７に押（リリられたフェルト９によって洗浄液と共
に塵埃を絞り取り、水切りを行う。水切りを行っても粘
着性エンドレスベルト７は濡れているので熱風ヘソダ１
ｌの吹出口から熱風を吹付ｉＪて乾燥ずると共に残留し
ている塵埃を吹き飛ばし粘着性１ンＩ゛レスヘル１・７
の吸着力を同復さセる。このような丁順に，Ｌ＃）連続
的にエン１′レスベル］・７の吸着力を回復しながら搬
送ロール２に付着した塵埃を吸着して除去する。

前記の実施例では、搬送ロール２に付着した塵埃を粘着
性エン１゛レスベルト７により吸着しながら同時にエン
ドレスヘルト７の回復を連続的に図るものについ゛ζ説
明したが、この手順を適用できるのは粘着性エンドレス
ベルト７がｌｆｔ！環する間に同復再生が間に合う操業
条件の場合に適用するか、あるいは回復再坐を行うとき
だり粘着性エンドレスベルト７の循環速度を低下させれ
ば適用可能である。

搬送ロール２の回転速度との関係で粘着性エンドレスベ
ルト７の循環速度が高速のため循環の間ｌ０ に回復さセることかできない場合もある。この場合には
第３図に示すように粘着性エンドレスベルト７をリトラ
クト台車ｌ４に搭載し、リトラクト用シリンダｌ５で前
後進可能に構成する。

搬送ロール２に粘着性エンドレスベルト７を回転しなが
ら押付けて一定時間連続して搬送ロール２に付着した塵
埃の吸着のみを行い、この間は粘着性エンドレスベルト
７の洗浄〜乾燥の回復再生を中止する。

そして粘着性エンドレスベルト７の塵壌吸着力が低下し
て来る前にリトラクト用シリンダ１５を作動しりトラク
ト台車ｌ４を後退させて粘着性エンドレスベルト７を搬
送ロール２から切離して退避さセる．退避さセた粘着性
エンドレスベルト７を汚れの状態に応じ数回低速で循環
させながらスプレーヘッダ８からの洗浄液噴射による洗
浄およびフェルト９により絞り取りを行う。次いで熱風
へッダ１ｌから熱風を吹付けて乾燥し、粘着性エンドレ
スベルト７の塵埃吸着力の回復させる．〈発明の効果〉 ｌ ｌ 以上説明したように本発明によれば搬送ロールに付着し
た塵埃をオンラインにおいて容易かつ確実に、しかも長
期に亘り安定して除去することができるので金属ストリ
ップを清浄に保ちながら搬送することができる． その結果、プレス加工等の２次加工において、金属スト
リップに付着した塵埃に起因する押し疵の発生防止が達
威される。

【図面の簡単な説明】

第ｌ図１よ本発明の実施例を示す概略側面図、第２図は
本発明に係る粘着性エンドレスベルトの部分＃ｌｉＷＪ
図、第３図は本発明の他の実施例を示す概略側面図、第
４図乃至第６図はそれぞれ異なった従来例を示す概略側
面図である。 ｌ・・・金属ストリップ、２・・・搬送ロール、３・・
・ブラシロール、　４・・・ボリシャー５・・・粘着性
ロール、　６・・・押付けローラ、７・・・粘着性エン
ドレスベルト、 ８・・・スプレヘッダ、　９・・・フェルト、１２ ｌＯ・・・テンシゴンローラ、 １ｌ・・・熱風ヘッダ、 ｌ２・・・粘着性物質、 】３・・・帆布、 １４・・・モータ、 ｌ５・・・バネ装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属ストリップの連続搬送系に使用される搬送ロー
   ルに、押付けローラとテンションローラとに巻掛けた粘
   着性エンドレスベルトを回転駆動させながら押付け、前
   記搬送ロールに付着した塵埃を粘着性エンドレスベルト
   に吸着させる搬送ロールの付着塵埃除去方法において、
   前記回転駆動される粘着性エンドレスベルトに洗浄液を
   噴射して吸着した塵埃を洗浄し、次いで該エンドレスベ
   ルトに付着した洗浄液を塵埃と共にフェルトで絞り取っ
   たのち熱風により乾燥して連続的に粘着性を回復させつ
   つエンドレスベルトを循環使用することを特徴とする搬
   送ロールの付着塵埃除去方法。 ２、搬送ロールに粘着性エンドレスベルトを回転しなが
   ら押付けて一定時間連続して前記搬送ロールに付着した
   塵埃の吸着のみを行い、次いで前記粘着性エンドレスベ
   ルトを回転駆動せながら搬送ロールから切離したのち、
   前記塵埃を吸着した粘着性エンドレスベルトの回復を図
   り、再び粘着性エンドレスベルトを循環使用する請求項
   １記載の方法。