JPH10337543A - 洗浄処理装置 - Google Patents
洗浄処理装置Info
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- JPH10337543A JPH10337543A JP9151050A JP15105097A JPH10337543A JP H10337543 A JPH10337543 A JP H10337543A JP 9151050 A JP9151050 A JP 9151050A JP 15105097 A JP15105097 A JP 15105097A JP H10337543 A JPH10337543 A JP H10337543A
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Links
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワーク表面にむらを生じさせず、このワーク
表面の洗浄を良好に行うことが可能な洗浄処理装置を提
供すること。 【解決手段】 ワーク12に付着したパーティクルを洗
浄して除去する洗浄処理装置において、上記ワーク12
の搬入口13および搬出口14が設けられた処理チャン
バ11と、ワーク12を搬送して上記処理チャンバ11
に搬入、搬出させる搬送手段15と、回転駆動され、上
記搬送手段15により搬送されるワーク12に接触し、
このワーク12に付着したパーティクルを洗浄除去する
洗浄手段16と、上記洗浄手段16と上記ワーク12の
少なくとも一方を上記ワーク12の搬送方向と交差する
方向に揺動させる揺動手段と、を具備したことを特徴と
する。
表面の洗浄を良好に行うことが可能な洗浄処理装置を提
供すること。 【解決手段】 ワーク12に付着したパーティクルを洗
浄して除去する洗浄処理装置において、上記ワーク12
の搬入口13および搬出口14が設けられた処理チャン
バ11と、ワーク12を搬送して上記処理チャンバ11
に搬入、搬出させる搬送手段15と、回転駆動され、上
記搬送手段15により搬送されるワーク12に接触し、
このワーク12に付着したパーティクルを洗浄除去する
洗浄手段16と、上記洗浄手段16と上記ワーク12の
少なくとも一方を上記ワーク12の搬送方向と交差する
方向に揺動させる揺動手段と、を具備したことを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は被洗浄基板に付着
した微粒子を洗浄液によって洗浄する洗浄方法およびそ
の装置に関する。
した微粒子を洗浄液によって洗浄する洗浄方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶表示装置や半導体装置の製
造工程においては、被洗浄基板としての液晶用ガラス基
板や半導体ウエハなどのワークを高い清浄度で洗浄する
ことが要求される工程がある。このような工程において
は、矩形状のワークをローラなどの搬送機構によって搬
送しながら洗浄するタイプの洗浄処理装置がある。
造工程においては、被洗浄基板としての液晶用ガラス基
板や半導体ウエハなどのワークを高い清浄度で洗浄する
ことが要求される工程がある。このような工程において
は、矩形状のワークをローラなどの搬送機構によって搬
送しながら洗浄するタイプの洗浄処理装置がある。
【0003】図7に示すように、上記ワーク1は、チャ
ンバ2外部に設けられた複数の搬送ローラ3によって搬
入口4よりチャンバ2内部へと導入される。このワーク
1は、上記チャンバ2内部でも搬送ローラ3によって矢
印に示す方向に搬送され、搬入口4と対向する位置に設
けられた搬出口5よりチャンバ2の外方に搬出されるよ
うになっている。
ンバ2外部に設けられた複数の搬送ローラ3によって搬
入口4よりチャンバ2内部へと導入される。このワーク
1は、上記チャンバ2内部でも搬送ローラ3によって矢
印に示す方向に搬送され、搬入口4と対向する位置に設
けられた搬出口5よりチャンバ2の外方に搬出されるよ
うになっている。
【0004】搬送ローラ3によって搬送されるワーク1
は、上下両面に設けられたロールブラシ7によって洗浄
される。このロールブラシ7は、ワーク1の搬送路の所
定位置に回転可能でかつ固定的に設けられており、上記
搬送ローラ3により搬送されるワーク1に対し、このロ
ールブラシ7が回転しながらワーク1の上下両面に接触
して洗浄するようになっている。
は、上下両面に設けられたロールブラシ7によって洗浄
される。このロールブラシ7は、ワーク1の搬送路の所
定位置に回転可能でかつ固定的に設けられており、上記
搬送ローラ3により搬送されるワーク1に対し、このロ
ールブラシ7が回転しながらワーク1の上下両面に接触
して洗浄するようになっている。
【0005】このロールブラシ7には、洗浄液を噴射す
る噴射ノズル8が設けられており、上記ロールブラシ7
の回転によってワーク1に付着したパーティクルを良好
に除去することが可能に設けられている。
る噴射ノズル8が設けられており、上記ロールブラシ7
の回転によってワーク1に付着したパーティクルを良好
に除去することが可能に設けられている。
【0006】上記ロールブラシ7によって洗浄が終了し
たワーク1は、チャンバ2の搬出口5より搬出され、次
工程へこのワーク1が送り出されるようになっている。
また、このロールブラシ7に代えて、ディスクブラシ機
構で上記ワーク1の表面を洗浄する洗浄処理装置も存在
する。上記ワーク1の上下両面には、軸を中心としつつ
互いに接触するように設けられた円筒状のディスクブラ
シがこのワーク1の搬送方向と直交する方向に並べられ
ている。それぞれのディスクブラシは、ワーク1と離間
する位置にこのディスクブラシを回転駆動させる駆動機
構が設けられており、このディスクブラシに駆動力を与
えてワーク1の表面を摺動し、付着したパーティクルを
除去するように設けられている。このようなディスクブ
ラシが所定の方向に並べられてディスクブラシ機構が構
成されている。
たワーク1は、チャンバ2の搬出口5より搬出され、次
工程へこのワーク1が送り出されるようになっている。
また、このロールブラシ7に代えて、ディスクブラシ機
構で上記ワーク1の表面を洗浄する洗浄処理装置も存在
する。上記ワーク1の上下両面には、軸を中心としつつ
互いに接触するように設けられた円筒状のディスクブラ
シがこのワーク1の搬送方向と直交する方向に並べられ
ている。それぞれのディスクブラシは、ワーク1と離間
する位置にこのディスクブラシを回転駆動させる駆動機
構が設けられており、このディスクブラシに駆動力を与
えてワーク1の表面を摺動し、付着したパーティクルを
除去するように設けられている。このようなディスクブ
ラシが所定の方向に並べられてディスクブラシ機構が構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなロールブ
ラシ7によるワーク1の洗浄では、以下のような問題が
生じている。すなわちこのロールブラシ7は、通常ナイ
ロンの束が多数取り付けられて形成されているが、この
ナイロンの束には隙間があるため、上記ワーク1の表面
をこのロールブラシ7が回転摺動すると、ワーク1の表
面の上記ロールブラシ7で洗浄されない部分が洗浄され
ていない洗浄むらとなって残り、そのためこの表面のパ
ーティクルを完全に除去することが難しくなっている。
ラシ7によるワーク1の洗浄では、以下のような問題が
生じている。すなわちこのロールブラシ7は、通常ナイ
ロンの束が多数取り付けられて形成されているが、この
ナイロンの束には隙間があるため、上記ワーク1の表面
をこのロールブラシ7が回転摺動すると、ワーク1の表
面の上記ロールブラシ7で洗浄されない部分が洗浄され
ていない洗浄むらとなって残り、そのためこの表面のパ
ーティクルを完全に除去することが難しくなっている。
【0008】このように、ワーク1の表面のパーティク
ルが除去されずに残った場合、ワーク1の洗浄後にこの
ワーク1が乾燥すると、ワーク1に付着したパーティク
ルが取れ難くなってしまう。
ルが除去されずに残った場合、ワーク1の洗浄後にこの
ワーク1が乾燥すると、ワーク1に付着したパーティク
ルが取れ難くなってしまう。
【0009】また、上述のディスクブラシを用いた洗浄
処理装置においても、ディスクブラシとディスクブラシ
の間が洗浄されていない洗浄むらとなって残ってしま
う。このため、ワーク1の搬送方向に対してディスクブ
ラシが千鳥状に設けられるように、それぞれのディスク
ブラシ機構の位置をずらして設けている。
処理装置においても、ディスクブラシとディスクブラシ
の間が洗浄されていない洗浄むらとなって残ってしま
う。このため、ワーク1の搬送方向に対してディスクブ
ラシが千鳥状に設けられるように、それぞれのディスク
ブラシ機構の位置をずらして設けている。
【0010】しかしながら、このようにディスクブラシ
機構をずらしてディスクブラシが千鳥状となるように設
けても、それぞれのディスクブラシが固定されているた
め、依然ワーク1の表面にディスクブラシの固定的な位
置での摺動による洗浄むらが生じて解消されず、パーテ
ィクルを除去することが難しくなっている。
機構をずらしてディスクブラシが千鳥状となるように設
けても、それぞれのディスクブラシが固定されているた
め、依然ワーク1の表面にディスクブラシの固定的な位
置での摺動による洗浄むらが生じて解消されず、パーテ
ィクルを除去することが難しくなっている。
【0011】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、ワーク表面にむらを生じ
させず、このワーク表面の洗浄を良好に行うことが可能
な洗浄処理装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、ワーク表面にむらを生じ
させず、このワーク表面の洗浄を良好に行うことが可能
な洗浄処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、ワークに付着したパーティク
ルを洗浄して除去する洗浄処理装置において、上記ワー
クの搬入口および搬出口が設けられた処理チャンバと、
上記ワークを搬送して上記処理チャンバに搬入、搬出さ
せる搬送手段と、回転駆動されるとともに、上記搬送手
段により搬送される上記ワークに接触し、このワークに
付着したパーティクルを洗浄除去する洗浄手段と、上記
洗浄手段と上記ワークの少なくとも一方を上記ワークの
搬送方向と交差する方向に揺動させる揺動手段と、を具
備したことを特徴とする洗浄処理装置である。
に請求項1記載の発明は、ワークに付着したパーティク
ルを洗浄して除去する洗浄処理装置において、上記ワー
クの搬入口および搬出口が設けられた処理チャンバと、
上記ワークを搬送して上記処理チャンバに搬入、搬出さ
せる搬送手段と、回転駆動されるとともに、上記搬送手
段により搬送される上記ワークに接触し、このワークに
付着したパーティクルを洗浄除去する洗浄手段と、上記
洗浄手段と上記ワークの少なくとも一方を上記ワークの
搬送方向と交差する方向に揺動させる揺動手段と、を具
備したことを特徴とする洗浄処理装置である。
【0013】請求項2記載の発明は、上記洗浄手段はロ
ールブラシであることを特徴とする請求項1記載の洗浄
処理装置である。請求項3記載の発明は、上記洗浄手段
は複数のディスクブラシが一列に並べられてなることを
特徴とする請求項1記載の洗浄処理装置である。
ールブラシであることを特徴とする請求項1記載の洗浄
処理装置である。請求項3記載の発明は、上記洗浄手段
は複数のディスクブラシが一列に並べられてなることを
特徴とする請求項1記載の洗浄処理装置である。
【0014】請求項1の発明によると、処理チャンバお
よび上記ワークを搬送する搬送手段が設けられ、回転駆
動されて上記搬送手段により搬送されるワークに接触
し、このワークに付着したパーティクルを洗浄除去する
洗浄手段が設けられ、さらに上記洗浄手段と上記ワーク
の少なくとも一方を上記ワークの搬送方向と交差する方
向に揺動させる揺動手段が設けられたため、上記洗浄手
段が揺動しない場合に生じていたワーク表面の洗浄むら
を解消することが可能となり、そのため上記ワーク表面
に付着したパーティクルを良好に除去することが可能と
なっている。
よび上記ワークを搬送する搬送手段が設けられ、回転駆
動されて上記搬送手段により搬送されるワークに接触
し、このワークに付着したパーティクルを洗浄除去する
洗浄手段が設けられ、さらに上記洗浄手段と上記ワーク
の少なくとも一方を上記ワークの搬送方向と交差する方
向に揺動させる揺動手段が設けられたため、上記洗浄手
段が揺動しない場合に生じていたワーク表面の洗浄むら
を解消することが可能となり、そのため上記ワーク表面
に付着したパーティクルを良好に除去することが可能と
なっている。
【0015】請求項2の発明によると、上記洗浄手段は
ロールブラシであるため、上記ワーク表面にパーティク
ルが付着していても、このロールブラシの回転駆動によ
ってワーク表面のパーティクルを掻き取ることが可能と
なっている。これと相俟って、上記洗浄手段が揺動可能
であるため、ワーク表面に付着したパーティクルを万遍
なく除去することが可能となっている。
ロールブラシであるため、上記ワーク表面にパーティク
ルが付着していても、このロールブラシの回転駆動によ
ってワーク表面のパーティクルを掻き取ることが可能と
なっている。これと相俟って、上記洗浄手段が揺動可能
であるため、ワーク表面に付着したパーティクルを万遍
なく除去することが可能となっている。
【0016】請求項3の発明によると、上記洗浄手段は
複数のディスクブラシが一列に並べられてなるため、上
記ワーク表面との接触面積が大きくなって良好に洗浄で
きるとともに、これらディスクブラシが一列に並べられ
た洗浄手段が揺動可能に設けられているため、上記ワー
クの表面に洗浄むらを生じさせることなく良好に洗浄さ
せることが可能となっている。
複数のディスクブラシが一列に並べられてなるため、上
記ワーク表面との接触面積が大きくなって良好に洗浄で
きるとともに、これらディスクブラシが一列に並べられ
た洗浄手段が揺動可能に設けられているため、上記ワー
クの表面に洗浄むらを生じさせることなく良好に洗浄さ
せることが可能となっている。
【0017】
(第一の実施の形態)以下、この発明の一実施例を図1
ないし図4を参照して説明する。図1に示す洗浄処理装
置10は処理チャンバ11を備えており、この処理チャ
ンバ11は、内部にワーク12を搬入、搬出させるため
の一対の搬入口13および搬出口14を備えている。こ
の搬入口13および搬出口14は、上記ワーク12の大
きさに対応するために、スリット状に形成されていて、
後述する搬送ローラ15の駆動により、上記ワーク12
の処理チャンバ11内部への搬入、搬出を可能としてい
る。
ないし図4を参照して説明する。図1に示す洗浄処理装
置10は処理チャンバ11を備えており、この処理チャ
ンバ11は、内部にワーク12を搬入、搬出させるため
の一対の搬入口13および搬出口14を備えている。こ
の搬入口13および搬出口14は、上記ワーク12の大
きさに対応するために、スリット状に形成されていて、
後述する搬送ローラ15の駆動により、上記ワーク12
の処理チャンバ11内部への搬入、搬出を可能としてい
る。
【0018】上記処理チャンバ11内部にワーク12を
搬入、搬出するために、複数の搬送ローラ15が面一と
なるように設けられている。この搬送ローラ15は、上
記処理チャンバ11内部および上記搬入口13、搬出口
14付近に所定間隔ごとに設けられており、それぞれの
搬送ローラ15に外部に設けられた駆動源から駆動力が
伝達されるようになっている。また、これらの機構によ
り搬送手段が構成されており、搬送ローラ15が回転駆
動されると、上記ワーク12が図1の矢印に示す方向へ
搬送されるようになっている。
搬入、搬出するために、複数の搬送ローラ15が面一と
なるように設けられている。この搬送ローラ15は、上
記処理チャンバ11内部および上記搬入口13、搬出口
14付近に所定間隔ごとに設けられており、それぞれの
搬送ローラ15に外部に設けられた駆動源から駆動力が
伝達されるようになっている。また、これらの機構によ
り搬送手段が構成されており、搬送ローラ15が回転駆
動されると、上記ワーク12が図1の矢印に示す方向へ
搬送されるようになっている。
【0019】上記搬送ローラ15は、図3に示すように
上記ワーク12に接触する支持ローラ部15aと、この
支持ローラ部15aよりも大径なガイドローラ部15b
とが樹脂などによって一体に形成されてなり、一対の搬
送ローラ15がローラ軸15cの両端部に支持ローラ部
15aを内側に向けて設けられている。
上記ワーク12に接触する支持ローラ部15aと、この
支持ローラ部15aよりも大径なガイドローラ部15b
とが樹脂などによって一体に形成されてなり、一対の搬
送ローラ15がローラ軸15cの両端部に支持ローラ部
15aを内側に向けて設けられている。
【0020】上記ローラ軸15cは、図示しない駆動源
によって回転駆動される。それによって、上記ワーク1
2は図1に矢印で示す方向に所定の速度で搬送されるよ
うになっている。
によって回転駆動される。それによって、上記ワーク1
2は図1に矢印で示す方向に所定の速度で搬送されるよ
うになっている。
【0021】上記処理チャンバ11内部には、上記ワー
ク12の上面と下面に上下2本で一対をなす、洗浄手段
としての2組のロールブラシ16がワーク12の搬送方
向に沿って所定の間隔で設けられている。このロールブ
ラシ16は、金属軸17の外周面に、ナイロンの束より
形成されている多数のブラシ毛16aが取り付けられて
おり、このブラシ毛16aはその先端が上記金属軸17
に接触する状態で上記筒状軸18に植設されている。
ク12の上面と下面に上下2本で一対をなす、洗浄手段
としての2組のロールブラシ16がワーク12の搬送方
向に沿って所定の間隔で設けられている。このロールブ
ラシ16は、金属軸17の外周面に、ナイロンの束より
形成されている多数のブラシ毛16aが取り付けられて
おり、このブラシ毛16aはその先端が上記金属軸17
に接触する状態で上記筒状軸18に植設されている。
【0022】上記金属軸17は処理チャンバ11を介し
てアースされており、上記ブラシ毛16aがワーク12
と接触して静電気が発生しても、その静電気がロールブ
ラシ16に付着するのを防止できる。さらに、静電気に
よるワーク12のパターンの破壊を未然に防止すること
も可能となっている。
てアースされており、上記ブラシ毛16aがワーク12
と接触して静電気が発生しても、その静電気がロールブ
ラシ16に付着するのを防止できる。さらに、静電気に
よるワーク12のパターンの破壊を未然に防止すること
も可能となっている。
【0023】上記各ロールブラシ16の上流側には、上
記ロールブラシ16およびワーク12に向けて洗浄液を
噴射する第1のノズル19が設けられている。各ノズル
19から洗浄液が噴射されることで、上記ロールブラシ
16による掻き取り作用と相俟ってワーク12に付着し
たパーティクルを除去することが可能となっている。
記ロールブラシ16およびワーク12に向けて洗浄液を
噴射する第1のノズル19が設けられている。各ノズル
19から洗浄液が噴射されることで、上記ロールブラシ
16による掻き取り作用と相俟ってワーク12に付着し
たパーティクルを除去することが可能となっている。
【0024】なお、本実施の形態においては、これらの
ロールブラシ16の回転方向は、1組が上記ワーク12
の搬送方向に逆らう向きに回転しており、もう1組が上
記ワーク12の搬送方向と同じ向きに回転している。そ
のため、上記ワーク12がロールブラシ16との接触時
に生じる摩擦で上記ワーク12の搬送に支障をきたさな
いようになっている。
ロールブラシ16の回転方向は、1組が上記ワーク12
の搬送方向に逆らう向きに回転しており、もう1組が上
記ワーク12の搬送方向と同じ向きに回転している。そ
のため、上記ワーク12がロールブラシ16との接触時
に生じる摩擦で上記ワーク12の搬送に支障をきたさな
いようになっている。
【0025】上記搬送手段を構成する各搬送ローラ15
の下方には、第2のノズル20がそれぞれ先端を対向さ
せて配設されている。各ノズル20からは、上記搬送ロ
ーラ15に向けて超純水のような洗浄液が吹き付けら
れ、それによって各搬送ローラ15が洗浄されるように
なっている。そのため、上記搬送ローラ15は第2のノ
ズル20により、ワーク12が接触した際にこの搬送ロ
ーラ15に付着するパーティクルを除去するようになっ
ている。
の下方には、第2のノズル20がそれぞれ先端を対向さ
せて配設されている。各ノズル20からは、上記搬送ロ
ーラ15に向けて超純水のような洗浄液が吹き付けら
れ、それによって各搬送ローラ15が洗浄されるように
なっている。そのため、上記搬送ローラ15は第2のノ
ズル20により、ワーク12が接触した際にこの搬送ロ
ーラ15に付着するパーティクルを除去するようになっ
ている。
【0026】上記ロールブラシ16は、図2に示すよう
な構成により、処理チャンバ11内部で上記ロールブラ
シ16の長手方向に摺動可能に設けられている。このロ
ールブラシ16は、支持部材21にベアリング22を介
して取り付けられていて、この支持部材21が揺動する
ことによって上記ロールブラシ16がワーク12に対し
て揺動するように設けられている。この支持部材21
は、この支持部材21に取り付けられる種々の機構とと
もに揺動手段を構成しており、また処理チャンバ11の
上方に設けられた後述するリニアガイド部29によっ
て、この支持部材21の上記ロールブラシ16の長手方
向へのスライドがガイドされるようになっている。
な構成により、処理チャンバ11内部で上記ロールブラ
シ16の長手方向に摺動可能に設けられている。このロ
ールブラシ16は、支持部材21にベアリング22を介
して取り付けられていて、この支持部材21が揺動する
ことによって上記ロールブラシ16がワーク12に対し
て揺動するように設けられている。この支持部材21
は、この支持部材21に取り付けられる種々の機構とと
もに揺動手段を構成しており、また処理チャンバ11の
上方に設けられた後述するリニアガイド部29によっ
て、この支持部材21の上記ロールブラシ16の長手方
向へのスライドがガイドされるようになっている。
【0027】この支持部材21の上端には、上記ロール
ブラシ16に駆動力を与えるための第1のモータ23が
取り付けられている。この第1のモータ23は、上記支
持部材21に固定して取り付けられている。この第1の
モータ23の駆動軸23aには、駆動プーリ24が取り
付けられており、上記ロールブラシ16の金属軸17に
取り付けられた従動プーリ25とともにこの間にベルト
26を張設して、上記従動プーリ25に回転駆動力を伝
達する。それによってロールブラシ16が回転するよう
になっている。
ブラシ16に駆動力を与えるための第1のモータ23が
取り付けられている。この第1のモータ23は、上記支
持部材21に固定して取り付けられている。この第1の
モータ23の駆動軸23aには、駆動プーリ24が取り
付けられており、上記ロールブラシ16の金属軸17に
取り付けられた従動プーリ25とともにこの間にベルト
26を張設して、上記従動プーリ25に回転駆動力を伝
達する。それによってロールブラシ16が回転するよう
になっている。
【0028】上記支持部材21は、上端部が所定の厚さ
を有する板状体に形成されており、この板状体の上下両
面には、突出して設けられた突出部27が所定個数(図
2ではそれぞれ2個ずつ)形成されている。この突出部
27と、スライド部材28とで上記支持部材21の往復
運動をガイドするリニアガイド部29が構成されてお
り、上記ワーク12の搬送方向に対して直交する方向に
上記ロールブラシ16をスライドさせることが可能とな
っている。
を有する板状体に形成されており、この板状体の上下両
面には、突出して設けられた突出部27が所定個数(図
2ではそれぞれ2個ずつ)形成されている。この突出部
27と、スライド部材28とで上記支持部材21の往復
運動をガイドするリニアガイド部29が構成されてお
り、上記ワーク12の搬送方向に対して直交する方向に
上記ロールブラシ16をスライドさせることが可能とな
っている。
【0029】上記スライド部材28は、例えば棒状に形
成されていて上記処理チャンバ11に固定的に取り付け
られており、このスライド部材28が上記突出部27に
形成された図示しない挿通孔に挿通される。これによっ
て、上記突出部27はスライド部材28に沿ってスライ
ド自在に設けられている。
成されていて上記処理チャンバ11に固定的に取り付け
られており、このスライド部材28が上記突出部27に
形成された図示しない挿通孔に挿通される。これによっ
て、上記突出部27はスライド部材28に沿ってスライ
ド自在に設けられている。
【0030】なお、上記第1のモータ23などの上記処
理チャンバ11より突出して設けられた部材は、不図示
のケーシングなどに収納される構成となっている。また
図2においては、ワーク12の上面側のみを洗浄するロ
ールブラシ16、およびこのロールブラシ16を揺動さ
せるための機構としての支持部材21、リニアガイド部
29、第2のモータ31などが示されているが、これら
の機構は、上記ワーク12の下面側を洗浄するロールブ
ラシ16を揺動させるために共用させてもよく、また別
途これらの機構を設けても構わない(図1においては、
これらの機構は共用されたものとなっている。)。ま
た、ワーク12の下面側のロールブラシ16は揺動させ
ず、上面側のロールブラシ16のみを揺動させる構成と
しても構わない。
理チャンバ11より突出して設けられた部材は、不図示
のケーシングなどに収納される構成となっている。また
図2においては、ワーク12の上面側のみを洗浄するロ
ールブラシ16、およびこのロールブラシ16を揺動さ
せるための機構としての支持部材21、リニアガイド部
29、第2のモータ31などが示されているが、これら
の機構は、上記ワーク12の下面側を洗浄するロールブ
ラシ16を揺動させるために共用させてもよく、また別
途これらの機構を設けても構わない(図1においては、
これらの機構は共用されたものとなっている。)。ま
た、ワーク12の下面側のロールブラシ16は揺動させ
ず、上面側のロールブラシ16のみを揺動させる構成と
しても構わない。
【0031】上記支持部材21の側方には、カムシャフ
ト30が例えば軸受機構を介して取り付けられていて、
このカムシャフト30を介して上記処理チャンバ11の
外方に設けられた第2のモータ31の駆動力が伝達され
るようになっている。このカムシャフト30は、上記処
理チャンバ11の側方に形成された貫挿孔11aより外
方側に突出して設けられている。
ト30が例えば軸受機構を介して取り付けられていて、
このカムシャフト30を介して上記処理チャンバ11の
外方に設けられた第2のモータ31の駆動力が伝達され
るようになっている。このカムシャフト30は、上記処
理チャンバ11の側方に形成された貫挿孔11aより外
方側に突出して設けられている。
【0032】上記第2のモータ31の駆動軸31aに
は、カム32が取り付けられており、このカム32に上
記カムシャフト30が偏心して回転自在となるように連
結されている。そのため、上記第2のモータ31が回転
駆動すれば、この第2のモータ31に連結されているカ
ム32が回転し、それとともにカム32に連結されたカ
ムシャフト30が上記支持部材21の押し引きの往復運
動を行う。そのため、上記支持部材21に取り付けられ
たロールブラシ16が搬送されるワーク12の搬送方向
に対し直交する方向に、揺動されるようになっている。
は、カム32が取り付けられており、このカム32に上
記カムシャフト30が偏心して回転自在となるように連
結されている。そのため、上記第2のモータ31が回転
駆動すれば、この第2のモータ31に連結されているカ
ム32が回転し、それとともにカム32に連結されたカ
ムシャフト30が上記支持部材21の押し引きの往復運
動を行う。そのため、上記支持部材21に取り付けられ
たロールブラシ16が搬送されるワーク12の搬送方向
に対し直交する方向に、揺動されるようになっている。
【0033】このような構成の洗浄処理装置10による
と、ワーク12が搬送ローラ15によって処理チャンバ
11内部に搬入され、このワーク12を洗浄するロール
ブラシ16が長手方向に往復運動する。そのため、ロー
ルブラシ16のブラシ毛16aの間に隙間が生じてい
て、このロールブラシ16の回転駆動のみではワーク1
2の表面に洗浄むらが生じる場合であっても、このロー
ルブラシ16の揺動によって、上記ワーク12の表面を
万遍なく洗浄することが可能となっている。
と、ワーク12が搬送ローラ15によって処理チャンバ
11内部に搬入され、このワーク12を洗浄するロール
ブラシ16が長手方向に往復運動する。そのため、ロー
ルブラシ16のブラシ毛16aの間に隙間が生じてい
て、このロールブラシ16の回転駆動のみではワーク1
2の表面に洗浄むらが生じる場合であっても、このロー
ルブラシ16の揺動によって、上記ワーク12の表面を
万遍なく洗浄することが可能となっている。
【0034】すなわち、上記ワーク12の表面には、ブ
ラシ毛16aで摺動されない部分が存在しないことにな
り、そのためこのブラシ毛16aでワーク12の表面に
付着しているパーティクルを掻き取り、そして上記第1
のノズル19により超純水などの洗浄液を噴射すれば、
このブラシ毛16aに付着したパーティクルを除去する
ことが可能となっている。
ラシ毛16aで摺動されない部分が存在しないことにな
り、そのためこのブラシ毛16aでワーク12の表面に
付着しているパーティクルを掻き取り、そして上記第1
のノズル19により超純水などの洗浄液を噴射すれば、
このブラシ毛16aに付着したパーティクルを除去する
ことが可能となっている。
【0035】そのため、洗浄処理後にワーク12が乾燥
しても、ワーク12の表面の状態を良好なものとするこ
とが可能となっている。 (第二の実施の形態)以下、本発明の第二の実施の形態
について、図5に基づいて説明する。なお、本実施の形
態においては、上述の第一の実施の形態で述べたのと同
様な構成については同じ符号を付して説明することとす
る。
しても、ワーク12の表面の状態を良好なものとするこ
とが可能となっている。 (第二の実施の形態)以下、本発明の第二の実施の形態
について、図5に基づいて説明する。なお、本実施の形
態においては、上述の第一の実施の形態で述べたのと同
様な構成については同じ符号を付して説明することとす
る。
【0036】図5に示す洗浄処理装置40は、上述の第
一の実施の形態で示したロールブラシ16に代えて、複
数のディスクブラシ41を備えるディスクブラシ機構4
2を有している。ディスクブラシ41は、例えば、上記
ロールブラシ16と同様に、図示しない円柱状に設けら
れた金属体と、この金属体の下面と所定の空間が形成さ
れるように取り付けられた覆い体によって構成され、こ
の金属体と覆い体の間にブラシ毛41aが植設されてい
て、特にこのブラシ毛41aの先端が上記金属体に接触
する状態で植設されている。このようなディスクブラシ
41が、図5に示すように僅かな隙間を有して一列に並
べられて上記ディスクブラシ機構42を構成している。
一の実施の形態で示したロールブラシ16に代えて、複
数のディスクブラシ41を備えるディスクブラシ機構4
2を有している。ディスクブラシ41は、例えば、上記
ロールブラシ16と同様に、図示しない円柱状に設けら
れた金属体と、この金属体の下面と所定の空間が形成さ
れるように取り付けられた覆い体によって構成され、こ
の金属体と覆い体の間にブラシ毛41aが植設されてい
て、特にこのブラシ毛41aの先端が上記金属体に接触
する状態で植設されている。このようなディスクブラシ
41が、図5に示すように僅かな隙間を有して一列に並
べられて上記ディスクブラシ機構42を構成している。
【0037】なお、このディスクブラシ機構42も、上
記ワーク12の上面と下面の2本で一対をなしており、
この一対のディスクブラシ41がワーク12の搬送方向
に沿って2組設けられている。
記ワーク12の上面と下面の2本で一対をなしており、
この一対のディスクブラシ41がワーク12の搬送方向
に沿って2組設けられている。
【0038】上記ディスクブラシ41の上部には、この
ディスクブラシ41を回転摺動させるための駆動モータ
43が取り付けられている。この駆動モータ43は、上
記ディスクブラシ41に直接駆動力を付与するように設
けられているが、別途伝達手段を介してこのディスクブ
ラシ41に駆動力が間接的に与えられる構成としても構
わない。
ディスクブラシ41を回転摺動させるための駆動モータ
43が取り付けられている。この駆動モータ43は、上
記ディスクブラシ41に直接駆動力を付与するように設
けられているが、別途伝達手段を介してこのディスクブ
ラシ41に駆動力が間接的に与えられる構成としても構
わない。
【0039】上記駆動モータ43は、この上部側が支持
部材21に固定的に取り付けられている。この支持部材
21は、上記第一の実施の形態で述べた構成と同様の構
成を有するリニアガイド部29に連結されており、そし
てこのリニアガイド部29は、上記第一の実施の形態と
同様の構成を有するカムシャフト30、カム32、第2
のモータ31を介して駆動力が伝達されるようになって
いる。そして上記第2のモータ31が回転駆動すれば、
これらの機構を介して上記ディスクブラシ41がリニア
ガイド部29のスライド部材28によって、上記ワーク
12の搬送方向と直交する方向へのスライドがガイドさ
れるようになっている。
部材21に固定的に取り付けられている。この支持部材
21は、上記第一の実施の形態で述べた構成と同様の構
成を有するリニアガイド部29に連結されており、そし
てこのリニアガイド部29は、上記第一の実施の形態と
同様の構成を有するカムシャフト30、カム32、第2
のモータ31を介して駆動力が伝達されるようになって
いる。そして上記第2のモータ31が回転駆動すれば、
これらの機構を介して上記ディスクブラシ41がリニア
ガイド部29のスライド部材28によって、上記ワーク
12の搬送方向と直交する方向へのスライドがガイドさ
れるようになっている。
【0040】ここで、図5においては、ワーク12の上
面側のみを洗浄するディスクブラシ41、およびこのデ
ィスクブラシ41を揺動させるための機構としての支持
部材21、リニアガイド部29、第2のモータ31など
が示されているが、これらの機構は、上記ワーク12の
下面側を洗浄するディスクブラシ41を揺動させるため
に共用させてもよく、また別途これらの機構を設けても
構わない。また、ワーク12の下面側のディスクブラシ
41は揺動させず、上面側のディスクブラシ41のみを
揺動させる構成としても構わない。
面側のみを洗浄するディスクブラシ41、およびこのデ
ィスクブラシ41を揺動させるための機構としての支持
部材21、リニアガイド部29、第2のモータ31など
が示されているが、これらの機構は、上記ワーク12の
下面側を洗浄するディスクブラシ41を揺動させるため
に共用させてもよく、また別途これらの機構を設けても
構わない。また、ワーク12の下面側のディスクブラシ
41は揺動させず、上面側のディスクブラシ41のみを
揺動させる構成としても構わない。
【0041】このような構成の洗浄処理装置40による
と、ワーク12を洗浄するためにディスクブラシ41が
用いられたため、ワーク12に対する接触面積を大きく
することが可能であり、そのため上記ワーク12の洗浄
によるパーティクルの除去をより良好に行うことが可能
となっている。
と、ワーク12を洗浄するためにディスクブラシ41が
用いられたため、ワーク12に対する接触面積を大きく
することが可能であり、そのため上記ワーク12の洗浄
によるパーティクルの除去をより良好に行うことが可能
となっている。
【0042】それとともに、ディスクブラシ41が一列
に並べられて設けられたディスクブラシ機構42が上記
ワーク12に対して揺動可能に設けられているため、こ
のディスクブラシ機構42の揺動によって、上記ワーク
12に洗浄むらを生じさせず、良好に洗浄させることが
可能となっている。
に並べられて設けられたディスクブラシ機構42が上記
ワーク12に対して揺動可能に設けられているため、こ
のディスクブラシ機構42の揺動によって、上記ワーク
12に洗浄むらを生じさせず、良好に洗浄させることが
可能となっている。
【0043】(第三の実施の形態)以下、本発明の第三
の実施の形態について、図6を参照して説明する。な
お、本実施の形態においても、上述の第一、第二の実施
の形態で述べた構成と同様のものについては、同じ符号
を付して説明することとする。
の実施の形態について、図6を参照して説明する。な
お、本実施の形態においても、上述の第一、第二の実施
の形態で述べた構成と同様のものについては、同じ符号
を付して説明することとする。
【0044】本実施の形態の洗浄処理装置50では、上
述の第2のモータ31、カム32、カムシャフト30が
設けられている点では、同様の構成となっているが、上
記カムシャフト30はこれらの実施の形態とは異なり、
処理チャンバ11に連結されている。そのため、本実施
の形態では、処理チャンバ11が第2のモータ31の回
転駆動によってスライドされるようになっている。
述の第2のモータ31、カム32、カムシャフト30が
設けられている点では、同様の構成となっているが、上
記カムシャフト30はこれらの実施の形態とは異なり、
処理チャンバ11に連結されている。そのため、本実施
の形態では、処理チャンバ11が第2のモータ31の回
転駆動によってスライドされるようになっている。
【0045】この処理チャンバ11は、図示しないが上
述の第一、第二の実施の形態で述べた構成と同様なリニ
アガイド部により、処理チャンバ11のスライドがガイ
ドされるようになっている。
述の第一、第二の実施の形態で述べた構成と同様なリニ
アガイド部により、処理チャンバ11のスライドがガイ
ドされるようになっている。
【0046】上記処理チャンバ11内部には、ワーク1
2を所定方向に向かい搬送する搬送ローラ15が複数設
けられているが、上記第2のモータ31を駆動させて処
理チャンバ11をスライドさせると、この搬送ローラ1
5もスライドされることになり、その結果上記搬送ロー
ラ15によって搬送されるワーク12も、このワーク1
2の搬送方向と直交する方向にスライドされるようにな
っている。
2を所定方向に向かい搬送する搬送ローラ15が複数設
けられているが、上記第2のモータ31を駆動させて処
理チャンバ11をスライドさせると、この搬送ローラ1
5もスライドされることになり、その結果上記搬送ロー
ラ15によって搬送されるワーク12も、このワーク1
2の搬送方向と直交する方向にスライドされるようにな
っている。
【0047】このようにスライドされるワーク12に対
し、ワーク12の洗浄を行うロールブラシ16は、上記
処理チャンバ11外部に設けられた所定の部位に固定的
に取り付けられている。そのため、ワーク12はこのロ
ールブラシ16に対してスライドされるが、ロールブラ
シ16は相対的な取り付け位置が変化しないものとなっ
ている。
し、ワーク12の洗浄を行うロールブラシ16は、上記
処理チャンバ11外部に設けられた所定の部位に固定的
に取り付けられている。そのため、ワーク12はこのロ
ールブラシ16に対してスライドされるが、ロールブラ
シ16は相対的な取り付け位置が変化しないものとなっ
ている。
【0048】このような構成の洗浄処理装置50による
と、上記処理チャンバ11を揺動させることにより、こ
の処理チャンバ11に設けられた搬送ローラ15も揺動
させることができ、そのためこの搬送ローラ15によっ
て搬送されるワーク12を上記ロールブラシ16に対し
て揺動させながら洗浄させることが可能となっている。
と、上記処理チャンバ11を揺動させることにより、こ
の処理チャンバ11に設けられた搬送ローラ15も揺動
させることができ、そのためこの搬送ローラ15によっ
て搬送されるワーク12を上記ロールブラシ16に対し
て揺動させながら洗浄させることが可能となっている。
【0049】このため、上記ワーク12の表面を万遍な
く洗浄してこの表面に付着したパーティクルを除去する
ことが可能となっており、またこの揺動によって上記ワ
ーク12の表面に洗浄むらを生じさせることがなくな
る。よって上記ワーク12の洗浄処理を良好に行うこと
が可能となっている。
く洗浄してこの表面に付着したパーティクルを除去する
ことが可能となっており、またこの揺動によって上記ワ
ーク12の表面に洗浄むらを生じさせることがなくな
る。よって上記ワーク12の洗浄処理を良好に行うこと
が可能となっている。
【0050】なお、この構成においても、上記ロールブ
ラシ16は、ワーク12の上面と下面に上下2本で一対
をなしており、このワーク12の下面側のロールブラシ
16を揺動させるための機構も、上記ワーク12の上面
側のロールブラシ16と共用、もしくは別途設けられた
ものとなっている。
ラシ16は、ワーク12の上面と下面に上下2本で一対
をなしており、このワーク12の下面側のロールブラシ
16を揺動させるための機構も、上記ワーク12の上面
側のロールブラシ16と共用、もしくは別途設けられた
ものとなっている。
【0051】以上、本発明について、第一ないし第三の
実施の形態について述べたが、本発明はこれ以外にも種
々変形可能となっている。以下これについて述べる。上
記第三の実施の形態では、処理チャンバ11を揺動させ
るようになっているが、処理チャンバ11ではなく、搬
送ローラ15を揺動させる構成としても構わない。この
場合、上記ワーク12の搬送に影響を与えるものでなけ
れば、上述のようにワーク12の表面をむらなく良好に
洗浄させることが可能となっている。
実施の形態について述べたが、本発明はこれ以外にも種
々変形可能となっている。以下これについて述べる。上
記第三の実施の形態では、処理チャンバ11を揺動させ
るようになっているが、処理チャンバ11ではなく、搬
送ローラ15を揺動させる構成としても構わない。この
場合、上記ワーク12の搬送に影響を与えるものでなけ
れば、上述のようにワーク12の表面をむらなく良好に
洗浄させることが可能となっている。
【0052】また上記第二の実施の形態において、ワー
ク12の搬送方向に対してディスクブラシ41が一列で
はなく、例えば千鳥状に並べられる構成であっても構わ
ない。
ク12の搬送方向に対してディスクブラシ41が一列で
はなく、例えば千鳥状に並べられる構成であっても構わ
ない。
【0053】さらに、上記第一の実施の形態ないし第三
の実施の形態では、ワーク12を洗浄するロールブラシ
16やディスクブラシ41などの洗浄手段、もしくはワ
ーク12を搬送する搬送ローラ15のいずれか一方側を
揺動させるようになっているが、これら両方側を同時に
揺動させる構成であっても構わない。
の実施の形態では、ワーク12を洗浄するロールブラシ
16やディスクブラシ41などの洗浄手段、もしくはワ
ーク12を搬送する搬送ローラ15のいずれか一方側を
揺動させるようになっているが、これら両方側を同時に
揺動させる構成であっても構わない。
【0054】また、上記ロールブラシ16の構成も上述
の構成に限られず、例えばナイロンの束よりなるブラシ
毛16aをこのロールブラシ16の長手方向に沿う方向
に列をなして並べ、このブラシ毛16aの列が所定間隔
ごとに並べられるようにしても構わない。さらに、この
ロールブラシ16の全周に亘ってブラシ毛16aを取り
付ける構成であっても構わない。
の構成に限られず、例えばナイロンの束よりなるブラシ
毛16aをこのロールブラシ16の長手方向に沿う方向
に列をなして並べ、このブラシ毛16aの列が所定間隔
ごとに並べられるようにしても構わない。さらに、この
ロールブラシ16の全周に亘ってブラシ毛16aを取り
付ける構成であっても構わない。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によると、処理チャンバおよび上記ワークを搬送する搬
送手段が設けられ、回転駆動されて上記搬送手段により
搬送されるワークに接触し、このワークに付着したパー
ティクルを洗浄除去する洗浄手段が設けられ、さらに上
記洗浄手段と上記ワークの少なくとも一方を上記ワーク
の搬送方向と交差する方向に揺動させる揺動手段が設け
られたため、上記洗浄手段が揺動しない場合に生じてい
たワーク表面の洗浄むらを解消することが可能となり、
そのため上記ワーク表面に付着したパーティクルを良好
に除去することができる。
によると、処理チャンバおよび上記ワークを搬送する搬
送手段が設けられ、回転駆動されて上記搬送手段により
搬送されるワークに接触し、このワークに付着したパー
ティクルを洗浄除去する洗浄手段が設けられ、さらに上
記洗浄手段と上記ワークの少なくとも一方を上記ワーク
の搬送方向と交差する方向に揺動させる揺動手段が設け
られたため、上記洗浄手段が揺動しない場合に生じてい
たワーク表面の洗浄むらを解消することが可能となり、
そのため上記ワーク表面に付着したパーティクルを良好
に除去することができる。
【0056】請求項2記載の発明によると、上記洗浄手
段はロールブラシであるため、上記ワーク表面にパーテ
ィクルが付着していても、このロールブラシの回転駆動
によってワーク表面のパーティクルを掻き取ることが可
能となっている。これと相俟って、上記洗浄手段が揺動
可能であるため、ワーク表面に付着したパーティクルを
万遍なく除去することができる。
段はロールブラシであるため、上記ワーク表面にパーテ
ィクルが付着していても、このロールブラシの回転駆動
によってワーク表面のパーティクルを掻き取ることが可
能となっている。これと相俟って、上記洗浄手段が揺動
可能であるため、ワーク表面に付着したパーティクルを
万遍なく除去することができる。
【0057】請求項3記載の発明によると、上記洗浄手
段は複数のディスクブラシが一列に並べられてなるた
め、上記ワーク表面との接触面積が大きくなって良好に
洗浄できるとともに、これらディスクブラシが一列に並
べられた洗浄手段が揺動可能に設けられているため、上
記ワークの表面に洗浄むらを生じさせることなく良好に
洗浄できる。
段は複数のディスクブラシが一列に並べられてなるた
め、上記ワーク表面との接触面積が大きくなって良好に
洗浄できるとともに、これらディスクブラシが一列に並
べられた洗浄手段が揺動可能に設けられているため、上
記ワークの表面に洗浄むらを生じさせることなく良好に
洗浄できる。
【図1】本発明の一実施の形態に係わる洗浄処理装置の
構成を示す側断面図。
構成を示す側断面図。
【図2】同実施の形態に係わる洗浄処理装置の構成を示
す正面断面図。
す正面断面図。
【図3】同実施の形態に係わる搬送ローラの構成を示す
正面図。
正面図。
【図4】同実施の形態に係わるロールブラシの構成を示
す側断面図。
す側断面図。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係わる洗浄処理装
置の構成を示す正面断面図。
置の構成を示す正面断面図。
【図6】本発明の第三の実施の形態に係わる洗浄処理装
置の構成を示す正面断面図。
置の構成を示す正面断面図。
【図7】従来の洗浄処理装置の構成を示す側断面図。
10,40,50…洗浄処理装置。 12…ワーク 15…搬送ローラ 16…ロールブラシ 21…支持部材 23…第1のモータ 29…リニアガイド部 30…カムシャフト 31…第2のモータ 32…カム 41…ディスクブラシ 43…駆動モータ
Claims (3)
- 【請求項1】 ワークに付着したパーティクルを洗浄し
て除去する洗浄処理装置において、 上記ワークの搬入口および搬出口が設けられた処理チャ
ンバと、 上記ワークを搬送して上記処理チャンバに搬入、搬出さ
せる搬送手段と、 回転駆動されるとともに、上記搬送手段により搬送され
る上記ワークに接触し、このワークに付着したパーティ
クルを洗浄除去する洗浄手段と、 上記洗浄手段と上記ワークの少なくとも一方を上記ワー
クの搬送方向と交差する方向に揺動させる揺動手段と、 を具備したことを特徴とする洗浄処理装置。 - 【請求項2】 上記洗浄手段はロールブラシであること
を特徴とする請求項1記載の洗浄処理装置。 - 【請求項3】 上記洗浄手段は複数のディスクブラシが
一列に並べられてなることを特徴とする請求項1記載の
洗浄処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9151050A JPH10337543A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 洗浄処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9151050A JPH10337543A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 洗浄処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337543A true JPH10337543A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15510212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9151050A Pending JPH10337543A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 洗浄処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337543A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009164346A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Hitachi High-Technologies Corp | 基板処理装置 |
JP2010201386A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | レーザ加工残渣の除去方法およびレーザ加工残渣の除去装置 |
JP2011005501A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 薄膜太陽電池用レーザ加工残渣の除去装置 |
JP2017100858A (ja) * | 2015-12-03 | 2017-06-08 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置及びそれを用いた乗客コンベア |
JP2019216207A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社荏原製作所 | 基板処理方法 |
CN116197172A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-06-02 | 苏州市创联净化设备有限公司 | 太阳能电池纯水装置 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP9151050A patent/JPH10337543A/ja active Pending
Cited By (6)
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