JP2001246330A - カード洗浄装置 - Google Patents

カード洗浄装置

Info

Publication number
JP2001246330A
JP2001246330A JP2000060525A JP2000060525A JP2001246330A JP 2001246330 A JP2001246330 A JP 2001246330A JP 2000060525 A JP2000060525 A JP 2000060525A JP 2000060525 A JP2000060525 A JP 2000060525A JP 2001246330 A JP2001246330 A JP 2001246330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
card
cleaning
transport
pinch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000060525A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Asada
高志 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP2000060525A priority Critical patent/JP2001246330A/ja
Publication of JP2001246330A publication Critical patent/JP2001246330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄の効率と耐久性を向上させる。 【解決手段】 搬送ローラ10ないし13とこれらと対
接するピンチローラ20ないし23によって、カード搬
送路3が形成されている。搬送ローラ10ないし13
は、モータ40を駆動源としてタイミングベルト42,
43,44,45を介して回転が伝達されている。洗浄
ローラ50は、搬送ローラ10とカード搬送路3を挟ん
で上下逆に位置付けられ、タイミングベルト57を介し
て回転が伝達されている。洗浄ローラ50に対接するピ
ンチローラ60は、洗浄ローラ50に追従する方向に回
転自在とするとともに、カード搬送方向Aへの回転を規
制されている。搬送ローラ10とピンチローラ20との
互いの圧接力が、洗浄ローラ50とピンチローラ60と
の互いの圧接力よりも大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレホンカードや
プリペードカード等の各種のカードを洗浄して再利用を
可能にするためのカード洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、再利用するカードにおいては、
使用されるのに伴って汚れた場合に、水洗および消毒を
兼ねたアルコール液等によって表面を洗浄する必要があ
る。このようなカードを洗浄するカード洗浄装置とし
て、特開平8−323301号公報に開示されたものが
ある。ここに開示されたカード洗浄装置は、カード搬送
路を挟むように対接する回転駆動ローラおよびガイドロ
ーラと、カード搬送路を挟むように対接する清掃当片お
よびクッションとを備え、これら清掃当片およびクッシ
ョンに洗浄液が供給されている。そして、カードを回転
駆動ローラとガイドローラとによって清掃当片とクッシ
ョンとの間を搬送させる間に、カードをこれら清掃当片
とクッションとに摺接させ、洗浄液によってカードの表
裏面を洗浄している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカード洗浄装置においては、清掃当片とクッシ
ョンとがカード搬送路に対して固定状態となっているの
で、カードがこれら清掃当片およびクッションに摺接す
るとき、常に清掃当片およびクッションの同じ部位がカ
ードに摺接することとなる。したがって、同じ部位で洗
浄することになるので、清掃当片およびクッションの一
部分に汚れが集中してしまい、全体にわたって汚れが分
散されないために、洗浄の効率が低下するという問題が
あった。また、清掃当片およびクッションの一部分のみ
を集中的に使用するために、耐久性が低下するという問
題もあった。
【0004】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、洗浄の効率お
よび耐久性を向上させたカード洗浄装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、ピンチローラに対接しカー
ドを搬送する搬送ローラと、ピンチローラに対接しカー
ドの搬送方向と逆方向に回転する洗浄ローラとからな
り、前記洗浄ローラとピンチローラとの互いの圧接力よ
りも前記搬送ローラとピンチローラとの互いの圧接力を
大きく設定し、前記洗浄ローラに対接するピンチローラ
を洗浄ローラに追従する方向に回転自在とするととも
に、カード搬送方向への回転を規制したものである。し
たがって、カードが搬送されると、洗浄ローラはカード
の搬送方向と反対方向に回転しながらカード上を摺接す
る。また、洗浄ローラに対接するピンチローラは、搬送
されるカードによって洗浄ローラからの回転の伝達が遮
断されるので、一方向クラッチによって回転が停止し、
カードはこのピンチローラの周面上を摺接する。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記洗浄ローラに対してカード搬送
方向下流側に位置付けられ、ピンチローラに対接しカー
ドの搬送方向と逆方向に回転する拭き取りローラを備
え、前記拭き取りローラとピンチローラとの互いの圧接
力よりも前記搬送ローラとピンチローラとの互いの圧接
力を大きく設定し、前記拭き取りローラに対接するピン
チローラを拭き取りローラに追従する方向に回転自在と
するとともに、カード搬送方向への回転を規制したもの
である。したがって、洗浄されたカードが搬送される
と、拭き取りローラはカードの搬送方向と反対方向に回
転しながらカード上を摺接するので、カードを洗浄した
洗浄液や汚れは拭き取りローラによって拭き取られる。
また、拭き取りローラに対接するピンチローラは、搬送
されるカードによって拭き取りローラからの回転の伝達
が遮断されるので、一方向クラッチによって回転が停止
し、カードはピンチローラの周面に摺接し、カードを洗
浄した洗浄液や汚れはこのピンチローラによっても拭き
取られる。
【0007】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明において、モータを駆動源として、前記搬送ロ
ーラ、前記洗浄ローラ、前記拭き取りローラの各ローラ
間をベルトにより回転伝達し、前記搬送ローラと、前記
洗浄ローラおよび前記拭き取りローラとをカード搬送路
を挟んで上下逆に位置付けたものである。したがって、
1個のモータによって、搬送ローラと洗浄ローラおよび
拭き取りローラとが、カードの搬送方向に対して同一方
向と逆方向とに回転する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は本発明に係るカード洗浄装置の
全体を示す斜視図、図2(a)は同じくピンチローラの
図示を省略し一部を破断して示した平面図、同図(b)
は洗浄ローラおよび拭き取りローラに対接するピンチロ
ーラの支持構造を説明するための平断面図である。図3
(a)は同じく側面図、同図(b)はカードを搬送して
いないときの各ローラの回転方向を示す側面図、同図
(c)はカードを搬送しているときの各ローラの回転方
向を示す側面図である。なお、図1および図3において
は、説明の便宜上、両側板の図示を省略している。
【0009】図2(a)において、全体を符号1で示す
カード洗浄装置には、互いに対向する一対の両側板2
a,2bが立設され、これら両側板2a,2bと後述す
る搬送ローラ10ないし13とこれと対接するピンチロ
ーラ20ないし23とでカード搬送路3が形成されてい
る。このカード搬送路3の前端および後端には、カード
5を挿入するカード挿入口6と、カード5を排出するカ
ード排出口7とが設けられている。
【0010】図3(a)において、10,11,12,
13は、カード搬送路3の下方に位置付けられた四対の
搬送ローラであって、両側板2a,2b間に回転自在に
支持された軸15,16,17,18にそれぞれ軸着さ
れ、カード搬送路3の前後方向に等間隔に隔てられて設
けられている。これら四対の搬送ローラ10,11,1
2,13には、カード搬送路3を挟むようにして四対の
ピンチローラ20,21,22,23が対接され、両側
板2a,2b間に回転自在に支持された軸25,26,
27,28にそれぞれ軸着されている。これら四対の搬
送ローラ10,11,12,13および四対のピンチロ
ーラ20,21,22,23は、いずれもプラスチック
によって形成されている。
【0011】図2(a)において、前記軸15の一端は
フレーム2aから突出し、この突出部には、3個のタイ
ミングプーリ30,31,32が軸着されている。前記
軸16の一端はフレーム2aから突出し、この突出部に
は、3個のタイミングプーリ33,34,35が軸着さ
れている。前記軸17の一端はフレーム2aから突出
し、この突出部には、2個のタイミングプーリ36,3
7が軸着されている。前記軸18の一端はフレーム2a
から突出し、この突出部には、1個のタイミングプーリ
38が軸着されている。
【0012】40は駆動源としてのモータであって、モ
ータ軸にはタイミングプーリ41が軸着され、このタイ
ミングプーリ41と前記タイミングプーリ30との間に
は、タイミングベルト42が張架されている。前記タイ
ミングプーリ32と前記タイミングプーリ33との間に
はタイミングベルト43が張架され、前記タイミングプ
ーリ34と前記タイミングプーリ36との間にはタイミ
ングベルト44が張架され、前記タイミングプーリ37
と前記タイミングプーリ38との間にはタイミングベル
ト45が張架されている。
【0013】したがって、モータ40を駆動すると、タ
イミングベルト42を介して搬送ローラ10が回転し、
その回転はタイミングベルト43を介して搬送ローラ1
1に伝達され、タイミングベルト44を介して搬送ロー
ラ12に伝達され、タイミングベルト45を介して搬送
ローラ13にそれぞれ伝達される。これら搬送ローラ1
1,12,13,14は、共にカード5が搬送する方向
A、すなわち図3(a)中、反時計方向に回転し、これ
らに対接するピンチローラ21,22,23,24はこ
れに追従し時計方向に回転する。
【0014】図2(a)および図3(a)において、5
0は前記ピンチローラ20,21の間に設けられた洗浄
ローラであって、両側板2a,2b間に延在するように
スポンジによって形成され、両側板2a,2b間に回転
自在に支持された軸51に軸着され、カード搬送路3の
上方に位置付けられている。この洗浄ローラ50の周面
には、図示を省略した洗浄液収納タンク内の洗浄液であ
るアルコール液がノズルを介して滴下され、洗浄ローラ
50にはアルコール液が浸漬されるように構成されてい
る。52は前記ピンチローラ21,22の間に設けられ
た拭き取りローラであって、両側板2a,2b間に延在
するようにスポンジによって形成され、両側板2a,2
b間に回転自在に支持された軸53に軸着され、カード
搬送路3の上方に位置付けられている。
【0015】図2(a)において、前記軸51の一端は
フレーム2aから突出し、この突出部には、1個のタイ
ミングプーリ55が軸着され、前記軸53の一端はフレ
ーム2aから突出し、この突出部には、1個のタイミン
グプーリ56が軸着されている。タイミングプーリ55
と前記タイミングプーリ31間にはタイミングベルト5
7が張架され、モータ40の駆動がこのタイミングベル
ト57を介して洗浄ローラ50に回転伝達される。この
とき、この洗浄ローラ50と搬送ローラ10とは同じ回
転方向、すなわち図3(a)中反時計方向に回転する
が、洗浄ローラ50と搬送ローラ10とがカード搬送路
3を挟んで上下に互いに逆に位置付けられている。した
がって、上述したように搬送ローラ10がカード5の搬
送方向Aと同一方向に回転するのに対して、洗浄ローラ
50はカード5の搬送方向Aと逆方向に回転する。
【0016】図2(a)において、タイミングプーリ5
6と前記タイミングプーリ35間にはタイミングベルト
58が張架され、モータ40の駆動がこのタイミングベ
ルト58および前記タイミングベルト43を介して拭き
取りローラ52に回転伝達される。上述した洗浄ローラ
50と同様に、この拭き取りローラ52と搬送ローラ1
1とは同じ回転方向、すなわち図3(a)中反時計方向
に回転するが、拭き取りローラ52と搬送ローラ11と
がカード搬送路3を挟んで上下に互いに逆に位置付けら
れている。したがって、搬送ローラ11がカード5の搬
送方向Aと同一方向に回転するのに対して、拭き取りロ
ーラ52はカード5の搬送方向Aと逆方向に回転する。
【0017】このように、搬送ローラ10,11と洗浄
ローラ50および拭き取りローラ52との回転方向を、
カード5の搬送方向Aに対して互いに逆方向とするの
に、これらローラをカード搬送路3を挟んで上下逆に位
置付け、これらローラ間をタイミングベルト57,58
によって回転伝達させることにより行ったものである。
したがって、4個の搬送ローラ10ないし13および洗
浄ローラ50、拭き取りローラ52を1個のモータ40
によって駆動することができるので、部品点数が最小限
となり製造コストの低減が図られる。
【0018】図3(a)において、前記洗浄ローラ50
には、カード搬送路3を挟んでピンチローラ60が対接
し、このピンチローラ60は両側板2a,2b間に延在
するようにスポンジによって形成され、軸61に軸着さ
れている。この軸61は、図2(b)に示すように、一
方向クラッチ62,62を介して両側板2a,2b間に
支承され、これら一方向クラッチ62,62によって、
ピンチローラ60は図3(a)中時計方向のみ回転可能
となっており、反時計方向への回転は規制されている。
【0019】図3(a)において、前記拭き取りローラ
52には、カード搬送路3を挟んでピンチローラ64が
対接し、このピンチローラ64は両側板2a,2b間に
延在するようにスポンジによって形成され、軸65に軸
着されている。この軸65は、図2(b)に示すよう
に、一方向クラッチ62,62を介して両側板2a,2
b間に支承され、これら一方向クラッチ62,62によ
って、ピンチローラ64は図3(a)中時計方向のみ回
転可能となっており、反時計方向への回転は規制されて
いる。
【0020】前記搬送ローラ10ないし13とピンチロ
ーラ20ないし23との互いの圧接力は、洗浄ローラ5
0とピンチローラ60との互いの圧接力または拭き取り
ローラ52とピンチローラ64との互いの圧接力よりも
大きく設定されている。
【0021】次に、このような構成のカード洗浄装置に
おけるカードの洗浄動作を説明する。図3(a)におい
て、モータ40を駆動すると、タイミングベルト42を
介して搬送ローラ10が図中反時計方向に回転し、タイ
ミングベルト43,44,45を介して搬送ローラ1
1,12,13も図中反時計方向に回転する。したがっ
て、図3(b)に示すように、これら搬送ローラ10,
11,12,13に対接しているピンチローラ20,2
1,22,23は図中時計方向に回転する。
【0022】搬送ローラ10,11の回転は、タイミン
グベルト57,58を介してそれぞれ洗浄ローラ50お
よび拭き取りローラ52に伝達され、共に図中反時計方
向に回転する。したがって、カードが搬送されていない
図3(b)においては、これら洗浄ローラ50および拭
き取りローラ52に対接するピンチローラ60,64
は、これに追従して時計方向に回転するので、これら洗
浄ローラ50、拭き取りローラ52およびピンチローラ
60,64は、カード5の搬送方向Aと反対方向に回転
する。このピンチローラ60が洗浄ローラ50に対接し
回転しているときに、ピンチローラ60には洗浄ローラ
50に浸漬されたアルコールが供給される。
【0023】この状態において、洗浄するカード5をカ
ード搬送路3のカード挿入口6から挿入すると、カード
5はカード搬送ローラ10とピンチローラ20とに挟持
され、矢印A方向に搬送され、カード5の先端が洗浄ロ
ーラ50とピンチローラ60との対接部に位置付けられ
る。ここで、洗浄ローラ50がカード5の搬送方向Aと
反対方向に回転駆動されているが、搬送ローラ10とピ
ンチローラ20との互いの圧接力が、洗浄ローラ50と
ピンチローラ60との互いの圧接力よりも大きく設定さ
れていることにより、カード5は矢印A方向に搬送され
る。
【0024】このとき、同図(c)に示すように、カー
ド5が洗浄ローラ50とピンチローラ60との間に入り
込むので、ピンチローラ60は洗浄ローラ50からの回
転伝達が遮断され、カード5の搬送方向に追従してピン
チローラ60が図中反時計方向に回転しようとする。し
かしながら、ピンチローラ60が一方向クラッチ62に
よってカード5の搬送方向へ回転するのを規制されてい
るので、ピンチローラ60は回転が停止する。
【0025】このように、ピンチローラ60の回転が停
止することによって、搬送されるカード5がピンチロー
ラ60の周面上を摺接するので、カード5の裏面がピン
チローラ60に浸漬されたアルコールによって洗浄され
る。また、ピンチローラ60の回転が停止することによ
って、カード5の搬送方向と反対方向に回転している洗
浄ローラ50との間で相対的な位相がずれるので、両ロ
ーラ50,60の周面に付着する汚れが、互いの周面に
おいて分散される。このため、洗浄ローラ50とピンチ
ローラ60の周面の一部分に汚れが集中するようなこと
が防止されるので、洗浄の効率が低下するというような
ことがない。また、洗浄ローラ50とピンチローラ60
の周面の一部分を集中的に使用することなく、全周にわ
たって均一に使用するので、耐久性が向上する。
【0026】また、洗浄ローラ50がカード搬送方向A
と反対方向に回転していることにより、単に固定された
状態と比較して洗浄ローラ50による洗浄力が向上する
とともに、同一部位で洗浄する従来技術と比較して、洗
浄ローラ50の周面の一部分に汚れが集中するようなこ
とが防止されるので、洗浄の効率が向上する。
【0027】洗浄されたカード5は、次のカード搬送ロ
ーラ11とピンチローラ21とによって挟持されること
により、さらに矢印A方向に搬送され、先端が拭き取り
ローラ52とピンチローラ64との対接部に位置付けら
れる。ここでも、拭き取りローラ52がカード5の搬送
方向Aと反対方向に回転駆動されているが、搬送ローラ
11とピンチローラ21との互いの圧接力が、拭き取り
ローラ52とピンチローラ64との互いの圧接力よりも
大きく設定されていることにより、カード5は矢印A方
向に搬送される。
【0028】また、同図(c)に示すように、カード5
が拭き取りローラ52とピンチローラ64との間に入り
込むので、ピンチローラ64は拭き取りローラ52から
の回転伝達が遮断され、ピンチローラ64が一方向クラ
ッチ62によってカード5の搬送方向へ回転するのを規
制されているので、ピンチローラ64は回転が停止す
る。
【0029】したがって、ピンチローラ64の回転が停
止することによって、搬送されるカード5がピンチロー
ラ64の周面上を摺接するので、カード5の裏面に付着
したアルコールや汚れがピンチローラ64によって拭き
取られる。また、ピンチローラ64の回転が停止するこ
とによって、上述したピンチローラ60と同様に、拭き
取りローラ52との間で相対的な位相がずれるので、両
ローラ52,64の周面に付着するアルコールや汚れ
が、互いの周面において分散される。このため、拭き取
りローラ52とピンチローラ64の周面の一部分に汚れ
が集中するようなことが防止されるので、清掃の効率が
低下するというようなことがない。また、拭き取りロー
ラ52とピンチローラ64の周面の一部分を集中的に使
用することなく、全周にわたって均一に使用するので、
耐久性が向上する。
【0030】また、拭き取りローラ52がカード搬送方
向Aと反対方向に回転していることにより、単に固定さ
れた状態と比較して拭き取りローラ52による拭き取り
力が向上するとともに、同一部位で洗浄する従来技術と
比較して、拭き取りローラ52の周面の一部分に汚れが
集中するようなことが防止されるので、清掃の効率が向
上する。汚れが洗浄され、アルコールが拭き取られたカ
ード5は、搬送ローラ12,13とこれと対接するピン
チローラ22,23との挟持され、カード排出口7から
排出される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、汚れを洗浄ローラおよびこれと対接してい
るピンチローラの全周にわたって分散できるので、洗浄
の効率と耐久性が向上する。
【0032】また、請求項2に係る発明によれば、汚れ
や洗浄液を拭き取りローラおよびこれと対接しているピ
ンチローラの全周にわたって分散できるので、清掃の効
率と耐久性が向上する。
【0033】また、請求項3に係る発明によれば、モー
タを1個とすることができるので、部品点数が最小限と
なり製造コストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカード洗浄装置の全体を示す斜
視図である。
【図2】 同図(a)は本発明に係るカード洗浄装置に
おけるピンチローラの図示を省略し一部を破断して示し
た平面図、同図(b)は洗浄ローラおよび拭き取りロー
ラに対接するピンチローラの平断面図である。
【図3】 同図(a)は本発明に係るカード洗浄装置の
全体を示す側面図、同図(b)はカードを搬送していな
いときの各ローラの回転方向を示す側面図、同図(c)
はカードを搬送しているときの各ローラの回転方向を示
す側面図である。
【符号の説明】
1…カード洗浄装置、3…カード搬送路、5…カード、
10,11,12,13…搬送ローラ、20,21,2
2,23…ピンチローラ、40…モータ、42,43,
57,58…タイミングベルト、50…洗浄ローラ、5
2…拭き取りローラ、60,64…ピンチローラ、62
…一方向クラッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンチローラに対接しカードを搬送する
    搬送ローラと、ピンチローラに対接しカードの搬送方向
    と逆方向に回転する洗浄ローラとからなり、前記洗浄ロ
    ーラとピンチローラとの互いの圧接力よりも前記搬送ロ
    ーラとピンチローラとの互いの圧接力を大きく設定し、
    前記洗浄ローラに対接するピンチローラを洗浄ローラに
    追従する方向に回転自在とするとともに、カード搬送方
    向への回転を規制したことを特徴とするカード洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカード洗浄装置におい
    て、前記洗浄ローラに対してカード搬送方向下流側に位
    置付けられ、ピンチローラに対接しカードの搬送方向と
    逆方向に回転する拭き取りローラを備え、前記拭き取り
    ローラとピンチローラとの互いの圧接力よりも前記搬送
    ローラとピンチローラとの互いの圧接力を大きく設定
    し、前記拭き取りローラに対接するピンチローラを拭き
    取りローラに追従する方向に回転自在とするとともに、
    カード搬送方向への回転を規制したことを特徴とするカ
    ード洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカード洗浄装置におい
    て、モータを駆動源として、前記搬送ローラ、前記洗浄
    ローラ、前記拭き取りローラの各ローラ間をベルトによ
    り回転伝達し、前記搬送ローラと、前記洗浄ローラおよ
    び前記拭き取りローラとをカード搬送路を挟んで上下逆
    に位置付けたことを特徴とするカード洗浄装置。
JP2000060525A 2000-03-06 2000-03-06 カード洗浄装置 Pending JP2001246330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060525A JP2001246330A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 カード洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060525A JP2001246330A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 カード洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001246330A true JP2001246330A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18580821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000060525A Pending JP2001246330A (ja) 2000-03-06 2000-03-06 カード洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001246330A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209870A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Shachihata Inc 被洗浄シートの洗浄方法および洗浄装置
KR100994555B1 (ko) * 2009-12-08 2010-11-16 주식회사 에스아이티코리아 박막형 제품 세정기
JP2015178091A (ja) * 2014-02-25 2015-10-08 バンドー化学株式会社 クリーニング装置、粘着ローラユニット及び粘着ローラ
CN107243084A (zh) * 2015-04-27 2017-10-13 刘桂花 一种高效手机消毒装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209870A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Shachihata Inc 被洗浄シートの洗浄方法および洗浄装置
JP4731346B2 (ja) * 2006-02-08 2011-07-20 シヤチハタ株式会社 被洗浄シートの洗浄方法および洗浄装置
KR100994555B1 (ko) * 2009-12-08 2010-11-16 주식회사 에스아이티코리아 박막형 제품 세정기
JP2015178091A (ja) * 2014-02-25 2015-10-08 バンドー化学株式会社 クリーニング装置、粘着ローラユニット及び粘着ローラ
JP2018187634A (ja) * 2014-02-25 2018-11-29 バンドー化学株式会社 クリーニング装置
CN107243084A (zh) * 2015-04-27 2017-10-13 刘桂花 一种高效手机消毒装置
CN107243084B (zh) * 2015-04-27 2019-10-25 深圳市绿联科技有限公司 一种高效手机消毒装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN209792056U (zh) 玻璃基板的清洗装置
JP2001246330A (ja) カード洗浄装置
JP2006347664A5 (ja)
JP4092123B2 (ja) メダル洗浄装置
JPH08229157A (ja) ホース搬送装置
JP3294639B2 (ja) 板状体の往復搬送装置
JPH07241534A (ja) 基板洗浄装置
JP4146574B2 (ja) 玉葱調製機
JP3580154B2 (ja) 非接触型icカード搬送装置
JP3577568B2 (ja) 扁平部材搬送装置
CN212608093U (zh) 一种玻璃传送装置以及玻璃清洗机
JP3555658B2 (ja) 感光材料搬送装置
JPH04114983A (ja) 釉薬塗りタイルの搬送拭取り装置
JPH081103A (ja) 板状体の洗浄装置
JPH10324077A (ja) 物品表面清掃装置
JP3821997B2 (ja) 紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シート
JP2001019203A (ja) 扁平部材搬送装置およびこれを使用したカード処理装置
JP3693853B2 (ja) 紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シート
JP2008182952A (ja) 玉葱調製機
JP4034659B2 (ja) カード搬送装置
JP2853571B2 (ja) 印字用紙排出装置
JPH0699144A (ja) ワーク洗浄装置
JPH11278627A (ja) ベルトコンベア
KR950007847Y1 (ko) 현금지급기의 카드 이송장치
JP2000016661A (ja) 用紙反転装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040506

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040616