JPH10324077A - 物品表面清掃装置 - Google Patents

物品表面清掃装置

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JPH10324077A
JPH10324077A JP10024073A JP2407398A JPH10324077A JP H10324077 A JPH10324077 A JP H10324077A JP 10024073 A JP10024073 A JP 10024073A JP 2407398 A JP2407398 A JP 2407398A JP H10324077 A JPH10324077 A JP H10324077A
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JP
Japan
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article
cleaning
book
roller
transport mechanism
Prior art date
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JP10024073A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Niimura
俊幸 新村
Etsuji Atsumi
悦治 渥美
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書籍等の物品の表面を容易かつ確実に清掃で
きるようにする。 【解決手段】 上流側コンベア6,下流側コンベア7お
よび受けローラ8で書籍搬送機構3を構成する。書籍搬
送機構3の上方に、上流端の支点軸14を支点として上
下に揺動する上揺動アーム4を設ける。この上揺動アー
ム4を、スプリング16により下死点側に付勢するとと
もに、上揺動アーム4の先端に、上清掃ローラ15を設
ける。この上清掃ローラ15を、時計廻りに回転駆動す
る。書籍搬送機構3の下方に、上流端の支点軸21を支
点として上下に揺動する下揺動アーム5を設ける。この
下揺動アーム5を、スプリング23により上死点側に付
勢するとともに、下揺動アーム5の先端に、下清掃ロー
ラ22を設ける。この下清掃ローラ22を、反射時計廻
りに回転駆動する。書籍2を書籍搬送機構3により搬送
すると、上側表面が上清掃ローラ15により清掃され、
下側表面が下清掃ローラ22により清掃される。また、
書籍2先端の背部は、両清掃ローラ15,22により2
回清掃される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品表面清掃装置
に係り、特に古書籍を美化再生するために表紙や表紙カ
バーの表面を背部まで含めて清掃することができる書籍
用の物品清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に古書籍を販売する際には、美化再
生するためにその端面を研磨することが汎く行なわれて
いるが、この作業と同時に、書籍の表紙や表紙カバーの
表面を清掃し、ホコリや手垢等を除去することも汎く行
なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、書籍の端面
研磨については、既に自動機が開発され市販もされてい
るが、書籍の表面清掃については、自動機が開発されて
おらず、専ら手作業で行なわなければならないという問
題がある。
【0004】また、書籍以外の物品の場合にも、その表
面清掃用の自動機は開発されておらず、専ら手作業で表
面清掃を行なわなければならないという問題がある。
【0005】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、書籍の表紙や表紙カバー等の物品の表面を、容易か
つ確実に清掃することができる物品表面清掃装置を提供
することを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、清掃ローラによる清
掃動作に支障を来たすことなく、物品を安定に搬送する
ことができる物品表面清掃装置を提供するにある。
【0007】本発明の他の目的は、物品として書籍を用
いる場合に、販売に際して最も購入者の目に付く背部を
確実に清掃することができる物品表面清掃装置を提供す
るにある。
【0008】本発明の他の目的は、清掃ローラを物品の
前端面に接触させて清掃を行なう際に、清掃ローラが物
品の前端面に引掛かって物品の搬送が不可能になるとい
った不具合を防止することができる物品表面清掃装置を
提供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、1回の搬送動作で物
品の少なくとも上側表面と下側表面とを同時に清掃する
ことができる物品表面清掃装置を提供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、物品として書籍を用
いる場合に、販売に際して最も購入者の目に付く背部を
確実に清掃することができ、しかも1回の搬送動作で背
部を2回清掃することもできる物品表面清掃装置を提供
するにある。
【0011】本発明の他の目的は、物品をより安定に搬
送することができ、しかも物品の前端面を清掃する際に
は、その仕上がり状態をより良好なものとすることがで
きる物品表面清掃装置を提供するにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、物品の厚さが
変化しても、物品を安定に押さえることができ、しかも
特別な規制手段を設けることなく、物品を安定に搬送す
ることができる物品表面清掃装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、搬送面上に載置された物品を搬送する物品搬
送機構と;物品搬送機構の上方または下方のうちの少な
くともいずれか一方に配設され、上流端側を支点として
下流端側が上下に揺動する揺動アームと;揺動アームを
物品搬送機構側に付勢するスプリングと;揺動アームの
下流端側に設けられて回転駆動され、物品の少なくとも
上側表面または下流表面のうちのいずれか一方に接触し
て清掃する清掃ローラと;を設けるようにしたことを特
徴とする。そして、揺動アームを用いて清掃ローラを物
品の少なくとも上側表面または下側表面のうちのいずれ
か一方に接触させ、清掃ローラの回転駆動により物品表
面を清掃するようにしているので、物品の表面を搬送中
に容易かつ確実に清掃することが可能となる。
【0014】本発明はまた、物品を物品搬送機構上で押
さえる押さえ機構を設けるようにしたことを特徴とす
る。そしてこれにより、清掃ローラによる清掃動作に支
障を来たすことなく、物品を安定に搬送することが可能
となる。
【0015】本発明はまた、揺動アームおよび清掃ロー
ラを、物品搬送機構の上方に配設し、かつ物品搬送機構
に、その搬送面より下方まで清掃ローラを案内して物品
の前端面まで清掃可能とするための凹部を設けるように
したことを特徴とする。そしてこれにより、物品として
書籍を用いる場合に、販売に際して最も購入者の目に付
く背部を確実に清掃することが可能となる。
【0016】本発明はまた、清掃ローラを、物品の搬送
方向と同一方向に回転駆動するようにしたことを特徴と
する。そしてこれにより、清掃ローラを物品の前端面に
接触させて清掃を行なう際に、清掃ローラが物品の前端
面に引掛かって物品の搬送が不可能となるといった不具
合を防止することが可能となる。
【0017】本発明はまた、揺動アームおよび清掃ロー
ラを、物品搬送機構の上方および下方にそれぞれ配設す
るようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、1
回の搬送動作で物品の少なくとも上側表面と下側表面と
を同時に清掃することが可能となり、清掃作業の効率を
図ることが可能となる。
【0018】本発明はまた、物品の前端面を、少なくと
も上下いずれか一方の清掃ローラとの接触により清掃す
るようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、物
品として書籍を用いる場合に、販売に際して最も購入者
の目に付く背部を確実に清掃することが可能となり、し
かも1回の搬送動作で背部を2回清掃することも可能と
なる。
【0019】本発明はまた、少なくとも物品の前端面に
接触する清掃ローラを、物品の搬送方向と同一方向に回
転駆動するようにしたことを特徴とする。そしてこれに
より、清掃ローラを物品の前端面に接触させて清掃を行
なう際に、清掃ローラが物品の前端面に引掛かって物品
の搬送が不可能となるといった不具合を防止することが
可能となる。
【0020】本発明はまた、物品搬送機構を、上流側搬
送機構と、上流側搬送機構との間に清掃ローラの上下動
空間を有して上流側搬送機構の下流側に配設される下流
側搬送機構とで構成するようにしたことを特徴とする。
そしてこれにより、清掃ローラによる物品前端面の清掃
動作に支障を来たすことなく、書籍を安定に搬送するこ
とが可能となる。
【0021】本発明はまた、物品搬送機構に、物品の搬
送方向を規制する規制手段を設けるようにしたことを特
徴とする。そしてこれにより、物品を安定に搬送するこ
とが可能となり、しかも物品の前端面の清掃に際して
は、仕上がり状態をより良好なものとすることが可能と
なる。
【0022】本発明はさらに、押さえ機構を、揺動アー
ムとスプリングと押さえローラとで構成し、前記押さえ
ローラに、揺動アームの下死点位置において物品の前端
面が当接して物品の搬送方向を規制する規制手段として
の機能を持たせるようにしたことを特徴とする。そして
これにより、物品の厚さが変化しても物品を安定に押さ
えることが可能となり、しかも特別な規制手段を設ける
ことなく、物品を安定に搬送することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る物品
表面清掃装置としての書籍表面清掃装置を示すもので、
この書籍表面清掃装置1は、書籍2を寝かせた状態で搬
送する書籍搬送機構3を備えており、この書籍搬送機構
3の上方には、上揺動アーム4が配設され、また書籍搬
送機構3の下方には、下揺動アーム5が配設されてい
る。
【0024】前記書籍搬送機構3は、図1および図2に
示すように、駆動ローラ6aと、従動ローラ6bと、こ
れら両ローラ6a,6b間に装着された無端ベルト6c
とからなる上流側コンベア6と、駆動ローラ7aと、従
動ローラ7bと、これら両ローラ7a,7b間に装着さ
れた無端ベルト7cとからなり上流側コンベア6の下流
側に所定間隔を有して配設された下流側コンベア7と、
これら両コンベア6,7の間に配された受けローラ8と
を備えており、前記両コンベア6,7の各ローラ6a,
6b,7a,7bおよび受けローラ8は、基台9上に回
転自在に支持されているとともに、下流側コンベア7の
駆動ローラ7aは、駆動モータ10で駆動され、この駆
動力は、駆動プーリ11,従動プーリ12および駆動ベ
ルト13を介し上流側コンベア6の駆動ローラ6aに伝
達されるようになっている。そして、上流側コンベア6
の無端ベルト6c上に載置された書籍2は、上流側コン
ベア6により下流側に搬送されるとともに、受けローラ
8を介して下流側コンベア7に受け渡され、下流側コン
ベア7によりさらに下流側に搬送されるようになってい
る。
【0025】前記上揺動アーム4は、図3に示すよう
に、上流側コンベア6の両側位置に一対配設されてお
り、これら両上揺動アーム4は、図1および図3に示す
ように、その上流端の支点軸14を支点として下流端側
が上下に揺動するようになっている。そして、これら両
上揺動アーム4の下流端間には、例えばバフ等で構成さ
れる上清掃ローラ15が回転自在に支持されており、ま
た両上揺動アーム4は、その長手方向中間部に装着され
たスプリング16により、図1に上清掃ローラ15を実
線で示す下死点側に押圧付勢されている。
【0026】また、前記上清掃ローラ15の軸端部に
は、図3に示すように、従動プーリ17が取付けられて
おり、一方前記支点軸14と軸線を同一にする位置に
は、駆動モータ18で駆動される駆動プーリ19が配置
され、これら両プーリ17,19間には駆動ベルト20
が装着されている。そして、上清掃ローラ15は、駆動
モータ18により書籍2の搬送方向と同一方向,すなわ
ち図1において時計廻りに回転駆動され、書籍2先端の
背部および書籍2の上側表面を清掃するようになってい
る。なお、これについては後に詳述する。
【0027】また、前記下揺動アーム5は、図4に示す
ように、上流側コンベア6の両側位置に一対配設されて
おり、これら両揺動アーム5は、図1および図4に示す
ように、その上流端の支点軸21を支点として下流端側
が上下に揺動するようになっている。そして、これら両
揺動アーム5の下流端間には、例えばバフ等で構成され
る下清掃ローラ22が回転自在に支持されており、また
両揺動アーム5は、その長手方向中間部に装着されたス
プリング23により、図1に下清掃ローラ22を実線で
示す上死点側に押圧付勢されている。
【0028】また、前記下清掃ローラ22の軸端部に
は、図4に示すように、従動プーリ24が取付けられて
おり、一方前記支点軸21と軸線を同一にする位置に
は、駆動モータ25で駆動される駆動プーリ26が配置
され、これら両プーリ24,26間には駆動ベルト27
が装着されている。そして、下清掃ローラ22は、駆動
モータ25により書籍2の搬送方向と同一方向,すなわ
ち図1において反時計廻りに回転駆動され、書籍2先端
の背部および書籍2の下側表面を清掃するようになって
いる。なお、これについても後に詳述する。
【0029】前記各コンベア6,7の上方位置には、図
1に示すように、書籍2を各コンベア6,7上に押さえ
るための押さえ機構28がそれぞれ設けられ、前記両清
掃ローラ15,22による書籍2の表面清掃の際に、書
籍2の搬送に支障を来たすことがないよう考慮されてい
る。
【0030】前記各押さえ機構28は、図5に示すよう
に、前記各コンベア6,7の両側位置にそれぞれ配設さ
れた一対の揺動アーム29を備えており、これら両揺動
アーム29は、図1および図5に示すように、その上流
端の支点軸30を支点として下流端側が上下に揺動する
ようになっている。そして、これら両揺動アーム29の
下流端間には、例えばゴム等で構成される押さえローラ
31が回転自在に支持されており、また両揺動アーム2
9は、その長手方向中間部に装着されたスプリング32
により、図1に押さえローラ31を実線で示す下死点側
に押圧付勢されている。
【0031】また、前記上流側コンベア6上方の両側位
置には、図2に示すように、遠近方向にスライドして書
籍2の搬送方向を規制する一対の規制ブロック33が配
設されており、これら両規制ブロック33で書籍2の搬
送方向を規制することにより、書籍搬送機構3で搬送さ
れる書籍2の先端面と両清掃ローラ15,22とが常に
平行になり、書籍2先端の背部を両清掃ローラ15,2
2により均一に清掃することができるようになってい
る。
【0032】図6ないし図10は、前記書籍表面清掃装
置1による書籍2の表面清掃方法を手順に従って順次示
すもので、以下これら各図を参照して本実施の形態の作
用について説明する。書籍2の表面清掃に際しては、図
6に示すように、まず書籍2をその背部を前端にした状
態で、書籍搬送機構3の上流側コンベア6上に載置す
る。この際、書籍2の搬送方向は、図2に示す一対の規
制ブロック33で規制されるので、書籍2先端の背部と
各清掃ローラ15,22とは平行になっている。
【0033】書籍2が上流側コンベア6により下流側に
搬送されると、図7に示すように、まず上流側コンベア
6上方の押さえローラ31が書籍2の先端部に当接し、
揺動アーム29がスプリング32の付勢力に抗し上方に
揺動して、押さえローラ31が書籍2の上側表面上に乗
り上げる。そして書籍2は、上流側コンベア6と押さえ
ローラ31とで上下に挾持された状態で搬送され、やが
て書籍2の先端部が上清掃ローラ15に当接する。
【0034】この上清掃ローラ15は、上揺動アーム4
が下死点まで揺動した状態では、図7に示すように、書
籍2先端の背部の下端部に接触する状態となっている。
このため、通常であれば書籍2が上清掃ローラ15に引
掛かり、それ以上搬送されないことになる。
【0035】ところが、上清掃ローラ15は、駆動モー
タ18により書籍2の搬送方向と同一方向,すなわち図
7において時計廻りに回転駆動されている。このため、
上清掃ローラ15に書籍2の先端部が当接すると、上清
掃ローラ15は書籍2の背部を清掃しながらその上端部
まで移動し、やがて図8に示すように書籍2の上側表面
に到る。そして以後、上側表面を清掃する。
【0036】書籍2がさらに下流側に搬送されると、図
8に示すように、やがて書籍2の先端部が下清掃ローラ
22に当接する。この下清掃ローラ22は、下揺動アー
ム5が上死点まで揺動した状態では、図8に示すよう
に、書籍2先端の背部の上端部に接触する状態となって
いる。このため、通常であれば書籍2が下清掃ローラ2
2に引掛かり、それ以上搬送されないことになる。
【0037】ところが、下清掃ローラ22は、駆動モー
タ25により書籍2の搬送方向と同一方向,すなわち図
8において反時計廻りに回転駆動されている。このた
め、下清掃ローラ22に書籍2の先端部が当接すると、
下清掃ローラ22は書籍2の背部を清掃しながらその下
端部まで移動し、やがて図9に示すように書籍2の下側
表面に到る。そして以後、下側表面を清掃する。
【0038】下清掃ローラ22が書籍2の下側表面に移
動すると、書籍2の先端部は下流側コンベア7に受け渡
され、下流側コンベア7上方の押さえローラ31で上面
側から押さえられた状態で、さらに下流側に搬送され
る。そして、図10に示すように、書籍2が完全に下流
側コンベア7に移載された状態に到ると、書籍2の表面
清掃が完了する。
【0039】しかして、作業員は表紙カバーを装着した
ままの書籍2、あるいは表紙カバーを取外した書籍2
を、その背部を先端側に向けて寝かせた状態で、上流側
コンベア6上に載置するだけで、書籍2の表紙や表紙カ
バーの表面を、容易かつ確実に清掃することができる。
しかも、自動清掃が最も困難な書籍2の背部は、上下の
清掃ローラ15,22により2回清掃されることになる
ので、書籍2の背部が平坦であっても、凸状に湾曲して
いる場合であっても、確実に清掃することができる。
【0040】図11は、本発明の第2の実施の形態を示
すもので、上清掃ローラ15と下清掃ローラ22とを、
単一の駆動モータ40で駆動するようにしたものであ
る。
【0041】すなわち、駆動モータ40は、図11に示
すように、その軸線を上揺動アーム4の支点軸14と一
致させて配設されており、その出力軸には、駆動プーリ
19および第2の駆動プーリ41が取付けられ、駆動プ
ーリ19と上清掃ローラ15の従動プーリ17との間に
は、駆動ベルト20が装着されている。
【0042】一方、下揺動アーム5の支点軸と軸線を同
一する位置には、第2の従動プーリ42および第3の従
動プーリ43がそれぞれ配設されており、第2の従動プ
ーリ42と下清掃ローラ22の従動プーリ24との間に
は、駆動ベルト27が装着され、一方第3の従動プーリ
43と前記第2の駆動プーリ41との間には、駆動ベル
ト44が8の字掛けに装着されている。そしてこれによ
り、両清掃ローラ15,22の回転方向を相互に逆向き
にすることができるようになっている。なお、その他の
点については、前記第1の実施の形態と同一構成となっ
ており、作用も同一である。
【0043】しかして、両清掃ローラ15,22が単一
の駆動モータ40で駆動されるので、装置構成を簡素化
してコストダウンを図ることができる。
【0044】なお、前記両実施の形態においては、書籍
搬送機構3を、上流側コンベア6と下流側コンベア7と
で構成する場合について説明したが、、上下の清掃ロー
ラ15,22による書籍2の表面清掃に支障がない状態
で書籍2を搬送できるのであれば、どのような構造であ
ってもよい。また、押さえ機構28も、揺動アーム29
を用いるものに限らず、書籍搬送機構3で搬送される書
籍2を上方から押圧できるものであれば、どのような構
造のものであってもよい。
【0045】また、前記両実施の形態においては、背部
を含めた書籍2の表面全体を両清掃ローラ15,22で
清掃するとともに、書籍2の背部は両清掃ローラ15,
22で2回清掃する場合について説明したが、上揺動ア
ーム4の下死点位置あるいは下揺動アーム5の上死点位
置を調節することにより、書籍2の背部をいずれか一方
の清掃ローラ15,22のみで1回清掃できるようにし
てもよく、また背部は清掃せずに書籍2の上側表面およ
び下側表面のみを清掃できるようにしてもよい。そして
その際、背部を清掃しない方の清掃ローラ15,22は
その回転方向がいずれの方向であっても特に問題はな
い。
【0046】図12は、本発明の第3の実施の形態を示
すもので、前記第1の実施の形態における書籍表面清掃
装置を1に代え、書籍表面清掃装置51を用いるように
したものである。
【0047】すなわち、この書籍表面清掃装置51は、
図12に示すように、書籍2を寝かせた状態で搬送する
書籍搬送機構53を備えており、この書籍搬送機構53
の上方には、そのほぼ中央位置に上揺動アーム4および
上清掃ローラ15が配設されているとともに、上清掃ロ
ーラ15を介してその上流側および下流側には、書籍2
押さえ用の押さえ機構28がそれぞれ配設されている。
そして、前記第1の実施の形態における下揺動アーム5
および下清掃ローラ22(図1参照)は省略されてい
る。
【0048】前記上揺動アーム4および上清掃ローラ1
5は、前記第1の実施の形態と同一構造をなしており、
また上流側および下流側の各押さえ機構28も、前記第
1の実施の形態と基本的には同一構造をなしている。た
だし、下流側の押さえ機構28は、図12に示すよう
に、支点軸30が押さえローラ31よりも下方に位置設
定され、かつ支点軸30が押さえローラ31よりも下流
側に位置設定されており、また上流側の押さえ機構28
は、その揺動アーム29の下死点位置において、書籍搬
送機構53上にセットした書籍2前端の背部が押さえロ
ーラ31に当接し、書籍2の搬送方向を規制する規制手
段を兼ねるようになっている。すなわち、書籍2を書籍
搬送機構53上にセットする際に、その前端の背部を押
さえローラ31に当接させることにより、書籍2の背部
が上清掃ローラ15と平行になった状態で、書籍2を搬
送することができるようになっている。
【0049】一方、前記書籍搬送機構53は、図12に
示すように、駆動ローラ54、従動ローラ55、上流側
搬送ローラ56、下流側搬送ローラ57、案内ローラ5
8、凹部形成ローラ59およびこれら各ローラ54,5
5,56,57,58,59の間に巻掛けられた無端ベ
ルト60を備えており、無端ベルト60の駆動ローラ5
4と下流側搬送ローラ57との間に位置する部分および
従動ローラ55と上流側搬送ローラ56との間に位置す
る部分により、上面載置された書籍2を搬送する搬送面
が形成されている。
【0050】また、前記凹部形成ローラ59は、図12
に示すように、両搬送ローラ56,57よりも下方に位
置設定されており、これにより、両搬送ローラ56,5
7間に凹部61が形成されるようになっている。そし
て、この凹部61により、上清掃ローラ15を前記搬送
面よりも下方まで案内し、書籍2前端の背部まで清掃で
きるようになっている。なお、その他の点については、
前記第1の実施の形態と同一構成となっており、作用も
同一である。
【0051】しかして、両搬送ローラ56,57間に凹
部61が形成されているので、単一の無端ベルト60で
構成される書籍搬送機構53であっても、何等支障なく
書籍2の背部を上清掃ローラ15で清掃することができ
る。
【0052】また、上流側の押さえ機構28は、書籍2
の搬送方向を規制する規制手段を兼ねているので、例え
ば前記第1の実施の形態における規制ブロック33のよ
うな特別な規制手段が不要となり、簡素化を図ることが
できる。
【0053】なお、前記第3の実施の形態においては、
上清掃ローラ15で書籍2の背部まで清掃する場合に説
明したが、書籍2の上側表面のみを清掃するようにして
もよい。そしてこの場合には、書籍搬送機構53に凹部
61を形成する必要はない。
【0054】また、前記第3の実施の形態においては、
上清掃ローラ15のみを設けて下清掃ローラ22を省略
する場合について説明したが、前記第1の実施の形態に
おける書籍搬送機構3を用いる場合には、下清掃ローラ
22のみを設けて上清掃ローラ15を省略することもで
きる。そしてその場合にも、書籍2の背部を下清掃ロー
ラ22で清掃するようにしてもよく、また清掃しないよ
うにしてもよい。
【0055】また、前記各実施の形態においては、いず
れも書籍2の表面清掃を例に採って説明したが、例えば
包装用箱の表面を清掃する等、他の物品の表面清掃にも
汎く適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、物品搬送
機構と、揺動アームと、スプリングと、清掃ローラとを
設け、揺動アームを用いて清掃ローラを物品の少なくと
も上側表面または下側表面のうちのいずれか一方に接触
させ、清掃ローラの回転駆動により物品表面を清掃する
ようにしているので、物品の表面を搬送中に容易かつ確
実に清掃することができる。
【0057】本発明はまた、物品を物品搬送機構上で押
さえる押さえ機構を設けるようにしているので、清掃ロ
ーラによる清掃動作に支障を来たすことなく、物品を安
定に搬送することができる。
【0058】本発明はまた、揺動アームおよび清掃ロー
ラを、物品搬送機構の上方に配設し、かつ物品搬送機構
に、その搬送面より下方まで清掃ローラを案内して物品
の前端面まで清掃可能とするための凹部を設けるように
しているので、物品として書籍を用いる場合に、販売に
際して最も購入者の目に付く背部を確実に清掃すること
ができる。
【0059】本発明はまた、清掃ローラを、物品の搬送
方向と同一方向に回転駆動するようにしているので、清
掃ローラを物品の前端面に接触させて清掃を行なう際
に、清掃ローラが物品の前端面に引掛かって物品の搬送
が不可能になるといった不具合を防止することができ
る。
【0060】本発明はまた、揺動アームおよび清掃ロー
ラを、物品搬送機構の上方および下方にそれぞれ配設す
るようにしているので、1回の搬送動作で物品の少なく
とも上側表面と下側表面とを同時に清掃することがで
き、清掃作業の効率化を図ることができる。
【0061】本発明はまた、物品の前端面を、少なくと
も上下いずれか一方の清掃ローラとの接触により清掃す
るようにしているので、物品として書籍を用いる場合
に、販売に際して最も購入者の目に付く背部を確実に清
掃することができ、しかも1回の搬送動作で背部を2回
清掃することもできる。
【0062】本発明はまた、少なくとも物品の前端面に
接触する清掃ローラを、物品の搬送方向と同一方向に回
転駆動するようにしているので、清掃ローラを物品の前
端面に接触させて清掃を行なう際に、清掃ローラが物品
の前端面に引掛かって物品の搬送が不可能となるといっ
た不具合を防止することができる。
【0063】本発明はまた、物品搬送機構を、上流側搬
送機構と、上流側搬送機構との間に清掃ローラの上下動
空間を有して上流側搬送機構の下流側に配設される下流
側搬送機構とで構成するようにしているので、清掃ロー
ラによる物品前端面の清掃動作に支障を来たすことな
く、書籍を安定に搬送することができる。
【0064】本発明はまた、物品搬送機構に、物品の搬
送方向を規制する規制手段を設けるようにしているの
で、物品を安定に搬送することができ、物品の前端面の
清掃に際しては、仕上がり状態をより良好なものとする
ことができる。
【0065】本発明はさらに、押さえ機構を、揺動アー
ムとスプリングと押さえローラとで構成し、前記押さえ
ローラに、揺動アームの下死点位置において物品の前端
面が当接して物品の搬送方向を規制する規制手段として
の機能を持たせるようにしているので、物品の厚さが変
化しても物品を安定に押さえることができ、しかも特別
な規制手段を設けることなく、物品を安定に搬送するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る書籍表面清掃
装置を示す構成図である。
【図2】図1の書籍搬送機構を上方から見た構成図であ
る。
【図3】図1の上清掃ローラの駆動機構部を上方から見
た構成図である。
【図4】図1の下清掃ローラの駆動機構部を上方から見
た構成図である。
【図5】図1の押さえ機構を上方から見た構成図であ
る。
【図6】書籍の表面清掃の初期状態を示す説明図であ
る。
【図7】書籍の先端部が上清掃ローラに当接する位置ま
で搬送されてきた状態を示す説明図である。
【図8】書籍の先端部が下清掃ローラに当接する位置ま
で搬送されてきた状態を示す説明図である。
【図9】書籍の先端部が下流側コンベアに受け渡される
位置まで搬送されてきた状態を示す説明図である。
【図10】書籍の表面清掃が完了した状態を示す説明図
である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す要部構成図
である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1,51 書籍表面清掃装置 2 書籍 3,53 書籍搬送機構 4 上揺動アーム 5 下揺動アーム 6 上流側コンベア 7 下流側コンベア 8 受けローラ 10,18,25,40 駆動モータ 14,21,30 支点軸 15 上清掃ローラ 16,23,32 スプリング 28 押さえ機構 29 揺動アーム 31 押さえローラ 33 強制ブロック 54 駆動ローラ 55 従動ローラ 56 上流側搬送ローラ 57 下流側搬送ローラ 58 案内ローラ 59 凹部形成ローラ 60 無端ベルト 61 凹部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面上に載置された物品を搬送する物
    品搬送機構と;物品搬送機構の上方または下方のうちの
    少なくともいずれか一方に配設され、上流端側を支点と
    して下流端側が上下に揺動する揺動アームと;揺動アー
    ムを物品搬送機構側に付勢するスプリングと;揺動アー
    ムの下流端側に設けられて回転駆動され、物品の少なく
    とも上側表面または下側表面のうちのいずれか一方に接
    触して清掃する清掃ローラと;を具備することを特徴と
    する物品表面清掃装置。
  2. 【請求項2】 物品を物品搬送機構上で押さえる押さえ
    機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の物品
    表面清掃装置。
  3. 【請求項3】 揺動アームおよび清掃ローラは、物品搬
    送機構の上方に配設され、かつ物品搬送機構は、その搬
    送面より下方まで清掃ローラを案内して物品の前端面ま
    で清掃可能とするための凹部を有していることを特徴と
    する請求項1または2記載の物品表面清掃装置。
  4. 【請求項4】 清掃ローラは、物品の搬送方向と同一方
    向に回転駆動されることを特徴とする請求項3記載の物
    品表面清掃装置。
  5. 【請求項5】 揺動アームおよび清掃ローラは、物品搬
    送機構の上方および下方にそれぞれ配設されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の物品表面清掃装
    置。
  6. 【請求項6】 物品の前端面は、少なくとも上下いずれ
    か一方の清掃ローラとの接触により清掃されることを特
    徴とする請求項5記載の物品清掃装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも物品の前端面に接触する清掃
    ローラは、物品の搬送方向と同一方向に回転駆動される
    ことを特徴とする請求項6記載の物品表面清掃装置。
  8. 【請求項8】 物品搬送機構は、上流側搬送機構と、上
    流側搬送機構との間に清掃ローラの上下動空間を有して
    上流側搬送機構の下流側に配設される下流側搬送機構と
    を備えていることを特徴とする請求項5,6,または7
    記載の物品清掃装置。
  9. 【請求項9】 物品搬送機構は、物品の搬送方向を規制
    する規制手段を有していることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,または8記載の物品清掃装
    置。
  10. 【請求項10】 押さえ機構は、物品搬送機構の上方に
    配設され、上流端側を支点として下流端側が上下に揺動
    する揺動アームと;揺動アームを下方に付勢するスプリ
    ングと;揺動アームの下流端側に回転可能に設けられた
    押さえローラと;を備え、前記押さえローラは、揺動ア
    ームの下支点位置において物品の前端面に当接し、物品
    の搬送方向を規制する規制手段を兼ねていることを特徴
    とする請求項2記載の物品表面清掃装置。
JP10024073A 1997-03-25 1998-01-22 物品表面清掃装置 Pending JPH10324077A (ja)

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