JPH0392211A - プラスチック材などの端面加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、プラスチック材など軟質加工材にあって、
その送材時の表面損傷を防止した端面加工装置に関する
ものである。

（従来の技術） 従来のこの種加工装置を第６図によって説明すると、１
′は前後一対のスプロケット２′、３′に無端状に張設
した下側の移送コンベヤ　４′は移送コンベヤ１′に対
応して上側に配設した押えローラ　ａは移送コンベヤ１
′の搬送面と押えローラ４′の押圧面との間に形戒した
加工材Ｗの移送路　５′は移送路ａの側方に配設した加
工用カッターＭ．およびＭ２は、それぞれコンベヤ１′
と押えローラ４′に連係した電動モータ式の回転駆動手
段である。

上記の加工装置において、例えば第５図のプラスチック
材Ｗの端面に加工を行う場合は、次のようにする。

すなわち、下側の移送コンベヤ１′と上側の押えローラ
４′を各々の回転駆動手段Ｍ．，Ｍ２によって等速で駆
動し、そして、移送路ａの間隔を加工材Ｗの厚さに適合
させる．また、カッター５′はその角度と位置を適宜に
設定しておく。

上記のセット状態で、コンベヤ１′の前方に加工材Ｗを
供給すると、加工材Ｗは両送り手段すなわち、移送コン
ベヤ１′と押えローラ４′の間にクランプされて安定し
、直線走行によって端面を所望に加工される。

（発明が解決しようとする課題） 上記の加工に際して、下側の移送コンベヤ１′と上側の
押えローラ４′は、便宜的に等速として説明しているが
、実際には速度設定誤差、送り手段の摩耗、電圧変動な
どの諸要因によって僅かな相違を生じている。

この回転速度の違いは、コンベヤ１′と加工材Ｗ或は押
えローラ４′と加工材Ｗのスリップとなって現れるもの
で、柔らかい材質のアクリル、プラスチックなどにおい
ては表面に擦傷を生ずることになり、製品不良を招くこ
とになる。

本発明は、上記した従来技術の問題点に着目してなされ
たもので、スリップによる表面の擦傷をなくしたプラス
チック材などの端面加工装置を提供しようとするもので
ある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達或するために、この発明に係る端面加工
装置は次のように楕戒したものである。

すなわち、この発明の要旨とするところは、上側および
下測にそれぞれ回転自在の押え手段と受け手段を配設し
て、これらの対向面に加工材の移送路を形成すると共に
、上記押え手段かまたは受け手段の何れか一方に回転駆
動手段を関連させ、また上記移送路の側方に加工材の加
工用カッターを配設しようにしたことにある。

（作　用） 上側および下側の押え手段と受け手段において、その一
方には回転駆動手段が関連しているので、関連側・は積
極的に回転駆動される。また、回転駆動手段が関連して
いない他方は加工材を介して従動的に回転する。

加工材の移送は、上記のようにして行われるので、この
加工材と送り手段すなわち、押え手段、受け手段とのス
リップがなく、表面に擦傷を生ずることがない。

（実施例） 以下、この発明に係る端面加工装置を一実施例について
具体的に説明する． 第１図はこの装置の正面図　第２図は同じく測面図　第
３図は平面図を示すもので、１はベース２はベース１の
中央部に前後方向に設けたフレーム　３、４はフレーム
２内の前部および後部に回転自在に配設したスブロケッ
ト　５はスブロケッ１・３、４に張設した無端状のチェ
ン　６・・・は各チェンリンク５ａ・・・に取り付けた
移送板　７は移送板６・・・を水千走行させるように下
部に設けたガイドレールである。　上記の移送板６・・
・は加工材Ｗの下面を受ける受け手段を構成する。

なお、上記の移送板６・・・の表面部には、適当間隔で
加工材Ｗの押し当て突起６ａを設ける。（第４図参照〉 次に、８はベース１の一側（左ｆｕｌｌ）に立設した門
型フレーム　９は門型フレーム８に昇降自在に設けた保
持ケース　ＩＯは保持ケース９に関連させた送りねじ式
の昇降調整手段　ｌ１・・・は保持ゲース９内に設けた
多数本の送りローラ　上記の送り口−ラｌ１・・・は、
前記移送板６・・・と同方向に移送作用を発揮するもの
で、加工材Ｗの上面を押える押え手段を構戒する。

ｌ２は図示しない伝動手段（タイミングベルト）を介し
て送りローラ１ｌ・・・に連係した電動モータ式の回転
駆動手段　上記の回転駆動手段１２には、インバータ制
御による可変速装置（図示省略）を備えるものとする。

また、上記の押え手段と受け手段の間には、加工材Ｗの
移送路ａが形成される。

次に、１３はベースｌの一側後部に樹立したコラム　１
４はコラムｌ３に設けた竪カイド　ｌ５は竪ガイド１４
に係合した昇降ベース　ｌ６は昇降ベースｌ５に連係し
た送りねじ式の昇降調整手段　１７は上記昇降ベースｌ
５に設けた左右ガイド　ｌ８は左右ガイド１７に連係し
た取付ベース　１９は取付ベース１８に連係した送りね
じ式の左右調整手段　２０は取付ベースｌ８の一端部に
設けた回動盤　２１は回動盤２０を介して取１寸ベース
１８に取り付けた主軸モータ　２２はモータ軸の端部に
取り付けた加工用カッターである。

上記の加工用カツター２２は、その切削部を前記した移
送路ａ側方に臨ませて配設される。

２３は加工用カツター２２の手前側にして、移送路ａの
側方に配設した加工材Ｗの送り込みガイド板である。

次に、２４はベースｌの他側（右側）に設けた取付台　
２５、２５は取付台２４に設けた左右方向のスライドガ
イド　２６はスライドガイド２５、２５に係合した支持
ベース　２７は取付アーム２８、２８を介して支持ベー
ス２６に設けた加工材Ｗの押し付け部材　上記押し付け
部材２７は、送り込みガイド板２３、加工用カツター２
２に対向して、移送ｉ？８　ａの他側に配設するもので
、加工材Ｗの端面に接合する遊転ベルトからなる。

すなわち、２９は取付アーム２８、２８の端部に設けた
前後方向のガイドブレート３０、３１はガイドプレート
２９の両端に設けたプーり　３２はプーり３０、３１に
張設した無端状のベルトで、移送路ａに対応する面をガ
イドプレート２９に沿って直線走行する。

一実施例の端面加工装置の構戒は上記の通りであるから
、加工材Ｗの端面を加工するに当たっては、次のように
各箇所の設定を行う。

まず、送りローラ１１・・・を昇降調整して移送路ａの
間隔を加工材Ｗの厚さに設定すると共に、送り込みガイ
ド板２３と押し付け部材である遊転ベルト３２との間隔
を加工材Ｗの幅に設定する。そして、送り込みガイド板
２３と移送板６・・・を基準として、加工用カツター２
２の位置を設定する。加工用カツター２２の位置は、取
付ベースｌ８の昇降および左右調整と、回動盤２０の角
度設定によって行う。また、送りローラ１１・・・の回
転速度調整は材質、切削量に応じてインバータ装置（図
示省略）で行う。

而して、上記の設定が済んだならば、押し当て突起６ａ
に前端を当接した状態で、移送板６・・・上に加工材Ｗ
を供給し、そして、加工材Ｗごと移送板６・・・を前方
すなわち、送りローラ１１・・・側へ向かって押圧する
。この移送板６・・・は単に一対のスブロケット３、４
に張設されているだけであるので、容易に押圧方向へ移
動走行する。

この移動に伴って、加工材Ｗの上面に送りローラ１１・
・・が接触するので、後はこの送りローラ１１・・・の
回転駆動によって、加工材Ｗが定速で移送されることに
なる。このとき、移送板６・・・は加工材Ｗとの摩擦力
によって追従的に同方向へ走行することになるので、送
りローラ１ｌ・・・と加工材Ｗ、加工材Ｗと移送板６・
・・どの間にはスリップを生ずることがない。

上記において、送りローラ１１・・・が加工材Ｗに接触
する瞬間に大きな摩擦力が生ずることになるが、加工材
Ｗの先端が押し当て突起６ａによって位置規制されるの
で、摩擦力が効果的に移送板６・・・に伝達され、この
移送板６・・・と加工材Ｗとの間にスリップを生ずるこ
とがない。

そして、上記の移送によって加工材Ｗの端面は所望に切
削加工を施され、後方より搬出される。

また、加工材Ｗの他方の端面は、遊転ベルト３２の追従
移送によってスリップを生じないので、ここに擦傷を生
ずることがない。また、この遊転ベルト３２によって側
方への逃げを防止できるので、正確な端面加工を行うこ
とができる。

なお、上記の一実施例では下部の受け手段側を逆転式と
し、上部の押え手段四を積極駆動式としたものである。

しかし、両者の駆動関係を逆にした場合にあっても、加
工材と両手段間においてスリップのない移送ができるこ
とは勿論である。

以上説明したプラスチックの端面加工においては、高精
度の仕上面が要求されるもので、移送の際のごく僅かな
振動がこれを阻害する−ことになる。

従って、下部の移送板を駆動する場合は、チェンに代え
て摩擦駆動ローラを駆動部材とすることを可とする。

（発明の効果〉 以上詳紺に説明したように、本発明に係る端面加工装置
によれば、加工材の移送路を構成する押え手段と受け手
段において、何れか一方を積極回転駆動し、何れか他方
を追従回転したので、押え手段、加工材、受け手段の三
者間においてスリップがない．このため、加工材の表面
に擦傷を生じない。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る装置の一実施例を示すもので、第
１図は正面図　第２図は側面図　第３図は平面図　第４
図は要部の一部縦断正面図　第５図は加工材の一例を示
す斜視図　第６図は従来装置の説明図である。 １：ベース　３、４：スブロケット　５：チェン　６：
移送板　６ａ：押し当て突起　ｌ１：送りローラ　１２
：回転駆動手段　ａ：移送路　１８：取付ベース　２０
：回動盤　２ｌ：主軸モータ　２２：加工用カッター　
２７＝押し付け部材　３２：遊転ベルトＷ：加工材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上側および下側にそれぞれ回転自在の押え手段と受け手
   段を配設して、これらの対向面に加工材の移送路を形成
   すると共に、上記押え手段かまたは受け手段の何れか一
   方に回転駆動手段を関連させ、また上記移送路の側方に
   加工材の加工用カッターを配設してなるプラスチック材
   などの端面加工装置。