JP3044441B2 - 両面研削式ベルトサンダー機 - Google Patents

両面研削式ベルトサンダー機

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JP3044441B2
JP3044441B2 JP31246894A JP31246894A JP3044441B2 JP 3044441 B2 JP3044441 B2 JP 3044441B2 JP 31246894 A JP31246894 A JP 31246894A JP 31246894 A JP31246894 A JP 31246894A JP 3044441 B2 JP3044441 B2 JP 3044441B2
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polishing
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清二 内川
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アミテック株式会社
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料または木材等
の表面を研削研磨するものであって、複数個のロールに
研磨ベルトを掛け渡し、かつ送材通路に対向する研磨ベ
ルトの内面にプラテンを配設してなる研磨ヘッドを、そ
の研磨ベルトが送材通路に交差する方向に走行するよう
に、該送材通路に対設させてなるベルトサンダー機に関
する。
【0002】
【従来の技術】加工材によっては、その表裏面を研削研
磨したいときが多々ある。ところでこの種のベルトサン
ダー機にあって、加工材の両面を研磨するための一般的
手段としては、一台の機械で研磨した後に、加工材を裏
返して、再供給して研磨することとなる。またこの両面
研削を自動的に行なう手段としては、機械を二台並べ
て、加工材の反転装置を間に設置し、前部の機械で表面
を研磨した後に、反転装置で裏返して、次の機械に供給
し、裏面を研磨する構成も提案され得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、一台の
装置によって、加工材の表裏面を研削研磨する場合に
は、加工材の反転を人手によって行なうこととなり、作
業負担が大きく、自動的に所定の加工を行なうことがで
きないという問題点がある。また二台の機械により行な
う場合には、機械台数が増え、しかも一列に機械を配置
するため生産ラインのライン長が長くなって、設置スペ
ースを広く確保する必要がある等の問題点がある。
【0004】本発明は従来欠点の無いベルトサンダー機
の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この種のベル
トサンダー機にあって、前後の送材ロールに無端送材ベ
ルトを掛渡してなる往送材装置と、復送材装置を左右に
隣接して配設し、その上部を夫々左右の送材通路とし
て、前記研磨ヘッドの研磨ベルトを両送材装置に対して
直交状に走行させ、前記プラテンの直下位置で、両送材
装置の送材ベルトの上部走行面の内側にベルト受片を夫
々配設して、該両ベルト受片相互が相対的昇降可能とな
る昇降調整装置を設け、さらに前記両送材装置の端部
で、往方向送材ベルトで供給された加工材を復方向送材
ベルト上に反転して乗載する反転装置を備えたことを特
徴とするものである。
【0006】ここで、前記反転装置としては、反転モー
タにより一方向へ間欠回動される回動軸を、往送材装置
及び復送材装置の端方で、両装置間に沿って支持し、該
回動軸に、各送材通路と直交する方向へ複数の載置羽根
を等間隔に突成してなり、回動軸の間欠回動により、該
載置羽根で往送材装置側の送材通路から供給された加工
材を支持して、復送材装置側の送材通路へ加工材を反転
移送するようにした羽根車と、往送材装置により載置羽
根上に加工材が供給されるのと同期して、反転モータを
駆動するタイミング制御手段とにより構成し得る。
【0007】
【作用】往送材装置上に加工材を供給すると、プラテン
の直下位置で、研磨ベルトが送材通路に交差する方向に
走行して、その上面が研削研磨される。そして該送材装
置の送り駆動により反転装置の位置に到来し、この反転
装置で、復方向送材通路側へ反転移送される。次に加工
材は復送材装置により送り作動され、再びプラテンの直
下位置で、研磨ベルトによりその上面を研削される。こ
れにより、加工材の表裏面の研削研磨がその往復走行に
より施されることとなる。
【0008】上記反転装置として、羽根車からなるもの
を用いた場合にあって、加工材が往送材装置により移送
されて、載置羽根上に供給されると、該羽根車が回転
し、加工材が載置羽根により持ち上げられ、該羽根車の
回動と共に、反転して、復行程の送材通路側へ転載され
る。そして、該復送材装置によりプラテン側へ移送され
る。
【0009】
【実施例】添付図面に従って本発明に係るベルトサンダ
ー機の一実施例を説明する。
【0010】図1,2にあって、基部フレーム1の一側
部には、送材フレーム2が乗載されている。この送材フ
レーム2内には、前後に枢支した送材モータMにより駆
動力を付与される駆動ロール4a,4bと従動ロール5
a,5bとに送材ベルト6a,6bを掛け渡し、かつ送
材ベルト6a,6bの両側に夫々送材ガイド7,7を設
けて、送材ベルト6a,6b上を送材通路T ,T
とする往送材装置3a及び復送材装置3bが隣接して配
設される。
【0011】さらに基部フレーム1の他側には縦フレー
ム8が立設され、該縦フレーム8には研磨ヘッド10が
取付けられ、送材通路T ,T と上方で対向するこ
ととなる。
【0012】前記研磨ヘッド10は縦フレーム8の内側
面に形成した上下方向の昇降案内9に嵌装されて昇降ハ
ンドル11により昇降移動可能としているものであり、
昇降枠18の内部に、テンションロール12,駆動ロー
ル13及び従動ロール14を夫々前後方向に支持して、
テンションロール12を最上位置とする三角状に配設
し、各ロール12〜14に研磨ベルト15を掛け渡し、
さらに研削モータ16の駆動力を駆動ロール13に伝達
することにより、研磨ベルト15を送材通路T,T
と交差する方向に走行させるようにしている。
【0013】また前記ロール13,14間には研磨ベル
ト15に内接するプラテン17a,17bが往送材装置
3a及び復送材装置3b上に対向して夫々配設されてい
る。
【0014】上述の構成にあって、プラテン17a,1
7bは、図8で示すように単一のプラテン17に置換し
ても良い。さらには、プラテン17への加工材wの供給
を円滑に行なうために、同図で示す案内傾斜面18,1
8その前後下端にも形成するようにしても良い。
【0015】このプラテン17a,17bに対応して往
送材装置3a及び復送材装置3bの送材ベルト6a,6
bの上部走行部直下には、図5で示すように、送材ガイ
ド7,7間でベルト受片20a,20bが昇降可能に配
設され、その上面で送材ベルト6a,6bを支持し、こ
れによりベルト受片20a,20bの高さ調整により加
工材の研磨厚を規定するようにしている。このベルト受
片20a,20bは昇降調整装置により相対的に昇降調
整を可能としている。
【0016】この昇降調整装置の一例を図5,6に従っ
て説明する。
【0017】送材フレーム2に固定された基台21上に
は、可動台片22,22が載置され、この可動台片2
2,22上にベルト受片20a,20bが夫々乗載され
ている。またこの可動台片22,22の上面と、ベルト
受片20a,20bの下面とは傾斜案内面23を介して
当接されている。さらにまた送材フレーム2に支持した
昇降制御ハンドル25,25の螺子軸26,26が可動
台片22,22に夫々螺合している。そしてこれによ
り、昇降制御ハンドル25,25を回転すると、前記可
動台片22,22が幅方向に移動し、この移動により、
前記傾斜案内面23の作用によって、ベルト受片20
a,20bの昇降制御がなされ得ることとなる。
【0018】この昇降機構により、往行程のベルト受片
20aは復行程のベルト受片20bに比して、その上面
を低くし、往行程時の研磨により生ずる加工材wの肉厚
減少に対応して、復行程でその送材通路T の高さを
低くするようにしている。このように昇降制御装置は往
復送材通路T ,T の相対高さを調整するものであ
るからベルト受片20a,20bの両方に設けても良
く、図6のように一方のみに設けても良い。このよう
に、一方のみを昇降調整可能としても、研磨ヘッド10
を昇降ハンドル11により昇降移動することにより、加
工材の厚さに対応することができる。
【0019】このベルト受片20a,20bの前後に
は、送材ベルト6a,6bを支持するために送材テーブ
ル28,28が送材通路T ,T に沿って配設され
る。
【0020】さらには、往送材装置3a及び復送材装置
3bの端方には、反転装置30が配設されている。かか
る構成を図2,4,7に従って説明する。
【0021】送材フレーム2の後部には、羽根車31が
その軸を両送材通路T ,T 間で送材方向に沿って
位置するように3つ設けられている。この羽根車31に
は、90度間隔で送材方向と直交する方向へ突出する4
枚の載置羽根32からなる羽根群が設けられている。そ
して各羽根車31間に、送材フレーム2の両側面に支持
された案内駆動ロール35a,35bが配設される。こ
の案内駆動ロール35a,35bの支軸は送材フレーム
2から側方へ突出してその端部にスプロケット36を固
着し、チェーン37により、案内駆動ロール35aに駆
動ロール4aを、案内駆動ロール35bに駆動ロール4
bを夫々連係して回転するようにしている。
【0022】而して送材モータMにより、案内駆動ロー
ル35a,35bを回転させてコンベア作動を生じさせ
ている。また羽根車31の軸端は送材フレーム2の後端
から突出して反転モータ33に連係し、該モータ33に
よる間欠駆動により、載置羽根32が、送材通路T
,T 上において往送材通路T から復送材通路
側へ回転するようにしている。
【0023】一方、この反転モータの駆動タイミングを
制御するために、往送材通路T上で、前記縦フレーム
8には近接スイッチ、リミットスイッチ等からなる検知
センサーSWが配設され、中央制御装置CPU(図示せ
ず)の駆動制御により加工材wの後端が検知センサーS
Wにより通過検知されて後、所定走行量又は所定時間経
過後に、羽根車31が間欠回動するようにしている。而
して、検知センサーSW,中央制御装置CPU等によっ
てタイミング制御手段を構成している。
【0024】前記実施例の作動について説明する。
【0025】金属材料または木材からなる加工材wを送
材通路T に供給して、往送材装置3aにより走行さ
せると、前記プラテン17a,ベルト受片20a間で研
磨ベルト15によりその上面を研削研磨される。そし
て、さらに走行し、その後端が検知センサーSWにより
検知され、前記送材通路T の延長上にある反転装置
30の案内駆動ロール35a上に位置してさらに送り作
動を受け、タイミング制御装置により、反転モータ33
が駆動し、羽根車31が回転する。これにより、案内駆
動ロール35a,35b間に位置していた各載置羽根3
が図7中反時計方向に回転し、その上面で、加工材w
を支持して、回転に伴って持ち上げ、90度回転にとも
ない、起立位置にあった載置羽根32側に加工材wを転
載する。これにより加工材wは裏返って、送材通路T
の延長上の案内駆動ロール35bに乗載された後、後
送される。そして復送材装置3bにより走行してプラテ
ン17b,ベルト受片20b間で研削研磨を受けて、供
給位置に復帰する。
【0026】而して、加工材を送材通路T に連続的
に供給しても、反転装置30により反転されて、その表
裏面を研削研磨され、供給位置に復帰することとなる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述したように、往送材装置
3aと、復送材装置3bを左右に隣接して配設し、両送
材装置3a,3bの端部で、往方向送材ベルト6aによ
り供給された加工材wを復方向送材ベルト6b上に反転
して乗載する反転装置30を設けることにより、加工材
wを反転しながら一往復移動して、その往復移動によっ
て研磨ベルトにより表裏面を研削研磨するようにしたか
ら、一個の研磨ヘッド10を備えた一台のベルトサンダ
ー機により、加工材の表裏面の研削研磨がその往復走行
により自動的に行なわれ、基台の載置スペースを広く取
らず、効率的作業が可能となる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のベルトサンダー機の正面図
である。
【図2】ベルトサンダー機の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3のC−C断面図である。
【図6】変形例の図3のC−C断面位置に対応する断面
図である。
【図7】羽根車31の作動を示す正面図である。
【図8】変形例のプラテン17を示す正面図である。
【符号の説明】
3a 往送材装置 3b 復送材装置 10 研磨ヘッド 15 研磨ベルト 17,17a,17b プラテン 20a,20b ベルト受片 30 反転装置 31 羽根車 32 載置羽根

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のロールに研磨ベルトを掛け渡し、
    かつ送材通路に対向する研磨ベルトの内面にプラテンを
    配設してなる研磨ヘッドを、前記研磨ベルトが送材通路
    に交差する方向に走行するように、該送材通路に対設さ
    せてなるベルトサンダー機において、 前後の送材ロールに無端送材ベルトを掛渡してなる往送
    材装置と、復送材装置を左右に隣接して配設し、その上
    部を夫々左右の送材通路として、前記研磨ヘッドの研磨
    ベルトを両送材装置に対して直交状に走行させ、 前記プラテンの直下位置で、両送材装置の送材ベルトの
    上部走行面の内側にベルト受片を夫々配設して、両ベル
    ト受片相互が相対的昇降可能となる昇降調整装置を設
    け、 さらに前記両送材装置の端部で、往方向送材ベルトで供
    給された加工材を復方向送材ベルト上に反転して乗載す
    る反転装置を備えたことを特徴とする両面研削式ベルト
    サンダー機。
  2. 【請求項2】前記反転装置を、 反転モータにより一方向へ間欠回動されるものであっ
    て、往送材装置及び復送材装置の端方で、両装置間に沿
    って軸支され、各送材通路と直交する方向へ複数の載置
    羽根を等間隔に突成してなり、その間欠回動により、該
    載置羽根で往送材装置側の送材通路から供給された加工
    材を支持して、復送材装置側の送材通路へ加工材を反転
    移送するようにした羽根車と、 往送材装置により載置羽根上に加工材が供給されるのと
    同期して、反転モータを駆動するタイミング制御手段と
    により構成したことを特徴とする請求項1記載の両面研
    削式ベルトサンダー機。
JP31246894A 1994-11-22 1994-11-22 両面研削式ベルトサンダー機 Expired - Lifetime JP3044441B2 (ja)

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CN110000669A (zh) * 2019-05-05 2019-07-12 海盐中达金属电子材料有限公司 一种加工单层焊接材料h309lnb的双面砂带抛光机

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