JP2709435B2 - ベルトサンダー機 - Google Patents

ベルトサンダー機

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JP2709435B2
JP2709435B2 JP5054904A JP5490493A JP2709435B2 JP 2709435 B2 JP2709435 B2 JP 2709435B2 JP 5054904 A JP5054904 A JP 5054904A JP 5490493 A JP5490493 A JP 5490493A JP 2709435 B2 JP2709435 B2 JP 2709435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料または木材等
の表面を研削研磨するものであって、送材通路上に、複
数個のロールに掛け渡した研磨ベルトを、該送材通路に
交差する方向に走行させてなるベルトサンダー機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前後の駆動ロールと、従動ロールとに無
端送材ベルトを掛渡して、その上面を送材通路としてな
る送材装置と、該送材通路上に配設され、複数個のロー
ルに掛け渡した研磨ベルトを、送材通路に交差する方向
へ走行させてなる研削ヘッドとを備えたベルトサンダー
機は種々提案されているが、この種のベルトサンダー機
にあって、加工材の研削研磨量を一定とし、安定して研
削研磨処理を施すためには、その走行を規制する必要が
ある。そこで、特公昭56-21543号等に開示されているよ
うに、送材通路の左右に固定案内部材を配設した構成が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加工材が円
板等、回転し易いものの場合には、前記固定案内部材と
の摩擦接触により送材と共に回転を生じ、このため、入
口付近で遊転して供給不能となったり、研磨ベルトと、
加工材表面との接触が不均一となったり、研磨過剰又は
研磨不足を生じ、ムラが発生して良好な研削研磨を施す
ことができない等の問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を除去することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一手段は、送
材通路の両側に加工材の幅方向移動を規制する側部案内
部材を配設すると共に、前記側部案内部材の少なくとも
一方を、前記駆動ロールの軸に駆動案内ロールを、前記
従動ロールの軸に従動案内ロールを固着し、両案内ロー
ルに無端案内ベルトを掛渡して、該無端案内ベルトの内
端縁を走行案内縁とし、送材通路の側傍に位置させて無
端送材ベルトと平行に等速走行させて加工材の側面に接
触させることにより、該無端案内ベルトにより構成した
ことを特徴とするものである。
【0006】また第二手段は、前記送材フレームの側面
に固定された支持杆に案内フレームを幅方向への移動調
整可能に支持し、さらに、該支持杆に外嵌した発条によ
り案内フレームを送材通路側へ付勢すると共に、案内フ
レームにモータにより駆動する駆動案内ロールと、従動
案内ロールとを送材通路に沿って離間させて上下方向へ
支持し、該案内ロール対に無端案内ベルトを掛渡して、
無端送材ベルトと平行に等速走行させ、その内面を前記
送材通路の側傍に位置して走行案内面とした第1ベルト
駆動体と、前記送材フレームに、長孔を介して幅方向に
移動調整可能に固定された案内フレームに、モータによ
り駆動する駆動案内ロールと、従動案内ロールとを送材
通路に沿って離間させて上下方向へ支持し、該案内ロー
ル対に無端案内ベルトを掛渡して、無端送材ベルトと平
行に等速走行させ、その内面を前記送材通路の側傍に位
置して走行案内面とした第2ベルト駆動体とを送材通路
の両側に配設し、両無端案内ベルトの間隔を加工材の幅
よりも少し小さくなるように設定して、前記発条による
付勢力により、該無端案内ベルトの内側走行部で、加工
材wの両端を挟持するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】加工材は送材通路上で、その両側を側部案内部
材により規制されて、送材ベルトにより前送される。こ
の時、前記側部案内部材の少なくとも一方は、無端送材
ベルトと平行に等速走行する無端案内ベルトにより構成
し、その端縁又は内面で加工材を規定し、その幅方向移
動を阻止する。そしてこれに伴って、前記無端案内ベル
トは送材ベルトと共に移動するから、これと接触してい
る加工材は、その走行と共に、側部案内部材から摩擦抵
抗を受けない。このため、摩擦による回転方向の力が加
工材に作用せず、安定的に走行し、円板状等の遊転し易
い形状の加工材の供給が可能となる。ここで、第一手段
にあっては、無端送材ベルトを駆動する駆動ロールの軸
に駆動案内ロールを設けて、無端案内ベルトを走行させ
るようにしたから、モータを別途要せず、しかも無端送
材ベルトと無端案内ベルトの等速走行を容易に達成でき
る。また第二手段にあっては、第1ベルト駆動体と、第
2ベルト駆動体とを送材通路の幅方向で移動して、両無
端案内ベルトの間隔を被加工材の幅よりも少し小さくな
るように設定して、前記発条による付勢力により、該無
端案内ベルトの内側走行部で、加工材wの両端を挟持す
ることにより、該加工材をその両側で確実に保持して搬
送することができる。
【0008】
【実施例】図1,2について本発明に係るベルトサンダ
ー機の一実施例を説明する。
【0009】基部フレーム1の一側部には、送材フレー
ム2が乗載されており、前記送材フレーム2内には、前
後に枢支した駆動ロール3と従動ロール4とに送材ベル
ト5を掛け渡して、その上面を送材通路6とする送材装
置が配設される。
【0010】さらに基部フレーム1の他側には縦フレー
ム7が立設され、該縦フレーム7には研削ヘッド8が取
付けられる。この研削ヘッド8は縦フレーム7の内側面
に形成した上下方向の昇降案内9に嵌装されて昇降ハン
ドル10により昇降移動可能としているものであり、昇
降枠11の内部に、テンションロール12,駆動ロール
13及び従動ロール14を夫々前後方向に支持して、テ
ンションロール12を最上位置とする三角状に配設し、
各ロール12〜14に研磨ベルト15を掛け渡し、さら
に研削モータ16の駆動力を駆動ロール13に伝達する
ことにより、前記研磨ベルト15を送材通路6と交差す
る第1図時計方向に走行させるようにしている。前記ロ
ール13,14間には研磨ベルト15に内接する踏圧パ
ッド17が配設されている。
【0011】次に本発明の要部を図3,4に従って説明
する。
【0012】送材ベルト5上の送材通路6の両側位置に
は、側部案内部材X,Yが配設されている。この側部案
内部材Xは、無端案内ベルト20により構成される。
【0013】この無端案内ベルト20の支持手段等につ
いて説明する。駆動ロール3の軸には、溝付駆動案内ロ
ール21が、従動ロール4の軸には溝付従動案内ロール
22が固着される。一方、無端案内ベルト20の内面に
は一側寄りに案内突条23が無端状に形成されている。
そして、案内ベルト20は、案内突条23を案内ロール
21,22の溝内に嵌入し、幅方向の移動を拘束して、
案内ロール21,22に掛渡される。この掛渡し位置
で、該無端案内ベルト20の内端縁は前記送材ベルト5
の縁部を上走行部で覆うように少し内側に位置させ、該
上走行部の内端縁により走行案内縁24を構成してい
る。
【0014】これにより、前記無端案内ベルト20は、
送材ベルト5と同一駆動源により走行することとなり、
該上走行部は前記送材ベルト5の上走行部と等速度で平
行移動することとなる。
【0015】一方、前記側部案内部材Yは、固定案内板
25で構成されている。該固定案内板25は両端部に幅
方向の長孔26,26が形成され、送材フレーム2上長
孔26から取付ボルト27,27を螺合することによ
り、幅方向の移動調整可能に固定されており、その上面
から送材ベルト5の側縁を覆うように案内突部28を突
成している。前記案内突部28の端縁には、無端案内ベ
ルト20の走行案内縁24とで送材通路幅を規定する案
内縁29aが形成され、研磨ベルト15の直下位置で無
端案内ベルト20の走行案内縁24とで案内縁29aに
より送材通路幅を規定しており、その前部と後部には案
内斜面29c,29dを連成して、無理なく案内縁29
a位置に加工材wを導入し得るようにしている。
【0016】かかる構成にあって、加工材wの上面を研
削研磨処理を施すには、まず加工材wの高さに対応して
昇降ハンドルを操作し、研削ヘッド8の位置を昇降し
て、踏圧パッド17下の研磨ベルト15の下面位置を最
適に調整する。次に、前記取付ボルト27,27を緩め
て、長孔26,26に沿って固定案内板25を幅方向移
動して、無端案内ベルト20の走行案内縁24と固定案
内板25の案内縁29aとの間隔を加工材wの間隔に一
致させる。
【0017】そして、前記送材通路6の円板状等の種々
の形状の加工材を供給すると、送材ベルト5により前送
され、無端案内ベルト20の走行案内縁24と固定案内
板25の案内縁29a間で幅位置を規定されて、その送
材方向と直交して走行する研磨ベルト15によりその上
面を研削される。この送材過程において、加工材wの一
側縁は走行案内縁24に接触させている。そしてこの走
行案内縁24は送材速度と等速度で走行しているから、
加工材wは走行案内縁24による摩擦抵抗を受けること
はない。このため円板状等の面方向で回転し易い形状の
加工材wを適用しても、回転移動が可及的に阻止されて
いるから、その送材が不能となることはなく、かつ該回
転に伴う研磨ムラが防止され、良好な研削研磨を施すこ
とが可能となる。
【0018】上述の構成にあって側部案内部材Yも側部
案内部材Xと同様に無端案内ベルト20を適用しても良
く、この場合には加工材wは送材中に両側縁で摩擦抵抗
を受けることがない。
【0019】次に本発明の第二実施例を図5〜10に従
って説明する。
【0020】この実施例は、送材ベルト5の両側位置に
側部案内部材となる無端案内ベルト30a、無端案内ベ
ルト30bを配設したものである。
【0021】この無端案内ベルト30aの支持手段等に
ついて説明する。前記送材フレーム2の側面には取付板
31,31により支持杆32,32が平行に固定され、
この支持杆32,32に左右にバネ受片34,34を備
えた連結杆35が、前記バネ受片34,34に形成した
透孔に、該支持杆32,32の後端を挿通して嵌装さ
れ、取付ボルト36,36の固定によりその保持位置を
調整可能としている。この一体的移動により、両側のバ
ネ受片34,34の位置は常に一致し、後述する発条3
8の付勢力を等しく調整し得ることとなる。
【0022】前記支持杆32,32には、バネ受片3
4,34の嵌装に先だって、無端案内ベルト30aを備
えた第1ベルト駆動体40aが、そのコ字状案内フレー
ム37を支持杆32,32に摺動可能に嵌着することに
より支持され、さらに、該支持杆32,32に発条3
8,38を外嵌し、これにより、該発条38,38を案
内フレーム37とバネ受片34,34に付装して、発条
38,38の付勢力により案内フレーム37を支持杆3
2,32の径大部33,33に当接する位置に保持する
ようにしている。そして、後述するように幅広の加工材
wが供給された場合に、発条38,38の付勢力に抗す
ることにより、第1ベルト駆動体40aの退避が可能と
なるようにしている。
【0023】次に第1ベルト駆動体40aの構成を説明
する。前記案内フレーム37の両端には取付板41,4
1が前後方向で、内側へ対向状に差し渡して水平に固定
されており、夫々の端部下面にさらにベルト案内片42
が支持されている。このベルト案内片42は、一側端に
沿って断面V字状の案内溝43(図9参照)が形成さ
れ、該側端を送材通路6側に突出している。尚、取付板
41,41間は研磨ベルト15の逃げ部となっている。
【0024】また一方の取付板41,41の外端部には
駆動モータM1が取付けられ、その駆動軸45を一方の
取付板41の下方へ突出して溝付駆動案内ロール46を
固着している。また他方の取付板41には、支軸47を
下方へ突出し、該支軸47にベアリング48を介して遊
転溝付の従動案内ロール49を支持している。そして、
両案内ロール46,49に内面に夫々の溝に嵌着するV
ベルトからなる無端案内ベルト30aが掛渡される。こ
の無端案内ベルト30aは、駆動モータM1の駆動力に
よりベルト案内片42の案内溝43を走行案内として、
内側走行部を送材方向に沿って走行することとなる。
【0025】次に側部案内部材Yを構成する無端案内ベ
ルト30bの支持手段等について説明する。
【0026】前記送材フレーム2の他側には第2ベルト
駆動体40bが配設される。この第2ベルト駆動体40
bの構成を説明すると、送材フレーム2の他側上面に
は、枠状案内フレーム50がその左右に幅方向に形成し
た長孔51にボルト52を挿通して該送材フレーム2上
に螺着することにより、幅方向の移動調整を可能として
前後方向に固定されている。また該案内フレーム50の
内辺部は研磨ベルト15の逃げ部を形成するため分離さ
れており、その分離端に下方から、ベルト案内片53が
差し渡されている。このベルト案内片53は、一側端に
沿って断面V字状の案内溝54(図9と同一構造)が形
成され、該側端を送材通路6側に突出している。
【0027】また案内フレーム50の内側の一方の角縁
には駆動モータM2が取付けられ、その駆動軸55を下
方へ突出して、溝付案内ロール56を固着している。ま
た他方の角縁には、図10で示すように、支軸57を下
方へ突出し、該支軸57にベアリング58を介して遊転
溝付案内ロール59を支持している。そして、前記溝付
案内ロール56,59に内面に夫々の溝に嵌着するVベ
ルトからなる無端案内ベルト30bが掛渡され、ベルト
案内片53の案内溝54を走行案内として、駆動モータ
M2の駆動力によりその内側走行部が送材方向に沿って
走行するようにしている。
【0028】尚、かかる構成にあって、無端案内ベルト
30a,30bの内側走行部の走行速度は、前記送材ベ
ルト5の走行速度とほぼ一致するように、前記駆動モー
タM1,M2の回転速度が調整される。
【0029】かかる構成にあって、加工材wの上面を研
削研磨処理を施すには、まずボルト52を緩めて、第2
ベルト駆動体40bを長孔51に沿って幅方向移動し
て、無端案内ベルト30a,30bの内側走行部の間隔
を加工材wの間隔にほぼ一致させる。このとき無端案内
ベルト30a,30bの送材力が加工材wに確実に伝達
するように、前記無端案内ベルト30a,30bの間隔
を加工材wの幅よりも少し小さくし、前記発条35によ
る付勢力により、該無端案内ベルト30a,30bの内
側走行部で、加工材wの両端を挟持し得るようにする。
【0030】そして、前記送材通路6に円板状等の種々
の形状の加工材wを供給すると、送材ベルト5により前
送され、該無端案内ベルト30a,30bの内側走行部
で挟持されて幅位置を規定されて走行し、送材方向と直
交して走行する研磨ベルト15によりその上面を研削さ
れる。この送材過程において、加工材wの両側縁は無端
案内ベルト30a,30bに保持されている。そしてこ
の無端案内ベルト30a,30bは送材ベルト5の走行
速度と等速度で走行しており、このため円板状等の面方
向で回転し易い形状の加工材wを適用しても、両側で保
持されながら安定走行し、研磨ムラが防止され、良好な
研削研磨を施すことが可能となる。
【0031】上述の構成にあっては、第1ベルト駆動体
40aと、第2ベルト駆動体40bとを送材通路6の幅
方向で移動して、両無端案内ベルト30a,30bの間
隔を加工材wの幅よりも少し小さくなるように設定し
て、前記発条による付勢力により、該無端案内ベルト3
0a,30bの内側走行部で、加工材wの両端を挟持す
ることにより、該加工材wをその両側で確実に保持して
搬送することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述の第一及び第二手段にあ
って、送材通路6上の両側に配設した側部案内部材X,
Yのうち少なくとも一方に、無端送材ベルト5と平行に
等速走行する無端案内ベルト20,30a,30bを適
用し、該加工材wの側端部を該無端案内ベルトに接触さ
せて案内走行するようにしたから、加工材wは、その走
行と共に側部案内部材から摩擦抵抗を受けることはな
く、このため、摩擦による回転方向の力が加工材に作用
せず、円板状等の回転又は面方向へ遊動し易い加工材w
を適用しても、可及的に該遊動を防止されて、安定的に
走行することなって、供給可能となり、研磨ベルト15
による研磨条件が均一化し、研磨ムラが防止される等の
優れた効果がある。また、第一手段にあっては、無端送
材ベルト5を駆動する駆動ロール3の軸に駆動案内ロー
ル21を設けて、無端案内ベルト20を走行させるよう
にしたから、駆動モータを別途要せず、しかも無端送材
ベルト5と無端案内ベルト20の等速走行を容易に達成
できる。さらに第二手段にあっては、第1ベルト駆動体
40aと、第2ベルト駆動体40bとを送材通路6の幅
方向で移動して、両無端案内ベルト30a,30bの間
隔を加工材wの幅よりも少し小さくなるように設定し
て、前記発条による付勢力により、該無端案内ベルト3
0a,30bの内側走行部で、加工材wの両端を挟持す
ることにより、該加工材wをその両側で確実に保持して
搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルトサンダー機の正面図
【図2】同上の側面図
【図3】本発明の第一実施例に係る図2A−A位置で切
断して示す平面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る図2A−A位置で切
断して示す平面図である。
【図6】ベルト駆動体40a,40bを示す拡大平面図
である。
【図7】第1ベルト駆動体40aの側面図である。
【図8】第2ベルト駆動体40bの側面図である。
【図9】図7のC−C断面図である。
【図10】図6のD−D断面図である。
【符号の説明】
2 送材フレーム 5 送材ベルト 6 送材通路 15 研磨ベルト 20 無端案内ベルト 21,22 案内ロール 24 走行案内縁 25 固定案内板25 29a 案内縁 30a,30b 無端案内ベルト 38,38 発条 40a 第1ベルト駆動体 40b 第2ベルト駆動体 51,51 長孔 M1,M2 駆動モータ X,Y 側部案内部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後の駆動ロールと、従動ロールとに無端
    送材ベルトを掛渡して、その上面を送材通路としてなる
    送材装置と、該送材通路上に配設され、複数個のロール
    に掛け渡した研磨ベルトを、送材通路に交差する方向へ
    走行させてなる研削ヘッドとを備えたベルトサンダー機
    において、 前記送材通路の両側に加工材の幅方向移動を規制する側
    部案内部材を配設すると共に、前記側部案内部材の少な
    くとも一方を、前記駆動ロールの軸に駆動案内ロール
    を、前記従動ロールの軸に従動案内ロールを固着し、両
    案内ロールに無端案内ベルトを掛渡して、該無端案内ベ
    ルトの内端縁を走行案内縁とし、送材通路の側傍に位置
    させて無端送材ベルトと平行に等速走行させて加工材の
    側面に接触させることにより、該無端案内ベルトにより
    構成したことを特徴とするベルトサンダー機。
  2. 【請求項2】前後の駆動ロールと、従動ロールとに無端
    送材ベルトを掛渡して、その上面を送材通路としてなる
    送材装置と、該送材通路上に配設され、複数個のロール
    に掛け渡した研磨ベルトを、送材通路に交差する方向へ
    走行させてなる研削ヘッドとを備えたベルトサンダー機
    において、 前記送材フレームの側面に固定された支持杆に案内フレ
    ームを幅方向への移動調整可能に支持し、さらに、該支
    持杆に外嵌した発条により案内フレームを送材通路側へ
    付勢すると共に、案内フレームにモータにより駆動する
    駆動案内ロールと、従動案内ロールとを送材通路に沿っ
    て離間させて上下方向へ支持し、該案内ロール対に無端
    案内ベルトを掛渡して、無端送材ベルトと平行に等速走
    行させ、その内面を前記送材通路の側傍に位置して走行
    案内面とした第1ベルト駆動体と、 前記送材フレームに、長孔を介して幅方向に移動調整可
    能に固定された案内フレームに、モータにより駆動する
    駆動案内ロールと、従動案内ロールとを送材通路 に沿っ
    て離間させて上下方向へ支持し、該案内ロール対に無端
    案内ベルトを掛渡して、無端送材ベルトと平行に等速走
    行させ、その内面を前記送材通路の側傍に位置して走行
    案内面とした第2ベルト駆動体とを送材通路の両側に配
    設し、両無端案内ベルトの間隔を加工材の幅よりも少し
    小さくなるように設定して、前記発条による付勢力によ
    り、該無端案内ベルトの内側走行部で、加工材の両端を
    挟持するようにした ことを特徴とするベルトサンダー
    機。
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