JPH0524449Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0524449Y2 JPH0524449Y2 JP1986115597U JP11559786U JPH0524449Y2 JP H0524449 Y2 JPH0524449 Y2 JP H0524449Y2 JP 1986115597 U JP1986115597 U JP 1986115597U JP 11559786 U JP11559786 U JP 11559786U JP H0524449 Y2 JPH0524449 Y2 JP H0524449Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- guide plate
- material feeding
- workpiece
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 11
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 9
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、被加工材を循環走行する無端サンデ
イングベルトに押し付けつつ走行させることによ
りその被加工材に研削加工を施すようにした木工
用ベルトサンダーの送材装置に関する。
イングベルトに押し付けつつ走行させることによ
りその被加工材に研削加工を施すようにした木工
用ベルトサンダーの送材装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点
このような送材装置は、互いに間隔を空けて対
設した駆動ドラムと従動ドラムの間に無端状の送
材ベルトを掛け渡してその直線走行部を循環走行
する無端状のサンデイングベルトの研削面に対応
させ、その送材ベルトの内側に前記直線走行部の
内面が摺接する案内板を、その直線走行部と直角
方向の移動自由に支持するとともにばね弾力によ
り直線走行部の内面を押圧する方向に付勢した構
成になり、案内板の押圧力により送材ベルトで被
加工材をサンデイングベルトの研削面に押しつけ
るとともに、これにより生ずる送材ベルトとの摩
擦力によりその被加工材を一方向へ走行させるよ
うになつているが、案内板を送材ベルトの直線走
行部と直角方向の移動自由に支持するのに、従来
は、案内板の長さ方向の中央部にガイドバーを直
角に固定するとともに、そのガイドバーを送材ベ
ルトの駆動及び従動ドラムを支持したフレームに
形成した案内孔に摺動自由に嵌入するようになつ
ていた。ところが、このような支持方法において
は、案内板が送材ベルトの直線走行部と正確に平
行をなすように取付けるには高精度の加工を必要
としてコスト高となり、また、ガイドバーと案内
孔との間にはガイドバーの摺動を許容するための
隙間が必要であり、その隙間は長期間の使用によ
りガイドバーや案内孔が摩耗するにつれて次第に
大きくなるのであり、隙間が大きくなると、被加
工材が送材ベルトにより送られてサンデイングベ
ルトの研削面を通過する際に、その被加工材が短
尺なものである場合には案内板が送材方向におい
ていわゆる船揺れを生ずるようになり、そうする
と、これに伴つて被加工材も送材方向において上
下に傾きを生ずるため、被加工材の加工面のサン
デイングベルトに押し付けられる力が長さ方向に
おいて変化し、加工面がその送材方向に波状に研
削され、加工面を平坦に研削加工することができ
なかつた。
設した駆動ドラムと従動ドラムの間に無端状の送
材ベルトを掛け渡してその直線走行部を循環走行
する無端状のサンデイングベルトの研削面に対応
させ、その送材ベルトの内側に前記直線走行部の
内面が摺接する案内板を、その直線走行部と直角
方向の移動自由に支持するとともにばね弾力によ
り直線走行部の内面を押圧する方向に付勢した構
成になり、案内板の押圧力により送材ベルトで被
加工材をサンデイングベルトの研削面に押しつけ
るとともに、これにより生ずる送材ベルトとの摩
擦力によりその被加工材を一方向へ走行させるよ
うになつているが、案内板を送材ベルトの直線走
行部と直角方向の移動自由に支持するのに、従来
は、案内板の長さ方向の中央部にガイドバーを直
角に固定するとともに、そのガイドバーを送材ベ
ルトの駆動及び従動ドラムを支持したフレームに
形成した案内孔に摺動自由に嵌入するようになつ
ていた。ところが、このような支持方法において
は、案内板が送材ベルトの直線走行部と正確に平
行をなすように取付けるには高精度の加工を必要
としてコスト高となり、また、ガイドバーと案内
孔との間にはガイドバーの摺動を許容するための
隙間が必要であり、その隙間は長期間の使用によ
りガイドバーや案内孔が摩耗するにつれて次第に
大きくなるのであり、隙間が大きくなると、被加
工材が送材ベルトにより送られてサンデイングベ
ルトの研削面を通過する際に、その被加工材が短
尺なものである場合には案内板が送材方向におい
ていわゆる船揺れを生ずるようになり、そうする
と、これに伴つて被加工材も送材方向において上
下に傾きを生ずるため、被加工材の加工面のサン
デイングベルトに押し付けられる力が長さ方向に
おいて変化し、加工面がその送材方向に波状に研
削され、加工面を平坦に研削加工することができ
なかつた。
問題点を解決するための手段
本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、送材ベルトの直線走行部の内側に、その送材
ベルトの内面が摺接する送材方向に真直な案内面
を有する案内板を、平行リンク機構によつてフレ
ームに支持し、そのフレームと案内板との間にそ
の案内板をサンデイングベルトに接近する方向へ
付勢する第1のばねを装着するとともに、案内板
を送材方向に対して傾ける方向へ付勢する第1の
ばねより弾力の小さい第2のばねをその案内板と
フレームとの間に装着し、かつ、平行リンク機構
を構成する2本のリンクアームの少なくとも一方
をフレームに対して軸支位置調節可能にした構成
とした。
て、送材ベルトの直線走行部の内側に、その送材
ベルトの内面が摺接する送材方向に真直な案内面
を有する案内板を、平行リンク機構によつてフレ
ームに支持し、そのフレームと案内板との間にそ
の案内板をサンデイングベルトに接近する方向へ
付勢する第1のばねを装着するとともに、案内板
を送材方向に対して傾ける方向へ付勢する第1の
ばねより弾力の小さい第2のばねをその案内板と
フレームとの間に装着し、かつ、平行リンク機構
を構成する2本のリンクアームの少なくとも一方
をフレームに対して軸支位置調節可能にした構成
とした。
考案の作用及び効果
本考案の木工用ベルトサンダーの送材装置は上
記構成になり、案内板を平行リンク機構によつて
フレームに支持してその平行リンク機構を構成す
る2本のリンクアームの一方をフレームに対して
軸支位置調節可能にしたから、案内板の取付姿勢
を容易に補正することができてフレームへの取付
けを容易かつ正確に行うことができるとともに、
案内板を第2のばねの弾力によつて送材方向に対
して傾ける方向へ付勢したから、リンクアームの
支持部が摩耗した場合にリンクアームが一方に片
寄せられて遊びが防止されるため、案内板の揺れ
による被加工材の傾きが防止され、被加工材が全
長にわたつてサンデイングベルトの研削面に同一
の力で押し付けられて加工面を平坦に研削加工す
ることができる効果がある。
記構成になり、案内板を平行リンク機構によつて
フレームに支持してその平行リンク機構を構成す
る2本のリンクアームの一方をフレームに対して
軸支位置調節可能にしたから、案内板の取付姿勢
を容易に補正することができてフレームへの取付
けを容易かつ正確に行うことができるとともに、
案内板を第2のばねの弾力によつて送材方向に対
して傾ける方向へ付勢したから、リンクアームの
支持部が摩耗した場合にリンクアームが一方に片
寄せられて遊びが防止されるため、案内板の揺れ
による被加工材の傾きが防止され、被加工材が全
長にわたつてサンデイングベルトの研削面に同一
の力で押し付けられて加工面を平坦に研削加工す
ることができる効果がある。
実施例
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図及び第2図は、本実施例を適用した木工
用ベルトサンダーを示し、図において1は本体フ
レームであり、フレーム1の中央部の装置空間2
内に固定されたサンデイングフレーム3の上下両
端に夫々支持された駆動ドラム5と従動ドラム6
との間に無端状のサンデイングベルト7が掛け渡
され、駆動ドラム5の一方向の回転によりサンデ
イングベルト7が矢線方向に循環走行するように
なつており、サンデイングベルト7の駆動ドラム
5の右側には上面に被加工材aを支承する数個の
ローラ8の支持された前側テーブル10がフレー
ム1上にハンドル操作による昇降可能に支持され
ているとともに、駆動ドラム5の左側にはフレー
ム1の上面に後側テーブル11が形成され、その
上面には同じく被加工材aを支承する数個のロー
ラ12が支持されている。前側及び後側テーブル
10,11の上方には送材装置14がハンドル操
作による昇降可能に装置されており、この送材装
置14はそのフレーム15の前後両端部に夫々支
持された駆動ドラム16と従動ドラム17との間
にサンデイングベルト7と略同一幅の無端状の送
材ベルト18が掛け渡され、駆動ドラム16の一
方向の回転によつて送材ベルト18が矢線方向に
循環走行するようになつており、送材ベルト18
のサンデイングベルト7の研削面に対応した側の
直線走行部の内側には、送材ベルト18の幅を略
4分割した幅を有するとともに下面に直線走行部
の内面を押圧する真直な案内面19を有する細長
い4つの案内板20が幅方向に小間隔を空けて送
材方向と平行にフレーム15に支持されており、
これらの各案内板20は、サンデイングベルト7
の駆動ドラム5の最寄りに支持された前側及び後
側テーブル10,11の夫々の小径ローラ8aと
12aとの対応間隔よりも大きい長さを有してお
り、各案内板20の長さ方向の中央部の上面には
夫々支持板21が突設され、各支持板21の上端
部と下端部には夫々同一長さのリンクアーム2
2,22の一端がリンクピン32により軸支さ
れ、下側のリンクアーム22の他端がフレーム1
5のブラケツト23にリンクピン32により軸支
されているとともに、この下側のリンクアーム2
2と平行に対応させた上側のリンクアーム22の
先端が、長孔33に挿通したねじ24をフレーム
15の上面に螺合することにより左右方向の取付
位置の調節可能に取り付けられたブラケツト25
にリンクピン32により軸支され、これら2本の
リンクアーム22,22により構成された平行リ
ンク機構によつて、案内板20がフレーム15に
送材ベルト18の直線走行部と平行を保つたまま
上下の移動自由に支持されており、また、各案内
板20の左端部には後側テーブル11の小径ロー
ラ12aよりも左側において、フレーム15に螺
合された調節ねじ26の下端と案内板20の上面
との間に第1の圧縮ばね27が装着され、この第
1の圧縮ばね27の弾力により案内板20が下方
へ付勢され、支持部材21の上端に形成されたス
トツパ29がフレーム15の上面に当接すること
により案内板20が図に鎖線で示す位置より下方
への移動が規制されており、一方、案内板20の
右端部の上面には、前側テーブル10の小径ロー
ラ8aよりも右側において引張棒28が上向きに
固着され、その上端部のねじ部に螺合したナツト
とフレーム15との間に、案内板20の自重と略
つり合い、かつ、前記第1の圧縮ばね27よりも
小さい弾力を有する第2の圧縮ばね30が装着さ
れ、そのばね弾力により案内板20の右端部が上
方へ引張られ、これにより、案内板20には反時
計方向のモーメントが作用していて、各リンクア
ーム22のリンクピン32の嵌合部に存する嵌合
隙間が片寄せされた状態となつており、これによ
り、案内板20に時計方向及び反時計方向のいず
れの方向のモーメントが作用した場合にも案内板
20が傾きを生ずることがないようになつてお
り、案内板20の前方部と後方部には、夫々、ば
ね弾力により送材ベルト18の内側を触転しなが
ら被加工材aをローラ8,12上に押さえ付ける
押圧ローラ31,31が装着されている。
用ベルトサンダーを示し、図において1は本体フ
レームであり、フレーム1の中央部の装置空間2
内に固定されたサンデイングフレーム3の上下両
端に夫々支持された駆動ドラム5と従動ドラム6
との間に無端状のサンデイングベルト7が掛け渡
され、駆動ドラム5の一方向の回転によりサンデ
イングベルト7が矢線方向に循環走行するように
なつており、サンデイングベルト7の駆動ドラム
5の右側には上面に被加工材aを支承する数個の
ローラ8の支持された前側テーブル10がフレー
ム1上にハンドル操作による昇降可能に支持され
ているとともに、駆動ドラム5の左側にはフレー
ム1の上面に後側テーブル11が形成され、その
上面には同じく被加工材aを支承する数個のロー
ラ12が支持されている。前側及び後側テーブル
10,11の上方には送材装置14がハンドル操
作による昇降可能に装置されており、この送材装
置14はそのフレーム15の前後両端部に夫々支
持された駆動ドラム16と従動ドラム17との間
にサンデイングベルト7と略同一幅の無端状の送
材ベルト18が掛け渡され、駆動ドラム16の一
方向の回転によつて送材ベルト18が矢線方向に
循環走行するようになつており、送材ベルト18
のサンデイングベルト7の研削面に対応した側の
直線走行部の内側には、送材ベルト18の幅を略
4分割した幅を有するとともに下面に直線走行部
の内面を押圧する真直な案内面19を有する細長
い4つの案内板20が幅方向に小間隔を空けて送
材方向と平行にフレーム15に支持されており、
これらの各案内板20は、サンデイングベルト7
の駆動ドラム5の最寄りに支持された前側及び後
側テーブル10,11の夫々の小径ローラ8aと
12aとの対応間隔よりも大きい長さを有してお
り、各案内板20の長さ方向の中央部の上面には
夫々支持板21が突設され、各支持板21の上端
部と下端部には夫々同一長さのリンクアーム2
2,22の一端がリンクピン32により軸支さ
れ、下側のリンクアーム22の他端がフレーム1
5のブラケツト23にリンクピン32により軸支
されているとともに、この下側のリンクアーム2
2と平行に対応させた上側のリンクアーム22の
先端が、長孔33に挿通したねじ24をフレーム
15の上面に螺合することにより左右方向の取付
位置の調節可能に取り付けられたブラケツト25
にリンクピン32により軸支され、これら2本の
リンクアーム22,22により構成された平行リ
ンク機構によつて、案内板20がフレーム15に
送材ベルト18の直線走行部と平行を保つたまま
上下の移動自由に支持されており、また、各案内
板20の左端部には後側テーブル11の小径ロー
ラ12aよりも左側において、フレーム15に螺
合された調節ねじ26の下端と案内板20の上面
との間に第1の圧縮ばね27が装着され、この第
1の圧縮ばね27の弾力により案内板20が下方
へ付勢され、支持部材21の上端に形成されたス
トツパ29がフレーム15の上面に当接すること
により案内板20が図に鎖線で示す位置より下方
への移動が規制されており、一方、案内板20の
右端部の上面には、前側テーブル10の小径ロー
ラ8aよりも右側において引張棒28が上向きに
固着され、その上端部のねじ部に螺合したナツト
とフレーム15との間に、案内板20の自重と略
つり合い、かつ、前記第1の圧縮ばね27よりも
小さい弾力を有する第2の圧縮ばね30が装着さ
れ、そのばね弾力により案内板20の右端部が上
方へ引張られ、これにより、案内板20には反時
計方向のモーメントが作用していて、各リンクア
ーム22のリンクピン32の嵌合部に存する嵌合
隙間が片寄せされた状態となつており、これによ
り、案内板20に時計方向及び反時計方向のいず
れの方向のモーメントが作用した場合にも案内板
20が傾きを生ずることがないようになつてお
り、案内板20の前方部と後方部には、夫々、ば
ね弾力により送材ベルト18の内側を触転しなが
ら被加工材aをローラ8,12上に押さえ付ける
押圧ローラ31,31が装着されている。
そして、サンデイングベルト7及び送材ベルト
18を循環走行させ、被加工材aを前側テーブル
10上に載せて前方へ押し出すことによりその先
端部が押圧ローラ31の下方に差し掛かると、被
加工材aが押圧ローラ31の押圧力によりローラ
8上に押え付けられつつ、その下面の送材ベルト
18との摩擦力により走行し、案内板20の下方
を通過するときは、左側の第1の圧縮ばね27の
弾力により下方へ付勢された案内板20の下面の
案内面19を摺接しながら走行する送材ベルト1
8によつて下面がサンデイングベルト7の研削面
に押し付けられつつ上面と送材ベルト18との摩
擦力により走行して、下面に研削加工が施され、
案内板20の下方を通り過ぎた被加工材aは押圧
ローラ31によりローラ12上に押し付けられつ
つ、その下面の送材ベルト18との摩擦力により
走行して後側テーブル11上に送り出されるよう
になつており、ここで、前側テーブル10から送
り込んだ被加工材aの先端部が後側テーブル11
の小径ローラ12aに差し掛かるまでは、案内板
20の案内面19の左方部は被加工材aから抗力
を受けないことから、案内板20には反時計方向
のモーメントが作用することとなるのであり、こ
のモーメントにより案内板20が傾きを生じる場
合には被加工材aが短尺なものであると小径ロー
ラ8aを支点として案内板20とともに反時計方
向に傾きを生じ、その下面のサンデイングベルト
7に対する押付力が局部的に過大となるのである
が、前記したように、案内板20はモーメントが
作用しても傾きを生じないようになつていること
から、被加工材aが短尺なものであつても傾きを
生ずることなくサンデイングベルト7の研削面上
を走行するのであり、また、被加工材aの後端部
が前側テーブル10の小径ローラ8aから外れる
とそれ以後は、案内板20の案内面19の右方部
には被加工材aからの抗力が作用しなくなること
から、案内板20には時計方向のモーメントが作
用することとなるのであり、このモーメントによ
り案内板20が傾きを生ずる場合には被加工材a
が短尺なものであると小径ローラ12aを支点と
して案内板20とともに時計方向に傾きを生じ、
前記の場合と同様に、その下面のサンデイングベ
ルト7に対する押付力が局部的に過大となるので
あるが、この場合においても、案内板20はモー
メントが作用しても傾きを生じないようになつて
いることから、被加工材aが短尺なものであつて
もサンデイングベルト7上を傾きを生ずることな
く通過し、これによつて、下面が平坦に研削加工
される。
18を循環走行させ、被加工材aを前側テーブル
10上に載せて前方へ押し出すことによりその先
端部が押圧ローラ31の下方に差し掛かると、被
加工材aが押圧ローラ31の押圧力によりローラ
8上に押え付けられつつ、その下面の送材ベルト
18との摩擦力により走行し、案内板20の下方
を通過するときは、左側の第1の圧縮ばね27の
弾力により下方へ付勢された案内板20の下面の
案内面19を摺接しながら走行する送材ベルト1
8によつて下面がサンデイングベルト7の研削面
に押し付けられつつ上面と送材ベルト18との摩
擦力により走行して、下面に研削加工が施され、
案内板20の下方を通り過ぎた被加工材aは押圧
ローラ31によりローラ12上に押し付けられつ
つ、その下面の送材ベルト18との摩擦力により
走行して後側テーブル11上に送り出されるよう
になつており、ここで、前側テーブル10から送
り込んだ被加工材aの先端部が後側テーブル11
の小径ローラ12aに差し掛かるまでは、案内板
20の案内面19の左方部は被加工材aから抗力
を受けないことから、案内板20には反時計方向
のモーメントが作用することとなるのであり、こ
のモーメントにより案内板20が傾きを生じる場
合には被加工材aが短尺なものであると小径ロー
ラ8aを支点として案内板20とともに反時計方
向に傾きを生じ、その下面のサンデイングベルト
7に対する押付力が局部的に過大となるのである
が、前記したように、案内板20はモーメントが
作用しても傾きを生じないようになつていること
から、被加工材aが短尺なものであつても傾きを
生ずることなくサンデイングベルト7の研削面上
を走行するのであり、また、被加工材aの後端部
が前側テーブル10の小径ローラ8aから外れる
とそれ以後は、案内板20の案内面19の右方部
には被加工材aからの抗力が作用しなくなること
から、案内板20には時計方向のモーメントが作
用することとなるのであり、このモーメントによ
り案内板20が傾きを生ずる場合には被加工材a
が短尺なものであると小径ローラ12aを支点と
して案内板20とともに時計方向に傾きを生じ、
前記の場合と同様に、その下面のサンデイングベ
ルト7に対する押付力が局部的に過大となるので
あるが、この場合においても、案内板20はモー
メントが作用しても傾きを生じないようになつて
いることから、被加工材aが短尺なものであつて
もサンデイングベルト7上を傾きを生ずることな
く通過し、これによつて、下面が平坦に研削加工
される。
そして、長期間の使用により各リンクアーム2
2の各リンクピン32の嵌合部が摩耗してその嵌
合隙間が大きくなつたときにも、右側の第2の圧
縮ばね30の弾力により案内板20の右方部が上
方へ引張られていてその嵌合隙間が片寄せされた
状態に保持されるから、案内板20は各リンクピ
ン32の嵌合部が摩耗しても、上下動する際に傾
きが生じないようになつており、その嵌合部の摩
耗が進むにつれて案内板20が反時計方向に傾く
のであるが、上側のリンクアーム22の一端を支
持したブラケツト25を案内板20の傾きに応じ
て右方へずらすことにより容易に補正することが
できる。
2の各リンクピン32の嵌合部が摩耗してその嵌
合隙間が大きくなつたときにも、右側の第2の圧
縮ばね30の弾力により案内板20の右方部が上
方へ引張られていてその嵌合隙間が片寄せされた
状態に保持されるから、案内板20は各リンクピ
ン32の嵌合部が摩耗しても、上下動する際に傾
きが生じないようになつており、その嵌合部の摩
耗が進むにつれて案内板20が反時計方向に傾く
のであるが、上側のリンクアーム22の一端を支
持したブラケツト25を案内板20の傾きに応じ
て右方へずらすことにより容易に補正することが
できる。
なお、本実施例においては、案内板20を下方
へ付勢するための第1の圧縮ばね27を後側テー
ブル11の小径ローラ12aよりも左側の位置
に、案内板20に反時計方向のモーメントを付与
するための第2の圧縮ばね30を前側テーブル1
0の小径ローラ8aよりも右側の位置に夫々装着
したから、被加工材aが短尺なものである場合
に、その前方部や後方部がサンデイングベルト7
の研削面に必要以上に強く押し付けられるのが防
止される利点がある。
へ付勢するための第1の圧縮ばね27を後側テー
ブル11の小径ローラ12aよりも左側の位置
に、案内板20に反時計方向のモーメントを付与
するための第2の圧縮ばね30を前側テーブル1
0の小径ローラ8aよりも右側の位置に夫々装着
したから、被加工材aが短尺なものである場合
に、その前方部や後方部がサンデイングベルト7
の研削面に必要以上に強く押し付けられるのが防
止される利点がある。
また、本実施例の木工用ベルトサンダーは被加
工材aの下面側に加工を施すようにしたものであ
るが、本実施例の送材装置14を上下反転すると
ともにその上方でサンデイングベルト7を循環走
行させるようにして、被加工材aを送材ベルト1
8上に支承して走行させ、その上面側に加工を施
すようにした形式のものにも適用でき、さらに、
本実施例のサンデイングベルト7は駆動ドラム5
を回曲走行する部分で被加工材aを研削するよう
になつているが、駆動ドラム5の替わりに、サン
デイングベルト7の内面が摺接する押圧パツドを
用い、従動ローラ6を駆動することによりその押
圧パツドによりサンデイングベルト7を被加工材
aに押し付けて研削するようにした形式のものに
も適用することができる。
工材aの下面側に加工を施すようにしたものであ
るが、本実施例の送材装置14を上下反転すると
ともにその上方でサンデイングベルト7を循環走
行させるようにして、被加工材aを送材ベルト1
8上に支承して走行させ、その上面側に加工を施
すようにした形式のものにも適用でき、さらに、
本実施例のサンデイングベルト7は駆動ドラム5
を回曲走行する部分で被加工材aを研削するよう
になつているが、駆動ドラム5の替わりに、サン
デイングベルト7の内面が摺接する押圧パツドを
用い、従動ローラ6を駆動することによりその押
圧パツドによりサンデイングベルト7を被加工材
aに押し付けて研削するようにした形式のものに
も適用することができる。
第1図は本考案の一実施例の一部切欠側面図、
第2図は一部切欠正面図である。 7……サンデイングベルト、15……フレー
ム、8……送材ベルト、19……案内面、20…
…案内板、22……リンクアーム、27……第1
の圧縮ばね、30……第2の圧縮ばね、32……
リンクピン、a……被加工材。
第2図は一部切欠正面図である。 7……サンデイングベルト、15……フレー
ム、8……送材ベルト、19……案内面、20…
…案内板、22……リンクアーム、27……第1
の圧縮ばね、30……第2の圧縮ばね、32……
リンクピン、a……被加工材。
Claims (1)
- 循環走行する無端送材ベルトの直線走行部に循
環走行する無端サンデイングベルトを対設し、前
記送材ベルトの摩擦力により被加工材を一方向へ
走行させつつ該被加工材に前記サンデイングベル
トを押し付けて研削加工を施すようにした木工用
ベルトサンダーにおいて、前記送材ベルトの前記
直線走行部の内側に、該送材ベルトの内面が摺接
する送材方向に真直な案内面を有する案内板を、
平行リンク機構によつてフレームに支持し、該フ
レームと前記案内板との間に該案内板を前記サン
デイングベルトに接近する方向へ付勢する第1の
ばねを装着するとともに、前記案内板を送材方向
に対して傾ける方向へ付勢する前記第1のばねよ
り弾力の小さい第2のばねを該案内板と前記フレ
ームとの間に装着し、かつ、前記平行リンク機構
を構成する2本のリンクアームの少なくとも一方
を前記フレームに対して軸支位置調節可能にした
ことを特徴とする木工用ベルトサンダーの送材装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115597U JPH0524449Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115597U JPH0524449Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321559U JPS6321559U (ja) | 1988-02-12 |
JPH0524449Y2 true JPH0524449Y2 (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=30999398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986115597U Expired - Lifetime JPH0524449Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524449Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009166171A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Amitec Corp | 金属製加工材のバリ取り装置 |
JP6720758B2 (ja) * | 2016-08-02 | 2020-07-08 | 日本電気硝子株式会社 | 板状物の加工装置及び加工方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851948B2 (ja) * | 1974-01-24 | 1983-11-19 | 富士写真フイルム株式会社 | ユウキスルホンサン ノ セイホウ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851948U (ja) * | 1981-10-01 | 1983-04-08 | 竹川鉄工株式会社 | 上面基準ベルトサンダ−機 |
-
1986
- 1986-07-28 JP JP1986115597U patent/JPH0524449Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851948B2 (ja) * | 1974-01-24 | 1983-11-19 | 富士写真フイルム株式会社 | ユウキスルホンサン ノ セイホウ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6321559U (ja) | 1988-02-12 |
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