JPH06246617A - ベルトサンダー機 - Google Patents

ベルトサンダー機

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JPH06246617A
JPH06246617A JP5490493A JP5490493A JPH06246617A JP H06246617 A JPH06246617 A JP H06246617A JP 5490493 A JP5490493 A JP 5490493A JP 5490493 A JP5490493 A JP 5490493A JP H06246617 A JPH06246617 A JP H06246617A
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belt
material feeding
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hung
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Seiji Uchikawa
清二 内川
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Amitec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送材通路上に、複数個のロールに掛け渡した
研磨ベルトを、該送材通路に交差する方向に走行させて
なるベルトサンダー機において、加工材が円板等、回転
し易いものであっても、安定的に供給し得る構成を提供
すること。 【構成】 送材通路6上の両側に配設した側部案内部材
X,Yのうち少なくとも一方に、無端送材ベルト5と平
行に等速走行する無端案内ベルト20を適用し、該加工
材wの側端部を該無端案内ベルト20に接触させて案内
走行するようにしたから、加工材wは、その走行と共に
側部案内部材から摩擦抵抗を受けることはなく、安定的
に走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料または木材等
の表面を研削研磨するものであって、送材通路上に、複
数個のロールに掛け渡した研磨ベルトを、該送材通路に
交差する方向に走行させてなるベルトサンダー機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無端送材ベルトを一側を駆動ロールとす
る案内ロールに掛渡して、その上面を送材通路とする送
材装置の、該送材通路上に、複数個のロールに掛け渡し
た研磨ベルトを、該送材通路に交差する方向に走行させ
てなるベルトサンダー機は種々提案されているが、この
種のベルトサンダー機にあって、加工材の研削研磨量を
一定とし、安定して研削研磨処理を施すためには、その
走行を規制する必要がある。そこで、特公昭56-21543号
等に開示されているように、送材通路の左右に固定案内
部材を配設した構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加工材が円
板等、回転し易いものの場合には、前記固定案内部材と
の摩擦接触により送材と共に回転を生じ、このため、入
口付近で遊転して供給不能となったり、研磨ベルトと、
加工材表面との接触が不均一となったて、研磨過剰又は
研磨不足を生じ、ムラが発生して良好な研削研磨を施す
ことができない等の問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を除去することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一手段は、送
材通路の両側に加工材の幅方向移動を規制する側部案内
部材を配設すると共に、前記側部案内部材の少なくとも
一方を、幅方向に支持された案内ロールに掛渡されて無
端送材ベルトと平行に等速走行し、内端縁を前記送材通
路の側傍に位置して走行案内縁とする無端案内ベルトに
より構成したことを特徴とするものである。
【0006】また第二手段は、送材通路の両側に加工材
の幅方向移動を規制する側部案内部材を配設すると共
に、前記側部案内部材の少なくとも一方を、上下方向に
支持された案内ロールに掛渡されて無端送材ベルトと平
行に等速走行し、内面を前記送材通路の側傍に位置して
走行案内面とする無端案内ベルトにより構成したことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】加工材は送材通路上で、その両側を側部案内部
材により規制されて、送材ベルトにより前送される。こ
の時、前記側部案内部材の少なくとも一方は、無端送材
ベルトと平行に等速走行する無端案内ベルトにより構成
し、その端縁又は内面で加工材を規定し、その幅方向移
動を阻止する。そしてこれに伴って、前記無端案内ベル
トは送材ベルトと共に移動するから、これと接触してい
る加工材は、その走行と共に、側部案内部材から摩擦抵
抗を受けない。このため、摩擦による回転方向の力が加
工材に作用せず、安定的に走行し、円板状等の遊転し易
い形状の加工材の供給が可能となる。
【0008】
【実施例】図1,2について本発明に係るベルトサンダ
ー機の一実施例を説明する。
【0009】基部フレーム1の一側部には、送材フレー
ム2が乗載されており、前記送材フレーム2内には、前
後に枢支した駆動ロール3と従動ロール4とに送材ベル
ト5を掛け渡して、その上面を送材通路6とする送材装
置が配設される。
【0010】さらに基部フレーム1の他側には縦フレー
ム7が立設され、該縦フレーム7には研削ヘッド8が取
付けられる。この研削ヘッド8は縦フレーム7の内側面
に形成した上下方向の昇降案内9に嵌装されて昇降ハン
ドル10により昇降移動可能としているものであり、昇
降枠11の内部に、テンションロール12,駆動ロール
13及び従動ロール14を夫々前後方向に支持して、テ
ンションロール12を最上位置とする三角状に配設し、
各ロール12〜14に研磨ベルト15を掛け渡し、さら
に研削モータ16の駆動力を駆動ロール13に伝達する
ことにより、前記研磨ベルト15を送材通路6と交差す
る第1図時計方向に走行させるようにしている。前記ロ
ール13,14間には研磨ベルト15に内接する踏圧パ
ッド17が配設されている。
【0011】次に本発明の要部を図3,4に従って説明
する。
【0012】送材ベルト5上の送材通路6の両側位置に
は、側部案内部材X,Yが配設されている。この側部案
内部材Xは、無端案内ベルト20により構成される。
【0013】この無端案内ベルト20の支持手段等につ
いて説明する。駆動ロール3の軸には、溝付駆動案内ロ
ール21が、従動ロール4の軸には溝付従動案内ロール
22が固着される。一方、無端案内ベルト20の内面に
は一側寄りに案内突条23が無端状に形成されている。
そして、案内ベルト20は、案内突条23を案内ロール
21,22の溝内に嵌入し、幅方向の移動を拘束して、
案内ロール21,22に掛渡される。この掛渡し位置
で、該無端案内ベルト20の内端縁は前記送材ベルト5
の縁部を上走行部で覆うように少し内側に位置させ、該
上走行部の内端縁により走行案内縁24を構成してい
る。
【0014】これにより、前記無端案内ベルト20は、
送材ベルト5と同一駆動源により走行することとなり、
該上走行部は前記送材ベルト5の上走行部と等速度で平
行移動することとなる。
【0015】一方、前記側部案内部材Yは、固定案内板
25で構成されている。該固定案内板25は両端部に幅
方向の長孔26,26が形成され、送材フレーム2上長
孔26から取付ボルト27,27を螺合することによ
り、幅方向の移動調整可能に固定されており、その上面
から送材ベルト5の側縁を覆うように案内突部28を突
成している。前記案内突部28の端縁には、無端案内ベ
ルト20の走行案内縁24とで送材通路幅を規定する案
内縁29aが形成され、研磨ベルト15の直下位置で無
端案内ベルト20の走行案内縁24とで案内縁29aに
より送材通路幅を規定しており、その前部と後部には案
内斜面29c,29dを連成して、無理なく案内縁29
a位置に加工材wを導入し得るようにしている。
【0016】かかる構成にあって、加工材wの上面を研
削研磨処理を施すには、まず加工材wの高さに対応して
昇降ハンドルを操作し、研削ヘッド8の位置を昇降し
て、踏圧パッド17下の研磨ベルト15の下面位置を最
適に調整する。次に、前記取付ボルト27,27を緩め
て、長孔26,26に沿って固定案内板25を幅方向移
動して、無端案内ベルト20の走行案内縁24と固定案
内板25の案内縁29aとの間隔を加工材wの間隔に一
致させる。
【0017】そして、前記送材通路6の円板状等の種々
の形状の加工材を供給すると、送材ベルト5により前送
され、無端案内ベルト20の走行案内縁24と固定案内
板25の案内縁29a間で幅位置を規定されて、その送
材方向と直交して走行する研磨ベルト15によりその上
面を研削される。この送材過程において、加工材wの一
側縁は走行案内縁24に接触させている。そしてこの走
行案内縁24は送材速度と等速度で走行しているから、
加工材wは走行案内縁24による摩擦抵抗を受けること
はない。このため円板状等の面方向で回転し易い形状の
加工材wを適用しても、回転移動が可及的に阻止されて
いるから、その送材が不能となることはなく、かつ該回
転に伴う研磨ムラが防止され、良好な研削研磨を施すこ
とが可能となる。
【0018】上述の構成にあって側部案内部材Yも側部
案内部材Xと同様に無端案内ベルト20を適用しても良
く、この場合には加工材wは送材中に両側縁で摩擦抵抗
を受けることがない。
【0019】次に本発明の第二実施例を図5〜10に従
って説明する。
【0020】この実施例は、送材ベルト5の両側位置に
配設した側部案内部材Xを無端案内ベルト30aで、側
部案内部材Yを無端案内ベルト30bで夫々構成したも
のである。
【0021】この無端案内ベルト30aの支持手段等に
ついて説明する。前記送材フレーム2の側面には取付板
31,31により支持杆32,32が平行に固定され、
この支持杆32,32に左右にバネ受片34,34を備
えた連結杆35が、前記バネ受片34,34に形成した
透孔に、該支持杆32,32の後端を挿通して嵌装さ
れ、取付ボルト36,36の固定によりその保持位置を
調整可能としている。この一体的移動により、両側のバ
ネ受片34,34の位置は常に一致し、後述する発条3
5の付勢力を等しく調整し得ることとなる。
【0022】前記支持杆32,32には、バネ受片3
4,34の嵌装に先だって、無端案内ベルト30aを備
えたベルト駆動体40aが、そのコ字状フレーム37を
取付板31,31に摺動可能に嵌着することにより支持
され、さらに、該支持杆32,32に発条38,38を
外嵌し、これにより、該発条38,38をフレーム37
とバネ受片34,34に付装して、後述するように幅広
の加工材が供給された場合に、ベルト駆動体40aの退
避を可能としている。
【0023】次にベルト駆動体40aの構成を説明す
る。前記フレーム37の両端には取付板41,41が前
後方向で、内側へ対向状に差し渡して水平に固定されて
おり、夫々の端部下面にさらにベルト案内片42が支持
されている。このベルト案内片42は、一側端に沿って
断面V字状の案内溝43(図9参照)が形成され、該側
端を送材通路6側に突出している。尚、取付板41,4
1間は研磨ベルト15の逃げ部となっている。
【0024】また一方の取付板41,41の外端部には
駆動モータM1が取付けられ、その駆動軸45を一方の
取付板41の下方へ突出して溝付ロール46を固着して
いる。また他方の取付板41には、支軸47を下方へ突
出し、該支軸47にベアリング48を介して遊転溝付ロ
ール49を支持している。そして、両溝付ロール46,
49に内面に夫々の溝に嵌着するVベルトからなる無端
案内ベルト30aが掛渡される。この無端案内ベルト3
0aは、駆動モータM1の駆動力によりベルト案内片4
2の案内溝43を走行案内として、内側走行部を送材方
向に沿って走行することとなる。
【0025】次に側部案内部材Yを構成する無端案内ベ
ルト30bの支持手段等について説明する。
【0026】前記送材フレーム2の他側にはベルト駆動
体40bが配設される。このベルト駆動体40bの構成
を説明すると、送材フレーム2の他側上面には、枠状フ
レーム50がその左右に幅方向に形成した長孔51にボ
ルト52を挿通して該送材フレーム2上に螺着すること
により、幅方向の移動調整を可能として前後方向に固定
されている。また該フレーム50の内辺部は研磨ベルト
15の逃げ部を形成するため分離されており、その分離
端に下方から、ベルト案内片53が差し渡されている。
このベルト案内片53は、一側端に沿って断面V字状の
案内溝54(図9と同一構造)が形成され、該側端を送
材通路6側に突出している。
【0027】またフレーム50の内側の一方の角縁には
駆動モータM2が取付けられ、その駆動軸55を下方へ
突出して、溝付ロール56を固着している。また他方の
角縁には、図10で示すように、支軸57を下方へ突出
し、該支軸57にベアリング58を介して遊転溝付ロー
ル59を支持している。そして、前記溝付ロール56,
59に内面に夫々の溝に嵌着するVベルトからなる無端
案内ベルト30bが掛渡され、ベルト案内片53の案内
溝54を走行案内として、駆動モータM2の駆動力によ
りその内側走行部が送材方向に沿って走行するようにし
ている。
【0028】尚、かかる構成にあって、無端案内ベルト
30a,30bの内側走行部の走行速度は、前記送材ベ
ルト5の走行速度とほぼ一致するように、前記駆動モー
タM1,M2の回転速度が調整される。
【0029】かかる構成にあって、加工材wの上面を研
削研磨処理を施すには、まずボルト52を緩めて、ベル
ト駆動体40bを長孔51に沿って幅方向移動して、無
端案内ベルト30a,30bの内側走行部の間隔を加工
材wの間隔にほぼ一致させる。このとき無端案内ベルト
30a,30bの送材力が加工材wに確実に伝達するよ
うに、前記無端案内ベルト30a,30bの間隔を加工
材wの幅よりも少し小さくし、前記発条35による付勢
力により、該無端案内ベルト30a,30bの内側走行
部で、加工材wの両端を挟持し得るようにする。
【0030】そして、前記送材通路6に円板状等の種々
の形状の加工材wを供給すると、送材ベルト5により前
送され、該無端案内ベルト30a,30bの内側走行部
で挟持されて幅位置を規定されて走行し、送材方向と直
交して走行する研磨ベルト15によりその上面を研削さ
れる。この送材過程において、加工材wの両側縁は無端
案内ベルト30a,30bに保持されている。そしてこ
の無端案内ベルト30a,30bは送材ベルト5の走行
速度と等速度で走行しており、このため円板状等の面方
向で回転し易い形状の加工材wを適用しても、両側で保
持されながら安定走行し、研磨ムラが防止され、良好な
研削研磨を施すことが可能となる。
【0031】上述の構成にあって、側部案内部材X,Y
のいずれか一方のみに、前記無端案内ベルト30a,3
0bを適用し、他方を固定案内部材を適用するようにし
ても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述のように、送材通路6上
の両側に配設した側部案内部材X,Yのうち少なくとも
一方に、無端送材ベルト5と平行に等速走行する無端案
内ベルト20,30a,30bを適用し、該加工材wの
側端部を該無端案内ベルトに接触させて案内走行するよ
うにしたから、加工材wは、その走行と共に側部案内部
材から摩擦抵抗を受けることはなく、このため、摩擦に
よる回転方向の力が加工材に作用せず、円板状等の回転
又は面方向へ遊動し易い加工材wを適用しても、可及的
に該遊動を防止されて、安定的に走行することなって、
供給可能となり、研磨ベルト15による研磨条件が均一
化し、研磨ムラが防止される等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルトサンダー機の正面図
【図2】同上の側面図
【図3】本発明の第一実施例に係る図2A−A位置で切
断して示す平面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る図2A−A位置で切
断して示す平面図である。
【図6】ベルト駆動体40a,40bを示す拡大平面図
である。
【図7】ベルト駆動体40aの側面図である。
【図8】ベルト駆動体40bの側面図である。
【図9】図7のC−C断面図である。
【図10】図6のD−D断面図である。
【符号の説明】
2 送材フレーム 5 送材ベルト 6 送材通路 15 研磨ベルト 20 無端案内ベルト 21,22 案内ロール 24 走行案内縁 25 固定案内板25 29a 案内縁 30a,30b 無端案内ベルト 40a,40b ベルト駆動体 M1,M2 駆動モータ X,Y 側部案内部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端送材ベルトを一側を駆動ロールとする
    案内ロールに掛渡して、その上面を送材通路とする送材
    装置の、該送材通路上に、複数個のロールに掛け渡した
    研磨ベルトを、該送材通路に交差する方向に走行させて
    なるベルトサンダー機において、 前記送材通路の両側に加工材の幅方向移動を規制する側
    部案内部材を配設すると共に、前記側部案内部材の少な
    くとも一方を、幅方向に支持された案内ロールに掛渡さ
    れて無端送材ベルトと平行に等速走行し、内端縁を前記
    送材通路の側傍に位置して走行案内縁とする無端案内ベ
    ルトにより構成したことを特徴とするベルトサンダー
    機。
  2. 【請求項2】無端送材ベルトを一側を駆動ロールとする
    案内ロールに掛渡して、その上面を送材通路とする送材
    装置の、該送材通路上に、複数個のロールに掛け渡した
    研磨ベルトを、該送材通路に交差する方向に走行させて
    なるベルトサンダー機において、 前記送材通路の両側に加工材の幅方向移動を規制する側
    部案内部材を配設すると共に、前記側部案内部材の少な
    くとも一方を、上下方向に支持された案内ロールに掛渡
    されて無端送材ベルトと平行に等速走行し、内面を前記
    送材通路の側傍に位置して走行案内面とする無端案内ベ
    ルトにより構成したことを特徴とするベルトサンダー
    機。
JP5054904A 1993-02-19 1993-02-19 ベルトサンダー機 Expired - Lifetime JP2709435B2 (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108393783A (zh) * 2018-04-24 2018-08-14 北京瀚川鑫冶工程技术有限公司 一种带式棒材、线材、管材磨削抛光加工设备及其生产线

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