JP3404579B2 - 両端軸状部研磨装置 - Google Patents
両端軸状部研磨装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えば小型直流モータに
用いられる円筒型整流子の両端軸状部を同時に研磨する
両端軸状部研磨装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の両端軸状部研磨装置とし
て二個の回転砥石を用いて研磨する構造のものが知られ
ている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記回転
砥石を用いる従来構造の場合、回転砥石の周面を定期的
にドレッシング加工しなければならず、かつ砥石の回転
作用のみによる研磨作用であるため満足し得る滑らかな
面の状態にならないことがあるという不都合を有してい
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、被研磨物の両端軸
状部を並列する研磨テープにより研磨するものであっ
て、上記各研磨テープを走行させるテープ走行機構と、
該各研磨テープをほぼＶ状に折曲して上記両端軸状部の
保持研磨部を形成可能な支承部を有する支持部材と、該
被研磨物を圧接して各保持研磨部に両端軸状部を圧接す
ると共に被研磨物を回転させる回転用ベルトを有する回
転機構と、該被研磨物を両端軸状部の軸線方向に揺振さ
せる揺振機構とを備えてなり、上記揺振機構として、上
記被研磨物の一方端部側面に常時接触して揺振運動可能
な揺振軸を設けると共に上記回転機構の上記回転用ベル
トを被研磨物の両端軸状部の軸線方向に直交する方向に
対して角度分傾けて位置させて回転用ベルトの傾斜作用
及び回転作用により被研磨物に上記揺振軸に向かう方向
への押圧力を付与して揺振軸に両端軸状部の一方端部側
面を接触させるように構成したことを特徴とする両端軸
状部研磨装置にある。 【０００５】 【作用】回転機構の回転用ベルトにより被研磨物を圧接
し、並列する各研磨テープは支持部材のほぼＶ状の支承
部により折曲されて保持研磨部を形成し、この回転用ベ
ルトにより各保持研磨部に両端軸状部を押圧すると共に
被研磨物を回転させ、テープ走行機構により各研磨テー
プを走行し、かつ揺振機構により被研磨物を両端軸状部
の軸線方向に揺振させることになる。 【０００６】 【実施例】図１乃至図１０は本発明を被研磨物Ｗとして
の円筒型整流子の主軸である両端軸状部Ｍ・Ｍを、例え
ばポリエステルフィルム、メタル、クロス等の基材に酸
化アルミニュウム、酸化クロム、シリコンカーバイド、
ダイヤモンド等の所定粒度の研磨粒子をコーティング又
は結合してなる研磨テープＴにより研磨する構造に適用
した実施例を示している。 【０００７】１・１は支持部材であって、この場合機台
２にブラケット３・３を立設し、ブラケット３・３に取
付板４・４を取付け、各取付板４・４に支持駒５・５を
取付け、支持駒５・５に支点軸６により支承材７・７を
揺動自在に軸着し、支承材７の上面にほぼＶ状の支承面
からなる支承部８・８を形成し、各取付板４の両側面に
研磨テープＴの横振れを防ぐガイド片９を取り付けると
共に各取付板４の上面に研磨テープＴの浮上がりを防ぐ
ガイド片１０を取付けて構成している。 【０００８】１１・１１はテープ走行機構であって、こ
の場合機台２に窓穴１２を形成し、機台２の下方前後位
置に研磨テープＴの実巻リール１３・１３を配置し、機
台２上に案内ロール１４・１４を配置し、かつ機台２上
に送り用モータ１５・１５を取付け、各送り用モータ１
５の主軸に送りロール１６を取付け、送りロール１６に
対向して圧接ロール１７を配置し、実巻リール１３・１
３から引き出した各研磨テープＴを案内ロール１４及び
上記支承材７の上面を介して送りロール１６と圧接ロー
ル１７の間に挿通し、支承材７の上面に形成されたほぼ
Ｖ状の支承面からなる支承部８・８により研磨テープＴ
の保持研磨部１８・１８を形成し、送りロール１６と圧
接ロール１７とで研磨テープＴを圧接して送りロール１
６の回転により研磨テープＴを排送路１９に向けて一方
方向に低速連続走行させるように構成している。 【０００９】２０は回転機構であって、この場合上記機
台２に架台２１を立設し、架台２１に上下スライド台２
２を上下用シリンダ２３により上下動可能に取付け、上
下スライド台２２に旋回調節機構２４を介して取付部材
２５を取付け、取付部材２５に回転用モータ２６を取付
け、回転用モータ２６の主軸に駆動プーリ２７を取付
け、取付部材２５に案内プーリ２８・２８及びテンショ
ンプーリ２９を配置し、この駆動プーリ２７、案内プー
リ２８・２８及びテンションプーリ２９に回転用ベルト
３０を掛回し、回転用ベルト３０を回転用モータ２６に
より走行し、回転用ベルト３０により被研磨物Ｗの外周
面を圧接して各保持研磨部１８・１８に両端軸状部Ｍ・
Ｍを圧接すると共に被研磨物Ｗを連続回転させるように
構成している。 【００１０】３１は揺振機構であって、この場合上記機
台２に台枠３２を取付け、台枠３２に揺振用モータ３３
を取付け、揺振用モータ３３の主軸に偏心カム３４を取
付け、台枠３２に軸受筒３５を取付け、軸受筒３５に揺
振軸３６を摺動自在に設け、揺振軸３６の基端部に上記
偏心カム３４に当接可能な接触部３７を形成すると共に
揺振軸３６を戻動作させる戻り用バネ３８を配設し、揺
振軸３６の先端部に両端軸状部Ｍの一方端部側面に当接
可能な当接部３９を形成し、揺振用モータ３３の回転に
より偏心カム３４及び戻り用バネ３８により揺振軸３６
を揺振運動させ、かつ上記旋回調節機構２４により取付
部材２５を旋回軸４０を中心にして固定板４１に対して
調節板４２を平面稍傾けて固定し、この場合被研磨物Ｗ
の両端軸状部Ｍ・Ｍの軸線Ｌ方向に直交する方向Ｐに対
して角度θ分傾けて位置し、この傾斜作用及び回転用ベ
ルト３０による回転作用により被研磨物Ｗに上記揺振軸
３６に向かう方向への押圧力を付与し、揺振軸３６の当
接部３９に両端軸状部Ｍの一方端部側面を接触させるよ
うに構成している。 【００１１】この実施例は上記構成であるから、各研磨
テープＴを支持部材１のほぼＶ状に形成された支承部８
上を介して走行し、自動的又は人為的に被研磨物Ｗを支
承部８上の研磨テープＴ上に供給し、上下用シリンダ２
３により上下スライド台２２を下降して回転機構２０の
回転用ベルト３０を被研磨物Ｗに圧接し、回転用モータ
２６により回転用ベルト３０を走行し、回転用ベルト３
０により各保持研磨部１８・１８に両端軸状部Ｍ・Ｍを
押圧すると共に被研磨物Ｗを回転させ、テープ走行機構
１１・１１により各研磨テープＴを走行し、かつ揺振機
構３１の揺振用モータ３３により偏心カム３４及び戻り
用バネ３８の作用で揺振軸３６を揺振運動させ、回転用
ベルト３０を被研磨物Ｗの両端軸状部Ｍ・Ｍの軸線Ｌ方
向に直交する方向Ｐに対して角度θ分傾けて位置して、
この傾斜作用及び回転用ベルト３０による回転作用によ
り被研磨物Ｗに上記揺振軸３６に向かう方向への押圧力
を付与し、よって揺振軸３６の当接部３９に両端軸状部
Ｍの一方端部側面を常時接触させ、被研磨物Ｗを両端軸
状部Ｍ・Ｍの軸線Ｌ方向に揺振運動させることになる。 【００１２】しかして、両研磨テープＴにより被研磨物
Ｗの両端軸状部Ｍ・Ｍを同時に研磨加工することがで
き、この両端軸状部Ｍ・Ｍは研磨テープＴの走行作用及
び被研磨物Ｗの回転並びに被研磨物Ｗの軸線方向の揺振
運動の三つの複合運動作用により同時に圧接研磨される
ことになり、研磨テープによる研磨作用も相俟って良好
な研磨加工を行うことができるとともに作業能率を向上
することができる。 【００１３】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、例えばテープ走行機構１１及び偏心カム３４及
び戻り用バネ３８からなる揺振機構３１に代えて溝カム
を用いる等、その構造等は適宜変更して設計されるもの
である。 【００１４】 【発明の効果】本発明は上述の如く、被研磨物の両端軸
状部を並列する研磨テープにより研磨するものであっ
て、上記各研磨テープを走行させるテープ走行機構と、
該各研磨テープをほぼＶ状に折曲して上記両端軸状部の
保持研磨部を形成可能な支承部を有する支持部材と、該
被研磨物を圧接して各保持研磨部に両端軸状部を圧接す
ると共に被研磨物を回転させる回転用ベルトを有する回
転機構と、該被研磨物を両端軸状部の軸線方向に揺振さ
せる揺振機構とを備えてなり、上記揺振機構として、上
記被研磨物の一方端部側面に常時接触して揺振運動可能
な揺振軸を設けると共に上記回転機構の上記回転用ベル
トを被研磨物の両端軸状部の軸線方向に直交する方向に
対して角度分傾けて位置させて回転用ベルトの傾斜作用
及び回転作用により被研磨物に上記揺振軸に向かう方向
への押圧力を付与して揺振軸に両端軸状部の一方端部側
面を接触させるように構成したから、両研磨テープによ
り被研磨物の両端軸状部を同時に研磨加工することがで
き、両端軸状部を研磨テープの走行作用及び被研磨物の
回転並びに被研磨物の軸線方向の揺振運動の三つの複合
運動作用により同時に圧接研磨することができ、研磨テ
ープによる研磨作用も相俟って良好な研磨加工を行うこ
とができるとともに作業能率を向上することができる。 【００１５】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
用いられる円筒型整流子の両端軸状部を同時に研磨する
両端軸状部研磨装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の両端軸状部研磨装置とし
て二個の回転砥石を用いて研磨する構造のものが知られ
ている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記回転
砥石を用いる従来構造の場合、回転砥石の周面を定期的
にドレッシング加工しなければならず、かつ砥石の回転
作用のみによる研磨作用であるため満足し得る滑らかな
面の状態にならないことがあるという不都合を有してい
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、被研磨物の両端軸
状部を並列する研磨テープにより研磨するものであっ
て、上記各研磨テープを走行させるテープ走行機構と、
該各研磨テープをほぼＶ状に折曲して上記両端軸状部の
保持研磨部を形成可能な支承部を有する支持部材と、該
被研磨物を圧接して各保持研磨部に両端軸状部を圧接す
ると共に被研磨物を回転させる回転用ベルトを有する回
転機構と、該被研磨物を両端軸状部の軸線方向に揺振さ
せる揺振機構とを備えてなり、上記揺振機構として、上
記被研磨物の一方端部側面に常時接触して揺振運動可能
な揺振軸を設けると共に上記回転機構の上記回転用ベル
トを被研磨物の両端軸状部の軸線方向に直交する方向に
対して角度分傾けて位置させて回転用ベルトの傾斜作用
及び回転作用により被研磨物に上記揺振軸に向かう方向
への押圧力を付与して揺振軸に両端軸状部の一方端部側
面を接触させるように構成したことを特徴とする両端軸
状部研磨装置にある。 【０００５】 【作用】回転機構の回転用ベルトにより被研磨物を圧接
し、並列する各研磨テープは支持部材のほぼＶ状の支承
部により折曲されて保持研磨部を形成し、この回転用ベ
ルトにより各保持研磨部に両端軸状部を押圧すると共に
被研磨物を回転させ、テープ走行機構により各研磨テー
プを走行し、かつ揺振機構により被研磨物を両端軸状部
の軸線方向に揺振させることになる。 【０００６】 【実施例】図１乃至図１０は本発明を被研磨物Ｗとして
の円筒型整流子の主軸である両端軸状部Ｍ・Ｍを、例え
ばポリエステルフィルム、メタル、クロス等の基材に酸
化アルミニュウム、酸化クロム、シリコンカーバイド、
ダイヤモンド等の所定粒度の研磨粒子をコーティング又
は結合してなる研磨テープＴにより研磨する構造に適用
した実施例を示している。 【０００７】１・１は支持部材であって、この場合機台
２にブラケット３・３を立設し、ブラケット３・３に取
付板４・４を取付け、各取付板４・４に支持駒５・５を
取付け、支持駒５・５に支点軸６により支承材７・７を
揺動自在に軸着し、支承材７の上面にほぼＶ状の支承面
からなる支承部８・８を形成し、各取付板４の両側面に
研磨テープＴの横振れを防ぐガイド片９を取り付けると
共に各取付板４の上面に研磨テープＴの浮上がりを防ぐ
ガイド片１０を取付けて構成している。 【０００８】１１・１１はテープ走行機構であって、こ
の場合機台２に窓穴１２を形成し、機台２の下方前後位
置に研磨テープＴの実巻リール１３・１３を配置し、機
台２上に案内ロール１４・１４を配置し、かつ機台２上
に送り用モータ１５・１５を取付け、各送り用モータ１
５の主軸に送りロール１６を取付け、送りロール１６に
対向して圧接ロール１７を配置し、実巻リール１３・１
３から引き出した各研磨テープＴを案内ロール１４及び
上記支承材７の上面を介して送りロール１６と圧接ロー
ル１７の間に挿通し、支承材７の上面に形成されたほぼ
Ｖ状の支承面からなる支承部８・８により研磨テープＴ
の保持研磨部１８・１８を形成し、送りロール１６と圧
接ロール１７とで研磨テープＴを圧接して送りロール１
６の回転により研磨テープＴを排送路１９に向けて一方
方向に低速連続走行させるように構成している。 【０００９】２０は回転機構であって、この場合上記機
台２に架台２１を立設し、架台２１に上下スライド台２
２を上下用シリンダ２３により上下動可能に取付け、上
下スライド台２２に旋回調節機構２４を介して取付部材
２５を取付け、取付部材２５に回転用モータ２６を取付
け、回転用モータ２６の主軸に駆動プーリ２７を取付
け、取付部材２５に案内プーリ２８・２８及びテンショ
ンプーリ２９を配置し、この駆動プーリ２７、案内プー
リ２８・２８及びテンションプーリ２９に回転用ベルト
３０を掛回し、回転用ベルト３０を回転用モータ２６に
より走行し、回転用ベルト３０により被研磨物Ｗの外周
面を圧接して各保持研磨部１８・１８に両端軸状部Ｍ・
Ｍを圧接すると共に被研磨物Ｗを連続回転させるように
構成している。 【００１０】３１は揺振機構であって、この場合上記機
台２に台枠３２を取付け、台枠３２に揺振用モータ３３
を取付け、揺振用モータ３３の主軸に偏心カム３４を取
付け、台枠３２に軸受筒３５を取付け、軸受筒３５に揺
振軸３６を摺動自在に設け、揺振軸３６の基端部に上記
偏心カム３４に当接可能な接触部３７を形成すると共に
揺振軸３６を戻動作させる戻り用バネ３８を配設し、揺
振軸３６の先端部に両端軸状部Ｍの一方端部側面に当接
可能な当接部３９を形成し、揺振用モータ３３の回転に
より偏心カム３４及び戻り用バネ３８により揺振軸３６
を揺振運動させ、かつ上記旋回調節機構２４により取付
部材２５を旋回軸４０を中心にして固定板４１に対して
調節板４２を平面稍傾けて固定し、この場合被研磨物Ｗ
の両端軸状部Ｍ・Ｍの軸線Ｌ方向に直交する方向Ｐに対
して角度θ分傾けて位置し、この傾斜作用及び回転用ベ
ルト３０による回転作用により被研磨物Ｗに上記揺振軸
３６に向かう方向への押圧力を付与し、揺振軸３６の当
接部３９に両端軸状部Ｍの一方端部側面を接触させるよ
うに構成している。 【００１１】この実施例は上記構成であるから、各研磨
テープＴを支持部材１のほぼＶ状に形成された支承部８
上を介して走行し、自動的又は人為的に被研磨物Ｗを支
承部８上の研磨テープＴ上に供給し、上下用シリンダ２
３により上下スライド台２２を下降して回転機構２０の
回転用ベルト３０を被研磨物Ｗに圧接し、回転用モータ
２６により回転用ベルト３０を走行し、回転用ベルト３
０により各保持研磨部１８・１８に両端軸状部Ｍ・Ｍを
押圧すると共に被研磨物Ｗを回転させ、テープ走行機構
１１・１１により各研磨テープＴを走行し、かつ揺振機
構３１の揺振用モータ３３により偏心カム３４及び戻り
用バネ３８の作用で揺振軸３６を揺振運動させ、回転用
ベルト３０を被研磨物Ｗの両端軸状部Ｍ・Ｍの軸線Ｌ方
向に直交する方向Ｐに対して角度θ分傾けて位置して、
この傾斜作用及び回転用ベルト３０による回転作用によ
り被研磨物Ｗに上記揺振軸３６に向かう方向への押圧力
を付与し、よって揺振軸３６の当接部３９に両端軸状部
Ｍの一方端部側面を常時接触させ、被研磨物Ｗを両端軸
状部Ｍ・Ｍの軸線Ｌ方向に揺振運動させることになる。 【００１２】しかして、両研磨テープＴにより被研磨物
Ｗの両端軸状部Ｍ・Ｍを同時に研磨加工することがで
き、この両端軸状部Ｍ・Ｍは研磨テープＴの走行作用及
び被研磨物Ｗの回転並びに被研磨物Ｗの軸線方向の揺振
運動の三つの複合運動作用により同時に圧接研磨される
ことになり、研磨テープによる研磨作用も相俟って良好
な研磨加工を行うことができるとともに作業能率を向上
することができる。 【００１３】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、例えばテープ走行機構１１及び偏心カム３４及
び戻り用バネ３８からなる揺振機構３１に代えて溝カム
を用いる等、その構造等は適宜変更して設計されるもの
である。 【００１４】 【発明の効果】本発明は上述の如く、被研磨物の両端軸
状部を並列する研磨テープにより研磨するものであっ
て、上記各研磨テープを走行させるテープ走行機構と、
該各研磨テープをほぼＶ状に折曲して上記両端軸状部の
保持研磨部を形成可能な支承部を有する支持部材と、該
被研磨物を圧接して各保持研磨部に両端軸状部を圧接す
ると共に被研磨物を回転させる回転用ベルトを有する回
転機構と、該被研磨物を両端軸状部の軸線方向に揺振さ
せる揺振機構とを備えてなり、上記揺振機構として、上
記被研磨物の一方端部側面に常時接触して揺振運動可能
な揺振軸を設けると共に上記回転機構の上記回転用ベル
トを被研磨物の両端軸状部の軸線方向に直交する方向に
対して角度分傾けて位置させて回転用ベルトの傾斜作用
及び回転作用により被研磨物に上記揺振軸に向かう方向
への押圧力を付与して揺振軸に両端軸状部の一方端部側
面を接触させるように構成したから、両研磨テープによ
り被研磨物の両端軸状部を同時に研磨加工することがで
き、両端軸状部を研磨テープの走行作用及び被研磨物の
回転並びに被研磨物の軸線方向の揺振運動の三つの複合
運動作用により同時に圧接研磨することができ、研磨テ
ープによる研磨作用も相俟って良好な研磨加工を行うこ
とができるとともに作業能率を向上することができる。 【００１５】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の正断面図である。
【図２】本発明の実施例の平面図である。
【図３】本発明の実施例の部分拡大平面図である。
【図４】本発明の実施例の部分拡大側断面図である。
【図５】本発明の実施例の部分拡大正面図である。
【図６】本発明の実施例の側断面図である。
【図７】本発明の実施例の部分平面図である。
【図８】本発明の実施例の部分側断面図である。
【図９】本発明の実施例の説明平面図である。
【図１０】本発明の実施例の部分側断面図である。
【符号の説明】
Ｗ 被研磨物
Ｍ 両端軸状部
Ｔ 研磨テープ
Ｌ 軸線
１ 支持部材
８ 支承部
１１ テープ移送機構
１８ 保持研磨部
２０ 回転機構
３０ 回転用ベルト
３１ 揺振機構３６ 揺振軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B24B 21/02
B24B 21/00
B24B 47/10
B24B 47/20
B24B 5/18
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 被研磨物の両端軸状部を並列する研磨テ
ープにより研磨するものであって、上記各研磨テープを
走行させるテープ走行機構と、該各研磨テープをほぼＶ
状に折曲して上記両端軸状部の保持研磨部を形成可能な
支承部を有する支持部材と、該被研磨物を圧接して各保
持研磨部に両端軸状部を圧接すると共に被研磨物を回転
させる回転用ベルトを有する回転機構と、該被研磨物を
両端軸状部の軸線方向に揺振させる揺振機構とを備えて
なり、上記揺振機構として、上記被研磨物の一方端部側
面に常時接触して揺振運動可能な揺振軸を設けると共に
上記回転機構の上記回転用ベルトを被研磨物の両端軸状
部の軸線方向に直交する方向に対して角度分傾けて位置
させて回転用ベルトの傾斜作用及び回転作用により被研
磨物に上記揺振軸に向かう方向への押圧力を付与して揺
振軸に両端軸状部の一方端部側面を接触させるように構
成したことを特徴とする両端軸状部研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19423593A JP3404579B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 両端軸状部研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19423593A JP3404579B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 両端軸状部研磨装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724720A JPH0724720A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3404579B2 true JP3404579B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=16321225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19423593A Expired - Fee Related JP3404579B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 両端軸状部研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3404579B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021146471A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | 株式会社サンシン | 電動機用回転子研磨方法及びその装置 |
| JP2022065837A (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-28 | 株式会社サンシン | 凸球面研磨方法及びその装置 |
| JP2022179880A (ja) * | 2021-05-24 | 2022-12-06 | 株式会社サンシン | 回転子の回転軸研磨方法及びその装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007047891A1 (de) * | 2007-11-29 | 2009-06-04 | Zf Lenksysteme Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen einer Zahnstange, insbesondere für ein Lenksystem in einem Fahrzeug |
| JP5317784B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2013-10-16 | 京セラ株式会社 | フェルール研削装置およびそれを用いたフェルールの研削方法 |
| CN109623659B (zh) * | 2018-12-05 | 2019-12-20 | 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 | 一种超硬砂轮的摩擦驱动修整装置及摩擦驱动修整方法 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP19423593A patent/JP3404579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021146471A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | 株式会社サンシン | 電動機用回転子研磨方法及びその装置 |
| JP7041184B2 (ja) | 2020-03-19 | 2022-03-23 | 株式会社サンシン | 電動機用回転子研磨方法及びその装置 |
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