JP2507487Y2 - ワイドベルトサンダ―機 - Google Patents

ワイドベルトサンダ―機

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JP2507487Y2
JP2507487Y2 JP8903191U JP8903191U JP2507487Y2 JP 2507487 Y2 JP2507487 Y2 JP 2507487Y2 JP 8903191 U JP8903191 U JP 8903191U JP 8903191 U JP8903191 U JP 8903191U JP 2507487 Y2 JP2507487 Y2 JP 2507487Y2
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JP
Japan
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roll
main
belt
material feeding
belt sander
Prior art date
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JP8903191U
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JPH0531858U (ja
Inventor
敬一 近藤
Original Assignee
アミテック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木材等の研削研磨に適
用するワイドベルトサンダー機に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト駆動機構に無端サンディングベル
トを掛渡し、踏圧装置を無端サンディングベルトの内側
に配置して無端サンディングベルトを加工材に圧接させ
るようにしてなる研削ヘッドを、送材通路を介して送材
装置に対設したワイドベルトサンダー機は種々提案され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ワイドベルトサンダー
機の送材通路上には、加工材を安定供給したり、加工材
の高さを検知する等の目的を持って各種のロールが下方
付勢された昇降ロッドに軸支される。ところが、かかる
ロールが加工材上面よりも低く、ロールの支軸位置以上
に加工材上縁が当接すると、その倣い上昇を不可能とし
て、昇降ロッドに過剰の負荷がかかり、損傷の原因とな
る。このことは、供給可能な加工材の厚み差はロールの
半径分までとなることを意味し、従って該ロールによっ
て加工材の板厚が制限される。これを改善するためには
前記ロール径を大きくしなければならないが、かかるロ
ール径の拡大には限界がある。本考案は、ロール径の拡
大を要することなく、該ロールの加工材の厚に対する追
従性能を向上させ得る機能を備えたワイドベルトサンダ
ー機の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、軸支片に、そ
の前部位置で副ロールを軸支し、その後部位置で下縁が
副ロールよりもそのロ−ル半径以内の低位置となるよう
に主ロールを軸支し、前記軸支片を下方付勢された昇降
ロッドに支持して構成したロール接触装置を、前記送材
通路上に各ロールを臨ませて配置したことを特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】加工材を送材面上に供給すると、その走行に伴
って、ロール接触装置のうち先ず副ロールに当接する。
この当接により、該副ロールに伴って主ロールも上昇す
る。そして次に主ロールに加工材が当接し、主ロールの
倣い上昇を生じ、これ以後は主ロールのみが加工材上面
に弾接することとなる。一方、加工材が薄いと、主ロー
ルに直接当たることとなる。この場合には、主ロールは
副ロールよりもそのロール半径以内の低位置となってい
るから、無理なく主ロールの倣い上昇を生ずる。従っ
て、加工材上面は、主ロールの下縁から、副ロールの支
軸近傍までの高さのものを許容できることとなる。
【0006】
【実施例】添付図面について本考案の一実施例を説明す
る。図1,2は、単一の研削ヘッドを備えたワイドベル
トサンダー機に本考案を適用したものであって、ヘッド
フレーム1の下部には送材フレーム2の両端部に駆動走
行ロール3及び案内ロール4を支持し、該ロール3,4
に送材ベルト5を掛渡してなる送材装置6が設けられ、
その上面を送材通路としている。前記駆動走行ロール3
は駆動モータMにより回動制御される。
【0007】前記送材装置6は前記ヘッドフレーム1の
基台8に螺子杆9,9により支持され、該螺子杆9,9
を横杆10,11で傘歯車により連係し、前記横杆10
を昇降制御モータM2 でチェーン駆動することにより、
前記送材装置6の高さを調整制御可能としている。また
送材装置6は横杆11の端部に設けたハンドル13によ
っても昇降調整可能としている。
【0008】前記送材装置5の上部位置で、ヘッドフレ
ーム1には研削ヘッド12が搭載されている。かかる研
削ヘッド12は上部の舵取ロール13と、下部左右の駆
動ロール14と、従動ロール15とでベルト駆動機構を
構成し、該ロール群にサンディングベルト16を掛け渡
し、さらにロール14,15間に踏圧装置17を配設し
て構成される。そして該踏圧装置17の位置のサンディ
ングベルト16下面を踏圧面としている。
【0009】前記踏圧装置17の前方にあって、ヘッド
フレーム1の前部に取付けられる補助フレーム19には
図3に示すロール接触装置R1 が配設されている。この
ロール接触装置R1 は、押圧シリンダ20を下方付勢源
とし、そのロッド21の下端に軸支片22を固定し、さ
らに該軸支片22に副ロール23aと主ロール23bと
を前後に隣接して支持してなるものであって、加工材w
を送材面側に押圧して、その安定走行を施すようにする
ものである。
【0015】このロール接触装置R1 の構成をさらに詳
細に説明すると、主ロール23bは、副ロール23aに
対して、下縁が副ロール23aよりもそのロール半径以
内の低位置となるように上下で偏位させて軸支してい
る。従って図4のように高さが主ロール23bの支軸以
下の加工材w1 がくると、まずその上縁が前記押圧ロー
ル副ロール23aを押し上げ、これにともない主ロール
23bを上昇させ、さらに加工材w1 が主ロール23b
に当接して、該主ロール23bを押し上げることとな
る。さらには、前記副ロール23aの下縁よりも上面が
低い加工材w2 がくると直接、主ロール23bに当接
し、これを押し上げることとなる。そして、いずれも加
工材w1 ,w2 には主ロール23bが圧接して、送材面
に押付けられながら安定して走行することとなる。
【0016】このため、例えば主ロール23bのみであ
ると、加工材wの上面が前記主ロール23bの支軸位置
以上であると、加工材の当接に伴う主ロール23bの倣
い上昇を不能とするが、副ロール23aとの協働作動に
より主ロール23bは一旦上昇してから加工材wと当接
することとなり、主ロール23bの倣い上昇が無理なく
生ずる。而して、主ロール23bの上昇ストロークを大
きくすることが可能となり、加工材wは前記副ロール2
3aの下縁から主ロール23bの支軸未満の高さのもの
まで供給可能となる。
【0017】また前記ロール接触装置R1 の後方にはロ
ール接触装置R1 とは別異の機能を生ずるロール接触装
置R2 が配設されている。このロール接触装置R2 は、
加工材の板厚を計測する機能を備えるものであって、図
4のように無段階計測シリンダ30のロッド31の下端
に軸支片32を固定し、該軸支片32の前後に、副ロー
ル33aと、主ロール33bとを配設するようにしたも
のである。
【0013】前記無段階計測シリンダ30はロッド31
の昇降量を検知し、出力信号を発生するものであり、こ
れにより駆動モータMを制御して送材装置6を昇降さ
せ、加工材wの当該検出部位の厚に、踏圧面と送材面間
の送材通路間隔を一致させるための情報出力源として機
能する。
【0019】そしてかかる構成にあっても、主ロール3
3bを副ロール33aに対して、下縁が副ロール33a
よりもそのロール半径以内の低位置となるように上下で
偏位させて軸支し、上述のロール接触装置R1 と同様の
作動を生じ、主ロール33bは無理なく、加工材w上面
に追従することができる。
【0015】上述したように本考案のロール接触装置
は、送材通路において加工材上面に接触して種々の機能
を生ずるロールに配設することができるものであって、
その機能を生ずるに当たって、上述のように主ロールは
大きな追従性能を有するから、適用可能な加工材の幅が
大きくなる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、前部位置で副ロール23a,
33aを軸支し、その後部位置で下縁が副ロール23
a,33aよりもそのロール半径以内の低位置となるよ
うに主ロール23b,33bを軸支して各ロールを加工
材w上面に付勢し得るようにしたから、加工材wを送材
面上に供給すると、その走行に伴って、ロール接触装置
1 ,R2 のうち先ず副ロール23a,33aに当接
し、続いて主ロール23b,33bに当接して、該主ロ
ール23b,33bの倣い上昇を生じ、このため加工材
wは、その高さが主ロール23b,33bの下縁から、
副ロール23a,33aの支軸近傍までのものを許容さ
れることとなり、追従性能を向上でき、適用可能な加工
材wの厚を大きくし得ることとなる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概要図である。
【図2】ワイドベルトサンダー機の正面図である。
【図3】ロール接触装置R1 の構成を示す正面図であ
る。
【図4】本考案の概要図である。
【符号の説明】
1 ,R2 ロール接触装置 20,30 シリンダ 21,31 ロッド 22,32 軸支片 23a,33a 副ロール 23b,33b 主ロール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト駆動機構に無端サンディングベル
    トを掛渡し、踏圧装置を無端サンディングベルトの内側
    に配置して無端サンディングベルトを加工材に圧接させ
    るようにしてなる研削ヘッドを、送材通路を介して送材
    装置に対設したワイドベルトサンダー機において、 軸支片に、その前部位置で副ロールを軸支し、その後部
    位置で下縁が副ロールよりもそのロ−ル半径以内の低位
    置となるように主ロールを軸支し、前記軸支片を下方付
    勢された昇降ロッドに支持して構成したロール接触装置
    を、前記送材通路上に各ロールを臨ませて配置したこと
    を特徴とするワイドベルトサンダー機。
JP8903191U 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機 Expired - Lifetime JP2507487Y2 (ja)

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JP8903191U JP2507487Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機

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JP8903191U JP2507487Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機

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JPH0531858U JPH0531858U (ja) 1993-04-27
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JP2007105858A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Amitec Corp サンディングマシン

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JPH0531858U (ja) 1993-04-27

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