JP2649451B2 - ワイドベルトサンダー機 - Google Patents

ワイドベルトサンダー機

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JP2649451B2
JP2649451B2 JP3283959A JP28395991A JP2649451B2 JP 2649451 B2 JP2649451 B2 JP 2649451B2 JP 3283959 A JP3283959 A JP 3283959A JP 28395991 A JP28395991 A JP 28395991A JP 2649451 B2 JP2649451 B2 JP 2649451B2
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敬一 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材等の研削研磨に適
用するワイドベルトサンダー機に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト駆動機構に無端サンディングベル
トを掛渡し、踏圧装置を無端サンディングベルトの内側
に配置して無端サンディングベルトを加工材に圧接させ
るようにしてなる研削ヘッドを、送材通路を介して送材
装置に対設したワイドベルトサンダー機は、種々提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】送材面と、踏圧面間の
送材通路間隔を加工材に一致させるために、従来は、送
材装置を上昇させて、前記踏圧面とほぼ一致させたリミ
ットスイッチが加工材上面に当接してオン作動する位置
で停止させることにより、その全体の厚み規正を行なっ
ていた。ところがかかる手段は、その設定後には加工材
の表面の状態とは無関係に均一に送材通路間隔が規定さ
れるものであるため、加工材がその長手方向に厚みムラ
がある場合に、厚い部位には過剰な踏圧力が作用して過
剰研磨となり、薄い部位は過小研磨となって、表面に倣
った等しい研削研磨を施すことができなかった。本発明
は、従来構成の問題点を是正し、加工材の表面を常に均
一厚で研削研磨し得るワイドベルトサンダー機の提供を
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工材の上面
に当接する検出ロールと、該検出ロールに下端を連係さ
せた計測ロッドの昇降により該昇降量に対応した昇降信
号を発生する無段階計測スイッチとからなる板厚検出子
が前記踏圧装置の前方に配設され、前記研削ヘッドと、
送材装置とを相対移動させる昇降制御モータを備え、加
工材の走行と共に、前記無段階計測スイッチからの計測
ロッドの昇降量に対応して発生する昇降信号を順次読取
って、厚み情報として記憶装置RAMに格納し、加工材
の当該計測検出部位が踏圧装置の直下へ到達するのと同
期して、記憶装置RAMに格納された厚み情報に基づい
て、踏圧面と送材面間の送材通路間隔を加工材の当該計
測部位の厚にほぼ一致させるべく、昇降制御モータを駆
動制御する中央制御装置CPUを備えていることを特徴
とするものである。
【0005】前記基本構成にあって、前記研削ヘッドを
装架するヘッドフレームと、前記板厚検出子を装架する
測定フレームとを分離し、前記ヘッドフレームを測定フ
レームとは別個に送材装置に対して昇降制御し得るよう
にすることができる。
【0006】また前記基本構成にあって、踏圧装置の前
方に、下縁と該送材面との間に許容最大板厚に一致させ
た送材ゲートを形成する関門レバーを傾動可能に軸支
し、該関門レバーの背部に、許容最大板厚以上の加工材
を前記送材ゲートへ供給することにより生ずる該関門レ
バーの後方傾動に伴ってオン作動するリミットスイッチ
を配備し、前記リミットスイッチのオン作動に伴って、
前記昇降制御モータを駆動して送材通路間隔を拡大する
ようにしてなる過剰板厚調整装置を具備することもでき
る。
【0007】さらにまた前記基本構成にあって、加工材
の上面に圧接する押圧ロールをロッド下端に連係し、か
つ該押圧ロールの上昇に伴って加工材の到来を検知する
検出スイッチを備えた押圧シリンダを踏圧装置の前方に
配置し、該押圧シリンダのさらに前方で加工材の通過を
検知する通過検知スイッチを送材面の直上側部に配置
し、さらに前記通過検知スイッチのオン作動後に前記検
出スイッチがオン作動しない場合に警告を発生する報知
装置とを備えてなる薄厚加工材警報装置を具備すること
もできる。
【0008】
【作用】加工材を送材面上に供給すると、その走行に伴
って、無段階計測スイッチの計測ロッドの昇降により、
該昇降量に対応した昇降信号が発生する。そしてこの信
号は中央制御装置CPUに入力され、踏圧面と送材面間
の送材通路間隔が加工材の厚に一致するように演算され
る。この演算は、板厚検出子が、研削ヘッドを装架する
ヘッドフレームに設けられている場合には、原点からの
踏圧面の現位置に対する検出ロールの高さ偏位を割り出
し、加工材の当該計測部位が板厚検出子から踏圧装置に
到達するまで遅らせてから、前記検出ロールの高さとな
るように昇降制御モータを駆動制御して加工材上面に対
する倣い昇降移動を連続的に施し、これによって踏圧面
と送材面間の送材通路間隔を加工材の厚にほぼ一致させ
る。
【0009】尚、上述の場合には、無段階計測スイッチ
が、研削ヘッドの移動に追従するため、検出ロールの基
準位置が常に変化しており、基準位置と原点との高さ偏
位を演算しながら、さらに検出ロール(計測ロッド)の
基準位置からの昇降量を加除するものであって、演算が
面倒である。
【0010】そこで、前記研削ヘッドを装架するヘッド
フレームと、前記板厚検出子を装架する測定フレームと
を分離し、前記研削ヘッドを板厚検出子とは別個に送材
装置に対して昇降制御し得るようにした上述の構成にあ
っては、板厚検出子を送材装置に対して一定としておく
ことができ、検出ロールの基準位置が変化せず、このた
め踏圧装置の高さを原点(=基準位置)に対して変動さ
せれば良いから演算が簡単となる。
【0011】次に前記過剰板厚調整装置を配備すると、
送材通路よりも過剰な板厚の加工材が供給された場合に
は、加工材上面に対する倣い昇降移動をする前に、送材
通路を広げて、無理のない加工材供給を可能とすること
ができる。
【0012】また薄厚加工材警報装置を配備した場合に
は、前記押圧ロールによっては押圧不能な薄い材料が供
給された場合に、該加工材を送材面の直上側部で検知す
る通過検知スイッチがオン作動して加工材の通過を検知
したにもかかわらず、前記押圧ロールが上昇しないため
に検出スイッチがオン作動しないこととなる。そこでこ
のような場合には警告ランプや、鳴音装置等の報知装置
でかかる事態を報知することとしている。
【0013】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。図1,2は、単一の研削ヘッドを備えたワイドベル
トサンダー機に本発明を適用したものであって、ヘッド
フレーム1の下部には送材フレーム2の両端部に駆動走
行ロール3及び案内ロ−ル4を支持し、該ロール3,4
に送材ベルト5を掛渡してなる送材装置6が設けられ、
その上面を送材通路としている。また駆動走行ロール3
は駆動モータM1 により回動するものであって、前記駆
動モータM1の出力軸には周面に溝が形成されたスリッ
ト板fが支持され、該スリット板fには該溝の通過を検
知するセンサーkが付装されている。すなわち、このセ
ンサーkからの出力により加工材wの走行量を検知する
ことが可能となる。
【0014】前記送材装置6は前記ヘッドフレーム1の
基台8に螺子杆9,9により支持され、該螺子杆9,9
を横杆10,11で傘歯車により連係し、前記横杆10
を図2のように昇降制御モータM2 でチェーン駆動する
ことにより、前記送材装置6の高さを調整制御可能とし
ている。また送材装置6は横杆11の端部に設けたハン
ドル13によっても昇降調整可能としている。に連係し
ても良い。尚、昇降制御モータM2 は横杆11に連係し
ても良い。
【0015】前記送材装置5の上部位置で、ヘッドフレ
ーム1には研削ヘッド12が搭載されている。かかる研
削ヘッド12は上部の舵取ロール13と、下部左右の駆
動ロール14と、従動ロール15とでベルト駆動機構を
構成し、該ロール群にサンディングベルト16を掛け渡
し、さらにロール14,15間に踏圧装置17を配設し
て構成される。そして該踏圧装置17の位置のサンディ
ングベルト16下面を踏圧面としている。
【0016】前記踏圧装置17の前方にあって、ヘッド
フレーム1の前部に取付けられる計測フレーム20に支
軸22を軸支して関門レバー21が垂持される。この関
門レバー21の下端と、送材装置6の送材面との間は加
工材wの厚みを規正するために、許容最大板厚に一致さ
せた送材ゲート23を生じさせている。そしてこの厚み
規正により、後述する押圧ロール33aに供給した加工
材wの前端の高さが該押圧ロール33aの軸心以下とな
って、該押圧ロール33aを無理なく浮上させるように
している。また前記関門レバー21の背部にはリミット
スイッチS1 が配設されている。このため、図3の加工
材w1 のように送材ゲート23の高さを越える板厚のも
のが該送材ゲート23に供給されると、その上縁が前記
関門レバー21を押し込んで、該関門レバー21を支軸
22を中心に回動させ、前記リミットスイッチS1 をオ
ン作動させる。このオン作動により後述する中央制御装
置CPUの制御に基づいて、前記昇降制御モータM2
駆動して送材装置6が下降し、送材通路の間隔が拡大す
る。そして前記送材ゲート23が拡がって、加工材wの
通過が可能となる。
【0017】このように前記関門レバー21,リミット
スイッチS1 は、加工材wの厚みが大きいとき、無理な
くその走行を可能とするものであって、過剰板厚調整装
置Aを構成している。
【0018】次に前記関門レバー21の後方には、同じ
く計測フレーム20に取付けられて押圧シリンダ30が
配設されている。この押圧シリンダ30のロッド31の
下端には軸支片34が固定され、該軸支片34に前後二
個の押圧ロール33a,33bが支持されている。また
この押圧シリンダ30にはロッド31の上端に配設され
た磁石付ピストン32の位置を検知する近接スイッチS
2 ,S3 が上下に配置されている。この下部の近接スイ
ッチS2 は、加工材wが供給されていない場合の最下位
置にあるピストン32に対置し、加工材wが供給されて
いない場合にはオン状態となっている。また近接スイッ
チS3 は、ピストン32が限界上部位置に来るとオン作
動するようにその位置を定めている。
【0019】前記押圧ロール33a,33bは、その支
軸位置を押圧ロール33aを上方として、上下に偏位さ
せている。従って図3のように加工材w2 がくると、ま
ず前記押圧ロール33aを押し上げて近接スイッチS2
をオフとし、さらに押圧ロール33bを押し上げること
となる。このため、例えば押圧ロール33bのみである
と、加工材wの上面が前記押圧ロール33bの軸心近傍
に当接して、その倣い上昇を不能とする場合があるが前
記押圧ロール33aにより押圧ロール33bは一旦上昇
してから加工材wと当接することとなり、押圧ロール3
3bの倣い上昇を無理なく生じさせることができる。こ
のため、前記ロッド31の上昇ストロークを大きくする
ことが可能となる。そして、加工材w前端が通過した後
は、押圧ロール33bのみによって、加工材wの上面を
押圧され、送材装置6の駆動力により安定して走行する
こととなる。尚、図3の加工材w3 のようにその板厚が
若干薄い場合には、押圧ロール33aを押し上げること
なく押圧ロール33bに当接してこれを押し上げること
となり、近接スイッチS2 はこのときにオフ作動するこ
ととなり、この場合にもいささかも支障を生ずることは
ない。
【0020】一方、前記押圧シリンダ30の前部におい
て前記送材面の直上側方には、光電スイッチからなる通
過検知スイッチS4 が配設されている。この通過検知ス
イッチS4 は、送材面の直上にあるため、かなり薄い材
料でも検知することができる。ところが前記押圧ロール
33bをその下縁が踏圧面(図1の基準線l参照)より
も例えば3mm 程度下方に位置設定した場合にあっては、
踏圧面と送材面間の送材通路間隔sよりも図3の加工材
4 のように板厚が3mm 以上薄い場合には、前記押圧ロ
ール33bを押し上げることができず、近接スイッチS
2 はオン状態のままとなる。そこで、後述する中央制御
装置CPUの制御を介して、前記通過検知スイッチS4
がオン作動して、センサーkのカウント値が所定数に到
達しても前記近接スイッチS2 のオフ作動を生じなかっ
た場合には異常薄板であるとして、警告ランプや、鳴音
装置等の報知装置34でかかる事態を報知することとし
ている。而して、前記近接スイッチS2 を備えた押圧シ
リンダ30及び、通過検知スイッチS4 とで、薄厚加工
材警報装置Bが構成され、異常薄板に対して対応するこ
とができることとなる。
【0021】前記押圧シリンダ30の後方には同じく計
測フレーム20に取付けられて板厚検出子Cが配設さ
れ、この板厚検出子Cに基づいて、前記踏圧面と、送材
装置6の送材面間の送材通路間隔sは、加工材wの厚み
とは常に一致するようになっている。
【0022】この板厚検出子Cの構成に付き説明する。
かかる板厚検出子Cは、無段階計測シリンダLと、検知
ロール35a,35bとにより構成されている。この無
段階計測シリンダLは図4に示すように、シリンダ筒体
c内にピストンpが摺動自在に装着され、かつ該ピスト
ンpに一端を連結された計測ロッドrがシリンダ筒体c
内を挿通してなり、前記ピストンpの上下に空気室38
a,38bが形成され、該空気室38a,38bに空気
流通孔39a,39bを介して圧力空気が流通し、前記
計測ロッドrを伸出方向へ付勢するようにしている。ま
た前記計測ロッドrにはその軸方向へバーコード40が
形成され、前記シリンダ筒体cに装着したセンサー41
で、バーコード40の各バーの通過を検知するようにし
ている。そして前記センサー41で電気信号に変換され
た計測ロッドrの位置情報(加工材wの厚み情報)は、
リード線42を介して、前記中央制御装置CPUに入力
される。尚、この計測ロッドrの位置情報は、前記セン
サー41と接続されたデジタル表示器Dによって直接読
取ることもできるようにして、計測ロッドrの位置調整
を容易としている。
【0023】一方、前記計測ロッドrの先端は、軸受片
36が固定され、該軸受片36に前後で高さ位置の異な
る検出ロール35a,35bが軸支されている。
【0024】この検出ロール35a,35bの高さ位置
を異ならせたのも、前記押圧ロール33a,33bがそ
の高さ位置を異ならせたのと同様の理由であって、加工
材wがくると一旦検出ロール35aを上昇させ、次にこ
れに追従して上昇した検出ロール35bに加工材wの前
端を当接させるようにし、前記検出ロール35bの倣い
上昇を無理なく生じさせることができるようにしたもの
である。したがって加工材wの前端が供給された後は検
出ロール35bのみが加工材w上面に弾接し、該加工材
wの厚み変動に倣って微昇降し、これに伴って計測ロッ
ドrも昇降して前記バーコード40がセンサー41の前
を通過し、その昇降量が検知されて、センサー41から
検出ロール35bの昇降量が中央制御装置CPUに伝達
されることとなる。
【0025】尚、前記検出ロール35bの高さ位置は、
加工材wが供給されていない状態で、踏圧面(図の1基
準線l参照)の位置よりも3mm 程度下として加工材wと
の接触を確保する。ただし、前記センサー41からの情
報は、検出ロール35bの下縁が踏圧面の位置となった
ときを基準位置とする。
【0026】次に、中央制御装置CPUによる送材装置
6の昇降制御機構について説明する。中央制御装置CP
Uには、図1で示すように無段階計測シリンダLの他
に、センサーkと、さらにセンサーkからのパルスを順
次カウントするカウンターCと、レジスターRとが接続
され、その入力情報により、昇降制御モータM2 の駆動
制御がなされる。
【0027】ここで無段階計測シリンダLのセンサー4
1からは、カウンターCからのカウント毎に、計測ロッ
ドrの昇降量に対応する昇降信号が発生し、中央制御装
置CPUに入力され、この計測ロッドrの昇降量は厚み
情報として演算され、順次記憶装置RAMに格納され
る。そして、センサーkからのパルス信号の発生毎によ
り、カウンターCのカウント値に順次1を加算し、該カ
ウント値が前記レジスターRに格納したカウント目標値
ct に達する(この時点で、加工材wの当該計測部位が
踏圧装置17直下へ到達する)のと同期して、前記昇降
制御モータM2 へ厚み情報に対応した駆動制御指令が成
され、送材装置6が昇降して送材通路間隔sが加工材w
の当該計測部位の厚に一致する。この作動は加工材wの
走行と共に順次なされ、加工材wの厚みが長手方向に沿
って不均一な場合には、該送材通路間隔sを調整するた
めに送材装置6が随時変動することとなる。
【0028】従って、前記踏圧装置17の踏圧面と、検
出ロール35bの下縁との高さの関係をあらかじめ設定
して、夫々の基準点を定めることにより、加工材wの板
厚が変わっても、送材通路間隔sと加工材wの厚さが常
に一致して踏圧装置17から同じ踏圧力を付与され、こ
のため加工材wは前後表面に渡って、ほぼ等しい研磨が
施され得ることとなる。而して、加工材w上面に反りが
あったり、微小な凹凸があっても、その表面に倣ってほ
ぼ均等な踏圧力が作用し、該加工材wはサンディングベ
ルト16によって無理のない研削研磨が施されることと
なる。
【0029】上述の実施例は、送材装置6を昇降したも
のであるが、該送材装置6を固定して、ヘッドフレーム
1を昇降する構成とすることもできる。一方、上述の場
合には、無段階計測スイッチLはヘッドフレーム1側に
計測フレーム20を介して固定されていて、研削ヘッド
の移動に追従するため、検出ロール35bの基準位置が
常に変化しており、このため原点からの差異を演算しな
がら、さらに検出ロール(計測ロッド)の昇降量を計測
する必要があり、演算が面倒である。
【0030】そこで、図5に示すように、前記ヘッドフ
レーム1と、計測フレーム20とを分離し、ヘッドフレ
ーム1を昇降制御モータM3 で駆動される螺子杆50に
より計測フレーム20とは別異に送材装置6に対して昇
降するようにすることができる。この場合に計測フレー
ム20も、その初期調整のために螺子杆52で支持して
ハンドル51等による回動制御によって昇降可能とする
が、加工材wの厚みに対応しては昇降せず、前記無段階
計測スイッチLとの関係では、ヘッドフレーム1のみを
昇降作動させるようにする。
【0031】かかる構成にあっては、前記送材装置6と
無段階計測スイッチLとの関係は常に一定であるから、
該加工材wの厚み情報は、踏圧面と無段階計測スイッチ
Lとを一致させて原点(=検出ロール35bの基準点)
を決定し、その原点位置からの検出ロール35bの昇降
量を、計測フレーム20の昇降量とするだけで、送材通
路間隔sを加工材wの厚みと一致させることができ、演
算が容易となる利点を有する。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述したように無段階計測ス
イッチLに基づいて加工材wの厚みを検知し、この厚み
情報に対応して、送材装置6の送材面と踏圧装置17の
踏圧面との送材通路間隔sを加工材wの厚みに常に一致
させるように、該送材通路間隔sを加工材wの表面に倣
って変動させるようにしたから、加工材wは、その厚み
が変動しても常に均等な踏圧力が踏圧装置17から付与
され、このため厚みにばらつきがあっても、その表面を
ほぼ均一に研削研磨を施すことができ、塗装研磨等のよ
うに加工材wの表面に反って美麗に研磨することを要求
される場合にこれに対応し得る等、可及的に適正な研削
研磨を施すことができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要図である。
【図2】ワイドベルトサンダー機の正面図である。
【図3】加工材wの過剰板厚調整装置Aと薄厚加工材警
報装置Bとの関係を示す概念図である。
【図4】板厚検出子Cの一部切欠正面図である。
【図5】ワイドベルトサンダー機の他の構成を示す概要
正面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドフレーム 6 送材装置 12 研削ヘッド 17 踏圧装置 20 計測フレーム 21 関門レバー 23 送材ゲート 30 押圧シリンダ 33a,33b 押圧ロール 35a,35b 検出ロール M2 ,M3 昇降制御モータ S1 リミットスイッチ S2 近接スイッチ S4 通過検知スイッチ L 無段階計測スイッチ r 計測ロッド CPU 中央制御装置 w 加工材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト駆動機構に無端サンディングベル
    トを掛渡し、踏圧装置を無端サンディングベルトの内側
    に配置して無端サンディングベルトを加工材に圧接させ
    るようにしてなる研削ヘッドを、送材通路を介して送材
    装置に対設したワイドベルトサンダー機において、 加工材の上面に当接する検出ロールと、該検出ロールに
    下端を連係させた計測ロッドの昇降により該昇降量に対
    応した昇降信号を発生する無段階計測スイッチとからな
    る板厚検出子が前記踏圧装置の前方に配設され、 前記研削ヘッドと、送材装置とを相対移動させる昇降制
    御モータを備え、加工材の走行と共に、前記無段階計測スイッチからの計
    測ロッドの昇降量に対応して発生する昇降信号を順次読
    取って、厚み情報として記憶装置RAMに格納し、加工
    材の当該計測検出部位が踏圧装置の直下へ到達するのと
    同期して、記憶装置RAMに格納された厚み情報に基づ
    いて、踏圧面と送材面間の送材通路間隔を加工材の当該
    計測部位の厚にほぼ一致させるべく、昇降制御モータを
    駆動制御する 中央制御装置CPUを備えていることを特
    徴とするワイドベルトサンダー機。
  2. 【請求項2】 前記研削ヘッドを装架するヘッドフレー
    ムと、前記板厚検出子を装架する測定フレームとを分離
    し、前記ヘッドフレームを測定フレームとは別個に送材
    装置に対して昇降制御し得るようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のワイドベルトサンダー機。
  3. 【請求項3】 踏圧装置の前方に、下縁と該送材面との
    間に許容最大板厚に一致させた送材ゲートを形成する関
    門レバーを傾動可能に軸支し、該関門レバーの背部に、
    許容最大板厚以上の加工材を前記送材ゲートへ供給する
    ことにより生ずる該関門レバーの後方傾動に伴ってオン
    作動するリミットスイッチを配備し、前記リミットスイ
    ッチのオン作動に伴って、前記昇降制御モータを駆動し
    て送材通路間隔を拡大するようにして成る過剰板厚調整
    装置を具備したことを特徴とする請求項1記載のワイド
    ベルトサンダー機。
  4. 【請求項4】 踏圧装置の前方に、加工材の上面に圧接
    する押圧ロールをロッド下端に連係し、かつ該押圧ロー
    ルの上昇に伴って加工材の到来を検知する検出スイッチ
    を備えた押圧シリンダを配置し、該押圧シリンダのさら
    に前方で加工材の通過を検知する通過検知スイッチを送
    材面の直上側部に配置し、さらに前記通過検知スイッチ
    のオン作動後に前記検出スイッチがオン作動しない場合
    に警告を発生する報知装置とを備えてなる薄厚加工材警
    報装置を具備したことを特徴とする請求項1記載のワイ
    ドベルトサンダー。
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