JP2562966B2 - 加工材供給装置 - Google Patents

加工材供給装置

Info

Publication number
JP2562966B2
JP2562966B2 JP1147948A JP14794889A JP2562966B2 JP 2562966 B2 JP2562966 B2 JP 2562966B2 JP 1147948 A JP1147948 A JP 1147948A JP 14794889 A JP14794889 A JP 14794889A JP 2562966 B2 JP2562966 B2 JP 2562966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide device
lower guide
sanding
material feeding
work material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1147948A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0319760A (ja
Inventor
義光 鈴木
鑛 高橋
敬一 近藤
清二 内川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amitec Corp
Original Assignee
Amitec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amitec Corp filed Critical Amitec Corp
Priority to JP1147948A priority Critical patent/JP2562966B2/ja
Publication of JPH0319760A publication Critical patent/JPH0319760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562966B2 publication Critical patent/JP2562966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、上下面サンディング装置の前部に配置され
る加工材供給装置に関する。
<従来技術> 合板等の加工材にあって、その厚を所定厚とする研削
加工に際しては、表裏面を均等に研削することが望まし
い。一面のみを研削したり、または表裏面を不均等に研
削すると、表裏面での膨張率等が相違して製品に反り等
を生じることが認められるからである。
そこで、従来は、加工材の表裏面を均一に研削するた
めに、サンディング装置により先ず一面を研削して後
に、裏返して再研削をしていた。
ところでかかる手段によれば、まず加工材の厚さを測
定し、所要製品厚から研削厚を割り出し、その半分を一
回当りの研削厚とし、これに基づいてサンデイングフレ
ームの昇降量を調整をするという数度の手順を要し、極
めて煩雑であった。しかも、加工材ごとにこのような調
整をするのは実際上不可能であるから、同種加工材にあ
っては、調整をせずに連続作業をすることとなり、この
ため加工材の厚のばら付により実際上は表裏面を均等に
研削することはできなかった。
さらには裏返して再供給する作業は人手に頼らなけれ
ばならず、きわめて作業性が悪いものであった。
また、往研削後に送材通路間隔を研削厚分送材通路間
隔を狭めるなどの調整機構を要して、制御装置が複雑化
する欠点もあった。
<発明が解決しようとする課題> 往復研削を不要として、上述の従来手段の欠点を是正
するために、上下フレームに夫々サンディングヘッドを
相対的離近調整可能に備え、前記サンディングヘッド間
に送材間隔を生じさせてなる上下面サンディング装置が
提案され得る。
ところで、かかるサンディング装置への加工材供給に
あっては、サンディングヘッド間の送材間隔により加工
材の製品厚が決定される一方、サンディングヘッド間に
供給される加工材厚にはばらつきがある。しかも上下の
サンディングヘッドに均等な研削厚を生じるように供給
しなければならない。
このため上下面サンディング装置の送材間隔の中心
に、加工材の中心が位置するようにして加工材を供給し
なければならないという新たな課題を生じ、この課題を
克服しなければ、上下面サンディング装置は加工材の表
裏面の均等研削を行うことができず、意味をなさなくな
る。
本発明は、かかる上下面サンディング装置への加工材
の供給に最適な加工材供給装置の提供を目的とするもの
である。
<課題を解決するための手段> 本発明の加工材供給装置は、第1図に示すように、 夫々前端がサンディングヘッド10a,10b間に臨む下部
案内装置2と上部案内装置3とを平行リンク4により連
結し、両案内装置2,3間にほぼ水平な加工材の挿入通路
pを生じさせてなる挟圧体1と、 前記平行リンク4を揺動軸5により回動可能に枢支す
る可動フレーム6を、前記挿入通路pの中心線lが前記
サンディングヘッド10a,10b間の送材間隔sの中心と一
致する位置に移動させる昇降制御装置7と、 少なくとも加工材wの供給時に、該加工材wが挟圧さ
れる位置に前記下部案内装置2を保持する位置保持装置
8 とを備えたものである。
そして前記位置保持装置8の一例としては、 前記下部案内装置2の送材面が下部サンディングヘッ
ド10bの研削端eと略一致した高さとなる定位置から上
方移動不能となるように、下部案内装置2を拘束する規
制片40(第4図参照)と、下部案内装置2を該定位置へ
弾性的に付勢する付勢支持装置37(第4図参照)とによ
り構成したものが提案され得る。
また前記位置保持装置8の他例としては、 挿入通路に沿って複数配設されて下部案内装置2を支
持する加圧シリンダ45,47(第5〜8図参照)により構
成し、加工材wの通過位置の加圧シリンダ45,47を順次
減圧制御するようにしたものが提案され得る。
<作用> 平行リンク4の作用により、下部案内装置2と上部案
内装置3とは平行関係を維持したまま離近する。この案
内装置2,3間は挿入通路pとなる。
そして、昇降制御装置7により可動フレーム6を上昇
すると、平行リンク4と可動フレーム6との枢支点であ
る揺動軸5が上昇し、該平行リンク4は、少なくとも加
工材wを給送した時点において、揺動軸5を中心として
傾動し、加工材wを挟持する。この平行リンク4の揺動
軸5の位置調整は、サンディングヘッド10a,10b間の送
材間隔sの中心と、前記案内装置2,3間の挿入通路pの
中心線lとが一致する様に制御される。
例えば、前記揺動軸5が平行リンク4の各案内装置2,
3との支軸の中心に位置する場合には、前記枢支点を送
材間隔sの中心線l上に位置させれば良い。
また少なくとも案内装置2,3間に加工材wを給送した
状態において、下部案内装置2は前記位置保持装置8に
より加工材wを挟圧する位置に支持される。この下部案
内装置2への位置保持は、上部案内装置3の位置保持を
ももたらす。蓋し、両装置は平行リンク4により連動
し、一方が上昇すれば、他方が下降する関係にあるから
である。すなわち、位置保持装置8による位置保持によ
り、加工材wは上下の案内装置2,3により挟持されなが
ら前方へ押し出されることとなる。
上記の位置保持装置8として、下部案内装置2を所定
位置に拘束して平行リンク4の昇降に非追従としながら
弾性的に支持する付勢支持装置37により構成した場合に
あっては、下部案内装置2は平行リンク4の枢支点が上
昇しても追従せず、上部案内装置3のみが連動する。
このため、上下面サンディング装置Aの下部サンディ
ングヘッド10aの位置を固定するようにして、下部案内
装置2の送材面を該ヘッドの研削位置にほぼ一致する定
位置としておくことにより、該下部案内装置2の位置を
常に安定した位置に保つことができる。尚、この場合に
も、下部案内装置2は、加工材wの研削厚分の下降が可
能となる。即ち、加工材wの供給に伴ない、付勢支持装
置37が弾縮して、該下部案内装置2を定位置方向へ付勢
しながら加工材wを挟圧しながら支持することができ
る。
また前記位置保持装置8としては、加圧シリンダ45,4
7により構成して、該加圧シリンダ45,47を挿入通路に沿
って複数配設し、加工材wの通過位置の加圧シリンダを
順次減圧制御するようにした場合には次の作用がある。
即ち、加圧シリンダ45,47で、下部案内装置2を加工
材wを挟圧する方向へ支持する構成にあって、該加工材
wが前進して、供給側の加圧シリンダ45,47上から加工
材wが退出すると、この部分では加工材wが無いために
過剰な圧力が作用することとなる。即ち、加工材wの進
行に伴なって、供給方向での圧力の偏在が生じる。この
ため平行リンク4の各支点部で遊びがあると、下部案内
装置2に傾斜を生じ、加工材wを適正にサンディングヘ
ッド10a,10b間の送材間隔sへ供給することができなく
なる。
そこで、加工材wが退出した後には、加圧シリンダ4
5,47の圧力を暖めるようにする。これにより挟圧体1の
供給方向における圧力の偏在が解消される。
<実施例> 第2〜4図について本発明の第一実施例を説明する。
Aは上下面サンディング装置であって、上下フレーム
50a,50bを送材通路51をおいて上下に対設し、前記上部
フレーム50bを支軸53により昇降可能に支持している。
この昇降制御機構については説明を省略する。前記下部
フレーム50aにはサンディングヘッド10aが配設され、前
記上部フレーム50bにはサンディングヘッド10bが配設さ
れている。このサンディングヘッド10a,10bは夫々駆動
ロール11a,11bとコンタクトロール12a,12bにサンディン
グベルト13a,13bを掛け渡してなり、そのコンタクトロ
ール12a,12bの研削端e,eを近接させ、該間隔で加工材w
の所定製品厚を決定する送材間隔sを形成している。前
記送材通路51において、下部フレーム50aの上面には、
前記サンディングヘッド10aのコンタクトロール12aの研
削端eに連続する加工材受面55が配設され、さらに、一
方を駆動ロールとする送材ロール57,58に送材ベルト59
を掛け渡してなる後送材装置56が配設され、送材通路51
に供給されて研削済の加工材wを後方へ排出する。また
上部フレーム50bの下面には、前記送材通路51を走行す
る加工材wを上方から踏圧する押圧ロール60が該送材通
路51に沿って複数個配設されている。
その他上下面サンディング装置Aには、前記上部フレ
ーム50bを昇降調整するための昇降ハンドル,操作パネ
ル等が設けられる。
前記上下面サンディング装置Aの前部には、本発明に
係る加工材供給装置Bが設けられる。
この加工材供給装置Bは、前記下部フレーム50aの前
縁から延設された乗載フレーム52上に配設される。
ここで、1は挟圧体であって下部案内装置2と上部案
内装置3とを、その両側面において平行リンク4により
連結し、両案内装置2,3間にほぼ水平な加工材の挿入通
路pを生じさせてなるものである。
前記下部案内装置2の構成を説明する。
前後に立ち上がり壁を有する受枠状の下部送材フレー
ム15には前後にいずれか一方を駆動ロールとする送材ロ
ール16a,16bが枢支され、該送材ロール16a,16bに送材ベ
ルト17が掛け渡され、該送材ベルト17の上面を送材面と
している。
この送材ベルト17に換えて、複数の遊転ロールを列設
してなるロールコンベヤを適用してもよい。また送材ロ
ール16a,16bはいずれも遊転ロールとして、作業員等に
よる加工材wの押し込みに伴なって送材ベルトを従動さ
せる構成であっても良い。
また前記下部送材フレーム15の供給端側には下面案内
板18が固定され、前端側にはサンディングヘッド10aの
コンタクトロール12aの研削端eの近傍まで延設された
下面押え板19が固定されている。
次に前記上部案内装置3の構成について説明する。
矩形枠状の上部フレーム20の内部において、該上部フ
レーム20の下縁に沿って複数の押圧ロール21が枢支され
ている。このうち供給端側の押圧ロールを加工材検知ロ
ール21aとしている。この加工材検知ロール21aは、他の
押圧ロール21よりも付勢力が弱く、挿入通路p内に加工
材前端を挿入した場合に、下部案内装置2,上部案内装置
3の昇降に先立って上昇し、その上昇量が過剰(加工材
の厚が過剰)であると、厚み異常ランプ23aを点灯して
警告を与えるようにしている。また加工材wが所定厚以
内であれば、厚み正常ランプ23bを点灯する。
上記上部フレーム20の供給端側には上面案内板25が設
けられ、前端側にはコンタクトロール12bの研削端eの
近傍に延設される上面押え板26が設けられている。
前記下部案内装置2,上部案内装置3の側面には、支軸
28a,28bにより回動可能に連結されて平行リンク4が設
けられる。そして、この支軸28a,28bの中間には可動フ
レーム6の揺動軸5が挿通している。
可動フレーム6の基台部29は前記下部案内装置2の下
方に幅方向に渡って配設され、その前後端に立設した支
持架台30の上縁に前記揺動軸5を挿通して、前記平行リ
ンク4を揺動可能に枢支している。
また可動フレーム6は上昇制御装置7により昇降調整
される。この昇降制御装置7は、基台部29に上下方向に
螺合した昇降螺子32を昇降モータ33により回動する構成
によってなるものである。
さらに前記下部案内装置2の下部送材フレーム15下面
には、送り連係ローラ35を介して、乗載フレーム52上の
エアーシリンダなどの付勢支持装置37により支持された
支持台36が配設されている。前記送り連係ローラ35は、
下部送材フレーム15を支持台36に対して上昇不能とする
とともに、支持台36に対して前後移動可能に連結するも
のである。尚、付勢支持装置37としてはその他、油圧シ
リンダ,コイルバネなどが提案される。
第4図に示すように、前記付勢支持装置37は、そのシ
リンダロッド38を支持台36に挿通し、該シリンダロッド
38に設けた支持片39を支持台36の下面に当接してその加
重を受けている。また支持台36と乗載フレーム52には杆
状の規制片40を挿通して、支持台36の上昇を規制してい
る。さらにまた支持台36には支持ロッド41が固定され、
乗載フレーム52に設けた軸受42に該支持ロッド41を挿通
している。
しかして、前記可動フレーム6が上昇制御装置7によ
り上昇しても、下部案内装置2は支持台36を介して規制
片40により上方移動を拘束されかつ、その拘束位置をシ
リンダロッド38の付勢圧により保持される。即ち、この
規制片40に拘束された位置が定位置となる。この定位置
で下部案内装置2の下面押え板19がサンディングヘッド
10aのコンタクトロール12aの研削端eの高さにほぼ一致
することとなる。
また挿入通路pに加工材wを供給すると、その研削厚
分だけ、下部案内装置2は下方へ押し込まれるが、この
とき付勢支持装置37のシリンダロッド38は上方への付勢
圧を維持しながら、支持ロッド41とともに退避する。
次に、本実施例の作動を説明する。
加工材wの製品厚に対応して、上下面サンディング装
置Aの上部フレーム50bを昇降ハンドルを回転して調整
し、前記サンディングヘッド10a,10bのコンタクトロー
ル12a,12b間の送材間隔sを所定間隔とする。しかる後
に、昇降制御装置7の昇降モータ33を駆動して、昇降螺
子32を回動させ、可動フレーム6を上昇させて、平行リ
ンク4に枢支された揺動軸5を前記送材間隔sの中心位
置とする。
尚、前記可動フレーム6の昇降量は、揺動軸5が支軸
28a,28b間の中間に位置するから、上部フレーム50bの昇
降量の半分となる。従って、両者の移動量は相関関係を
有するから、操作パネルから数値入力をする等により、
サンディングヘッド10a,10bと揺動軸5とを自動的に適
正位置とすることができる。
前記揺動軸5は必ずしも支軸28a,28b間の中間に位置
させる必要はない。そしてこれ以外の位置に揺動軸5を
設定した場合にも、当然ながら可動フレーム6と上部フ
レーム50bとは所定の相関関係を有することとなる。例
えば揺動軸5の位置が支軸28a,28b間の距離Lに対し
て、支軸28a側から1/4 L位置に設定すれば、上部フレー
ム50bの昇降量に対して1/4の昇降量により支軸28a,28b
の中心位置(挿入通路pの中心線l位置)を送材間隔s
の中心に一致させ得ることが算出されよう。
この上昇により、下部案内装置2は上昇不能であるか
ら、上部案内装置3のみが移動する。そして、その挿入
通路pの間隔は下部案内装置2の下面押え板19をコンタ
クトロール12aの研削端eに位置させており、かつ揺動
軸5の位置を送材間隔sの中間位置としているから平行
リンク4の作用により上面押え板26がコンタクトロール
12bの研削端eに位置することとなり、結局挿入通路p
の間隔は送材間隔sの間隔にほぼ等しくなる。
そして、送材ロール16a,16bを回動して送材ベルト17
を走行させて後に、案内板18,25間に加工材wを供給す
ると、加工材wはその研削厚分だけ送材間隔sより厚み
があるから、その厚み分、付勢支持装置37に抗して微下
降し、平行リンク4の作用により、同じ分だけ上部案内
装置3が上昇する。
尚、この加工材の供給当初に加工材検知ロール21aの
作用により、過剰な肉厚の加工材wが検知され、排除さ
れるのは上述のとおりである。
しかして、その研削厚分は下部案内装置2,上部案内装
置3が等量退避するから、加工材wの中心位置(挿入通
路pの中心線l)は変化することはなく、加工材wはそ
の下面を送材ベルト17に圧接され、その上面を押圧ロー
ル21に弾接されて挟持されながら走行し、押え板19,26
間から送材間隔sへ供給され、サンディングヘッド10a,
10bにより表裏等しく研削されることとなる。
次に本発明の第二実施例を第5,6図について説明する かかる実施例は、前記下部案内装置2を支持する位置
保持装置8を、昇降ハンドルに支持した複数のエアーシ
リンダ等からなる加圧シリンダ45により構成し、そのシ
リンダロッド46を下部案内装置2の下部送材フレーム15
下面に直接当接するようにしたものである。この構成に
あって前記下部案内装置2は上昇可能である。しかるに
この構成にあっては下部案内装置2の自重が上部案内装
置3の自重(下部案内装置2が上昇する方向へ作用)を
大きく越えると、その過剰重さにより下面が加圧シリン
ダ45のシリンダロッド46に支持された状態を保つことと
なる。
即ち、この構成にあっては、可動フレーム6が上部フ
レーム50bとともに上昇すると、下部案内装置2と上部
案内装置3の重さが均衡を保っていればそのまま上昇
し、前記下部案内装置2が上部案内装置3よりもかなり
重い場合には、下部案内装置2が加圧シリンダ45のシリ
ンダロッド46に支持されたままとなり、上部案内装置3
のみが平行リンク4の傾動にともなって上昇する。ただ
し前記下部案内装置2は、第一実施例と異なって、その
位置を規定されない。
いずれにせよ、前記揺動軸5を送材間隔sの中心に位
置決めることにより、案内装置2,3間の挿入通路pの中
心線lは送材間隔sの中心に一致する。
そして、挿入通路pに加工材wを供給した後に、加圧
シリンダ45を作動させ、そのシリンダロッド46を下部案
内装置2の下部送材フレーム15下面に当接して該下部案
内装置2を上昇付勢し、送材ベルト17を加工材wの下面
に圧接し、これとともに上部案内装置3の各押圧ロール
21を加工材wの上面に圧接して、該加工材wを挟持し、
該送材ベルト17の走行にともなって、加工材wは送材間
隔sへ供給されることとなる。
第7,8図は本発明の第三実施例を示す。
この実施例にあっては位置保持装置8を、可動フレー
ム6の基台部29の上に多数設けたエアーシリンダなどの
加圧シリンダ47により構成している。この構成であって
は加圧シリンダ47のシリンダロッド48は常に下部案内装
置2の下面に当接した状態にある。
かかる構成にあって、昇降制御装置7が作動して、可
動フレーム6が上昇すると、該昇降制御装置7とともに
下部案内装置2もその下面を支持されながら上昇する。
即ち、挟圧体1は下部案内装置2,上部案内装置3の位置
関係を維持したまま一体的に上昇し、平行リンク4の傾
動を生じない。そして、平行リンク4の揺動軸5を送材
間隔sの中心に位置した状態で挟圧体1を停止し、挿入
通路p間に加工材wを供給すると、該挿入通路pは加工
材wにより押し拡げられ、下部案内装置2は加圧シリン
ダ47により上方へ付勢されながら下降する。そして、該
加工材wが挿入通路p内に介挿された状態で、該加工材
wはその下面を送材ベルト17により、その上面を押圧ロ
ール21により夫々挟圧されて、その中心を送材間隔sの
中心位置と一致しながら、該送材間隔sへ移送されるこ
ととなる。
上記第二実施例及び第三実施例において、加圧シリン
ダ45及加圧シリンダ47は、加工材wが直上にあるときは
高い圧力とし、該加工材wが去った後には、圧力を減少
させる構成も提案される。
即ち、下部案内装置2の下面を供給方向に沿って複数
の加圧シリンダ45,47で支持することにより位置保持装
置8を構成すると、該加工材wが前進して、供給側の加
圧シリンダ45,47上から加工材wが順次退出すると、こ
の部分では加工材wが無いために加工材による反作用を
受けず過剰な圧力として作用することとなる。即ち、加
工材wの進行に伴なって、供給方向での圧力の偏在が生
じる。このため平行リンク4の各支点部(揺動軸5,支軸
28a,28b等)で遊びがあると、下部案内装置2に傾斜を
生じ、加工材wを適正にサンディングヘッド10a,10b間
の送材間隔sへ供給することができなくなる。
ところで、加圧シリンダ45,47の圧力を供給方向に沿
って、順次加工材wが加圧シリンダ45,47上を退出する
とともに減圧するようにすると、かかる圧力の偏在が解
消され、下部案内装置2は平行に保たれることとなる。
上記各実施例は、下部フレーム50aが固定され、上部
フレーム50bのみが昇降する上下面サンディング装置A
に適用した加工材供給装置Bにつき説明したが、該下部
フレーム50a,上部フレーム50bが夫々昇降するものにあ
っても、送材間隔sの中心に平行リンク4を位置するよ
うに昇降制御装置7を作動させれば良いだけであるか
ら、本発明を適用可能であり、上下面サンディング装置
Aの構成により限定されるものではない。
<発明の効果> 本発明は上述したように、サンディングヘッド10a,10
b間の送材間隔sの中心に加工材wの中心線lを常に位
置させて、送材間隔sに加工材wを供給し得るようにし
たものであるから、加工材の肉厚にばら付があっても、
加工材の肉厚を計測する等の手間を要することなく、常
にその表裏面を均等に切削でき、上下にサンディングヘ
ッド10a,10bを備えた上下面サンディング装置Aへの加
工材供給装置として最適となる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成要素を示す原理図である。また第
2〜4図は第一実施例を示し、第2図は一部切欠側面
図、第3図は一部切欠正面図、第4図は位置保持装置8
を示す縦断正面図、第5,6図は第二実施例を示し、第5
図は一部切欠側面図、第6図は正面図、第7,8図は第三
実施例を示し、第7図は一部切欠側面図、第8図は一部
切欠正面図である。 A……上下面サンディング装置 B……加工材供給装置 s……送材間隔 p……挿入通路 w……加工材 1……挟圧体 2……下部案内装置 3……上部案内装置 4……平行リンク 5……揺動軸 6……可動フレーム 7……昇降制御装置 8……位置保持装置 10a,10b……サンディングヘッド 12a,12b……コンタクトロール 36……支持台 37……付勢支持装置 40……規制片 45,47……加圧シリンダ 50a,50b……フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内川 清二 愛知県名古屋市瑞穂区南浜通1丁目1番 地 竹川鉄工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−37292(JP,A) 特開 昭50−127293(JP,A) 特表 昭57−500820(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下フレームに夫々サンディングヘッドを
    相対的離近調整可能に備え、前記サンディングヘッド間
    に送材間隔を生じさせてなる上下面サンディング装置の
    前部に配置される加工材供給装置であって、 夫々前端が前記サンディングヘッド間に臨む下部案内装
    置と上部案内装置とを平行リンクにより連結し、両案内
    装置間にほぼ水平な加工材の挿入通路を生じさせてなる
    挟圧体と、 前記平行リンクを揺動軸により揺動可能に枢支する可動
    フレームを、前記挿入通路の中心線が前記サンディング
    ヘッド間の送材間隔の中心と一致する位置に移動させる
    昇降制御装置と、 少なくとも加工材の供給時に、該加工材が挟圧される位
    置に前記下部案内装置を保持する位置保持装置 とを備えたことを特徴とする加工材供給装置。
  2. 【請求項2】前記位置保持装置を、 下部案内装置の送材面が下部サンディングヘッドの研削
    端と略一致した高さとなる定位置から上方移動不能とな
    るように前記下部案内装置を拘束する規制片と、下部案
    内装置を該定位置へ弾性的に付勢する付勢支持装置とに
    より構成した ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の加工材供
    給装置。
  3. 【請求項3】前記位置保持装置を、 挿入通路に沿って複数配設されて下部案内装置を支持す
    る加圧シリンダにより構成し、加工材の通過位置の加圧
    シリンダを順次減圧制御するようにした ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の加工材供
    給装置。
JP1147948A 1989-06-09 1989-06-09 加工材供給装置 Expired - Fee Related JP2562966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1147948A JP2562966B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 加工材供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1147948A JP2562966B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 加工材供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0319760A JPH0319760A (ja) 1991-01-28
JP2562966B2 true JP2562966B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=15441692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1147948A Expired - Fee Related JP2562966B2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 加工材供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562966B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU451927B2 (en) * 1972-06-26 1974-08-22 Timesavers Inc Wide belt sanding machine with improved work feeding means
JPS50127293A (ja) * 1974-03-25 1975-10-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0319760A (ja) 1991-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5822292B2 (ja) 模型帯鋸盤における鋸刃案内自動調整方法及び自動調整装置
JP2562966B2 (ja) 加工材供給装置
CN111633522B (zh) 一种高精度家具板材用砂光机
JPS60296B2 (ja) シ−ト給送機
US5233792A (en) Apparatus for superfinishing cutting edges
CA1037718A (en) Billet grinding machine
JPH092662A (ja) 移動吸着装置の高さ調整機構
US2876600A (en) Sanding machine
US4063579A (en) Adjustable guide for feeding benches for edging mills
US4399637A (en) Abrasive grinding machine
JP2538347B2 (ja) ワイドベルトサンダ―機
JP3301576B2 (ja) レベラ
JP2514193Y2 (ja) ベルトサンダ―
JPH07328713A (ja) 薄板鋼板の縁伸び防止方法およびその装置
JP3047091B2 (ja) ベルトサンダー機
JP2649451B2 (ja) ワイドベルトサンダー機
JPS6335386B2 (ja)
JP2589614B2 (ja) ワイドベルトサンダー機
JPH0761642B2 (ja) 加工材供給装置
JP2992867B2 (ja) ベルトサンダー機の研削装置
JP2507487Y2 (ja) ワイドベルトサンダ―機
JP2791629B2 (ja) 両面研削式ベルトサンダー機
JPH0613822Y2 (ja) 反り材の表面仕上げ装置
JP2905846B2 (ja) 研削盤
JPH01274961A (ja) 反り材の表面仕上げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees