JPH092662A - 移動吸着装置の高さ調整機構 - Google Patents

移動吸着装置の高さ調整機構

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JPH092662A
JPH092662A JP17688395A JP17688395A JPH092662A JP H092662 A JPH092662 A JP H092662A JP 17688395 A JP17688395 A JP 17688395A JP 17688395 A JP17688395 A JP 17688395A JP H092662 A JPH092662 A JP H092662A
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JP
Japan
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frame
horizontal
height
moving
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JP17688395A
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English (en)
Inventor
Suehiro Kurita
末廣 栗田
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KYUSHU SANWA TEKKI KK
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
KYUSHU SANWA TEKKI KK
Sanwa Tekki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着部の高さを簡単に変更できる簡易な構造
の移動吸着装置の高さ調整機構を提供すること。 【構成】 移送物M群の上方に渡された固定枠1に、本
体12を水平に移動自在に設ける。固定枠1の高さ設定
域Bの下端部には勾配ガイド20を設ける。勾配ガイド
20は本体12の移動方向に向かう傾斜面を有する。本
体12は、固定枠1の水平ガイド1aに係合する水平移
動枠14を有する。水平移動枠14には、高さ調整機構
16を介して吸着部5を設ける。高さ調整機構16は、
水平移動枠14の垂直ガイドに上下動自在に係合するベ
ース17を有する。ベース17はロックシリンダ18で
水平移動枠14に固定できる。ベース17の下端部に
は、ローラ19を設ける。本体12が横方向に移動する
と、ローラ19が固定枠1の高さ設定域Bにおける勾配
ガイド20上に載って転動し、吸着部5が上下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばICなどの製品
検査を自動的に行った後、不良品の選別などを行う移動
吸着装置に関し、特に移送物の厚さに応じて吸着位置を
変更できる高さ調整機構の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動吸着装置を図7乃至図9に示
す。同図において、この移動吸着装置は、移送物M群を
載せて順次所定位置に配置されたトレーTの上方に固定
枠1が架設されている。固定枠1には、移送物Mを吸着
して移動する本体2が設けられている。この本体2は、
固定枠1に設けられた水平ガイド1aに水平方向に移動
自在に係合している。固定枠1の両端部にはタイミング
プーリ3a,3aが設けられている。タイミングプーリ
3a,3aにはタイミングベルト3bが掛け回されてい
る。一方のタイミングプーリ3aにはサーボモータ3c
の軸が結合している。このサーボモータ3cは、図示し
ない外部の制御装置によってタイミング及び回転量が制
御される。本体2は、水平ガイド1aに係合する水平移
動枠4と、吸着部5とを備えている。吸着部5は、下方
のトレーT上の移送物Mを空気圧で吸着することができ
る吸着パッド5aと、吸着パッド5aを上下動させるよ
うにその上部に設けられた昇降用シリンダ5bとを備え
ている。吸着部5には高さ調整機構6が設けられてい
る。高さ調整機構6には、水平移動枠4の下端部の垂直
ガイド4aに上下動自在に係合するベース7を有する。
水平移動枠4の上部には、昇降用サーボモータ8が設け
られている。サーボモータ8の軸は水平移動枠4の前側
に上下方向に伸び、カップリング9を介してボールねじ
10aが結合している。ボールねじ10aには、ベース
7に固定されたナット10bが螺合している。従って、
吸着部5が固定されたベース7は、高さ調整機構6のサ
ーボモータ8が回転すると、ボールねじ10a及びナッ
ト10bにより上下位置が変更される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動吸着装
置の高さ調整機構は、吸着部の高さを変更するために独
立した駆動機構を有するので、機械的に複雑な構成とな
るし、これを制御する制御装置のプログラミングも別途
必要としてソフト的にも複雑化し、全体的に高価なもの
になってしまう。また、既存の移動吸着装置に組み込む
ことが容易でないという問題がある。そこで、本発明
は、吸着部の高さを簡単に変更できる簡易な構造で、安
価な移動吸着装置の高さ調整機構を提供することを課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明においては、移送物Mの移送路の上方に
固定枠1を架設し、固定枠1に沿って水平移動枠14を
水平方向へ移動自在に設け、水平移動枠14に対して吸
着部7を上下に移動させるための高さ調整機構16にお
いて、水平移動枠14にベース17を上下に移動自在に
設けて、このベース17に吸着部5を固定し、吸着部5
の吸着位置を調整するときにベース17を解放する一
方、吸着位置を確定したときにベース17を水平移動枠
14に固定するロック部材18を水平移動枠14に設
け、またベース5にローラ19を設け、水平移動枠14
の移動に伴う固定枠1の移送作業域A外におけるローラ
19の移動途上に、ローラ19が載る勾配ガイド20を
設け、この勾配ガイド20の傾斜面にローラ19を転動
させてベース17を上下に移動させるようにした。
【0006】第2の発明においては、移送物Mの移送路
の上方に固定枠1を架設し、固定枠1に沿って水平移動
枠24を水平方向へ移動自在に設け、水平移動枠24に
対して吸着部7を上下に移動させるための高さ調整機構
26において、水平移動枠24にベース27を上下に移
動自在に設けて、このベース27に吸着部5を固定し、
水平移動枠24にベース27を係止するための階段状の
係止部材28を設け、ベースの係止位置を複数の段差に
より上下に変更するように構成した。
【0007】
【作用】第1の発明の高さ調整機構においては、固定枠
1の移送作業領域A外に設けられた高さ調整域Bで、水
平移動枠14を水平方向へ移動させると、勾配ガイド2
0の傾斜面上をローラ19が転動し、ベース17が水平
移動枠14に対して相対的に上下動することにより、吸
着部5の高さが無段階に変更される。そして、吸着部5
の吸着位置に合わせたら、ロック部材18でベース17
を固定して設定高さに保持する。こうすれば、吸着部5
が移送物Mの厚みに応じて吸着位置が合致するので、移
動吸着装置は移送作業を適切に遂行する。
【0008】第2の発明の高さ調整機構においては、ベ
ース27が係止部材28で水平移動枠24に係止され、
吸着部5が固定される。ベース27は、階段状の係止部
材28の段差に対応して、その係止位置を上下に段階的
に変更できる。従って、移送物Mの厚みに応じて吸着部
5の吸着位置が合致する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
なお、従来のものと同一の構成部分には同一の符号を付
して説明を省略する。図1乃至図3において、この実施
例の移動吸着装置は、固定枠1と、これに取り付けられ
た本体12とを備えている。固定枠1には、長手方向に
移送物Mの移送作業が行われる作業域Aと、本体12の
吸着部5の高さを設定するための高さ設定域Bとが設定
されている。固定枠1の高さ設定域Bの下端部には棚部
1bを有する。この棚部1b上に本体12の移動方向に
向かって傾斜した勾配ガイド20が設けられている。
【0010】本体12は、水平ガイド1aに係合する水
平移動枠14と、吸着部5とを備えている。吸着部5は
高さ調整機構16を介して水平移動枠14に設けられ
る。高さ調整機構16は、水平移動枠14の垂直ガイド
14aに上下動自在に係合するベース17を有する。水
平移動枠14の上板14bは前側へ張り出し、その下部
にベース17に向かってロック部材であるロックシリン
ダ18が固定されている。従って、ロックシリンダ18
と水平移動枠14との間にベース17が位置し、ロック
シリンダ18のピストンロッド18aが進退することに
よりベース17が水平移動枠14に固定,解放される。
ベース17の下端部には、ローラ19を有する。このロ
ーラ19は、本体12が横方向に移動すると、固定枠1
の高さ設定域Bにおける勾配ガイド20上に載って転動
するようになっている。ベース17の下端部には、縦方
向に吸着部5が固定されている。なお、本体12、高さ
調整機構16、吸着部5の各動作は図示しない外部の制
御装置によって制御される。
【0011】本実施例の移動吸着装置の高さ調整機構1
6においては、ロックシリンダ18のロッド18aをベ
ース17から解放した状態で、本体12を固定枠1の水
平ガイド1aに沿って移動させると、高さ設定域Bでロ
ーラ19が勾配ガイド20上に載り、さらに横方向へ移
動させればローラ19が転動しながら、その傾斜に沿っ
てベース17が水平移動枠14に対して相対的に上昇し
て高さが変わる。従って、吸着部5の吸着位置が本体1
2の横移動に連動して無段階に変更でき、あらゆる厚さ
の移送物Mに対応する。吸着部5を移送物Mの高さに合
わせたら、ロックシリンダ18のロッド18aを作動さ
せてベース17を水平移動枠14に固定して所定の高さ
に保持する。そして、固定枠1の作業域A内に本体12
を移動させて、移送物Mの移送作業を行う。
【0012】他の実施例の移動吸着装置を図4乃至図6
に示す。この実施例の移動吸着装置の本体22は、水平
ガイド1aに係合する水平移動枠24と、水平移動枠2
4に高さ調整機構26を介して設けられた吸着部5とを
備えている。水平移動枠24は、その上部がタイミング
ベルト3bに固定されており、タイミングベルト3bの
回動と共に水平に移動するようになっている。高さ調整
機構26は、水平移動枠24に上下方向に設けられた垂
直ガイド24aに上下動自在に係合するベース27を有
する。水平移動枠24の下端部には上下に複数の段差を
有する係止部材である階段状治具28が設けられてい
る。この階段状治具28上には、ベース27の下部に突
設された係止部27aが係止される。ベース27の下端
部には、吸着部5が固定されている。
【0013】この実施例の移動吸着装置の高さ調整機構
26においては、ベース27が水平移動枠24に固定さ
れて吸着部5の移送物Mに対する吸着位置が確定する。
この吸着部5は、ベース27を垂直ガイド24aに沿っ
て上下に移動させて、ベース27の係止部27aを階段
状治具28の適宜の段に係止することにより固定され
る。従って、吸着部5の吸着位置は、特別な機械的制御
を伴うことなく、階段状治具28の段差に対応して、上
下に段階的に変更でき、移送物Mの厚みに合致するよう
に選択できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明は、吸着部の高さ
を簡単に変更でき、構造も比較的簡易で安価に提供でき
るし、既存の移動吸着装置への適用が容易であるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動吸着装置の正面図である。
【図2】移動吸着装置の側面図である。
【図3】吸着部の平面図である。
【図4】他の実施例の移動吸着装置の正面図である。
【図5】移動吸着装置の側面図である。
【図6】吸着部の平面図である。
【図7】従来の移動吸着装置の正面図である。
【図8】移動吸着装置の側面図である。
【図9】吸着部の平面図である。
【符号の説明】 1 固定枠 5 吸着部 12,22 本体 14,24 水平移動枠 16,26 高さ調整機構 17,27 ベース 18 ロックシリンダ(ロック部材) 19 ローラ 20 勾配ガイド 28 階段状治具(係止部材) M 移送物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送物の移送路の上方に架設された固定
    枠に沿って水平方向へ移動自在に設けられた水平移動枠
    と、この水平移動枠に設けられ、移送物を吸着して上下
    動する吸着部とを備えた移動吸着装置の高さ調整機構に
    おいて、 前記吸着部が固定され、前記水平移動枠に上下に移動自
    在に設けられたベースと、 前記吸着部の吸着位置を調整するときにベースを解放す
    る一方、吸着位置を確定したときにベースを前記水平移
    動枠に固定するように水平移動枠に設けられたロック部
    材と、 このベースに設けられたローラと、 前記水平移動枠の移動に伴う固定枠の移送作業域外にお
    けるローラの移動途上に設けられ、ローラが載って転動
    することにより、ベースを上下に移動させる傾斜面を有
    する勾配ガイドとを具備することを特徴とする移動吸着
    装置の高さ調整機構。
  2. 【請求項2】 移送物の移送路の上方に架設された固定
    枠に沿って水平方向へ移動自在に設けられた水平移動枠
    と、この水平移動枠に設けられ、移送物を吸着して上下
    動する吸着部とを備えた移動吸着装置の高さ調整機構に
    おいて、 前記吸着部が固定され、前記水平移動枠に上下に移動自
    在に設けられたベースと、 前記ベースを係止するように前記水平移動枠に設けら
    れ、ベースの係止位置を上下に変更するための複数の段
    差を有する階段状の係止部材とを具備することを特徴と
    する移動吸着装置の高さ調整機構。
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