JPH0331525Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0331525Y2
JPH0331525Y2 JP7625087U JP7625087U JPH0331525Y2 JP H0331525 Y2 JPH0331525 Y2 JP H0331525Y2 JP 7625087 U JP7625087 U JP 7625087U JP 7625087 U JP7625087 U JP 7625087U JP H0331525 Y2 JPH0331525 Y2 JP H0331525Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
planer
plane
stand
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7625087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63184701U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7625087U priority Critical patent/JPH0331525Y2/ja
Publication of JPS63184701U publication Critical patent/JPS63184701U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0331525Y2 publication Critical patent/JPH0331525Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、木製品の製造業界に於いて、材料表
面の仕上げに使う超仕上鉋盤の鉋刃を研ぐ装置。
詳しくは鉋刃の刃先を鉋台に支持させたままで鉋
台に倣わせて正確に研ぐことができる装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、鉋刃を鉋盤に装着したままで研ぐ装置
は、実公昭61−2001号公報に所載されて公知であ
る。このものは、鉋刃が刃口を通り刃巾方向に直
線状に往復運動するようにかつ常に切削可能な位
置にあるように鉋刃を保持する第2可動基盤を第
1可動基盤に設け、往復移動範囲内で刃口の位置
から外れ、かつ刃口に近い位置において鉋刃を研
磨するようにしたもので、超仕上げ切削作業中に
鉋刃を鉋盤から取外すことなく行うことができる
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) 前記した従来の装置は、砥石による刃先研ぎ
を、鉋刃の刃出しの基準となる刃口を基準とせ
ず、これとは別の第2可動基盤の裏面を基準とし
て行うもので、この第2可動盤の裏面と刃口とを
完全に一致させるように加工することは不可能
で、両者にはかなりの誤差を生ずる。このため最
初は刃口基準で鉋刃の出を設定して、刃巾全体に
おいて一律な切削が行われるようにしても、砥石
で一旦刃を研ぐと刃口に対する刃の出が狂い、鉋
刃各部の切削量に変化を生じると言う大きな問題
点を有するものであつた。
本考案は前記した従来の問題点を解決するため
になされたもので、刃口かこれと実質的に同一面
に加工される鉋台を基準として、刃研ぎを行わせ
ることにより、刃研ぎ後も、切削が一律に行われ
る刃研ぎ装置を提供することを目的としている。
ロ 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案に関する装置は、テーブルを横切る摺動
溝にこの溝を左右に摺動して、支持する鉋刃の位
置変換をさせる摺動鉋台を係合させ、前記テーブ
ルの上方には鉋刃に対して材料を移送し、この切
削を行わせる送材部材を配設した超仕上鉋盤に於
いて、前記テーブルの両側、若しくは一側に前記
鉋刃上に対応する砥石ヘツドを設け、この砥石ヘ
ツドに送り手段により前記鉋刃の刃先へ当てら
れ、鉋台の摺動によつて刃先を研がせる砥石と、
前記研摩ヘツドへ鉋台に近接させて取り付け、こ
れと鉋台との距離の変化を検知させる近接センサ
ーと、検知された距離の変化を補正するように昇
降手段を操作させる制御器とを備えさせた構成の
ものである。
(作用) 前記のように構成される装置は、送材部材10
によりテーブル2上に材料を移送して鉋刃6によ
り切削を行わせると、鉋刃6の刃先は次第に摩耗
し切れ味が悪くなる。そこで切削を一時中止し、
砥石ヘツド21に支持される砥石33をモータ3
0により駆動される昇降手段23により下降させ
ると、砥石33は鉋刃6の刃先へ向つて下がり、
刃先に達してこれにより制止されて止まるから、
砥石ヘツド21とこれに取り付けたスイツチ41
も止まるが、昇降手段23のナツト26,26′
は尚送られ、スイツチ操作子42を動かすため、
これによりスイツチ41が作動されて一方のオフ
回路でモータ30を停止させると同時に、他方の
オン回路でモータ30を送回転させ、砥石33を
惰性等による余剰降下分だけ引上げると共に、カ
ウンター43を作動させ、これにより砥石33が
余剰降下分だけ引き上げられて、適切な切込量を
与えられた時にモータ30を停止させて研磨開始
状態になるから、この状態が変位センサ38の基
準値0となるようにセンサ38の調整を行つた
後、砥石33を回転させ、鉋刃6を往復させて研
磨を行わせれば、前記した変位センサ38は対応
する鉋台5の表面状態を監視し、これが前記した
基準値より上がり下がりすれば、その値をミクロ
ン台で、下がり方向を−、上がり方向を+として
検知し、検知値をアンプfにより増幅して制御器
39に伝え、制御器39は入力される制御値に基
いて昇降手段23を昇降作動させるため、砥石3
3は刃口金5′,5′と完全な同一平面に仕上げら
れる鉋台5の表面の状態に応動し、砥石ヘツド2
1を介して砥石33に鉋台5表面の状態に応じた
運動を行わせるから、鉋刃6はその刃先を鉋台5
即ち、刃口金5′基準で、最初に刃出した状態の
ままで研ぎ上げられるから、刃研き後、砥石ヘツ
ド21を引き上げて、砥石33と変位センサ38
を逃がし、鉋刃6を切削量の減少分だけ調整部材
45により繰出して材料の切削を行えば、材料は
切れ味を回復した鉋刃6により最初と同様、各部
を一律に切削されるものである。
(実施例) 以下に本考案に関する装置の実施の一例を図面
に基づいて説明する。
図面第1図〜第3図は本考案に関する超仕上鉋
盤の実施の一例を示すもので、第3図にて1は機
体で、その上部にテーブル2を設け、該テーブル
2の一側にコラム3,3を立設してある。
4はテーブル2にこれを横切るように設けた摺
動溝で、第4図に示すように送材方向に対して適
当な斜交角を与えてある。
5は前記した摺動溝4内に嵌合した摺動鉋台
で、第4図に示すように2丁の鉋刃6,6とこれ
に対応させた刃口金5′,5′とを横に並べて取付
け、これら鉋刃6,6を鉋台の左右摺動により交
互に切削位置に位置付けさせるようにし、鉋台5
と刃口金5′,5′の表面は、鉋台5へ刃口金5′,
5′を取付けた後、両者を同時仕上げして完全な
同一表面としてある。
Aは前記した摺動鉋台5を左右に摺動させる往
復機構で、第4図に示すように摺動鉋台5の一側
に設けたラツク7に、減速機モータ8の軸に取付
けたピニオン9を噛み合させてある。(尚、この
往復機構は、送りねじ式、シリンダ式、その他の
ものを任意に代用し得る。) 10は送材部材で、第3図に示すようにコラム
3,3に支持される昇降体11の前後に設けた一
対のローラ12,13に無端状に懸張したベルト
等を用い、この送材部材10を一方のローラ12
と減速機14を介して連係するモータ15の回転
切り替えにより正逆に回転させて材料の往復送材
を行わせるようにしてある。
16は前記昇降体の昇降調整ねじで、これの回
転により前記昇降体11を昇降調整し、テーブル
2と送材部材10との間隔を調整させるもので、
このねじには公知のクツシヨン機構(図面は省略
する)を装備してある。
17,18は前記した送材部材10の前後に第
3図に示すように設けた材料の検知器で、材料の
端末を検知して、送材部材10の回転切り替え
と、摺動鉋台5の往復機構Aの作動とを指令させ
る。
尚、検知器は送材部材10の前側に1個だけ設
けても、回路構成により同様の作用効果を発揮さ
せ得る。
19,19は前記した摺動鉋台5の摺動範囲を
制限させるリミツトスイツチで、第4図に示すよ
うに配置して、このスイツチ19,19にドツグ
20,20が当つた時、前記した往復機構Aを停
止させるようにしてある。
21は前記摺動鉋台5の上方に対応させて、前
記テーブルの両側若しくは一側に第4図に示すよ
うに設けた砥石ヘツドで、機体1の張出し部に立
設した縦ガイド22に昇降自在に支持させてあ
る。
23は前記した砥石ヘツド21の昇降調整ねじ
で、第2図に示すように上部を前記縦ガイド22
の張出し部24に回転自在に支持させ、その下側
のねじ部に螺合させて、回り止め25により回転
を止めた2個のナツト26,26′を砥石ヘツド
21内に嵌合して、その上面に砥石ヘツド21に
於ける上受座27を係合させ、下面にコイルばね
28を係合させて、その下端を砥石ヘツド21に
設けた下受座29に当接させることにより、調整
ねじ23を減速機モータ30により回転させる
と、ナツト26,26′により砥石ヘツド21が
昇降されるようにしたもので、前記ばね28はナ
ツト26,26′のバツクラツシユ防止と、後記
する鉋刃検知スイツチの作動に有効に作用する。
31は前記した砥石ヘツド21の下端に鉋刃6
に対応させて設けた支持部で、細目の螺孔32を
形成して、これに砥石33を支持するモータ34
の下部周面に形成した細目ねじ35を螺合させ、
該モータ34を回すとモータ34と共に砥石33
が微細に昇降調整され、その調整寸法がモータ3
4の周囲に表示した目盛36と、これに対応させ
た支持部31の指標37とで指示されるようにし
てある。
38は前記摺動鉋台5に対応させて、砥石ヘツ
ド21へ取付けた変位センサで、光学式、渦電流
式、近接リニア式等で利用できるが、この実施例
では光学式のみに付いて示す。この光学式は第7
図に示すように送光部bから光源cの光を鉋台5
の表面へ送り、この光を受光部dを経て位置検出
素子eに反射させ、素子eにより反射位置の変化
に応じた電気信号を発生させて、この信号をアン
プfにより増幅し、後記する制御器に伝達させて
制御器による制御動作を行わせるもので、鉋台5
の基準面に於いて、検出信号が0となるように調
整して置くと、表面の上、下両方向への変位をミ
クロン単位の高い精度で検出することができる。
39は前記した調整ねじ23を駆動するモータ
30の回転を制御させる制御器で、第8図に示す
ように前記変位センサ38から検知信号が出力さ
れると、この検出値イと設定した設定値ロとを比
較器40が比較し、比較の結果の変位値を入力す
るため、これに基づいて前記モータ30を正又は
逆に必要なだけ回転させ、調整ねじ23によりナ
ツト26,26′の移動を行わせて、砥石33を
微細に上げ下げし、鉋刃6を鉋台5の表面なりに
研磨させる作用を行う。
41は砥石33の鉋刃6への当接を検知させる
スイツチで、第2図に示すように研磨ヘツド21
へ取り付け、このスイツチ41の上に前記した下
側のナツト26′に付設した操作子42を対応さ
せて、調整ねじ23により砥石ヘツド21を下降
させる時、砥石33は鉋刃6の刃先へ当たると止
まるが、ナツト26,26′はばね28を圧縮し
て下降するため、スイツチ41は操作子42によ
り作動されて、オフ回路の開によりモータ30を
停止させる共に、オン回路の閉によりモータ30
の逆回転を開始させ、後記するカウンタを起動さ
せる作用を行う。
43は前記したモータ30の逆回転を停止させ
るカウンタで、第2図に示すようにモータ30上
へ取り付けられたパルス発信器44と第6図に示
すように接続し、前記スイツチ41により起動さ
れると、発信器44の発するパルスをカウント
し、これが砥石33の惰性により余剰降下した分
を上昇させるのに必要な数に達した時、モータ3
0を停止させて砥石33を適切な切込量が与えら
れる位置に自動設定させる作用をする。
45は前記した摺動鉋台5に装備した鉋刃6の
出入れ調整部材で、第5図に示すように鉋台5へ
弾性座金46を使つて調整可能にボルト47止め
される鉋刃6の取付面側の後部に形成した勾配溝
48に係合する楔体を用い、これを送りねじ49
により繰り出すと、鉋刃6が回動されてその刃先
の出が多くなる様に調整して、刃研ぎに伴う刃の
出の減少を補わせるものである。
尚、この調整部材は、前記した楔体の他にねじ
式、カム式等のものを選択使用することができる
ものであるが、これらに付いての図面並びに説明
は省略する。
ハ 考案の効果 本考案に関する装置は、切削中の鉋刃が切れな
くなれば、これに砥石を当てて鉋台を往復運動さ
せることにより、機械へ取付けたままで刃先が研
げるから、鉋刃を取り外して研ぐ場合に比べて、
刃研ぎ時間が著しく短縮されて作業能率の向上に
寄与する。
刃口金と鉋台を完全な同一平面に仕上げ、その
一方に砥石ヘツドに取り付けた変位センサを対応
させ、このセンサにより基準面に対する鉋台の変
位を検知させ、この検知値に基づく制御器操作に
より、鉋台の変位分だけ砥石を位置修正して非接
触で砥石に鉋台の倣い研削を行うことができるた
め、刃研ぎを繰り返しても鉋刃と刃口金の平行状
態が保持され、常に鉋刃の全巾で一律な切削を行
わせ得る。
製品の削り肌を見て、これが悪くなつたとき刃
研ぎをすることにより、刃物の摩耗を極力押え
て、可及的に良い削面を得ることができる。
等の特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関する装置の一例を示す側面
図。第2図は同上の一部を縦断した正面図。第3
図は同上装置を採用した超仕上鉋盤の側面図。第
4図は同上の送材部材を省略した平面図。第5図
は同上における摺動鉋台の拡大縦断側面図。第6
図は同上におけるモータの逆回転検知停止手段を
示す概要図。第7図は同上における光学式の変位
センサの概要図。第8図は同上における電気回路
の概要図である。 2……テーブル、4……摺動溝、5……摺動鉋
台、10……送材部材、21……砥石ヘツド、2
3……送り手段、30……駆動モータ、38……
変位センサ、39……制御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テーブルを横切る摺動溝にこの溝を左右に摺動
    して、支持する鉋刃の位置変換をさせる摺動鉋台
    を係合させ、前記テーブルの上方には鉋刃に対し
    て材料を移送し、その切削を行わせる送材部材を
    配設した超仕上鉋盤に於いて、前記テーブルの両
    側、若しくは一側に前記鉋刃上に対応する砥石ヘ
    ツドを設け、この砥石ヘツドに送り手段により前
    記鉋刃の刃先へ当てられ、鉋台の摺動によつて刃
    先を研がせる砥石と、前記研磨ヘツドへ鉋台に近
    接させて取り付け、これと鉋台との距離の変化を
    検知させる近接センサーと、検知された距離の変
    化を補正するように昇降手段を操作させる制御器
    とを備えさせたことを特徴とする超仕上鉋盤の刃
    研ぎ装置。
JP7625087U 1987-05-21 1987-05-21 Expired JPH0331525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7625087U JPH0331525Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7625087U JPH0331525Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63184701U JPS63184701U (ja) 1988-11-28
JPH0331525Y2 true JPH0331525Y2 (ja) 1991-07-04

Family

ID=30923151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7625087U Expired JPH0331525Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0331525Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685560B2 (ja) * 2005-09-12 2011-05-18 日立マクセル株式会社 回転刃の研磨装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63184701U (ja) 1988-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1063053B1 (en) Bilateral automatic machine for edge-machining plates of glass, stone-like materials and the like
US5447463A (en) Apparatus for microfinishing
US4118846A (en) Burnishing attachment
JP2505930B2 (ja) スライシングマシンの切断方法
KR101553061B1 (ko) 칼날 자동 연마수단을 구비한 테이프롤 재단기
CN112247731A (zh) 一种用于细木板加工的磨边机
CN109590905A (zh) 一种砂轮修整机
JPH04217492A (ja) シート材料裁断機械
JPH0331525Y2 (ja)
CN206464949U (zh) 一种三维控制丝杠平台磨床
JPH01146654A (ja) 自動研削装置
US2934864A (en) Belt-grinding machine
JPH0521314Y2 (ja)
US3713254A (en) Controlled tool for machining compound surfaces
CN110769977B (zh) 研磨机
CN215747708U (zh) 直片刀具铣磨组合机床
CN211841280U (zh) 一种硬脆材料的平面厚度去除装置
US3788009A (en) Controlled tool for machining compound surfaces
JPS60141466A (ja) 溶接ビ−ドの研削装置
JPH04201170A (ja) 長尺軸の外面研削装置
JP2615377B2 (ja) スライシングマシンの切断装置
JPS58120458A (ja) 刃物の研摩装置
US2083115A (en) Grinding machine
JPH06312365A (ja) 内周刃用ドレッシング装置
JPH0524448Y2 (ja)