JP2799832B2 - ベルトサンダー機 - Google Patents

ベルトサンダー機

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JP2799832B2
JP2799832B2 JP31246794A JP31246794A JP2799832B2 JP 2799832 B2 JP2799832 B2 JP 2799832B2 JP 31246794 A JP31246794 A JP 31246794A JP 31246794 A JP31246794 A JP 31246794A JP 2799832 B2 JP2799832 B2 JP 2799832B2
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polishing
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feeding device
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Inventor
清二 内川
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アミテック株式会社
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属,木材等の加工材
の表面を研削研磨するベルトサンダー機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数個のロールに研磨ベルトを掛け渡
し、かつ研磨ベルトの内面に踏圧パッド装置を配設して
なる研磨ヘッドを、送材装置に対設したベルトサンダー
機は、種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のベ
ルトサンダー機にあって、加工材の表面に過剰な凸部が
あったり、又はその肉厚が長さ方向でばら付いて基準値
よりも過剰に厚くなっている場合があり、このような加
工材を研削研磨すると、研削加工中に研磨ベルトや、送
材ベルトに大きな負荷がかかって、その破断または過剰
な損耗を生じることがある。とくに、最近ではダイヤモ
ンドベルト等の高価なベルトを使用することが多く、こ
のような破損により保守コストやランニングコストが大
きく押し上げられることとなる。
【0004】本発明はかかる問題点を解決することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パッドフレー
ムに開口を設け、踏圧板を、開口内に昇降可能に装着し
てその下面を該開口から露出し、かつパッドフレーム内
に設けた発条により下方付勢して該踏圧板下面を加工材
に圧接するようにすると共に、踏圧板の所定以上の上昇
を検知する検出センサを備え、さらに、前記検出センサ
による前記上昇検知にともない送材装置による送材を停
止し、かつ研磨ベルトの走行を停止すると共に、送材装
置と研磨ヘッドとを離間させる駆動停止制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】加工材の表面に過剰な凸部があったり、過剰厚
となると、加工材表面に圧接している踏圧板が所定以上
に上昇し、検出センサがこの過剰上昇を検知し、この検
知により駆動停止制御手段が作動して、研磨ベルト及び
送材ベルトの走行が停止し、送材装置と研磨ヘッドとが
離間して、加工材への踏圧が解除される。このため、研
磨ベルト及び送材ベルトに対する過剰負荷の印加が未然
に阻止される。
【0007】
【実施例】図1〜4に従って本発明に係るベルトサンダ
ー機の一実施例を説明する。
【0008】基部フレーム1の一側部には、送材フレー
ム2が乗載されており、前記送材フレーム2内には、送
材モータM1 により駆動する駆動ロール3と従動ロール
4とを前後に枢支し、該ロール3,4に送材ベルト5を
掛け渡して、その上面を送材通路とする送材装置6が配
設される。
【0009】また基部フレーム1の他側には縦フレーム
7が立設され、該縦フレーム7には前後二つの研磨ヘッ
ド8a,8bが取付けられる。
【0010】前記研磨ヘッド8a,8bは、昇降枠16
の内部に装架され、、該昇降枠16は縦フレーム7の内
側面に形成した上下方向の昇降ガイド9に嵌装されて昇
降ハンドル10の回転操作及び該昇降ハンドル10によ
り回転する回動杆11に連繋した昇降モータM2 の駆動
により、連係機構を介して昇降移動可能としている。す
なわちこの昇降枠16の内部で、テンションロール1
2,駆動ロール13及び従動ロール14を夫々前後方向
に支持して、テンションロール12を最上位置とする三
角状に配設し、各ロール12〜14に研磨面を外側にし
て研磨ベルト15を掛け渡し、研削モータM3 の駆動力
を駆動ロール13に伝達することにより、研磨ベルト1
5を送材通路と交差する図1の反時計方向に走行させる
ようにして、研磨ヘッド8a,8bを構成している。
【0011】前記ロール13,14間には研磨ベルト1
5に内接する踏圧パッド装置17が配設されている。こ
の踏圧パッド装置17を、図4について詳細に説明す
る。
【0012】18は縦フレーム7に固定されたパッドフ
レームであって、その下面の円形開口19の周縁で、パ
ッドフレーム18内に配設した踏圧板20の係止鍔21
を支持し、その下面を円形開口19から露出している。
前記踏圧板20の下面には、その中心を通って、径方向
に接触条板22が固着され、該下面を長尺状接触部23
としている。さらに前記係止鍔21には、周方向に等角
度間隔で位置決め溝24が複数個形成されている。
【0013】パッドフレームの上板25の中心にはバネ
座26がパッドフレーム18内で上下位置調整可能に吊
持されている。前記バネ座26には、その下部周面に発
条27が外嵌し、その下端を踏圧板20の上面に弾接し
て、踏圧板20の係止鍔21を円形開口19の周縁に圧
接させている。
【0014】さらに、前記係止鍔21の周部位置で、パ
ッドフレーム18には挿通孔29が形成され、該挿通孔
29に回転止め30を挿通し、その先端を前記位置決め
溝24のいずれかに嵌入して、接触条板22の接触部2
3を研磨ベルト15の走行方向に対して所望の傾斜角度
位置に固定している。
【0015】次に本発明の要部につき説明する。
【0016】前記バネ座26の下面には前記踏圧板20
の上面が所定閾値以上に近接したことを検知する近接ス
イッチからなる検出センサSが固着されている。尚、こ
の実施例のように近接スイッチを設けた場合には、受波
強度が所定閾値を越えているかどうかを判別して、信号
出力を発生することとなるが、近接スイッチからは踏圧
板20の上面との離間距離に対応した出力を常に発生す
るようにし、後述する中央制御装置CPUによって、そ
の出力値を所定域値と比較判定し、該判定値に基づき踏
圧板20の所定以上上昇を検知するようにしてもよい。
そしてこの場合には近接スイッチと中央制御装置とで検
出センサSが構成されることとなる。
【0017】この検出センサSとして、リミットスイッ
チ等、他のスイッチを適用してもよい。
【0018】しかして、この検出センサSにより前記踏
圧板20が所定以上上昇すると検知され、その上昇検知
により駆動停止制御手段が作動し、送材ベルト5及び研
磨ベルト15の走行が停止し、送材装置6と研磨ヘッド
8a,8bとが離間して、加工材への踏圧板20による
踏圧が解除される。
【0019】この駆動停止制御手段の構成を図5により
説明する。
【0020】中央制御装置CPUには、入力側に検出セ
ンサSが接続され、出力側に送材モータM1 、昇降モー
タM2 、研削モータM3 とが接続される。そして、前記
検出センサSにより踏圧板20の所定以上の上昇が検知
されると、送材モータM1 、研削モータM3 を夫々駆動
解除して、送材ベルト5及び研磨ベルト15の走行を停
止させると共に、昇降モータM2 を駆動し、昇降ガイド
9に沿って昇降枠16を上昇させる。これにより、研磨
ヘッド8a,8bが、送材装置6から離間し、踏圧板2
0による加工材への踏圧が解除される。
【0021】尚、この構成では研磨ヘッド8a,8bは
別個に昇降するものであるから、検出センサSにより加
工材の過剰昇降が検知された一方の研磨ヘッド8a,8
bが上昇することとなる。この場合に、前方の研磨ヘッ
ド8aのみに、前記検出センサSを適用するようにして
も良い。
【0022】前記実施例の作動について説明する。
【0023】加工材w(図2参照)が送材装置に送られ
て、踏圧板20の下部にくると、該踏圧板20の接触部
23下面で横断方向へ走行する研磨ベルト15が圧接し
て、所定量の研削研磨加工が施される。
【0024】このとき供給された加工材wの厚が所定厚
よりも大きい場合や、加工材w上面が凹凸のある不整面
であると、その研削研磨の反作用として、接触部23下
面に過剰圧を生じ、発条27の付勢力に抗して、踏圧板
20は微浮上する。このため、踏圧板20には無理がか
からない。しかしこの加工材wの表面に凸部や厚み偏位
が過剰であると、加工材w表面に圧接している踏圧板2
0が上昇し、前記検出センサSが過剰上昇を検知し、そ
の上昇検知により駆動停止制御手段が作動し、送材ベル
ト5及び研磨ベルト15の走行が停止し、送材装置6と
研磨ヘッド8a,8bとが離間して、加工材wへの踏圧
が解除される。そこで、この加工材wを除去し、次の加
工材wを供給することにより、送材ベルト5及び研磨ベ
ルト15への過剰な負荷が阻止され、その破断又は損耗
を阻止できることとなる。
【0025】ところで、上述の構成にあっては、踏圧板
20による踏圧力を解除するために、研磨ヘッド8a,
8bを上昇する構成であるが、該研磨ヘッド8a,8b
を固定しておき、送材装置6を下降させるようにしても
良い。
【0026】図6,7は、かかる構成を示し、送材装置
6を、基部フレーム1に下部が螺装する螺子杆40,4
0で昇降可能に支持し、該螺子杆40,40に差し渡し
て、両端部の傘歯車により、前記螺子杆40,40と連
繋する連動杆41を介して螺子杆40,40を連動する
と共に、一方の螺子杆40,40に固着した傘歯車42
に、前記送材装置6に取付けた昇降モータM2 の駆動軸
に設けた傘歯車43を螺合したものである。かかる構成
にあっては、検出センサSによる踏圧板20の過剰上昇
検知に伴って、前記昇降モータM2 を駆動して、送材装
置6を下降し、これにより、踏圧板20の踏圧力が解除
される。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述したように、加工材wの
表面に凸部があったり、過剰厚となると、パッドフレー
ム18内に付装され、発条27によって下方付勢されて
加工材w表面に圧接している踏圧板20が上昇し、かか
る踏圧板20の所定以上の上昇を検出センサSで検知
し、その検知により駆動停止制御手段を作動させ、送材
ベルト5及び研磨ベルト15の走行を停止し、送材装置
6と研磨ヘッド8a,8bとを離間して、加工材wへの
踏圧を解除するようにしたから、送材ベルト5や研磨ベ
ルト15に過剰な負荷がかからず、このため、その破断
や損耗を未然に防止でき、保守コストを低廉とし得る等
の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトサンダー機の正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】研磨ヘッド8a,8bの下部を示す側面図であ
る。
【図4】パッドフレーム18の縦断側面図である。
【図5】駆動停止制御手段を示すブロック図である。
【図6】他の構成のベルトサンダー機の正面図である。
【図7】同上の側面図である。
【符号の説明】
2 送材フレーム 5 送材ベルト 6 送材装置 8a,8b 研磨ヘッド 15 研磨ベルト 17 踏圧パッド装置 18 パッドフレーム 20 踏圧板 27 発条 M1 送材モータ M2 昇降モータ M3 研削モータ S 検出センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のロールに研磨ベルトを掛け渡し、
    かつ研磨ベルトの内面に踏圧パッド装置を配設してなる
    研磨ヘッドを、送材装置に対設したベルトサンダー機に
    おいて、 パッドフレームに開口を設け、踏圧板を、開口内に昇降
    可能に装着してその下面を該開口から露出し、かつパッ
    ドフレーム内に設けた発条により下方付勢して該踏圧板
    下面を加工材に圧接するようにすると共に、踏圧板の所
    定以上の上昇を検知する検出センサを備え、さらに、前
    記検出センサによる前記上昇検知にともない送材装置に
    よる送材を停止し、かつ研磨ベルトの走行を停止すると
    共に、送材装置と研磨ヘッドとを離間させる駆動停止制
    御手段を備えたことを特徴とするベルトサンダー機。
JP31246794A 1994-11-22 1994-11-22 ベルトサンダー機 Expired - Lifetime JP2799832B2 (ja)

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JP2003094306A (ja) 2001-09-25 2003-04-03 Nihon Micro Coating Co Ltd 半導体ウエハ端面研磨装置
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