JPH0531858U - ワイドベルトサンダー機 - Google Patents

ワイドベルトサンダー機

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JPH0531858U
JPH0531858U JP8903191U JP8903191U JPH0531858U JP H0531858 U JPH0531858 U JP H0531858U JP 8903191 U JP8903191 U JP 8903191U JP 8903191 U JP8903191 U JP 8903191U JP H0531858 U JPH0531858 U JP H0531858U
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敬一 近藤
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アミテツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール径の拡大を要することなく、該ロール
の加工材の厚に対する追従性能を向上させ得る機能を備
えたワイドベルトサンダー機の提供を目的とする。 【構成】 前部位置で副ロール23a,33aを軸支
し、その後部位置で下縁が副ロール23a,33aより
もそのロール半径以内の低位置となるように主ロール2
3b,33bを軸支して各ロールを加工材w上面に付勢
し得るようにしたから、加工材wを送材面上に供給する
と、その走行に伴って、ロール接触装置R1,R2 のう
ち先ず副ロール23a,33aに当接し、続いて主ロー
ル23b,33bに当接して、該主ロール23b,33
bの倣い上昇を生じる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木材等の研削研磨に適用するワイドベルトサンダー機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベルト駆動機構に無端サンディングベルトを掛渡し、踏圧装置を無端サンディ ングベルトの内側に配置して無端サンディングベルトを加工材に圧接させるよう にしてなる研削ヘッドを、送材通路を介して送材装置に対設したワイドベルトサ ンダー機は種々提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ワイドベルトサンダー機の送材通路上には、加工材を安定供給したり、加工材 の高さを検知する等の目的を持って各種のロールが下方付勢された昇降ロッドに 軸支される。ところが、かかるロールが加工材上面よりも低く、ロールの支軸位 置以上に加工材上縁が当接すると、その倣い上昇を不可能として、昇降ロッドに 過剰の負荷がかかり、損傷の原因となる。このことは、供給可能な加工材の厚み 差はロールの半径分までとなることを意味し、従って該ロールによって加工材の 板厚が制限される。これを改善するためには前記ロール径を大きくしなければな らないが、かかるロール径の拡大には限界がある。 本考案は、ロール径の拡大を要することなく、該ロールの加工材の厚に対する 追従性能を向上させ得る機能を備えたワイドベルトサンダー機の提供を目的とす るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸支片に、その前部位置で副ロールを軸支し、その後部位置で下縁 が副ロールよりもそのロ−ル半径以内の低位置となるように主ロールを軸支し、 前記軸支片を下方付勢された昇降ロッドに支持して構成したロール接触装置を、 前記送材通路上に各ロールを臨ませて配置したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
加工材を送材面上に供給すると、その走行に伴って、ロール接触装置のうち先 ず副ロールに当接する。この当接により、該副ロールに伴って主ロールも上昇す る。そして次に主ロールに加工材が当接し、主ロールの倣い上昇を生じ、これ以 後は主ロールのみが加工材上面に弾接することとなる。一方、加工材が薄いと、 主ロールに直接当たることとなる。この場合には、主ロールは副ロールよりもそ のロール半径以内の低位置となっているから、無理なく主ロールの倣い上昇を生 ずる。従って、加工材上面は、主ロールの下縁から、副ロールの支軸近傍までの 高さのものを許容できることとなる。
【0006】
【実施例】
添付図面について本考案の一実施例を説明する。 図1,2は、単一の研削ヘッドを備えたワイドベルトサンダー機に本考案を適 用したものであって、ヘッドフレーム1の下部には送材フレーム2の両端部に駆 動走行ロール3及び案内ロール4を支持し、該ロール3,4に送材ベルト5を掛 渡してなる送材装置6が設けられ、その上面を送材通路としている。前記駆動走 行ロール3は駆動モータMにより回動制御される。
【0007】 前記送材装置6は前記ヘッドフレーム1の基台8に螺子杆9,9により支持さ れ、該螺子杆9,9を横杆10,11で傘歯車により連係し、前記横杆10を昇 降制御モータM2 でチェーン駆動することにより、前記送材装置6の高さを調整 制御可能としている。また送材装置6は横杆11の端部に設けたハンドル13に よっても昇降調整可能としている。
【0008】 前記送材装置5の上部位置で、ヘッドフレーム1には研削ヘッド12が搭載さ れている。かかる研削ヘッド12は上部の舵取ロール13と、下部左右の駆動ロ ール14と、従動ロール15とでベルト駆動機構を構成し、該ロール群にサンデ ィングベルト16を掛け渡し、さらにロール14,15間に踏圧装置17を配設 して構成される。そして該踏圧装置17の位置のサンディングベルト16下面を 踏圧面としている。
【0009】 前記踏圧装置17の前方にあって、ヘッドフレーム1の前部に取付けられる補 助フレーム19には図3に示すロール接触装置R1 が配設されている。このロー ル接触装置R1 は、押圧シリンダ20を下方付勢源とし、そのロッド21の下端 に軸支片22を固定し、さらに該軸支片22に副ロール23aと主ロール23b とを前後に隣接して支持してなるものであって、加工材wを送材面側に押圧して 、その安定走行を施すようにするものである。
【0015】 このロール接触装置R1 の構成をさらに詳細に説明すると、主ロール23bは 、副ロール23aに対して、下縁が副ロール23aよりもそのロール半径以内の 低位置となるように上下で偏位させて軸支している。従って図4のように高さが 主ロール23bの支軸以下の加工材w1 がくると、まずその上縁が前記押圧ロー ル副ロール23aを押し上げ、これにともない主ロール23bを上昇させ、さら に加工材w1 が主ロール23bに当接して、該主ロール23bを押し上げること となる。さらには、前記副ロール23aの下縁よりも上面が低い加工材w2 がく ると直接、主ロール23bに当接し、これを押し上げることとなる。そして、い ずれも加工材w1 ,w2 には主ロール23bが圧接して、送材面に押付けられな がら安定して走行することとなる。
【0016】 このため、例えば主ロール23bのみであると、加工材wの上面が前記主ロー ル23bの支軸位置以上であると、加工材の当接に伴う主ロール23bの倣い上 昇を不能とするが、副ロール23aとの協働作動により主ロール23bは一旦上 昇してから加工材wと当接することとなり、主ロール23bの倣い上昇が無理な く生ずる。而して、主ロール23bの上昇ストロークを大きくすることが可能と なり、加工材wは前記副ロール23aの下縁から主ロール23bの支軸未満の高 さのものまで供給可能となる。
【0017】 また前記ロール接触装置R1 の後方にはロール接触装置R1 とは別異の機能を 生ずるロール接触装置R2 が配設されている。このロール接触装置R2 は、加工 材の板厚を計測する機能を備えるものであって、図4のように無段階計測シリン ダ30のロッド31の下端に軸支片32を固定し、該軸支片32の前後に、副ロ ール33aと、主ロール33bとを配設するようにしたものである。
【0013】 前記無段階計測シリンダ30はロッド31の昇降量を検知し、出力信号を発生 するものであり、これにより駆動モータMを制御して送材装置6を昇降させ、加 工材wの当該検出部位の厚に、踏圧面と送材面間の送材通路間隔を一致させるた めの情報出力源として機能する。
【0019】 そしてかかる構成にあっても、主ロール33bを副ロール33aに対して、下 縁が副ロール33aよりもそのロール半径以内の低位置となるように上下で偏位 させて軸支し、上述のロール接触装置R1 と同様の作動を生じ、主ロール33b は無理なく、加工材w上面に追従することができる。
【0015】 上述したように本考案のロール接触装置は、送材通路において加工材上面に接 触して種々の機能を生ずるロールに配設することができるものであって、その機 能を生ずるに当たって、上述のように主ロールは大きな追従性能を有するから、 適用可能な加工材の幅が大きくなる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、前部位置で副ロール23a,33aを軸支し、その後部位置で下縁 が副ロール23a,33aよりもそのロール半径以内の低位置となるように主ロ ール23b,33bを軸支して各ロールを加工材w上面に付勢し得るようにした から、加工材wを送材面上に供給すると、その走行に伴って、ロール接触装置R 1 ,R2 のうち先ず副ロール23a,33aに当接し、続いて主ロール23b, 33bに当接して、該主ロール23b,33bの倣い上昇を生じ、このため加工 材wは、その高さが主ロール23b,33bの下縁から、副ロール23a,33 aの支軸近傍までのものを許容されることとなり、追従性能を向上でき、適用可 能な加工材wの厚を大きくし得ることとなる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概要図である。
【図2】ワイドベルトサンダー機の正面図である。
【図3】ロール接触装置R1 の構成を示す正面図であ
る。
【図4】本考案の概要図である。
【符号の説明】
1 ,R2 ロール接触装置 20,30 シリンダ 21,31 ロッド 22,32 軸支片 23a,33a 副ロール 23b,33b 主ロール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト駆動機構に無端サンディングベル
    トを掛渡し、踏圧装置を無端サンディングベルトの内側
    に配置して無端サンディングベルトを加工材に圧接させ
    るようにしてなる研削ヘッドを、送材通路を介して送材
    装置に対設したワイドベルトサンダー機において、 軸支片に、その前部位置で副ロールを軸支し、その後部
    位置で下縁が副ロールよりもそのロ−ル半径以内の低位
    置となるように主ロールを軸支し、前記軸支片を下方付
    勢された昇降ロッドに支持して構成したロール接触装置
    を、前記送材通路上に各ロールを臨ませて配置したこと
    を特徴とするワイドベルトサンダー機。
JP8903191U 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機 Expired - Lifetime JP2507487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8903191U JP2507487Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機

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JP8903191U JP2507487Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0531858U true JPH0531858U (ja) 1993-04-27
JP2507487Y2 JP2507487Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=13959531

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JP8903191U Expired - Lifetime JP2507487Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 ワイドベルトサンダ―機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105858A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Amitec Corp サンディングマシン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007105858A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Amitec Corp サンディングマシン

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JP2507487Y2 (ja) 1996-08-14

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