JPH0753929Y2 - フィンガ−ジョインタ - Google Patents

フィンガ−ジョインタ

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JPH0753929Y2
JPH0753929Y2 JP997991U JP997991U JPH0753929Y2 JP H0753929 Y2 JPH0753929 Y2 JP H0753929Y2 JP 997991 U JP997991 U JP 997991U JP 997991 U JP997991 U JP 997991U JP H0753929 Y2 JPH0753929 Y2 JP H0753929Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
finger
workpiece
dock
feeding
processed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP997991U
Other languages
English (en)
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JPH04100805U (ja
Inventor
文一 杉森
俊明 畠中
幸紀 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
Original Assignee
KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
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Filing date
Publication date
Application filed by KIKUKAWA IRON WORKS, INC. filed Critical KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
Priority to JP997991U priority Critical patent/JPH0753929Y2/ja
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、被加工板材等の素材
両端部をフィンガ状に加工して隣り合う素材の溝とフィ
ンガ状突起とを嵌合し長定尺材に加工するためのフィン
ガ−ジョインタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から短い板材等の素材両端部をフィ
ンガ状に加工し、これらフィンガ部の溝と突起とを嵌合
接着するための加工機械としてフィンガ−ジョインタが
知られている。
【0003】このフィンガ−ジョインタは、図6に示す
ように、作業者Mが種々の長さの短い被加工材を投入し
て多数並べて設置されたトランスファロ−ル3で右方向
へ送り、予めストッパ4にて右端部を一定位置に置きつ
つエンドレスに回転駆動される送材チェ−ン1及び1に
取付けられた送材ドック(図6では省略)で送材しつつ
横切丸鋸5で端部を切断加工し、続いてカッタ7で該被
加工材の右端部をフィンガ状に加工し、次に中央部に多
数並べて設置されたトランスファロ−ル8で左方向へ送
り、横切丸鋸5で端部を切断加工し、同様にカッタ7で
該被加工材の左端部をフィンガ状に加工し、これら両端
部を加工した素材を嵌合し所定の長定尺材に加工する機
械である。このような従来の機械は素材の右端部を加工
した後、次に左端部を加工するようになっているため、
素材がランダムな長さであってもそれに応じて加工する
ことが可能である。
【0004】また、フィンガ状に加工する場合、用途に
応じて図9に示すように被加工用板材Wの面に平行方向
にフィンガを形成する水平フィンガと、図10に示すよ
うに被加工用板材Wの面に対して垂直方向にフィンガを
形成する垂直フィンガとがある。水平フィンガを形成す
る場合は、図7に示すように、被加工用板材Wを左右の
エンドレスに回転するチェ−ンに取付けた送材用ドック
で送り加工し、垂直フィンガを形成する場合は、図8に
示すように、被加工用板材Wを数枚重ねて立ててクラン
プして送りシリンダ20等で送りつつ加工する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記するように、被加
工用板材に水平或いは垂直フィンガを形成する場合、そ
れぞれ水平フィンガ用のフィンガ−ジョインタと垂直フ
ィンガ用のフィンガ−ジョインタとそれぞれ別個の機械
で加工しなければならない。このように被加工用板材の
端部に形成するフィンガの種類により別個の機械を設け
ることは作業員や機械設置スペ−スもより多くを必要と
することになり大変コスト高となる。
【0006】この考案はかかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは種々の長さを有する
短い素材を水平フィンガでも垂直フィンガでも目的に応
じてどちらの形式にも加工することが出来且つ製作コス
トも安価なフィンガ−ジョインタを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は上記す
る課題を解決するために、送材用ドックを固定し一端部
に位置させた被加工材を搬送するエンドレス回転搬送機
構と、前記被加工材の両端部を別個に加工する為両側に
各々設置される二つの鋸と、該二つの鋸に続いて同じく
両側に設置され該被加工材の両端部を別個に所定形状に
加工するカッタと、前記エンドレス回転搬送機構と同速
度でエンドレスに回転する押さえ機構と、を備えたフィ
ンガ−ジョインタにおいて、前記送材用ドックを背高ド
ックとし、前記押さえ機構に、バネによる付勢力を作用
させる補助押さえ部材を枢着し、更に機械フレ−ム送材
面に、被加工材Wを底面から送材方向に押さえる、ズレ
防止用ナイフエッジを設置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】この考案にかかる上記手段としたフィンガ−ジ
ョインタの作用を添付図の符号を用いて説明する。
【0009】先ず、被加工材Wの端部に垂直フィンガを
形成する場合について説明する。作業者により投入され
た被加工材Wはトランスファロ−ル3により右方向に移
動させ、ストッパ4にて停止させる(図1)。被加工材
Wは停止すると、エンドレスに回転する送材チェ−ン1
に取付けられた送材ドック2に押され、横切丸鋸5方向
に移動する。この場合、被加工材Wは送材チェ−ン1と
同速度でエンドレスに回転する木押さえ機構のベルト6
に押さえられつつ移動する。またこの時、補助木押さえ
13は被加工用材Wの背部を押さえ、ズレ防止用ナイフ
エッジ15は被加工用材Wの底面に少し食い込んだ状態
で被加工材Wを保持しつつ送材している(図3及び図
4)。
【0010】被加工材Wは、先ず前記横切丸鋸5で右端
部を切断されて前処理加工され、そしてカッタ7で垂直
にフィンガ状に加工される。次に、該被加工材Wはトラ
ンスファロ−ル8で左側方向へ移送され、同様に左端部
が垂直にフィンガ加工される。
【0011】次に、被加工材Wの端部に水平フィンガを
形成する場合について説明する。
【0012】この水平フィンガ加工の場合、木押さえベ
ルト6や補助木押さえ13等を取付けているフレ−ム1
1(図4参照)は、例えばネジ式上下移動装置(図示せ
ず)等により下方へ被加工用材Wの厚さに応じて降下さ
せる。
【0013】作業者により投入された被加工材Wは、垂
直フィンガの場合と同様にトランスファロ−ル3により
右方向に移動させ、ストッパ4にて停止させ、送材ドッ
ク2及び背高ドック10に押され、送材チェ−ン1と同
速度でエンドレスに回転する木押さえベルト6に押さえ
られつつ移動する(図1)。この時も補助木押さえ13
は被加工用材Wの背部を押さえ、ズレ防止用ナイフエッ
ジ15は被加工用材Wの底面に少し食い込んだ状態で被
加工材Wを保持している。こうして被加工材Wは横切丸
鋸5及びカッタ7で右端部を水平にフィンガ加工された
後、トランスファロ−ル8で左側方向へ移動させ同様に
左端部が加工される。
【0014】
【実施例】以下、この考案の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
【0015】図1はこの考案にかかるフィンガ−ジョイ
ンタの概要平面図、図2は図1のP矢視方向側面図であ
る。エンドレス回転搬送機構としての送材チェ−ン(か
なり頑丈に作られる)1には送材用ドック2が一定間隔
で固定され、被加工材Wを強制移動させるようになって
いる。機械に投入された被加工材Wは多数並べて設置さ
れたトランスファロ−ル3により右端部に移動され、ス
トッパ4により一定位置に止められ搬送される。5は被
加工材Wの端部を切断加工する横切丸鋸であって機械の
右側と左側に設置される。同様に6は機械の左右端部に
設置された木押さえベルトであって前記送材チェ−ン1
と同速度でエンドレス回転する。7は被加工材Wの左右
端部をフィンガ加工するためのカッタである。なお、機
械中央部の8は多数並べて設置されたトランスファロ−
ルであって回転させて被加工材Wを機械フレ−ムの左端
部に移動させるようになっている。
【0016】次に、図3は図1の横切丸鋸5及びカッタ
7付近に設置される被加工材Wの木押さえベルト6と送
材ドック2部分の斜視図、図4は図3の矢印Q方向から
見た正面図である。
【0017】図3において、10は前記送材用ドック2
に取付けた背高ドックでありその平面部10aは送材チ
ェ−ン1に固定された送材ドック2に固定し垂直部10
bは被加工用材Wに接触させる。該背高ドック10の垂
直部10bの中央部10cは切り抜きとなっている。ま
た、前記木押さえベルト6は図4にも示すようにフレ−
ム11(図4参照)に回動自在に枢着したロ−ラ12で
背面を押さえられつつ且つ被加工用材Wを押さえつつ駆
動源(図示せず)により前記送材チェ−ン1と同速度で
エンドレスに回転するようになっている。
【0018】次に、13は補助木押さえであって一端部
Oを中心に回動可能に枢着すると共に背部にバネ14か
らの付勢力がかかるようにしてある。従って該補助木押
さえ13は送材され移動する被加工用材Wの背部を押さ
えつつ且つ滑らせつつ押さえる役目をする。該補助木押
さえ13は木押さえベルト6と平行に設置してある。
【0019】15はズレ防止用ナンフエッジであって前
記補助木押さえ13とは逆に被加工用材Wの底面を押さ
えるためのものである。該ズレ防止用ナンフエッジ15
は被加工用材Wの底面に僅かに食い込むように且つ送材
方向に押さえるようフレ−ム送材面に設置する。
【0020】この考案にかかるフィンガ−ジョインタの
構成は以上のようであるが、次にその作用について説明
する。
【0021】先ず、被加工材Wの端部に垂直フィンガを
形成する場合について説明する。作業者により投入され
た被加工材Wはトランスファロ−ル3により右方向に移
動させ、ストッパ4にて停止させる(図1)。被加工材
Wは停止すると、エンドレスに回転する送材チェ−ン1
に取付けて固定され該送材チェ−ン1と同時に移動する
送材ドック2に押され、横切丸鋸5方向に移動する。こ
の場合、被加工材Wは送材チェ−ン1と同速度でエンド
レスに回転する木押さえベルト6に押さえられつつ移動
する。また、この時補助木押さえ13は被加工用材Wの
背部を押さえ、またズレ防止用ナイフエッジ15は被加
工用材Wの底面に少し食い込んだ状態で被加工材Wを保
持しつつ送材している(図4)。
【0022】被加工材Wは、先ず前記横切丸鋸5で右端
部を切断されて前処理加工され、そしてカッタ7で垂直
にフィンガ状に加工される。次に、該被加工材Wは送材
ドック2及び背高ドック10にてそのまま搬送される
が、所定位置に来るとトランスファロ−ル8により図1
の左側に設置されたストッパ4まで移動させられここで
停止させられる。そして今度は被加工材Wは右端部と同
様に木押さえベルト6と補助木押さえ13とズレ防止用
ナイフエッジ15により押さえられ保持されつつ左側端
部を横切丸鋸5で切断加工され、続いてカッタ7で左端
部が垂直にフィンガ加工される。
【0023】次に、被加工材Wの端部に水平フィンガを
形成する場合について説明する。
【0024】この水平フィンガ加工の場合、木押さえベ
ルト6や補助木押さえ13等を取付けているフレ−ム1
7は、例えばネジ式上下移動装置(図示せず)等により
下方へ被加工用材Wの厚さに応じて降下させる。また、
木押さえベルト6や補助木押さえ13等の被加工材Wを
押さえる位置は、図5からも明らかなように、背高ドッ
ク10の端部側の上面が被加工材Wよりも高くなるため
該背高ドック10の垂直部10bの切り抜きとした中央
部10c内になるよう配置する。
【0025】作業者により投入された被加工材Wは、垂
直フィンガの場合と同様にトランスファロ−ル3により
右方向に移動させ、ストッパ4にて停止さる。被加工材
Wは送材ドック2及び背高ドック10に押され、送材チ
ェ−ン2と同速度でエンドレスに回転する木押さえベル
ト6に押さえられつつ移動する(図1)。この時も補助
木押さえ13が被加工用材Wの背部を押さえ、またズレ
防止用ナイフエッジ15が被加工用材Wの底面に少し食
い込んだ状態で被加工材Wを保持している(図5)。こ
うして被加工材Wは横切丸鋸5及びカッタ7で右端部を
水平にフィンガ加工された後、トランスファロ−ル8で
左側方向へ移動させ同様に左端部が加工される。
【0026】この考案にかかるフィンガ−ジョインタの
実施例の詳細は以上のようであるが、このフィンガ−ジ
ョインタの実施例で示した木押さえベルト6はロ−ラを
多数並べた押さえ機構等としても良い。
【0027】
【考案の効果】この考案にかかるフィンガ−ジョインタ
は以上詳述したような構成としたので、被加工材の水平
フィンガ加工だけでなく、垂直フィンガ加工も行うこと
が出来る。従って、別個のフィンガ−ジョインタを設置
した場合に比べ余分な作業員やスペ−スは必要なくな
り、コスト的にも大幅に低減することが出来るし、それ
だけ製品価格も安くなり需要者にとっても利益となる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案にかかるフィンガ−ジョインタの概
要平面図である。
【図2】 図1のP矢視方向側面図である。
【図3】 図1の横切丸鋸及びカッタ付近に設置される
被加工材の木押さえベルトと送材ドック部分の斜視図で
あって、垂直フィンガを形成する場合の図である。
【図4】 図3の矢印Q方向から見た正面図である。
【図5】 図3の矢印Q方向から見た正面図で水平フィ
ンガを形成する場合の図である。
【図6】 従来のフィンガジョインタの平面概要図であ
る。
【図7】 水平フィンガを形成する場合の従来のフィン
ガジョインタの要部の斜視図である。
【図8】 垂直フィンガを形成する場合の従来のフィン
ガジョインタの要部の斜視図である。
【図9】 水平フィンガ−加工された被加工材の斜視図
である。
【図10】 垂直フィンガ−加工された被加工材の斜視
図である。
【符号の説明】
1 送材チェ−ン 2 送材用ドック 3、8 トランスファロ−ル 4 ストッパ 5 横切丸鋸 6 木押さえベルト 7 カッタ 10 背高ドック 13 補助木押さえ 15 ズレ防止用ナイフエッジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送材用ドックを固定し一端部に位置させた
    被加工材を搬送するエンドレス回転搬送機構と、前記被
    加工材の両端部を別個に加工する為両側に各々設置され
    る二つの鋸と、該二つの鋸に続いて同じく両側に設置さ
    れ該被加工材の両端部を別個に所定形状に加工するカッ
    タと、前記エンドレス回転搬送機構と同速度でエンドレ
    スに回転する押さえ機構と、を備えたフィンガ−ジョイ
    ンタにおいて、前記送材用ドックを背高ドックとし、前
    記押さえ機構に、バネによる付勢力を作用させる補助押
    さえ部材を枢着し、更に機械フレ−ム送材面に、被加工
    材Wを底面から送材方向に押さえる、ズレ防止用ナイフ
    エッジを設置したことを特徴とするフィンガ−ジョイン
    タ。
JP997991U 1991-02-01 1991-02-01 フィンガ−ジョインタ Expired - Lifetime JPH0753929Y2 (ja)

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JP997991U JPH0753929Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 フィンガ−ジョインタ

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JP997991U JPH0753929Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 フィンガ−ジョインタ

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JPH04100805U JPH04100805U (ja) 1992-09-01
JPH0753929Y2 true JPH0753929Y2 (ja) 1995-12-13

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