JP2554698Y2 - 加工材の搬送装置 - Google Patents
加工材の搬送装置Info
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- JP2554698Y2 JP2554698Y2 JP3395993U JP3395993U JP2554698Y2 JP 2554698 Y2 JP2554698 Y2 JP 2554698Y2 JP 3395993 U JP3395993 U JP 3395993U JP 3395993 U JP3395993 U JP 3395993U JP 2554698 Y2 JP2554698 Y2 JP 2554698Y2
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- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば木工ほぞ取り盤
等の木工機械に用いられる加工材の搬送装置に関する。
等の木工機械に用いられる加工材の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は加工材の搬送装置の側面図、図6
はその平面図である。図において、100は第一搬送部
で、第一搬送部100は架台101と、架台101に取
り付けたローラ102とを有する。
はその平面図である。図において、100は第一搬送部
で、第一搬送部100は架台101と、架台101に取
り付けたローラ102とを有する。
【0003】第一搬送部100の搬送方向Aにおける下
流側には、木工ほぞ取り盤103を設けてある。木工ほ
ぞ取り盤103の本体104には刃物を有する加工部1
05と、ローラ106を有する第二搬送部107を設け
てある。
流側には、木工ほぞ取り盤103を設けてある。木工ほ
ぞ取り盤103の本体104には刃物を有する加工部1
05と、ローラ106を有する第二搬送部107を設け
てある。
【0004】第二搬送部107には、一対のバイス(固
定部)108を設けてある。一対のバイス108は、本
体104のフレーム110に固定した二本のガイドレー
ル109に沿って搬送方向Aと直交する方向Bに移動自
在である。
定部)108を設けてある。一対のバイス108は、本
体104のフレーム110に固定した二本のガイドレー
ル109に沿って搬送方向Aと直交する方向Bに移動自
在である。
【0005】一対のバイス108の対向面にはローラ1
11を取り付けてある。また、フレーム110間には作
動軸112を設けてある。作動軸112には方向を逆に
したおねじ部113,114を形成してあり、おねじ1
13,114は一対のバイス108に設けためねじ(図
示せず)と噛み合っている。更に、作動軸112の両端
にはハンドル115を設けてある。
11を取り付けてある。また、フレーム110間には作
動軸112を設けてある。作動軸112には方向を逆に
したおねじ部113,114を形成してあり、おねじ1
13,114は一対のバイス108に設けためねじ(図
示せず)と噛み合っている。更に、作動軸112の両端
にはハンドル115を設けてある。
【0006】一方、前記一対のバイス108のうちの一
方の上面には、目盛りを付したスケール(基準部)11
6を設けてある。
方の上面には、目盛りを付したスケール(基準部)11
6を設けてある。
【0007】上記構成において、作業者はローラ102
上に加工材117を載せるとともに、手押しにより搬送
方向Aに沿って搬送する。そして、加工材117の先端
が第二搬送部107に到達した時点で、スケール116
を基準として加工材117を一旦停止する。
上に加工材117を載せるとともに、手押しにより搬送
方向Aに沿って搬送する。そして、加工材117の先端
が第二搬送部107に到達した時点で、スケール116
を基準として加工材117を一旦停止する。
【0008】この際、停止位置から加工部105の刃物
の位置までを考慮して加工材117の搬送量を決定する
とともに、加工材117に目印を付ける。
の位置までを考慮して加工材117の搬送量を決定する
とともに、加工材117に目印を付ける。
【0009】次に、加工材117を再度搬送方向Aに沿
って手押しし、その先端側を加工部105に進入させ、
前記目印とスケール116との対応により、加工材11
7を所定の加工位置に停止する。
って手押しし、その先端側を加工部105に進入させ、
前記目印とスケール116との対応により、加工材11
7を所定の加工位置に停止する。
【0010】そして、ハンドル115を所定方向に回転
して一対のバイス108を互いに近接する方向に移動
し、加工材117を挟持固定する。その後、加工部10
5内の刃物を作動させ、加工材117の先端側を切削加
工する。
して一対のバイス108を互いに近接する方向に移動
し、加工材117を挟持固定する。その後、加工部10
5内の刃物を作動させ、加工材117の先端側を切削加
工する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は加工材117を手押しているため、搬送力を加減でき
ず、大きな慣性力が発生して停止位置及び加工位置へ正
確に停止できなかった。このため、加工材117を逆方
向に戻さなければならず、作業効率が低下していた。
は加工材117を手押しているため、搬送力を加減でき
ず、大きな慣性力が発生して停止位置及び加工位置へ正
確に停止できなかった。このため、加工材117を逆方
向に戻さなければならず、作業効率が低下していた。
【0012】本考案は上記課題を解決するためのもの
で、加工材を停止位置及び加工位置へ正確に停止するこ
とのできる加工材の搬送装置を提供することを目的とし
ている。
で、加工材を停止位置及び加工位置へ正確に停止するこ
とのできる加工材の搬送装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、加工材を手押し搬送する第一搬送部と、前記
第一搬送部によって搬送された加工材を加工部へ搬送す
る第二搬送部とを有し、この第二搬送部に、第一搬送部
から搬送される加工材の先端を一旦停止する基準となる
基準部と、搬送を再開した加工材の先端が前記加工部に
到達した加工位置で該加工材を固定する固定部を設けた
加工材の搬送装置において、前記第一搬送部と前記第二
搬送部との間の搬送経路の両側方に一対の補助搬送ロー
ラを対向配置し、この一対の補助搬送ローラを互いに近
接及び離間する方向に移動自在に保持するホルダを設け
るとともに、前記一対の搬送ローラを互いに近接する方
向に付勢する弾性部材を設け、かつ、該一対の搬送ロー
ラの一方を回転するハンドルを設けた。
本考案は、加工材を手押し搬送する第一搬送部と、前記
第一搬送部によって搬送された加工材を加工部へ搬送す
る第二搬送部とを有し、この第二搬送部に、第一搬送部
から搬送される加工材の先端を一旦停止する基準となる
基準部と、搬送を再開した加工材の先端が前記加工部に
到達した加工位置で該加工材を固定する固定部を設けた
加工材の搬送装置において、前記第一搬送部と前記第二
搬送部との間の搬送経路の両側方に一対の補助搬送ロー
ラを対向配置し、この一対の補助搬送ローラを互いに近
接及び離間する方向に移動自在に保持するホルダを設け
るとともに、前記一対の搬送ローラを互いに近接する方
向に付勢する弾性部材を設け、かつ、該一対の搬送ロー
ラの一方を回転するハンドルを設けた。
【0014】
【作用】本考案は、第一搬送部から手押し搬送された加
工材が第二搬送部との間の搬送経路に到達すると、一対
の補助搬送ローラが加工材の両側面に圧接する。そし
て、ハンドルを回転して一方の補助搬送ローラを回転す
ると、一方の補助搬送ローラと加工材との摩擦力により
加工材が搬送されるとともに、他方の補助搬送ローラは
加工材との摩擦力により追従回転する。
工材が第二搬送部との間の搬送経路に到達すると、一対
の補助搬送ローラが加工材の両側面に圧接する。そし
て、ハンドルを回転して一方の補助搬送ローラを回転す
ると、一方の補助搬送ローラと加工材との摩擦力により
加工材が搬送されるとともに、他方の補助搬送ローラは
加工材との摩擦力により追従回転する。
【0015】また、ハンドルの回転を停止して一方の補
助搬送ローラを停止すれば、加工材を停止位置及び加工
位置に停止することができる。
助搬送ローラを停止すれば、加工材を停止位置及び加工
位置に停止することができる。
【0016】このように、一方の補助搬送ローラの回転
により加工材を搬送しているため、加工材を一定の搬送
力で機械的に微量搬送でき、慣性力が小さくなる。
により加工材を搬送しているため、加工材を一定の搬送
力で機械的に微量搬送でき、慣性力が小さくなる。
【0017】更に、加工材の両側面を一対の補助搬送ロ
ーラで挟持しているため、一方の補助搬送ローラと加工
材との摩擦力を一定以上に維持できる。
ーラで挟持しているため、一方の補助搬送ローラと加工
材との摩擦力を一定以上に維持できる。
【0018】
【実施例】図1〜図4は、本考案を木工ほぞ取り盤に適
用した一実施例を示し、図1は加工材の搬送装置の側面
図、図2はその平面図である。図において、1は第一搬
送部で、第一搬送部1は架台2と、架台2に取り付けた
ローラ3とを有する。
用した一実施例を示し、図1は加工材の搬送装置の側面
図、図2はその平面図である。図において、1は第一搬
送部で、第一搬送部1は架台2と、架台2に取り付けた
ローラ3とを有する。
【0019】第一搬送部1の搬送方向Dにおける下流側
には、木工ほぞ取り盤4を設けてある。木工ほぞ取り盤
4の本体5には刃物を有する加工部6と、ローラ7有す
る第二搬送部8を設けてある。
には、木工ほぞ取り盤4を設けてある。木工ほぞ取り盤
4の本体5には刃物を有する加工部6と、ローラ7有す
る第二搬送部8を設けてある。
【0020】第二搬送部8には、一対のバイス(固定
部)9,10を設けてある。一対のバイス9,10は、
本体5のフレーム11,12に固定した二本のガイドレ
ール13,14に沿って搬送方向Aと直交する方向Eに
移動自在である。
部)9,10を設けてある。一対のバイス9,10は、
本体5のフレーム11,12に固定した二本のガイドレ
ール13,14に沿って搬送方向Aと直交する方向Eに
移動自在である。
【0021】一対のバイス9,10の対向面にはそれぞ
れローラ15,16を取り付けてある。また、フレーム
11,12には作動軸17を回転自在に支持してある。
作動軸17には方向を逆にしたおねじ部18,19を形
成してあり、おねじ18,19は一対のバイス9,10
に設けためねじ(図示せず)と噛み合っている。更に、
作動軸17の両端にはハンドル20を設けてある。
れローラ15,16を取り付けてある。また、フレーム
11,12には作動軸17を回転自在に支持してある。
作動軸17には方向を逆にしたおねじ部18,19を形
成してあり、おねじ18,19は一対のバイス9,10
に設けためねじ(図示せず)と噛み合っている。更に、
作動軸17の両端にはハンドル20を設けてある。
【0022】一方、前記一対のバイス9,10のうちの
一方の上面には、目盛りを付したスケール(基準部)2
1を設けてある。
一方の上面には、目盛りを付したスケール(基準部)2
1を設けてある。
【0023】前記第一搬送部1と第二搬送部8との間の
搬送経路Fの両側方には、一対の中空のケース22,2
3を設けてある。このケース22,23は一対のバイス
9,10の端部に一体的に設けたものであり、バイス
9,10の内面と面一になっている。
搬送経路Fの両側方には、一対の中空のケース22,2
3を設けてある。このケース22,23は一対のバイス
9,10の端部に一体的に設けたものであり、バイス
9,10の内面と面一になっている。
【0024】ケース22,23にはガイド孔24,25
を設けてあり、ガイド孔24,25内には方向Eに沿っ
て移動自在なホルダ26,27を挿入してある。また、
ケース22,23の外側端部には軸28,29を固定し
てあり、軸28,29には圧縮バネ30,31(弾性部
材)を装着してある。
を設けてあり、ガイド孔24,25内には方向Eに沿っ
て移動自在なホルダ26,27を挿入してある。また、
ケース22,23の外側端部には軸28,29を固定し
てあり、軸28,29には圧縮バネ30,31(弾性部
材)を装着してある。
【0025】また、ケース22,23内には一対の補助
搬送ローラ32,33を配置してあり、一対の補助搬送
ローラ32,33の一部は、図4のようにケース22,
23の対向面に設けた開口部34から露出している。
搬送ローラ32,33を配置してあり、一対の補助搬送
ローラ32,33の一部は、図4のようにケース22,
23の対向面に設けた開口部34から露出している。
【0026】一対の補助搬送ローラ32,33はそれぞ
れ回転軸35,36に固定してあり、回転軸35,36
は略垂直な状態でその両端をホルダ26,27によって
軸受けされている。なお、ホルダ26,27及び圧縮バ
ネ30,31はケース22,23内にそれぞれ上下に設
けてある。
れ回転軸35,36に固定してあり、回転軸35,36
は略垂直な状態でその両端をホルダ26,27によって
軸受けされている。なお、ホルダ26,27及び圧縮バ
ネ30,31はケース22,23内にそれぞれ上下に設
けてある。
【0027】こうして、圧縮バネ30,31の弾性復元
力がホルダ26,27及び回転軸35,36を介して一
対の補助搬送ローラ32,33に伝達され、一対の補助
搬送ローラ32,33が互いに近接する方向に付勢され
ている。
力がホルダ26,27及び回転軸35,36を介して一
対の補助搬送ローラ32,33に伝達され、一対の補助
搬送ローラ32,33が互いに近接する方向に付勢され
ている。
【0028】また、ホルダ26,27はガイド孔24,
25の段部40,41に接触して停止し、一対の補助搬
送ローラ32,33が最も近接した待機位置にある。
25の段部40,41に接触して停止し、一対の補助搬
送ローラ32,33が最も近接した待機位置にある。
【0029】更に、一方の回転軸36の下端部にはハン
ドル37を設けてある。なお、ローラ3,7,15,1
6の最上面を結ぶ接線が略水平であることは勿論であ
る。
ドル37を設けてある。なお、ローラ3,7,15,1
6の最上面を結ぶ接線が略水平であることは勿論であ
る。
【0030】上記構成において、作業者はローラ3上に
加工材38を載せる。図2の状態では、一対のバイス
9,10の間隔が加工材38の幅よりも狭いため、ハン
ドル20を回転してバイス9,10の間隔を図3のよう
に広げ、加工材38の幅よりも広くする。
加工材38を載せる。図2の状態では、一対のバイス
9,10の間隔が加工材38の幅よりも狭いため、ハン
ドル20を回転してバイス9,10の間隔を図3のよう
に広げ、加工材38の幅よりも広くする。
【0031】次に、加工材38を手で掴み、手押しによ
り搬送方向Dに沿って搬送していくと、加工材38の先
端が搬送経路Fに到達する。
り搬送方向Dに沿って搬送していくと、加工材38の先
端が搬送経路Fに到達する。
【0032】そして、加工材38の先端のエッジ部45
が一対の補助搬送ローラ32,33に接触すると、一対
の補助搬送ローラ32,33は回転しつつ圧縮バネ3
0,31の弾性復元力に抗して矢印のように互いに離間
する方向に移動し、一対の補助搬送ローラ32,33が
加工材38の両側面46に圧接する。
が一対の補助搬送ローラ32,33に接触すると、一対
の補助搬送ローラ32,33は回転しつつ圧縮バネ3
0,31の弾性復元力に抗して矢印のように互いに離間
する方向に移動し、一対の補助搬送ローラ32,33が
加工材38の両側面46に圧接する。
【0033】ここで、加工材38から手を離し、ハンド
ル37を掴んでハンドル37を回転すると、一方の補助
搬送ローラ33が回転する。その結果、補助搬送ローラ
33と加工材38との摩擦力により加工材38が搬送さ
れるとともに、他方の補助搬送ローラ32は加工材38
との摩擦力により追従回転する。
ル37を掴んでハンドル37を回転すると、一方の補助
搬送ローラ33が回転する。その結果、補助搬送ローラ
33と加工材38との摩擦力により加工材38が搬送さ
れるとともに、他方の補助搬送ローラ32は加工材38
との摩擦力により追従回転する。
【0034】そして、スケール21を基準として加工材
38を一旦停止する。この際、停止位置から加工部6の
刃物の位置までを考慮して加工材38の搬送量を決定す
るとともに、加工材38に目印を付ける。
38を一旦停止する。この際、停止位置から加工部6の
刃物の位置までを考慮して加工材38の搬送量を決定す
るとともに、加工材38に目印を付ける。
【0035】その後、再度ハンドル37を回転して加工
材38を搬送方向Dに沿って搬送し、その先端側を加工
部6に進入させ、前記目印とスケール21との対応によ
り、加工材38を所定の加工位置に停止する。
材38を搬送方向Dに沿って搬送し、その先端側を加工
部6に進入させ、前記目印とスケール21との対応によ
り、加工材38を所定の加工位置に停止する。
【0036】そして、ハンドル20を所定方向に回転し
て一対のバイス9,10を互いに近接する方向に移動
し、加工材38を挟持固定する。その後、加工部6内の
刃物を作動させ、加工材38の先端側を切削加工する。
て一対のバイス9,10を互いに近接する方向に移動
し、加工材38を挟持固定する。その後、加工部6内の
刃物を作動させ、加工材38の先端側を切削加工する。
【0037】このように、本実施例では一方の補助搬送
ローラ33の回転で加工材38を搬送しているため、加
工材38を一定の搬送力で機械的に微量搬送でき、慣性
力が小さくなる。従って、加工材38を停止位置及び加
工位置に正確に停止でき、搬送効率が向上する効果があ
る。
ローラ33の回転で加工材38を搬送しているため、加
工材38を一定の搬送力で機械的に微量搬送でき、慣性
力が小さくなる。従って、加工材38を停止位置及び加
工位置に正確に停止でき、搬送効率が向上する効果があ
る。
【0038】更に、加工材38の両側面を一対の補助搬
送ローラ32,33で挟持しているため、実質的に搬送
力を発生する一方の補助搬送ローラ33と加工材38と
の摩擦力を一定以上に維持でき、大きな搬送力を得られ
る。従って、加工材38に側面46方向の反りが発生し
ていた場合でも、側面の形状に沿って一対の補助搬送ロ
ーラ32,33が追従移動し、常に一定の搬送力で搬送
できる効果がある。
送ローラ32,33で挟持しているため、実質的に搬送
力を発生する一方の補助搬送ローラ33と加工材38と
の摩擦力を一定以上に維持でき、大きな搬送力を得られ
る。従って、加工材38に側面46方向の反りが発生し
ていた場合でも、側面の形状に沿って一対の補助搬送ロ
ーラ32,33が追従移動し、常に一定の搬送力で搬送
できる効果がある。
【0039】なお、加工材38の加工終了後、ハンドル
20を回転してバイス9,10を離れる方向に移動して
固定を解除し、加工材38を第一搬送部1に戻せば、補
助搬送ローラ32,33は圧縮バネ30,31の弾性復
元力によって再び図2の待機位置に復帰することは勿論
である。
20を回転してバイス9,10を離れる方向に移動して
固定を解除し、加工材38を第一搬送部1に戻せば、補
助搬送ローラ32,33は圧縮バネ30,31の弾性復
元力によって再び図2の待機位置に復帰することは勿論
である。
【0040】
【考案の効果】以上のように本考案は、加工材を手押し
搬送する第一搬送部と、前記第一搬送部によって搬送さ
れた加工材を加工部へ搬送する第二搬送部とを有し、こ
の第二搬送部に、第一搬送部から搬送される加工材の先
端を一旦停止する基準となる基準部と、搬送を再開した
加工材の先端が前記加工部に到達した加工位置で該加工
材を固定する固定部を設けた加工材の搬送装置におい
て、前記第一搬送部と前記第二搬送部との間の搬送経路
の両側方に一対の補助搬送ローラを対向配置し、この一
対の補助搬送ローラを互いに近接及び離間する方向に移
動自在に保持するホルダを設けるとともに、前記一対の
搬送ローラを互いに近接する方向に付勢する弾性部材を
設け、かつ、該一対の搬送ローラの一方を回転するハン
ドルを設けた。
搬送する第一搬送部と、前記第一搬送部によって搬送さ
れた加工材を加工部へ搬送する第二搬送部とを有し、こ
の第二搬送部に、第一搬送部から搬送される加工材の先
端を一旦停止する基準となる基準部と、搬送を再開した
加工材の先端が前記加工部に到達した加工位置で該加工
材を固定する固定部を設けた加工材の搬送装置におい
て、前記第一搬送部と前記第二搬送部との間の搬送経路
の両側方に一対の補助搬送ローラを対向配置し、この一
対の補助搬送ローラを互いに近接及び離間する方向に移
動自在に保持するホルダを設けるとともに、前記一対の
搬送ローラを互いに近接する方向に付勢する弾性部材を
設け、かつ、該一対の搬送ローラの一方を回転するハン
ドルを設けた。
【0041】このため、第一搬送部から手押し搬送され
た加工材が第二搬送部との間の搬送経路に到達すると、
一対の補助搬送ローラが加工材の両側面に圧接する。そ
して、ハンドルを回転して一方の補助搬送ローラを回転
すると、一方の補助搬送ローラと加工材との摩擦力によ
り加工材が搬送されるとともに、他方の補助搬送ローラ
は加工材との摩擦力により追従回転する。
た加工材が第二搬送部との間の搬送経路に到達すると、
一対の補助搬送ローラが加工材の両側面に圧接する。そ
して、ハンドルを回転して一方の補助搬送ローラを回転
すると、一方の補助搬送ローラと加工材との摩擦力によ
り加工材が搬送されるとともに、他方の補助搬送ローラ
は加工材との摩擦力により追従回転する。
【0042】また、ハンドルの回転を停止して一方の補
助搬送ローラを停止すれば、加工材を停止位置及び加工
位置に停止することができる。
助搬送ローラを停止すれば、加工材を停止位置及び加工
位置に停止することができる。
【0043】このように、一方の補助搬送ローラの回転
により加工材を搬送しているため、加工材を一定の搬送
力で機械的に微量搬送でき、慣性力が小さくなる。従っ
て、加工材を停止位置及び加工位置に正確に停止でき、
搬送効率が向上する効果がある。
により加工材を搬送しているため、加工材を一定の搬送
力で機械的に微量搬送でき、慣性力が小さくなる。従っ
て、加工材を停止位置及び加工位置に正確に停止でき、
搬送効率が向上する効果がある。
【0044】更に、加工材の両側面を一対の補助搬送ロ
ーラで挟持しているため、一方の補助搬送ローラと加工
材との摩擦力を一定以上に維持できる。従って、加工材
に反りが発生していた場合でも、その形状に沿って一対
の補助搬送ローラが追従移動し、常に一定の搬送力で搬
送できる効果がある。
ーラで挟持しているため、一方の補助搬送ローラと加工
材との摩擦力を一定以上に維持できる。従って、加工材
に反りが発生していた場合でも、その形状に沿って一対
の補助搬送ローラが追従移動し、常に一定の搬送力で搬
送できる効果がある。
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】本考案の一実施例の平面図である。
【図3】本考案の一実施例の平面図である。
【図4】本考案の一実施例の部分的側面図である。
【図5】従来例の側面図である。
【図6】従来例の平面図である。
1 第一搬送部 8 第二搬送部 6 加工部 21 スケール(基準部) 26,27 ホルダ 30,31 圧縮バネ(弾性部材) 32,33 補助搬送ローラ 37 ハンドル 38 加工材 F 搬送経路 D 搬送方向
Claims (1)
- 【請求項1】 加工材を手押し搬送する第一搬送部と、
前記第一搬送部によって搬送された加工材を加工部へ搬
送する第二搬送部とを有し、この第二搬送部に、第一搬
送部から搬送される加工材の先端を一旦停止する基準と
なる基準部と、搬送を再開した加工材の先端が前記加工
部に到達した加工位置で該加工材を固定する固定部を設
けた加工材の搬送装置において、 前記第一搬送部と前記第二搬送部との間の搬送経路の両
側方に一対の補助搬送ローラを対向配置し、この一対の
補助搬送ローラを互いに近接及び離間する方向に移動自
在に保持するホルダを設けるとともに、前記一対の搬送
ローラを互いに近接する方向に付勢する弾性部材を設
け、かつ、該一対の搬送ローラの一方を回転するハンド
ルを設けたことを特徴とする加工材の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3395993U JP2554698Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 加工材の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3395993U JP2554698Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 加工材の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074002U JPH074002U (ja) | 1995-01-20 |
JP2554698Y2 true JP2554698Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12401035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3395993U Expired - Lifetime JP2554698Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 加工材の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554698Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6079667B2 (ja) * | 2014-02-28 | 2017-02-15 | 井関農機株式会社 | 接木苗製造装置 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP3395993U patent/JP2554698Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074002U (ja) | 1995-01-20 |
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