JP2678113B2 - 材料切断機用送材案内装置 - Google Patents

材料切断機用送材案内装置

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JP2678113B2
JP2678113B2 JP894092A JP894092A JP2678113B2 JP 2678113 B2 JP2678113 B2 JP 2678113B2 JP 894092 A JP894092 A JP 894092A JP 894092 A JP894092 A JP 894092A JP 2678113 B2 JP2678113 B2 JP 2678113B2
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哲夫 廣田
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株式会社ヒロタ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料の切断加工、特
に、製材業界等において用いる材料切断機用送材案内装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現今、丸太から切り出された図6に示す
ような長尺の板材wにおいて、その両端の不要部w1,w1
を切り落として所定の角材や板製品に加工する際は、製
材機、例えば、帯鋸盤や丸鋸盤等を用いて行なうのが一
般的であるが、製材機への送材時に、その両端の不要部
w1,w1が邪魔になって製材機の直線定規が使用できない
ので、作業者が板材wを支承して挽き道が曲がらないよ
うに真直ぐ製材機へ送り込んでいたものであるが、この
作業は、熟練した高度な技術者でないと挽材の直線精度
が得られないから、該挽き面が次の加工の定規面となら
ない上、切断加工位置の近傍において材の送り込みが行
なわれるので極めて作業に危険が伴うものであった。
【0003】そのため、一部では、図示してないが、送
材テーブルに対設させてその上方または下方に多数の送
り爪付きコンベアを配設し、この送り爪を材料面へ係止
させ所定の押圧力により自動送材する装置が用いられて
いた。
【0004】しかしながら、前記送り爪付きコンベアの
押圧力が弱いと送材が不安定となって横ずれしたり跳ね
上がったりして挽き曲がりを生じ、前記同様に挽材の直
線精度を低下させるものであり、また、送り爪付きコン
ベアの押圧力を強くすると、該爪が材深く刺さって製品
化されたとき大きな傷を残す問題点を有するものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、材料切断機におけ
る送材前側において、送材上へ突出させて前記材料切断
機における切断位置と一致させるように、材料の下面へ
連続した案内溝を形成させる溝切り手段を設け、この溝
切り手段の送材後方において送材上へ突出するように、
前記案内溝へ係合する所定長さの直状案内体を設けるこ
とにより、送材手段による送材に伴って、あらかじめ形
成された案内溝が案内体に係合することによって、材料
の切断機への移送が直線的に行なわれて、挽材の端縁に
おける直線精度の向上が計れる材料切断機用送材案内装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、材料切断機における送材前側に
おいて、送材手段における送材上へ突出させて前記材料
切断機における切断位置と一致させるように設けて、材
料の下面へ連続した案内溝を形成させる溝切り手段と、
該溝切り手段の送材後方において送材上へ突出するよう
に設けて、材料下面に形成された前記案内溝へ係合する
所定長さの直状案内体と、を備えさせた材料切断機用送
材案内装置の構成にある。
【0007】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。材料切断機における送材前側において、
溝切り手段へ向かって材料における切断位置を合わせて
供給すると、この溝切り手段により材料の下面に所定深
さの連続した案内溝が直線的に形成される。
【0008】更に送材すると、前記案内溝は、前記溝切
り手段の送材後方において送材上へ突出するように設け
た直状案内体に係合するもので、この案内体により案内
されつつ切断機へ向かって横ずれすることなく直線状に
送材される。
【0009】したがって、該切断機により挽材された端
縁はその直線性の精度が極めて良好となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に関する材料切断機用送材案内
装置の実施の一例を図面に基づいて説明する。図1,図
2および図3,図4においてAは材料切断機用送材案内
装置で、材料の切断加工、例えば、製材業界等において
原木あるいはこの原木より所定厚で板取りされた、図6
に示すような、材料wから材料切断機b、例えば、帯鋸
盤や丸鋸盤により、両側の不要部w1,w1を切除して所定
の角材の加工を行なう際に用いるものであって、溝切り
手段1と、直状案内体2とにより基本的に構成されるも
ので、該装置Aは、図1および図2に示すように固定式
のものと、図3および図4に示すように可動式のものと
がある。
【0011】そして、前記した溝切り手段1は、材料w
の下面へ連続した直状で所定深さの案内溝3を形成させ
るもので、前記材料切断機bにおける送材手段4の送材
前側において設けてあり、図1および図2に示すような
固定式の場合は、そのフレーム5の側部の支持体6へ、
チップソーや溝付きカッター等の刃物7を駆動するモー
タ8を支承してあって、この刃物7は、前記送材手段4
における送材上へ突出させて前記材料切断機bにおける
刃物体11の切断位置と一直線状に一致させてある。
【0012】また、図3および図4に示すような可動式
の場合は、前記材料切断機bにおけるフレーム5の側部
に支持体6を取り付け、この支持体6へその基部を回動
自在に枢着した取付板9を設けてあって、該取付板9の
上部にチップソーや溝付きカッター等の刃物7を駆動す
るモータ8を支承してあって、前記同様に、前記刃物7
は、前記材料切断機bにおける刃物体11の切断位置と一
直線状に一致させてある。
【0013】そして、前記取付板9には、その一側を前
記支持体6に取り付けた流体シリンダ等の起伏手段10を
連係してあって、前記刃物7は、該起伏手段10の操作に
より使用時は前記送材手段4における送材上へ所定量突
出させ、非使用時は送材下へ埋没させておくものであ
る。
【0014】なお、前記した送材手段4は、前記材料切
断機bにおける刃物体11の手前において設けてあって、
材料wの下面に当接する定規部材12と、該定規部材12と
対設して材料wを切断機bへ送り込む送り部材13とによ
り構成されるもので、前記定規部材12は、図1〜図4に
示すように、前記フレーム5へ回転自在に支承させたロ
ーラを用いるものであり、その上部面を材料wの移送さ
れる下面に合わせてある。
【0015】また、前記した送り部材13は、前記フレー
ム5に立設させた支柱14へ回動腕15の一側を軸支して、
この回動腕15の他端に取り付けた押えローラ16を流体シ
リンダ等の加圧手段16a の操作により、所定圧で材料w
の上面へ当接させてあるもので、前記押えローラ16へモ
ータ等の駆動部材(図示せず)を連係させておけば、材
料wの自動送りがなされるものである。
【0016】前記した直状案内体2は、前記溝切り手段
1の送材後方の前記送材手段4において送材上へ、所定
長さ、例えば、前記刃物体11と溝切り手段1との間にお
いて案内板17を突出するように設けて、前記溝切り手段
1により材料wの下面に形成された前記案内溝3へ、前
記移送手段4による材料wの移送に伴って係合するもの
であって、材料wは、これにより材料切断機bへ向かっ
て直線状に供給されるものであり、図1に示すような固
定式の場合は、前記案内板17はフレーム5に固着されて
いる。
【0017】また、図3に示すような可動式の場合は、
フレーム5に設けた支持筒18へ案内板17を取り付けた昇
降体19を昇降自在に挿嵌し、この昇降体19に連係した流
体シリンダ等の昇降手段20の操作により、使用時は、前
記送材手段4の送材上へ臨ませ、非使用時は、前記送材
手段4の送材下へ埋没させておくものである。
【0018】なお、前記した溝切り手段1および直状案
内体2は、図示してないが、移送される材料wの上部に
設けて、該材料wの上面において形成された案内溝3へ
案内板17を係合させても同様な作用効果を奏するもの
で、その構成は、前記した材料wの下側に配設した場合
と略同一であるためその詳細な説明は省略する。
【0019】図1および図3において21は、前記溝切り
手段1の上方に対設させた材料wの押え部材で、取付板
22へその一側を軸23支させたアーム24の他側に押えロー
ル25を取り付け、前記軸23に設けた回動レバー26へ連係
した流体シリンダ等の回動手段27の操作により、送材時
は、材料wの上面へ当接して加圧力を与え、前記溝切り
手段1による切削により生ずる材料wの妄動を防止する
もので、非送材時は、回動手段27により上方へ逃がして
おくものであり、また、この押え部材21は、供給する材
料wが重量を有するものであれば、その自重により前記
した妄動は防止されるものであるから必要のないもので
ある。
【0020】本発明実施例装置は、前記のように構成さ
れているものであるから、該装置Aが可動式の場合は、
溝切り手段1および直状案内体2を送材上に所望の量を
突出しておき、材料切断機bにおける送材前側におい
て、溝切り手段1におけるモータ8により刃物7を駆動
した状態で、該刃物7へ向かって材料wにおける切断希
望箇所を合わせて供給すると、この溝切り手段1の刃物
7により材料wの下面に所定深さの連続した案内溝3が
移送に伴って直線的に形成される。
【0021】更に送材すると、この材料wの案内溝3
は、前記溝切り手段1における刃物7の送材後方におい
て、定規部材12の送材上へ突出するように設けた案内板
17に係合してその全長に亘って挿嵌されるもので、この
案内板17により材料wの直進を案内されつつ切断機bへ
向かって横ずれすることなく直線状に送材されるから、
前記案内溝3部分を刃物体11により正確に切断される。
【0022】したがって、該切断機bにより一側の不要
部w1が挽材された端縁は高精度の直線性が得られるもの
であるから、材料wの次加工、例えば、他側の材料不要
部w1を切除する際は、切断機bの定規に前記挽材された
端縁を沿わせて刃物体11へ供給すれば、両端縁は平行す
る良製品となるものである。
【0023】なお、前記した可動式の溝切り手段1およ
び直状案内体2は、前記した他側の材料不要部w1を加工
する際は、送材上より埋没させておけば切断機bが兼用
できるものである。
【0024】また、前記溝切り手段1により形成される
案内溝3(溝幅n)は、図5に示すように、切断機bに
より切削される刃物体11のアサリ幅mより狭く、すなわ
ち、m>nに形成しておけば、先に形成された案内溝3
の切削残しを生ぜず、端面が流麗となるものである。
【0025】
【発明の効果】前述したように本発明の材料切断機用送
材案内装置は、材料切断機における送材前側において、
送材上へ突出させて前記材料切断機における切断位置と
一致させるように、材料の下面へ連続した案内溝を形成
させる溝切り手段を設け、該溝切り手段の送材後方にお
いて送材上へ突出するように、前記案内溝へ係合する所
定長さの直状案内体を設けることにより、切断機へ向か
って移送される材料は、あらかじめ溝切り手段により形
成された案内溝が送材上より突出する案内体に係合し
て、材料の切断機への移送が横ずれすることなく直線的
に行なわれて、挽材の端縁における直線精度の向上が計
れる格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する材料切断機用送材案内装置の第
一実施例を示す全体の概要の側面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】本発明に関する材料切断機用送材案内装置の第
二実施例を示す全体の概要の側面図である。
【図4】図3における平面図である。
【図5】図3における直状案内体と案内溝との係合状態
を示す要部の正面図である。
【図6】本発明に関する材料切断機用送材案内装置に使
用する材料の斜視図である。
【符号の説明】
b 材料切断機 w 材料 1 溝切り手段 2 直状案内体 3 案内溝 4 送材手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料切断機における送材前側において、
    送材手段における送材上へ突出させて前記材料切断機に
    おける切断位置と一致させるように設けて、材料の下面
    へ連続した案内溝を形成させる溝切り手段と、該溝切り
    手段の送材後方において送材上へ突出するように設け
    て、材料下面に形成された前記案内溝へ係合する所定長
    さの直状案内体とを備えさせたことを特徴とする材料切
    断機用送材案内装置。
JP894092A 1992-01-22 1992-01-22 材料切断機用送材案内装置 Expired - Fee Related JP2678113B2 (ja)

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