JP2003335078A - 書籍表面清浄装置 - Google Patents

書籍表面清浄装置

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JP2003335078A
JP2003335078A JP2002145992A JP2002145992A JP2003335078A JP 2003335078 A JP2003335078 A JP 2003335078A JP 2002145992 A JP2002145992 A JP 2002145992A JP 2002145992 A JP2002145992 A JP 2002145992A JP 2003335078 A JP2003335078 A JP 2003335078A
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JP
Japan
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book
cleaning
rollers
belt
roller
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JP2002145992A
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English (en)
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Yutaka Nakamura
豊 中村
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Shinei Co Ltd
Original Assignee
Shinei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書籍の美化再生後の品質を安定して保つことが
でき、作業効率を向上させた小型でシンプルな書籍表面
清浄装置を提供する。 【解決手段】基台上に立設した下部基板3bと、これに
対してばねを介してフローティングに支持した上部基板
3aと、これら基板3a、3bに水平方向に回転自在に
支持した複数のローラ7、8、9と、これらに架け渡し
た無端状の清浄ベルト10と、これら一対の清浄ベルト
10を水平に対向配置し、この間隙内に進退して開閉す
るストッパー29とを備え、駆動ローラ7を回転させる
ことにより清浄ベルト10をストッパー29の方向に送
り、対向する清浄ベルト10の間隙を、書籍5の厚みよ
りも僅かに狭く設定すると共に、この間隙内を通過する
書籍5をストッパー29で所定時間停止させ、書籍5の
表面を清浄ベルト10で清浄した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、古書籍を美化再生
するために古書籍の表面、特に表紙カバーを清浄する書
籍表面清浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】古書籍を販売するためには、古書籍の表
面、特に表紙カバーを清浄することにより古書籍を美化
再生する必要がある。一般的に書籍は、表面に樹脂製の
薄膜がコーティングされた表紙カバーを付けて販売され
るものが殆どで、表紙カバーの表面を、従来、作業者が
雑巾を用いて一冊ずつホコリや手垢を拭き取っていた。
しかし、こうした手作業では作業効率が悪く、多くの処
理ができないという問題点があった。こうした問題点を
解決するため、本出願人は作業効率を上げ、多くの書籍
を大量に処理できる書籍表面清浄装置を既に提案してい
る(特願2000−138721号参照)。
【0003】この書籍表面清浄装置101は、図10に
示すように、書籍102を水平に移動させる搬送機構
と、複数冊の書籍102を収容し、搬送機構に書籍10
2を順次一冊ずつ供給するストッカ104と、水や洗浄
液等の水分を保持する層を表面に有し、上下に平行して
設けられた複数の清浄ローラ130、131を備え、上
下の清浄ローラ130、131を、その間隙が書籍10
2の厚さよりも狭くなるように配置すると共に、書籍1
02の進行方向に対し逆回転させ、該間隙中を順次一冊
ずつ移動させることにより、書籍102の表面を清浄ロ
ーラ130、131で水拭きするように構成している。
【0004】複数冊の書籍102は、その背部102a
を送り込みバー110の進行方向(矢印aの方向)に向
け積層して収納され、一番下の書籍102は、搬送ロー
ラ111に載置された状態になっている。この状態でモ
ータ112を駆動させると、搬送ベルト107が回転
し、送り込みバー110を矢印a方向に移動させる。こ
の送り込みバー110は書籍102の小口部102bを
押圧し、書籍102は、押圧機構120の押えローラ1
21、122と搬送ローラ111との間を移動する。こ
こで、押えローラ121を他の押えローラ122より大
きくすることにより、反った書籍102であってもスム
ーズに押圧機構120内に送り込まれる。また、厚い書
籍102の場合は、押圧機構120全体が書籍102に
よって押し上げられ、一定の力によって書籍102の表
面を押圧することになる。したがって、送り込みバー1
10で小口部102bを押圧しても書籍102内に食い
込むことはなく、書籍102を痛めずに移動させること
ができる。
【0005】書籍102の背部102aが清浄ローラ1
30の上方にさしかかった時、モータ112の回転を止
め、昇降装置138を作動させてローラユニット135
を上昇させる。この時、清浄ローラ130が書籍102
の背部102aに接触し、水拭き清浄すると共に、上方
の清浄ローラ131を押し上げる。清浄ローラ130と
上方の清浄ローラ131とが当接して回転することによ
り、清浄ローラ131にも洗浄液wが供給される。一
方、清浄ローラ130への洗浄液wの供給は、水槽13
7内に漬かっている水分供給ローラ136との当接によ
って行なう。
【0006】次に、昇降装置138を逆方向に作動させ
ローラユニット135を元の位置に下降させた後、送り
込みバー110を矢印a方向に移動させ、書籍102を
清浄ローラ130、131の間隙を通過させる。そし
て、清浄ローラ130、131で書籍102の表面を水
拭き清浄する。この時、清浄ローラ130、131を書
籍102の進行方向に対し逆回転させているので、清浄
ローラ130、131の回転速度が抑えられ、低速で書
籍102の表面を水拭きすることができる。
【0007】さらに書籍102を送り込みバー110で
移動させ、書籍102を乾拭きローラ132、133の
間隙を通過させる。そして、乾拭きローラ132、13
3によって書籍102の表面を乾拭きする。水拭き清浄
と乾拭きが終了した書籍102は、本体103の端部か
らストッカ105の中に落とし込まれる。
【0008】実際には、一冊の書籍102が送り込みバ
ー110によって移動されると、次の書籍102がスト
ッカ104から搬送ローラ111に載置され、次に進ん
できた送り込みバー110によって順次一冊ずつ移動さ
せられることになる。そして、書籍102は順次一冊ず
つ連続して清浄され、大量の書籍102を効率的に清浄
すると共に、作業者は清浄作業に専念する必要がなく、
有効な人員配置と人員削除が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た書籍表面清浄装置101において、清浄ローラ13
0、131を書籍102の進行方向に対し逆回転させて
いるので、清浄ローラ130、131の回転速度が抑え
られ、低速で書籍102の表面を水拭きすることができ
る反面、清浄ローラ130、131の回転に逆らって送
り込みバー110で強制的に書籍102を移動させるた
め、書籍102の表面、特に表紙カバー付きの表紙にあ
っては、清浄中にこのカバーにしわが発生したり、また
カバーが剥がれて書籍102に洗浄液が付着したり、さ
らにはカバーが破損したりして品質を著しく低下させる
恐れがあった。こうした書籍102がシリーズ物等であ
れば、品質劣化が例え一冊の書籍であっても多大な損害
を招来することになる。
【0010】また、書籍102の水拭き作業終了の瞬
間、すなわち、書籍102の端部が清浄ローラ130、
131にさしかかった時には、進行方向と逆方向に回転
している清浄ローラ130、131の抵抗が解け、書籍
102の姿勢が不安定になり、表紙カバーにしわが発生
したり、またカバーが剥がれてしまう恐れがあった。
【0011】さらには、書籍102の背部102aを清
浄するために、一時モータ112の回転を止め、昇降装
置138を作動させてローラユニット135を上昇させ
る構成であるから、装置の構造が大型化し複雑になるば
かりでなく、作業効率を向上させるには限界があった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、書籍の美化再生後の品質を安定して保つこと
ができ、作業効率を向上させた小型でシンプルな書籍表
面清浄装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成すべく、
本発明のうち請求項1記載の発明は、基台上に立設した
下部基板と、この下部基板に対してばねを介してフロー
ティングに支持した上部基板と、これら上部基板と下部
基板に水平方向に回転自在に支持した複数のローラと、
これらローラに架け渡した無端状の清浄ベルトと、これ
ら一対の清浄ベルトを水平に対向配置し、この間隙内に
進退して開閉するストッパーとを備え、前記複数のロー
ラのうち、一つのローラを回転させることにより前記清
浄ベルトを前記ストッパーの方向に送り、対向する清浄
ベルトの間隙を、前記下部基板側の清浄ベルト上に載置
した書籍の厚みよりも僅かに狭く設定すると共に、この
間隙内を通過する書籍を前記ストッパーで所定時間停止
させ、当該書籍の表面を前記清浄ベルトで清浄する構成
を採用した。
【0014】このように、水平に対向する清浄ベルトの
間隙に書籍を通過させ、ストッパーでその書籍を停止さ
せた状態で書籍の表面を清浄したので、書籍の表面、特
に表紙カバーを痛めたり剥がすこともなく、書籍の表面
を一定の圧力で押圧しながら清浄することができ、清浄
後の書籍の品質を一定に保持することができる。また、
ばねによって弾性的に上部基板を支持しているため、対
向する清浄ベルトの間隙に少し厚めの書籍が通過しても
その間隙が変動し、書籍の表面を常に一定の圧力で押圧
しながら清浄することができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、前記複数
のローラを、前記各基板に転がり軸受を介して片持ち支
持したので、清浄ベルトの装着、交換等の段取り作業を
格段に簡素化でき、作業効率を向上させることができ
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明のように、前
記上部基板を、前記下部基板に対して高さ調整可能に支
持すれば、美化再生する書籍の厚さに応じて清浄ベルト
の間隙を調整することができ、書籍の表面を一定の圧力
で押圧しながら清浄して、清浄後の書籍の品質を一定に
保持することができる。
【0017】好ましくは、請求項4に記載の発明のよう
に、前記複数のローラのうち、少なくともテンション側
のローラの外周面にクラウニングを形成すれば、清浄ベ
ルトの横走りを抑制することができ、安定した清浄が可
能となり、清浄後の書籍の品質を一定に保持することが
できる。
【0018】また、請求項5に記載の発明のように、前
記各基板にモータを貫通する挿入窓を形成し、この基板
に対してモータの突出量を調整可能にしたので、装置全
体の重量バランスを調整することができ、装置の振動を
抑制して清浄後の書籍の品質を一定に保持することがで
きる。
【0019】好ましくは、請求項6に記載の発明のよう
に、前記書籍表面清浄装置を並設し、一方の清浄ベルト
に洗浄液を沁み込ませて書籍の表面を洗浄すると共に、
他方の清浄ベルトで乾拭きすれば、順次書籍を連続的に
清浄することができ、作業効率を向上させることができ
る。
【0020】また、請求項7に記載の発明のように、前
記清浄ベルト上に書籍を所定の姿勢で、かつ一定間隔で
順次載置する投入装置を付設することにより、順次書籍
を連続的に清浄することができ、さらに作業効率を向上
させることができる。
【0021】好ましくは、請求項8に記載の発明のよう
に、前記投入装置が、基板に水平方向で回転自在に支持
した複数のローラと、これらローラに架け渡した無端状
の清浄ベルトとを備え、この清浄ベルトを所定の角度に
傾斜させ、この清浄ベルト上に、その背部が下方になる
ように書籍を積層載置し、前記複数のローラのうち、一
つのローラを回転させることにより前記清浄ベルトで当
該書籍の背部を清浄すると共に、積層した前記書籍の最
下部の書籍を間欠的に押上げ、前記書籍表面清浄装置に
落下させる切出し機構を有しておれば、書籍の投入から
清浄まで連続した動作で順次書籍を移送でき、人手のか
からない自動化を達成することができると共に、書籍の
美化再生後の品質を安定して保つことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る書籍
表面清浄装置の実施形態を示す模式図である。
【0023】この書籍表面清浄装置1は、投入装置2と
洗浄装置3と乾拭き装置4とを備え、図2に示すような
古本である書籍5を美化再生するために、書籍5の表面
に付着したホコリや手垢を洗浄して清浄するものであ
る。一般的に書籍5は、表面に樹脂製の薄膜がコーティ
ングされた表紙カバー6を付けて販売されるものが殆ど
で、表紙カバー6の表面、すなわち背部6a、表表紙6
b、および裏表紙6cを清浄する。また、小口部5a、
天部5b、および地部5cにおいては、研磨等で清浄す
る方法が従来から採用されている。
【0024】投入装置2は、駆動ローラ7とガイドロー
ラ8とテンションローラ9に架け渡されたフェルト等か
らなる無端状の清浄ベルト10上に書籍5を載置し、切
出し機構11で一冊ずつ書籍5を次工程である洗浄装置
3に投入する。
【0025】図3の正面図に示すように、駆動ローラ7
は、モータ12からプーリ13、14、およびプーリ1
3、14間に掛け渡したタイミングベルト15を介して
回転が伝達され、図中矢印a方向に清浄ベルト10を送
る。
【0026】所定の高低差を付けた駆動ローラ7とテン
ションローラ9間の清浄ベルト10にはバックメタル1
6を配設し、積層した書籍5を支承する。この書籍5
は、基板17で天部5b(または地部5c)を、また切
出し機構11の底壁18とガイド板19とで裏表紙6c
(または表表紙6b)を拘束しているため、清浄ベルト
10は、書籍5の背部6aに接触しながら滑っていく。
したがって、清浄ベルト10に沁み込ませた洗浄液によ
って、この背部6aを清浄することができる。清浄ベル
ト10の素材はフェルトに限らず、ギャバ等水分が飛散
し難い素材であればよい。
【0027】書籍5を載置する清浄ベルト10の傾斜を
急勾配にすることによって書籍5の姿勢は安定するが、
その反面、書籍5を挿入する位置が高くなってしまう。
すると作業者によっては踏み台に乗って作業するか、多
数の書籍5を高く上げて挿入しなければならず作業性が
低下する。本出願人の実験では、この傾斜角を15°〜
25°に設定すれば、作業性を損なうことなく書籍5を
安定して整列させることが検証されている。したがっ
て、本実施例では、清浄ベルト10の傾斜角を18°に
設定している。
【0028】テンションローラ9は、その一端部がテン
ションスプリング9aを介して支持されているため、清
浄ベルト10に一定の張力を付与することができる。こ
のテンションスプリング9aは、テンションローラ9を
支持するヨーク9bと、このヨーク9bから延びる軸部
9cに進退自在に嵌挿した受け部材9dとの間に付勢し
た状態で介装されている。
【0029】切出し機構11は、底壁18とプッシャ2
0と、このプッシャ20を間欠的に進退させるカム機構
21とを備えている。プッシャ20の一端は、支点軸2
1aを中心に揺動するレバー21bに連結している。こ
のレバー21bの略中央部にはギアードモータ21cで
回転するカム21dが当接している。本実施例では、レ
バー21bがその自重によりカム21dに常時当接する
ようにしているが、このカム21dの方向にばね等でレ
バー21bを付勢するようにしてもよい。また、ギアー
ドモータ21cは10秒に1回の間隔で間欠回転するよ
うに設定しているため、プッシャ20は底壁18にガイ
ドされ、1分間に6回の間隔で書籍5の背部6aを上方
に押上げる。
【0030】プッシャ20によって押し上げられた最下
部の書籍5は、清浄ベルト10上に積層した他の書籍5
に押されて傾動し、プッシャ20の先端20aから滑り
落ちる。ここで、プッシャ20の先端20aは書籍5が
傾動し易いように僅かに鋭角に形成している。そしてこ
の書籍5は、ガイド板19に沿って次の洗浄装置3に投
入されることになる。なお、本実施例では、プッシャ2
0はピン20bを介してレバー21bに連結し、カム2
1dのストロークを略2倍に拡大するようにしている
が、カム21dの形状、あるいはその位置を変更するこ
とにより、適宜プッシャ20のストローク量や剛性を変
更することができる。なお、これに限らず、プッシャ2
0に直接カムを当接させるようにしても、またクランク
機構等、他の進退機構を採用してもよい。
【0031】次に図4を用いて洗浄装置3を詳細に説明
する。(a)は洗浄装置3の正面図、(b)は背面図を
示す。なお、前述した実施形態と同一部位、同一部品に
は同一符号を付け、その詳細な説明を省略する。
【0032】この洗浄装置3は、上部基板3aと下部基
板3bからなり、各基板3a、3bには駆動ローラ7と
ガイドローラ8とテンションローラ9が回転自在に片持
ち支持されている。これらの構造は前述した投入装置2
と基本的には同様である。各基板3a、3bにそれぞれ
配設した駆動ローラ7とガイドローラ8とテンションロ
ーラ9間に清浄ベルト10を架け渡している。駆動ロー
ラ7の回転方向は、上部基板3a側と下部基板3b側で
互いに逆方向となり、図中右から左(矢印a方向)に書
籍5が進行するように同一速度で回転する。そして水平
状態に対向する清浄ベルト10の間隙内に書籍5を押圧
しながら移送していく。各清浄ベルト10の間隙は、書
籍5の厚みよりも僅かに狭く調整され、後述する高さ調
整機構22によって、通過する書籍5の厚さに応じて弾
性的に変動可能に構成している。なお、本実施例では、
上部基板3aのガイドローラ8を2個配設し、これらガ
イドローラ8、8間に別途テンションローラ9を設けた
が、設置スペース等に応じて適宜変更可能であり、例え
ば一方のガイドローラ8をテンションローラ9としても
よい。
【0033】下部基板3bは図示しない基台に固定され
ているが、上部基板3aは、この下部基板3bに設けた
高さ調整機構22を介してフローティング状態で支持さ
れている。高さ調整機構22は図5に示すように、下部
基板3bに立設した一対の支持板23と、この支持板2
3に嵌挿し、回転可能に支承した支持軸24と、この支
持軸24に固着し、一対の支持板23間に介装したカム
リング25と、下記の支持部26とからなっている。ま
た、この支持部26は、このカムリング25に先端が当
接し、ねじ部26bを有する調整ピン26aと、この調
整ピン26aを進退自在に嵌挿した受け部材26cと、
調整ピン26aのねじ部26bに螺合するナット部材2
6dと、このナット部材26dと受け部材26c間に付
勢した状態で介装した支持ばね26eとからなってい
る。上部基板3aの下部に突設したフランジ部3cに調
整ピン26aを進退自在に嵌挿することによって、下部
基板3bに対し、支持ばね26eを介して上部基板3a
をフローティング状態で支持している。
【0034】支持軸24には調整レバー27が一体的に
固着され、この調整レバー27を回動することにより、
支持軸24に固着したカムリング25が回動し、上部基
板3aの高さを調整することができる。カムリング25
は円形の外径に一部平坦面25aを形成した2段調整の
ものを例示したが、外形を適宜な形状に形成して高さを
多段調整することも可能である。なお、本実施例では、
後述する乾拭き装置4にも同様の支持部26を設けてい
る。そして、両装置間に共通の支持軸24を配して一本
の調整レバー27により、それぞれの上部基板3aの高
さ調整を同時に行うことができる。
【0035】下部基板3bに対し、支持ばね26eによ
って弾性的に上部基板3aを支持しているため、対向す
る清浄ベルト10の間隙内に少し厚めの書籍5が通過し
ても、その間隙が弾性的に変動し書籍5を痛めることは
ない。したがって、書籍5の表面を一定の圧力で押圧し
ながら清浄することができ、清浄後の書籍5の品質を一
定に保持することができる。
【0036】上部基板3aの両側には図4(b)に示す
ようなガイド部28を設け、下部基板3bに対して、上
部基板3aの安定した上下動を可能としている。このガ
イド部28は、下部基板3bに設けた一対の固定部28
aと、この固定部28aに嵌合したガイド軸28bと、
このガイド軸28bを進退自在に嵌挿し、上部基板3a
に固着したリニアベアリング28cとからなる。
【0037】図4(a)に示すように、対向する清浄ベ
ルト10で挟持された書籍5は、清浄ベルト10の進行
に伴って移送され、ストッパー29に当接して停止す
る。そして連続的に送られている清浄ベルト10によっ
て書籍5の表面が洗浄される。このストッパー29は略
L字状をなす揺動レバー29aとカム29bとからな
る。カム29bはブレーキモータ29gで回転し、揺動
レバー29aを、上部基板3aに植設した枢軸29cを
中心に揺動させ、書籍5の進路を開閉する。
【0038】カム29bは、円形の外周面に一部凸部2
9dを形成したもので、例えば1秒間に1回転し、9秒
間停止する。すなわち、1秒間書籍5の進路を開放して
次の乾拭き装置4に書籍5を移送し、9秒間(凸部29
dが揺動レバー29aに当接した状態)書籍5を停止さ
せる。ここでは、洗浄装置3に書籍5が投入されたのを
センサー等で検出し、この検出信号によりブレーキモー
タ29gを回転させるようにしている。
【0039】揺動レバー29aは戻しばね29eによっ
て開放側に付勢されている。29fは、揺動レバー29
aのカム29bと接触する面に貼り付けた摺動部材で、
低摩擦で耐摩耗性の良い樹脂部材で形成している。そし
て、カム29bが回転している間は、カム29bの円形
の外周面と摺動部材29fとが摺接している。
【0040】図6に前述したストッパー29の変形例を
示す。前述したストッパー29と異なる点は、カム29
bの配置と揺動レバー29aの形状だけで、その他同一
部位、同一部品には同一符号を付け、その詳細な説明を
省略する。このストッパー29’は、コの字状に形成し
た揺動レバー29a’の中央寄りにカム29bの凸部2
9dが当接するようにカム29bを配設している。この
ような構成により、設置スペースに応じ、揺動レバーの
揺動量や剛性を適宜変更することができる。
【0041】本発明に係る書籍表面清浄装置1における
各ローラ7、8、9は、各基板3a、3bに対して回転
自在に片持ち支持しているが、図7に示す要部断面図
は、上部基板3aに支持された駆動ローラ7の支持構造
を示している。駆動ローラ7の一端部には軸部30を突
設し、上部基板3aに固定した円筒状のハウジング31
に対し、一対の転がり軸受32、32を介して軸部30
を回転自在に支承している。軸部30の端部にはタイミ
ングベルト15を係止するプーリ14を嵌合し、モータ
(図示せず)からの回転を駆動ローラ7に伝達してい
る。各ローラ7、8、9を片持ち支持することにより、
各ローラ7、8、9に架け渡した清浄ベルト10の装
着、あるいは交換等の段取り作業を格段に簡素化でき、
作業効率を向上させることができる。
【0042】本発明に係る書籍表面清浄装置1における
モータは、各基板3a、3bに対して取付部材を介して
固定している。図8に示す要部断面図は、下部基板3b
に固定されたモータ12の固定構造を示している。この
下部基板3bにはモータ12が貫通する挿入窓33が設
けられ、取付部材34を介してモータ12を固定してい
る。このような構造を採用することにより、各基板3
a、3bの一側面に片持ち支持した各ローラ7、8、9
との重量バランスをこのモータ12の突出量で調整する
ことができ、装置全体の振動を抑制することができる。
また、プーリ13はモータ軸12aに間座35を介して
高さ調整可能に固定している。
【0043】図9は駆動ローラを示す正面図で、(a)
は外周面にテーパクラウニングを形成した駆動ローラ7
を示し、(b)は外周面にフルクラウニングを形成した
駆動ローラ7’を示す。図9(a)において、駆動ロー
ラ7の外周面は、中央部をフラットな円筒部7aに、ま
たこの円筒部7aから両端部に漸次縮径するテーパ部7
bにそれぞれ形成している。駆動ローラ7の外周面をこ
のようなクラウニング形状に形成することにより、駆動
ローラ7の外周面を摺接する清浄ベルト10の横走りを
抑制し、安定した書籍5の清浄が可能となる。特に、前
述したように、各ローラ7、8、9を各基板3a、3b
に対して片持ち支持した構造においては、各ローラ7、
8、9の剛性が長手方向で異なるため、その撓みによる
各清浄ベルト10の横走り対策としてその効果が大き
い。
【0044】図9(b)において、駆動ローラ7’の外
周面は、その軸方向中央部に中心を有する単一の曲率半
径Rからなる円弧、所謂フルクラウニング形状に形成し
ている。なお、外周面はこれらの形状に限らず、例えば
これらの組合せ形状であってもよい。また、本実施例で
は駆動ローラの外周面にクラウニング形状を採用した
が、少なくともテンション側のローラに適用するのが好
ましい。
【0045】洗浄装置3で洗浄された書籍5は、図1に
示す乾拭き装置4に移送され、書籍5の表面に付着した
水分を拭い取る。この乾拭き装置4は、前述した洗浄装
置3と基本的に同じ構成であるが、清浄ベルト10に洗
浄液を沁み込ませていない点と、駆動ローラ7等の一部
構成のみが異なる。この乾拭き装置4において、下部基
板(図示せず)に配設した駆動ローラ7は、洗浄装置3
の駆動ローラ7を回転させるモータ12(図示せず)に
より回転する。すなわち、この乾拭き装置4の駆動ロー
ラ7に設けたプーリ14と、洗浄装置3の駆動ローラ7
に設けたプーリ14とにタイミングベルト15を架け渡
した構成としている。
【0046】次に図1に基き本発明に係る書籍表面清浄
装置1の一連の動作を説明する。まず作業者は複数冊の
書籍5を投入装置2の清浄ベルト10上に、その背部6
aが下方に位置するように載置する。積層された書籍5
は、ガイド板19と底壁18とで拘束される。この状態
で駆動ローラ7を回転させると、清浄ベルト10が送ら
れ、書籍5の背部6aを洗浄することができる。そし
て、所定のタイミングで間欠回転するカム機構21で進
退するプッシャ20により、最下部の書籍5が上方に押
上げられ、ガイド板19に沿って落下する。プッシャ2
0が下方に退くと同時に、他の書籍5は清浄ベルト10
の動きに伴って順次移動し、再びガイド板19と底壁1
8とで拘束される。以降、これらの動作を繰返し、書籍
5を洗浄装置3に順次一冊ずつ投入していく。
【0047】落下した書籍5は背部6aを前方にして伏
せた状態で、洗浄装置3の清浄ベルト10上に載置され
る。ここで、書籍5の落下をセンサーで検出し、この信
号を受けてカム29bが回転し、ストッパー29の揺動
レバー29aが閉じ、書籍5の進路を塞ぐ。すなわち、
対向する清浄ベルト10の間隙内を通過してきた書籍5
は、この揺動レバー29aによって停止することにな
る。その間、各清浄ベルト10によって書籍5の表面、
すなわち表表紙6bと裏表紙6cが洗浄される。所定の
時間が経過すると再びカム29bが回転し始め、揺動レ
バー29aが開放して書籍5が次の乾拭き装置4に移送
される。
【0048】乾拭き装置4においても、対向する清浄ベ
ルト10の間隙内を通過してきた書籍5は、揺動レバー
29aによって停止する。その間、各清浄ベルト10に
よって書籍5の表面に付着した水分が拭い取られる。所
定の時間が経過すると再びカム29bが回転し始め、揺
動レバー29aが開放して書籍5を排出し、一連の書籍
表面清浄作業を完了する。
【0049】本発明に係る書籍表面清浄装置は、前述し
たように、投入から洗浄、乾拭きまで連続した動作で順
次書籍を移送でき、人手のかからない自動化を達成する
ことができると共に、書籍の美化再生後の品質を安定し
て保つことができる。
【0050】以上、本発明の実施の形態について説明を
行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定され
るものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実
施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特
許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の
範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更
を含む。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る書籍
表面清浄装置は、水平に対向する清浄ベルトの間隙内に
書籍を通過させ、ストッパーでその書籍を停止させた状
態で書籍の表面を清浄したので、書籍の表面、特に表紙
カバーを痛めたり剥がすこともなく、書籍の表面を一定
の圧力で押圧しながら清浄することができ、清浄後の書
籍の品質を一定に保持することができる。また、ばねに
よって弾性的に上部基板を支持しているため、対向する
清浄ベルトの間隙内に少し厚めの書籍が通過してもその
間隙が弾性的に変動し、書籍の表面を常に一定の圧力で
押圧しながら清浄することができると共に、作業効率を
向上させた小型でシンプルな書籍表面清浄装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る書籍表面清浄装置の実施形態を示
す模式図である。
【図2】一般的な書籍を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る投入装置の実施形態を示す正面図
である。
【図4】(a)は、本発明に係る洗浄装置の実施形態を
示す正面図である。(b)は、同上背面図である。
【図5】本発明に係る高さ調整機構の実施形態を示す拡
大断面図である。
【図6】本発明に係るストッパーの実施形態を示す拡大
図である。
【図7】本発明に係る駆動ローラの支持部構造を示す要
部断面図である。
【図8】本発明に係るモータの固定構造を示す要部断面
図である。
【図9】本発明に係る駆動ローラの外周面の形状を示す
正面図である。
【図10】従来の書籍表面清浄装置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・書籍表面清浄装置 2・・・・・・・・・・・・・・・投入装置 3・・・・・・・・・・・・・・・洗浄装置 3a・・・・・・・・・・・・・・上部基板 3b・・・・・・・・・・・・・・下部基板 3c・・・・・・・・・・・・・・フランジ部 4・・・・・・・・・・・・・・・乾拭き装置 5・・・・・・・・・・・・・・・書籍 5a・・・・・・・・・・・・・・小口部 5b・・・・・・・・・・・・・・天部 5c・・・・・・・・・・・・・・地部 6・・・・・・・・・・・・・・・表紙カバー 6a・・・・・・・・・・・・・・背部 6b・・・・・・・・・・・・・・表表紙 6c・・・・・・・・・・・・・・裏表紙 7、7’・・・・・・・・・・・・・駆動ローラ 7a・・・・・・・・・・・・・・円筒部 7b・・・・・・・・・・・・・・テーパ部 8・・・・・・・・・・・・・・・ガイドローラ 9・・・・・・・・・・・・・・・テンションローラ 9a・・・・・・・・・・・・・・テンションスプリン
グ 9b・・・・・・・・・・・・・・ヨーク 9c、30・・・・・・・・・・・軸部 9d、26c・・・・・・・・・・受け部材 10・・・・・・・・・・・・・・清浄ベルト 11・・・・・・・・・・・・・・切出し機構 12・・・・・・・・・・・・・・モータ 12a・・・・・・・・・・・・・モータ軸 13、14・・・・・・・・・・・プーリ 15・・・・・・・・・・・・・・タイミングベルト 16・・・・・・・・・・・・・・バックメタル 17・・・・・・・・・・・・・・基板 18・・・・・・・・・・・・・・底壁 19・・・・・・・・・・・・・・ガイド板 20・・・・・・・・・・・・・・プッシャ 20a・・・・・・・・・・・・・先端 20b・・・・・・・・・・・・・ピン 21・・・・・・・・・・・・・・カム機構 21a・・・・・・・・・・・・・支点軸 21b・・・・・・・・・・・・・レバー 21c・・・・・・・・・・・・・ギアードモータ 21d・・・・・・・・・・・・・カム 22・・・・・・・・・・・・・・高さ調整機構 23・・・・・・・・・・・・・・支持板 24・・・・・・・・・・・・・・支持軸 25・・・・・・・・・・・・・・カムリング 25a・・・・・・・・・・・・・平坦面 26・・・・・・・・・・・・・・支持部 26a・・・・・・・・・・・・・支持ピン 26b・・・・・・・・・・・・・ねじ部 26d・・・・・・・・・・・・・ナット部材 26e・・・・・・・・・・・・・支持ばね 27・・・・・・・・・・・・・・調整レバー 28・・・・・・・・・・・・・・ガイド部 28a・・・・・・・・・・・・・固定部 28b・・・・・・・・・・・・・ガイド軸 28c・・・・・・・・・・・・・リニアベアリング 29、29’・・・・・・・・・・・ストッパー 29a、29a’・・・・・・・・・揺動レバー 29b・・・・・・・・・・・・・カム 29c・・・・・・・・・・・・・枢軸 29d・・・・・・・・・・・・・凸部 29e・・・・・・・・・・・・・戻しばね 29f・・・・・・・・・・・・・摺動部材 29g・・・・・・・・・・・・・ブレーキモータ 30・・・・・・・・・・・・・・軸部 31・・・・・・・・・・・・・・ハウジング 32・・・・・・・・・・・・・・転がり軸受 33・・・・・・・・・・・・・・挿入窓 34・・・・・・・・・・・・・・取付部材 35・・・・・・・・・・・・・・間座 101・・・・・・・・・・・・・書籍表面清浄装置 102・・・・・・・・・・・・・書籍 102a・・・・・・・・・・・・背部 102b・・・・・・・・・・・・小口部 103・・・・・・・・・・・・・本体 104、105・・・・・・・・・ストッカ 107・・・・・・・・・・・・・搬送ベルト 110・・・・・・・・・・・・・送り込みバー 111・・・・・・・・・・・・・搬送ローラ 112・・・・・・・・・・・・・モータ 120・・・・・・・・・・・・・押圧機構 121、122・・・・・・・・・押えローラ 130、131・・・・・・・・・清浄ローラ 132、133・・・・・・・・・乾拭きローラ 135・・・・・・・・・・・・・ローラユニット 136・・・・・・・・・・・・・水分供給ローラ 137・・・・・・・・・・・・・水槽 138・・・・・・・・・・・・・昇降装置 R・・・・・・・・・・・・・・・曲率半径 w・・・・・・・・・・・・・・・洗浄液

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に立設した下部基板と、この下部基
    板に対してばねを介してフローティングに支持した上部
    基板と、これら上部基板と下部基板に水平方向に回転自
    在に支持した複数のローラと、これらローラに架け渡し
    た無端状の清浄ベルトと、これら一対の清浄ベルトを水
    平に対向配置し、この間隙内に進退して開閉するストッ
    パーとを備え、前記複数のローラのうち、一つのローラ
    を回転させることにより前記清浄ベルトを前記ストッパ
    ーの方向に送り、対向する清浄ベルトの間隙を、前記下
    部基板側の清浄ベルト上に載置した書籍の厚みよりも僅
    かに狭く設定すると共に、この間隙内を通過する書籍を
    前記ストッパーで所定時間停止させ、当該書籍の表面を
    前記清浄ベルトで清浄したことを特徴とする書籍表面清
    浄装置。
  2. 【請求項2】前記複数のローラを、前記各基板に転がり
    軸受を介して片持ち支持した請求項1に記載の書籍表面
    清浄装置。
  3. 【請求項3】前記上部基板を、前記下部基板に対して高
    さ調整可能に支持した請求項1または2に記載の書籍表
    面清浄装置。
  4. 【請求項4】前記複数のローラのうち、少なくともテン
    ション側のローラの外周面にクラウニングを形成した請
    求項1乃至3いずれかに記載の書籍表面清浄装置。
  5. 【請求項5】前記各基板にモータを貫通する挿入窓を形
    成し、この基板に対してモータの突出量を調整可能にし
    た請求項1乃至4いずれかに記載の書籍表面清浄装置。
  6. 【請求項6】前記書籍表面清浄装置を並設し、一方の清
    浄ベルトに洗浄液を沁み込ませて書籍の表面を洗浄する
    と共に、他方の清浄ベルトで乾拭きした請求項1乃至5
    いずれかに記載の書籍表面清浄装置。
  7. 【請求項7】前記清浄ベルト上に書籍を所定の姿勢で、
    かつ一定間隔で順次載置する投入装置を付設した請求項
    1乃至6いずれかに記載の書籍表面清浄装置。
  8. 【請求項8】前記投入装置が、基板に水平方向で回転自
    在に支持した複数のローラと、これらローラに架け渡し
    た無端状の清浄ベルトとを備え、この清浄ベルトを所定
    の角度に傾斜させ、この清浄ベルト上に、その背部が下
    方になるように書籍を積層載置し、前記複数のローラの
    うち、一つのローラを回転させることにより前記清浄ベ
    ルトで当該書籍の背部を清浄すると共に、積層した前記
    書籍の最下部の書籍を間欠的に押上げ、前記書籍表面清
    浄装置に落下させる切出し機構を有している請求項7に
    記載の書籍表面清浄装置。
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