JPH08210479A - 作業車の変速操作構造 - Google Patents
作業車の変速操作構造Info
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- JPH08210479A JPH08210479A JP1889595A JP1889595A JPH08210479A JP H08210479 A JPH08210479 A JP H08210479A JP 1889595 A JP1889595 A JP 1889595A JP 1889595 A JP1889595 A JP 1889595A JP H08210479 A JPH08210479 A JP H08210479A
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- clutch
- electromagnetic clutch
- detecting
- operation lever
- detection sensor
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】走行負荷が大きい場合であっても、操作レバー
の増速操作を軽く行えるようにする。 【構成】静油圧式無段変速装置3の変速操作具8と手動
操作レバー7とを連動操作可能に連係するとともに、変
速操作具8を摩擦式保持機構12を介して自動操作する
駆動機構10を設け、駆動機構10を自動操作する自動
変速制御手段Aを設け、電磁クラッチ11を介して、手
動操作レバー7と駆動機構10を連係し、手動操作レバ
ー7が前後進いずれかの方向に操作されたことを検出す
る検出部SW1,SW2を設けて、クラッチ制御手段B
が検出部SW1,SW2からの検出情報に基づいて電磁
クラッチ11を切り制御可能に構成し、車速検出センサ
S2が設定値よりも小さな値を検出し、かつ、旋回検出
センサS3が機体の旋回状態を検出すると、検出部SW
1,SW2からの検出情報にかかわらず、電磁クラッチ
11を半クラッチ入り状態に設定する制御を、クラッチ
制御手段Bで実行可能に構成してある。
の増速操作を軽く行えるようにする。 【構成】静油圧式無段変速装置3の変速操作具8と手動
操作レバー7とを連動操作可能に連係するとともに、変
速操作具8を摩擦式保持機構12を介して自動操作する
駆動機構10を設け、駆動機構10を自動操作する自動
変速制御手段Aを設け、電磁クラッチ11を介して、手
動操作レバー7と駆動機構10を連係し、手動操作レバ
ー7が前後進いずれかの方向に操作されたことを検出す
る検出部SW1,SW2を設けて、クラッチ制御手段B
が検出部SW1,SW2からの検出情報に基づいて電磁
クラッチ11を切り制御可能に構成し、車速検出センサ
S2が設定値よりも小さな値を検出し、かつ、旋回検出
センサS3が機体の旋回状態を検出すると、検出部SW
1,SW2からの検出情報にかかわらず、電磁クラッチ
11を半クラッチ入り状態に設定する制御を、クラッチ
制御手段Bで実行可能に構成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静油圧式無段変速装置
の変速操作具と手動操作レバーとを連動操作可能に連係
するとともに、前記変速操作具を摩擦式保持機構を介し
て自動操作する駆動機構を設け、前記手動操作レバーの
操作位置にかかわらず、作業状況に基づいて前記駆動機
構を自動操作する自動変速制御手段を設け、クラッチ制
御手段で入切制御される電磁クラッチを介して、前記手
動操作レバーと駆動機構とを連係し、前記手動操作レバ
ーが前後進いずれかの方向に操作されたことを検出する
検出部を設けて、前記クラッチ制御手段が前記検出部か
らの検出情報に基づいて前記電磁クラッチを切り制御可
能に構成してある作業車の変速操作構造に関する。
の変速操作具と手動操作レバーとを連動操作可能に連係
するとともに、前記変速操作具を摩擦式保持機構を介し
て自動操作する駆動機構を設け、前記手動操作レバーの
操作位置にかかわらず、作業状況に基づいて前記駆動機
構を自動操作する自動変速制御手段を設け、クラッチ制
御手段で入切制御される電磁クラッチを介して、前記手
動操作レバーと駆動機構とを連係し、前記手動操作レバ
ーが前後進いずれかの方向に操作されたことを検出する
検出部を設けて、前記クラッチ制御手段が前記検出部か
らの検出情報に基づいて前記電磁クラッチを切り制御可
能に構成してある作業車の変速操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の変速操作構造において、従
来では、例えば特開平4‐15365号公報に示される
ように、静油圧式無段変速装置の変速用手動操作レバー
の連係機構途中に摩擦式保持機構を介装し、手動操作レ
バーを任意の設定速度位置に保持できる手動変速状態
と、エンジンの負荷に基づいて制御される電動モータに
より変速装置を自動変速操作する自動変速状態とを選択
できる構成のものがあった。
来では、例えば特開平4‐15365号公報に示される
ように、静油圧式無段変速装置の変速用手動操作レバー
の連係機構途中に摩擦式保持機構を介装し、手動操作レ
バーを任意の設定速度位置に保持できる手動変速状態
と、エンジンの負荷に基づいて制御される電動モータに
より変速装置を自動変速操作する自動変速状態とを選択
できる構成のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造では、無
段変速装置の中立復元力に抗して操作レバーを任意の設
定速度位置で位置保持させるために摩擦式位置保持機構
を介装する構造であるから、操作レバーによる人為変速
操作においてこの摩擦保持力に抗してレバー操作しなけ
ればならず、大きな操作力が必要で操作性の面から改善
の余地が残されていた。
段変速装置の中立復元力に抗して操作レバーを任意の設
定速度位置で位置保持させるために摩擦式位置保持機構
を介装する構造であるから、操作レバーによる人為変速
操作においてこの摩擦保持力に抗してレバー操作しなけ
ればならず、大きな操作力が必要で操作性の面から改善
の余地が残されていた。
【0004】そこで、クラッチ制御手段で入切制御され
る電磁クラッチを介して、前記手動操作レバーと駆動機
構とを連係して、電磁クラッチを切って摩擦式位置保持
機構による操作レバーの摩擦保持を解除してから、操作
レバーで人為変速操作するようにした構造が提案されて
いる。
る電磁クラッチを介して、前記手動操作レバーと駆動機
構とを連係して、電磁クラッチを切って摩擦式位置保持
機構による操作レバーの摩擦保持を解除してから、操作
レバーで人為変速操作するようにした構造が提案されて
いる。
【0005】しかしながら、手動操作時に電磁クラッチ
を切って摩擦式位置保持機構による操作レバーの摩擦保
持を解除しても、例えば畦ぎわを旋回するときのように
走行の負荷が大きい状態で増速操作を行うと、静油圧式
無段変速装置の中立復元力の全てが、操作レバーに直接
作用して操作レバーの操作が重くなりやすかった。
を切って摩擦式位置保持機構による操作レバーの摩擦保
持を解除しても、例えば畦ぎわを旋回するときのように
走行の負荷が大きい状態で増速操作を行うと、静油圧式
無段変速装置の中立復元力の全てが、操作レバーに直接
作用して操作レバーの操作が重くなりやすかった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、走行負荷が大きい場合であっても、操
作レバーの増速操作を軽く行えるようにすることにあ
る。
で、その目的は、走行負荷が大きい場合であっても、操
作レバーの増速操作を軽く行えるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、車
速検出センサと機体の旋回検出センサを設け、前記車速
検出センサが設定値よりも小さな値を検出し、かつ、前
記旋回検出センサが機体の旋回状態を検出すると、前記
検出部からの検出情報にかかわらず、クラッチ入り時に
おける電圧よりも低い電圧で前記電磁クラッチに通電し
て、前記電磁クラッチを半クラッチ入り状態に設定する
制御を、前記クラッチ制御手段で実行可能に構成してあ
ることにある。
速検出センサと機体の旋回検出センサを設け、前記車速
検出センサが設定値よりも小さな値を検出し、かつ、前
記旋回検出センサが機体の旋回状態を検出すると、前記
検出部からの検出情報にかかわらず、クラッチ入り時に
おける電圧よりも低い電圧で前記電磁クラッチに通電し
て、前記電磁クラッチを半クラッチ入り状態に設定する
制御を、前記クラッチ制御手段で実行可能に構成してあ
ることにある。
【0008】
【作用】例えば畦ぎわを旋回しはじめて、車速検出セン
サが設定値よりも小さな低速状態にある値を検出し、か
つ、旋回検出センサが機体の旋回状態を検出すると、両
検出センサからの検出情報に基づいて、クラッチ制御手
段によって電磁クラッチが半クラッチ入り状態に設定さ
れるから、静油圧式無段変速装置の中立復元力の一部が
電磁クラッチで支持されて、前記中立復元力の残りが操
作レバーに作用することになり、クラッチ切り時よりも
軽い力で増速操作することができる。
サが設定値よりも小さな低速状態にある値を検出し、か
つ、旋回検出センサが機体の旋回状態を検出すると、両
検出センサからの検出情報に基づいて、クラッチ制御手
段によって電磁クラッチが半クラッチ入り状態に設定さ
れるから、静油圧式無段変速装置の中立復元力の一部が
電磁クラッチで支持されて、前記中立復元力の残りが操
作レバーに作用することになり、クラッチ切り時よりも
軽い力で増速操作することができる。
【0009】
【発明の効果】従って、畦ぎわ旋回時のように走行負荷
が大きくなる場合であっても、操作レバーの増速操作を
軽く行えるようにすることができ、作業性及び取扱性を
向上させることができた。
が大きくなる場合であっても、操作レバーの増速操作を
軽く行えるようにすることができ、作業性及び取扱性を
向上させることができた。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に示すように、搭載されたエンジンEの動力を脱穀装置
1及び刈取装置2に供給するとともに、静油圧式無段変
速装置3及びミッションケース4を介して左右クローラ
走行装置5に供給して、機体を走行させながら刈取脱穀
作業を行えるコンバインの走行制御系を構成してある。
に示すように、搭載されたエンジンEの動力を脱穀装置
1及び刈取装置2に供給するとともに、静油圧式無段変
速装置3及びミッションケース4を介して左右クローラ
走行装置5に供給して、機体を走行させながら刈取脱穀
作業を行えるコンバインの走行制御系を構成してある。
【0011】詳述すると、静油圧式無段変速装置3の変
速操作具8と手動操作レバー7とを、両者を支持する回
転支軸9を介して一体回動自在に設けて連動操作可能に
連係し、変速操作具8を、摩擦板から成る摩擦式保持機
構12を介して自動操作する減速機構付電動モータ10
〔駆動機構の一例〕を設け、前記手動操作レバー7の操
作位置にかかわらず、作業状況に基づいて電動モータ1
0を自動操作する自動変速制御手段Aを設け、クラッチ
制御手段Bで入切制御される電磁クラッチ11を介し
て、手動操作レバー7と電動モータ10とを連係し、手
動操作レバー7が前後進いずれかの方向に操作されたこ
とを検出する一対の感圧スイッチSW1,SW2〔検出
部の一例〕を設けて、クラッチ制御手段Bが感圧スイッ
チSW1,SW2からの検出情報に基づいて前記電磁ク
ラッチ11を切り制御可能に構成してある。
速操作具8と手動操作レバー7とを、両者を支持する回
転支軸9を介して一体回動自在に設けて連動操作可能に
連係し、変速操作具8を、摩擦板から成る摩擦式保持機
構12を介して自動操作する減速機構付電動モータ10
〔駆動機構の一例〕を設け、前記手動操作レバー7の操
作位置にかかわらず、作業状況に基づいて電動モータ1
0を自動操作する自動変速制御手段Aを設け、クラッチ
制御手段Bで入切制御される電磁クラッチ11を介し
て、手動操作レバー7と電動モータ10とを連係し、手
動操作レバー7が前後進いずれかの方向に操作されたこ
とを検出する一対の感圧スイッチSW1,SW2〔検出
部の一例〕を設けて、クラッチ制御手段Bが感圧スイッ
チSW1,SW2からの検出情報に基づいて前記電磁ク
ラッチ11を切り制御可能に構成してある。
【0012】前記電動モータ10は回転支軸9の一端部
側に連結してあり、前記摩擦式保持機構12と電磁クラ
ッチ11は、回転支軸9上で手動操作レバー7と電動モ
ータ10の間に直列的に介装してある。前記手動操作レ
バー7と一対の感圧スイッチSW1,SW2とについて
は、図2に示すように、一端部側に中空部を備えるL形
リンク部材13の屈曲部に前記回転支軸9を側方から貫
通させて、前記回転支軸9でL形リンク部材13を屈曲
軸芯周りに一体回動自在に支持し、L形リンク部材13
の中空部に手動操作レバー7の基端部を挿入して、この
基端部に形成した嵌合孔部を回転支軸9に回転自在に外
嵌してある。前記一対の感圧スイッチSW1,SW2
は、L形リンク部材13の中空部の開口側内周部で手動
操作レバー7の基端部の回動方向両側部位に、手動操作
レバー7の基端部との間に隙間が形成される状態に各別
に取付けてある。また、一対の感圧スイッチSW1,S
W2よりも中空部の内方側に一対の復帰バネ14を各別
に配設して、両復帰バネ14で、手動操作レバー7を一
対の感圧スイッチSW1,SW2のいずれとも間隔があ
くように付勢してある。そして一対の復帰バネ14より
も中空部の内方側には、感圧スイッチSW1,SW2に
設定圧以上の圧力が加わるのを阻止可能で、かつ、手動
操作レバー7の回転支軸9周りの回動に伴って、手動操
作レバー7と一体にL形リンク部材13を回動させるた
めの一対のストッパ16を設けてある。
側に連結してあり、前記摩擦式保持機構12と電磁クラ
ッチ11は、回転支軸9上で手動操作レバー7と電動モ
ータ10の間に直列的に介装してある。前記手動操作レ
バー7と一対の感圧スイッチSW1,SW2とについて
は、図2に示すように、一端部側に中空部を備えるL形
リンク部材13の屈曲部に前記回転支軸9を側方から貫
通させて、前記回転支軸9でL形リンク部材13を屈曲
軸芯周りに一体回動自在に支持し、L形リンク部材13
の中空部に手動操作レバー7の基端部を挿入して、この
基端部に形成した嵌合孔部を回転支軸9に回転自在に外
嵌してある。前記一対の感圧スイッチSW1,SW2
は、L形リンク部材13の中空部の開口側内周部で手動
操作レバー7の基端部の回動方向両側部位に、手動操作
レバー7の基端部との間に隙間が形成される状態に各別
に取付けてある。また、一対の感圧スイッチSW1,S
W2よりも中空部の内方側に一対の復帰バネ14を各別
に配設して、両復帰バネ14で、手動操作レバー7を一
対の感圧スイッチSW1,SW2のいずれとも間隔があ
くように付勢してある。そして一対の復帰バネ14より
も中空部の内方側には、感圧スイッチSW1,SW2に
設定圧以上の圧力が加わるのを阻止可能で、かつ、手動
操作レバー7の回転支軸9周りの回動に伴って、手動操
作レバー7と一体にL形リンク部材13を回動させるた
めの一対のストッパ16を設けてある。
【0013】上記走行制御系において、手動操作レバー
7が中立位置から前後進いずれかの方向に操作されて、
一方の感圧スイッチSW1,SW2を押圧すると、感圧
スイッチSW1,SW2が作動している間、その押圧検
出情報に基づいて、前記クラッチ制御手段Cが電磁クラ
ッチ11を切り状態に設定し、変速操作具8が手動操作
レバー7に連動回動して任意位置に変速操作され、手動
操作レバー7の操作を前記任意位置で停止させて感圧ス
イッチSW1,SW2の押圧を解除すると、押圧解除の
検出情報に基づいて、その位置で電磁クラッチ11が入
り、摩擦式保持機構12の作用で手動操作レバー7から
手を離しても位置保持される。
7が中立位置から前後進いずれかの方向に操作されて、
一方の感圧スイッチSW1,SW2を押圧すると、感圧
スイッチSW1,SW2が作動している間、その押圧検
出情報に基づいて、前記クラッチ制御手段Cが電磁クラ
ッチ11を切り状態に設定し、変速操作具8が手動操作
レバー7に連動回動して任意位置に変速操作され、手動
操作レバー7の操作を前記任意位置で停止させて感圧ス
イッチSW1,SW2の押圧を解除すると、押圧解除の
検出情報に基づいて、その位置で電磁クラッチ11が入
り、摩擦式保持機構12の作用で手動操作レバー7から
手を離しても位置保持される。
【0014】前記自動変速制御手段Aは制御装置15に
制御プログラム形式で設けてあり、電動モータ10をマ
イクロコンピュータを備えた制御装置15により制御駆
動するようにし、エンジンEに対する負荷が設定値を越
えると自動的に減速操作するよう構成してある。
制御プログラム形式で設けてあり、電動モータ10をマ
イクロコンピュータを備えた制御装置15により制御駆
動するようにし、エンジンEに対する負荷が設定値を越
えると自動的に減速操作するよう構成してある。
【0015】つまり、前記エンジンEにその回転数を検
出する回転数検出センサS1を付設し、ミッションケー
ス4に、内装される副変速装置6の出力回転数に基づい
て車速を検出する車速検出センサS2を設けて、各検出
センサS1,S2の出力が制御装置15に与えられるよ
うに構成してある。エンジンEは作業中はフルアクセル
状態に設定されるから、制御装置15は、エンジン回転
数が設定値以下になるとエンジン負荷が設定値以上にな
ったものと判断して、予め設定した車速まで自動的に減
速させるよう電動モータ10を駆動制御するのである。
出する回転数検出センサS1を付設し、ミッションケー
ス4に、内装される副変速装置6の出力回転数に基づい
て車速を検出する車速検出センサS2を設けて、各検出
センサS1,S2の出力が制御装置15に与えられるよ
うに構成してある。エンジンEは作業中はフルアクセル
状態に設定されるから、制御装置15は、エンジン回転
数が設定値以下になるとエンジン負荷が設定値以上にな
ったものと判断して、予め設定した車速まで自動的に減
速させるよう電動モータ10を駆動制御するのである。
【0016】また上記走行制御系において、機体の旋回
検出センサS3を設け、車速検出センサS2が設定値よ
りも小さな値を検出し、かつ、旋回検出センサS3が機
体の旋回状態を検出すると、感圧スイッチSW1,SW
2からの検出情報にかかわらず、クラッチ入り時におけ
る電圧よりも低い電圧で電磁クラッチ11に通電して、
電磁クラッチ11を半クラッチ入り状態に設定する制御
を、前記クラッチ制御手段Bで実行可能に構成してあ
る。
検出センサS3を設け、車速検出センサS2が設定値よ
りも小さな値を検出し、かつ、旋回検出センサS3が機
体の旋回状態を検出すると、感圧スイッチSW1,SW
2からの検出情報にかかわらず、クラッチ入り時におけ
る電圧よりも低い電圧で電磁クラッチ11に通電して、
電磁クラッチ11を半クラッチ入り状態に設定する制御
を、前記クラッチ制御手段Bで実行可能に構成してあ
る。
【0017】従って、例えば畦ぎわを旋回しはじめて、
車速検出センサS2が設定値よりも小さな低速状態にあ
る値を検出し、かつ、旋回検出センサS3が機体の旋回
状態を検出すると、両検出センサS2,S3からの検出
情報に基づいて、クラッチ制御手段Bによって電磁クラ
ッチ11が半クラッチ入り状態に設定されるから、静油
圧式無段変速装置3の中立復元力の一部が電磁クラッチ
11で支持されて、前記中立復元力の残りが手動操作レ
バー7に作用することになり、クラッチ切り時よりも軽
い力で増速操作することができる。
車速検出センサS2が設定値よりも小さな低速状態にあ
る値を検出し、かつ、旋回検出センサS3が機体の旋回
状態を検出すると、両検出センサS2,S3からの検出
情報に基づいて、クラッチ制御手段Bによって電磁クラ
ッチ11が半クラッチ入り状態に設定されるから、静油
圧式無段変速装置3の中立復元力の一部が電磁クラッチ
11で支持されて、前記中立復元力の残りが手動操作レ
バー7に作用することになり、クラッチ切り時よりも軽
い力で増速操作することができる。
【0018】図3に示すように、ペダル17と、このペ
ダル17の踏込みを電気的に検出する第1検出スイッチ
SW3と、この第1検出スイッチSW3の検出情報に基
づいて、左右一対のサイドクラッチ18を入切する電磁
バルブ19とを設けて、ペダル17の踏込みによって機
体の走行を停止可能に構成してある。また、4段変速の
副変速操作レバー20が任意の方向に操作されたことを
検出する第2検出スイッチSW4を設けて、第1検出ス
イッチSW3と並列的に電磁バルブ19に接続し、この
第2検出スイッチSW4の検出情報に基づいても両サイ
ドクラッチ18を切り操作可能に構成し、副変速操作レ
バー20を変速操作するたびに、ペダル17を踏み込ん
でサイドクラッチ18を切り操作する必要がないように
してある。詳しくは、前記副変速操作レバー20の基端
部に、枢支点からレバー先端部とは反対側に延びる扇形
揺動板21を設け、この扇形揺動板21の周部に、各変
速位置に対応した4個の凹部21aを形成し、第2検出
スイッチSW4における板バネ製の検出板の先端検出部
を扇形揺動板21の周部に圧接させ、副変速操作レバー
20の変速操作に伴って、前記検出板の先端検出部が、
板バネの付勢力に抗して隣接する凹部21a間の山部に
乗り上げた状態の中立位置に位置したときに、第2検出
スイッチSW4が入り状態に設定され、板バネの付勢力
で隣接する凹部21aに入り込んで所定の変速位置に位
置したときに、第2検出スイッチSW4が切られるよう
に構成してある。
ダル17の踏込みを電気的に検出する第1検出スイッチ
SW3と、この第1検出スイッチSW3の検出情報に基
づいて、左右一対のサイドクラッチ18を入切する電磁
バルブ19とを設けて、ペダル17の踏込みによって機
体の走行を停止可能に構成してある。また、4段変速の
副変速操作レバー20が任意の方向に操作されたことを
検出する第2検出スイッチSW4を設けて、第1検出ス
イッチSW3と並列的に電磁バルブ19に接続し、この
第2検出スイッチSW4の検出情報に基づいても両サイ
ドクラッチ18を切り操作可能に構成し、副変速操作レ
バー20を変速操作するたびに、ペダル17を踏み込ん
でサイドクラッチ18を切り操作する必要がないように
してある。詳しくは、前記副変速操作レバー20の基端
部に、枢支点からレバー先端部とは反対側に延びる扇形
揺動板21を設け、この扇形揺動板21の周部に、各変
速位置に対応した4個の凹部21aを形成し、第2検出
スイッチSW4における板バネ製の検出板の先端検出部
を扇形揺動板21の周部に圧接させ、副変速操作レバー
20の変速操作に伴って、前記検出板の先端検出部が、
板バネの付勢力に抗して隣接する凹部21a間の山部に
乗り上げた状態の中立位置に位置したときに、第2検出
スイッチSW4が入り状態に設定され、板バネの付勢力
で隣接する凹部21aに入り込んで所定の変速位置に位
置したときに、第2検出スイッチSW4が切られるよう
に構成してある。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの走行制御系統図
【図2】手動操作レバー周りの縦断側面図
【図3】サイドクラッチを入切り操作するための回路を
示す図
示す図
3 静油圧式無段変速装置 7 手動操作レバー 8 変速操作具 10 駆動機構 11 電磁クラッチ 12 摩擦保持機構 A 自動変速制御手段 B クラッチ制御手段 SW1,SW2 検出部 S2 車速検出センサ S3 機体の旋回検出センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 静油圧式無段変速装置(3)の変速操作
具(8)と手動操作レバー(7)とを連動操作可能に連
係するとともに、前記変速操作具(8)を摩擦式保持機
構(12)を介して自動操作する駆動機構(10)を設
け、前記手動操作レバー(7)の操作位置にかかわら
ず、作業状況に基づいて前記駆動機構(10)を自動操
作する自動変速制御手段(A)を設け、クラッチ制御手
段(B)で入切制御される電磁クラッチ(11)を介し
て、前記手動操作レバー(7)と駆動機構(10)とを
連係し、前記手動操作レバー(7)が前後進いずれかの
方向に操作されたことを検出する検出部(SW1),
(SW2)を設けて、前記クラッチ制御手段(B)が前
記検出部(SW1),(SW2)からの検出情報に基づ
いて前記電磁クラッチ(11)を切り制御可能に構成し
てある作業車の変速操作構造であって、 車速検出センサ(S2)と機体の旋回検出センサ(S
3)を設け、前記車速検出センサ(S2)が設定値より
も小さな値を検出し、かつ、前記旋回検出センサ(S
3)が機体の旋回状態を検出すると、前記検出部(SW
1),(SW2)からの検出情報にかかわらず、クラッ
チ入り時における電圧よりも低い電圧で前記電磁クラッ
チ(11)に通電して、前記電磁クラッチ(11)を半
クラッチ入り状態に設定する制御を、前記クラッチ制御
手段(B)で実行可能に構成してある作業車の変速操作
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1889595A JPH08210479A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 作業車の変速操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1889595A JPH08210479A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 作業車の変速操作構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08210479A true JPH08210479A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11984317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1889595A Pending JPH08210479A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 作業車の変速操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08210479A (ja) |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP1889595A patent/JPH08210479A/ja active Pending
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