JPH0625658U - 農作業車の変速操作構造 - Google Patents

農作業車の変速操作構造

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JPH0625658U
JPH0625658U JP6260792U JP6260792U JPH0625658U JP H0625658 U JPH0625658 U JP H0625658U JP 6260792 U JP6260792 U JP 6260792U JP 6260792 U JP6260792 U JP 6260792U JP H0625658 U JPH0625658 U JP H0625658U
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JP
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manual operation
manual
lever
operation lever
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JP6260792U
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健一 小川
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速制御のために設けられる駆動機構を
利用して、中立復元力に抗して任意操作位置で摩擦保持
される変速操作具を軽い力で操作できるようにする。 【構成】手動操作レバー7と走行用無段変速装置3の変
速用操作具12とを操作可能に係合連係し、変速操作具
12を摩擦機構14を介して自動操作する電動モータ1
5を設け、手動操作レバー7の操作位置にかかわらず、
作業状況に基づいて電動モータ15を自動操作するよう
構成し、手動操作レバー7が前後進いずれかの方向に操
作されたことを検出するリミットスイッチSW1,SW
2を設け、このリミットスイッチSW1,SW2の検出
情報に基づいて、前記自動操縦制御操作に優先して、電
動モータ15をその操作方向側に駆動制御させるよう制
御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、走行用無段変速装置の変速用操作具と手動操作レバーとを連動操作 可能に連係させるとともに、前記変速操作具を摩擦機構を介して自動操作する駆 動機構を設け、手動操作レバーの操作位置にかかわらず、作業状況に基づいて前 記駆動機構を自動操作する自動操縦制御手段を備えてある農作業車の変速操作構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記農作業車の変速操作構造において、従来では、例えば特開平4−1536 5号公報に示されるように、静油圧式無段変速装置の変速用手動操作レバーの連 係機構途中に摩擦式保持機構を介装し、手動レバーによる設定速度にかかわらず 、エンジンの負荷に基づいて駆動機構としての電動モータにより変速装置を自動 減速操作する構成のものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造は、エンジンの負荷状態等の作業状況の変化に基づいて変速装置を自 動制御して常に適切な変速状態に維持されるようにするとともに、このような自 動制御系にかかわらず、手動操作によっても、任意の変速位置に操作可能でしか も摩擦力によりその操作位置で位置保持できるよう構成したものである。 ところが、上記従来構造において手動操作する際には、静油圧式無段変速装置 の変速操作反力に加えて変速操作系に介装される摩擦式保持機構における摩擦保 持力に抗して操作しなければならず、操作が重くなる欠点があり、改善の余地が あった。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、冒頭に記載した農作業車の変速操作構造において、前記 手動操作レバーと前記変速操作具とを操作可能に係合連係するとともに、手動操 作レバーが前後進いずれかの方向に操作されたことを検出するセンサを設け、こ のセンサの検出情報に基づいて、前記自動操縦制御手段の制御操作に優先して、 前記駆動機構をその操作方向側に駆動制御させる手動操縦制御手段を備えてある 点にある。
【0005】
【作用】
手動操作レバーを前後いずれかの方向に操作して、そのことがセンサにより検 出されると、駆動機構がその操作方向側に駆動して変速操作具を操作するのであ る。そして、操作レバーに加えられる操作力が無くなるとセンサが非検出状態に 切り換わり、駆動機構の作動が停止する。この場合、自動操縦制御手段に優先し てこのような手動制御が行われるから、駆動機構の操作力を利用して、確実に任 意の操作位置まで軽い人為操作力で手動変速操作することが可能となる。又、前 記センサが故障したような場合であっても、手動操作レバーと変速操作具とが係 合連係されているから、摩擦機構の摩擦保持力に抗して操作することにより、変 速操作具を手動で操作することもできる。
【0006】
【考案の効果】
従って、作業状況に基づく自動変速操作が可能なものでありながら、自動変速 制御のために設けられる駆動機構の駆動力を有効利用して、中立位置に向けての 自己復元力を有する無段変速装置を軽い人為操作力で任意の変速位置まで操作で き、かつ、充分な摩擦保持力により、その任意操作位置で位置保持することが可 能なサーボ操作系を構成できて操作性に優れた変速操作構造を提供できるものと なった。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図1に農作業車の一例としてのコンバインの伝動系を示している。エンジンE の動力が脱穀装置1及び刈取部2の夫々に供給されるとともに、機体走行用主変 速装置である静油圧式無段変速装置3に伝達され、静油圧式無段変速装置3の出 力がミッションケース4を介して左右クローラ走行装置5,5に供給されるよう 伝動系を構成してある。ミッションケース4内には、走行位置、標準作業位置、 倒伏稲作業位置の3段階に切り換え操作自在な副変速装置6を内装してある。
【0008】 図4に示すように、前記静油圧式無段変速装置3は、エンジンEにより駆動さ れる可変容量型油圧ポンプPとミッションケース4の入力軸に接続される可変容 量型油圧モータMとを往復油路L1,L2を介して接続して構成され、油圧ポン プPの斜板角度を手動操作レバー7によって変更操作して無段階に変速操作でき るよう構成してある。又、油圧モータM側の斜板角度を高低2段階に切り換え操 作自在な油圧シリンダ8を備え、この油圧シリンダ8は復帰バネ9により低速側 に付勢され、手動切換弁10を切り換え操作することで圧油が供給され斜板角度 を高速側に切り換えることができるよう構成してある。この油圧シリンダ8に対 する圧油は前進駆動側圧油路L1から供給するよう構成し、後進時に誤って高速 走行することがないよう考慮し、かつ、圧油供給路にはオリフィス11を介装し て、切り換え時にショックが発生しないようにしてある。このようにして、路上 走行時等のエンジン動力に余裕があるときに高速側に設定して、高速走行を行う ことができるよう構成し、通常作業時には手動切換弁10は低速側に設定される 。
【0009】 図2、図3に示すように、前記手動操作レバー7は静油圧式無段変速装置3の 変速操作具12と同一軸芯周りで回動自在に支持され、その支軸13と変速操作 具12との間には摩擦保持機構14を介装してあり、静油圧式無段変速装置3の 中立復元力に抗して任意変速位置で位置保持できるよう構成してある。又、前記 支軸13は減速機構付き電動モータ15〔駆動機構の一例〕により回動駆動自在 に設けられ、人為設定位置にかかわらず、作業状況の変化に基づいて変速装置3 を自動操作する自動操縦制御手段Aを備えてある。つまり、作業状況の一例とし て、エンジンEの負荷が設定値より大であるときは、変速装置3を自動的に減速 操作して、エンジンEに対する負荷を軽減するよう制御するのである。詳述する と、図1に示すように、電動モータ15をマイクロコンピュータを備えた制御装 置16により駆動制御するよう構成するとともに、エンジンEの回転数を検出す る回転数センサS1と、車速を検出する車速検出センサS2とを備え、エンジン 回転数が設定値以下まで減少すると、負荷が大であると判断して、制御装置16 が検出車速と予め設定される目標車速との差に応じて求められる減速量だけ電動 モータ15を駆動して自動減速させるのである。つまり、自動操縦制御手段Aは 制御装置16に制御プログラム形式で備えられる。
【0010】 そして、手動操作レバー7と前記変速操作具12とを操作可能に係合連係する とともに、手動操作レバー7が前後進いずれかの方向に操作されたことを検出す る一対のリミットスイッチSW1,SW2〔センサの一例〕を設け、このリミッ トスイッチSW1,SW2の検出情報に基づいて、自動操縦制御手段Aの制御操 作に優先して、電動モータ15をその操作方向側に駆動制御させる手動操縦制御 手段Bを備えてある。つまり、手動操作レバー7と変速操作具12との間にはベ アリング17を介装して手動操作レバー7が軽く回動操作できるよう構成し、手 動操作レバー7の横側にピン18を突設するとともに、変速操作具12にこのピ ン18が係合連係する切欠凹部19を形成して、切欠凹部19の左右内面にレバ ー操作力が加わるとピン18が接当作用するリミットスイッチSW1,SW2を 配設してある。この各リミットスイッチSW1,SW2の出力は制御装置16に 入力され、前後進いずれかの方向にレバー操作が行われると、その操作された側 のリミットスイッチがオン作動している間、当該操作方向側に電動モータ15を 駆動回動して変速操作具12を回動操作する。そして、手動操作レバー7に対す る人為操作力が解除されると、スイッチがオフとなり電動モータ15が停止し、 しかも、摩擦保持機構14によりその位置に保持される。尚、手動操作レバー7 は前記ピン18がいずれのスイッチSW1,SW2にも接当しない中立位置に復 帰付勢してある。このように手動操縦制御手段Bは制御装置16に制御プログラ ム形式で備えられ、前記自動操縦制御手段Aに優先して制御が行われるよう構成 してある。尚、切換スイッチSW3を「手動」側に設定しておくと、手動操縦の み可能な状態に切り換わるよう構成してある。 このようにして、手動操作レバー7を軽く人為操作するだけで、その操作に追 従して変速操作具12がモータ駆動され、任意操作位置で停止させることができ る。
【0011】 〔別実施例〕 前記リミットスイッチに代えて、感圧センサあるいは歪みセンサ等各種のセン サを用いて実施してもよい。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御系統図
【図2】変速操作部の一部切欠正面図
【図3】変速操作部の側面図
【図4】静油圧式無段変速装置の油圧回路図
【符号の説明】
3 無段変速装置 7 手動操作レバー 12 変速操作具 14 摩擦機構 15 駆動機構 A 自動操縦制御手段 B 手動操縦制御手段 SW1,SW2 センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用無段変速装置(3)の変速用操作
    具(12)と手動操作レバー(7)とを連動操作可能に
    連係させるとともに、前記変速操作具(12)を摩擦機
    構(14)を介して自動操作する駆動機構(15)を設
    け、手動操作レバー(7)の操作位置にかかわらず、作
    業状況に基づいて前記駆動機構(15)を自動操作する
    自動操縦制御手段(A)を備えてある農作業車の変速操
    作構造であって、前記手動操作レバー(7)と前記変速
    操作具(12)とを操作可能に係合連係するとともに、
    手動操作レバー(7)が前後進いずれかの方向に操作さ
    れたことを検出するセンサ(SW1),(SW2)を設
    け、このセンサ(SW1),(SW2)の検出情報に基
    づいて、前記自動操縦制御手段(A)の制御操作に優先
    して、前記駆動機構(15)をその操作方向側に駆動制
    御させる手動操縦制御手段(B)を備えてある農作業車
    の変速操作構造。
JP6260792U 1992-09-07 1992-09-07 農作業車の変速操作構造 Pending JPH0625658U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235849A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 車速変更装置
JP2007092952A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Kubota Corp 作業車の負荷制御構造
CN115079770A (zh) * 2022-08-09 2022-09-20 农业农村部南京农业机械化研究所 一种无极变速器操作手柄

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